みんなの議会

訓子府町議会 平成27年第4回定例会 2015年12月9日

姉妹町交流事業

2015年12月9日、訓子府町議会の一般質問で、西山由美子議員が「姉妹町交流事業」について質問し、町長 菊池一春、総務課長 森谷清和が答弁しました。

質問者
西山由美子 議員
答弁者
町長 菊池一春、総務課長 森谷清和

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 10番 西山由美子

それでは、次の質問に移ります。姉妹町交流事業の効果と課題と今後の取り組みについてです。私の通告文に訂正がありますので、訂正をお願いいたします。上から3行目の「葉山町」と書いてありますが「旧葉山村」です。それから、その下3行目「職員交換交流」とありますが「職員人事交流」というふうに訂正をお願いいたします。旧東津野村と本町との姉妹町の調印は平成13年5月に交わされ、その後、旧葉山村との合併で津野町が誕生してからは菊池町政のもと、交換留学生派遣や職員人事交流など、一層両町の絆を深めるべく事業が現在も継続されています。これらの交流事業による効果や課題、今後の取り組みについて、町長の考えを伺います。一つ目、姉妹町交流事業の大まかな経緯と効果、課題について伺います。二つ目、今後に向けた取り組み方針を伺います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

ただいま「姉妹町交流事業」について、2点のお尋ねがございました。まず、1点目に「姉妹町交流事業の経過と課題」についてお尋ねがございましたけれども、津野町との交流の始まりは、ご存じのとおり平成5年に当時の橋本高知県知事に交流市町村の紹介を依頼しましたところ東津野村、現在の津野町から交流の意思表示がございました。翌年以降、訓子府町長と東津野村長の相互の訪問、小学生の派遣交流、農業者の来訪受け入れを行うなどお互いの信頼関係を深め、平成13年3月に両町の議会の議決を経て同年5月に「姉妹町」の調印をし、今日に至っております。調印後も、よさこいソーランの公演、小学生の交換留学、農業者および商業者の産業交流、職員の相互派遣による人事交流、消防団演習の参加交流、姉妹まち災害時等相互応援に関する協定の締結など多岐にわたる交流を行い、これまで両町合わせて延べ600人を超える交流が行われています。本町の今日こんにちの発展は、先人の苦労と偉業の礎のもとに成り立っており、その先人の故郷の一つの町である津野町との交流は本町の歴史と文化の源流を肌で感じることができる貴重な機会であると思われます。平成24年度からは職員相互の派遣による人事交流が始まり、派遣職員は公私を通じて派遣先の地域に溶け込み、お互いの町に大きな刺激を与えております。現在派遣している職員の評価についても、先日、池田津野町長に直接確認いたしましたが非常に高いものがありました。環境を変え本町にいるだけでは得ることができない経験は確実に職員を成長させており、その意味においても姉妹町の交流効果は大きいと感じております。一方で、農業者や商業者同士の産業交流の分野においては、農業の規模、生産する農産物、商工業のおかれている環境の違いなどが影響し、一過性の交流になっていることは否めない状況です。この産業交流の分野をいかに活性化し、お互いの町にとって交流のメリットに発展させていくのかが当面の課題となっております。2点目に、「今後に向けた取り組み方針」についてのお尋ねがございました。一定の評価が出されております職員の派遣による人事交流については、協定に基づき平成33年度まで継続する予定です。また、津野町交流事業推進協議会を通じた各種交流など内容に工夫を加えながら継続してまいりたいと思います。課題となっております産業の交流ですが、先月の11月21日に津野町を表敬訪問した際、今後津野町のふるさと納税の返礼品に本町の特産品を採用していただくお願いや両町の特産物の強みを生かした新たな特産品を共同で開発してはどうかなど協議をしてまいりました。また、開基120年を記念し、より多くの一般町民の相互訪問、さらに、津野町古式神楽を代表とする異文化交流などを実現したいと考えております。交流効果は一朝一夕で発現するものばかりではありませんが、今後どのような方法で両町の産業の発展につなげることができるかを最優先課題として、丁寧に議論を重ねながら姉妹町の交流を推進していこうと考えております。以上、お尋ねのありました2点についてお答えいたしましたので、ご理解いただきますようよろしくお願いをいたします。

質問 10番 西山由美子

最初にですね、今、町長のご答弁の中にありました津野町交流事業推進協議会について若干お尋ねしたいと思います。この協議会の発足のいきさつとどういう方たちで構成されているのか。その点をお伺いします。それと交流事業のこれはその協議会に対する、町からの交付金事業ですから、あまりこちらの方からこうした方がいいとかというのは言えないのかなんて思いますけれども、例えばこの協議会はいつでもどういう人たちでも入ることができるのか。それから協議会に対する交付金、大体予算を見ますと100万円前後で毎年交付金として出されていますが、JAの助成金もある年とない年がありますが、その辺も含めて運営の中身の方も簡単にご説明いただきたいと思います。

答弁 総務課長 森谷清和(総務課長は2019年3月まで)

ただいま、姉妹町交流事業推進協議会の関連で何点かご質問がございましたのでお答えしたいと思います。協議会の発足につきましては、確か平成10年9月1日から規約が施行となっておりますので、平成8年の開基100年のときに交流が始まりまして、その後、事業を進めていくにあたって平成10年から規約を定めて協議会が設けられております。それから、構成メンバーでございますけども、町長が会長、それから議長が副会長、それから委員として商工会、JA、それから文化連盟の会長、それから青年代表、婦人代表、それから高知県人会代表、それから一般町民の代表ということで、現在、一般町民の代表としまして、農民連盟の委員長さんとそれからJAきたみらい女性部の訓子府支部長さんに入っていただいております。それから、誰でもこの協議会の方に入れるのかというお尋ねでございましたけれども、一応、規約の中でですね組織について規定されておりまして、その中で町長、議長、それから商工会代表が1名、JAも1名、そういった人数の決めもしております。最後の一般町民代表の方については2名という規定になっておりますので、これ以上、人数を拡大するということになれば規約を改正しなければいけないということで、現状の中では誰でも自由に協議会の方に入れるということにはなってございません。それから、予算の関連でJAからの助成金がある年とない年があるということですけれども、ここ数年はいただいておりますけども、JAの方の地域振興というんでしょうか、訓子府地区のですね、そういった予算の範囲内で例えばいろんなジャガイモシストセンチュウ対策だとか、そういうのに使われていると思うんですけども、それらの対策の関係で予算にゆとりができたときに、うちの方にも若干助成いただいているというのが実態なんですけども、この対象としましては、本町から津野町での産業祭などにジャガイモ、それから玉ネギなどの物産を送っておりまして、それを町民の方たちに配付したりとか、PRをしていると。それから本町から農業の担い手の方たちを産業祭の方に派遣しておりますので、そういった経費を対象にですね、JAの方から助成いただいているということになっております。

質問 10番 西山由美子

そうですね、産業祭に初めて参加しましたけれども、向こうの津野町の町民の方たちに手配りしたんですね。イモと玉ネギと袋に入れたものをすごく皆さん喜んでいらっしゃったんですが、今回私は公費で表敬訪問ということで、公費で行かせていただきました。5年前は議員で積み立てをして行ったんですが、そのときは神楽を中心に拝見させていただいて、あまり町の中をゆっくり見るという時間もなかったんですけれど、今回、公費で行ったんだから、やはり何か津野町から良いものを町民の方に示していかなきゃなと思いながら3日間あっという間でしたけれども、一緒に行きました野菜倶楽部の農家のお嫁さんたち5人がですね、ものすごい活躍をしました。彼女たちのエネルギーの高さにもう私も圧倒されながら、ついて行くのがやっとだったなんて思いながらすごく良い面もたくさんいただきました。産業祭でも丸太切りに参加して訓子府の女性たちの元気さをアピールして、とてもよいことだなと思いましたし、帰るときに、朝早くの出発だったにも関わらず、津野町から20人以上の方たちが見送りに来てくれまして、その5人の女性たちの一人がもう早くから涙ぐんで、やはりそういう町民の交流というのが初めて行った人たちは特にすごく感動が大きいのかなというのは、懇親会の中でも北海道のこの広い土地に住んでいる私たちと津野町のあの狭い、山と山との谷間の中で暮らしている方たちと全く違う環境なんですね。だからお互いにお互いの町がいいねという、だって北海道広いだけで何もないしょと言ったら、その広さがうらやましいってみんなに言われました。だから牧場なんか、あの広いところもったいない、もっと何かしたいと私たちは思うんだよって。私たちはやはり津野町のあの独特の景観と人々のつながりの強さ、それから、きっと狭い道路を高い山に向かって何回も送っていただいたときに、何ていうんだろう、厳しい環境の中でみんな力を出し合って生きているという、その暮らし向きも学ぶものがたくさんありました。それでやはりこれから協議会の中で交付金の活用は進められていくんだと思いますが、ぜひお願いしたいのは、課題の中に農業交流のことがあげられてありましたけれども、産業のことですね。ぜひですね、毎回初めての人を送っていただきたいなと思うんです。やはりこういう機会がなければ、そういう自分たちと環境の違うところになかなか行けませんので、若い人たちも含めて、やはり毎年初めての、行ったことのない人たちを送り出してほしいなと。公費で行くので、その方たちの感想も含めて、やはり事後の町民に対する広報も必要かなと思いました。その中でですね、私が一番感動したというか、初めて気づいたことが一つあります。それは、いろんな視察をしましたけど、その中で多分、私たちだけ、野菜倶楽部の5人の方たちは行っていないんじゃないかと思うんですが、「森の巣箱」というところに連れて行ってもらいました。「森の巣箱」って何だろうと思って、鳥がいっぱいいるのかななんて思いながら行きましたら、そこは床鍋地区という、町の中心から5kmほど離れた、日出地区ぐらいのところですね。でも山と山に囲まれていて小中学校もなくなり、お店もなくなり、そこの地域の人たちはもう今100人足らずですね。本当に孤立している地域なんですが、その詳しいことは町長がよく知っていると思うので、その「森の巣箱」について、残り時間は少ないですけれども、私はすごく感動して、これをうちの町に何とかして生かせないかなと思って帰ってきたんですが、ちょっとその詳しい説明を町長に5分ぐらいでいいですのでお願いいたします。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

「森の巣箱」は床鍋地区という寒村のかつて冬の時期は冬の孤島と言われて陸続きがなかったという、そしてそれは知床の地の果てとよく似た位置的に言うとですね、津野町の中でも寒村の中ということで、トンネルを造っていくということが行政的な課題と地域の課題で、トンネルが開通したことによって1年間を通じて、あそことの交流ができるようになったという、特異な地域だというふうに言って構わない。それから集落的には非常にコンパクトですけども、自治活動がとても活発であります。小学校が津野町は今3校、昔は床鍋地区にも分校といいましょうか、学校がありまして、その廃校校舎をどうするかということを地域の中で職員の前総務課長の援助や支援もあったんでしょうけども、地域の自治活動を基本にして学校の校舎を自然のままに残してやっていこうと。改築だとかそういったことはできるだけ少なくして昔の木造のままの良いところを残しながらやろうと。そして、そこの1階は売店があります。これもあそこの代表の方が床鍋地区の中心になっている方が大﨑さんと申しまして商工会の事務局長をやっている方ですけども、その奥さんが中心になって、そこで受け入れや、それから地域のパートさんも含めて、宿泊も行っていると。森の環境とそういった自治活動を基本にしながら、草刈りから何から全て地域の高齢の方々が中心となって行っていて、もう月に何回かお祭りをやるわけです。ホタルまつりなどはもう非常に町外からも多くの方が来られたりして、本当に生き生きと、おそらく平均年齢が70歳ぐらいになるんじゃないかと思うんですけども、そういう中で頑張っている一つのコミュニティーだと。宿泊もかなえた民泊施設といったらいいんでしょうか、しかもそれは廃校校舎を中心にして、その床鍋地域の方々の生活の拠点になっているというところがとても素敵だったんじゃないかなというふうに私は思います。二度ほど泊まりましたけども、大変いい環境でいい場所だなというふうに思っていますし、何よりも住民の目がキラキラ輝いているのがとても素敵だと思っています。

質問 10番 西山由美子

そこに突然私たちが泊まりましたら、金毘羅さんのお祭りの後だったんですね、もうごちそうもなかったですし、多分帰られた方もいて、15、6人ぐらいいらっしゃったんですが、もう町長は大モテでした。抱きつかれたりして。ここは一体何なんだろうと思いました。本当に古い木造の校舎です。その真ん中にそのコンビニというんですか、村の人たちが本当に必要な最小限度のものが売っているんですね。その隣りにちょっと小高い、そこが夜になると居酒屋になるという話でした。日頃からそこの地域の人たちが集まっているんですが、後で思って調べて、これはもう全国的にものすごく有名で今、本当に100人を切った住民たちで高齢化率は43.8%とありました。ところが年間約3千人ぐらいの方たちが利用しているんですね。もう町長も二度泊まりましたとおっしゃいましたが、教室を宿泊所にしているんです。後で思ったんですが、菊池町長はずるい人だなと私は思いました。なぜかと言うと、とってもそんないいところを何回も見てきているし、多分、津野町以外にも、そういう町民が集まるところをたくさん知っていると思うんですが、なかなか訓子府町にそれを、町民が自主的にやらなきゃいけないのかもしれませんけれども、本当に私はそんなに立派じゃなくてもいいから訓子府町にそういうところがほしいなと余計切実に思ったんですよね。私たちが宿泊した「葉山の郷」にも別に小さな小屋がありまして、そこでコーヒーとか軽食を売っているんですけど、そこも朝早くから町民の方、特に男性の方が多いですね。コーヒーを飲みに来たり、ごはんを食べに来たり、そして後で姉妹町交流の職員に聞きましたら、葉山は朝食は外で食べるという文化があるそうです。そこに合わせて朝食を用意しているんだよというお話を聞きました。全く違う地域ですが、でもそこに住む地域の人たちが求めているものは、そんなに変わりないと思うんですよね。ですから、観光地である高知とは訓子府は比べものにはなりませんけれども、訓子府ならではのやり方でそういう集いの場をやはり今後住民と一緒になってですね、行政も考えてほしいなと。津野から帰ってきてずっとそのことが頭から離れませんでした。それで津野の場合は、これが一つの観光のメーンとして全国的にものずごく有名になっているので人を呼び込むという一つの産業になっているのかなと思いますが、訓子府町は訓子府町ならではの、昨日、山田議員のご長寿サロンですか、あれ私とても回答が楽しみだったんですが、やはり行政としては、そんなに進んでいない。私はやる気の問題だと思うんです。ご長寿サロンとおっしゃいましたけど、もう町民サロンとして・・・

質問 10番 西山由美子

ごめんなさい。町民サロンとして、あの和室を全面的に開放してやってみるということから始めたらどうかなと思いますが、ちょっと枠が外れましたけれども、津野町に行ってそういうことを学んできました。これからもこの津野町との交流事業は職員も含めて、町民がもっとこう底辺の部分で、行政に関わる人たちだけが行くのではなくて、普通の町民たちがやはり体験して行っていただけたらなと強く思いましたので、その辺どうぞよろしくお願いいたします。これで私の一般質問を終わりたいと思います。

質問 10番 西山由美子

すいません、あと3分ありますので、そのことを含めて町長の回答をお願いいたします。すいません。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

手短に言います。まず、来年は120年です。議会のご了承をいただきましたら、40人から50人規模の一般の公募で町民を津野町に派遣したいと思っていますし、底辺を広げるということと、この間の共通のお話の中でもさせていただきましたけれども、何とか両町の産業のコラボができないかということも一つの行政課題として、これから進めていかなきゃならないと思っています。それから、具体的な「森の巣箱」の床鍋地区のお話がありました。町長はずるいと言われましたけども、本当にそうですね。あそこが一番楽しみな場所でもありますけども、あそこは今、派遣している坂井毅君がよく言います。非常に理屈っぽい地域だって言います。それはどういう意味かというと自治活動が行政に対しても一線を置きながら、自らがやっぱりつくっていくという提案型の床鍋地区だからあそこまでもっているんだという話をよく私は聞いています。その点でいいますと、私は訓子府の可能性というのは、まだまだあるのではないかなというふうに思っています。それからもう1点、昨日の山田議員の質問も含めて、私は両方だと言いました。限定的に捉える必要はない。一つは街の中にあってもいいし、公民館にあってもいいと。早速あの質問を聞いたうちの保健師たちがこう言いました。今、私たちが積極的に地域の中に出ていって、地域の中でそういう「たまり」をつくるような努力をしているときに限定するようなことでいいんでしょうかって、こういう意見をいただきました。これもまたしかりということで、私はいろんな可能性の中で町民が集える、そしてほっとする場所があっていいのではないかなと思いますので、その可能性について、これからも努力して現実のものにしていきたいと思いますので、ご理解賜りたいと思います。もう1点だけ言いますと、きらきら本舗のたんぽぽも大事な交流の場所だと私は思っていますので、ご理解をいただきたいと思います。

質問 10番 西山由美子

私もそのとおりだと思います。これから行政と議会がやはり町民のための施策を、良い方法をとって向かっていきたいと思います。これで私の質問を終わります。

出典:訓子府町議会 平成27年第4回定例会 2015年12月9日 議事録 PDF(22ページ) 間違いを知らせる