みんなの議会

訓子府町議会 平成28年第2回定例会 2016年6月14日

今後の町づくりの中核的な計画と施策について

2016年6月14日、訓子府町議会の一般質問で、山田日出夫議員が「今後の町づくりの中核的な計画と施策について」質問し、町長 菊池一春、企画財政課長 伊田彰が答弁しました。

質問者
山田日出夫 議員
答弁者
町長 菊池一春、企画財政課長 伊田彰

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 山田日出夫

それでは、通告書の二つ目であります。今後の町づくりの中核的な計画と施策につきまして、質問をしたいと思います。昨年策定した「訓子府町まち・ひと・しごと創生人口ビジョン・総合戦略」で出された2040年の人口推計は3,105人という驚くべき数字でありましたが、本年度町政執行方針では出生率の上昇や移住・定住の促進、子育て・こども対策、産業の振興対策等、各行政分野が一体となり効果的な施策で人口問題への対応を加速すると。簡単に言うと総力戦で行うということだと思います。現在まで行った主な事業ならびに今後のまちづくりの計画や施策の実施等について、3点にわたりお伺いをしたいと思います。一つ目、近年、実施した主なハードとソフトの政策が、これどちらかというと施策といった方がよかったかと思います。施策が人口問題に対しどのような効果を生むのか、町長のご認識を伺います。二つ目、平成29年度から10年間の第6次総合計画を今年度策定しますが、原案作成から審議会の審議、町民への周知などの進め方について伺います。三つ目です。近年の施策中、子育て支援や医療費助成、児童センターなどの子育て支援や人づくりの施策は、私は高く評価をしているものであります。一方、大型公共施設の建設と今後の計画、また対象が限られる内向きの事業も多く、町民の意識とのすれ違いや研究不足の感じもします。最重要課題の「人口問題」の具体的な成果につながる今後の関連施策について伺います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

ただいま「今後の町づくりの中核的な計画と施策について」3点のお尋ねをいただきましたので、お答えをさせていただきます。1点目に「近年、実施した主なハードとソフトの政策が人口問題に対しどのような効果を生むのか」とのお尋ねがございました。人口問題につきましては、即効性のある施策が少ないことや政策間の連携、社会経済状況にも大きく左右されると考えているところでございます。そういったことからは、限定された政策資源の投資配分が必ずしも結果に結びつくものではありませんが、私は就任以来「訓子府の元気づくり」を掲げ、産業基盤を強靭化きょうじんかし、教育、福祉を充実させることが、地域の人たちがゆとりと夢を持ち、町で安心して暮らすことができる、安心して子育てできることにつながるものと確信しているところです。また、議員も計画策定に現職幹部として携わられ、町議会の議決をいただき策定した平成19年度から平成28年度を計画期間とする第5次訓子府町総合計画のまちづくりの将来指標では平成28年の人口を6千人、年少人口700人を目標としておりました。第5次総合計画の基本計画では、第1章「健康で笑顔あふれるまちづくり」第2節「子育て支援対策」として子育て支援センターの設置や、「子どもの健全育成」では児童生活館の充実が、第2章の「こころ豊かで生きがいあふれるまちづくり」第1節「保育園・幼稚園」では幼保の一元化と再編整備を含めた保育園・幼稚園の建設を進めることが掲げられていることなどからは、総合計画を基本に時代の変化や経済社会情勢を踏まえて、私の政策も溶け込ませた中で実施計画を柔軟に推進してきたと考えているところでございます。なお、本年5月31日現在の住民基本台帳人口では5,248人、年少人口が620人の状況にあります。次に、2点目に「平成29年度から10年間の第6次総合計画を今年度策定しますが、原案作成から審議会の審議、周知などの進め方」についてのお尋ねがございました。第6次訓子府町総合計画策定につきましては、昨年10月に18歳以上の全町民を対象としたアンケート調査を実施し、配布総数4,470票、回収が3,052票、68.3%の回収率となりました。その後アンケートを分析し、町内会・実践会での車座トークでの意見交換会、中学生・高校生をはじめ青年関係団体、女性関係団体、産業関係団体、社会福祉関係団体、教育関係団体との年代、専門性のある団体とのまちづくりトークで課題や意見をお聞きしているところであります。一方、総合計画策定審議会は昨年9月に第1回審議会を開催し、諮問したところであり、現在意見聴取と並行して進めている素案を第2回審議会に提案し、総務民生、産業建設、教育の3部会で議論をいただき、策定審議会で成案化し答申される予定にあります。また、答申後は本年第1回定例町議会で議決いただいた訓子府町総合計画条例第10条に基づき第4回定例町議会に提案する予定であります。基本計画の策定は、議会の議決事項ですので議会の議決後に全世帯に「第6次訓子府町総合計画ダイジェスト版」の配布を予定しているところであります。次に、3点目の「大型公共施設の建設と計画、また対象が限られる内向きの事業も多く、町民の意識とのすれ違いや研究不足があり、最重要課題の『人口問題』の具体的な成果につながる今後の関連施策について」のお尋ねがございました。1点目の回答でも触れさせていただきましたが、人口問題の具体的成果は、町政全般の施策が連動した結果となるのではないかと感じています。人口減少問題につきましては、本町においても国勢調査の結果からは昭和30年の1万903人をピークに、一時緩和した期間はありますが、60年以上にわたり一貫して減少している状況にあります。この間地域では、昭和46年度に第1次総合計画を策定以来、5次にわたる計画に基づきまちづくりを進めてきましたが、人口減少問題は、国の政策などに起因する部分も少なくないと感じております。そういう状況ではありますが、昨年策定した「まち・ひと・しごと創生人口ビジョン・総合戦略」では議員が言われる国立社会保障・人口問題研究所の平成17年、平成22年の国勢調査データを基にした人口推計では、平成52年に3,105人と予想され、消滅可能都市を提唱した日本創成会議では2,693人と試算されてもいます。なお、本町の人口ビジョンでは、合計特殊出生率や純移動数などを仮定し、平成52年人口を3,686人としたところであります。また、総合戦略は、第6次総合計画の前期重点プロジェクトと位置付けしておりますので、関連する施策につきましては総合計画策定の際に議会とも協議をさせていただき、積極的に施策を展開してまいりたいと考えています。以上、お尋ねのありました3点についてお答えしましたので、ご理解賜りますようお願いいたします。

質問 4番 山田日出夫

今、丁寧な答弁がありました。1点目の人口問題に対してどういう効果を生むかという小項目の一つ目のお答えの中に、5次の計画で人口想定をした。私もその中に加わっていた数字が示されて概ね今の訓子府の人口は5,300人弱だと。だから決して効果がないわけではないんだということが一つ。それともう一つはいろいろたくさんある施策をやってもストレートに人口増につながるような事業はないんだよと。地道に重ねていくことが効果につながっていくと信じているというようなお答えだったと思います。全くそれについて否定する何ものでもありません。直近の10年間を見ますと約900人減少していて、加速度がついているということは否めないかなと思います。人口問題につきましては、町長も言われているように、訓子府町だけの問題ではなくてですね、国の社会経済の中で過疎、過密が生まれ、特に田舎にしわ寄せがきているということの認識は私もまったく同じであります。だからといってこの問題を積極的に取り上げないことにはならないわけで、町長も取り上げていないという意味ではないですよ、ないわけでやっていかなければならないと。私はこう思っています。近年の菊池町政が進めてきた人に関わる施策がたくさんありますよね、3番目でもちょっと触れていましたけれども、今触れちゃいますけれども、今日、条例の提案がありましたけれども、乳幼児だった医療費の助成が中学生まで拡大した子ども医療費の助成だとか、子育て支援センターだとか、児童センター「ゆめゆめ館」等は子どもの健全育成や親御さんも含めて生活や人づくりを支援する施策、人間を大事にする施策として私は評価させていただいております。産業面でもいろいろな単行施策をもう覚えきれないほどたくさんされておりますけれども、冷静に考えてみると、これらはやはり対象者がどうも限定されているのではないかなと。前段の人は別ですよ。単行の施策はどうも一部に受益者というのか、対象者というのか、ちょっとわかりませんけれども、限定されていると。私が言うより町民の方々が時より口にするように町全体、町民全体に響きわたる実感がないと私は言われることがあります。それが該当しない町民の皆さんの率直な感想ではないかなと思いますよね、正直言いまして。よくわからないところで事業や建物建設が進んでいると。何かすっきりしないことも含めて、そういった疑問や意見が最近拡大しているのではないかなと私は思います。このような町民の声というか、感想に対して町長はどう耳を傾けて何を感じ取るか。ひょっとしたら届いていないのではないかということも含めてお伺いします。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

特定の団体、地域を対象とする、あるいは個人を対象とする事業の中で、訓子府全体に響くような事業というのは非常に限られているのではないのかということで、町長は町民の声をどのようなかたちでというよりも果たして届いているんだろうかと。私はある意味では最高責任者といいましょうか、為政者としてですね、これは限界がありますけれども、可能な限り町民の声を率直に聞きたいと。これはもう山田議員もご存じのとおり夜間町長室もさることながらホームページでの公開や意見を受ける、あるいはまた車座トークなども、今回は総合計画とスポーツセンターの問題がありますから、ほぼ全町内会、私も出席して率直な意見を聞きながら、できるだけ町民の声に寄り添っていきたいという思いでいますけれども、しかしそのことがですね、参加されている方々が100%私にその声を届けているかどうかというのは、私はそれは不遜だと思う、そう思うこと自体が。だから町長というのは、その姿勢を持ちつつも、最大限努力をしながら、やはり町民と向き合っていくということしか言いようがないんだなというふうに今の時点では思っています。

質問 4番 山田日出夫

確かに私も何代かの町政を知っていますけれども、知っていますというかお世話になりましたけれども、極力町民の声を拾おうという姿勢はあるかなと、それは思っています。思っているけれども届いていないのではないかという思いも一方ではあると。そのことをちょっと言いたかった。それで次ですね、人口問題を強調しているわけですけれども、これほど、何て言うんですかね、いろいろな事業をされていると。町長、本当に人口問題に直接ストレートに響くというか、人口問題に響くということは、私はいろんな活性化がされるという点で一部に限定しないという逆の言い方をしているわけで、そういう事業、ストレートな事業というのは検討された経過はありますか。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

企業誘致や雇用の確保の問題で、これは特に企画総務部門と我々の中でいつも一つの課題として、今回の総合戦略についてもそうなんですけれども、絶えず頭におきながら、何を柱立てにしていくべきなのかという議論と検討をしているところです。

質問 4番 山田日出夫

総合計画の策定について、何点か小さな項目でお伺いいたします。まちづくりアンケートがありまして、回収率、回答率が示されております。要は町民の集まったご意見、あるいは届いていない部分も先ほどとも関連しますけれども、届いていない部分も含めて、どのように第6次総合計画に反映していこうとされるのか、町長の思い入れといいますかについて、端的にお答えいただければありがたいです。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

不要なもの、不要でないもの、何が町の事業の中であるかという問いもあるわけです。一番多いので二十何票で、例えばこども園が必要ではないとか、大きな事業は必要ではないとかという意見もあります。これは意見として全体の3千票の中の二十何票ですけれども、これはやはり真摯に受け止めていかなければいけないと。これらを取捨選択しながら一つの総合計画の柱立てにしながら、今後これらをまた町民の代表の皆さんと議論をしながら、そしてかたちにして10年間の政策をつくっていくということになると思います。

質問 4番 山田日出夫

そうですよね、アンケートというのは一つの手法で、集まった後にどうしていくかが、どう読み解いて、どう組み立てていくかというところが一番問われるだろうと。今、町長がおっしゃったように、それに十分留意されて進めたいということだと思います。それで第5次総合計画というか今までの総合計画もそうですけれども、具体的な事業名は載せないですよね一般的に。大体大きくメニューに分けて、メニューというか分けてあって、方向性をうたい込み、さらにもう少し具体的な表現をされているのが通常の作りであります。それであなたもいたじゃないかと言われたらもう終わっちゃうんですけれども、私は企画にいた記憶はないんですけれども、町民のその気持ちを最大限、難しいですけれどもくみ取っていただいて、今、町長が言われたように必要なもの、必要でないものとかって、いろんな判断の中で項目に、例えば並列的に表記するのではなくて、喫緊なものとかね、特に人口問題に関しては、これを強調して今後進めたりとかという記述に変化をもたせるというか、ランクを付けるといったら、ちょっと表現が悪いですけれども、わかりやすく町の意気込み、そして町民の意思をくみ取ったわかりやすいかたちにするご予定はありますか。

答弁 企画財政課長 伊田彰(企画財政課長は2019年6月まで)

現在策定中ということで第6次総合計画の策定の部分のご質問がございました。今回、総合計画については過去5次の部分とは若干変わって、そういう意味では議決の案件も含めていろいろ変わっていまして、今回については前期、後期のプロジェクト計画ということで、5年間、5年間ということで掲載をする予定でおります。そういった意味では、本当の具体的な事業がどこで出るかというところはちょっとあれなんですけれども、議員が言われるところの部分でいくと、少し文面上でいくとプロジェクト計画というようなかたちが出てこようかというふうに考えてございますので、ご理解をいただきたいと思います。

質問 4番 山田日出夫

そうですか、プロジェクト、5年ずつ前半・後半で表現が変わる。これは仕組み的に変わるということだと思いますけれども、ぜひとも私が今言ったような政策にめりはりをつける、計画にめりはりをつけていただいてですね、そのように検討を願い、今日はお願いをしておきたいと思います。それと先ほど回答にありましたけれども、12月、第4回ですね、第4回定例会に提案をする予定で進めていますよということであります。また議会の議決後には全世帯に総合計画のダイジェスト版、多分特徴的な部分をパンフレット化したような小冊子だと思いますけれども、それを配るということであります。私がちょっと頭をかすめているのは、何でも対応は早い方がいいということを思っていまして、過去にこんなことはやったことがないと思いますけれども、途中で、どこかの段階で、何らかのですよ、何らかの情報提供なり審議の経過を町民に知らせてほしいと。議員の、議会の議決はこれはもう法的要件ですから、それはもう絶対あれですけれども、その後に、こう決まったよと知らせるのではなくて、そういった試みが必要かなと。あった方がいいなという感じがします。今ご答弁いただかなくても結構ですので、そういったご検討をしていただきたいと思っておりますけれどもいかがですか。

答弁 企画財政課長 伊田彰(企画財政課長は2019年6月まで)

今、審議会の途中経過の部分のご質問というか、検討事項ということでございました。そういった意味では、現在、車座トーク、先ほど町長も申し上げましたけれども、8町内会、3実践会で実施してございまして、その後、あと6実践会を今現在予定してございます。まちづくりトークについては22団体を予定しておりまして、現在まで16、残り6団体ということで、かなり多くの部分で意見交換というかですね、ご意見とかですね、アンケートの結果もお示ししながらご説明しておりますので、そういう意味ではちょっと日程的な問題もございますけれども、審議会の途中経過とかですね、そういった部分については今後検討してまいりたいというふうに思っております。

質問 4番 山田日出夫

検討をよろしくお願いします。必ずしも町民の方の前で、町民に集まってもらってですね、するという意味ではないんです。紙面で経過だとか、いろんなことを、これを秘密にする意義は私はわかりませんから、秘密はないと思いますので、ぜひご検討いただきたい。次ですね、ちょっと1点だけ軽く、これは触れておかなければならないなと思って、時間がないんですけれども、出生率の表現が町政執行方針にありましたね。その上昇も含めて若干人口推計を3千弱から3千半ばを超えた数値にこう努力されているということだと思いますけれども、行政がですね、1.8人などという具体的な数字をですね示して、しかも産める女性の年齢が15歳から49歳という表記があったと思いますけれども、これは社会通念上、婚姻制度上もちょっとおかしいし、母性の保護ということからもちょっとここまでどうかなと。これ仕組みだと言われたらそれまでなんだけれども、国がやろうと道がやろうと、ちょっといかがかなと。簡単に言うと二人以上産んでくださいという話にもなりかねないのでね、私はちょっと町長らしくないなと正直言って思いました。これについて特に何かあればお聞きしますけれども、時間がないので、あれば端的にお答えを、お答えというか、考えをお示しをいただければありがたいなと思います。

答弁 企画財政課長 伊田彰(企画財政課長は2019年6月まで)

今回の人口ビジョンにつきましては、国のまち・ひと・しごと創生の方の法に基づいてやってございまして、国の部分の人口ビジョンが本町と同じく2030年までに1.8、2040年まで2.07ということで、2.07というのが理論上でいう人口が維持できる出生率ということでいわれていまして、それと議員が言われる15歳から49歳の部分の分母の問題でございますけれども、これも国立社会保障人口問題研究所で合計特殊出生率を出すときの分母の数というのが、ここの女性の数を使われておりまして、我々というかですね、本町の計画においても同様の計画ということで、国の方でも国を一定程度見習って作りなさいというような部分の条文がございまして、こういう計画になりましたので、ご理解いただきたいと思います。

質問 4番 山田日出夫

そういうことを想定しながら質問をしているわけですけれども、こういう微妙な部分というかについては、町といえども村といえどもですね、やはり一定の配慮を示しながら文章化、数値化していくということで、何も人口推計だけでいいんですよ。そのためにはこういうことをしたら結果としてどうだということであるならばいいけれども、ちょっと思いました。私自身もこういうことは、ちょっと気を付けなければいけないなと思いました。それでは次にですね、10年ほど前から町内のお年寄りグループが漢方薬の原料となる甘かん草ぞうという食物の栽培研究を続け、一定の成果を上げられつつあることはご存じだと思います。唐突に甘草というと「おや?」と思うかもしれませんけれども、人口問題とも密接に関連していて、子どもさん、若い人ばかりではなくですね、お年寄りの生きがいとか、笑顔だとか、仕事の創生だとか、いろんな観点からこの話をしようと思っております。甘草はもともと中国の荒れ地に自生する草だそうですけれども、中国は国策で採取を禁止しているために、世界的に、世界的というのも漢方を使うのは中国、朝鮮半島、日本でしょうから、そのあたりで非常に不足していると。訓子府の研究では日本薬局方という公認機関で薬効成分であるグリチルリチン酸の濃度が2.5%あれば薬として使えるところ、訓子府ではほぼ達成しているというようなこともあります。この団体から町にこの栽培等について相談があったことがありますか。

答弁 企画財政課長 伊田彰(企画財政課長は2019年6月まで)

今、甘草の団体というかですね、甘草の部分を一定程度研究されている団体の町への相談ということでございました。ちょっと私が担当になる前の話ですけれども、地域活性化チャレンジ事業の前段、その前の事業のときにですね、一度そういった町の方の補助の事業とかですね、そういった部分で一度ご相談にまいられたというような経過はございます。

質問 4番 山田日出夫

平成20年ごろ北大の大学院から本町に来て農業の研究支援をされた北大の高梨子博士という方もこの甘草栽培に対して大きく評価する小論文を書いております。私の手元にありますけれども、さすがに短い文の中に分析があり、高い評価、可能性について触れられているんですよね。要するにまちづくりに多様な効果があると。経済効果だとか、土地の有効利用だとか、環境保全、そしてお年寄りの雇用創出、それと私は一番強調したいのは、お年寄りの生きがいづくり、それとお年寄りの交流、コミュニティーづくり、そして軽作業での健康維持と、いろいろあるわけです。博士もその辺も評価されていますけれども、この論文を読んだことはありますか。町長、読んだことございますか。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

高梨子文恵さんは今、弘前大学におりまして、これらの論文については逐一私のところに届いておりますので、さらっと見ました。

質問 4番 山田日出夫

リンクさせているつもりですけれども。これらお年寄りの仕事を通じて、お仕事をつくることが人口の定住化につながるということは私だけではなくて高梨子さんも言われている。それで政策のバランスというか、先ほどもちょっと触れたけど、若い人、子どもにはもちろん、私はそれを評価していると言いましたけれども、若い世代、経営世代といいますかね、そこにはかなりのメニューが用意されて、いろいろ展開されている。それを否定するものではありません。だけど一方で、リタイアした人たち、私もその一人、例えば退職した、さらに初老、お年寄りへと行って、いろんな老人クラブとか、いろんな活動はしていますけれども、仕事をつくり出すというところで、甘草だけではないんですよ、例で挙げていますけれども、このような住民の自主的な、お年寄りの自主的な活動、仕事づくりに町はどのように考えられているか、町長のお答えをいただければありがたいです。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

老若男女ですね、そういう可能性と提案についてはできるだけ胸襟開いてですね、受け入れて、そして可能なものは現実のものにしていきたいというふうに考えているのは、もう望むところであります。ただ甘草の話が出ましたし、過去、特に東幸町のあの鉄北のハウスを使いながら非常に熱心に研究されて、事業化に向けて努力されているということは、よく私自身は理解しているつもりです。地域活性化チャレンジ事業で、これは50万円の補助金の申請をいただいたはずですね確か。ところが農業試験場の場長が会長でしたけれど、まだ事業化については課題が多すぎるということで残念ながら落選いたしました。できるだけこれは事業化に向けて現実のものにしてほしいなという願いを今も持っています。本人がいらっしゃいますからあれですけれども、何点か課題はあります。例えば近隣でいうと日高町は大失敗したという報道がされています。この甘草のあれについては。それから私自身が最近いろんな学会だとか、薬学の方で調べていっても甘草については、まず成育歴が問題だということになりました。できたからいいというものではなくて、成育歴のこれがどういう種子から出発したかということが一つは大事だということと、それから出口の部分をどうするかということを抜きにして成功はあり得ないということの助言をいただいたりなんかしていますので、これらについても、そしてまたこれを事業化して町で生産していくということについてはリスクが非常に高い。若い経営者たちもおそらく関わった人もいるでしょうから、しかし、なかなかこれをもう一歩ステップアップするということは難しいということがありますので、ここのところは慎重に見定めながら、私は事業化あるいは町で支援することは考えていかなければならないというふうに思っています。

質問 4番 山田日出夫

長くなりましたけれども、町長がいろいろ心配されることはもっともですけれども、今の状況的にはグループのリーダーに聞きましたら、道内の二つの大学、農業と医療の大学、それと国である開発局、それと北海道が非常に興味を示されてリンクができているやに聞いております。もちろんこれが一朝一夕にですね、いくものではない。もう10年研究されて一定のレベルにきたという中で今、前にまだまだ進んでいるという状況を今日の時点ではぜひご認識をいただきたいと。町長も今そのように、状況によってはということもありますから、これから注目をされ、これ甘草だけじゃないです私が言っているのは、何回も言うように、このような住民活動については、自主的な活動については十分注目され丁寧に取り扱っていただきたい。対応していただきたいと思います。時間がないようですから、町長から今の質問に対する答弁は先にもういただいたような感じがありますので、そのように町長が答弁されたように、これからも広く町民に影響のある事業をピックアップしていただきたい。私たちも一生懸命協力するところはしますので、町全体が盛り上がるように、ぜひご期待申し上げて一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございます。

出典:訓子府町議会 平成28年第2回定例会 2016年6月14日 議事録 PDF(40ページ) 間違いを知らせる