みんなの議会

訓子府町議会 平成21年第2回定例会 2009年6月24日

極めて狭い範囲にはなりますが、これらを踏まえて実態認識とともに町長として、どのように対処するのか、次の点の課題について

2009年6月24日、訓子府町議会の一般質問で、上原豊茂議員が「極めて狭い範囲にはなりますが、これらを踏まえて実態認識とともに町長として、どのように対処するのか、次の点の課題について」質問し、町長 菊池一春、福祉保健課長 佐藤純一、町民課長 平塚晴康が答弁しました。

質問者
上原豊茂 議員
答弁者
町長 菊池一春、福祉保健課長 佐藤純一、町民課長 平塚晴康

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 上原豊茂

9番、上原です。先に通告しております一般質問の内容に従いまして、私の一般質問を始めたいと思います。前段で、それぞれの議員から安全とか安心という言葉の中で質問がありました。私も「町民生活の安心、安全、充実への取り組み」ということで、質問を進めさせていただきますが、少々、視点を変えての質問にしたいと思います。不況の荒波の中で失業者が増え、安定した仕事とされていた公務員においても、給与が連続して減額されるなど個人の生活基盤は大きく揺れ動いています。多くの個人所得が減る中で、自治体の財政悪化は各種利用料金の値上げ、国の制度改正による負担増、さらには年金の先行き不安なども相まって、非常に住民にとっては、負担感の増大、将来の生活への失望感も強まっているのではないかというように思っております。このような時こそ、自治体が住民の生命・財産を守ってくれているとの安心感も重要だと考えております。自治体が担うべき住民の福祉の増進を柱とした訓子府町の行政方針は、時代の背景を的確に受け止めたものと評価しております。しかし、体制の変化が理解され、住民、町職員に浸透し支持されるには、一定の時間と大きなエネルギーが必要だと感じております。町の実態を正しく伝え、沢山の課題解決に向けて、多くの住民と論議し取り組むことが大切だと思っております。極めて狭い範囲にはなりますが、これらを踏まえて実態認識とともに町長として、どのように対処するのか、次の点の課題についてお伺いしたいと思います。1つとしては、町民の家計の実態と充実、安定への取り組みについてであります。町民の所得階層の実態把握と仕事の確保への施策・支援は重要と考えております。また、多くの人にとって老後の生活基盤といえる年金に係る問題への対策について、自治体として考える必要があるのではないか。2点目は、障がいを持つ町民の実態と支援体制の充実についてであります。誰もが心身ともに健康で暮らすことを願うところですが、意図せずして障がいを持った人も充実した生活を送れるよう国・自治体において、支援施策の充実を図るべきと考えております。当町において、身体障害者手帳交付が361名、精神障害通院助成受給者が51名と少なくない状況にあります。個々の状況によって、行政に求める内容に違いがあると思いますが、これらを含めた対応と課題、また関係組織との連携はどうなっているかなどについて伺いたい。3点目は、介護保険制度改定による影響と対策についてであります。4月実施の制度改定により、対象者の54%が介護度が軽くなり、利用限度額が減るものと情報も出ております。訓子府町は、現状で大きな変化が見られないとされておりますが、その要因について、どう受け止めているのか。さらに、利用者に利用限度額などの影響が出た場合、対策はどうするのか。4点目は、子育て環境の充実についてであります。核家族化、雇用不安、低所得、情報の無差別拡散、命の軽視など多くの要因によって、多種多様な問題が起きております。子育ての経済的負担や社会的環境への不安は少子化に追い打ちをかけていると思っているところであります。安心して子どもを産み育てられる地域づくりが必要だと思います。行政への相談・対応の現状と今後の対策について考えを伺いたいと思います。以上であります。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

ただいま、町民生活の安全、安心、充実への取り組みについて4点のお尋ねがありましたのでお答えさせていただきます。まず1点目の「町民の家計の実態と充実安定への取り組み」についてのお尋ねでございますが、町民の所得階層の実態把握につきましては、現実的には大変難しいと考えておりますが、何らかの事情で仕事の確保が困難な方や生活に困窮する場合などは、適切な支援ができるようにその対応に努めてまいります。また、年金問題に対する対応を自治体として考える必要があるとのお尋ねにつきましては、年金は老後の生活を支える基本となるものと認識をしておりますが、国民の最低限度の生活を営む権利は、国が保障すべきものであると考えているところであり、今後においても国が責任を持って対応すべきものと思います。次に2点目の「障がいを持つ町民の実態と支援体制の充実について」のお尋ねですが、障害者自立支援法が施行されて、身体、知的、精神といった障害の種別や年齢に関係なく、自立支援法に定める各種給付や本町が定める障害者地域生活支援事業実施要綱に基づく移動支援事業、日中一時支援事業など各種施策を進めているところでございます。今後においても、個々の状況に応じた、よりきめ細やかな対応をしていく必要があると考えているところでございます。また、関連組織との連携につきましては、北見市、置戸町など近隣市町のほか、障がいのある方を支え、専門知識を有する社会福祉法人などとの連携を図りながら、将来的に関係機関が一体となって相談支援体制の整備などを行う「地域自立支援協議会」の設置を検討してまいります。次に3点目の「介護保険制度改定による影響と対策について」のお尋ねですが、本年4月からの介護認定方法の見直しに伴い、認定結果が軽く出るとの指摘もあり、一定期間、要介護認定の更新にあたって希望者は、更新申請を行う以前の要介護状態区分に変更する経過措置がとられているところです。本町においては、4月以降29名の方が更新申請を行い、うち6名の方が経過措置により更新申請を行う以前の要介護状態区分に変更しているところでございます。今後、介護認定方法の見直しにより利用者への影響も懸念されますが、厚生労働省は見直し後の要介護認定の方法の検証が終了するまで、経過措置を実施する方針でありますから、この検証の結果を見て行く必要があると考えているところでございます。次に4点目の「子育て環境の充実について」のお尋ねでありますが、議員がご指摘のように子育ての経済的負担や社会環境への不安が、少子化に追い打ちをかけている面はあると感じているところでございます。こうしたことから、子どもを産み育てることの悩みや不安を軽減し、子どもが健やかに成長できるよう各種施策を実施しているほか、保健師や民生委員、主任児童委員による新生児訪問などを実施し、子育て支援に努めているところでございます。また、発達支援センター、児童相談所、民生委員・児童委員などとの連携のほか、今後は、子育て支援センターの設置や子育てボランティアの育成など子育て支援の一層の充実を図って参りたいと考えているところでございます。以上、お答えを申し上げましたので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

質問 9番 上原豊茂

ただいま、私の質問に対する回答をいただきました。その中で、まず一点目の所得階層の区分確認は、非常に難しいという回答でありました。担当に伺ったところ課税に対する情報整備は、できているということでありました。しかし、町長が常日頃、口に出しているように住民の福祉増進という部分からしますとうちの町で住民の所得階層がどのようになっているのか。それをしっかり把握することです。そのことは、福祉政策をどの方向に持っていくのかということと大きく絡んでくるのではないかと思う訳であります。その意味においては、例えば、大枚を負担した住基ネットシステム等ある訳であります。これらも含めてそれをどう活用するのか。国の方針等もあるのでしょうが、しっかりとした利用をしていくということこそが、これだけの大きなお金をつぎ込み、財政上の負担をしているということの見返りとして求めていくのが当然ではないかというように思う訳であります。その意味では、賦課税世帯のその生活の実態をしっかり把握していく必要があるというように私は思いますが、そのことに対する取り組みを行うのかどうか、その辺について考えを伺いたい。

答弁 福祉保健課長 佐藤純一(福祉保健課長は2011年6月まで)

ただいま、非課税世帯の生活実態を調べる気はないかというお尋ねでございますが、確かに、その生活実態によって福祉の方向性、どのような支援をしていくかというようなことも、変わってくるということはあるのだろうなというようには思います。ただ、それをそれぞれの世帯の実態を町がある意味、言葉は悪いですが介入するというのか、そこまでやることが本当に良いのかというような思いも少しございます。それで、現実問題としては、例えば、生活に困 窮こんきゅうされている方とか、そういう方がいらっしゃる時には、民生委員から情報をいただくとか日頃からの窓口での相談業務とか、そのようなことを中心として、情報の収集に努めているということでございます。単に、非課税であるという部分で、そこに町がはいっていくのが果たしてどのようなものかというように少し思っておりますので、ご理解をいただきたいというように思います。

質問 9番 上原豊茂

極めて消極的な回答でありますが、今、課長の答弁の姿勢でいきますといつまでたっても変わらないだろうと思います。それでは、町長が訴えているこの施策は何なのか政策は何なのかということになろうかと思います。介入できるできないという問題ではないのです。私は、うちの町の福祉政策をきちんとできるのかと聞いているのです。このベースになる情報を、資料を持たないで、それが可能なのですか。同時に、例えば福祉を中心にした町の政策を進めていくという中で、当然それに対する反発もある訳です。金儲けのために使えとか。そのような施策をとるべきだと思います。当然、それはあって当たり前のことであります。ですが、今、うちの町の公人としてそのような方向を出している訳ですから、それを理解してもらう情報としても当然、必要ではないですか。そのような姿勢を私は伺いたい。いかがでしょうか。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

言わんとするところは、じゅうにぶんに分かります。全ての町民の生活実態を科学的にデータとして、把握するということの難しさというのは、議員もご存じのとおりであります。福祉保健課長は、そのことを申しているのでありまして、例えば、5千数百人の町民世帯別の所得階層をどのような形でとるかということで言いますと例えば、国保税やいろいろあるのでしょうが、なかなか難しい問題があるということであります。それは、調査方法としての難しさももちろんそうでありますが、制度的な難しさもあり、なかなか全体の適確な所得区分のランク付けはできない。しかし、国保税や限られた条件の年齢、65歳以上等の者についての一定の高所得者あるいは区分ごとの状況の把握というは適切なものか、私どもは数多くの調査をしておりますし、議会でも答弁しておりますから、しかし、それ以外の子どもたちの状況やあるいは一般の青年や生産者の状況というのは、それぞれの機関あるいは制度により、きめ細かに把握している。そのことが、私どもの福祉政策の基本としているところでございます。それから、例えば、高齢者実態調査などをしていく段階の中では、当然のことですが、各議員からもありますように、例えば、65歳以上の占める家庭の状況で、一人暮らしあるいは二人暮らし等の状態というのは、この問題について、社会的な弱者に対する把握は、適切に把握し、さらに一層の努力をしているところでございますので、決して、議員がおっしゃるように、私が進めている福祉政策にとって基本であり、そのことが相反する答弁ではないのかということで、私は違っていないというふうに考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。

質問 9番 上原豊茂

政策方針を出している本人が、それを認めている訳ですから、それはそれで、私はそこに口をはさむ何ものもないと思いますが、町民に向けての理解、発信という意味では、そのような情報もきちんと掌 握しょうあくし提供できるということも大事だというように私は思います。それと、極めて不安定な収入源という状況の中で、それぞれの町民が苦慮しているという実態にあると思います。その中では、それぞれの仕事の場所、仕事場、職場をどのように守っていくのか。どんな仕事を生み出していくのかということも大切な行政の役割だというように思います。そのような意味では、今、具体的に何かそのような施策を持っていれば、お示しをいただきたい。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

1つは、例えば、最近は緊急的ないろいろな形の相談やあるいはそれらに対する支援というのを各民生委員や町内会、実践会などを通じていろいろな情報がありますから、それらは適切に対応しています。それから商工会やあるいはライオンズクラブ、法人会等を通じ、本町の例えばクノールあるいは石灰、ホクレン等々については、できるだけ雇用の削減をしないでいただきたい。生活を維持するために、ご努力願いたいということを日常的に、私自身がお願いしながら、実際には大量の解雇とかの形に現状の中では起きていない。これは、企業社会、企業都市とは少し違うという状況があります。しかし、一方で土木作業員などについては、公共事業が減ってきているということがありまして、60歳を超えている高齢の人たちについての仕事の場がないということは、紛れもない事実でございます。高齢の方たちや農家を離農し、土木作業員として働いている人たちの働く場所がないというのが現実の問題であります。ですから、これらに対しては、例えば、そのような組織に対する支援あるいは臨時補正の中でもわずかですが、雇用の場の提供やあるいは北見地区雇用促進協議会で技術提供等々の施策も図りながら何とか影響を少なく、大きくならないようにあるいはわずかでも支援できるような施策を講じているというところでございますので、ご理解を賜りたいと思います。

質問 9番 上原豊茂

いろいろな形で努力をしているということでありますが、ぜひ今、町長が説明の中でありましたとおり、ある程度の年齢を経た人たちの仕事の確保、収入源の確保という意味では、それらの人たちにとっては、ある意味では死活問題ということもいえるかと思いますので、ぜひ、その人たちの仕事が絶えないように、行政としての配慮をいただきたいと思います。年金に関わる問題でありますが、それは厚生労働省がやるというような言い方されておりました。私は少し視点が違いまして、それぞれ「ねんきん便」などいろいろなものが個々の方に届いている訳であります。その中で意図せずしてといいますかその発信をしている側にとっては、意図的にやっていると思えるというような部分で言いますと、何でここでこういう資料になるのかというようなことが現実にあるのです。これはあるのですというより、私自身がその経験をしている訳であります。その意味では、例えば今はまだ年金で生活をしていないという状況の中でも、今の時点で問題点を解決しておかなければ、将来にわたって生活に影響が出るというようなことが現実に起きている訳です。その意味で、私は厚生労働省でなく保険庁の問題だということの対応だけでなく、いろいろな課題があるのだということを行政として、住民に発信し確認することを相談の窓口として、やはりきちんと行政の窓口照会をしていくというような作業をしていただきたい。して欲しいというように思う訳であります。窓口で話をしますと現実に類似の案件が何件かありましたというような話もあります。よく見ないと分からないというような内容もありますので、そのことも含め十分な広報活動、啓蒙活動をして欲しいというように思います。時間がどんどん過ぎていきますので、次の内容に入ります。今、先ほどもいろいろと生活保護の問題もありましたが、生活保護受給者が道内では、14万6,165人という数字が出ております。その中で、訓子府町の生活保護受給者の状況というのは20年度末で、世帯数が34プラス、町外の方も含めて、36という数字が示されました。この数字自体は平成16年から、ほぼ横ばいであります。しかし、中身を聞いてみますと受給が低年齢化しているということであります。また、生活保護を受けている人口は増えているということになります。それとさらに、先ほど言いましたように、人口減ですから、比率が上がっているということであります。このような状況の中で、例えば生活保護を受けながら生活苦に悩んでいる方がいる訳であります。この人たちの悩みをしっかり受け止め対策をとっていくということ自体が、その町民の福祉政策の根本といいますか、原点だというように思う訳であります。それぞれ生活の条件が制限され、様々な課題を抱えていると思う訳でありますので、それらも含めてどのような対処をしているのかお聞かせをいただきたい。

答弁 福祉保健課長 佐藤純一(福祉保健課長は2011年6月まで)

ただいま、生活保護に関するお尋ねをいただきましたが、議員の言われるように、確か生活保護受給世帯数そのものが増えている訳ではないけれども、人口が減ったことにより、保護率が上がってきたというような実態もございます。それから生活保護を受けながら生活に制限を受けいろいろ悩んでいる方もいると思います。その人たちに、どのような支援をしているのかということでございますが、生活保護はご存じのように、その法基準というのは、町にとって裁量権がないということです。例えば、基本的に車を持てないなど、いろいろな制約を現実問題として受けています。極端に言えば、車を持てないのなら、保護を受けないという人まで出てくる訳です。ただそこは生活実態をできるだけこまめに聞き、そして、本当に生活が成り立つのかどうかをやはり窓口できちんと対応していくことと、それぞれの実態に応じ、その人が本当に必要としているものということを、きちんと把握した中で、個別に対応をしていく。そのことを十分に考慮しながら、進めているつもりでございますので、ご理解をいただきたいと思います。

質問 9番 上原豊茂

前段の年金に関わる様々な問題点に対して、うちの町の対応として、例えば、先ほど言いましたように、啓蒙活動等を行う考えがあるのかどうかお聞かせをいただきたい。

答弁 町民課長 平塚晴康(町民課長は2011年6月まで)

年金の関係につきましては、議員の言われているように、この4月から「ねんきん定期便」が各個人に送付されております。7月号の広報に「ねんきん定期便」の関係で、ご覧をいただくようにということで広報掲載を今予定をしているところでございます。今後も啓発それから啓蒙活動に対応してまいりたいというように考えてございますので、ご理解いただきたいと思います。

質問 9番 上原豊茂

本来は、自治体のやることでないという分野かもしれませんが、町民のためになるという意味においては、ぜひそのような努力をしていただきたい。また、先ほどの回答の中で、生活保護の関係がありますけども、車も取り上げられるとかいろいろなこともあります。前段での議員の質問の中でもありましたが、やはりそのような方の生活の足の確保など、その辺も十分配慮した施策を打っていただきたいというようにお願いしておきたいと思います。次の2番目の障がいをもつ町民の実態と支援体制の充実でありますが、町内における障がいを持たれている方の全てを今、掌 握しょうあくしているという状況なのでしょうか。それらについて伺いたい。

答弁 福祉保健課長 佐藤純一(福祉保健課長は2011年6月まで)

障がいのある方の全てを掌 握しょうあくしているかというお尋ねでございます。これは、どのように理解というのか、障害認定を受けていない方も把握しているかという意味で、正直申し上げまして、議員のご質問の中にも障がい者施策に対する課題は何だということがございました。障害認定、障害手帳を受けたり、それぞれの認定を受けた方については、その人にあった支援ができるということは行政につながっている部分ですので、いろいろな問題があっても何とか支援はできるだろうというのはあるのですが、ただ本当に支援が必要な人は、そこにつながってないというのか我々の目に見えていないということ。そこがやはり一番の課題だと考えてございます。

質問 9番 上原豊茂

今の課題を明確に答えていただきました。であればその課題に対してどのような取り組みをしているのか。また、これからどのような対処をしようとしているのか。それについてお聞かせをいただきたい。

答弁 福祉保健課長 佐藤純一(福祉保健課長は2011年6月まで)

ここは、本当の一般論でしかお答えできないのですが、日頃の保健師の訪問活動とか、それから民生委員さん、町内会、実践会の方からの情報が一番の情報源になるのかと思っています。そのような人たちをできるだけこまめに把握して、その対応に努めるということで進めてございますので、ご理解いただきたいと思います。

質問 9番 上原豊茂

いろいろな形で申請主義ということもあり、なかなか個人情報等も含め踏み込みができないということもあろうかと思います。今、課長からの説明があったように、それぞれの役割分担がされている組織もある訳であります。ぜひ、今説明されたその組織と連携をきちんと取る中で、可能な限りその住民の障がいを持たれている方の実態を掌握していただきたいと思いますし、やはり基本的なものは、その障がい者の悩みに寄り添うという姿勢だと思うのです。例えば、財政的に全面的な支援をできるかというとそれもなかなか難しいでしょうし、ある意味では、その人の心の支えにもなれるような行政であって欲しいと思いますので、ぜひ、その姿勢を持った対応をしていただきたいというように考えております。障害者支援法が改定され、現実、旧法の施設支援を受けている方もいる訳です。その方は、将来にわたって新法に従った施設入所や移行するというように聞いております。当然その中で、現状からすると環境が変わっていくことや、いろいろな状況が推測される訳ですけれども、それらについての問題点というのは、どのようなことがあるのかお聞かせいただきたい。

答弁 福祉保健課長 佐藤純一(福祉保健課長は2011年6月まで)

ただいま、自立支援法の施設の関係のお尋ねございましたが、自立支援法は、平成18年10月に施行され、この時点で施設の体系移行ということがいわれていました。それと障害区分認定の程度により、施設から退所しなければならないというようなこともございまして、ただ、正直いって、その時点では本当にこういうことになったら大変なことになるという危機感はもっていました。18年の時点です。ただ、その時には、平成23年度までの5年間は、猶予期間をもたせるということだったものですから、この5年間の中で何とかしていく必要があるというように考えてございましたが、まだ、はっきりした訳ではないのですが、ここにきて自立支援法の見直しがいわれていまして、その中で施設からの強制退去はさせないとか、そういうようなこともいわれてきていますので、その部分では、少しは今まで心配していたことがいくらか改善されているのかというような思いは、少し持っているということでございます。

質問 9番 上原豊茂

さまざまな法の改定等により、窓口となっている福祉保健課と職員は、極めて混乱の中にあり、実務作業をこなしているなというように理解しております。しかし、その対象となる人たちにとっては、まさに日々不安の中におかれているというのが実態と思います。この人たちがやはり自分たちが生きている意義、充実感というか、そのことをやはり感じながら時間を過ごせることの大切さをしっかり受け止めながら、それらの課題、悩みについて、ぜひ手を抜くことなく正面から向き合って欲しいというように思います。この辺で、前段でも申し上げましたように、福祉政策に対する予算付け、様々な財政難からの削減という中で、本町の福祉予算は横ばいを維持しているということであります。そのような意味では、前段でも口にしましたが、なぜという声も耳にする訳です。それぞれの考えがあってしかるべきなので、それを全面否定する何ものもございませんが、いろいろなやはり情報を今、うちの町の障がいを持つ方々の実態、そして法に照らし合わせ、まさに適正な行政運営をしているということを知らしめるべく、情報提供をするべきではないかと思います。もう少し深い情報提供といいますか、する必要があるというように私は思うのです。いろいろな組織を運営している人、そのような福祉の組織の中で、陣頭に立って様々な課題に取り組んでいる方たちにとり、外野からのいろいろな問題提起、指摘といいますか、それらについて、どこに、はけ口もなく悩んでいるという声も聞きます。それが、その人たちの活動が、あたかも財政の足を引っ張り、町民の生活にプラスにはなっていないとの発言もされているというように聞いております。そういう意味では、先ほども申し上げましたように、この実態。また、うちの町のそのような取り組みもしっかりと町民に向けてPRする。もちろん町長は、福祉に関する取り組みについては、全面的に打ち出している訳ですから、そのことを理解してもらえるような努力をこれからも続けて欲しいと思いますけども、それらについての考え方はいかがでしょうか。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

議員の質問に対しては、総括的に答弁しなければならないと考えていたところでございます。1つは、今日のニュースにも出ておりましたが、私はいつかの議会でも申し上げましたように、国が2,200億円の毎年、福祉予算を削減していくということが本当に良いのかどうかということです。どうやら撤回するようでございますが、私は当然のことだと考えているところであります。私どもの自治体、市町村も財政の削減が行政の目的ではないのでありますから、すなわち住民の生活を支えきるということが、行政のあり方の基本的なスタンスです。しかし、その手段として、状況的には、財政問題を先に出さなければならないということは、当然だと思います。しかし、その中でも私は、いつも申し上げているとおり福祉については、可能な限り後退させないということを、今後も肝に銘じながら進めていきますし、努力をしていきたい。それから、広報活動も昨日もご指摘がありましたように非常に分かりにくいということも含め、もっと身近な広報を現実的にやっていく必要があるのではないかということもございましたが、それらについて、これからも努力をしてまいりたいと思っております。例えば、年金の啓蒙のことでもいいましても、私のところにも「ねんきん定期便」がきましたけども、僕が読んでも分からない。町民課の窓口の係長のところに行って「これはどう理解すればいいのか」と聞きました。社保というのか、そのようなところの通知を見ても分からない。あるいはまた住民の方から、私どもが介護保険料の納付書といいますか、説明の資料も限られたスペースの中で網羅していかなければならない状況の中で、大変難しい問題があるのです。しかし、可能な限りこれらについては、努力していきたいというように考えているところでございます。それから、障がい者の障害認定をされていない方の把握については当然のことです。これは、私ども地域担当の民生委員さんや保健師が日常的な努力をしてございますが、一方では、ほかに知られたくない。このようなまだ閉鎖性をもっている状況もないとはいえないため、なかなか入り込むのは難しい。手を差し伸べることも難しい。問題を発意といいますか、提案、相談があった時には、喜んでということもあるのですが、なかなか非常にメンタルな問題もあります。ですから今、きらきら本舗を中心にした作業所があり、そこでいろいろなことを今、実践し、輪を広げようとしており、頑張っていると思います。いろいろな課題を抱えながらもさらに発展させようとしておりますので、これらの福祉団体、組織も含め、私たち行政は一体となり、これらを拡大しながら、何とか全ての人が地域の中で活躍、活動ができる状況を広げていかなければならないと思います。ただもう少しいいますと生活保護の問題にしても非常に微妙な問題があります。これをなかなか皆さんにお伝えできないことが辛いのですが、車の問題もしかりです。それから疾病を抱えながらも生活保護を受けることにより、どうしても確かな医療を受けられないなど、いろいろな課題がございます。これは、私自身も非常に頭が下がります。民生委員さんや社会福祉担当職員のきめ細かな対応については、自分の職員のことでこのようなことを言ってはおかしいのでありますが、やはり非常に努力の中で、日夜奮闘しているということもご理解いただきながら、さらに、これでいいということはありませんので、きめ細かな政策あるいは施策を進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解をお願いしたいと思います。

質問 9番 上原豊茂

午前中に引き続き、私の一般質問を続けさせていただきます。2番までは、終わったと言われましたが、非常に消化不良でありますけれども、そのようなことでありますので、3番目の介護保険制度改定による影響と対策について、さらに再質問させていただきます。制度改正は、給付費を減らす意図があるという専門家の指摘もございます。一時判定、いわゆるコンピュータ調査による一時判定の方式を変えたことにより、判定が軽くなったということのようでありますが、先ほどの回答の中では、訓子府町において21名が介護認定の判定を受け、うち6名が経過措置のほうに選択されたということであります。非常に人数が少ないので、前段申し上げましたように傾向が訓子府においては、分からないといういい方をされておりました。しかし、全国的な傾向として、一定の形が見えている中で、どうして訓子府は、このような状況で傾向が分からないというような判断をしているのか。その辺をお聞きしたいのと、経過措置により今後もずっとその対応がしきれるのかどうかを簡単に答弁願いたい。

答弁 福祉保健課長 佐藤純一(福祉保健課長は2011年6月まで)

ただいま、介護保険の認定方法についてお尋ねございましたが、全国的にというのか一般的に今回の制度改正によりまして、介護度の判定が軽く出るということはあるようです。実際問題、今回更新申請し、うちの場合も29人の方が更新申請したうちの6名の方が更新する前の介護度に変更があり、経過措置で変更させた訳ですが、この6名のうち実際に軽く判定したことにより、前の介護度に戻した方が5名、逆の方が1名います。そのようなことを考えれば軽く出るのは、そういう傾向にあるのかというようには考えてはおります。それから、経過措置の部分でございますが、これは先ほど町長のほうから申し上げましたけれども、厚生労働省で今、介護認定の認定方法の検証を実施しておりまして、これがいつまで検証を続けるのかという明確な時期が出てない訳ですが、この検証が終わるまでは、この経過措置を続けるということですので、そのような部分では実質的に介護認定が軽く出たことによって困るという人は、その経過措置があるうちは、出てこないのかというように思っていますし、厚生労働省の検証結果がどのように出るのか、まずそれを見てみないことには、その後どのようなことになるのかというのは、現状では見えていないということで、ご理解をいただきたいと思います。

質問 9番 上原豊茂

今の課長の答弁でいきますと全国的な傾向と同じようなものが見えるということで認識していいのだと思います。実際に、訓子府の平成20年度データですが、介護認定の度合いでありますけれども、要支援から要介護1までが38.3%と出ております。ややもすれば、この人たちは、介護対象者から外れる可能性があるというような見方を耳にし、目にする訳であります。これらの方々がどのような経済状態にあるのかというのはよく分かりませんが、これらもからめて前段の生活実態、所得の実態を調べてはということだったのです。うちの町の高齢者保健福祉計画や介護保険事業計画で、21年から23年の冊子の中に、所得段階別第1被保険者数というのがございます。これらを見ますと大体そんなに大きく年度で変わりはしていませんけども、20年度でいきますと80万円以下の住民税非課税者の中の317名が対象になっており、その中にいるということであります。こうなるとこの人たちが、もし、この介護認定の度数が下がり、軽度に判定された場合に、実際、経済的に生活が成り立っていくのかどうか。また、負担を強いられた中での生活が成り立つのかどうか。極めて不安を感じる訳であります。この辺の対応をしっかり今のうちから考えておかなければ結果が出てからどうするのか。予算措置も含め基本的な姿勢も含めて整理をしていく必要があると考えますが、その辺についてのお考えはいかがでしょうか。

答弁 福祉保健課長 佐藤純一(福祉保健課長は2011年6月まで)

まず、先ほどの6名のお話させていただきます。6名のうち5名が軽度で判定し、経過措置を使ったという話をしましたが、その5名は軽度の判定が出たという中身は、そのうちの2名については、実際、本当に症状が軽くなったとい方がいたということを先ほど言い忘れましたので付け加えたいと思います。それから要支援とか要介護1の方が軽度に判定されたら、介護保険から外されてしまうのではないかということですが、確かにそのようなことがいえるとは思います。その人をどうするということになりますが、まず1つは、先ほど言いましたように、この経過措置が終了した時点で、厚生労働省の検証結果を見ることが1つ。それから本当に介護保険が使えなくなり、その制度からはじかれた人というのがあった場合には、やはり状況によっては、町のサービスをもっと充実させるということも1つ考えなければいけないと思います。現実問題、介護保険に準じた形で、現在もそのような支援は必要だけれど、介護保険を受けられない方というのは実際いるので、その方は町の在宅のサービスなどを実際に使っていますし、また、今後、ボランティアの育成なども図っていくということを一つ今考えてございますので、そのような方たちの活用も何か考えながら進めていく必要があるのかというように考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。

質問 9番 上原豊茂

これらの対策については、そう長い時間がある訳でありませんので、時間をかけるのではなくスピーディに対処、対策を練っていただきたいというように思います。それでは、そのような期待を込めて、次に移りたいと思います。最後の子育て環境の充実についてでありますが、先ほどから議論しています障がいの関係からみてみますと当町の児童の介護給付受給者というのが18名とされております。この内容と例えば介護給付を受けるまでのプロセスがどのようになっているのか。この対策により、どのような成果が出ているのか。その辺についてお示しをいただきたい。

答弁 福祉保健課長 佐藤純一(福祉保健課長は2011年6月まで)

ただいま、障がい児の関係でのご質問いただきましたが、そこに介護給付に至るプロセスということだと思うのですが、日頃の保健師活動やそれから相談を受けたりすると中で、そのような支援の必要がある子どもさんたちに対して、発達支援センターなどの、そのようなところにつなげていくというようなことで進めているということでご理解いただきたいと思います。

質問 9番 上原豊茂

なかなか私の質問の意図が分からなかったということなので、申し訳なく思っておりますが、うちの町の児童の介護給付受給者が多いという状況については、担当者といろいろと話し合っている中でみえたことですが、非常に例えば幼稚園、保育園さらには小学校等々と福祉担当者の連携、これが非常に密になっているということのようであります。他の近隣の自治体では、なかなかその辺の流れがうまくいかないということで、対象者はいるけれども数字として、表れてこないというような表現を聞かされました。その意味では、この状況というのを三角、バッテンなどというのでなく、もう二重丸というとらえ方をしながら、子どもたちの将来に向けて、どのようにサポートするのかというところをしっかりやはり充実させて欲しいというように思うところであります。ぜひ、この辺のPRもしていくべきだというように思うところであります。次の核家族化、子育て負担、家族化が、子育て負担を大きくしている。道などは、これを助けるために地域で助け合う活動を推奨しようとしているという記事がありました。三世代同居率というのが全国で8.6%、道内では4.9%という数字が出ておりました。同居をするのが良いのか悪いのかといろいろなことがあるかと思いますが、これらに対し、ぜひ対策を早めていただきたい。例えば、支援センターの問題ですとかボランティア等も先ほど町長の回答の中にありましたが、年度を前倒しでいくというような姿勢をとっていただきたいというように思います。また、次の児童虐待ですが、それらについての報道も多い訳です。道の発表では、2008年で1,644件、うち実母によるものが58%、956件。内容はいろいろでしょうが、そのような数字がありますので、うちの町の実態はどのようになっているのか、その辺についてお聞かせをいただきたい。時間がないので、次の分も質問させていただきます。町が出している次世代育成支援推進行動計画の中で、新規の保健対策の充実が記されています。その中で中学校では、性に関する教育が盛り込まれており、小学校でもありますが、具体的な部分は、中学生が主なような記述になっております。私が言いたいのは、子どもたちの命を守るという意味からして、ある報道で、性感染症の低年齢化が進んでいる。非常に拡散の状況にあるという報道がありました。これらについて、今、うちの町の対応で、十分なのかどうなのか。非常に疑問を持つ訳でありますが、それらについての考え方をお聞きしたいと思います。以上であります。

答弁 福祉保健課長 佐藤純一(福祉保健課長は2011年6月まで)

ただいま、児童虐待の問題につきましてお尋ねいただきましたが、実態といたしまして、本町にもないともいいませんし、実際その対策、福祉保健課、教育委員会等々中心になり行っております。本年度、児童福祉法に定める「要保護児童対策地域協議会」という組織をですね、児童相談所共々立ち上げ関係機関とその都度、協議をしていくということで進めておりますので、ご理解いただきたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

それでは、総体的に答弁させていただきますが、先ほどの介護保険制度の認定の問題も含めて、そこから確かに制度そのものが第1次判定、第2次判定から除外され判定基準が低くなっていくという問題点があります。それから調査項目が5項目から7項目ほど少なくなってきた中で、本来、介護認定されなければならないのがなくなってきているという点では、厚生労働省の昨年の暮れの発表をみても、やはり20%前後の軽い判定が出てきているということがございます。これは、国が1つの制度の欠陥として、状況によっては全面廃止と言っていることもありますが、しかし、何とかそれを克服するために、今、急きょ、改善策を検討しているという状況でございますから、そこは煮詰めていきたいということとこれも課長が申し上げましたように、そこからあふれる者というのは、制度的にあふれる者は、地域福祉で可能な限り、充実した施策を講じてまいりたいというのが1つであります。それから子どもの関係で言いますと前回の西山議員の質問にもお答えしましたとおり私どもが求める子育て支援センターというのは、そのような子ども総体をどうとらえていくのか。学校教育はさることながら、地域の乳幼児の関係者も含め、保健師、保育士あるいは学校の教師等々も含めた一体の中で、子どもたちの虐待やいろいろな問題を支えていくという体制をより強くしていかなければならないのではないかと思います。そしてそれは、例えば、発達支援センターで行っている「きらり」との連携も含め、全ての子どもたちが受け入れあるいは支援していくような状況を地域でどうつくっていくのかということが、私は課題だと思っておりますので、この辺はこれからもきめ細かくに進めてまいりたいと思います。

質問 9番 上原豊茂

時間が終わりますので、以上で私の一般質問を終わりますが、どうか職員におかれましては、それぞれの立場で住民にしっかり寄り添っていくという姿勢をもち行政推進にあたって欲しいと思います。以上で終わります。

出典:訓子府町議会 平成21年第2回定例会 2009年6月24日 議事録 PDF(20ページ) 間違いを知らせる