みんなの議会

訓子府町議会 平成21年第2回定例会 2009年6月24日

統合に向けた、検討課題の経過と具体的な計画内容

2009年6月24日、訓子府町議会の一般質問で、西山由美子議員が「統合に向けた、検討課題の経過と具体的な計画内容」について質問し、教育長 山田日出夫が答弁しました。

質問者
西山由美子 議員
答弁者
教育長 山田日出夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 西山由美子

8番、西山由美子です。通告書に従いまして質問をいたします。まず、1点目は教育長にお伺いいたします。保育園統合計画の進捗状況についてです。今、全国的に少子化傾向が進む中、現状として、全国の町村で保育所の統合が進んでいるピークが、今ではないかと思われます。私たちの町でも、今年の3月まで、町内には常設保育園が1ヵ所、季節保育園が2ヵ所あり、合計で約70名の0歳から4歳までの子どもたちが通園していました。近年の少子化と昨年策定された財政健全化戦略プランの中でもありましたように、保育事業の見直し計画で、4年間入所児童数が10人以下だった「ひので保育園」は、保護者との話し合いも含めた結果、3月末で閉園となりました。残る季節保育所として「あさひ保育園」があります。その行く末について、保護者の間で不安の声も聞かれています。今どのように検討されているのか進捗状況を伺います。統廃合に向けた検討課題の経過と具体的な計画内容を示して欲しいと思います。

答弁 教育長 山田日出夫(教育長は2012年9月まで)

保育園統合計画の進捗状況につきまして「統合に向けた、検討課題の経過と具体的な計画内容」についてのお尋ねをいただきましたのでお答えをしたいと思います。保育園の運営につきましては、少子化に伴う入園児童の減少から保育サービスの充実や保育成果を高めるため、町内3ヵ所あった保育園の統合や通年保育の実施に向けて、検討・見直しを行ってまいりました。その結果、関係保護者や地域の皆様ともご相談をし、ご理解をいただき、本年3月をもって「ひので保育園」を閉園とさせていただいたところでございます。ひので保育園に入園を予定されていました6名の園児の皆様は、幼稚園・くんねっぷ保育園やあさひ保育園に現在、元気に通園をしていただいております。将来、幼児の減少に伴いまして、幼稚園、保育園を中心とする幼児教育の再編成を視野に入れていかなければなりませんが、当面は3歳児のみが通園しています季節保育所の「あさひ保育園」を来春を目途にくんねっぷ保育園に統合する検討を進めております。認可保育園であります「くんねっぷ保育園」と「あさひ保育園」の統合につきましては、施設の定員や入所条件の制約もあることから、定員を拡大し、保育に欠けない子どもも入園できる私的契約制度を取り入れて、希望する園児全員が入園していただけるよう常設保育所の増改築などの整備を行い、町内1ヵ所での保育園運営を目指し、今後、保護者の皆様との話し合いを進めながら、保育サービスの充実に努めてまいりたいと考えております。以上、お尋ねのありました件につきましてお答え申し上げましたので、ご理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

質問 8番 西山由美子

今回の問題については、3月の町政執行方針とか教育行政執行方針の中に、統合の問題は含まれていなかったので、進捗状況が分からなくお尋ねしたのです。一応来春に向けて進んでいるということが分かりました。私自身も訓子府の保育園が今までどのような経過でつくられ、そして閉所されたのかが分からなかったので、事務長さんにお願いし、資料を提供していただきました。そして、昭和26年に訓子府町が誕生し、28年に常照寺で季節所が開設されました。昭和35年、常設保育所が建設、開所され、36年に訓子府の季節保育所が開設されました。そしてその後、昭和53年には、幼稚園が開設されました。保育所は、ひので保育所が昭和36年、41年に北訓、中の沢保育所、44年に末広保育所、56年に鉄北季節保育所が開設されました。その後、日の出、北訓、末広、中の沢が地域集会所と共に改築されました。平成に入りまして、平成2年には、鉄北季節保育所が閉所、統合。平成7年には、北訓、その後、末広へき地保育所が閉所、統合。平成7年には、訓子府季節保育所があさひ保育園として現在地に移設されました。そして平成10年に中の沢保育園が閉園、統合。そして、今年の3月にひので保育園が閉園、統合となり、季節保育所がたくさんあったのに、あと残る1つが来年で閉園になってしまいます。私たちの町の保育事業のすごい大きな変換期ということを感じました。それに伴い、施設の入園数を事務長さんに調べていただきましたが、1番のピークが昭和50年で、全体の保育園の児童数が355人いました。その後、幼稚園もありますので、5歳児は幼稚園の方に行きましたが、今現在は、74名ということで、この少子化現象がやはりこの保育事業に大きな影響を及ぼしているということがよく分かります。そこで、お母さん方が一番心配されているのは、教育長が先ほどおっしゃったように入園条件です。今まで、あさひ保育園に入園されていた方が常設保育園に入園することができるのだろうかということです。そのことをとても心配されていたと思います。先ほどおっしゃった私的契約ということをもう少し具体的に教えていただきたいということと今、国では平成18年10月に認定こども園に関係する法律を施行をし、今、北海道では、認定こども園というのは4つの形態があります。1つ目は、幼保連携型の認定こども園が北海道に今8つあります。この中には、北見市の「くるみ幼稚園」も含まれています。2つ目は、幼稚園型の認定こども園が、4つあります。3つ目は、保育所型の認定こども園が7ヵ所です。4つ目が、地方裁量型認定こども園が4ヵ所です。この中に隣町の「置戸町こどもセンターどんぐり」という施設は3番目の保育所型認定こども園になるのですが、これは何というのか、入所条件は全ての家庭の子どもを受け入れるといいうことで、要するに幼稚園型の保育所であり、保育所型の幼稚園であるため、同じ1つの施設の中にこの子は保育園児、この子は幼稚園児というような区別があり、まだまだ課題が多いというように伺っております。訓子府は、幼稚園という施設を昭和53年から、もう歴史的にかなり長くやっておりますので、このような形にはならないと思いますが、施設的に老朽化も進んでいきますと幼稚園と保育園がどのように一緒の事業として子どもたちの主体的なことを考え、どうしたらいいのかという問題がいろいろ出てくると思うのですが。その辺教育長、これからに向けたお考えもお尋ねします。それと先ほど常設保育園の増設も考えているということですが、それも2つの保育園が1つになり、定員がぎりぎりですので、例えば、全般ありましたように、片寄った年齢が、その年によって保育入所希望者が増え、入れないということもあり得ますので、その辺の増設計画を少し具体的に教えていただきたいと思います。

答弁 教育長 山田日出夫(教育長は2012年9月まで)

大きく3つのご質問いただいたと思います。まず、統合に至る計画の目的について簡単にふれておくことが大事かと思うのですが、人口の減少や少子化などによりまして、非常に通園のお子さんの数が少なくなり、保育の集団的保育の成果といいますか、効果がなかなか出にくくなってきたということが1つです。それとやはり、行政サービスの効率化も一方では目指さなければならないという点が、大きくあるかと思います。教育委員会としましては、やはりどちらも大事なことだと思っておりますので、常設化の検討を進めているということで、前段ふれておきたいと思います。それで、1点目の私的契約の関係でございます。これは、非常に聞き慣れない言葉で、字に書きますと「私的契約」と書きます。認可保育園でありますくんねっぷ保育園は、保育に欠けるお子さんに来ていただいておりますが、一方、季節保育園は必ずしも保育に欠けない家庭のお子さんが来ていただいている。大きく分けるとそのようなことになります。ただ、最近は非常にオーバーラップしており、必ずしも線が引けない状況にあることは事実であります。そのような保育に欠けないお子さんでも、常設保育所に通っていただくための手段として私的契約があります。契約を結んで入園していただく訳ですが、保育に欠けるお子さんも増え、もし定数を超えるようなことになった時、残念ですが私的契約児である、保育にあまり欠けないお子さんから退園いただくという。ある意味では厳しい制度にあります。そこで問題になるのが定数であります。統合の後、平成22年度には、定数を超えることが想定されておりますので、定数の増ということがまず必要になります。定数の増をしないと統合した全体のお子さんの数が入園していただけないことになりますので、まず枠を広げる必要があるかと思います。それと従前、訓子府町では、保育に欠けるという定義についての解釈が非常にシビアに行なってきております。近隣、全道的にみても厳しく把握してきたという事実があるかと思いますが、全体的な昨今の社会経済情勢の流れ等をみて、保育に欠ける状況の認識について、もう一度見直す必要があると思います。つまり、なるべく常設に入園してもらうような状況に僕はあるのではないかと思っておりますので、私的契約というのは、逆にいうと限定的で、今、あさひに通園しているお子さん全てが、私的契約になるということは、私としては、今の時点では考えておりませんので、定数の増と合わせて保育に欠けるという判定のあり方についても、少し見直しをしていく必要があるかと思います。いずれにしましても、私的契約制度というのは、家庭の状況に応じて、ある意味何ていうのでしょうか、ランク付けのようなことが必要だと思います。保育に欠け、本来、常設に入園する子どもさんが来て定数を超えると私的契約児の中から、どなたかを退園していただくというようなことにもなりかねませんので、契約する時点で家庭の状況をよく把握して、異論のないようにし、困ったことにならないようにする必要がある。それよりも大事なことは、定数を増やし、そのような子どもさんが発生しないことを目指すことだと考えております。2番目のこども園についてでございますが、いろいろお話され、議員さんも非常に勉強されていると思い感心させられたのですが、確かに少子化の中、一方で効率化を目指し、一方ではお子さんの成長という成果を目指すという中において、最近、こども園という制度が出てまいりました。4つの形があることも今お話されましたが、訓子府の幼児の教育、保育、子育ても含めてどのような形が、将来望ましいかということは、当然、あまり時間がたたないうちに検討を進めていかなければならないと思っております。一方で幼稚園の建物が建築、開設し、30周年を迎え、非常に老朽化している。子どもは減っている。お父さんやお母さんのニーズは多様化しているという中で、保育園、幼稚園のあり方、こども園の活用の仕方ということは、非常に大きな課題と思っていますので、今後、町と十分連携を取りながら検討を重ねてまいりたいと思います。ただ、1点少しお話しておきたいのは、こども園というのは、いろいろな形ありますが、流れとしてはあのような形が、将来の形ではないかと漠然には思っていますが、今、依然として、教育である幼稚園と福祉、保育の保育園とは、制度も先生の資格も並立している訳です。それを1つのこども園という建物に入園し、運営することは課題も沢山あります。先ほど議員さんが一部おっしゃった課題もありますので、その課題もよくにらみながら慎重な検討をしていく必要があろうかと考えております。次に、3つ目の増築の関係であります。先ほど言いましたように私的契約制度を活用しながらも、全てのお子さんに常設保育園に入園していただきたいものですから、また、70名前後の子どもさんたちが多くの時間を過ごす場であり、保育、教育サービスの充実を図るために活動が窮 屈きゅうくつにならないためにも、増設が必要だと考えております。非常に今現在の建物がありますから、増築の方法、手法は限定的にはなりますが、1つの部屋をつくり、年代によって子どもたちが動きますので、主に、2歳児、3歳児を中心としての保育室を増築したい。廊下、物置等も含めて概ね40から50平方メートルのもちろん平屋ですが部屋を増築したいと考えております。併せて、玄関周りのバリアフリー化といいますか、風除室等の整備も併せて行ないたいと今の時点では考えてございます。少し長くなりました申し訳ありません。

質問 8番 西山由美子

引き続き質問いたします。今、教育長がご説明してくださった中に、何点か私自身考えてみなければいけない課題を感じましたが、その前に1番お聞きしたいことは、私自身この質問をして思った以上に事業計画が進んでいるということにまず驚いたのですが、何人かの保護者の方から「統合されることの噂は聞いているが、どのようになっているのだろう」という質問を受けました。私たち議員には、今まで財政健全化の計画書の中に書かれていましたが、具体的な統合については、何も話されていませんでしたので答えることができませんでした。それで一番大事なのは、やはり一番関わっている保護者との気持ちを理解する理解度というのか、保護者が理解してもらえているかどうかということが大事だと思うのです。6月までに保護者の方には「何の説明の案内はなかった」と聞いていますが、今後どのように保護者の方たちとこの統合に向けた話し合いを進めていく予定なのか。その辺をお聞かせ願いたいと思います。

答弁 教育長 山田日出夫(教育長は2012年9月まで)

だいぶん進んでいるという感じ方をされていらっしゃいますが、事務的に必要なことを今、述べただけで、正直言ってそれほど進んでいる訳ではないと思います。進んでいないことのほうが問題だと僕も認識しておりまして、保護者の皆さんが心配されているというこの質問を見て、改めて認識を新たにした部分もございますので、なるべく早い時点に、紙媒体による説明資料、それと説明会をそう遠くない時期から始めたい。それも1回とかではなく丁寧に説明をし、教育委員会としては、常設化が子どもさん、保護者さんたちにとって良いことだという認識で仕事をしようとしておりますので、十分ご理解を賜るように丁寧な対応をしてまいりたいと思います。

質問 8番 西山由美子

最後の1つです。実は、議会が始まる前の日に初めて保護者の方から、お電話がありまして、それは居武士小学校の統合に向けた保護者の方の訴えなのです。これから学校に入学させようとしている時点で、ものすごく不安で、今の居武士がすごく良い学校だというのはよく分かるが、自分の子どもに同級生が少なくなり、これから先とても不安だというで、初めて声を上げてくれたのです。先ほど教育長がおっしゃったように、この少子化という現象は、保育園、幼稚園、そして小学校、中学校、全部つながっていますから、ここで保育園だけの問題ではなく、町内2つの小学校のこれからの育成というか方向性を町民の方も含めた中で、例えば検討委員会を立ち上げるとか。行政だけで進めていくのではなく、皆でどうしたら一番子どもたちにとって良い方法なのかということを話し合う、そのような施策を少し考えて欲しいと思います。いかがでしょうか。

答弁 教育長 山田日出夫(教育長は2012年9月まで)

少子化、それと子育てという関連で小学校の問題が今、ご質問されました。居武士小学校につきましては、訓子府の開拓の始まりの地にあるということもありますし、非常に地域に溶け込んだすばらしい学校運営をずっとされてきた学校だと思って評価しております。地域の皆さんにとりましては、単なる学校でなく地域のセンターとしての重要な役割を果たされていると思います。それは行事の開き方を見ても非常に痛感しております。一方では、子どもさん方が少なくなってきており、私も教育長に就任し、初めて最近、ある親御さんから「統合はないのか」という話を初めて聞きました。居武士地区の住民の方の中にも、子どもさんが少なくなり、自分たちの子どもさんの教育に対する心配から統合を模索する考えも出てきたと改めて認識したところであります。いずれにしても、学校の設置の仕方につきましては、議員ご指摘のように行政の都合だけで行われるべきものではないと私も思っております。地域の住民の皆さん、保護者の皆さん、お子さんの考え方、様々な意見の中で、決められていくべきものと考えておりますので、今後も十分認識しながら、対応をしてまいりたいと思います。

質問 8番 西山由美子

次の質問に移ります。

出典:訓子府町議会 平成21年第2回定例会 2009年6月24日 議事録 PDF(10ページ) 間違いを知らせる