訓子府町議会 平成21年第1回定例会 2009年3月12日
温泉保養センターに係わる今後の管理運営について
2009年3月12日、訓子府町議会の一般質問で、佐藤静基議員が「温泉保養センターに係わる今後の管理運営について」質問し、町長 菊池一春、農林商工課長 山内啓伸が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤静基 議員
- 答弁者
- 町長 菊池一春、農林商工課長 山内啓伸
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 佐藤静基
次の質問に入ります。温泉保養センターの今後の運営について伺います。このセンターは平成3年オープン以来、18年が経過いたしました。この間、近隣市町村には、温泉ブームもあり、類似する施設が次々とオープンいたしました。しかし、当町の温泉は開設以来、後半の平成11年以降は、赤字経営と一転し、特に平成17年からは、燃料の高騰や景気の悪化により、その影響は多面的に拡大し、当然、温泉利用者の生活環境も変化いたしました。当町の温泉では、特に町外からの利用客の減少が目立ち営業収支の悪化が著しく、平成20年度の見込みでは、これは訂正いたしますが、この通告書つくる時には670万円位という説明といいますか担当課の予想だったのですが、その後担当課の話では、最終決算では500万円台の赤字に治まるということでしたので、500万円台に訂正をいたします。いずれにせよ厳しい町財政運営の中にあって、今後、当町の温泉保養センター運営は、どのように考えているのか。以下の点について伺いたい。1点目として、当町の温泉保養センターは、町民の必要性についてどのように位置付けているのか。2点目として、今後、赤字削減や運営改善策はもっていられるのか。また、赤字運営で継続する場合、その限度はどれ位の額と考えているのか。3点目として、平成20年度を目途に「指定管理者制度」への導入も検討するということでありましたが、どういう経過であったのか。4点目として、一定の条件の中で民間企業等への売却の考えはないのか。以上の件について伺います。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
ただいま、「温泉保養センターに係わる今後の管理運営について」4点のお尋ねをいただきましたので、議員がご指摘のとおりかなり厳しい経営状況であることは、紛れもない事実でございますので、以下そのことも踏まえながら4点についてお答えさせていただきます。1点目の「温泉保養センターの位置付けについて」でございますが、設置条例にありますとおり町民の健康づくりと福祉の増進に寄与することを目的として設置されたものと認識にたっております。2点目の「経営の改善策について」のお尋ねでございますが、本年度につきましては、ガソリン高騰の影響により近隣市町からの来客が減少し、入館者数が前年と比較し10%減少したことに加えて、燃料高騰による経費が増加し、大幅な赤字経営となっているところでございます。しかし、ガソリン価格や燃料価格につきましては従来の水準まで現在戻りましたし、入館者の回復に期待しているところでございます。また先般、利用者100万人達成記念として町内小中学生に無料券を配付し、家族を含めた新規のお客様の確保にも努力しているところでございます。今後も、入館者の増加対策について知恵をしぼりながら、設置目的の達成に向け経営を継続してく考えでございますので、ご理解を願いたいと思います。3点目の「指定管理者導入」に関するお尋ねですが、本町の施設は直営であり併設施設もないため、指定管理者への移行により人件費等の削減など劇的な効果は望めないとの認識のもとで、指定管理者導入につきましては、経営収支に変動要素が大きいため、ある程度安定した状況となり条件提示可能となった段階で検討する考えでございましたが、ご承知のとおり燃料価格の大幅な変動や景気の急激な悪化、先月になって北見市の温泉施設の突然の閉鎖などの状況から、経営の不安定要素が大変強く、当面は現状どおり直営方式で経営する考え方にたっているところでございます。4点目の「民間への売却」に関するお尋ねでございますが、売却により購入業者は様々な税の支払義務が生じることなど経営条件が厳しくなることから、実現性は大変低いと認識しております。町としては、現状において売却の考え方は、現時点ではございませんので、ご理解願いたいと思います。
質問 7番 佐藤静基
今の答弁で2点目のところで、赤字でも当面直営でやるということですから、赤字の限度額というのは示されなかったわけですが、いろいろ温泉についての経営収支は、置戸町の状況で承知だと思いますし、北見市でも建てては閉鎖し、噂ではまた、新たにできるという噂もあるぐらい非常に不安定な中でありまして、直営でするにしても、燃料だけではなくて客が減り、特に経費がここ2、3年増えているのは委託料と需用費が合わせて200何十万円ぐらい増えているのです。それなりの事情があり、委託側が料金の交渉をしたと思うのです。調べてみれば分かると思うのですが、ここ2、3年でこの委託料と需用費を合わすと250、260万円位の経費が増額になっているのです。そのような中で後に答えていただければいいのですが、どの程度、町民の福祉と健康を守るためにこの温泉センターを赤字でもやるとの思いでいるのか。その点を再質問の後にお聞かせいただきたいと思います。それから昨年の燃料価格の高騰によりまして、全道の公衆浴場で料金値上げが認可されました。その際、議員協議会でも説明を求めて、説明があったのですが、当町では値上げは、逆に利用者の減少につながるとして、料金を据え置いたわけです。この値上げたのか値下げたかによっての比較は、非常に難しいと思うのですが、この500何万円の赤字の収支をみて、値上げについてどういうような評価をしているのか感想だけでもよろしいですのでお聞かせ願いたい。それから、指定管理者制度でありますが、たまたま私は仕事の関係で北見市と支庁の職員と会う機会が多いわけですが、北見市の場合は、129事業に指定管理者を一定の条件で内容は様々でしょうが、一定の条件をつけて実施していると聞いております。現状その全てが全部赤字経営であります。この先どうなるのか、その職員は心配しておりましたが、ただ現状のまましがみ付いてといいますか、直営で頑張るのか。1つのチャンスとして指定管理者制度は、非常に運営の規制が変わってくるわけです。1つには、民間事業の活性化とお客さんの多様化するニーズの効率的にも対応できる。それと利用者へのサービスを図ることを目的としておりますので、かなり訓子府町の場合は、その道を選ぶ可能性を全く否定すべきではないのではないのかと思います。おかげさまで当町の温泉の規模としての利用客は、比較的に他の町村より安定していると思います。利用客は北見市と訓子府町が半分半分位です。しかし、北見市の利用客が10%位減ったと聞いておりますが、比較的安定した集客を持っておりますので、これを何とか民間に移してみてはどうか。これは水量のこともありますが、思い切って新聞やインターネットで広く公募してみてはどうですか。協議して合わなければ辞めればいいわけですから、民間委託についても、これからいろいろな面でやはり事業者が他からくると、その分また人も賑わうということもありますし、訓子府町の業者でも全然構いませんし、その辺についてはいかがですか。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
何点かご指摘をいただきました。委託費、需用費がこの3年間で増えているということについては、私の答弁の後で担当課長から答弁させますが、大筋として指定管理者やあるいは売却等で私どもが躊 躇ちゅうちょしていることというのは、幾つかの理由がございます。1つは、指定管理者制度で近隣で申しますと置戸町でございます。置戸町はご存知のとおり指定管理者と契約をしていたものを1年位で引き揚げ、大幅な改修を町がして、その上で改めて、置戸町在住の方に管理者を委ねる。しかしそれも詳しくはよく分かりませんが応分の負担を、例えば入湯税等の負担を町が行うとか。指定管理者は自治法の改正により、行われていることですから、否定する何ものもございませんが、その点でいきますとうちの町では宿泊施設もない状況の中で、果たしてそれが可能かどうかという点では迷いがございます。それから、例えば指定管理者を行っているところでいくと大体1,000万円の赤字等の中で公募をしている。しかし、公募してもなかなか集まらない。例えば、小清水町等々を含めて、私の入手している状況では、集まらないという状況を考えてみるとそしてまたさらに「玉姫殿」というのでしょうか。あそこにも「たぬき湯」があり、それからお城みたいな建物も閉鎖したようでございます。それから料金の値上げでいいますと北見市の東側に温泉が新たに建ちました。ここの利用客というのは、うちの町の利用客と重なる部分が大変ありまして、その状況から、あそこは何湯と言いましたか。「のっけの湯」というのでしょうか。依然として、料金据え置きで私どもの町と競合している部分でいいますとうちが上げることで北見市からの利用客がどうなるのかという意味で、2つ目の躊 躇ちゅうちょであります。3点目です。「売却のことも考えないか」ということでありました。これは、公衆浴場の果たしている役割でいいますと何件位に浴場がなくて、あそこを公衆浴場として使っているのか。それから建てた時のポケットパークにあった「松の湯」の状況からの経過としても、そういう社会的な役割というのはもちろんありますが、その戸数は今、かなり減少してきているという状況と私はとらえております。ただ、ここ数年前におよそ7,000万円近いお金をかけ、投資し改築したという経過から考え、即民間に売却するという決断が、あるいは買い手の問題もありますが、本当にいいのかどうかということを考えて、私どもは、もうしばらく推移を見守りたいという決断をしているところであります。もちろん、あの温泉保養センターを建てた時の考え方に、公衆浴場料金をうちの温泉の利用料金にするという考え方がございます。私どもも担当課とそれから温泉に関わっている人たちとも話合いをし、今それを上げることが、先ほど言いましたように、近隣で一番大きな影響をしているところも料金据え置きというところで、料金の上げも見合わせていただいたという経過でございます。確かに、毎年500万円の赤字を抱えていることが、町として本当にそれでいいのかというお考えについては、悩むところでございますが、しかし、500万円が高いか安いかは分かりません。現状ではこうした諸々の状況を見極めながら、今後、決断し新たな指定管理者も含めたカードを切っていくということも検討していきたい。極めて消極的な答弁で申し訳ないのですが、そのような状況でございます。
答弁 農林商工課長 山内啓伸(農林商工課長は2009年3月まで)
事務的、数字的な問題で一言だけ、委託料の関係なのですが、16年の8月にリニューアルで大きくして以来、月額60万3,000円の料金は全く変わっておりません。
質問 7番 佐藤静基
検討するということですから、先ほど冒頭に申し上げましたように、健全化プランというのは非常に厳しいものがありまして、赤字の事業を続けるということが、最大のやはりテーマの1つだと思うのですよ。もう1つ挙げれば大きな水を使っているプールもそうですが、かなりあれは大きな削減となってきていますけれども、かなりこれから私はもう一踏ん張りすれば、まあまあ、止も得ないのかなと思うとこまで削減の努力はあります。赤字の状況を進めながら、他方では先に質問いたしました中で、住民が負担をするというのは非常にやはり慎重にならないと思います。そこで少し時間がありますので、今の少し調べてみたのですが、温泉の収支について少し話をして、意見を聞きたいのですが、平成3年から20年度までの事業収支であります。先ほど言いましたが、前半平成3年から10年までの8年間は、累積黒字で1,100万円あります。年平均しますと139万円位の黒字ができました。平成11年から20年まで、20年というのは、推測ですから、550万位で計算したつもりですが、10年間の累計赤字は3,850万円位になります。年平均385万円位になります。これがずっと続いているわけです。これには、今、町長が言いました約7,000万円と言いましたが、平成16年に6,700万円のお金をかけた工事費は、含まれておりません。先ほど町長が言いましたが、先日18年目で100万人を達せられましたが、利用客の増と経費節減にこれから努めて、これから何とか頑張りたいということでありますが、この先の景気といいますか、状況がどう変わるか分かりませんが、早めに手を打たないと温泉の数字は、変わらないにしても町財政はかなり厳しくなりますので、早めの財政負担に対する対策は考える必要があると思います。それから町の温泉の必要性についてでありますが、このことについても、十分私は承知しております。当時の風呂屋さんとは、状況が全然違います。担当する課で調べますと本当に風呂のないのは1件か2件であります。そのことで、私が最初に聞いたのは、それでも町にとって必要なのか。町長は、健康と福祉の増進に必要だと答えられました。それは、当然だと思います。最後にひとつ温泉運営について、改めて町長の考え方を伺って、私の質問は終わります。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
第3セクターのあるいは公社営等の温泉保養センター等の利用あるいはかんぽ等の閉鎖等が、今問題視されている状況であることは、私自身も知っておりますし、私の町で言っている委託形式というのはある種の直営で、第3セクターではないという考え方。管理そのものをお願いし、見積りでお願いし、そして受託した事業者が雇用し、そして管理している。大幅な改造あるいは修繕費等の維持管理費、それから光熱水費等については、町がお支払いをしている。その赤字がおよそ500万円です。議員のご指摘でいくとこの10年間で年平均385万円赤字であり、入ってくるお金とうちで使っていることからいうと年平均385万円はどうなのか。その点で言うと、1つは料金を本来の基本に戻って、公衆浴場と同じ料金にするかということが緊急にまずは考えていかなければならないのが1点目。それから2点目として、状況を考えないで今、議員がご指摘のとおり指定管理者については、かなり慎重な対応が必要だとは思います。改めて公募するということを検討させていただくということが2点目です。売却、あるいは閉鎖等については、温水プールも含めてですが、「かなり努力をされている」との評価をいただきました。しかし、先般の所管事務調査の中でも、今回の議会でもご報告いただいているとおり「福祉等の活用をしながら、有効活用を図りなさい」ということをプールについては、言われているところでございます。改めて、この財産を町民の貴重な財産と施設を閉鎖あるいは売却するにあたっては広く意見を問う中で、町として提案をするというのが基本的な立場ではないかというように理解しているところでございます。改めて、佐藤議員は財政戦略プランの柱でございますこうした経費の節減等について幾度もこれらの問題についての提案をいただいているところでございますので、それらを真摯に受け止めて検討してまいりますので、ご理解を賜りたいと思います。
質問 7番 佐藤静基
質問を終わります。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
午前中の佐藤静基議員の質問に対して、私の説明した内容に不適切な内容がございましたので、議長のお許しをいただきましたことによりまして、訂正をさせていただきます。1点目の旧商工会の面積の広さを「317.2635平方メートル」というようにお話しましたけれども「317.35平方メートル」と直していただきたいと思います。それから2点目でございます。旧駅舎、活性化センターに事務所を構えておりました農協の「土地改良区」と申しましたが、「土地改良係」の過ちでございます。3点目でございます。北見市のあるいはまたこの近郊の温泉をめぐる状況が、変わってきたという中で「玉姫」というような表現をさせていただきましたが、これは、旭川市の結婚式場の過ちということでございました。正式には、「高玉温泉」でございます。それらが閉鎖をしたことによって、状況が変わってきていると訂正させていただきます。以上でございます。