みんなの議会

訓子府町議会 平成22年第3回定例会 2010年9月14日

普通交付税等の決定を受けての活用について

2010年9月14日、訓子府町議会の一般質問で、工藤弘喜議員が「普通交付税等の決定を受けての活用について」質問し、町長 菊池一春、企画財政課長 山内啓伸が答弁しました。

質問者
工藤弘喜 議員
答弁者
町長 菊池一春、企画財政課長 山内啓伸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 工藤弘喜

7番、工藤です。それでは今日最後の一般質問になりますが、ただいまより質問いたします。今回、大きく3点質問項目をあげています。これを質問通告書に従いまして順次質問をしていきたいと思います。まず、はじめに、普通交付税等の決定を受けての活用についてであります。今年の7月末に今年度の普通交付税と臨時財政対策債が決定されました。これによると大多数の市町村において、交付税や臨時財政対策債が当初予算計上した以上に大幅な増額になったと伺っています。このことは、町村会や議長会など地方団体の強力な働きかけがあっての結果とも言えることで評価したいと思っております。これらの決定を受け、本町としての対応について、町長の考え方を伺います。1つ目、確定した普通交付税と臨時財政対策債の額は、いくらになったのか伺います。2つ目、補正予算の検討がされているかと思いますが、予算編成の基本的な考え方についてお伺いをいたします。3つ目、今回の交付税の上積み措置として考えられる「雇用対策・地域資源活用臨時特例費」が本町にも配分されていると思いますが、その額とどう活用するかについてお伺いをいたします。以上であります

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

ただいま、普通交付税等の決定を受けての活用について、3点のお尋ねをいただきましたのでお答えをさせていただきます。まず、1点目の「確定した普通交付税と臨時財政対策債の額はいくらになったのか」でありますが、普通交付税につきましては、予算額19億円に対して約1億6千万円多い20億6,244万1千円、臨時財政対策債発行可能額につきましては、予算額1億6,800万円に対して約7千万円多い2億3,806万2千円となってございます。2点目の「普通交付税等の決定を受けての補正予算の基本的な考え方」でありますが、現在、先ほどの説明のとおり合計して2億3千万円が留保されており、使途といたしましては、例年どおり基金積立等により、今後想定される少子高齢化等を見据えた各種施策の財政基盤の確保に努める考えであります。補正予算につきましては、現在、国で検討をしている景気浮揚対策の詳細が明らかになった段階で、それらの事業を活用した対応を検討する考えでおりますので、ご理解願います。3点目の「交付税上積み措置である雇用対策・地域資源活用臨時特例費の本町配分額と使途」についてでありますが、これは、雇用創出及び農林漁業の活性化等、地域資源を活用した持続的な地域経営を目指す取り組みなど「人」を大切にする施策を地域の実情に応じて実施できるよう創設されたもので、配分基礎として、人口・年少人口率・高齢人口率・自主財源比率・一次産業従事者比率・1人当たり農業産出額に基づき算出されており、本町には9,519万2千円が基準財政需要額に反映されているところでございます。雇用対策・地域資源活用臨時特例費は、普通交付税について、先ほど説明いたしました一次産業従事者比率などに重点を置いた配分手法であり、あくまでも一般財源でありますので、当初予算で計上している雇用対策、産業振興を含めた財源として活用することとしております。以上、お尋ねのありました3点につきましてお答えさせていただきましたが、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。

質問 7番 工藤弘喜

今、3点について町長からお答えをいただいた訳ですが、この額については、言われたとおり総額で普通交付税と臨時特例対策債、これ合わせると当初予算からみて増えた分として、2億3千万円を超える金額が入ってくることになっている訳ですが、正直なところこの決定が7月末の23日でしたか、受けているはずです。決まっているはずです。それから数えてもう9月中旬になるのですが、正直、今、私たちの町の状況をみた時に、この当初予算を計画した時の状況からいきましても、あの当時は例えば今言われましたとおり2億3千万円少ない金額で予算計上し、それに見合った事業を展開しようとしていました。これは本当に緊縮財政であり、その中にあって、お金があればこれはできた、できるのにというものも含め、考慮、熟慮しながら出されたいろいろな事業だったと思っております。それが今回の決定を受けて2億3千万円を超える金額が交付税として、あるいは臨時対策債として入ることになった時、おそらく9月議会に向けて補正予算の提案があると思っていたところです。正直なところは、特に今、9月の議会ですから、10月、11月、12月、これから年末、年の瀬を迎え、次の年をどう迎えていくかに関わって考えた時に現在の町民の方々の生活状況なり、これから考えられるであろういろいろな対策が本当にもっと後でよかったのか、そのようなことでいいのかと思っていたところです。少なくとも今回この増えた分によって、現在、この町民生活ともう1つはやはり地域経済をどう今の実態を踏まえて、これらに対し活用していくかの検討を既にされており、9月議会で提案があると思っていたところです。これがなぜできなかったのか。先ほどの答弁の中では、一応基金に積み立てておいて、国の状況を待ってという話がありましたが、果たしてそれがよかったのかどうか、いいのかどうかも含め、そうせざるを得ないということになれば、相当いろいろな議論もされているのではないかと思いますが、その辺についてもう1度町長の考え方を先ほど今言った私のことも含めて、答弁をいただきたいと思います。

答弁 企画財政課長 山内啓伸(企画財政課長は2011年6月まで)

確かに予算的に言いますと当初予算に比較しまして、2億3千万円ほど予算留保はございますが、いろいろなやるべき施策につきましては、当初予算の範囲の中でも特に去年、一昨年にかけましては臨時交付金といいますか、いわゆる景気浮揚対策も含めまして、前倒し事業をやってきた経過もありますので、ある程度の事業については、当初予算で反映できたのではないかと理解しています。それで今回も留保については、前年度も実は2億円以上出ていますし、そのようなことは毎年あることはあるのですが、これらについては、一過性で消化することではなく逆に、これから例えば大型事業、先ほど町長があげましたいろいろな教育施設など、そのような大型事業もございますし、あるいは道路補修、橋梁維持などにも今後かなりかかってくる部分があります。加えまして、あるいは福祉や教育、産業を中心としたソフト事業、これについても、今後、国の財政の凸凹に左右されずに、ある程度継続的にできるような意味では、地域活性化基金も創設しましたので、その基金に積むことによって、安定的に今後の施策をとっていく財源として確保するのが、有効な手段ではないかと認識しているところでございます。

質問 7番 工藤弘喜

それは本当に一理あってわからない訳ではないのでありますが、いわゆる交付金と違い臨時的な形でのそれだけをどう使うかという議論ではなくて、私も本来は交付税ですので制度としてどうするかという問題です。制度として、どうこれを活用していくかという方向で、やはり検討されるのが筋と思っています。その点では、そのとおりだとは思いますが、ただ、果たして、今それだけの2億数千万円のお金を活用することが本当に出てこない。案として出てこないというのが、そこら辺がはっきり言って腑に落ちないというのか、わからない。本当にそうなのかと思ってしまいます。例えば、具体的な重点項目などの施策でこれだけは外せないものが、仮にこれは、例えば国から何かの状況があります。それに伴って、補正もたてますということになるのですか。それとも、町の今の状況をこれからどうあるべきかということも踏まえて、町長がよく言われる福祉、教育の問題を含めて、そこにどう制度化し、お金を使っていくのかということも議論しながら、そこに比重を置いた予算の使い方、制度の創設も含め考えていくのか。その点がやはり非常に大事な点になっていくのではないかと思っている訳です。この辺についての考え方が7月末から少なくとも今月中ぐらい経ってみても、とりあえず一時的に基金へ積んでおいて、多分熟慮されているとは思うのですが、その検討の方向が見えてこないところに果たして、本当に今の本町の状況をどこまで町民生活あるいはそれぞれが抱えている子育て世代、福祉の問題、本当はそこにお金を使い、このチャンスに制度化することでできることもあるのかもしれない。その部分の議論は本当にどうなのか。されているのかどうかを再度お聞きしたいのでありますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

これは、予算の組み方の問題がまず1点あります。交付税をどれぐらいみるのかということです。今年度については、19億円の交付税をみた訳です。臨時財政対策債も含め、かなり過小にみながら、基金の取り崩しを最小限にとどめ、歳入と歳出のバランスをとっていく。この1、2年間につきましては、幸いにして交付税の交付額が、約3%の伸びを示しているところですので、今、議員がご指摘のとおり今回の入っている交付税だけでみましても1億6,800万円でしょうか。これらに見合った雇用対策や福祉等のことを充当しいていく補正の必要性はないのかということであります。現時点で交付税に対する依存度は、44%から45%であります。しかも、1つは原口総務相が町村にはこの2年間のおかげで相当黒字になっている。来年度からお返ししていただくということを公然と言っておりますので、これは交付税が44%を占めている依存度からしてみると来年度以降の予算的な関わりからいきますと今後の見通しは、非常に厳しいものがあると思っておりますので、まずは従来から出ておりますように例えば雇用の問題で、もっと広く厚く雇用関係を膨らませていくことができないのか。あるいは議員から提案のあります後からも質問で出てまいります住宅リフォームの問題等をこの機会にできないのかとの検討を当然今しているところでございます。それから先ほどの上原議員の質問の中でも答弁させていただきましたが、これからやっていかなければならない準備、事前調査も含め具体的な23年度予算に向けてのヒアリングを実は、10月の早々から始めますので、今の時点では10月4日、5日、6日、全課の話し合いと各課の議論を指示しておりますので、それを受けて10月に、1つは23年度の予算にどう反映するのか。さらには緊急としてやらなければならないことは何なのかも含めた積み上げを内部的な議論をしておりますので、状況によっては、今年末の12月議会で補正することも考えられない訳ではありませんが、現状では当面はそのように予想される交付税に対する状況を配慮し、23年度に向けて粛々と教育や福祉を前進させていくような施策の活用を具体化していきたいというところが内部的な議論の経過でございますので、ご理解を賜りたいと思います。

質問 7番 工藤弘喜

今、町長から考え方を伺っている訳でありますが、まず、いわゆる国がらみの問題でいけば確かに交付税を一括交付金化する。そうすることによって、その狙いは、全体的な交付税の縮減をどう進めるかの裏返しに一括の問題が出ていると思っておりますので、決してそんなになまやさしい状況、いわゆる潤 沢じゅんたくにお金がまわってくる状況にはないというのは承知しているつもりであります。ただ、それをどこまで許すのかという問題は、また別の問題です。許していいのかという問題は、やはり運動と世論の盛り上がりの中で、押し返していくことも当然なければならない課題でもあるのではないかと思っています。その1つがやはり今回の部分である交付税の問題にしましても非常に厳しい状況があった中でも、先ほど言いましたように町村会や議長会などの方々の働きかけがやはり大きな力を発揮し、このような形を生んでいるのも事実でありますから、やはりその部分をこれからどう構築していくのかも相まって考えていただきたいと思っています。もう1つは、やはり町民の側からすると少なくても本当に単純な議論になってしまう。それで終わらせてはいけないのですが、やはりこれだけ財政的に入った時に、何かあるのだろうと思います。自分たちの生活にとってプラスになる部分、これからの経済、いわゆる生活支援、経済振興も含め、そのようなものが早く見えてこないとなかなか町長が言われるようなまちづくりに向けての迫力というようなものが失われてしまうのではないのかと思うところも事実あります。その部分では、やはり国待ちにならず、いろいろな知恵を発揮しながら、何とかお願いをしたい。検討してほしいということが1つであります。その中について、特に、この3番目の先ほど言った、雇用対策の特例債の問題ありますが、これらを含め、若干の提案という訳でもないのですが、検討していただきたいことが1つあります。1つはまず、今回の交付税の増も含め、検討していただきたい項目が、先ほど上原議員の中でも出ていまして、これを自分の時に質問しようと思っていたことがあったのですが、いわゆるエネルギーの問題、特に町有林、いわゆる林産物をどう使っていくのか。そこに限るものではないのですが、これはやはり、素人ではなく、専門家にその使い道も含め、きちんとした調査も含め、委ねることや委託するような部分も必要になるのではないのかという思いもいたしております。ぜひ、できれば本町において、今回のこのようなお金の使い道の1つとして、やはりその専門家の方の研究、調査も含めてできないものかと思います。そのようなことがないため、自分のような素人が、これがいいのではないか、あれがどうかなどではなく、本町にとって活用のできる施策として、これをもっともっと専門的に追及し調査してもらうことをやはりそこにまずお金をかけてはどうかという問題が1つあります。それからもう1つは、町有林の関係でいきますと経営審議会の中でも出ていましたが、作業道、林道の整備です。これは特に大きなものを要求する訳ではないのですが、銀河線跡地の砂利の問題もありますので、その砂利を使いながら少なくても町有林を点検する、調査する時の歩きやすい道路と、作業道を含め、整備するための調査、雇用も含め、何とか使えないかというようなこともぜひ将来に向けて検討していただきたい。将来と言ってもそんなに長い将来を考えていては間に合いませんので、検討できるような材料にならないかというふうに思っております。それからこれは本当に申し訳ないのですが町長に答弁を求めることにならないのかもしれませんが、学校図書の充実の問題です。これが実際どうなっているのかと思っていたのですが、小中学校に対する学校図書なり備品などの部分に対して、あるいは子どもたちが自己負担で用意しなければいけないものをやはり学校としてきちんと整えることも含め、何とか検討、調査できないのかも含め、そのことも考えていた訳ですが、そこら辺について、具体的に2、3点あげた訳ですが、これについて町長の考え方をお伺いして、この問題についての質問を終わりたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

具体的な3点のご提案をいただきました。予算に対して、今、交付税に対する予算総額の中で、今回の予算よりも多く配分されてきた交付税の活用についての考え方については、1つは私自身は全体の一定期間を見通しながら計画的な予算の構築を図っていかなければならないと考えておりますので、そこは今回のことによって緊急的な補正は、今後の中で12月に向け、必要によっては、検討することに変わりありません。例えば、今、商店街でも毎年出てきておりますプレミアム商品券等々については、私は、ばらまきはもうしません。商店街の皆さんが、一ひねり、二ひねりしながら本当に汗をかき、これが効率的に使われるようなものをぜひ提案していただきたいということも言っていますので、状況によっては、こうしたことも含め、やっていかなければならないと考えていますので、もちろん、いろいろな問題もあります。例えば、雇用の関係で言いますが一般的に雇用の必要性は、私も認めていますし、必要と思っていますが、実際にいろいろな形で、募集しても集まってこない状況も現実としてあります。これは、言葉だけではなく実態として、うちの町が、クノールなどいろいろなところに話をし、協力を要請しても、臨時の方たちがそんなに多く来るような状況ではないし、潜在的な失業者の実態をどうつかむかに課せられている問題もありますから、実は、この雇用の問題は、私も非常に職訓へ行ったり、いろいろなところへ行ったり、聞いたりしていますが、つかみきれていないのが状況でございますので、これらの状況を判断しながら当面のものについては、適切に判断していきたいと考えております。それから3点いただきましたエネルギーの問題等については、先ほど上原議員からの質問でも答弁させていただいたことを含め、本町における利活用として何があるのかの調査をこの3年間にわたり調査研究し、今実施に入っている。さらにもう1つは、エネルギー問題だけではなくて、北大とのサテライトを実施しておりますので、この間に北翔大学も含め、福祉の調査を北大あるいは北星学園大学の研究者を置きながら、今継続的に進めております。それから農村における女性の地位の問題の調査も入っておりますので、これら学術的な調査も含めた結果を慎重に検討しながら、私たちが行政として、成すべきことの次の段階として、支援は一体どうあるべきかということもやっていかなければならない。その点で言うと議員がご指摘のとおり専門家や研究者のご意見をいただきながら、エネルギー、特産物の調査あるいは研究を進めていくということは、全く同感であります。それから2点目の町有林の林道整備でございます。これは全国的にも今、林道の崩壊問題が出てきておりますから、本町の町有林等についても確かに言われるとおりいろいろな課題を持っております。これにつきましても審議会、かつての役場職員OBで林の専門家の人たちも審議会に入っておりますので、ご意見もいただきながら整備の方向も検討していかなければならないと考えております。3点目の例えば学校図書の充実の問題であります。これは一貫して主張しておりますように私どもの町は小学校図書館と公共図書館が隣接していることもありますから、公共図書館の充実を図りながら、一方では訓子府小学校や学校図書館の移動図書を含め、お互いの総合補完の中で、図書館運営をしていく考え方にたっておりますので、これらについて、いずれにしても、今、ご指摘の点については、積極的にあるいは何らかの形で検討しながら、その具現化に向け、今日まで努力していることでございますし、平成23年度予算に向け、あるいは補正も含めた状況をとらえながら検討をしていきたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。

質問 7番 工藤弘喜

次の質問に移ります。

出典:訓子府町議会 平成22年第3回定例会 2010年9月14日 議事録 PDF(43ページ) 間違いを知らせる