訓子府町議会 平成21年第1回定例会 2009年3月13日
新学習指導要領等に向けての取り組み
2009年3月13日、訓子府町議会の一般質問で、河端芳惠議員が「新学習指導要領等に向けての取り組み」について質問し、教育長 山田日出夫、管理課長 平塚晴康が答弁しました。
- 質問者
- 河端芳惠 議員
- 答弁者
- 教育長 山田日出夫、管理課長 平塚晴康
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 河端芳惠
次に、教育長へ新学習指導要領に向けての取り組みについて伺います。新学習指導要領に基づき、平成21年度から小中学校で新教育課程への移行及び先行期間がスタートしますが取り組み環境整備は万全に行われているのか伺います。1、全国学力テストなどで道内の小中学生の学力低下が指摘されていますが、本町の小中学生の学力及び体力はどのような状態ですか。低いとするとその具体的な対策はどのように考えていますか。2、道は2009年度に「北海道学び環境づくりプロジェクト」「子どもの体力向上推進事業」を新規事業として予算化しましたが、本町でもそれをどのように活用することができるのか伺います。3、昨年度から学校職員評価制度が導入され、本年度から教員免許更新制度が実施されますが、子どもたちに与える影響はないのか伺います。4、新教育課程への先行措置として、本年度から学校裁量で小学3年生から英語授業を実施しますが、どのように対応するのか伺います。5、AET(語学指導助手)、これは昔、英語圏から講師が多かったものですから、AssistantEnglish Teacher(アシスタントイングリッシュティーチャー)ということでAETですが、今は英語圏以外の方が多いので、ALT、Assistant Language Teacher(アシスタントランゲージティーチャー)というようになっているのが一般的だと思います。ただ訓子府の場合、広報の中でもAETという表記がありましたので、あえてAETとさせていただきます。AETの役割と位置づけはどのようになっているのか伺います。今回のAETは、任期の途中で1月末に帰国しましたが、問題点と今後の対策をどのように考えていますか。AETは地方交付税で措置されていますが、町の持ち出し額はどのくらいあるのか伺います。すいません。ちょっと時間がないのでいいですか。
質問 4番 河端芳惠
補足で付けようと思ったのですが。
答弁 教育長 山田日出夫(教育長は2012年9月まで)
新学習指導要領等に向けての取り組みについて、5点のお尋ねをいただきましたのでお答えします。早口でまいります。まず、1点目の「全国学力テスト等で本町の小中学生の学力及び体力がどのような状態なのか、低いとするとその具体的な対応策は」とのお尋ねですが、全国学力・学習状況調査につきましては、先の小林議員のご質問でお答えいたしましたので詳しい説明は省略させていただきますが、調査結果につきましては、学校数が少なく町全体の結果を公表すると学校がすぐ特定され序列化や過度の競争につながることから公表を行わないこととしております。また、全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果につきましても、全国学力・学習状況調査と同じ趣旨により公表しないこととしておりますので、ご理解をお願いいたします。なお、これらの調査結果に基づく対策としましては、この調査結果で把握した成果と課題を分析し検証するとともに、学校改善プランを作成するなど指導の改善等に努めておりますので、ご理解をお願いいたします。次に2点目の「北海道学び環境づくりプロジェクト及び子どもの体力向上推進事業をどのように活用するか」のお尋ねであります。両事業とも北海道教育委員会が、平成21年度からの新規事業として計画しているものであります。しかし、道教委からまだ通知がなく、私たちも教育環境の報道で承知している程度であり、基礎、基本を培う確かな学力を身に着けさせることや体力の向上のための各種の支援プログラムの作成と実践を目的とする事業と聞いております。活用につきましては、正式通知がきましたら学校と検討してまいりますので、ご理解をお願いします。次に3点目でございますけども、「学校職員評価制度及び教員免許制度が子どもたちに与える影響はないのか」のお尋ねでありますが、いずれの制度も教職員の資質向上による成果を子どもたちの教育に還元しようとする狙いがございます。まず、学校職員評価制度につきましては、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」に基づき、都道府県教育委員会の計画の下に、市町村教育委員会が行うものと規定されております。このため、北海道教育委員会では、平成18年3月に「市町村別学校職員の評価に関する要綱」を策定し、平成20年度から全道的に実施されたものであります。この制度は一人ひとりの努力や成果を評価し、一層意欲を高めることによって、職員の資質能力の向上と学校の活性化を図り、その成果を児童生徒に還元することを目的とするものであり、子どもたちには良い影響を与えるものと考えております。また、教員免許更新制度につきましては、平成19年6月の教員免許法の改正により、平成21年4月から、教員免許更新制度が実施されます。この制度は国際化、情報化、少子高齢化など学校を取り巻く社会状況が大きく変化している中で、子どもたちの人格形成を目指すためには教員が重要な役割を担っているところであります。このため、教員は日々自己研鑽に努めているところでありますが、定期的に最新の知識、技能の習得を図り、教員が自信と誇りを持ち、社会の信頼に応えることを目指しているものであります。教員免許は、新規取得者の有効期限は10年であり、現免許所持者は年齢ごとに定められた修了確認期間までに免許状更新講習を受講することになります。この更新講習も有効期間の満了や終了確認期間の前までの2年間の間に30時間以上講習を受講することになります。長期休業中などの受講ということもあり、子どもたちにも学校運営等にも大きな悪い影響は出ないものと考えております。次の4点目の「英語授業をどのように対応するか」のお尋ねでありますが、新学習指導要領の移行措置期間中には、学校の裁量で可能なものは先行実施することができることになっております。このため、両小学校では外国語活動を先行実施する予定であります。新学習指導要領での外国語活動は5年、6年生からでありますが、多くの教員が外国語に携わることとし、総合的な学習の時間を活用して3年生から行うものであります。具体的には、訓子府小学校は平成21年度に3年生から6年生が10時間、平成22年度には4年生から6年生で15時間実施する予定であります。また、居武士小学校は平成21年、22年度とも3年生、4年生が10時間、5年生、6年生は平成21年度に20時間、平成22年度に30時間を予定しているところであります。なお、両小学校とも語学指導助手を効果的に活用しながら取り組んでいく予定であります。次に5点目の「語学指導助手について」のお尋ねでありますが、まず役割と位置付けについては、国際化の進展に対応し、英語による基礎的、実践的なコミュニケーション能力の向上や外国の歴史や文化、伝統に触れ合う機会の提供などから、外国人青年招致事業により語学指導助手を配置しております。この語学指導助手の配置により中学校を始め幼稚園、小学校、高校への派遣や公民館講座など多くの町民が外国人に直に触れ合いながら国際理解教育や語学教育に励んでいるところであります。次に「任期途中で帰国した問題点と今後の対策について」でありますが、この度、帰国しました語学指導助手は、昨年8月下旬に来町し業務に携わっておりました。しかし、日本語があまり話せないことから、コミュニケーションの難しさや文化の違い、慣れない仕事への不安感などにより、ストレスを感じるようになったものと聞いております。今後は、適切な選考を始め、来町後は、より一層サポート体制の充実を図り、引き続き語学指導助手を配置してまいります。なお、帰国しました語学指導助手の代替として、3月から7月中旬まで北見市在住のアメリカ人を新たに雇用したところであります。次に「語学指導助手の配置に伴う町の持ち出し額」でありますが、語学指導助手の更新経費を含めた場合で、地方交付税で約470万円が算入されておりますので、実質持ち出し金額は約140万円となっております。
質問 4番 河端芳惠
来年度から小学生も英語を取り入れるということで、居武士小学校と訓子府小学校で時間的な差がありますが、これはどのようなことなのでしょうか。それとAETの方が帰国されて、先日115万円の減額補正がなされましたが、7月までの臨時講師の分は、どのように支出されるのでしょうか。
答弁 管理課長 平塚晴康(管理課長は2009年3月まで)
まず、訓子府小学校と居武士小学校の時数の違いですけど、これは学校裁量に基づいて、実施ができるということになってございますので、そういったことから各学校のいろいろな総合学習の中でやることになりますので、全体的な総合学習の時間分も含めて、ほかのものと検討した結果、それぞれこの時間で対応するということになったものでございます。それから語学指導助手の関係でございますけれども、この3月については、20年度予算ということで支出をしまして、4月から7月の中旬までについては、新年度予算の中で、本年度と同じ科目の中で計上していくということでございます。
質問 4番 河端芳惠
この英語の授業には、どのような先生が、小学校の場合には各担任がみていると思いますが、それとAETとの関わりをどのようにして進めるのか伺います。
答弁 管理課長 平塚晴康(管理課長は2009年3月まで)
この授業でございますけれども、基本的には担任ということになります。小学校の場合ですから、その中に、語学指導助手が入っていき子どもたちに英語を教えるということでございまして、それも先ほど時間を申し上げましたけれども、例えば、小学校で10時間ということですけれども、これを全て語学指導助手が入るということではありませんので、担任が1人で教える部分とそれから語学指導助手が入って教える部分ということでございます。
質問 4番 河端芳惠
語学指導助手に関しても、JETプログラムの中で総務省、外務省、文部科学省がチームを組んでいます。ですから、どのような方が来られるかは、来てみなければ分かりません。今までは、確か9人の方がAETとして、訓子府町に来町されておりましたが、中には日本語が堪能で、日本人でも読まないような「吉川英治」、「志賀直哉」を読んでいる。そのような方もおりましたし、本当に日本語が話せなくて、第一言語のフランス語のもの方もいらっしゃいました。ですから、どのような方が来るか分からないということの中で、AETに英語教育を託することのある部分、不安も感じているのですがいかがでしょう。
答弁 教育長 山田日出夫(教育長は2012年9月まで)
JETを通じて、どなたに来ていただくかというのは、最初に書類で提出する。うちのほうで希望を出すというステップがありますけれど、確かに議員の言われるように、その書類の中で、全て希望を伝えたり、希望が満たされるというものではありません。ただこの制度自体が、熱意のある外国人という基本に立った制度なものですから、やはり一定の限界もございますし、議員が心配される面も我々が心配しないことはありません。そして現実に今回、途中で帰国されたという初めての事例が起きましたので、100%万全な体制でこの制度を運用できるかどうかということはありますけども、それにしましても制度自体がそのような制度ですから、その制約のある中でも、最大限この事業を活用していくことが、子どもたちの教育にとって、活用しないよりは、はるかに利点があると考えておりますので、そのような欠点を少しでも解消しながら、今後も鋭意努力をしてまいりたいと思います。
質問 4番 河端芳惠
このAETに関しては、外国語担当教員とのチームミーティング力を高め充実するように、学校や教育委員会にも求められているということがありますので、教育委員会のサポートもよろしくお願いいたします。以上で、私の質問を終わります。