訓子府町議会 平成20年第1回定例会 2008年3月14日
これからのまちづくりとその課題について
2008年3月14日、訓子府町議会の一般質問で、上原豊茂議員が「これからのまちづくりとその課題について」質問し、町長 菊池一春、農業委員会事務局長 遠藤琢磨が答弁しました。
- 質問者
- 上原豊茂 議員
- 答弁者
- 町長 菊池一春、農業委員会事務局長 遠藤琢磨
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 上原豊茂
同僚の議員から、2日間にわたってそれぞれの観点から質問がございました。私の一般質問と重複するところが、多々あろうかと思いますけども、その辺については、この部分は以前に答えたという様な事であれば明確にその旨伝えていただければ、よろしいかと思いますので、よろしくお願いいたします。それでは通告書の通り、進めて参りたいと思います。私の質問の内容は、これからのまちづくりとその課題についてであります。首長選挙から1年が過ぎようとしている今、菊池町政として、その思いを町政執行方針と平成20年度予算に表されたものととらえています。国民から乖離か い りした国の政策は、地方に無理難題を押し付け、地方自治の本旨を全うすることが困難な状況の中で、その本旨をもって自治体運営を目指す菊池町長の姿勢は評価するところであります。しかし、財政縮減を続ける中で、たくさんの課題が浮き彫りになっていると思います。平成20年度執行方針は、事業継続を始め幅広く記述され、広く町民への配慮が認められますが、大きな変化はないものと感じています。行政は、荒々しく大きな変化をするものではないと認識していますが、変わるべく方向を明確に示すことは、住民が生活設計を立てるためにも重要なことと考えます。また、それらを十分理解できる環境を構築する努力が行政に求められるものと思います。以上の観点から、次の点について町長の所見を伺いたいと思います。1点目は、執行方針のなかでうたっております、「町民こそが主役」を理念とする町財政推進についてであります。施策が述べられておりますけれども、町民を主役とするための施策をどのように考えているのか、改めてお聞きしたい。2点目は、財政安定と町民が夢を持てる取り組みについてであります。先ほども申し上げましたように、さまざまな課題が山積している中で、ある程度状況といいますか、的を絞ってこの内容についてお聞きしたいと思いますけれども、現状の産業の充実安定や職場といいますか、仕事の確保を含めた施策等についてであります。3点目は、以前も関連した質問をさせていただいておりますけれども、役場内の連携の充実強化についてであります。行財政改革が問われる中で、極めて重要な課題と私は受け止めております。この辺について、町長がどのようにこの問題についてとらえ、方向付けしていくのかお聞かせを頂きたいと思います。以上であります。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
ただいま、これからのまちづくりとその課題について、3点のお尋ねをいただきましたので、お答えさせていただきます。まず、1点目の「町民を主役とするための施策」についてでございますけれども、ご案内のとおり、本町の財政状況は非常に厳しいものは昨日からるる申し上げているところでございます。歳入の半分を占める地方交付税の現状が今のままだと仮定しましても、現行水準での事業の展開やサービス提供は困難な状況にあると言えます。限られた財源をいかに有効に、真に町民の皆さんが必要としているものに使うかを考えますと、その政策決定の過程に町民の意見が反映される仕組みが必要といえますし、ものによっては、地域が責任をもって取り組むといったことも必要になってくるところでございます。このためには、町民の皆さんに現状を正しくご理解いただくことが重要でありまして、従来の「まちづくり懇談会」や「みんなのふるさと懇談会」をはじめとする広報・広聴活動を一層充実・強化していくことが必要であると考えているところでございます。また、これとあわせて、行政と住民、そして議会が連携し、まちづくりを進めていくことが重要となっていますことから、この点につきましても各議員からの一般質問にもありますように、自治基本条例の制定に向けた取り組みを進めながら、その実現のために努力してまいる考えでおりますので、ご理解を賜りたいと思います。次に、2 点目の「財政安定と町民が夢を持てる取り組み」についてでありますが、正直、申しまして、現況の日本の経済状況、特に本町をはじめとする地方の市町村においては、景気回復の見通しさえ立たない厳しい経済状況にあるということを認識しております。例えば、企業誘致など即効性のあるものについては極めて困難であるということを考えております。しかしながら、ただ、手をこまねいている訳にはまいりませんし、平成20年度には、住宅事情により町外に転出した若者世帯がUターンできるように、あるいは新たな転出を抑制するために、定住促進空き家活用事業に取り組むほか、町民グループが自主的に取り組むまちの活性化につながる事業を支援するために、元気なまちづくり総合補助金の制度創設などを新たに予算化させていただいたほかに、道営畑総事業をはじめとする継続事業にも配慮をさせていただきましたので、この辺についても、所信表明でも町政執行方針でも申し上げましたとおり、ご理解をいただきたいと思います。次に、3点目の「役場内の連携強化」についてでございます。平成11年度に116人いました町職員は、水道会計の職員を含めた正職員の人数でございます。これが現在、88人にまで減少しておりますので、職員個々には相当の負担がかかっている現状にあると思っております。とは申しましても、町民の皆さまから提案される様々な課題に対し、担当課は勿論のこと関係課、庁舎内全体の連携を強めていかなければなりませんので、課長会議はもちろんですけれども、平成 19 年度からは必要に応じ、係長・課長補佐会議、さらには関係会議を開催して、課題解決に日々努力しているところでございます。今後、地方分権が推進されることに伴い、事務事業がさらに増大し複雑化していくことが予想されますし、行政と議会、地域住民が一体となった効率的なまちづくりを進めていかなければならない厳しい現状を考えますと、組織内外の連携はますます重要になってきていることと考えておりますので、連携がないのではないかとの指摘が出ないように、職員に対し注意を喚起し努力して参りたいと思いますのでご理解を賜りたいと思います。
質問 3番 上原豊茂
ただいま町長の方から執行方針をベースにした考え方をお示しいただきました。ここで執行方針等について見てみますと、町民からの声を受けるという施策が沢山盛り込まれているというふうに認識しております。そういう点では非常に町民の方に目を向けているのかなあというふうに感じるところでありますけれども、以前も一般質問の中で指摘させていただきました。私は町民が主役になるべき一つの要素として、当然その状態といいますか、行政の中身をいかに知ってもらうかと、いうところに重点を置くべきだというふうに思っております。以前から申し上げましたように、なかなか今までの流れからすると情報開示と言いましても、町民が理解できるような中での情報開示というのが難しい。出来ていないというふうに私は認識しております。そういう意味でその部分に対してどう取り組むのかということが大きな課題だろうと、それが出来て始めて町民が主役になった。先ほどの河端議員の質問の中で答えもありましたけれども、町民が実感できる主役として実感できる状況、環境をつくるということに専念するべきでないかというふうに思う訳であります。私はその一例として、今、議会においても、当初から議論されておりますけれども、医療制度の変更等がございました。また条令の関係、町民基本条例(仮称)の制定についてのこともございます。アンケートをとっているという状況もございます。なかなか発信する側はこれでもかと思うほど情報を提供しているという認識であろうかと思います。先ほどの町長の答弁においても、そういう感じを受けたところでありますけども、しかし、受ける側としては、基本的な知識がない、という中では相当細かく理解しやすい分析をして伝えると、伝えるべきところを伝えるというところが大切だと思います。まず受け手がこのことがどれだけ自分の生活に生きていく上で影響があるのかと、そういう認識をしてもらえるような使い方。これが大事ではないかと思いますし、その工夫こそがまさに町民が主役になっているんだ。という実感を持てる対策だろうというふうに思います。昨日の医療制度の関係でも同僚議員が細かい、いろんな状況を提示し議論をしていました。正に言えないところがたくさんありすぎる。国が出すものはと言いますと失礼かもしれませんけども、行政側は自分たちにとって都合の悪いところはできるだけ出さない。そういう姿勢があるのではないでしょうか。しかし、先ほど言いましたように、住民にとってそのことがどれだけ重要なのか。どういう係わりを持つのか、それを伝えるべきでないかと、それが地方自治体の使命だというふうに私は思います。そういう意味で今までの流れから脱皮し、伝えるべき方法をひと工夫ふた工夫して、伝わったかどうかの確認も含めて、再度町長の回答の中にありましたけども、非常に職員数が減っている中で極めて大変な作業かと思いますけれども、職員のみならず、これをどういうふうに拡大していくのか、伝えていくのかということがひと工夫必要だというふうに私は思いますが、その辺について町長の考え方をお伺いしたい。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
町民基本条例のことについては、もう何度もお話ししていますから、大筋として条例化をしながら、住民の声あるいは参加する仕組みづくりを条例化していくということではご理解をいただきたい。今後はその実現に向かって時間がちょっと限られているということでいきますとちょっと不十分さが出てまいりますので、ここは時間を少し長いスパンで、地域と話し合いをしたり、その実現のために努力をして住民が主権者として、主体者として、実感できるようなそういう現状をつくっていきたいということで、何とか努力していきたいということでご理解をまずいただきたいと思います。あとは議員がおっしゃったように隠蔽いんぺいと言いましょうか、伝えたくない不都合な部分は町民に伝えないという要請はないのかということ。これはご理解をいただかなければなりませんけども、例えば後期高齢者医療制度の中で、まず第一議的に行政は新しい制度を、混乱のないようにできるだけ正確に伝えていくということが第一議的に、行わなければならない仕事だということであります。その上でこの制度に問題があるかないかということについては、例えばある種でいくと強制的に75歳以上の方が15万円なり18万円なりの所得がある人については。年金から強制的に持っていきますと、これは、事実であります。しかしそのことが日本の超高齢化社会のなかで非常に財政が国家的に厳しいという状況の中で、それじゃあ国の議論の中で、今そうでもして福祉予算を国として確保しなければやっていけないという政府の考え方もございますし、一方では、野党各党が昨日今日と激しい議論のしておりますけども、後期高齢者のそういったものでは、凍結すべきだという意見もあります。このときにそういう意見もありますが、どちらの側に立つかと言うのは、職員というのは基本的にはそういう課題もありますけども、状況としては、4月1日からこういう形でやっていきますということを正しくお伝えすることを一つの役割として、私はやっていかなければならないではないかと。それは、主権よりもまず状況を正しく知っていただいて、混乱のないようにしていくということを、私は、ご理解いただかなければならない。それから私たちは住民一人一人が主権者だと、そういう認識を持って頂くためにはどうするのかということにつきましては、これは理論的なことになるかもしれませんけども、非常に難しい課題であります。最も難しい課題だと私は思っています。もう役場に、議員さん方に、町長に任せているんだから、いいんだよという考え方は依然としてあるのが事実であります。そのことは、否定する者何者でもありませんけども、しかし、さらにこれからのまちづくり一人一人が町民のまちづくりの主人公であるためにということ。そしてそれは、それをどう克服するかということであると、町内会、実践会活動の見直しも含めて提案をしていかなければならないのではないのでしょうか。実践会で自治公民館的な、そこであまた多い課題を提案されたものを討議して、それを行政に反映していくといような仕組みづくり抜きにして私は考えられない。もっと言うと限界集落と言われている集落が非常に少なくなってきている、その人たちの声を集落単位でどういうふうにして反映させていくかという仕組みを、もっと綿密にしていかないと非常に難しい問題だと私はとらえております。理論的には、今それでは即それができるかというと、まだまだたくさん相当の課題がございます。実践会は実践会、町内会は町内会の課題がございますので、その点でいうと確かに議員のご指摘のとおり、河端議員もおっしゃたように、まだ主人公だという認識は持てないんではないかということは認めざるを得ない。しかし、これは私たちの一つの課題として、受け止めていかなければならないということでご理解をいただきたいと思います。
質問 3番 上原豊茂
沢山の課題があるというのが私もそれなりに、認識しているところでありますけれども、例えば事細かに医療制度の問題について説明をいただきました。私は一番問題だと思うのは、国保の状況からそれ以上の負担にならないという表現が出てしまっていることですね。この問題については、むしろ負担増になる可能性があるという部分をきちんと伝えることが必要だったと思います。そういう行き違いというのが最終的にとんでもない不信感、行政と住民の不信感というところにつながっていくんだろうというふうに思います。そういう点では町長が説明した内容が全てだと、それでよしというふうに私は思っておりません。もう一つは後半で回答いただきました、地域の再編も含めてということでありますけども、私はここで町長が提案している町民基本条例というものも、どういう形で住民に浸透させて実現していくのかということが、この意識改革のなかで大きなポイントになるだろうというふうに認識しております。そういう意味で時間がない、とかいろんなことがあります。でも可能な限りペースアップしながら、きちんとした住民の認識そういうのもこういう言い方は悪いかもしれませんが、勝ち取って行きいただきたい。よかったなあという称賛を受けれるような、そういう状況をつくりあげていただきたい。私は今まで述べた中でそうして言えるのは、今地域担当の職員を置こうとしている提案をしております。極めて職員に対して失礼な言い方かもしれませんけれども、今までの流れの中から見ますと、職員が町民の中に入っていく、同じ町民ですからある意味では同じ立場です。しかしながら、これは町民側にも問題がある訳ですけども、役場の職員だからという一線を引く、職員自らもそこで嫌なことを言われたくないという形で距離を置く、そういう関係がなかなか先ほどの河端議員の言われた中でもありましたけども、それぞれの状況、住民の実態、それを認識できない把握できないんではないか、というふうに思う訳ですね。私もそうですけども自分勝手に自分の価値観でいろんなことを判断し、言いたいことを言っています。今もそうかもしれません。しかし公僕という立場でいけば、何を求められているのか、何をしなければならないのか、その認識をきちんと持つということが大切だと思います。そういう意味でも、もし、地域担当の職員配置をするのであれば早くやると、今私が指摘したような課題について解消していくという方向をとっていただきたい。もう一つは町民が主役という話の中でいけば、年明けに町民を巻き込んだ財政分析講座を行いました。一定の分析の結果が出ているはずです。これまでやって、この結果、この情報を、なぜ町民にもっとわかりやすく伝えないんだろう。私はたまたま友達の所に自分で手書きの分析の資料を持って行きました。「これでは見にくいよ。」と、「なかなかこれは理解できないよ。」と指摘を受けました。これをグラフにしてわかりやすく伝えてくれれば、一目瞭然今までの流れ、今の状況、これをしっかり町民が認識できると思うよとの指摘を受けました。そういう指摘もありましたので、それらのことに対してどう考えているかをお聞かせいただきたい。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
今後のまちづくりで行政の一つの町民の主役としてのまちづくりを進める上での考え方として、非常に参考になるご意見が多くございますので、担当の課長も含めて聴いているところでございますので、その考え方を参考にしながら、今後もまた町政にあたっていかなければならないと思っておりますので、その辺のところはご理解をいただきたいと思います。例えば、1点目で言っている国保の負担について、負担部分についてのことを言わないことが問題ではないのかと、これは負担増になるし、ならない場合もあるということも含めて言っていることだと思うのですが、しかし、非常に複雑だという場合は是非役場に来ていただくし、そしてまた個別の所得の状況が分からないと適切な指導ができないということもありますから、是非そうしていただきたいということを必ず言っている。ここはですねとらえ方で言えばそういうふうに認識されていないかもしれませんけども、私たちは出かける、出来るだけ与えられた状況の中で分かりやすく説明する。それでも個別のケースを税所得や何かが今の分からない時には、一つひとつのカウンセリングみたいなことも含めて、やらなければならないものについても、個別にやらせていただきますのでということにしているつもりでございますから、まだまだ不十分かもしれませんがご理解をいただきたい。それから2点目の町民基本条例。これはなかなか見えにくい、全くその通りでございまして、広報等でもやっていますし、まち懇なんかでもお話しさせていただいてますけれども、これは新しい年度、財政戦略プランも含めて町内会、実践会ごとに出かけていってやるということも含めて可能な限り時間をかけて皆さんの理解を、そしてまた広報紙などで委員さんを募集するなどの努力をして、なんとか理解を広めていきたいと考えております。3点目であります。地域担当職員であります。これは昨日もお話しをさせていただきましたように、私はトップダウンでこうするんだとか、あんたの担当ここの配置だとか、そして行ってこい、ということを現状では1年間私は控えてきました。それは、職員が主体的にいろんな知恵を出し合って議論もし、そしてスタートする時には住民の期待に答えれるようにということで議論を待っています。今も。もちろん並行して、町内会、実践会の会長さんや、あるいはアンケートを取りながら、とりわけ実践会のアンケートで言いますと、議員がおっしゃるような期待に答えて欲しいという中身が大変盛り込まれておりますし、出来るだけ早く私はこの制度を実施したい。そして一人でも多くの人と出会う、知り合う、何よりも地域の課題を住民の皆様と共に発見するということを、第一議的に大事にして欲しいという考え方を持っているところでございます。それから4点目でしょうか。町の財政分析をやらせていただきました。おかげさまでというよりは限られた時間と限られた会場でございますし、内容的にはたくさんの方がこられてもということですけれども40名定員で、公民館主催でやらしていただきましたけども、40人を超え近隣からも含めてやらせていただきました。それはそれでアンケートを見ましても、大変な評価を得て非常に良かったと。この中身をどれだけ広げていくかということにつきましては、これは公民館はもちろんでございますけども、さらなる学習活動を通じて、そしてまた、企画財政課を中心とする戦略プランの中でこういった中身を図表等も含めて、従来も推計の中では一般財政の中で占める投資的経費等などの図表は示しておりますけども、これらに類するような資料提供しながら、町民の皆様に分かりやすく説明させていただくことに努めて参りたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。
質問 3番 上原豊茂
丁寧な説明をいただきましたけれども、私は町民に向けての情報発信の関係で言わせていただければ基本的に国の行政から国から降りてくるいろんな制度改革等々、それを受けて町自体として町民に伝えで行くという作業であろうかと思います。そのなかでいろんな問題点をきちんと伝えること。それはここにいる職員等々も含めてプロですからいろんな課題チェックができるという能力をもっているというふうに思います。しかし、なかなか数字ですとか、法律的な文言に対して、向き合うことが少ない町民にとっては理解しにくい。国がとっている政策が正しいのかどうかの判断もできないということもあろうかと思います。そういう意味でいろんな問題について正確に伝える。町民が住民がその政策を是とするのか非とするのか、そういうことが出来るような、そういう情報提供が必要でないのか。そういう立場を取っていただけたらというふうに願っているところであります。いろんなことがあろうかと思いますけれども、とにかく町民が主役だという実感を持てるような、そういう環境になるように、町長をトップとして職員一同取り組んでいただきたいというふうに思います。時間が迫っておりますので次の課題に入りたいと思います。財政の安定と町民が夢を持てる取り組みについてであります。先ほど町長の答弁の中で非常に見通しが立たない、また素行と言っても企業誘致は難しい。出て行った若者たちを呼び起こすための政策もとっているというような回答もございました。それらさまざまな努力は、認めるところでありますし、この財政安定に向けて歳出の抑制に目標を立て、その目標に向かって今まで努力してきた、その行政の姿勢、自治体の姿勢、職員の姿勢、それは評価しているところであります。確かにこの努力は続けていかなければならないと思いますけれども、もう一つは入りの部分でないかと、歳出の部分に対しての基本的な姿勢は変わらず維持して、歳入に対してどう向き合うのかというのが、問われてくるだろうというふうに思います。この辺については非常にたくさんの課題、大きな山があるというふうに思っておりますけれども、絞っていきますと例えば基幹産業は農業だという言い方をしております。事実でありますね。この定例に出された補正予算の中でも、歳入の調整見直しがありました。それは農業収入減という説明があったと思っております。やはりここでいかに基幹産業を安定させるのかということも一つ大事なことだろうと、先ほど町長の回答の中にもありましたけれども、さまざまな手法を使ってきていると、手立てを講じてきたというのは認めます。基盤整備も含めて、しかしどんどん状況変化がしていくわけです。そういう中で新たな課題が起きてきているというのも、もちろん周知のことだというふうに思っております。この基幹産業の案件につきましては、いろんな形で問題を提起しますと、JA きたみらいとの連携の中でと、いう一節を持って一蹴されておりました。私はかつても申し上げましたけれども、確かに農民にとって農業協同組合というのはまさに我々がふんばる土台であります。しかしながら地域の産業をどうするという視点ではかつての訓子府農業協同組合とは全然視点が違う。そこはしっかり受け止めていかなければならないと思うのです。連携をするなということではありません。それとは全く別な視点で課題をきちんとチェックし、対処するということが必要でないかというふうに思う訳であります。その課題というのはいろんなことがあるろうかと思いますけれども、今例えば食糧の問題でいきますと、遺伝子組み換えの問題があります。遺伝子組み換えの作物について食の安全ということも含めて、輸入企業、大きな商社も含めて、遺伝子組み換えはしていない食物をどう確保するか懸命に努力しているようであります。しかしなかなかそれを確保できない。むしろ、そのエリアがどんどん狭まってるということが、記事として載っておりました。世界的には12年前の70倍の作付面積が遺伝子組み換えの作物になっているということであります。そういう中で実はこの町に直接的な影響を持つ課題が出てまいりました。それは、数少ない企業クノール食品との関係であります。面積的にはさほど大きくありませんけれども、スイートコーンの契約栽培をしております。しかし今年になって今までの条件とは違う作付条件が出てまいりました。今までは、デントコーンと交配しない距離、そう思える距離。しかし今回は200メートル離せということであります。それはまさに今言った遺伝子組み換えをした、デントコーンとの交配の心配であります。こういう問題はもちろん JA も考えなければならないでしょうけれども、うちの町としてクノールも支える、生産者も支える、という立場に立って何ができるか、しっかり見据えていかなければならないし、行動をおこさなければならないと思います。こういう問題について、どのように考えるのかお聞かせいただきたい。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
2,3点のご質問いただきましたので、まず最初の後期高齢者の説明の問題点も、きちんと説明するべきだということのご意見も、私が町長として非常にこだわる文言でございますので、あえて言わせてもらいます。本当にそれでいいのでしょうか。確かに問題点はあるでしょうし、担当者が地域に出かけて行ったときに問題点を説明すると言うのは、私は第一義的に制度をより理解していただくということを、第一義的に職員として責任を持つべきだという考え方であります。もちろん問題点はやりだすとそれだけでも非常に大きな問題があるということも事実であります。私が政治家の立場で言うことは構いませんけれども、職員が地域に説明に出かけて行って、問題点を多く言うことが、本当にいいのか。ということをまだ迷うところでございます。2点目です。農業協同組合のことについては、これは組合員とすなわち生産者と組合が、自分たちの農業協同組合としてどう発展させていくのかということでございますから、自治体があれこれいう立場でございません。今後とも連携をして訓子府農業の地域農業の発展のために努力をさせていただきたいということが、私の考え方でございます。3点目に、北海道クノールのことでのご質問をいただきました。私は、正しくは把握しておりません。現状的に言いますと、今小麦の自給率は13%、あるいは、大豆が25%、家畜の飼料となるトウモロコシ等については、飼料作物の75%輸入が頼っているという状況でございますから、そういう中で外国から輸入されてくる、そういう餌や食料にかかわるいろんな種子等を含めて、遺伝子組み換えの問題に当然、日本全体の中で危険にさらされているということは議員のご指摘のとおりでございますし、私もそのように理解してございます。本町の平成19年度の加工スイートコーンにつきましては、156へクタールでございます。その内の生産高でいいますと、59戸で7747万円が本町の状況でございます。これがクノール株式会社が契約栽培をしていて、それらが提案されている遺伝子組み換えとになると、消費者からの離販が続くということに成りゆかないという、おそらく提案ではないかと。そうすると一方では今、出ているのは、私も担当課長に、すぐ農協等に状況を確認してほしいというお話をして指示をしたところですけども、200メートル以上離して、デントコーンとスイートコーンの圃場を離すべきだということも、出ているようでございますけれども、それは安心安全の食料をクノールが消費者に提供するということ、そしてまた、一方ではホクレン等を中心として、デントコーン等についても遺伝子組み換えのそういった検査結果が出ていないという状況ではありますけども、細心の防止策を、私にとりましてはクノールも生産者も本当に大事なものでございますから、自治体としてそういうことを可能な限り、あってはならないということで防いでまいりたいですし、そしてまた逆に言うと行政で出来ることは検討していかなければならない。例えば、いろんな関係する行政報告等でもお話をさせてもらったかと思いますけども、農業試験場の法人化の問題、ホクレンの縮小の問題等々含めて、基幹産業で関連産業である企業がこの町に営為存続するということは、極めて大事な行政課題でございますので、その状況を注視しながら、そして今盛んに議論しているようでございますので、行政として成すべきことをきちんとやっていかなければならないという考え方は持っておりますので、また情報提供を含めて理解と、力添えを賜りたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
質問 3番 上原豊茂
只今申し上げました、その遺伝子組み換えの課題については、私も種子の輸入元等がどこなのかという確認をしました。うち町の JA、うちではヨーロッパを主にして、基本的には遺伝子組み換えしていない種子の輸入をしている。しかしながら先程申し上げましたような現状でありますから、「その中に遺伝子組み換えをされた種が混ざっていないとは言い切れません。」という回答でありました。そういうことも踏まえてクノールが敏感に反応してきたのだろうというふう思います。ぜひこの件について町としてできること、また、このことで酪農家の飼料確保のための、デントコーン作付が規制されるようなことになっても、お互いに立つ手がなくなるということもございます。どうかその辺も十分考慮した中でも対応を考えていただきたいというふうに思います。また関連の部分でいきますと、先ほど、最初に申し上げましたように、農業基幹産業がさらに発展し充実していくというためには、そこで働く農民が光を感じる、要するに希望・夢を持てるということが大事だと思います。しかしこの厳しい状況というのはしっかり認識しているというのも実態だと思う訳であります。私も補助事業の関係については今までどおりの流れは持てないだろうという見通しを仲間たちと話すことが多々あります。今申し上げました、次の基盤整備等に対して、見通しとしてどう理解すればいいのか、要するに補助体制の問題等々でございます。またはどういう事業が取り込まれていくのかということであります。そういう意味では非常に町の財政が厳しい中でさらに大きな行政負担が出来るような状況にないというふうに私は認識しておりますし、今持ち上がっている畑地かんがいの問題、土地基盤整備の次期事業の取り込み、それらについても一定の方向を、前回の一般質問でも行いましたけれども、一定の確認をしていく必要があると、まさに情報としてきちんと方向を示すということが大事ではないかと思います。そういう中で農業関係で今回の新規事業の中に農地図情報システムの事業が盛り込まれております。地籍との関係でこれを活用していくんだという説明がございました。なかなかそう理解ができないんですけども、これが例えばこれからの農業展開の中でどういう意味を持つ事業なのか、もしこのことによって何か新しいものが展開されるとすれば、当然若者たちも力づくということが考えられます。この辺についての説明を含めていただきたいというふうに思います。
答弁 農業委員会事務局長 遠藤琢磨(農業委員会事務局長は2012年3月まで)
ただいま上原議員の方から農地地図情報システムに関してご質問いただきましたのでお答えをいたします。農地地図情報システムにつきましては町政執行方針の中でもお話ししたように、平成20年度実施を予定しております事業でございます。現在農業委員会で管理しております、農地基本台帳システムすなわち農家台帳というものです。昨年度完了をし、デジタル化されました地籍成果をリンクさせまして農地基本台帳データと地籍データが同一システム上で一元管理ができるというようなシステムでございます。このシステムの導入によりまして、農地それから農家情報の管理及び整備が的確に委員会の方で行われるということになります。日常的な農地権利移動を把握するだけではなくて、優良農地の確保ですとか、現在国、道で問題になっております遊休農地の把握。それから耕作放棄地の解消手段の資料。それから担い手育成を図るための基礎資料というようなことで、各種資料の作成等、農業者からの要望、国、道からの要望に対しまして、的確で敏速な対応ができるようにこのシステム導入によりまして、なるということを理解しております。このシステム導入によりまして、農業者に対して、どういう利点があるのかというようなご説明でございますが、農地の移動、それから農地の把握が農業委員会によって、行われることによりまして、農家の皆様からの要望、それから現在農地がどういう状況で移動しているのか、権利というような把握をしているのかということに対しまして、地図それからデータそういうのをご提示して、報告できるということになるかと思います。そういうようなことでございますので、ご理解を賜りたいと思います。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
限られた時間しかありませんので、簡単にご質問に答えたいと思います。例えば農業の基盤整備事業で言う畑総事業であります。これにつきましては平成22年度までの事業を今、計画でもっておりますので、なんとかそれは私どもとしては可能な限り、実現の方向で自治体としての責任を果たしてきたいと。しかし冒頭でも申しましたように、予算要望に対して道費が金がないという問題であります。それに対して、ですからなかなか思い通りの平成22年度までに完結することができるかどうかということについては、これからの課題も道を含めた課題でございまして、なんとか生産者の方にいろんな不自由のないような状況をつくっていかなければならない。もう1点は関連して、どうも畑総事業を見ていますと、これは入札事業で仕方ないんでありますが、よそ様の町のトラックがどんどん走っている。地元企業の車が走っていない。ということについても気になっておりますので、関係機関に私は申し入れております。地元の企業がそうした事業に対して、地元が金を払っている者に対して、地元の企業が積極的に参加できないということはおかしいじゃないかという意見も含めて、私は申し上げているところとございますので、ここのところをご理解いただきたい。さらには平成23年以降の畑総をどうするか、それからさらには畑かんをどうするのかという議論がございます。これは平成18年3月の定例議会で全町的な畑かん事業は、議会でやらないということのお話もあったようでございますけれども、しかし、状況的には北見市の相内や端野を含めて、国営事業を導入してくるという、それでもう調査に入っているというお話も聞いております。そして「訓子府町やれよ」というお話も入っているのも事実でございます。私は時間がありませんので、詳しいことは述べませんけれども、いずれにしても私共の町がもし畑かん事業でやると例えば、駒里、弥生、高園、柏丘、福野、1,500ヘクタール事業費で申しますと85億円で、そのうちの利益者負担が8.75億円でございますから、約9億円のお金を自治体が丸抱えなんてとんでもないということであります。生産者も負担する、しかしそれは本当に訓子府の農業の未来のために、5年なり10年なりの準備とそして実際には15年ほどかかった中で、それ以降の実施になるという状況の事業を「はい、わかりました、すぐやります。」という状況ではないと。改めて、開発建設部の次長と部長には生産者の意向意識がきっちりまとまって訓子府町として、この町の農業の未来のために必要なものは、経費負担が伴っても時間が長くかかったとしてもやる時にはやらざるを得ない。やるべきだと。しかしその時にはきたみらい農協のお力添えもいただかなければ、イエスという答えはなかなか出せないと。何よりも生産者の皆さん方が未来の基盤整備をどう考えるのかという議論を改めて私はさせていただくということを関係機関に申しておりますので、まだ今のところ私のところに、きたみらい農協からもそういうお話は正式にはございませんので、改めてそういう議論をしていきたい。取り分け昨日も申していますように、こうした問題を財政をどう立ち行くかという問題と統治をどうするか、理事者としての考えかた、町長としてどうするかと言ったときの一つの政策決定に議会と一緒になって、政策検討会的な考え方が必要なのではないか。ということが私が何度かお話している昨日からの私自身の考えでございますので、ある意味では住民の声を行政と議会が一体になって困難を乗り越えていくという、私はそこに産業政策があるというふうに考えておりますのでご理解を賜りたいと思います。
質問 3番 上原豊茂
厳しいお言葉ありがとうございます。残り少なくなりましたので、この関係ではまだまだ人口等の確保等、様々な課題がありますし、その辺についても、確認をしたいなというふうに思っておりましたけれども、それも含めて最後の3点目の課題に入りたいと思います。役場庁舎内の連携自立強化の関係であります。前段でも申し上げたように、非常に財政的に厳しい。しかし、サービス低下をできるだけ抑えるという視点からしますと、いかに効率的な金の運用をするかということになろうかと思います。そういう意味では、かつてのような縦の流れ、自分のエリアだけを守っていればいいという観点からそれぞれの立場と関連する分野については、積極的に情報交換し方向付けをしていく、そして効率的な金の運用をしていくということが大事になろうかと思います。そういう意味では、職員の基本的に、自分が困ったと思ってもなかなか私自身もそうですけれども。何十年という積み重ねの中での意識は意図的に努力しなければ、変わっていかないというふうに思いますので、是非その辺の改革が必要ではないかと思います。そういう問題を含めて一つ前段の部分と関係しますけれども、町部局と教育行政という区割りがあります。私は気になっているのは、後継者の動きであります。何が気になるかといいますと、先ほど前段で町長の回答にもありましたように、農業後継者が北見から結婚して、北見に住居を構え通勤すると、で実を言いますと、私の仲間からこんな話を聞きました。「困ったものだ」と、これは町長も聞いていると思いますけれども、これから後継者として熟成し結婚しという子供達が、結婚したら自分も北見から通うという意識がすでに植え付けられているという。これは大変なことだなあと、農業という就業に対する意識の問題。なぜそうなるのか、地域の仲間としての連携、その地域に対する思い、そういうのが相当変化してきたなという感じがします。私ごときの青年活動の時は、朝まで飲み明かしていろんな議論をし、時には、どつき合いまでしたということもあります。そういうなかで仲間のいるところに自分も住み続けるんだと、ここで頑張るんだ、そんなものが沸沸と燃え上がってきたりしておりました。やっぱりそういう教育そのことが農業関係のいろいろな情報交換のなかでそれぞれの部署の中での課題それを突き出してくることによって、今、教育行政、社会教育として何を取り組むのかと、どうこの問題に対処するのか。学校教育以外にもいろんな展開の仕方があろうかと思います。ぜひそういう意味では、最初に言いましたようにたくさんの課題がございます。ぜひ我々も先ほど町長が言いましたように議員としても様々な問題に対して目を配り、気を配る。努力をする。ということも大切だと思っておりますけれども、ぜひ行政として出来る限りの努力、課題をきちんと明らさまにし、取り組んでいただきたい。また、我々に対して投げかけることがあれば、ぜひ問題提起をしていただきたいというふうに思います。何かこのことについてお答えがあればいただきたいと思います。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
1点目です。私はあまた多い課題を行政は、持っております。今議員がおっしゃたように、議会と行政と住民が一緒になって、この難局を乗り越えていきたいという気持ちでいっぱいであります。やり残していることは沢山あります。例えばクノールの富永社長と約束していることで、改めて町の職員と一緒にクノールの工場、あるいはホクレンの実験牧場の今の牧場も変わってきております。それらを改めて施設の見学をさせて頂きたいと。こんなことも含めて地元にある企業をやっぱり職員がぜひ状況を知るということをまだやり残しておりますので、この約束は果たさなければならないということでございます。2点目です。これも何度も申しあげましてるとおり、ホクレンの職員が訓子府に住宅がなくて、北見から通ってるということも含めて、すでに、農業後継者が場所がないかとか住宅がないかという意見がどんどん寄せられているというのも、本当にその通りだと思います。何としても課題解決したいということで、今回予算計上させていただきましたけれども、改めてさらに積極的に住宅問題についても、考えていかなければならないと感じてるところでございまます。3点目であります。改めて私が町長になってから、4H クラブや今度また青年団の総会等にも顔を出すようにしています。出来るだけ若い人の意見を聴きながら、この後継者たちが私共の町の農業の未来を切り開くという確信の元に町をつくっていくんだということで、社会教育、教育行政全体とも連携しながら、今後行政を進めていきたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
質問 3番 上原豊茂
以上をもって、私の一般質問を終わりますけれども、今回残念ながら出来なかった部分ついては次の機会に延ばしたいと思います。