みんなの議会

訓子府町議会 平成28年第1回定例会 2016年3月9日

居武士小学校の統合について

2016年3月9日、訓子府町議会の一般質問で、川村進議員が「居武士小学校の統合について」質問し、教育長 林秀貴、町長 菊池一春が答弁しました。

質問者
川村進 議員
答弁者
教育長 林秀貴、町長 菊池一春

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 川村進

7番、川村です。一般質問を始めさせていただきます。まず一番目に、居武士小学校の統合についてお尋ねします。これは教育長と一部は町長にもお尋ねする部分がありますので、よろしくお願いします。平成21年にひので保育所の統合がされました。このとき同時に居武士小学校も統合した方がいいと私は言っておりました。しかし、なされませんで、この件につきまして、次の点についてお伺いします。一つ目、平成21年当時、居武士小学校統合の話は正式にはなかったのでしょうか。二つ目、保育所統合時の保育所と居武士小学校の児童数、子どもの数はどれほどだったんでしょうか。三つ目、保育所統合理由は大きくは何でしたか。四つ目、平成21年から27年までの7年間の居武士小学校に使われた経費、各年度、児童1人当たりの経費、コストはいくらかかっていたか。これについてお尋ねします。

答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)

ただいま「居武士小学校の統合について」平成21年度のひので保育園統合と関連して4点のお尋ねがございましたので、お答えさせていただきます。居武士小学校は、大正5年に訓子府尋常小学校附属居武士教授場として開設され、昭和2年に居武士小学校として独立し、今年は大きな節目である開校100周年を迎え、本町の開拓の地である居武士小学校として独立し、今年は大きな節目である開校100年を迎え、本町の開拓地である居武士地区と共に歩み続けてきた学校であります。この居武士小学校は、これまで1,600名余りの卒業生を送り出し、現在は18名という少人数ながらも特色ある学校づくりの中で、子どもたちが楽しく元気に学校生活を送っております。回答に関しては、質問事項の内容の関係から、まず、3点目の「ひので保育園統合の理由について」からお答えをさせていただきます。ひので保育園につきましては、昭和36年に日の出季節保育所として開設し、地域の子育ての中核施設として、その役割を担い多くの子どもたちを育ててまいりました。しかし、人口減少と少子化、さらには幼稚園の入園年齢を4歳に引き下げたことなどが要因となり、ひので保育園への入園児が年々減少し、平成19年度、平成20年度と入園児が7名で、さらに平成21年度の意向調査では6名となり、今後も入園児の増加が見込まれない状況となりました。本町では、過去の経過から季節保育所、へき地保育所の設置要件を入園児10名以上とする一定の要件を設けており、また、運営に対する国や道補助金の交付要件の基準を下回ったことにより、交付対象外になるとの理由などから、保護者や地域の理解を得てひので保育園の統合に至った経緯であります。次に、1点目の「平成21年度のひので保育園統合時に居武士小学校統合の話はなかったのか」とのお尋ねですが、ひので保育園統合の経過の中で、入園希望者を対象とした意見交換会や地域住民の方々への説明会、全員協議会での議員の皆さまへの説明などにおいて、居武士小学校統合に関する意見は、特に出ていなかったと認識しております。その後の平成21年第2回定例町議会での一般質問において、居武士小学校統合に関する考え方についてのお尋ねがあり「統合に関しては、行政の都合だけで行われるべきものではなく、地域の皆さん、保護者の皆さん、お子さんの考え方、さまざまな意見の中で決められていくべきもの」と回答させていただいた経過があります。次に、2点目の「ひので保育園統合時の園児数と居武士小学校の児童数について」のお尋ねですが、ひので保育園の園児数は、平成19年度7名、平成20年度7名、平成21年度は意向調査ではありますが6名の見込みでありました。また、居武士小学校の児童数は、平成19年度42名、平成20年度38名、平成21年度33名でありました。次に、4点目の「平成21年度から平成27年度までの居武士小学校の総経費、また各年度児童1人当たりの経費(コスト)について」のお尋ねですが、まず、7年間の総額では、1億508万円であり、各年度の平均では1,501万円となりますが、この金額は、この間に行われました投資的事業である体育館の耐震化補強工事や児童用・教師用コンピューター整備などは除いた経常的経費であります。次に、各年度の児童1人当たりの経費については、各年度の経費を児童数で除した金額で申し上げますと、平成21年度は41万6千円、平成22年度45万円、平成23年度55万2千円、平成24年度62万3千円、平成25年度73万3千円、平成26年度73万6千円、平成27年度88万7千円となりますが、施設の維持管理や学校の運営に関する経常的な経費は、おおむね変わってはいない状況にあります。また、学校運営に関わる経費については、そのほとんどが国からの地方交付税で措置されている状況であることをご理解を願います。以上、お尋ねのありました4点について、お答えさせていただきましたので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

質問 7番 川村進

今の説明はよくわかりました。しかし、このとき既に財政健全化という問題が大きく出ていたはずです。そのとき子どもたちだけこれだけお金がかかって1億500万円もかけてものすごいお金がかかりすぎてはいないかという判断なんです。地域が大切、地域が大切というようなお話がずっと続いていました。しかし、私たちが考えるには、これから育て上げる子どもたちが結局ここにかかった借金というかたちのものを払っていくことになる。であれば訓小と統合して、本来できるだけ早く正常なコストに戻すべきと思っていました。コストのことばかり言えば、だめだよという注意もいろいろありまして、この間、子どもたちの運動、サッカーであるとか、野球は少年団に入って、そしてやっているわけですね。それで音楽では、19年のときにはリコーダーで北海道で優勝して全国大会に行ったケースがあったのではないか。そのとき居武士の生徒たちは、それに入っていなかったと聞いています。そうすると地域がいろいろやっていても格差が出て、居武士の小学生たちがものすごい素質を持っている子どもたちがいても結局、訓小と統合にならないから出れなかったかもしれない。そんなときに不公平さはなかったかどうか。反対に1対1の子どもと先生との学習だから、ものすごく子どもには有利だと言う人もいました。そしてこのとき私が聞いたのは20人を、生徒の数が20人を切ったときには訓小との統合という、そういうものに進まなきゃならんと聞いています。それで昨年度は入学者がゼロであったという、今年は入学者が3名ですか、そのときに教育委員会がやらなければいけないのは、はっきり言って居武士小学校の子どもたちが訓小の小学校の子どもたちとのどれだけの不公平さを、誰もが不公平とは思わないかもしれないけれども、遠くから見て、よそから見ても何かそんな感じがするんだけれども、子どもたちは正常に育っているのかどうか。どうですかねこれは。

答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)

まず居武士小学校の関係の前段は今、川村議員の方から財政的な問題も含めた小学校のあり方のご意見をいただいたところですけど、先ほどお答えしましたように学校設置の中の運営の経費といえば経常的に先ほど言いました年間1,500万円程度で、児童数が減っている中での機械的な話ですけど、児童数で割ったらそれぞれの年間の金額になると。先ほど答弁で申し上げましたように、年間1,500万円程度の経常的経費はかかっておりますけれど、国からの地方交付税の基準財政需要額の中に算入されて、ほぼそれと相当額が交付税として入っているのではないかということもございますので、その辺でいえば町の実質的な持ち出しという部分では、ないわけではないですけど、その辺のところではご理解をいただきたいと思います。それと小規模校と集団的活動の中での小さい学校での、それぞれのメリット、デメリットはそれぞれもちろんあります。その中で私たちも今の父兄の中からもやはり集団的活動の中でのもっと交流を図ってほしいということで訓小との交流授業を各学年の中で年間やりながら、そういう集団活動を養っている状況でありますので、それらも含めてこれからも増やしながら集団活動についてやっていきたいと思っております。それと少年団活動とスクールバンドのお話も出ましたので若干お話したいと思いますけど、過去には居武士小学校でも野球少年団だとか、今、スケート少年団が活発に活動されておりますけど、野球少年団も人数が揃わない中で今、少年団というのはなくなって、今の在校生の中で申し上げますと、野球少年団の方に確か2名、それとサッカー少年団の方にも1名、それと陸上少年団の方にも通いながらやっているところで、スクールバンドのお話もありましたけど、訓小の学校活動の中でございますけど、今後例えば居小の中でそういう希望者がいればそれぞれの合同チームとかも含めた中で、その辺のところは検討できるのではないかと私自身は思っているところでございます。それと20人の目安というお話もされましたけど、過去の議会の一般質問の中でそういうやり取りをした経過がございます。それで平成22年の第2回の河端議員からの質問の中で20人というお話をここのところでしたんですけど、その後の平成24年の第2回の定例町議会におきまして、児童数の件は一般論として学説があるということでお答えしたということで、そのときもちょっとお答えしたんですけど、平成24年のときの管内の過去3年間の小学校の統合の例をとってお話もさせていただいておりますけど、統合時の最大のそのときの人数が18名で、最低では2名というところで統合された過去3年間の例があって、その平均児童数は9人程度だというお話もさせていただいたところでございます。それで居小の子どもは元気に育っているのかという部分のお話ですけど、少ないながらも元気に地域、それと教職員に見守られながら健やかに成長しているものと私は認識しております。

質問 7番 川村進

いろいろなんかあるんですけれども、結局経費については、国からきているから問題がないという、私の経験の中で給食の車がでこぼこのところでこぼれてしょうがないからといって、居武士のところを直した。それから水洗便所の和式を洋式にするために金を使った。そして最後は照明、LEDというのに替える。そのときに替えたときにはどこかから寄付がされて金はかかっていないというような説明があったけれども、要するに財政が苦しい、そのときに手をつけなきゃならないのは児童であってはいけないのか、学校であってはいけないのかという最大の判断をしなければ、いつまでたっても財政健全化なんか進みませんよ、はっきり言うけれど。訓小に統合されて日出にかかっているお金が、また同じものがかかるかというとおそらくかからないと思う。そのときに財政健全化を進めるために第一に手をかけなければいけないのはコストの高いところを削らなきゃだめじゃないかと。そしたら当然コストの高いところ、何がコストが高いかといったら、いろいろ補助金を出しているものもあるけれども、ここのところは一線を引いて涙をのんで統合するという感覚、これは大切だと思います。この財源とかは町長ですから、町長に一言、これだけ金がかかっているところを統合されないのはなぜか。町長に一言だけお伺いします。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

経常的な経費で言いますと平成27年度で1,596万1千円、居武士小学校で、それから訓子府小学校で4,537万5千円であります。過去7年間を平均すると居武士小学校で1,501万1千円、訓小で4,005万円という、これ経常的な経費であります。1人当たりの経費についてもそれぞれ居武士小学校でいくと88万7千円、訓小でいくと20万6千円、これ職員の方で調べていただきました。こういうかたちで経費が高いとか安いとか財政的に負担が大きすぎるのではないかということを今、ご指摘がありましたけれども、基本的には教育長が言ったように、日本の社会というのはちゃんと税のバランスというものがありましてですね、どんなにへき地であっても平等に教育を受けられるという日本の税の仕組みになっております。だからその点でいくと交付税で算入されているというのは、居武士小学校がないから我々の財政状況に極めて大きいだなんてことの論議にはなかなかならないというふうに私は捉えています。同時にまた教育の成果そのものについても財政問題だけで教育問題というのは、やはり語れないというふうに私は思っておりますので、むしろ少ない中でいろいろ頑張っておられる居武士小学校の現時点でいいますと18名でしょうか、児童の頑張りも含めてここは見守りたい。同時にまた本当に統合が必要かどうかという判断については基本的には歴代の教育委員会、教育長が答弁しているように、親の、地域の方々の最終的な判断に委ねるということに行政は、あるいは教育委員会は応えていきたいということのスタンスは変わっていないというふうに思っておりますので、ご理解賜りたいと思います。

質問 7番 川村進

経費がかかっても平等な教育という、そういうのはわからなくもありませんけれども、事実本当に平等な教育を受けているかどうかというのは、私は複式という学校は知りませんから、今のお話では国からきていると言うけれども、これ道の先生方、校長、教頭、先生4人に支援のための先生と用務員とかいろいろな方の給料を入れるとこれ膨大じゃないんですか。私は財政健全化という、これを言うときにこれをはずして言うのであれば何かおかしいと思います。心を鬼にしてやはり今年の11月に100周年をやられるときに、この4月からいろいろと用意されて、そのときに当然、統合したいという話を出されて、来年の4月1日から訓小に居武士小学校の子どもたちが入れるような仕組みをつくってほしいと思います。それが、どこの山の中でも東京都でも同じ教育のレベルで教育を平等に受けるというのは国のいろいろの定めであるのかもしれないけれども、ここのとこは居武士小学校の児童のためには訓小と統合するという感覚で動いてほしいと思います。それで居武士小学校が悪いと、残すと悪いということではなく、本来の姿、訓子府にはいっぱいありましたよ学校が、北訓も南訓も美園もいろいろあった。そのときになぜ統合されたかといったら、やはり金がかかりすぎるからです。ですから居武士小学校を統合されて、あの空き学校を何か、先ほど来、野菜の加工場だとか、いろいろなものをという、そういう話が出てました。ですから、できるだけ早くあそこの学校を利用してもっといいものを考え、やる。そういうのがいいのではないかと思います。これは教育長ではだめで、町長になるけど、いいよね。とにかく11月から4月までの間にきちんとして、私は統合すべきだと思って、統合のためには協力したいと思っているんですが、どうでしょうか。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

先ほどロス等の話も出ました。例えばトイレの問題とか、いろいろ出ました。学校の先生方の職員のトイレを洋式化していくこともさることながら、私の記憶では障がいのある子どもの通学を支援するために洋式トイレを設置したというようなこともございます。また私のところにも、何としても居武士小学校に通わせていただきたいという声もあるのもまた聞こえております。ですから私は、ある意味では、この問題というのは行政が決断したらいつでもできます。しかし、慎重には慎重を期してその教育権をもっている地域の親たちや地域の方々のご意見を尊重しながら、地域の意見は100周年事業をまずは成功させつつ、そして同時にこの統合の問題を検討させていただきたいというのが父母の代表が私のところに来て、昨年だったと記憶してますけれども、私に報告した経緯もございますので、そこは真摯にきちんと受け止めて父母の考え方のまとめとしての考え方でありますから、そこを受け止めて今日こんにちに至っているということをご理解いただきたいと思います。

質問 7番 川村進

町長の言わんとするところはわかりますよ。しかしそれであれば町長の一つの一本の筋から外れていないですか。町長が本来言わなければいけないのは、涙をのんで心を鬼にして財政健全化のために地域の方たちを説得してでも本来の居武士小学校の廃校を決断したいと思いますというようなことになるのではないかと思うんですけどね、本来の姿は、私は子どももいない、女房もいないけれども、訓子府町で一生懸命新しい設備をつくり、新しい何々をつくり、何々をしてといって育て上げた子どもが何人訓子府町に住むんですか。そういうこととか、そんなことは言いたくない。無駄になっているようなものがいっぱいあるときに、今回の居武士小学校の統合を町長にぜひとも決断してもらいたいと思っています、はっきり言いまして。それで答弁はいりません。

答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)

居武士小学校の統合に関しては教育委員会も町長と同じような考えの中で進めるべきだと私も思っております。それで若干ちょっと国の統合の動きの中でのお話もさせていただきたいと思いますけど、実は昨年ですね、国が約60年ぶりに学校統廃合の手引きというものを基準を定めたものでございます。時代の変遷の中で基準となる学級数がなんぼかということを定めたんですけど、その中でも国は学校統廃合や存続はあくまで学校設置者である市町村が地域の実情に応じたきめ細やかな分析に基づいて行うべきであるというご意見があります。その手引きの中でも「学校適正配置の具体的な検討については行政が一方的に進める性格のものではなく、保護者および就学前の保護者の声を重視しつつ、地域住民の十分な理解と協力を得ることを基本とする」というふうに手引書の中でも書かれておりますので、その辺も踏まえながら私たちも学校の設置についての今後のあり方について検討してまいりたいと思っておりますので、ご理解いただきたいと思います。

質問 7番 川村進

わかりました。とにかく堂々巡り、そんなことをしていてもしょうがないので、質問を変えます。

出典:訓子府町議会 平成28年第1回定例会 2016年3月9日 議事録 PDF(40ページ) 間違いを知らせる