みんなの議会

訓子府町議会 平成20年第3回定例会 2008年9月17日

2年連続の降雹こうひょう被害

2008年9月17日、訓子府町議会の一般質問で、山本朝英議員が「2年連続の降雹こうひょう被害」について質問し、町長 菊池一春が答弁しました。

質問者
山本朝英 議員
答弁者
町長 菊池一春

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 山本朝英

8番、山本です。休憩をするのかなって思ったんですが、ちょっと短すぎるんだと思いますけれども、通告に従いまして1点、町長にぜひ伺いたいと思います。2年連続の降 雹こうひょう被害等につきまして、お伺いをしたいと思います。昨年は7月26日に高園、柏丘、西富、清住、実郷を中心とした降 雹こうひょうと大雨がございました。今年も6月11日に弥生を中心とした降 雹こうひょうが3度あり、その後7月5日に大面積にわたり、昨年と同じような地区を中心に降 雹こうひょうと合わせてダウンバーストって言うんですか上から気流が地表面に押し付けるようなそういう現象が起きまして、被害も受けた記憶にありますし、皆さんもご存知かと思います。この2年連続の大きな被害に合った生産者も多く、11戸がやむなくロータリー等による玉ねぎの廃耕、青々とした玉ねぎ畑が見る間に黒々と変わり、農業の町訓子府の景観をも変えるほどの地区もございました。当時のことを考えると胸が痛み、その圃場等の近くを通ると溜息が出たもんですし、今も思い出すとそういう気持ちになります。大きな被害を受けた方々には心からお見舞いを申し上げたいと思います。そこで、この降雹被害について何点かお伺いしたいと思います。まず最初に、今年の数回に渡る降雹被害の面積は当初の発表と変わりはないのか伺いたいと思います。2点目には、特に玉ねぎの共済加入率等々、畑作も含めてですが、この2年連続の降雹被害、異常気象の中での被害というなかで変わりはないのかお伺いをしたい。さらに3点目なんですが、降 雹こうひょう被害農家に対する災害資金の利子補給は昨年もあったところですけれども、この利子補給等について、早急に行政ですから要請がなければ当然動くことはないと思いますけれども決定をすべきと考えるが、JAきたみらい訓子府支所等からの要請はないのか。あるいは町として今後の考え方を伺いたいと思っています。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

ただいま、2年連続の降 雹こうひょう被害についてのお尋ねがございました。昨年度に続き本年度も2度にわたる降雹被害を受け、11戸、71.6ヘクタールについては、すでに廃耕を余儀なくされ、また今後の収穫作業の進展に伴い、収量減少や品質低下が懸念されているところでございます。また、7月5日の降雹につきましては、昨年度の被害地区が中心となっており、被害を受けられた65戸中、実に51戸が2年連続の被害ということで、その影響は極めて大きいと考えているところでございます。町といたしましても被害を受けた皆さまに対しては、心よりお見舞いを申し上げるものでございます。1点目の降雹等による被害面積に関するお尋ねですが、6月11日につきましては、弥生地区を中心に実郷・日出・柏丘で被害があり、47戸、257ヘクタール、7月5日については、高園・清住・実郷を中心に65戸、403ヘクタールの被害となっております。2点目の畑作物共済加入率に関するお尋ねでございますけれども、玉ねぎにつきましては、29戸、237ヘクタール、加入率としては戸数では19%、面積で18%となってございます。馬鈴しょ・豆類・てん菜の一括対象作物については1,291ヘクタール、加入率で66%、スイートコーンについては96ヘクタール、加入率で57%、かぼちゃにつきましては、3ヘクタール、加入率30%となってございます。3点目の町としての今後の対応に関するお尋ねでございますけれども、JAきたみらいとして、内部金利による災害資金を創設することは伺っておりますので、ある程度の個別収支が判明した時点で、JAと協議して資金対応等について検討して参りたいと思いますので、ご理解を願いいたします。なお、数字等の細かいことにつきましては、担当の農林商工課長の方から答弁させますので、再質問をお願いしたいと思います。

質問 8番 山本朝英

異常気象とはいえ、おそらく過去にこんな同じ連続して同じような地区に降 雹こうひょうがあるなんて、考えたこともないし、大雨も含めてそうなんですが、異常としかいいようがない。我々も特に玉ねぎの関係の人たちについては、非常に今年降雨が、夕立の強いのがあったもんですから、例年ですと多少のことは助けられる。まあ作物も一生懸命生きようとしているんでしょうけども、生産者も何とかこの玉ねぎを残してやろうということで莫大な経費をかけて防除をしているんです。これ沢山じゃないんですが人によっては朝と晩と2回やった。もういてもたってもいられないという状況だったと思いますが、5,000リットルの防除を1回やると40万円とかそのぐらい何種も混合してやるものですから、それを2回やるというようなこともあったそうですが、それぐらいやはり生産者は真剣に何とか生かそうと思ってやっているんだ。特にこう感じた訳ですが、共済の加入率を例えば1つとっても、非常に昔の共済とこの場で議論したり問いただすものではないんですが、今農家個々の面積も広がりまして、いろんな地区に圃場があるんです。そういうことによって昔は一筆単位で共済をかけてても一筆単位で被害があったら出たんです。今、麦も全てそうなんですけどもこれは、国の政治的な問題なんですが、これはちょっと話がそれますけれども、そういう機会が町長にあったらぜひ上層部にも声をかけてもらうべきかと思うんです。ちょっと参考に話をさせてください。そのことによって、例えば1ヵ所だけ全滅しても他が何でもなければ出ないんです。共済というのは。今、全相殺というか、全部面積をあわせてということになっているんです。我々も数人の仲間では、この共済制度は災害時にだけは別に特例をかけて、一筆単位でできないものか、そういう生産者の声も随分上がっていますし、政治家もいろんな立場の人いますけれども、いろんなところでそういう運動を起こすべきだなという人もだいぶん出てきております。そうするともっともっと加入率も上がって、掛け金も下がってというふうになるんではないか。特に異常気象ですから、いつ何が起こるか分からないという中で、特例のようなものについては、そういった災害時ははずすと一筆単位で整理をするというような方法に変われば、まだまだ加入率や農家個々の被害も小さいのかと、ぜひそういう機会があったら、町長の方からでも声かけていただければと思っています。それはちょっと話がそれましたけれども、今答弁の中で農協の方から、農協のそういう災害資金の対応を始めたということですから、追々そういう形ができる。また、行政は農協、農業団体からそういう要請がなければ、利子補給もこちらから出るということにならないと思いますから、ぜひそういう要請があったときには、早急に決定をぜひしてやって欲しい。裏のことを話しますと、昨年何人か聞いた経緯があるんですけれども、利子補給が決定して、そのことが行動に移せるようには11月頃になるんです。これはたぶんその頃になるんで書類上なのか何かよく分かりませんけれども、農家個々の人はもう今は、話していいかどうか分かりませんけども、奥さんがちょっとノイローゼになったり「もうどうしよう」「どうして生活しよう」生活費もひとつも出てこないんです。全面廃耕なんかしますとそういったことで、「共済に加入してないのか」と言っても、「共済は来年しか出ない」今、この数字が18%くらいって言ってましたけれども、加入率が来年もっともっと伸びると思いますけれども、補償が年の暮れになって農家個々で、こうお互いに助け合うというか保証しあいながら、こういろんなことを乗りきっているんですけれども、年の暮れになってきますと他の関係の方も厳しくなってくるもんですから、保証人がなかなか見つからない。せっかくそういう体制を整えてもらったにも関わらず、今きたみらいが合併しましたから、町外から知人とか友人を頼んで保証をこう年末になってきたもんですから、そういう方もおられるということで、家族皆が今大変な時期、大変な心労のことを考えると我々も分かるんですけれども、ぜひそういう農協の体制が出来たときには、全面的に去年と同額のことやります。と町長から一言もらえれば安心して、そこへ向かえるというような話もしている方もおられました。ぜひ、農業団体からそういう要請は無いといいながらもそういう大きな被害を受けた方々のことを考えると、そういう町長の決断ができないのかと、もしその点について何かあればお伺いをしたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

1点目の共済のことで、最初にお話をさせていただきたいと思います。実は、私は、昨年の11月19日に自民党の政調会で武部代議士あるいは高橋文明道議等を含めた出席者の中に、町として共済の加入率を上げるためにも、掛け金の低減化やあるいは降雹に対する災害等に特別の保険制度を設けるべきではないかというお話をさせていただきました。いろいろなご意見がございましたけれども、生産者であれば当然そういう共済に入っているのは当然のことなんだという意見が出たり、はたまた、保険の入っている人からして見ると入ってない人に対して特別の補助をするというのは、如何なものかという行政の関係者からの発言もございましたけれども、それらに対しては、私は厳しくそうではないということで論陣を張った記憶がございます。今年も9月13日に自民党の政調会が北見市でございまして、私は項目として、今言ったことについては再びあげさしていただいて、何とか国をあげてそういう被害に対する共済制度の充実を図っていただきたいということ申し上げておりました。もちろん自衛策でございますけれども、去年は7戸で50ヘクタールの加入。7戸は保険に加入していたのだが、今年は29戸で237ヘクタールということで、農家自身のご努力も含めて、共済の加入者は幾分増えてきていることでございますけれども、これに対しては、引き続き国や北海道にも要望してまいりますけれども、しかし、考えようによっては、市町村長が、私のみがといったほうがいいんでしょうか、呼びかけるのは非常にちょっと気になるところでもございまして、だんだん2年目でもございますので、新人の時には分からないということで申し上げているんですけれども、オホーツク共済組合の組合長にも私は個人的にも申し上げました。これは、共済組合としても要望すべきではないのか。もっといいますと、担当の農協やあるいは生産者からも含めて、ぜひそういう声をあげていただきながら、広く農家の方たちの声として、この共済制度の充実を一丸となって進めていく必要があるのではないかなと感じているところでございますので、議員、ぜひまたお力添えを賜りたいと考えているところでございます。2点目のことについても、非常に私どもの農林商工課長も心配して、農協と綿密な連携を取りながら進めているところでございます。これらについては、答弁でも申し上げましたとおりJAと協議しながら前向きに検討してもらえる考えでございますので、ご理解を賜りたいと思います。

質問 8番 山本朝英

日頃大変町長には農業関係についてご苦労をいただいている。共済制度についても、全く我々農業を営む一員としては、最近こういう集中豪雨だとかいろんなことがありまして、異常気象といえども、こういう大きな整備もしてもらっていながら、こういうことが起きるっていうようなことで、非常に情けないですけれども、私も関係するそういう立場の人には必ずこれから話そう。これは1戸1戸にとらわれずに、皆で農業団体も含めて一緒になってやらなければ、法律だからといっても、やはり悪いところは直してもらう。よく良い方に向けてもらうという。ただ、法律だからということことじゃなくてですね、良い方向にぜひ我々も努力したいと思いますし、今後ともぜひよろしくお願いをしたいと思います。それから、畑作共済に、特に玉ねぎの関係ですけれども、来年はかなりの人が「もうだめだ」「これ以上やったらもう農家辞めなきゃならん」「来年は入る」という方が相当数の方に会っておりますし、「今年でもうこりごりだ」と言っておりますから、来年はかなり伸びる可能性もあるのではないかということで期待をしているところなんですが、ぜひ農協の方にも「勧めてよ」「農業のまち訓子府、大変なことになるよ」というよう話もしたりするんですが、ちなみに今個人差はあるんですけど、10アール4,200円から5,000円ぐらいだそうです。これは引き受け対象とか、そういう絡みだと思いますが、確かに全面積十数町入りますと、50万円とか60万円とかになるんですけれども、こういった災害と合わせて、また前向きに考えてもらうとするなら、おそらく全員の方がその方向にいくんではないかなと考えています。それから最後に、資金の利子補給の関係なんですけれども、本当に人に会うのが嫌だというくらい玉ねぎの話とか 雹ひょうの話あるいは病気の話をされたくない。もうやっぱり、さっき前段で申し上げましたように、やっぱり自分に閉じこもってしまう。ただもう今だけどうのじゃくなて、年の暮れを考えるとどうしようかとかもういろいろ考えているんだと思いますが、ぜひ今町長から話ありましたように、農協と一体となって、前年同様取り組むという言葉をもう一度聞かせてもらえれば、被害にあわれた多くの方々が、少し安心して寝られるんじゃないのかと思います。それともう1点、できるだけそういうことによって保証人を頼んで、また農業に来年もやろうと意欲をぜひ持てるようなことになるように、ひとつ最後に町長のお言葉をいただきたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

農林商工課長からも相づちがきましたし、企画財政課長からは分かったという話をしてくれてますので、町長としても胸を張って全力投球させていただきますので、ご理解を賜りたいと思います。

質問 8番 山本朝英

ありがたい答弁をいただきました。ぜひよろしくお願いをしたい。このことが訓子府町のみならず隣の置戸町もあるいは端野も訓子府町が動けば、動いてくれるんだというだそうです。農業のまちはみんな訓子府町を見てるということだそうでございますので、ぜひ一つこの点よろしくお願いをいたしまして、私の質問を終わります。

出典:訓子府町議会 平成20年第3回定例会 2008年9月17日 議事録 PDF(42ページ) 間違いを知らせる