訓子府町議会 平成23年第3回定例会 2011年9月13日
被災地支援の取り組みと本町の大雨対策
2011年9月13日、訓子府町議会の一般質問で、西山由美子議員が「被災地支援の取り組みと本町の大雨対策」について質問し、町長 菊池一春、総務課長 林秀貴、企画財政課長 森谷清和、建設課長 伊田彰が答弁しました。
- 質問者
- 西山由美子 議員
- 答弁者
- 町長 菊池一春、総務課長 林秀貴、企画財政課長 森谷清和、建設課長 伊田彰
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 8番 西山由美子
8番、西山です。一般質問を行います。まず、一点目は、被災地支援の取り組みと本町の大雨対策について、町長に伺います。3.11の東日本大震災から、今月11日で半年が過ぎました。2万近くの死者、行方不明の方々、今もなお不自由で不安な毎日を送られている10万人近い方々に対して、今改めて心からお悔やみとお見舞いを申し上げたいと思います。そして、私たち日本人にとって、決して忘れられない、忘れてはいけない日となりました。あの瞬く間に町が津波に飲み込まれていく映像をテレビで見ている現実すら信じられず、あの時、誰もが言葉を失ったのではないでしょうか。その上、2日後の新聞には福島原発の爆発ニュース、いったい日本はこれからどうなるのか、日に日に死者、行方不明者の数が増え、情報が錯綜する中、東北地方の南北に約500km、東西に約200kmの広範囲に渡るM9.0の観測史上世界最大級の地震であったことがわかりました。この半年間、日本全国はもとより、世界中からも義援金や支援物資、ボランティアなど復興へ向けた温かい支援が今なお続いております。さて、地震や災害の少ない私たちの町では、どのような支援の取り組みがあったのか。また、今後の考えも含めて伺います。そして、本町で一番身近な災害として、考えられる大雨などへの対策についても伺います。1つ目、自治体として、半年間どのような支援の取り組みが行われたのか。また、今後も継続できることは何か。2つ目、今年も全国でゲリラ豪雨による被害が発生しているが、本町も集中的な大雨の場合、河川の越水や畑への冠水が心配されるが、現況と対応策について伺います。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
ただいま、被災地支援の取り組みと本町の大雨対策についての2点のお尋ねがございましたので、お答えさせていただきます。3月11日の東日本大震災発生から半年が過ぎました。この大震災により1万5千人以上の尊い命が失われ、いまだ約4千人以上の方々が行方不明となっているところでございます。さらに、おそらく8万人以上の人々が避難所生活や他地域への避難・転居を余儀なくされ、日々つらい生活を送っておられますことをニュース等で拝見し、私自身も5月に被災地を訪れた際に受けたショックを思い出す毎日であります。この大震災では巨大津波のみならず、福島第1原発事故、電力喪失、風評被害などの複合的な災害となっており、それらの復興の筋道が、いまだ見通せない状況で、被災された東北地方はもとより全国に未曾有の被害をもたらし国民生活に多大な影響を与えております。大震災発生と同時に、全国さらには海外からも多くの支援の手が差し伸べられ、現在もなおボランティア活動をはじめとする人的、金銭・物資の支援が続いており、そういった面でもいかに未曾有の被害であるかあらためて認識しているところです。そこで、まず、1点目の「自治体として、半年間どのような支援の取り組みが行われたのか。また、今後も継続できることは何か」とのお尋ねですが、本町の半年間の支援の取り組みとしましては、まず義援金等についてです。町内全体、個人に呼びかけるなどして3月14日から社会福祉協議会を窓口として義援金を募っているほか、町としても300万円を日本赤十字社などを通じて被災地に送らせていただきました。団体や個人の募金に関しましては、議員の皆様にも多大なご協力をいただいているほか、町民の皆様からのご協力で、8月末までに約233万円の義援金が集まったところでございます。物資支援につきましては、被災地からの要望を踏まえ、カップめんやティッシュペーパーなど食料品・生活用品・学用品の12種類について3月中に募集し、オホーツク振興局を通して被災地に送らせていただきました。人的支援につきましては、やはり被災地の要請に基づき、専門職職員などの積極的な派遣を北海道に伝えてきましたが、被災地側の状況の変化で、派遣までには至ってはおりません。しかし、オホーツク管内全市町村が企画した「オホーツク絆プロジェクト」第1弾が5月下旬に実施され、本町からは職員1名を派遣したところでございます。さらに、本町の被災住民受け入れについても、積極的に働きかけており、大震災発生後すぐに被災住民受け入れのための公営住宅等の入居可能住宅や避難された被災者世帯への生活支援金の支給を決め、それらの情報をホームページなどで公開・周知しているところでございます。また、このような町の支援策を含め、今後、自治体として継続できることは何かとのお尋ねですが、町としましては、これまで実施している支援策を今後も継続するとともに、新たな具体的支援としては「オホーツク絆プロジェクト」の第2弾が10月中旬に実施され、職員1名を派遣する予定となっています。今回は、宮城県東松島市の復興支援イベントに参加するもので、前回同様、オホーツク産の食料品の提供などが行われるほか、図書などの配布も予定されており、町図書館が図書類の収集準備を始める計画となっているところでございます。また、被災地の子どもに絵本を送るプロジェクトが函館市で立ち上げられ、本町の保育園でもこのプロジェクトに賛同し、紙芝居を送る予定となっています。ほかに、被災地復興支援のチャリティコンサートの開催も計画されているところでございます。いずれにいたしましても、被災地の復興や被災者の皆さんが、一日も早く安心して笑顔で暮らせる日々を取り戻すことができるように本町として、できる限りの支援は継続、実施していくこととしております。今後とも国や北海道、他市町村と連携しながら、被災地の状況などの情報収集に努め、新たに支援できる方策などについて検討していく考えでおりますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、2点目の「今年も全国でゲリラ豪雨による被害が発生しているが、本町も集中的な大雨の場合、河川の越水や畑への冠水が心配されるが現況と対応策について」とのお尋ねですが、近年、気候の大きな変動により「ゲリラ豪雨」や「局地的集中豪雨」という言葉を頻繁に新聞やテレビで目にするようになりました。実際、全国的に局地的な豪雨により、大災害が発生することが増加傾向にあり、自然の脅威を改めて見せつけられている現状にあります。これらの集中豪雨などは、本町でも例外ではなく、今年は特に局地的大雨が8月以降、毎週のように発生している状況であり、その主な発生状況をお知らせいたします。まず、6月10日には 雹ひょうを伴う大雨により川北地区を中心に被害を受けました。8月には6日、15日に1時間当たり20ミリの局地的大雨、そして8月26日と台風などの影響を受けた9月2日の大雨によっても被害が発生しております。特に、8月26日は、町中心部では多くの降雨量ではなかったものの一部地域では大雨であったほか、9月2日の大雨では、行政報告でも申し上げましたように町内各所で被害が発生し、現在、その復旧作業等を急いでいる状況であります。町としての水害等に対して、現況の把握についてでありますが、越水・冠水の恐れのある地域など災害が発生しやすい危険箇所等は、重要水防箇所として、また、小河川や道路などの過年度においての被災箇所も含め、地図に落とし、水防上警戒を要する区域として把握するとともに、情報を共有しているところでございます。町としまして、大雨や集中豪雨等の対応につきましては、気象警報の発令や災害発生が予想される気象状況等、さらに地域住民の方々の情報もいただきながら、先ほど申し上げた越水等の恐れがある危険箇所を中心に全町内でパトロールを行い、被災状況等の情報収集を行っているところであります。さらに、そのパトロール状況の情報等により、河川等での越水、冠水などの恐れがあり、被害が拡大することが予想される場合には、職員をはじめ、消防団員、地域の方々との連携を図りながら、現場状況に応じた河川の越水、畑への冠水等を最小限に食い止めるための防災対応を行っているところであります。今後とも、町民の皆さんが安全で安心して暮らせる防災体制の充実に努めてまいりますので、ご理解をいただきたいと思います。
再質問 8番 西山由美子
1点目の震災の支援について、再質問いたします。どうしても町長に2点ほど聞いておきたいと思うことがあります。1点目としまして、半年たった現在、多分、物資や食料も一部足りない地域がまだまだあると思いますが、物資の選別も含め、一応停止しているボランティアセンターなどが結構ありまして、やはり震災後3カ月ぐらいは、お金はもとより、とにかく食べるもの、生活必要品などが、あれだけ広い地域なので、本当にいくら送っても足りないぐらいであり、ましてや寒い時期でしたので、そのような状況にあったと思います。それで全国から、いろいろな支援物資が届いたが、まだ道が通ってなく寸断されている状況の中で、本当に私たちが想像する以上に現場では悲惨な状況と思います。今、私たちの町でいろいろな取り組みをしていたことを町長から報告していただきましたが、1つ、最近のことで疑問に思っているのは、例えば、私たちのまちで、町が所有している物品で、現在あまり使われていない物などは、被災地にでは、役に立つ物も結構あると思うのです。先ほど町長が言われた子どもたちの絵本や芝居などもそうですが、そのような物は、もっと早く、3カ月以内の時点で、自主的に町として、被災地にどのような物を送ったらいいかの検討がなされたのかどうか。そして、その物品は、どうなのでしょう、町の所有物ではありますが、どのような形で送る決断ができるのか。その辺を伺いたいと思います。それと人的な派遣を一番必要とするのは、これからだと思います。先日も音更町で今までこの半年の中で職員を派遣していた記事があり、あまり道内では職員の派遣がないと書いてあったので、どうしてなのかと私も7月に被災地に行った時に、やはり大槌町などは、職員のほとんど幹部職員などが亡くなっておりますし、やはり災害があった時に自治体職員の役割の大切さは、皆さん当然、意識していると思いますが、すごく大切な位置にあると思います。その中で職員の派遣や訓子府町民の中で、もし町がボランティアを募れば、もしかしたら意識のある方たちもいるかもしれない。半年たった現在では、個人のボランティアよりも団体のボランティアを各地域では募集しております。その意味で、人的な派遣をどうしてできなかったのか。その2点について、お伺いいたします。
答弁 総務課長 林秀貴(総務課長は2012年9月まで)
今、震災支援の関係で、1点目の半年間における支援の関係でございますが、まず、町長の答弁で申し上げましたように、被災地における必要な物品を町で、どのように把握しているとのご質問の趣旨と思いますが、阪神大震災においても震災を受けた人たちが、求めるものは、なかなか把握するのが難しく、災害の例としましては、そこに全国民の行為として、届いたものが逆にごみになり、その処理に困ったとの事例もございます。その辺を含めて、災害の教訓として、今、いろいろなものを読みますと支援する側と受ける側の合意があった中で物品等を受けることであれば問題ないと思いますが、その辺の情報は、町として、訓子府町が例えば、津野町のような姉妹町が東北で被災を受けた町村があれば、直接聞けることもございますが、その辺の必要なものについては、町村会、道、国なりを通じた中で、本町は対応させていただいたということでございます。それと回答の中で申し上げた食料品などを、12種類ほどお送りしておりますが、それも道等を通じて、この物品を送ってほしいとの被災地側が求める物を町民に募って、町として送ったということでご理解をいただきたいと思います。それとその中でもし、例えば、町の財産の中で求めるものがあり、町の財産として処分できるかどうかにつきましては、物によっての判断になると思いますが、今現在、町の財産として必要であり、使っているものでございますので、その辺を考慮しながら、もしそういう事例があれば、その辺を考慮しながら判断していくことになっていくと思います。それと2点目の人的派遣の関係でございます。先ほど町長の答弁でお答えしましたように、人的派遣は、本町としましても積極的に例えば、保健師や消防職員などは、それぞれ全道の保健師の関係や消防は北見消防組合を通じて派遣する直前まで至ったのですが、向こうの状況で、派遣まで至っていないことがあり、専門的な人的派遣は、そのような状況でございます。それと町村会を通じて、実は4月に被災を受けた市町村にどれほどの人材が必要かとの調査がありました。その時には、本町からも事務職員として、派遣をすることで回答はしているのですが、今の状況としては、新たに向こうから要請があり、派遣に至っていないのが状況でございます。それともう1点、ボランティアの関係でございますが、町として、どのように関わっていくかにつきましては、先ほど申し上げたように、本町においては、被災地の状況がわからない状況の中で、例えば、社会福祉協議会などの全国的なボランティア組織がございますので、その辺を通じながらでも町が関われる部分があれば今後も含め、積極的に進めてまいりたいと思いますので、ご理解いただきたいと思います。
再質問 8番 西山由美子
今のご説明で十分理解できるのですが、例えば、これは言っていいかわかりませんが、私は悲しい思いをしたのです。8月下旬に函館にいる友人から電話がきまして、いろいろな話をしているうちに彼女は今、読み聞かせの活動をしている。その中で函館は市民活動がすごく活発で、先ほど町長が答弁で言われたように「被災地の子どもたちに絵本を送ろう」といろいろな関係の人たちが集まり、4月9日にそのプロジェクトを立ち上げ、全国、全道から絵本を募り、5月末で1万7千冊ぐらい集まったそうです。福島から夏休みに子どもたちが、500人ぐらい避暑に来て、その絵本が十分活用されたとの話があり、その彼女も活動の中に加わっており、その中で少し残念な話として、私たちの町の名前が出たのですが、今、町で使われていない、幼児向けの雑誌や紙芝居などを送りたいと申し入れた人がいたんだけれど、やはりそれは町の物件なのでできないとの回答があったということで、私は別に職員の方にそのことは確認しませんでした。きっとその後、皆さんで話し合われ、何らかの結論が出ると思っていましたので、町長のお話から、それが送られることが決まったので、それは良い決断だったと思うのですが、大災害などは、悲惨との言葉や画面などで私たちはあふれる情報を持っています。半年たっても、テレビなども特集として、放送をしておりますが、やはり、実際に被災地にいる方々は、本当に日々生きることすら大変な状況であります。私たちの町は地形的に南北16km、東西12kmの190.89k㎡でありますが、それを地図で岩手県の三陸海岸の部分に押し当ててみると多分、今の防災意識からすると被災状況を判断すると本町も一飲みだったのではないかと思います。それぐらい大きな災害でした。この立派な庁舎もガラスが全部割れ、きっと2階の屋根まで波が到達したと思います。そのように自分たちの町へすり替えてみるとやはりその被害の深刻さが、よく分かると思います。それでも人というのは、なかなか人の悲しみや痛みを分け合うことは、言葉では言えますが、行動が伴わないことが現実なのだと自分も含めて、そのように思います。私たちの町は、町長がいち早く連休時に、東北を訪ねられて、その惨状ぶりを見てきましたし、私たちの議員の中にも身内の方が被災し、石巻に行かれたり、私と余湖議員も7月に行ってきました。それで町長にお伺いしますが、道内の市町村長の話の中で、どれぐらいの首長が、その被災地に行かれているのか、はっきりとした数でなくてもいいのですが、皆さん行かれているのかどうか、それはやはり自分の町が、一瞬にして姿を消してしまった。その状況の中で、首長は、やはりどのような心境になるのか。職員もどのような心境になるのか。それはやはり被災地で目にしてみないと分からないことがあると思うのです。それで先ほど職員の派遣とは、ほかの町がやっているから、やっていないからではなく、先日、大空町の職員が10人ぐらい復旧の支援活動を行ったとの記事を見まして、うちの町でもできたらと私は単純に思ったのですが、その辺も含めて、うちの町として、これからの支援の取り組みでもよろしいですから、気構えなどをお聞きしたいと思います。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
残念ながら、市町村長が被災地に行った数は把握しておりません。ただ、管内で言いますと大空町の山下町長が自らボランティアで1週間、瓦礫撤去の作業にボランティアで行った話を聞き、彼とは話をしております。それから、大体全道的に見ますと町村会で職員派遣などいろいろなことをやっているのですが、受ける側と派遣する側で非常に難しい問題があり、例えば、今日行って明日帰る、1週間で交代することもままならず、例えば、1カ月や半年規模で来てほしいとの要望はあっても1週間交代にするのであれば、例えば、町村会などと連携して訓子府町はこれから1週間、来週は置戸町などのサイクルをつくらなければ難しいと判断をしている状況でございました。私どもの町としては、できるだけ専門職である先ほど保健師や消防も含め、最初にそのような回答をし、また、行こうとの話をしていましたが、残念ながら受ける側で、もういいとの話になり、断ち切れたことがございます。状況的に言うと今、全道町村会で言うとお金的は、1億5千万円、それぞれ宮城県、岩手県、福島県に5千万円ずつ町村会として、寄付をしていただいた。金銭的な問題では、そのような形でやっている状況であります。
再質問 8番 西山由美子
その難しさは、私もとてもよくわかります。調べた中で全国の都道府県、市町村が派遣した職員数は、7月1日までで述べ5万6,923人とあります。受け入れたのが宮城県で3万295人、岩手県で1万4,996人、福島県で9,991人、送り出し側としては、東京、埼玉に次いで北海道は3番目の864人で多いそうです。私が、宮古市のホテルに泊まった時も次の朝早く起き、ロビーを見ますと何人かの若者がリュックを背負い1台の車に乗り、ボランティアと思い、1人の女性の方に聞きましたら、社会福祉協議会の方で静岡県から来て、やはり全国の社協が皆交代で何日か来ているのですと話をしていました。本当に日本中の人たちがいろいろなあらゆる面で自分のできることからしていこうというのが合言葉になっておりますが、再度改めて私たちの町で町長が考えている本当に継続できる支援はどのようなことなのか、もう一度お伺いしたいと思います。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
まず、1つは、被災の受け入れについては、いつでも門戸を開けてお待ちすることは、引き続き継続をしていきたいと考えています。これは私にも2件ほどお話がございました。友達と福島で被災され、北見市に避難されている方を訓子府の居武士小学校に入学することができないかということも含めてご相談を受けています。万全を期して受け入れたい話をしておりますが、やはり決断できない。これはやはりどうも見ていますと地縁関係、それから自治体間で申しますと姉妹町との連携など、何らかの関わりのある自治体間の交流、受け入れ等が一般的になってきていることで、個人的には非常に難しいことが今回のこの状況を見ながら理解しているところでございます。今後、私どもの町としては、先ほど言いましたように受け入れは万全を期して門戸を開いてまいりたいことと同時に引き続き町村会や先ほど申しましたような絆プロジェクトなどにも積極的に派遣をしていきたい。いずれ、これはまだ今、仮定の段階ですので、あまり言えないのですが、置戸町の井上町長とも話しているのは、もう少し落ち着いてから、職員を集団的に派遣することを検討してもいいのではないかと考えています。これは置戸、訓子府、北見等々含め、1週間交代、あるいはまとまって行き、状況、あるいは自治体がどのような対応をしたのかも含めた学習をするため、いずれかの機会に行く必要があるのではないのかと今検討しています。それから先ほど少し紹介しましたように、私がまだ申し上げていない個人、あるいは町でやっていることとして、個人的に絵本を既に50冊ほど支庁を通じて送ったり、いろいろな形でやっております。例えば、陸前高田市に青年団が大挙し、玉ねぎとスノーマーチのじゃがいもを送ったり、それからホクレンが本町の収穫物を東北の被災地にそのまま貨車ごと被災者へ配布するなど、いろいろな形で今行っていることがございます。また、今時点では図書館で使っていないというよりは、保育園で使っていない紙芝居等を送るなど、新たにいろいろなことが起きてまいりますので、私たちは、まず、第一義的に、この3月のこの被災を忘れない。そして、個人が、あるいは団体が、そして行政が可能な限り、これらの支援に努めていくことは、これから長期的な運動になると思いますので、そのように理解し対応してまいりたいと考えているところでございます。
再質問 8番 西山由美子
わかりました。最後に1点だけ、先ほどのオホーツク管内の絆プロジェクトは、町民の方がもし参加したいと言ったら参加できるのでしょうか。
答弁 企画財政課長 森谷清和(企画財政課長は2012年9月まで)
基本的に職員が対応することになっております。
再質問 8番 西山由美子
今の時点で町長が今後、私たちの町で取り組むことは理解しましたが、私も町民がこの支援の取り組みについて、どのように考えているのかは、まだ、お話を伺っていません。これから長期にわたって、さまざまな被災地では問題が露出してくると思います。助けることだけが本当の支援ではありませんし、もちろん被災した方々が自立して生きていくことが最大の目的と思うので、今後そのような支援の取り組みについて、町民に投げかけ、どのようなことを皆さんがしたいと思っているかをもっと訓子府町全体で支援の取り組みに向かうことの働きかけもぜひしていただきたい。町民の方の中でも、もしかしたらいろいろな知恵を持っている方がきっといると思いますので、その辺を周知とともに行っていただきたいと思います。いかがでしょうか。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
わかりました、やりますと言えないところが苦しいところなのですが、例えば、網走ではボランティアが中心となり、バスをチャーターし、ボランティアの人たちが被災地の瓦礫処理などに行くようなこともやっている動きも聞いておりますので、ある意味では、行政もさることながら、住民の自発的ないろいろな取り組みを支援していくことが基本になると考えております。さらに、例えば、JAきたみらいなどが農家の受け入れを募集し、10件近いと記憶していますが、例えば、農繁期の仕事を雇用の問題で受け入れたいと数件の農家が名乗り出たりし、JAきたみらいを通じ、募集していますが、結局は一時的な雇用ではなくて、やはり生活を再建していくのかは、復旧そのものは、元の生活に戻すこともさることながら、仕事や経済的な自立の問題も含めてどのように支援していくかは、本当に難しいと考えております。町が積極的にとの点では、まだまだ私の頭の中では整理できていませんが、とりあえず11月下旬に先ほど言いました飯舘村長と会合を持つことにしていますので、改めて東北の自治体で、今何が必要かも含め、意向を確認しながら、やれるべきことをやっていかざるを得ないと消極的な言い方ですが、今は胸を張って、これやりますと言えない状況をご理解いただきたいと思います。
再質問 8番 西山由美子
わかりました。次の大雨の河川被害について、先ほど行政報告後、先輩方のいろいろな質問で現況などをほとんど聞かれたのですが、私も訓子府生まれではないこととあまり地形が詳しくないこともありまして、先ほど事務局で訓子府の河川図をコピーしてくれたのですが、こんなにたくさんの河川があることで、水と肥沃ひ よ くな土地によって訓子府のおいしい作物が採れることも改めて認識しましたが、16年度から18年度にかけての河川の被災箇所を産業建設常任委員会所管事務調査では、河川の越水が25カ所、築堤崩壊が2カ所、護岸崩落が2カ所、連結ブロック崩壊が5カ所、法面崩壊が6カ所と報告があったのですが、19年度から23年度までに、前回の整備箇所をどのように整備されたかと新たに災害があった場所の状況を比較して教えていただきたいことと訓子府町の河川の中で全体として、改めて危険と思われ、今後も危険と思われる箇所はどのぐらいあるかの点についてお伺いいたします。
答弁 総務課長 林秀貴(総務課長は2012年9月まで)
今言われた16年から18年以降の新たな河川整備の関係でございますが、事業によって整備は違ってございますが、例えば、議員お住まいの日出でいえば、日出の川の名前は忘れましたが、市街地から橋田さんの裏を通っていく川は、数年前に整備されたほか、特に、最近の町の整備としましては、整備された河川の修繕的な改修が多くございまして、それは災害に備えるための修繕工事を含め、今回、上流で被災受けたのですが、その下流側を農業基盤整備事業での再改修事業として、18年以降はやってございます。それと新たな被災箇所の関係でございますが、先ほどの町長から答弁申し上げたように地域防災計画の中で水防上、重要な区域が16カ所ございます。それは常呂川含めて、道費河川、それと道費河川以外は、普通河川として、町が管理している河川でございますが、その中でも特に延長の長い河川については、準用河川として指定してございますが、そのほか、先ほど町長が答弁しましたように、過年度に、河川で被災箇所を受けたところや道路で被災を受けた箇所を把握しながら、これに基づいて中心的に被災を受ける箇所は、場合によって違いますが、ある程度、危険箇所は大体町としても把握してございますので、そこを中心的に災害予防に努めているところでございます。
再質問 8番 西山由美子
今回、大活躍をしたスーパー土のうについて、お伺いしたいのですが、このスーパー土のうは、例えば、スーパー土のうを積んでと個人的な要請があっても簡単にできるものではないと思うのですが、設置基準、判断基準を教えていただきたいのとスーパー土のうを設置するのは、応急対策であり、その後どのように整備、改修するのか、大まかなことを教えてください。それから費用の面ももし分かれば、どのくらいかかるものなのか教えてください。それと今回、私の認識不足なのですが、先ほど町長が言われた河川愛護組合の存在ですが、全国的にもかなり減っているとの話は伺っておりますが、私たちの町で、どれだけの川にどれだけの愛護組合組織が存在するのか。それと活動内容や今回のような災害時に対する行政との連絡網なども聞かせていただきたいと思います。
答弁 建設課長 伊田彰(建設課長は2012年9月まで)
ただいま、3点お尋ねをいただきました。まず、1点目のスーパー土のうをどのような判断基準で設置するかということなのですが、主に、先ほど総務課長も言いましたが、流域や 流 量りゅうりょう長ちょうが長い、流域面積が広い河川において、河岸が決壊したり、一番は、築堤が破れた時に築堤の替わりに置くのが、第一義的な方法です。個人的な要請でどうなのだということなのですが、個人がそういった川の近くにいろいろ財産をお持ちである時に川が溢れる場合については、個人的な要請に基づいてでも現場を確認の上、スーパー土のうは設置します。ただし、スーパー土のうは、すぐにできるものではございませんので、そのような意味では、若干時間がかかることはあります。スーパー土のうの大まかな費用は、今回、実郷のオシマ川は道費河川なのですが、ここに9月2日の午後6時くらいからスーパー土のうを40袋設置いたしまして、概ね12万円から13万円ぐらいであり、土のうの設置費用として、機械借上げ等々ございます。土のう自体は、1枚1,600円です。それと土のうは、応急的な措置であり、その後どのような整備を考えているのかということなのですが、あくまで完成されている施設の上に土のうを置いた部分につきましては、施設改修を最終な目的にしなければならないことなのですが、今回の災害雨量にあわせた施設整備は、現段階では、国や道の基準のもとではできないことになっていますので、土のうは1年から1年半で朽ち果てると思うのですが、その意味からいくといずれかの時点で撤去するか、中のものをその場に散らすなどの対策になるかと思います。それとあわせてこれは地域の問題もございますが、地域といろいろな話し合いをし、地域の中でいろいろな要望含め、その話し合いや協議した中で、町から北海道なり、国はあまりないですが、振興局、土現なりの要請につながっていくと考えております。それと愛護組合の組合数は、大変申し訳なのですが、現状で押さえている部分がございませんので、後ほどお答えしたいと思いますが、主に河川に対する維持管理であり、先ほど山本議員からも若干ご質問ありましたが、草刈りや土砂上げを実施していただいている。今回、河川については、山林川の愛護組合長から、たまたま日曜日に電話が入りまして、山林川がかなり崩れているので、月曜日の雨量が心配とのことで、月曜日の午前中というのか、朝から山林川に作業に入ったことでございます。その意味では、さまざまな維持管理を地域として、担っていただいている段階で、ご理解いただきたいと思います。
再質問 8番 西山由美子
よくわかりました。今、先輩議員は、農家の議員が多いので、皆さん大雨が降ったらすぐ飛んでいく状況の中で、私も長靴とカッパは常に常備しておくことにしましたが、今回やっと私も認識したのですが、このような大きな災害は、これから何が起きるか分からないので、職員はもちろん町長が言われたように一丸となり、朝から夜遅くまで対応していただきましたが、やはりあとは行政だけではなくて、地域の人たちとのつながり、河川愛護組合の人たちとの連携、あと消防、そして、私たち議員も含め、やはり頻繁な連絡や連携がとても大切と思いました。この中には、下流の人だけが苦労しているとかで、水に名前が付いていたらというようなぼやきも聞かれますが、やはり公平な立場で接することができる職員の皆さんの立場で、地域の人たちのつながりを強めていくことも大事なことと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。