みんなの議会

訓子府町議会 平成21年第2回定例会 2009年6月23日

高齢化時代に安心な医療機関の確保と通院者等への支援について

2009年6月23日、訓子府町議会の一般質問で、佐藤静基議員が「高齢化時代に安心な医療機関の確保と通院者等への支援について」質問し、町長 菊池一春が答弁しました。

質問者
佐藤静基 議員
答弁者
町長 菊池一春

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 佐藤静基

1番、佐藤静基。私は今後とも進むであろう高齢化時代に向かって、安心のできる医療機関の確保とその通院患者等への支援について、町長の考え方を伺いたいと思います。将来さらに進むであろう高齢化時代の社会情勢にあって、近年、特に地方での過疎化が著しいと今後とも予測されているところでございます。各地方自治体は医療体制をどう維持していくのか、病院の安定確保が問題視されているところでございます。おかげさまで当町では、現在の各病院ともそれぞれの工夫と努力により、今のところ安定した治療が行われておりますが、現在の医院も開業以来20年が経過して、当時に比べて人口は約1,700人の減少、さらに現在の医療を取り巻く環境は極めて厳しい状況の中で、経営内容も大きく変化しながら、現在に至っております。また、今後ともこの地域医療の中核を担うであろう北見赤十字病院は現在、増改築事業や医師不足の問題など課題が多く、容易には安心の見通しがたたない状況にあり、私たち町民は大変不安に感じているところでございます。このような状況の中で、当町としては今日まで地元の病院に対する「地域医療報奨金」や在宅高齢者への「移送サービス事業」などが実施されており、さらに今年度からは北見バスでの通院助成にも取り組んでいるところでございますが、今、多くの町民の願いとして、小さな町であっても将来ともさらに「安心して暮らせる福祉の町」をもっと充実させるための一環として、町内病院の安定した永続的な運営と特に、高齢者の方々の通院への足の確保が強く求められているところでございますので、以下の件について町長の考え方を伺いたいと思います。1として、現在運行されている「スクールバス」あるいは「デイサービスの送迎バス」を高齢者向けの町内病院への「通院バス」として利用拡大の考えはないのか。2として、現在「訓子府クリニック」で行われている送迎車への経費などを支援を行うような考えはないのか。3として、町民にとって「北見赤十字病院」の果たす役割とその期待は大変大きいものと思いますが、訓子府町として早期に、この増改築工事や医師不足問題等を解決されて、北見赤十字病院が地域医療の中核として、近隣の町の期待に応えていただけるような要望をすべきでないのか。また、町として今後「北見赤十字病院」に対して、どのような貢献を考えておられるのか。以上の件について、お考えを伺いたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

ただいま、高齢化時代に安心な医療機関の確保と通院者等への支援について3点のお尋ねをいただきましたのでお答えさせていただきます。まず、1点目の「スクールバスやデイサービスの送迎バスを高齢者の通院バスとして利用拡大の考えはないか」とのお尋ねでございます。デイサービスの送迎バスにつきましては、運行状況を考えてみますとこのような利用方法は難しいと考えているところでございます。スクールバスに関しては「補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律」の適用期限が既に過ぎておりますので、ある程度柔軟な目的外使用も可能であるものと考えているところでございます。今後、高齢化が益々進展すると見込まれる中にあって、通院や買物など、高齢者の足の確保は大きな課題になってくるものと考えておりますので、これらの効率的な運用方法について検討してまいります。次に2点目の「訓子府クリニックで行っている送迎車への経費などを支援する考え方はないか」とのお尋ねでございます。訓子府クリニックは本町が実施している各種健診事業などに多大なご協力をいただいているところではございますが、地域医療報償や他医療機関とのバランスを考慮すると現状での支援は難しいものと考えているところでございます。次に3点目の北見赤十字病院問題に関するお尋ねですが、昨年3月の内科医師の退職による医師不足、病院の建替えなど北見赤十字病院を取り巻く環境は非常に厳しいものがあるということを認識をしているところです。しかし、こうした状況にあってもオホーツク第三次医療圏の地方センター病院と位置づけられている上に、本町住民にとりましても救急医療をはじめとして重要な役割を担っているところは申すまでもございません。オホーツク圏の地域医療確保に関しましては、行政や医師会などの関係機関で設置された「オホーツク圏広域医療対策協議会」や「北見市医療問題協議会」等で議論されておりますが、本町も北見市、置戸町など近隣市町と連携を図りながら北見赤十字病院を中心とした医療の確保に向けて努力をしてまいります。以上、お答えを申し上げましたので、ご理解を賜りますようお願いを申し上げます。

質問 1番 佐藤静基

的を得た答弁をいただきましたので、少し現在の高齢化、病院などの状況について申し上げますので、改めて医療の将来をどのように考えているのか伺いたいと思います。町民にとって身近に診察や治療をしてくれ、いわゆる命を助けてくれる病院があり、そして体が不自由になった高齢の方々へ足の確保は、町長があげておられる福祉サービスの行き届いた町として、大切なことの1つと考えます。各地方自治体は、ともに過疎化と高齢化が進む中で病院の経営や医師の不足、確保には非常に難しい状況にあるとも昨今の新聞でも盛んに報道されております。現在の公立病院でさえ70%が赤字経営にあるといわれております。また、医者は3万人不足していると報じられています。各市町村とも各種の補助金を出し病院の維持に努めているところでありますが、その財源も限界があるといわれております。今後、ますます深刻な事態も予測されておりますし、はじめに申し上げましたように当町では以前から医療機関への支援を実施中であります。その補助額もかなりの大きな金額だと私は思っております。平成19年の人口減少率2.7%、163人減の網走管内では1番であると新聞で大きく訓子府が報道されました。平成20年には高齢化率30.3%になり、これも全道平均の23.3%も大きく上回りました。また、3月に出された町の福祉計画の資料では、平成20年9月現在の資料ですが、65歳以上の高齢者数が1,716人うち75歳以上の後期高齢者が912名、率でいいますと後期高齢者が53%と出ておりました。また、高齢者だけの世帯率は52%であることも知りました。多くの高齢者の願いは「老後は健康で暮らしたい」であります。現状、町内には北見市、北見市留辺蘂町の病院から2台の通院送迎バスが町内に入っております。毎日確認した訳ではありませんが、私も見かけたことがございます。そのうちの1つの病院では、遠い陸別町からの患者に弁当を用意している。このようなことも伺っております。また、先の報道で北見市は、この9月から補正で2,800万円を出し、全市の70歳以上の高齢者と障がい者を対象に無料バス事業の拡大を行うと決めたようであります。この無料バスについては、これを当町を当てはめるのは、私は効率が悪く適切だとは考えておりませんが、せめて何とか今あげましたスクールバス、デイサービスのバス、それから現在個人病院でやっているバスを何とかその利用を拡大し足の確保へつながらないものだろうかと思っています。そのことにより、少しでも高齢のドライバーが安心して車の運転から卒業ができ、しいて言えば、高齢者の交通安全対策にもつながるのではないかと思います。高齢者への通院の確保に合わせ、この点について、今後関係機関あるいは町内部で検討をしていただきたい。できることなら来年度までに、そのような結論の方向付けといいますか、やる、やらないではなく検討の結果を教えて欲しいと思いますがこの件については、いかがでしょうか。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

私は、町長立起にあたって、最も重要な課題の1つは、住民の足の確保ということを提案をさせていただいています。1つは、車椅子の方が町内の移動ができるようなことの仕組みをつくりたい。これはまだ、不十分な部分はありますが、社会福祉協議会に委託し、足の確保に幾分の負担をしていただきながら、利用していただく。さらに先般、若がえり学級の5月講習会で、私を講師としてお招きをいただき、出席された100名の方々の班ごとの質問の多くは「何とか足の確保をして欲しい」という要望でございました。これは、一昨年から教育委員会管理課で検討している内容でのスクールバスを目的外利用することについては、非常にハードルが高かった。例えば、民間のタクシーやバス等の営業行為を妨害するのではないか等々含めてです。今までも、夏休み中の子どもたちが旭川や帯広に行く等についてのスクールバスの利用あるいはスポーツ少年団等で利用した経緯はありますが、それらの利用にスクールバスを利用するということについては、まかりならないというのが基本的な考え方だったと記憶しております。非常に私も教育委員会職員時代から、それは悩んできた1つでございます。しかし、先般、教育委員会の上野管理課長に指示し、陸運にそれが本当に適切かどうかということを調べていただきたいということをお願いを申し上げましたところ、少なくても補助金の返還が終わっているものについては、営業行為でない限りは、可能であるというご回答をいただきましたので、私はできるだけ早く対応したいと考えています。スクールバスは、まず子どもの安心安全といいますか、乗客としての子どもの安全を確保するということ、それから学校通学の足を確保するということが優先されることは当然でありますが、時間差やあるいは帰路のバス利用等について、高齢者の通院あるいは買い物に対し、町内はもちろんですが、北見バスへのつなぐことが可能かどうかということも含めて検討を年度内に実施をさせていただきたい。まだ、全体的な打合せはしておりませんが、可能であれば、平成22年度のいつかの時点から、スタートをさせたいという考えでおりますが、このことは時間を少しいただきたいと思っております。もう1点は、今、国の政策で臨時交付金がおそらく7月あるいは8月になるかもしれませんが、臨時議会で2億数千万円の使途についてのご提案をさせていただこうと考えているところでございます。その中で、これは企画財政課に指示しておりますが、特に、広島県を中心にしながら、デマンド交通というシステムがございます。分かりやすくいうと乗り合いタクシーであります。これを直営あるいはハイヤー会社に委託し、何人かで乗り合い安い料金で病院に通う等々の検討を今お願いをしているところでございますので、議員がご心配をするまでもなく、私自身も高齢者が抱えている第一義的な足の確保の問題ということは、ご紹介ありましたように、単なる個人のお年寄り、三世代同居というだけではなく、若い夫婦へ病院や買い物へ行くにしても、非常に気兼ねをしているというのが、住民の要望にやはりありますので、それらも含め具体的な検討に入ってまいりたいという考え方でございます。先般の高齢者実態調査によりますと通院先は、訓子府町内に通院しているのは35.8%、北見市内には61.2%、置戸町には3.7%の通院状況でございます。交通手段は、車、バス等については71.9%、7割の方が車やバスで通院しております。家族の送迎は、およそ19.3%。ご指摘の北見市留辺蘂町と北見市内の一病院等については、1.5%という状況でございますから、いかに公共交通の通院に対する利用の期待が大きいかということともう1つは、ひと工夫が必要な時期にきているのではないかと考えているところでございますので、改めてまた時期がきましたら、議員の皆さんにもご提案しながら、具体化に向けて進めてまいりたいと思いますので、ご理解を賜りたいと思います。

質問 1番 佐藤静基

次に、クリニックの送迎車についてです。現在、4年ほど前から訓子府クリニックで行われている送迎車は、8人乗りのワゴン車と聞いておりますが、その実態について、少し聞いていただきたいと思います。月曜から金曜までの週5日間、午後から予約制で無料運行しております。利用者は1日平均20名から25名程度と伺っております。これを単純に試算いたしますと年間4,000人から5,000人の送迎になろうかと思います。利用している患者からは、非常に好評で利用増加の傾向にあると伺いました。なお、聞き取りによる私のこの経費の試算では年間、人件費として約67万円、燃料代として約25万円位、ほかにいろいろな車の経費など入れますと年間大体100万円程度の事業といいますか、そのくらいのサービスをしております。先ほどの答弁では、確かかなりの報奨金などほかの経費を町で出しておりますので、現状は難しいというのは、そのような意味だと私は思うのですが、これは少し私はそのような意味ではないのかもしれませんが、民間が行政に頼らないで自発的な取り組みであり、しいて言えば、これからは、いろいろな場面でも町民と一体となった協働のまちづくりの1つでもあるのではないのかと思います。先ほど申しましたように病院の中身は分かりませんが、この6,000人を切れる町で、若がえり学級の病院の利用状況を聞きますと非常に訓子府での経営は厳しい。苦しいがゆえに患者さんに何とか足を運んで欲しいということで、この送迎事業を初めたのだと私は思っております。先ほども言いましたように、かなり以前に、しいて言えば、20数年前に訓子府の医療のことで町長選の争点になりました。これはもう当時の町長としてみれば病院のない町は大変だということで、相当やはり病院のない町の苦労というのは、なくなってみなければ分からない。病院のない町に住めるかというようなことになりますので、やはり単に高齢者の足を確保するということ以前にもう少しやはり地元の病院を残す、そのような意味も込め、私は、このクリニックの送迎車に対して、100万円が多いか少ないか私はわかりませんが、これに行政として、一定額の支援策も必要と考えておりますが、この部分で町長の考え方は、いかがでしょうか。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

大変、人口減少の中で第一次医療圏、すなわち市町村の位置単位で通院できる病院は、2医院がございますが、それは厳しいというのは、ご指摘のとおり私も認識しております。二次医療圏で、入院のできる病院。また、三次医療圏で、高度な医療技術を要する北見日赤等の病院の役割からいいますと、交通機関で通院できる訓子府町は、20分で二次医療圏、三次医療圏の圏域にありますので、その点で申しますと厳しさというのは、その様々な病気を複層的に応えてくれる医療機関を求めて住民の方が北見に通院するということは、ある意味では、必然的なすなわち私が先ほど申しましたが、町外に61.2%の方が通院している。高齢者のことを考えても現実的にはそのような数字というのは、理解できるところでございます。さらに、年間100万円で充たされるであろう訓子府のクリニックの車両に対する支援という考え方はないのか。私は、今年度から北見市内の通院に対して、月5回すなわち往復2回半のものについては、金額的には少ないのですが、4分の1の補助を議員の皆さんのご理解を得て予算を通過させていただきまして、今年から実施しているところでございます。忘れもしませんが、私が平成13年の福祉保健課長の時に、地域医療報酬を廃止せよという強い意見があったように記憶してございます。当時の町長と私は熟慮して、治恵クリニック、訓子府クリニック、湯本歯科医院等々に減額のお話をさせていただいた経緯がございます。しかし、当時の町長と私自身は福祉保健課長として、医療の確保の中、この50万円の意味というのは非常に極めて重要だということを改めて認識をさせていただき、この50万円を現状維持をしているという状況でございます。もちろん歯医者は25万円、半日しか実施していない病院については、7割の37万5,000円という記憶でございますので、お尋ねのバスでいいますと年間600万円の補助を1医療機関にしているということでいいますと多いか少ないかは分かりませんが、私は、さらにその上に個人病院のバスへ100万円を補助するという考え方は現時点ではもてない。具体的にいいますと例えば、北見市の松原医院あるいは北見市留辺蘂町の小助川医院などからもバスが通ってきているという、具体的な名前を議員はお上げになりませんでしたが、おそらくこれからは、もっと増えてくるかもしれません。そうすると住民の医療を確保するという点では、町内、町外、1つの警戒等々含め考えますと私は現時点では、病院の努力の範囲の中でお願いしているということでご理解を賜りたい。そして医師の方は、各種審議会へ入ってございますので、いずれまた、そのような懇談をする機会がございましたら、話をしながら、より安定的に足の確保やあるいは支援できるようなことがあるのかないのかということも含め、総合的な判断をこれから求められていると考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。

質問 1番 佐藤静基

当然、内容は分かっているとは思いますが、100万円のいわゆる経費というのは、私は、そのうちの一定額を出すと非常にまたという意味になりますが、100万円を出せという意味ではありません。これは、承知のことと思います。それから、置戸町に置戸日赤があります。私は、思ったより少ないなと思ったのですが、置戸町では1,000万円しか出してないのです。僕は、もっと出していると思っていました。そのようなことからいいますと私は先に申し上げましたように、訓子府では、かなりの支援をしているということであり、先ほど数字を申し上げましたのも、将来、高齢化に向かうにつれ、町民は、一番やはり足の確保となれば、もしかしたら、このようなに支援するというのも、1つの現段階での方法でないのかというように考えております。次に、この件については、先ほどの答弁で、静寿園の事業というのは法人化された団体でありますので、可能かどうか私は分からないのですが、状況をお話しますとデイサービスの送迎バスの利用拡大の件でありますが、現状を施設長に伺いますと「10時から3時までの5時間は空いている」というのは介護の預かるといいますか、施設にいる時間を最低6時間は確保するということからいいますとそのようなことになるのだと思いますが、「その間、運転手は建物の環境整備や何かいろいろあるということで運転はできないが、バスとしては、5時間程度なら空いています」と言っていました。「もしこれがいろいろな条件が揃えばバスの利用は可能なのか」というと「それは話合いによりますし、私だけでは返事はできない」ということでした。以前に正式な話ではないのですが、静寿園の経営もなかなか厳しい。それであそこの会長さんは、お寺さんの方だと思うのですが、たまたま私のところにきた時に「福祉を頼むよ」と「やっとやりくりしているんだ」と「できればもう少し応援してもらわないとやっとだ」という話も伺っておりますので、例えば、もしそのように法人のバスを利用するとした時に無料ということは、私は全然良くないと思います。やはり、病院もそうですが利用者もそれから町も三者が少しずつ負担するというのが僕は基本だと思っております。そこでこのデイサービスのバスについては、静寿園の経営もさることながら、例えば、利用者に1回500円程度の負担をお願いし、これもまた町から一定額の補助金を出せば、静寿園の事業として、何かそこに見出すものがないのかというように思いますが、この考えについて、ご意見あれば伺いたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

事前に議員から通告をいただいていますので、私どものほうで静寿園の送迎バスの実態を調べさせていただきました。デイサービスの送迎バスが、8時30分から9時40分と15時から16時30分のそれ以外の間が空いているのだろうということ。ある意味では、マイクロバスが24人乗り、そのうち車椅子が2名利用できるとかあるいはワゴン車の10人乗りバンの3台が、ある意味ではデイサービスの送迎を行っているということでございますから、ただ事業所としての福祉会が主催してバスの運行、これらのデイサービスの送迎バスを利用して、ある意味では、営業的にお金をとりながらやるということについては、これも先ほどスクールバスと反対の話になりまして、お金をとって利用するというのは、デイサービスでいう介護保険法上のことではなくて、ある意味では福祉施設の利益といいますか、経営のためのバスの運行等々になってくると少しまた難しい問題があるのではないかと思いますので、具体的な検討はしたことはありませんので、それらも含め、今後の1つの事業所と相談する課題の1つとしてはありますが、私どものほうから今すぐこうするということは控えさせていただきたいと思います。

質問 1番 佐藤静基

よく分かりました。次に、今、出されております28年度までの町総合計画の策定にあたりまして、町民に対してアンケートが行われました。これは少し古い話ですが17年12月の集計だったと思います。この中で、訓子府町の好きな理由という問いがございました。1位は、恵まれた自然。2位は、北見市と隣接していることで利便性が高い。この2点がダントツの答えでした。私は、町民はいかに北見市を頼りにして生活しているのか。私は、北見赤十字病院など大きな病院があるから安心して訓子府に住んでいるのだと思っています。先ほどの答弁にありましたように60何%は北見の病院に通院している。このことからして、その北見市に対する思いというのは、こういうことだろうと。これは北見の病院に行けば命を守ってくれる。そういう思いがあるからだと私は思っております。日赤の増改築、医師不足には道に対してでも、北見市あるいは各関係機関から、いろいろと要請しているようですが、隣りの当町としても、道や市、日赤など関係機関に何とか早く町民の期待に応えていただける医療事業について、要望や関わりも訓子府町としてもっていくべきではないのか。いわゆる広い意味で支援をするべきでないのか。方法は町長のお考えになることですが、この件については、どのように考えておられますか。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

先ほどの答弁でも1つは申し上げました。オホーツク圏の広域医療対策協議会あるいは北見市医療問題協議会等で議論され、特に、この地区でいう1市2町が協同して医療問題の解決に向けての努力をしている状況でございます。私は、北見市の日赤問題は、第三次医療、とりわけ訓子府町にとりましては、第一次、第二次、第三次のある意味では、総合的な医療機関というのは、北見市の日赤ではないのかと思っています。もちろん、他の北見市の第二次医療の病院に通うという考え方は、多くの町民の方ももっているとこでございますから、その点は、対岸の火ではない。我がことの問題ではないのかということでございます。簡単にだけ申しておきますが、1つは一昨年から起きている内科医の不足の問題あるいは小児科医が一斉に退職したという問題。さらには、道立病院の問題で先般、北見医師会が北海道知事に対して、心臓などの循環器の手術がきちんとできるような道立病院の存続を確保すべきだ。これは、北見医師会として、私どもの病院の医院長たちも入っておりますが、要望しているということでございます。さらに、北見の日赤でいいますと私の知る範囲では、現在のベッド数が680床、それを計画では人口減を見据えて500床に減らすという考え方でございます。およそ建設費は180億円。しかし、日赤自体が約30億の累積赤字を抱えているという状況ですから、日赤の経営自体も大変厳しいものがあるというように認識いたしております。いろいろ考えますと先般答弁でも申し上げましたように、1市2町の北見市長、置戸町長と私との3人での懇談を当面する課題についての話合いをさせていただきました。そこで、第三次医療とりわけ北見日赤の医療の充実、確保については、私は、北見市長に2点の申し入れを主張をさせていただきました。1点目でございます。第三次医療という北見日赤の位置からすると北見だけの問題ではない。その点でいいますと医師の確保も含めて、神田市長中心の神田市政が積極的に様々なところには要望していったようでございますし、私どもは管内の開発期成会を通じて要望活動を展開しておりますが、改めて、この第三次医療圏の北見市、訓子府町あるいは隣接する市町村も一緒になってやっていくということが、今こそ求められているのではないのかと思います。その点についての惜しみない努力を私自身もする覚悟はあると北見市長に申し上げましたのが1点目であります。もう1点であります。それにしても、市町村長として私は理解できない点がございます。それは、日赤が本来、自助努力でやらなければならないことと第三次医療圏として、やらなければならないという政治と医療機関としての責務という区分けが不明確であるという言い方をさせていただきました。そのためには、北見日赤自身が情報公開をし、経営の問題、病院の位置の問題等々を含めてもっと赤裸々にオープンし、地域住民の医療の確保という観点からなすべきではないのかという主張をさせていただきました。このことは、今もって間違っているとは思っていませんが、もちろん個人的には、北見日赤の場所等について北見日赤の職員の方が私のところに来て、状況を説明いただいたりしておりますが、こうした状況を踏まえながら、当面は北見市役所庁舎そして日赤の問題がどう解決していこうとしているのか、さらには医師の確保や医療の確保、住民の健康や安全をどう確保するかという点での私ども役割は、共同のテンポで進んでいかなければならないという基本的な考えをもっておりますので、理解をお願いしたいと思います。

質問 1番 佐藤静基

日赤の問題について、かなり詳しい説明がありました。なかなか声は出すけれども問題としては難しいと思います。いろいろな自助努力もあるでしょうし、確かに3年ほど前から、日赤は赤字経営というように聞いておりますから、なかなかやはり大変だろうと思います。終わりに、住民は住み慣れたこの町で安心し一生を暮らしたいという思いは町民の誰もが願っているところであります。病院のこの地域医療に果たす役割は、極めて大きいことも私の思いと町長の思いは全く同じであります。お金は出さないまでも少なくとも行政として支援に乗り出すということを期待いたしまして、質問を終わります。

出典:訓子府町議会 平成21年第2回定例会 2009年6月23日 議事録 PDF(28ページ) 間違いを知らせる