みんなの議会

訓子府町議会 平成26年第3回定例会 2014年9月9日

災害ゼロを目指す対策

2014年9月9日、訓子府町議会の一般質問で、河端芳惠議員が「災害ゼロを目指す対策」について質問し、町長 菊池一春、総務課長 森谷清和、建設課長 佐藤正好が答弁しました。

質問者
河端芳惠 議員
答弁者
町長 菊池一春、総務課長 森谷清和、建設課長 佐藤正好

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 河端芳惠

8番、河端です。通告書に従いまして、災害ゼロを目指す対策について、町長に伺います。地球温暖化の影響か、この夏も異常気象による想定外のゲリラ豪雨などによる災害が全国各地で多発しており、いつ、どこで、何が起こるかわからないような状況が続いています。広島市を襲った集中豪雨による土石流の被害の惨状は、現実のものとは信じがたい悲惨なものでした。いまだに行方不明の方もいらっしゃいます。被災された方に心からお見舞い申し上げます。比較的災害の少ない訓子府町ですが、8月11日、24日の降雨の際には、危険な箇所も見受けられ、一部で冠水した畑もありました。特に、8月24日は、境野にありますアメダスによると1日に51.5mm、最大1時間に20.5mm、10分間で17mmと短時間で大量の雨が降ったということがわかります。あの雨がもう少し長く続いていたら、どのような被害があったかと思うと恐ろしくなりました。1、昨年9月にも特別警報の運用開始を受けて同様の質問をしましたが、これからの台風シーズンを迎え、災害を未然に防ぐ対策をどのように進めているのか伺います。2、町内には土砂災害危険箇所が13カ所あるようですが、その現状と対策を伺います。3、異常降雨の際、溢水いっすい、氾濫の恐れのある箇所は、毎回ほとんど同じ場所ですが、根本的な対策などの考えはありませんか。4、夏季、冬季など、季節により想定される災害の状況が違い、それぞれに必要な物資も対応も違います。「備えあれば憂いなし」備品などの整備は進んでいますか。以上、伺います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

ただいま「災害ゼロを目指す対策」について、4点のお尋ねがございましたので、お答えをさせていただきます。まず1点目に「これから台風シーズンを迎えて、災害を未然に防ぐ対策をどのように進めているか」とのお尋ねでございました。台風をはじめ、気象、地象など自然災害につきましては、未然に防ぐことについては、人の力では到底及ばないこともご理解いただきたいと思いますが、被災規模をできるだけ小さくする、いわゆる減災に向けては、行政として財政面にも考慮した中で、その対策に努めていかなければならないと考えているところでございます。台風では、大雨や強風などが予想されますが、過去に災害を受けた道路・河川の復旧や維持・改修、橋 梁きょうりょう補修、土のうなどの水防用資材の準備、平時あるいは災害発生時の備えや避難方法などの住民への情報提供、気象情報の入手・伝達、職員による道路や河川などの状況確認など、ハード面、ソフト面での対策に取り組んでいるところでございます。2点目に「町内の土砂災害危険箇所の現状と対策」についてお尋ねがございました。ご質問がありましたように、国土交通省の調査要領により、北海道が実施した調査で判明した土石流、急傾斜地の崩壊が発生する恐れのある土砂災害危険箇所は、町内に13カ所ございます。土石流被害をもたらす恐れのある土石流危険渓流が、駒里3カ所、福野1カ所、大谷3カ所、緑丘1カ所、開盛1カ所、清住1カ所のあわせて10カ所あり、がけ崩れにより人的被害を起こす危険のある急傾斜地危険箇所は、高園・穂波・西富に各1カ所、あわせて3カ所とございます。土砂災害対策につきましては、治山事業の実施、大雨警報発令時などにおける職員によるパトロール活動、避難勧告等発令基準の設定など、その対策に取り組んでいるところでございます。3点目に「溢水いっすい、氾濫の恐れがある箇所の根本的な対策」について、お尋ねがございました。議員ご指摘のとおり、大雨が降るたびに同じ箇所が溢水いっすいしそうな状況になっておりますが、対策としては、定期的に土砂上げをし、河川や排水路の断面を確保することと、一昨年からの取り組みになりますが、土砂の流入を防ぐための沈砂池を順次設置することしかできないのが現状でございます。それを超える大雨が降ることを想定しますと、下流域からの全面的な改修工事をする以外に手立てはないと言えますが、この場合には用地や財政面で大きな課題があるといえます。そもそも、こうした状況になった背景を考えますと、異常気象ともいえる近年の雨の降り方もさることながら、上流域の畑の土地基盤整備が進み、降った雨が瞬く間に河川に流入することが少なからず影響しているといえます。また、農地からの土砂流入により、河川や排水路内に土砂が堆積し、断面不足が生じていることも原因の一つと言えることから、一昨年来、実践会長会議を通じ、畑からの土砂流出を防ぐための畦けい畔はんや集水桝の設置など、農家独自の対策について協力を求めているところでございます。引き続き、農業者に協力を求めるとともに、適期に土砂上げを行うほか、降雨時には巡回パトロールを徹底し、土のう積みや避難誘導など、適切な対応に努めてまいりたいと考えているとこでございます。4点目に「備蓄品の整備」に関するお尋ねがございました。災害時の緊急物資等、災害用備蓄品に関しましては、平成23年3月の東日本大震災以降、大災害時の避難用備蓄品の一層の整備が急務となり、本町では、この年の5月に「訓子府町緊急物資等の備蓄ガイドライン」を定め、年次的に整備している状況でございます。ガイドラインの購入予定物資につきましては、毎年度、早期の必要性の有無等を検討し、数量や種類の増加などの見直しを進めてきているところであります。議員のおっしゃるとおり、夏季と冬季の災害では、物資の種類や対応が違ってまいります。ガイドラインでは、そういったことも加味して策定、修正しているところでございます。平成25年度までに、年間を通して共通の備蓄品として整備しているのは、アルファ米、クラッカー、飲料水の食料品関係をはじめ、発電機、ランタン、投光器などでございます。主に、冬季に使用する備蓄品につきましては、毛布、保温シート、ストーブ、防寒着などを整備しております。本年度におきましても、ストーブや防寒着、蓄電池や投光器などの整備を進めているところであります。こうした備蓄品の整備には、十分ということはなく、まだまだ整備を進めていかなければならないと考えているところであり、財源の確保も含め取り組んでまいります。また、町としては、避難所用の備蓄品として整備をしておりますが、「備えあれば憂いなし」には、町民の皆さん一人ひとりの意識の高まりも重要かと存じます。避難所に行かない災害もあります。各家庭においては、9月号広報に折り込みの「防災の日」チラシにも防災グッズなどの例を紹介しておりますが、必要と思われる備蓄品などを揃えておくことも、防災・減災の基本「自助・共助」の一つであり、町としても周知等、意識の高まりを図っているところでございます。以上、お尋ねのありました4点につきまして、お答えをさせていただきましたので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。

質問 8番 河端芳惠

先ほどの行政報告の中で、24日の雨の被害について触れられておりましたが、11日は被害がなかったのでしょうか。24日の被害状況ももう一度お願いいたします。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

11日は、砂利が道路の中に流入したりとかということはあったようですけども、主だった被害等の報告はないというふうにとらえていただいていいのではないかなと思います。24日の道路・河川の被害状況でございますけども、町内で大体、全域を含めて15カ所、正式には14カ所といっていいんではないかと思います。道路関係と河川ですけれども、特に、太田川、これは弥生の風早さんところの、あれは西側のU字溝でしょうか、あそこが越水して橋を乗り越えて水が下流のほうに流れてビート畑が冠水したという状況が、大きいとこでいいますとそれが1点、もう1点は、山林川の9線と10線の中間付近ということですけれども、特に、畑からの排水土管が、河川内に押し流されているという報告もございましたし、またさらに中ノ沢川の西23号線の下流部ですけども、畑の表面水によって法面が崩落し、水路の閉塞によって畑が冠水してる。場所的に言うと弥生の風早さんの順ちゃんと言ったほうがいいのかな、順一さんというのかな、あのところの南側に流れる中ノ沢川が、風早さんのほう側から流れてきた川の流れで、1つは畑に水が出たと、それから、耕しておりますもうちょっと南側になります武藤さんの玉ねぎ畑から、ちょっと斜面が急斜面ですけれども、水が押し流されて法面が崩落して、中ノ沢川をせき止めるという状況が起きて、それが洗掘、あるいは、玉ねぎ畑が溢水いっすいしている。ここがやっぱり最も大きいところではないか。あとは北栄の南さんのほうの紅葉川のほうでしょうか、上流のほうでも幾分ありましたけれども、いずれにしても大きいところは、太田川と中ノ沢川の2カ所ということでございます。今のは河川と道路でございますけれども、そのほかに、農業関係でいうとこれらの被害も含めて、28戸、800アールほどの作物の流亡と、表土の流亡と冠水等があったということで、概略で申し分けございませんけども、状況としては、そのような報告を受けているとこでございます。

質問 8番 河端芳惠

11日と24日のこれは境野のアメダスの資料なんですけど、11日は1日で降水量は88.5mm、24日は51.5mm、11日のほうが雨量は多かったんですが、1時間当たりの最大が11日も24日も同じ20mmと20.5mmで1時間雨量は変わらないんですけど、やはり一番問題だったのは10分間雨量、24日の中では、1時間雨量の中で10分間に、短時間に降ったということですね。これ1時間に換算したら約100mmの雨量になります。それで今ここで、訓子府の河川は災害、雨に弱いんだとつくづく感じております。先ほど町長がおっしゃったように、その原因として、高台のほうで基盤整備が進み、その水が一気に下台に流れてくる。またいつも被害の出るようなところは、小さな河川が何本も入り込んでいるというところが共通しているのかなと思います。それで今この状況から、具体的に対策ですか、雨に弱い、しかも短時間の雨に弱いということで、今どのような対策を考えられますか。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

単純に1時間当たり20mmが降ったと。それをもう少し降ったら100mmになるんじゃないかということですけども、確かに、今日のニュースを見ていても大樹町あたりで1時間当たり100mm降っている。それから、十勝管内で50mmの予想、それからオホーツク管内でも30mmということですから、これは、ある意味では、全国的に北海道のみならず、全国的に集中豪雨、気象異常がやっぱり出てきているのではないか。従来何ともなかったところもこの局地的な集中豪雨についての作業というのは、ある意味では、大変遅れていたり、予想だにできなかったという部分が相当あるということで、これはうちで申しますと8月19日の、私も最初のご挨拶で申し上げましたけど、72人の亡くなられた方や2人の行方不明者が出た広島の安佐南区、北区の状況をずっと調べておりました。例えば、それで見ますと20日の午前2時に25mmだったのが3時には80mmになる。1時間で、さらに、4時には1時間で100mmが降るということですから、これは集中的にその地域に豪雨をもたらしたということでございます。実は、1999年の6月にも広島で同じように集中豪雨が起きて、行方不明者が32名出ているということの反省に基づいて、2000年の土砂災害防止法が制定されて、私どもが先ほど紹介しましたとおり町内でいいますと13カ所の土砂の災害危険箇所を国は指定したところでございます。全国で52万5千カ所、道内で1万2千カ所、オホーツク管内で1,100カ所、本町でいくと13カ所、こういう実態でございます。しかもこの集中豪雨を受けて、国土交通省は今週中にと言ったほうがいいんでしょうか、今週中に今回の災害を受けて「土砂災害の危険箇所を住民に周知するように」ということで、北海道の14支庁、局といったほうがいいんでしょうか、私どもでいいますとオホーツク総合振興局が、全市町村長に手分けして今週中に今回の災害を含めて、さらに一層、周知するということを伝えに、あるいは確認と情報交換も含めて行うということで、私どもの町でいいますと昨日、網走建設管理部の事業室長とそれから地域調整課長が私のところに来まして、ぜひお願いしたいと。これは何かといいますと、13カ所のうちの危険箇所にかかわる住民の方に危険だということをまず一つは理解していただくということを全国的にこれは集中して行うということでございますので、対象の戸数等については、ちょっと今積算しておりませんけれども、その13カ所の沿線の地域の方に「この地域は非常に危険性が高いんだ」ということをまず周知していただくと。その後、もし実際に100mm以上の雨が降って避難が必要だということになった時には、我々職員が警戒警報を出す。あるいは出向いて行って避難していただくということが、今回の広報の中に折り込みしました避難場所に避難していただくということなんですけども、昨日も事業室長と話したんですが、広島の経験でいっていると全町に、あの地域、広島というのはスピーカーあるんですね。ところがそのスピーカーが聞こえない。それからもっと言うと私どもの車が巡回していつも回っていたり、スピーカーで大雨の注意がありますとか、あるいは訪問する場合もあるわけですけども、ほとんどそのスピーカーが聞こえないというのが、やっぱり100mmの雨だとそういう状況があると。これは今後どうするかということも含めて、昨日も職員と話をしているところですけれども、少なからず携帯の電話は全部、その危険住宅等々の把握が必要なのではないか、全職員によって避難命令やそういったものを徹底していくことをさらに実施していかなければならないんじゃないかという話をしていますけども、これらについては、今後精査しながら前へ進めていきたいと考えているとこでございますので、ご理解を賜りたいと思います。

質問 8番 河端芳惠

今の13カ所のうち、高園・穂波・西富に人的被害を及ぼす住宅地が近いところにあるというのが、それぞれ1カ所ということで、今までは、町が把握はしていたんですが、付近の地先の人とはこういうような区域ですとか、そういう話はなされていたんですか。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

さっき言いました13カ所のうちの該当する家、家庭が大体16戸というふうに私どもでは把握しているところでございます。16戸の方々。それから、それらの方々に周知をしているかどうかと、これは申しわけないんですけども、していなかったというのが実態でございますので、それは、ある意味では、これ怠慢ということも含めて、私どもでいいますとうちの町というのは本当に災害の少ない、置戸、北見から見ても災害が少ない町だったので、いまだかつて100mmを超えて、そういう住宅が流出するということは、ほとんどなかったということがありますから、こういう点では、今後、全国的にあわせてそういった周知徹底も含めて、住民の方々、それから地域の代表の方々に、戸別訪問して緊急の場合の措置等々も含めてご理解いただくようなことに努めていかなければならないんでないかと考えているところでございます。

質問 8番 河端芳惠

指定されているその地域が危険箇所ということを地域に、現場の方たちが知らないというのは大きな問題だと思いますので、その辺、早急に知らせて連絡調整をしていただきたいと思います。今、災害時の伝達方法でありましたが、やはり現場に行って避難を促したりとか、また、今、電話帳に載っていないところもありますし、いろんなことで個人の情報が伝わりにくいところがあるかと思いますが、今、災害マニュアルで町から防災情報をどのように地域に伝えるか、まず避難準備、避難勧告、それから避難指示とありますが、情報の伝達についても、今一度、先ほどスピーカーの話もありましたが、雨のすごいところは、スピーカーはいくら回っても通じないでしょうし、また、高齢者になったら、メールだとかいろんなこともやっていない方もおりますし、そういうことで情報をきちんと伝えれるということが必要でないかなと思います。防災無線などは、今、火災時のときサイレン鳴りますけど、以前でしたら「どこどこが火事です」ということありましたが、それを使って「今こういう状況です避難の準備お願いします」とか、そういうこともできるのでしょうか。

答弁 総務課長 森谷清和(総務課長は2019年3月まで)

ただいま、緊急時の情報の伝達の関係でお尋ねございましたけども、まず、9月号のお知らせでもいろいろお知らせしていますが、やはりこうした大雨とか、そういったものが迫っている時には、まず、住民の方々にテレビやラジオなどに注意していただくということが、まず大切ではないかと思います。それから、今年の6月から始めております防災サポートメール等も配信してまいりたいというふうに考えております。それから、消防の放送というんですか、サイレン等も6月号広報のほうに、いろいろサイレンの長さといいますか、吹鳴のパターンをお知らせしております。また放送も不可能ではないんですけども、先ほど、町長申し上げましたとおりなかなか放送というのが今、密閉性の高い住宅に住んでますんで、なかなか行き渡りにくいというようなことで、それも効果的なのかどうかというのがちょっと問題なのかなというふうに考えています。それから、土砂災害の関係で、戸別にこれから周辺の住宅のところを回ろうかなというふうに考えておりますが、その際には、その避難勧告なり何なりが、伝えるにあたりまして、その時の連絡先等も確認して回ろうかなというふうなことで考えております。そんなことで、伝達のほうは努めてまいりたいと思いますので、ご理解いただきたいと思います。

質問 8番 河端芳惠

やはり住んでいる住民一人ひとりが、自分の地域はどういう雨に弱いのか、雪に弱いのか、いろんな弱いところがあるというのを把握して、それに対して自分で備えをしなきゃならないというのが一番大切なことだと思います。私もあの地域に60年以上住んでいますと、状況が随分変わって、以前は、春の雪解けによる床上浸水何かも一部であったんですけど、今、災害の形態というか、雨の降り方も雪の降り方も気象が変わっていて、今までとまるで違った災害になりつつあるのかなと思います。やはり、いつも危険な場所の方は、この前の雨のときもそうですが、地域の方が心配そうに出てきて川の様子を見てらっしゃいます。中には酒谷川のあそこでいいますと、合流地点で、あとあの雨が10分間、あのような降り方になったら、もうあそこは溢水いっすいしたんでないかというくらいいってました。それで、いつも雨が降ると付近の方がそこに見守りに来ております。その中でいつも言っているのは、毎回このように心配で、「自分の地先を寄付するので、もうちょっと何とかしてもらえないか」という声もあります。あの地域でいうと、土砂上げとか、川幅を少し広げるとか、いろんな方法もあるかと思いますが、地域からそういう声も上がっておりますので、また、そのことについて、そういう不安の声が上がっていますので、それに何とか応えていただきたいなと思います。町長いかがですか。

答弁 建設課長 佐藤正好(建設課長は2015年3月まで)

大雨の降る際に必ずと言っていいぐらい、同じ箇所が溢水いっすいしそうになるという状況が見えておりまして、これにつきましては、町長の答弁の中にもありましたけども、基本的には土砂上げをするとか、そういったことで断面確保するのが現状、もうこれ以上のものはないという状況でございます。今、地域の方から「土地をわずかでも寄付してでも」というお話がございました。私どもも何かいい方法はないかということで、技術担当している職員とも課の中でいろいろ意見交換するんですけれども、なかなか水の勢いを低減させる対策というのは非常に難しいというか、流水を制御すること自体が至難の技だというのが現状でございます。根本的には、河川改修を全面的にやっていくということぐらいしか今思い浮かぶことがないんですけれども、今できることと言えば、先ほど言った土砂上げですとか、あるいは土砂の流入を防ぐ対策をまず私どもとしては、重点的にやっていきたい。あとはもう人的被害だけは絶対起こすわけにはいきませんので、地域の方も心配でいろいろ現場行ってみて、電話で情報等もいただいているところですけれども、私どもとしても職員を張りつけながら、急に増水するわけでもないですから、あらかじめ増水しそうな状況というのは把握できますので、経過観察しながら適期に場合によっては、土のう積み、あるいは避難誘導させていただくということで進めてまいりたいと思いますので、ご理解を賜りたいと存じます。

質問 8番 河端芳惠

今、広島もありましたし、昨年も各地でいろんな土砂災害がありました。今、本当に何が起こるかわからないという不安を住民の皆さん抱えておりますので、その不安を事前に少しでも解消できるような手立てをこれからも考えていただきたいと思います。先ほどの伝達方法の中で、Jアラート、サポートメールの話が出ましたが、これは全国一斉送信で、例えば町独自の情報というのは、送れるのですか。

答弁 総務課長 森谷清和(総務課長は2019年3月まで)

一定の準備が必要ですけども可能でございます。

質問 8番 河端芳惠

今サポートメールの登録者は、どのくらいおりますか。

答弁 総務課長 森谷清和(総務課長は2019年3月まで)

91名となっております。

質問 8番 河端芳惠

その方は、ほとんど若い方だと思いますが、高齢の方もいらっしゃいますか。

答弁 総務課長 森谷清和(総務課長は2019年3月まで)

個人の情報ですので、なかなか具体的なことは言えませんけども、若い方だけではないということだけ申し上げたいと思っております。それから、今月27日に日出地区で防災訓練何かも予定しておりますけども、その際にも参加者の皆さんにこのメールについてお知らせするのと、それから操作の手伝いなどもさせていただいて、登録者を増やしていきたいというふうに思っております。

質問 8番 河端芳惠

東日本大震災があってから、備品・備蓄品などのことも非常に危機感を持って考えられるようになりました。それで、今まで町の備品・備蓄品としても考えていたのは、震災の後の避難所運営など、水とか、先ほどいろいろなものを用意しているということで伺いました。ここにきて今、訓子府で何に備えなきゃならないのか。今、訓子府で考えられる危機、それは何なのか。また、夏と冬で違いますけど、それについて、備蓄・備品などの準備は万全なのか、その辺伺います。

答弁 総務課長 森谷清和(総務課長は2019年3月まで)

最近の傾向としまして、冬季に停電になったりというのがありますので、今年は蓄電池のほうを購入する予定でございます。そういう電気系のまず確保をしなきゃならないのかなというふうに考えています。それから、万一、避難というような場合にトイレなども困りますので、簡易式のトイレなど、そういったものも整備しているところでございます。それから先ほど冬季の停電等も最近頻繁に起きているというようなことで、ストーブ、暖房器具ですが、そちらのほうも用意させていただいております。その他、ジェットヒーターですとか毛布ですとか、そういったものを整備を進めているという状況でございます。

質問 8番 河端芳惠

昨年も伺ったんですが、町内の避難所、設定されておりますが、その中で唯一、訓子府高校だけが道立だったんですが、あそこにかなりな備蓄というか、設備がありますが、そういうところとの連携、また、災害のとき、いろいろな団体などとの連携をどのように進めるか、そういうソフト面の整備はなされていますか。

答弁 総務課長 森谷清和(総務課長は2019年3月まで)

実は昨年、訓子府高校のほうに訪問させていただいて、トイレですとか、あるいはシャワーユニットですとか、かなりな設備が整備されているというようなことで、ちょっと驚いたところなんですけども、そういったことで、各学校でどういう防災に対する取り組みをやっているかとか、あるいは商工会ですとか、JAきたみらいですとか、あるいは町内会、そういったところで、あるいは訓子府福祉会ですとか、そういった町内の主だったところを集めて防災等連絡会議というものを今年の4月に設置しまして、6月頃でしたでしょうかね、ちょっと時期のほう定かではありませんけども、1回開催しております。その中でお互いに防災関連情報の提供、それからどういった備蓄品を有しているかというようなことを情報交換、進めております。

質問 8番 河端芳惠

訓子府高校も鉄北地域集会所も雨の時はとても避難場所にはなるところじゃないかなと思います。また、訓子府高校でいいますとあの裏の崖も以前ちょっと崩れたことがありましたが、今回の土砂災害危険箇所の中には含まれておりますか。

答弁 総務課長 森谷清和(総務課長は2019年3月まで)

急傾斜危険箇所ということで、含まれております。

質問 8番 河端芳惠

河端芳惠君。

質問 8番 河端芳惠

災害にもよりますけど、雨の場合、鉄北地区でいいますと鉄北地域集会所も訓高も、これは避難所としての役をなさないと思います。それで、町からもいろんな、防災の日に向けて、いろいろな印刷物もきております。例えば、駅舎、くるネップ、雨の場合、洪水の場合あそこを新たに避難場所として指定するとか、避難場所の見直し等その辺の整備もしていただきたいと思いますが、いかがですか。

答弁 総務課長 森谷清和(総務課長は2019年3月まで)

現在、いろいろ防災関連、災害対策に関しまして、いろいろちょっとした課題持っていますけれども、その中の一つにそういう災害ごとの避難所のあり方というのをちょっと今、見直さなきゃならないのかなというようなことで、例えば、今の土砂災害のことに関して申し上げますと、先ほど議員のほうからもお話ありましたが、訓子府高校の裏のところが土砂災害危険箇所ということになっておりますので、避難場所としては、全く適さないというようなことで、いざ避難するとなれば公民館なり何なりということなんですけども、今、ご質問にございましたけども、駅舎、くるネップなども視野に入れて検討してまいりたいというふうに考えています。

質問 8番 河端芳惠

私ぐらいの年齢になると、いろんなことも経験しておりますので、例えば、私の今住んでいる地域でも、大雨でうちも床下の室むろの中に水が入ったりしたこともありますし、いろんなことがあります。それと冬の停電によりストーブが使えなかったりとか、今、町にお願いするというのではなくて、一人ひとりが防災意識を持って備蓄なり、例えば雨降ったら、夜間だったらやっぱり2階があれば外に行くより2階に避難したほうがいいとそういうふうに、自分のうちの防災ですか、それをしっかり他人事じゃなくて考えていかなきゃいけない時期なのかなと思います。それに伴い「個人では、こういうことをお願いします。」「町はこういう場合しっかり対応をします。」という情報をきちんと伝えて「あなたの地域はこういう危険があります。ですから、こういう準備をしてください。心構えをしてください。それで、できない場合は、町のほうもこういう準備があります。」とか、その辺もきちんとお知らせしていただいたらいいのかなと思いますが。

答弁 総務課長 森谷清和(総務課長は2019年3月まで)

議員おっしゃるとおり、できるだけそういう災害に対する危機意識を持って、住民の方には危機意識を持っていただいて、平時から備えを行っていただきたいと思っておりますし、また、行政は行政なりのやれることをやっていかなきゃならないということで、お互いそういう歩み寄りがあって、はじめて安心な地域がつくられるのかなというふうに思っております。そんなことで9月号の広報でも折り込みさせていただいておりますが、さらに工夫しながら住民の方に情報等も提供してまいりたいと思っております。また、先ほども申し上げましたけども、今月27日に日出地区で防災訓練をやりますけども、今年の特徴としましては、住民の方が主体になって防災訓練のほうを実施すると。行政がすべて主導するんじゃなくて地域の方が主体になってもらって、防災訓練のほうを実施したいというふうに考えておりますので、そういった意味で今、準備等進めておりまして、いろいろ会議等も行っておりますが、非常に地域の方たちも積極的に主体性を持って取り組んでいただいておりまして、こういったことも機会となって、そういう防災意識も高まっていくのかなというふうに私どももとらえております。

質問 8番 河端芳惠

自分たちの住む訓子府で安心して住みたい、これは誰もが思うことです。そのために、個人で考えていくこと自助、それと隣近所と助け合う共助、いつも町長何かあると自助・共助・公助といいますが、それを円滑に進めていくために、また、最後ですが、訓子府の今までと災害の状況、予想される災害の状況が昔とは変わってきているというのがあります。その辺今、何に対して一番、町長どういう災害に危機感を持って、それに対処しようとされているのか伺います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

2つ私はあると思っています。1つは、先ほどから出ていますように、大雨、集中豪雨等による河川の氾濫による事故が予想される。もう1点は、直下型地震がもし訓子府で起きた時には、大変な混乱が起きてくるという、この2つが災害で予想される非常に人身の危険を伴う状況ではないのかなというふうに思っております。例えば、我々50mmとか100mmという言葉をよく耳にするんですけども、一般的に我々というか一般の家庭の方が100mmの雨が降ったらどのぐらいかというのはおそらくわからないんじゃないかと思うんですね。きっと80mm以上になると猛烈なごうごうなんてものではなく、猛烈な雨になって息苦しくなってくる。そして、寝ている人なんかは当然寝てなんかはいられないですし、水しぶきで車を運転していても、もう前が見えない。そして、マンホールから水が出てくるし、車の運転はもちろん危険だということです。さらにあわせて土砂災害が起きてくるということですから、立っていること、あるいは動くことも非常に厳しいということが、50mm以上の雨が降ると、そういう状況の中で災害が起きてくると。しかもこれが深夜だったらどうするのかということを考えていくと、2階に避難するということもさることながら、今回の広島の場合もそうですけれども、避難場所に案内することが本当にいいのかどうかという、市長の迷いがやっぱりあったと言いますけども、最終的に責任を持って避難勧告出すのは、町長の責任でありますから、その辺の判断が例え空振りに終わっても、避難勧告を出して避難命令を含めて出さなきゃならないときというのは、遅いより早いほうがいいし、空振りに終わってもやっぱり出す状況というのは、やっぱりこれから考えていかなきゃならないんじゃないかなというふうに思っています。今までの災害の中では、私は昭和51年か昭和52年だったと思いますけれども、常盤の川が越水して1人の高齢者の女性の方を私は背負いながら避難した記憶は1回だけありましたけれども、多くは大体、小河川の越水等々が考えられるのではないかと。去年にあったんですけども、福野でスピーカーで回る。そして実践会会長を通じて連絡する。それで連絡がつかない。もちろんこっちからも電話するけども連絡がつかない。高齢者の一人住まいだったですけども、職員が行ってガンガンガンとやって、起きてくださいということでやったら起きてきたと。訓子府川が気をつけないと危ないですからというようなことというのは、本当に少ない箇所だったから、これでいいんですけども、集中的に地域が一体となってそういう状況になったら、とてもとてもそんなことではできないという状況は予想されます。それから、もっと言うと常呂川が決壊したらどうするという話です。これは下流域のほうで、北見のほうだったら、まだうちには影響ないかもしれませんけど、上流域やあるいは訓子府の河川が決壊するというような状況が起きたら、これ総なめになりますから、そうすると避難場所とか避難所というのは、今想定されている大雨やいろんな火災等々の避難場所で言っている各会館や公民館やスポーツセンターでも、ごく限られたところに避難場所というのは、なってくるんじゃないのか。状況によっては、一早く高台に逃げてくださいということだってあり得ることを想定しながら、これからやっぱり防災訓練や、あるいは防災計画というのは、再度練り直していかなきゃならない。今、地域的な集中豪雨等々の状況が頻繁になってきておりますから、そういうことを急がなければならないというふうに考えているところでございます。その点でいきますと、防災訓練はもちろんです。そして今回、日出で地域的な防災訓練で日出の人たちが中心になって、日出実践会と町内会が中心になって避難していくということで、私も高齢者を抱えるか、手を引っ張るか、役をやってくれということでございますので、各地域でもそういった危機意識、あるいは避難訓練も含めて、現実の状況を把握しながらやっていかなきゃならないのではないかと思います。さらにまた、町内会・実践会でもいろんな取り組みが今出てきておりますけども、さらにまた、日赤奉仕団やいろんなところで防災の研修会や炊き出し等々のことをやっているという状況でございますから、それを一つひとつの家庭、それから地域ぐるみ、あるいは町全体でそういった安心・安全の対策を瞬時に講じられるような状況を早急につくっていかなければならない状況ではないかと思いますので、これは行政だけでは到底できませんので、各実践会、町内会等々の力もお借りしながら、これから進めていかなければいけないと考えているところでございますので、ご理解を賜りたいと思います。

質問 8番 河端芳惠

これで、私の一般質問を終わります。

出典:訓子府町議会 平成26年第3回定例会 2014年9月9日 議事録 PDF(26ページ) 間違いを知らせる