訓子府町議会 平成24年第4回定例会 2012年12月11日
冬期間の災害想定とそれに対する備え
2012年12月11日、訓子府町議会の一般質問で、河端芳惠議員が「冬期間の災害想定とそれに対する備え」について質問し、町長 菊池一春、上下水道課長 遠藤琢磨、総務課長 森谷清和が答弁しました。
- 質問者
- 河端芳惠 議員
- 答弁者
- 町長 菊池一春、上下水道課長 遠藤琢磨、総務課長 森谷清和
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 河端芳惠
次に、冬の災害、防災の備えについて伺います。先日、登別市で暴風雪による大規模な停電が起きて、市民生活に大きな支障をきたしました。5日には、訓子府でも50戸ほど約30分間停電があり、それぞれの家庭でも冬の防災について、再点検されたことと思います。本町では、9月に地震を想定した大規模な防災訓練をしましたが、冬の災害をどのように想定して、それに対する備えはどの程度進んでいますか。以上、伺います。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
ただいま「冬期間の災害想定とそれに対する備え」についてのお尋ねをいただきましたので、お答えさせていただきます。冬季の自然災害の大きなものは、雪であります。大雪、それに風がつく暴風雪が挙げられます。その中で、先日の胆振管内西部の室蘭市、登別市を中心とした暴風雪による大規模停電が発生したところですが、このような事象は、雪国北海道ではどこでも起こり得る可能性があると思います。今回の大規模停電は、登別市の鉄塔が想定以上の暴風雪により倒壊したことによるもので、一時は5万6千戸が停電するという事態が起き、多くの方が3日間も避難所で、また、寒く、暗い自宅の中での生活を余儀なくされたということであります。本町におきましては、12月5日に湿った雪と強風により、置戸町での倒木による高圧線断線などが原因で、町内の広い範囲で1分間ほどの停電、置戸町の境界に近い清住地区で2世帯が約1時間にわたり停電しました。幸い、被害も混乱もなく一安心といったところですが、同じ北国に住む私どもにとりましても、胆振管内の停電や昨年の空知管内の大雪と同様の状態になるかという不安が募っているところであります。そこで、冬期間における町の災害対応等についてでありますが、雪害予防につきましては、訓子府町地域防災計画にも明記しておりますが、異常降雪時において災害対策本部を設置し対策に当たることになっております。まず、迅速な除雪を実施し、交通の確保を図ることとしています。これは、住民等の避難経路の確保や緊急自動車の通行確保のためですが、町をはじめ道道を管理する網走建設管理部等と連携を図り、実施していく方針です。さらに、電話回線障害の復旧、電力施設の雪害防止等を図るため、東日本電信電話株式会社や北海道電力北見支店等と緊密な連絡体制の中で対応し、また、北海道と連絡をとり、避難、救出、給水、食料供給、防疫等に万全の措置を講じてまいります。こうした除雪や各関係機関との連携を進める中で、停電が発生した場合の対応ですが、対策本部と北海道電力との連携、つまり情報交換、情報伝達を緊密にし、北電の復旧作業に全面協力するとともに、町内の停電状況の把握に努めるとともに、町広報車等による住民周知を迅速に行うなどの対応をしてまいります。この停電に関して、災害対策本部を設置する役場庁舎につきましては、自家発電装置があり、庁舎内において最大約20時間の電力供給力を持ち、災害対応の最も重要な対策本部としての初動体制等の機能が維持できます。大規模停電がさらに長期に及ぶことや避難者が出ることが予想された場合は、避難所の開設をはじめ、避難者や関係機関への迅速かつ緊密な周知をすることにより、避難者の安全の確保を図ってまいります。冬季ですので、夏季とは違い、寒さ対策も必要となります。冬季用の町の備蓄体制としましては、平成23年3月の東日本大震災を受けて、この年の5月に備蓄ガイドラインを策定、さらに10月には、冬期間のガイドラインも定めて冬季用備蓄品も整備してきているところであります。町としての冬季の備蓄としては、まだまだ十分ではありませんが、今後も年次的に整備を進めてまいりますので、ご理解をいただきたいと存じます。また、本町と災害応援協定を結んでいる団体等が11あります。ライフライン関係では、日本水道協会北海道地方支部をはじめ、訓子府建設業協会、北海道エルピーガス災害対策協議会、北海道電気保安協会、さらに北海道開発局とも提携しており、先ほど申し上げました町内清住地区の停電に際し、網走開発建設部より発電機等派遣応援のお電話もいただいたところでございます。こうしたことから、除雪体制と同様、近隣市町、国、道、協定団体等とも連携・協力を緊密にし、万が一に備えて対応してまいりたいと存じます。雪害・大規模停電に限らず、災害発生時には今申し上げましたとおり、町として最大限の対応をし、防災に向けた取り組みも進めていますが、災害時の基本姿勢であります「自助・共助・公助」の部分につきましては、住民の皆さんにも普段の備えなど、防災意識の向上にご協力をいただきたいと存じているところでございます。何と言いましても、一次的なものとしては、各家庭での備えが重要になります。雪害防止に関しましては、こまめに屋根の雪下ろしをすることや玄関ばかりではなく、避難口として窓周辺の除雪も行うなどの対策が必要となってまいります。そうした中で大規模停電が発生すると想定し、水や食料の備蓄につきましては当然のことでありますが、ほかに、電気を使用しない暖房器具、例えば、電池式ポータブルストーブ、カセット式のガスストーブやガスコンロ、防寒着や毛布、手袋、カイロなど、さらに携帯型携帯電話充電器やラジオ、懐中電灯やマッチ、ろうそくなどを備えておくことが大切です。こうした皆さんの防災対策の向上を目指し、今後も広報等を通じて周知していく考えのほか、平成25年度には、自助や自主防災さらに冬季災害の対応などをテーマに町民の皆さんを対象とした防災講話の開催も検討しているところですので、皆さんのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
質問 4番 河端芳惠
約40年近く前だと思いますが、ちょうど今時期、このあたりでも3日間ぐらいに及ぶ大規模な停電がありました。その時の記憶があるものですから、私も今回あちこちの町で停電があった時、いろいろ備えました。その中で、やはりいろいろな新聞報道なども見ましても、各市町村でそれぞれ発電機などで対応したりして、重大な支障がなかったということをお聞きしましたので、訓子府、今、町長のお答えの中で、庁舎の中で20時間対応できる発電機を備えているということですが、水道施設だとか、そういうライフラインにかかるところの発電機ですか。停電の場合の対応とか、そういうことはどういうふうになっていますか。
答弁 上下水道課長 遠藤琢磨(上下水道課長は2016年3月まで)
ただいま、水道施設のライフラインにかかる発電機等の対応についてのご質問をいただきました。まず、水道施設につきましては、浄水場、それからポンプ場、それから配水池等、全町にございますが、まず、大谷浄水場、一番メインになります大谷浄水場につきましては、自家発電機が備えてありますので、停電になった場合につきましては、自家発電機を稼働し、水の供給ができるというふうになっております。それから、若富浄水場もございますが、若富浄水場につきましても自家発電ございますので、自家発電をまわしまして、高園配水池のほうに送水することができます。それから、駒里にも浄水場、ポンプ場がございますが、そちらにつきましても外部の発電機設置可能ということでございますので、それで対応してまいりたいと思います。高園の配水池につきましては、これも自家発電がございますので、停電の場合は、自家発電機をまわして送水をするということになってございます。そのほかにも柏丘東配水池、それから駒里の浄水池につきましては、外部の発電機設置可能の施設というふうになっておりますので、停電の場合は、発電機を持ってきまして、それによりまして電源を確保できるということになってございます。その他、大谷水系の緑丘の配水池、それから柏丘水系の西配水池、それから開盛水系の協成、常盤、豊坂の配水池につきましては、発電機の対応等がございません。それから、外部からの発電機の対応ができない施設になってございますが、この施設につきましては、配水池がございますので、配水池で自然流下で送水することができますので、大体通常の使用でございますと24時間から長いところで70時間ぐらい水を供給することができるというふうなことでの対応になるかと思います。それから、ポケットパークの配水池ございますが、こちらにつきましては、発電機の設置が不可能ということになってございまして、ポンプがまわせないということもございますので、このポケットパークの配水池につきましては、配水池容量が480トンほどございますが、こちらにつきましては、給水車等でみ上げて供給するというような水源というふうに考えておりますので、よろしくお願いをいたします。
質問 4番 河端芳惠
最悪、訓子府で停電が起きても今のところは水道は70時間ぐらいまででしたら大丈夫というお話を伺いまして、今ちょっとほっとしました。下水道はいかがですか。あと例えば、停電になった時に影響を受ける施設というのか、町民に影響を与える施設というのは、ほかにありますか。
答弁 上下水道課長 遠藤琢磨(上下水道課長は2016年3月まで)
下水道の施設でございますが、まず、訓子府町の排水管理センター、穂波のほうにあります排水管理センター、それから、末広地区にあります排水管理センター、この2カ所につきましては、自家発電機を備えてございますので、停電の場合は、自家発電機を稼働して水処理にあたるということができます。それと日出地区の排水処理センターにつきましては、規模が小さいということもございますので、無停電の電源装置、要するにバッテリーですが、そちらを備えてありますので、ある程度の水処理はできるかと思われます。それから、マンホールポンプ場が町内に4カ所ございます。マンホールポンプ場につきましては、停電時はポンプが稼働不可能というふうになりますので、外部の自家発電機、それから、汚水ポンプ等を持ってきまして、それを投入してみ上げるというような対応が必要になるかというふうに考えております。
答弁 総務課長 森谷清和(総務課長は2019年3月まで)
そのほかの施設で停電に伴いまして支障が出るということで申し上げますと町の施設でなくても例えば信号機だとか、そういったことはもちろん支障が出る可能性が出てきます。それから、火葬場ですとか、各小学校の暖房、そういったさまざまな施設では何らかの支障は出てくるということは、当然のことあります。それから、各地域に避難所なんかも指定しておりますが、そういったところでの暖房、そういったところでもし万が一避難するような事態が起きた時に避難施設での暖をとったりするのに支障が出てきたりとかいうのはあろうかと思います。その辺につきまして、前回の質問の時にもお答えしているかと思いますが、今、備蓄計画を立てて、年次的にそういった小型のポータブルストーブだとか、そういったものを準備しているという状況でございます。
質問 4番 河端芳惠
やはり生活している上で、停電になってまず困る、いろいろな面がありますが、まず、水、それはある程度確保されるという話を伺いまして、今ちょっとほっとしております。ただ、何かに備えて町にお願いするだけでなくて、私たちも水を備蓄する。雪が空模様が危なかったらちょっと停電に備えて自分たちはどういう準備をすればいいのかとか、それぞれ年齢がいって、いろいろな経験をされる方は分かるとは思うのですが、若い方、それといろいろな方もいらっしゃるので、こういうことを備えてくださいというような町の今の状況というのですか、そういうこともきちんと伝えていかなければいけないのかなという思いもありますが、いかがですか。
答弁 総務課長 森谷清和(総務課長は2019年3月まで)
その辺の停電だけでなくて、いろいろな災害に備えた各家庭でのこういったものを用意したほうがいいとか、そういったことにつきまして、年に何回かお知らせもさせていただいておりますが、なかなか伝わりにくいというところもあろうかと思いますが、継続してそういった呼びかけといいますか、そういったことを広報等について、努めていきたいというふうに考えております。
質問 4番 河端芳惠
このところ異常気象と言って、何年か前に100年に一度の大雪ということで、大変被害がありましたが、あちらこちらでゲリラ豪雨、ゲリラ集中豪雨ということで、いつどのような災害が訓子府にふりかかるとも限らない、そういう不安を抱いております。今いろいろお伺いしましたら、それに備えて着々と準備をされているということで、これからもますますいろいろな場合に備えて、町民に不安を与えないようなことで進めていただきたいと思います。町長お答えいいですか。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
この間、滝上町で1日の降雪量が90cmを超えた。その中で、あそこの町で全戸にテレビ等が配置されていますから、連携等が取りやすいという状況が出ていますし、西興部村ですね。滝上町についてもかなり気象庁はじまって以来の1日の降雪量としては最大だということでございました。まず、冒頭申し上げましたように、1つは、やはり住民自身が何とかなるやという意識から、自分たちのことは自分たちで守ろうということを第一義的には、きちんとしていただく。停電に備えて、やはりローソクを用意する。水を用意する等々を含めた薬をちゃんと身近な所に置く。こんなところを啓蒙活動等もしながら、さらに強力に進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。もう1つは、水道等のライフライン等の話をさせていただきましたが、これは万全を期して、今、水はおろか電気等々についてもかなり先般のたかだか何分とか、1時間とかの時間でもありましたが、該当する家庭にも私どもについては、連絡を取ったりしながら、困っていることはないのかと。緊急時については、どうすればどのようなかたちで連絡くださいということも含めて今やっているところでございます。避難が短期間で必要な場合については、例えば、公民館や役場を中心にしながら、避難所として利用していただく。そして、長期に及ぶようであれば、これは各会館を使っていただく。それが3日、4日、5日という生活が強いられるようであれば当然そこにおける石油ストーブ等や食料や毛布等の備蓄を今、課長のほうからもお話しましたように順次整備を進めているところでございますので、もちろん会館でもそういった体制をできるだけ各実践会、町内会でも常備していただけるような状況もつくっていかなければならないのではないかというふうに考えているところでございます。それから、もう1つは、弱者であります。今回、3日間継続してかなりの量の雪が降りましたし、大変重かったということもあります。私は、1つは、とりわけ実践会地区につては、実践会長にFAXを入れさせていただきました。少なくても一人暮らしの高齢者や高齢の2人だけの家庭については、実践会で除雪等の配慮、あるいは様子をよろしくお願いしたいということもお願いをしたところでございますし、今日、天気になりましたから、今日か明日中には、できれば地域担当職員にまわっていただこうということで今、町民課長、あるいは副町長とも話しております。手ぶらで出かけるのではなくて、当然、行くとすればスコップの1つぐらい持って行ってもらおうということを考えているところでございまして、そういうかたちで総合的に地域防災や雪害対策というところについては、きめ細かな、そういう防災体制を一層強固に進めていかなければならないというふうに感じているところでございますので、地域の皆様も含めて、ご理解をお願いしたいと思います。
質問 4番 河端芳惠
ストーブなんかでも昔は煙突がある家がほとんどですが、今、外に排気、それも大雪で詰まるとか、いろいろなことも考えられますので、各町内会なり、近隣、また、民生委員の方も以前にもまわったり、声かけされたこともありますので、そういうことで見逃すことのないようなことでお願いをしたいと思います。