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訓子府町議会 平成24年第2回定例会 2012年6月20日

町民の平穏な暮らしを守る施策

2012年6月20日、訓子府町議会の一般質問で、西山由美子議員が「町民の平穏な暮らしを守る施策」について質問し、町長 菊池一春、福祉保健課長 八鍬光邦、幼稚園・保育園事務長 菅野宏、教育長 山田日出夫が答弁しました。

質問者
西山由美子 議員
答弁者
町長 菊池一春、福祉保健課長 八鍬光邦、幼稚園・保育園事務長 菅野宏、教育長 山田日出夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 西山由美子

2番目は、町民の平穏な暮らしを守る施策について、町長にお伺いします。中身的に教育長にお伺いする部分もあるかと思いますが、その時はお願いいたします。町長は、今年の5月26日から27日に東川町で開催された「全国小さくても輝く自治体フォーラム」で「人にやさしいまちづくり」と題して、我が町くんねっぷを参加者にPRしました。町長がこの5年間に実行してきたさまざまな施策が挙げられました。さてここで、私たちの町を内側から探ってみたいと思います。「人にやさしい町」くんねっぷにおいて、暴力や虐待はないのだろうか。人々はこの町で平和で満足して暮らしているのだろうか。その整合性について、2点、町長に伺います。1つ目、本町において、今まで暴力や虐待等の実態把握はされているのか。2つ目、教育、福祉の両面で町民を暴力や虐待から守るべく対応策は何か。この2点について、お伺いいたします。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

ただいま「町民の平穏な暮らしを守る施策」について、2点のお尋ねをいただきましたのでお答えします。まず、1点目の「本町において、今まで暴力や虐待等の実態把握はされているのか」とのお尋ねでありますが、本来あってはならない暴力や虐待は、人としての尊厳を認識できない者や認識できない病的な状態にある者が取る行動ではないかと思われますが、この種類も、児童虐待・高齢者虐待・夫婦間のDV・家庭内暴力等があります。これらはそのほとんどが家庭内のことであることが多いことから、被害を受けた側も知られたくない部分があり潜在化し実態把握が非常に難しいものがあります。本町での高齢者虐待と思われるケースにつきましては、地域包括支援センターに過去3件の相談があり、それぞれのケースに応じた対応をしているところですが、高齢者虐待の実態については、特に事実確認が困難なことが多く、潜在化してしまう場合が多いと考えております。虐待の背景としては、認知症等の言動等への対応の混乱など介護負担のストレスやそれまでの家族関係、人間関係も複雑に絡み合い起こる場合や経済的な問題、介護者の人格的な問題や精神疾患なども要因と考えられます。また、配偶者からの暴力、いわゆるDVについて、北海道がまとめた「道立女性相談援助センターにおける一時保護を受けたDV被害者の状況」によりますと過去5年間では、全道で1,008人が一時保護を受けておりますが、本町からの一時保護は、平成18年度から平成22年度までの5年間では該当者はいないという結果になっております。ご承知のようにDVにつきましては、DVにあった方たちが避難する際にも極秘に相手に気付かれないように、特に神経をわなければならないこともあり、本町の保健師等への相談につきましては、過去数年、直接的に相談に関わったケースはありません。自分が誰であるかを隠し、電話により大まかな話はしてくれますが、詳細な話はしてくれず、DVシェルター、いわゆる駆け込み寺等の連絡先の問い合わせというケースはありましたが、その後の追跡はできない状況であります。児童虐待に対しては、児童相談所をはじめとする関係機関・関係団体及び児童の保健福祉に関する職務に従事する関係者で構成する「訓子府町要保護児童対策地域協議会」を平成21年度に設置しておりますが、本年2月に開催した会議の中で北見児童相談所から「児童相談・虐待の現状と対応」についてのお話があり、平成22年度の児童虐待対応件数については、全国では、5万5,152件、北海道では1,593件、そのうち北見児童相談所の虐待対応件数につきましては、89件という報告がありました。本町が把握している児童虐待の件数といたしましては、平成20年度から平成23年度までの間で4件、世帯では1世帯になりますが、必要な世話や配慮及びその義務を怠るなどのいわゆるネグレクトの事例がありました。2点目の「教育、福祉の両面で町民を暴力や虐待から守るべく対応策は何か」とのお尋ねでありますが、1点目で申し上げました「訓子府町要保護児童対策地域協議会」は、年1回の代表者会議の他に実務担当者会議、さらに個別ケース検討会議を必要の都度、開催しており、児童相談所や民生委員児童委員、幼稚園・保育園・子育て支援センター、各小中学校・教育委員会や福祉保健課等、ケースにあわせてこれら専門機関の実務者で構成し、連携しながら、虐待が起こらないために地域を上げて事案の相談・検討等を行っているところでございます。暴力や虐待から町民を守る万能策はないと考えますが、前段申し上げましたように、各家庭等で起こる虐待については、その把握が非常に難しいところですが、関係機関がそれぞれの立場で日常的な関わりの中で異変をキャッチできるようにアンテナを張り、大人も子どもも心身ともに傷つくことになる虐待が起こらないように、ささいなことでもすぐに相談しやすい環境を整え継続していくことが、町民の平穏な暮らしを守ることにつながるのではないかと考えているところでございます。以上、お尋ねのありました2点についてお答えをさせていただきましたので、ご理解を賜りますようよろしくお願いいたします。

質問 8番 西山由美子

私たちの町、人にやさしい町において、そういうことがゼロだという報告を期待しておりましたが、やはり数字的に少ないとはいえ、実際にこの数字に出る以外のことでも各家庭、各施設の中でも起きていることが現実だと思います。最初に回答ありました高齢者虐待、3件の相談があったということで、これは、その後解決といいますか、家族との相談の中で、どのような経過になっているのか。もし分かる範囲で、個人的なことですから、分かる範囲でよろしいです。認知症の高齢者を介護している家族の会というのが偶数月の第1水曜日に集りがありまして、私も3度ぐらい参加しております。前々回の時か、今月ではなくて、4月の時に大変今までで一番多い、皆さんお腹に溜まったものを胸の内を打ち明けるというか、うちではこういうことなんだよということで、皆に話を聞いてもらうだけで、悩みも大分気持ちも楽になるという、そういう会です。保健師やはるるの施設長とかが参加してくれていろいろな相談に応じてくれます。実際多分こういうふうに数字に上がる件数というのは、そういうところにもなかなか出てこられないいろいろなさまざまな理由があって、どうしても内向的になってしまいますから、後は個別的に職員との対応が大きな解決策になるのではないかと思います。先ほど言ったその後のことを教えていただきたいのとあとDVに関して、これも小さい町ですと夫婦間のことですから一番怖いのは噂です。なぜ職員がこういう相談に一番適しているかというと同じ町でも、やはりそれぞれ守秘義務というのもありますし、専門家、専門的なお仕事だということもあって、本当は一番相談してくれるのがいいのですが、やはり小さい町というのは、そこら辺が難しいと思います。暴力でいろいろな事件が起きる前にやはりそういうことがないように職員の方もいろいろなアンテナを張り巡らせてやはり対応していくしかないのかと思いますが、あと児童に関しては、児童相談所の説明が協議会の中であったということですが、私もあることをきっかけでCAPオホーツクという団体、CAPというのはご存じの方もいらっしゃるでしょうが、分からない方も多いと思います。CAPというのは、英語の頭文字をとってCAPというのですが、子どもへの暴力防止のアメリカで1978年に小学生のレイプ事件が起きて、それがきっかけで、子どもたちを暴力から守ろうということでプログラムが組まれ、その後、1985年に森田ゆりさんという方が日本に紹介して、今はもう全国にものすごく広がっています。そしてオホーツクでも北見に本部を置いて活動していらっしゃいます。大体若いお母さんたちです。皆さん子どもがいらっしゃるお母さんたちが特別の養成講座を受けて、そして取り組んでいます。各学校とか、幼稚園、大人の人向けのプログラムも立てたりしています。道内には、北見、札幌、函館2カ所、帯広2カ所、旭川、室蘭、8カ所ですね今活動しています。CAPの方の総会の時に児童相談所の方の虐待についての報告があったので、私も参加してみて、今、町長の答えの中で、22年度、89件でしたが、実は23年度、その時に数字が出ていまして127件と大幅に増加しているのです。CAPの活動が即その暴力を防ぐということに形として効果があるかどうかというのは、CAPをやっている方たちも10年になりますが、はっきりは言えないが、こういう事例があったと。それはある小学生の男の子がお母さんと行動している時にある公共施設のトイレに入ったのです。そのトイレで見知らぬ人に腕をつかまれて個室に連れ去られようとした時に、幼稚園の時にCAPのプログラムを受けているのですが、その時にCAPのスタッフが何をしてもいいから逃げなさいと。それが頭にあって、その人の手を思いっきり噛んだそうです。それで逃げられたというエピソードがありました。ちょっとそのCAPのことについては、後ほどあれしますが、先ほどの質問の回答をお願いいたします。

答弁 福祉保健課長 八鍬光邦(福祉保健課長は2014年3月まで)

先ほど、高齢者の地域包括支援センターに3件の相談があったということのその後の対応といいますか、結果はどうなっているかというご質問だったと思いますが、この3件のケースにつきましては、過去の事例でございまして、平成20年度に1件、21年度に2件のあわせて3件を報告させていただいておりますが、20年度の1件のケースにつきましては、入所施設の暴言等の不適切な対応が疑われる相談ということでありまして、施設管理者への事実確認と改善指導を行ったケースが1件でございます。それから平成21年度のまず1件目は、これは家に一緒に同居されていた方なのですが、いわゆるネグレクト的な脱水症状や低体温等を引き起こしているのですが、介護放棄的な部分がございまして、ショートステイ等に環境改善のため、家族から引き離すというようなことで、介護者の負担の軽減を図るための支援をしてございます。もう1件につきましては、別居の親族から、同居の親族が嫌がらせをしているのではないかというような相談をお受けしまして、これは親族間同士の話し合いの場を確保して相談対応をしているというケースでございます。以上が最初の部分でございます。ほとんどが今の1件がご質問の趣旨だったかと思いますが、2番目にDVの関係でお話もされていましたが、言われるとおりに本当に難しい相談内容でございまして、私たち保健師等含めて相談に真っすぐ向き合ってできることであればいいのですが、最初に町長からの答弁でも申し上げましたように、なかなか面と向かって私ということにはならないようでございまして、電話等の暗い声の中に何かあったのかということで察知しながら話を聞き及んでいくとやっとシェルター的なものの連絡先はというようなことがあったのだと思うのですが、本当にこれは会う人会う人に「あなたDV受けてないかい」というようなことは聞いて歩けませんので、本当にいろいろな日常生活というか、業務も含めましてアンテナを張って、何かの異変に気付いて行動を起こすということしかできないのかと思いますので、ご理解をいただきたいと思います。

質問 8番 西山由美子

ありがとうございます。先ほどの途中になりましたが、CAPオホーツクの取り組みについては、教育委員会で大変理解していただいて、CAPのスタッフの方も訓子府の幼稚園は、2005年から2010年、今年もずっと例年、年長児とその保護者向けにCAPを呼んでくださって、それがぜひ言ってほしいというのですが、職員の方たちがCAPのスタッフを本当にウェルカムで、すごく毎回歓迎してくれるのですということで言われていました。やはりどんな取り組みも継続というのが一番大事なのかなと思います。このCAPに関して若干ですが、これは非営利団体でNPOをとっていますので、営利目的ではありませんが、必要経費がかかります。たくさんのお母さん方が、結構高いのです。養成講座を受けて資格を取って出張してくる訳ですから、若干の費用がかかるはずですが、訓子府幼稚園の場合は、これはどういうふうに処理なされているのか聞きたいと思います。

答弁 幼稚園・保育園事務長 菅野宏(幼稚園・保育園事務長は2012年6月まで)

CAPの受講に関しての費用につきましては、保護者から希望者、何百円単位ですが、いただいてやっているのが現実でございます。以上です。

質問 8番 西山由美子

費用は幼児が60分あるのですね課程が、それを幼児ですからそんなに集中できませんから、20分間を3日間かけて行います。それで1人500円と聞きました。その他に交通費1,500円が、これは全体でかかります。小学生は2時間プログラムがあって1人300円、中学生は60分が2回、2日間ですね、2日間というか2時間、2回です。これは300円、これはちょっと定かではないです。大人は2時間で全体で1万円ということです。それでCAPの方々も言われていたのですが、訓子府幼稚園は本当に毎年理解してくださって取り組んでいるのですが、ぜひ、これを予算化してほしい。本当にわずかですが、継続する意味でも予算化してほしいというお話でしたが、教育長いかがでしょうか。

答弁 教育長 山田日出夫(教育長は2012年9月まで)

CAPの活動については、今、菅野事務長からお話したように幼稚園としては、真剣にとらえて対応させてもらっていますが、なかなか全部を公費でということには、今までは至っていない現状であります。ただ、大事な子どもを守るという観点から、これから検討させてもらいたいと思います。

質問 8番 西山由美子

ちょっとしり切れトンボになってしまいましたが、子どもにしろ、高齢者にしろ、夫婦でも必ずしも女性が被害者とも限りません。とにかく弱い者に対する暴力、言葉の暴力も含めて、決して許されることではないと思いますので、これはとてもデリケートな部分でもありますので、職員と地域、それぞれ協力しあって、ぜひ、訓子府町から、せめて訓子府町がそういうことがないように、これからも取り組みを行っていただきたいと思います。これで私の質問を終わります。

出典:訓子府町議会 平成24年第2回定例会 2012年6月20日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる