みんなの議会

訓子府町議会 平成19年第3回定例会 2007年9月19日

自律の町づくりを目指していく取り組みと考え方について

2007年9月19日、訓子府町議会の一般質問で、佐藤静基議員が「自律の町づくりを目指していく取り組みと考え方について」質問し、町長 菊池一春、企画財政課長 佐藤正好、企画財政課業務監 森谷清和、教育長 小野茂、農林商工課長 山内啓伸が答弁しました。

質問者
佐藤静基 議員
答弁者
町長 菊池一春、企画財政課長 佐藤正好、企画財政課業務監 森谷清和、教育長 小野茂、農林商工課長 山内啓伸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 佐藤静基

今年は町長の改選期でありましたので、平成19年度の政策や予算編成は前任者が主体となった中身であると思います。したがいまして、現職には就任以来まだ5ヵ月あまりということがありまして、この時点で現職に対する質問については時期的に少し早いのではとも考えましたけれども、いろいろと思うところがありまして次年度の平成20年度からの町政運営に向けて本格的な菊池町政がスタートをすると思いますので、私の考えを申し上げまして、町長の現時点での考え方などを伺いたいと思います。主題は、「自律の町づくり」を目指していくその取り組みと考え方についてであります。町長は、「訓子府を元気に」と言う熱い思いから「7つの約束」ごとを町民に示して、その第1番目として「自律」を掲げました。これは町民一人ひとりの知恵とパワーによって、「訓子府の未来」を決めていくということだと思います。そして、現状は極めて厳しい町財政運営にある中で、この町の管理者としての責務を負うことになりました。いよいよ次年度から本格的な菊池町政が始動されますので、「自律の町づくり」を目指すに当たりまして、財政運営・地方分権・広域連合などについての今後の取り組みと考え方を伺いたいと思います。1として、町はこれまで平成14年度から行政改革において約8億円の歳出の削減を行ってきております。このような経過の中で、先日の8月号の町広報では、平成18年度の行政改革による財政効果額、これは2億1,730万円であったと。さらに、今後の見通しとして平成19年度以降の実績合計額も示されておりました。この行政効果により、前回、平成18年9月に出されました財政推計はどのように変わると予想しているのか伺いたいと思います。2として、先月20日に北海道新聞で、次期「地方分権改革推進」に向けての記事がありました。現在までの特徴的な主な各市町の地方分権の取り組み状況についてでありました。先に道が示した2,200項目の中で、受け入れ状況では最も多いのが岩内町の373項目、最小は江別市、江差町など、4市町の3項目と。極端な差となって出ておりました。これにはその市町ごとの事情はわかりませんけれども、地方の分権は「自律」を目指すわが町としては重要な要素の1つであると考えております。町の現在の状況と今後の考え方を伺います。1として、現在、訓子府町では何項目の権限を受けているのか。また、これをどのように評価されておられるのか。2として、自律の町の将来を考えるとき、分権は時代の流れに沿った地域住民のサービス向上へつながるなら、積極的に取り組む必要があるのではないかと私は考えますが、そうとするなら今後職員内部で研究会などを立ち上げ、検討に入る考えはないのか、町としての分権をどのように位置付けているのか伺います。3として、人口6,000人の小規模な町が「自律」の道を進めるには、1つの町だけの改革などの努力だけでは自ずと限界があります。すべてが片付けられる問題ではありません。今後も強く国や道への財政支援を求めるための政策も必要ではありますけれども、加えて自ら近隣市町との広域連合を求めて、関係する共通事業の効果を高めていくという1つの町の枠組みを超えた幅のある町政運営を取り入れまして、少しでもより安定した持続性のある「町づくり」に積極的な取り組みが必要であると思いますが、この考え方について伺いたいと思います。以上です。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

ただいま、自律の町づくりを目指していく取り組みと考え方について、大きく3点のご質問をいただきたました。冒頭に、質問書の中にございましたように、私自身は「自律」の「律」を「立つ」という字ではなくて、「律する」という言葉を使わせていただきました。それは私の思いとしては、合併か自立かという以前に自らの町の現状と未来は、町民自らが創っていくのだと。その結果として、町民の将来に、幸せになるどの選択肢がということの意味においては、町民も職員も含めて自ら律していく町づくりの主体はまさに住民自身だという思いで、そこに私自身の政策に書かせていただいたところでございます。まず、1点目の「行政改革の効果額と財政推計への影響」でありますけれども、昨年お示しした財政推計の説明の際にも強調して説明をさせていただきましたけれども、財政推計につきましては、推計時の予算、普通交付税の積算等を基本に一定の条件を設定して行っているということがございますから、その点で言いますと、その時々で結果は当然変わりますし、参考としてご覧いただくというのは、この財政推計を町民にお示しした一貫した考え方でございますので、ここのところはご理解をいただきたいと思います。一方、行政改革の効果額につきましては、例えば平成17年度に制度を廃止した場合には、その効果額としては単年度限りのものではなく、毎年続いているものも中にございます。したがいまして、平成18年度までに行った行政改革につきましては、財政推計に反映されているということと言えるというふうに思いますけれども、お尋ねありました財政推計に影響があるものとしては、退職職員の不補充ほか、平成19年度以降、新たに取り組んだものが推計よりも改善される要素であるということを言えると思います。しかしながら、財政効果の高い新たな行政改革の取り組みにつきましては、ある意味では限界に近づいているようにも感じておりますので、町民の皆様のご協力をいただきながら経常的な経費を地道に圧縮する一方で、国や道の制度活用による財源の確保や、新たな財源を生み出す努力をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。財政推計につきましては、地方交付税や譲与税等の交付金の状況により、大きく変動するものでありますので、推計は推計として、今取り組めることは最大限取り組んでいくことが重要であると考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。次に、2点目の「地方分権改革の推進と事務・権限移譲」についてでございます。北海道では地域主権型社会を構築するため、道州制を目指した取り組みを進めているところはご存知のとおりだと思います。住民に最も身近な市町村が、行政サービスの中心的役割を担うことを基本に、平成17年3月に「道州制に向けた道から市町村への事務・権限移譲方針」を策定し、2,243項目の事務・権限の移譲を進めることとしてございます。本町におきましては、従前の機関委任事務と言われる事務から継承しているものも合わせて、本年度までで177項目の事務・権限の移譲を受けており、この事務の権限の移譲に伴いまして、事務処理件数に応じて道から委託金が交付されていますが、その実績でございますけれども、平成17年度が174件で約40万円、平成18年度が224件で約57万円の状況でございます。その処理内容でございますけれども、浄化槽の設置、あるいは供用開始に向けての受理、さらには有害鳥獣捕獲許可、それから例年同じ項目で10項目程度の事務を処理しておりますけれども、許認可等の簡素化と迅速化の面で住民サービスの向上に寄与しているということでございます。議員から「積極的に移譲を受けてはどうか」というご提言もございましたけれども、本町では、人的な体制、専門的知識・技能を有するかどうか、事務処理が恒常的に発生するか、あるいは財政負担が生じるかどうかといった受け皿の面と、住民サービスの両方の視点に立って、関係課等で内部協議を進めながら現在まで取り組んできた状況でございます。処理件数が極めて少ないと。これは近隣にも言えることでございますけれども、希少的なものや専門的なものについては、北海道が継続して処理することのほうが合理的なものもあります。また、少数の職員で町独自の事務事業を精選しながら、コンパクトな行政を私たち自身が進めているということもありまして、住民サービスに十分配慮しながら可能な範囲内で今後も取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。次に、3点目の「広域連合による町政運営」についてでありますが、住民の価値観が多様化し地域課題も高度化している中で、自治体が行政サービスの一層の専門家や高度化を図るための方策として、市町村合併や広域連合のような個々の市町村はそのままで連携協調して取り組む広域行政がございます。ある意味で申しますと、市町村合併の是非、イエスかノーか、もう1つの選択肢として広域連合が取りざたされておりますし、さらには私どもの町が介護保険等で実施しております連携、例えば審査会等の連携業務ということもございます。それから議員ご存知のとおり、一部事務組合のように消防のような一部事務組合的な広域的な形で仕事を進めているということでございますけども、いずれにいたしましても、近隣町が連携して協調して取り組む広域行政というのがそういう形でございます。本町におきましては、ご承知のとおり、すでに共通の事務や協働で取り組むことによりまして、財政効果や公益性が高まるものにつきまして、一部事務組合をはじめ広域行政に取り組んでいるところでございます。今後、行政改革をさらに進めるにあたっては、地域経営意識をさらに高めながら行政コストを抑えた中で、行政サービスの向上を図っていくことが最も大切だと認識しておりますので、その場合、広域連合だけに留まらず広域行政を行政改革の重要な手法の一つとしてとらえて、対象となる事務や他自治体との連携の可能性を探りながら調査研究をさらに進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。

質問 7番 佐藤静基

1点目財政推計の件でありますけれども、この質問を通告するちょっと前にほかの委員会から出ているということで資料はいただきました。その内容を前回の平成18年度と比較してみますと、推計は参考までとは言いながら私は町民の一番感心は財政ですから、町長が言われたように、参考には推計ですから違いはありませんけど、非常に重視する問題の一つであると、大事なことであるというふうに考えておりますし、かなり推計を出す段階において前提条件が細かく書かれておりまして、ただいまの答弁の中でも基本的な条件の中で書いたとありますけれども、相変わらず財政推計では今後の地方交付税の削減額の予想ができないことや、将来町が必要としている大規模な事業は計画にあげられないような厳しい財政運営が続くということになっておりますけれども、町はいつも財政の課題となるときに、経費の削減はもう限界に近い状況だと言いますけれども、あの広報の財政効果表を見ますと、今後の財政行革の取り組みによっては、まだまだ歳出の削減は期待を持てるような感じがするのですが、その見通しは一歩突っ込んでその辺の考えはどうでしょうか。そうでないと推計では前年度の推計より1年延びて、確か平成24年度の予算は組めるということになりますと財政効果が出ているためでしょう、前年度から見れば1年延びたという数字になっておりますけれども、この辺についてはお考え方はどうでしょうか。

答弁 企画財政課長 佐藤正好(企画財政課長は2009年3月まで)

ただいま、財政推計の関係でお尋ねをいただきました。先ほどと言うか、今年になってから総務文教常任委員会の所管事務調査の資料としてお配りをしました財政推計につきましては、議員おっしゃるとおり、町民の方から見ればこれが最大の関心事でありますけれども、冒頭、町長の回答でも申し上げましたように、あくまでもその一定の条件下の数字だということで、その点はお含みおきをいただきたいと思います。それで、今後さらに踏み込んだものも取り組める要素があるのではないかというようなお尋ねでございました。一般的には、これから想定されるものとしましては、今までやっておりました例えば農業関係の畑総事業などの町費の負担ですとか、あるいは訓子府町については手を付けてはおりませんけれども、まだまだ例えば人件費の関係ですとか、検討する余地はまだまだあろうかと思います。ただ、あとほぼ限界に近い、大きなものとしてはないですけれども、今までのものを継続していくことによって、今までやってきた財政効果というものが全くゼロになっているわけではございませんので、そのまま積み残っていますから、そういった面ではこれからどれだけ例えば地方交付税等の地方財政対策が改善されていくか今まだ微妙な状況ですけれども、新聞報道によりますと、例えば法人税の再配分だとか、そういったことも取りざたされております。そういったものも一定程度期待もしたいと思いますし、さらには答弁の中でもございましたけれども、北海道で今考えている新たな取り組みとして、地域再生の関係がいろいろ取りざたされておりますので、そういったものを少しでも町が取り組むことによって、この経費節減ばかりではなくて、さらに収入のほうの確保ということにもつながっていくのではないかと。そうすることによって、今平成24年度までという推定、あくまでも推計で私ここまで大丈夫だとは絶対言っていないのですけれども、いろいろなところで説明するときは必ず前置きをさせていただいておりますけれども、さらに延びる要素というのがあるということでご理解をいただきたいと思います。

質問 7番 佐藤静基

わかりました。財政改革には、私は段階として、まずはじめに行政機構の内部のコスト削減、これは今まで続けておりますけれども、次に各事業団体、援助団体に対する補助金の合理適正化、そして、3番目として、町の各事業の効果とその評価、いわゆる事業の見直しであろうと私は考えます。自律を目指す町とするなら、今の財政状況を考えるとき、今から次年度の政策ではこの第3の段階、事業の見直しに具体的に取り組むべきだと思います。いわゆる、推計を出す度に1年ずつ延びていけば問題はないのですが、これはあくまでも根本的な解決ではなくて、いずれ先ほど町長の答弁にありましたように、限界に近い状態の中で自分の足を削りながらタコみたいな財政をやっているわけですから、ここでまず早い内に事業の見直し、例えば住民生活に比較的、また直接影響の少ない事業で、運営維持費、そして管理費の多額な事業であります。これはかつては平成17年頃まで約3,000万円の予算を要した公園の管理事業費であります。平成18年度からの機構改革などによりまして、平成19年度は1,890万円まで削減ができております。その気になれば私は節約が可能な良い例であると、私自身はそのように評価しております。そこで時間内にやりますけれども、そこでこの機会に少し質問の枠を広げさせていただきますので、できれば次年度に向けての町長の今の考え方も伺えれば幸いと思いますが、以前から指摘し、また町の総合計画の作成の際に、町民アンケートの中でも取り上げております温水プールの運営の経費についてであります。現在まで、開設期間や活動内容のいわゆるその水泳という部門の活動内容を拡大し、いろいろと工夫はされてきたものの依然として本年度も3,000万円の多額な財政負担となっております。利用者の60%は町外の利用者であります。この状況を今の町の財政の中で、町民の税金で負担を続けていくのか、私はせめて将来とも町営の温水プールとして事業を継続するなら、財政の健全な見通しが立つまで、現在の年間8ヵ月の開催期間を小学校の授業期間に合わせて6月から9月末の4ヵ月間に短縮されて、少なくてもこのことに私は30%節約は可能と考えます。そういう見直しは行ってはどうか。今厳しい財政の中で、第3番目の事業の大きなものに手を付けないとジリジリジリと小さなもの削っているようではなかなか財政の先が見えてこないというふうに考えます。町の財政の管理者として、現在の町長の考えを伺えれば幸いと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

今日は佐藤議員の質問の回答にあたって、企画財政課長と大議論を展開してございます。私自身は、町の財政推計を図表にして解説をさせていただきたいということも含めて検討したところですけれども、しかし、時間が1時間ということですから、これは別の機会にさせていただきたいと思いますけれども、いずれにしても、私自身は今企画財政課長のほうからも説明をさせたように、行政改革でいう経常的な経費の削減のさらなるというのは非常に厳しい状況まできていると。単純には、先般お配りした資料であくまでも一定の条件ということで企画財政課長も何度も説明したように、一概には言えませんけれども、例えば歳出でいきますと全体的には平成15年と平成18年度、単純な比較ですけれども、5億円の予算規模を縮小してきているのも事実でございます。もちろん、その年度年度によって変わってきますけれども、人件費にしても大よそ9,000万円から1億円近い金が、そして、物件費等につきましても大体7,000万円、さらには補助費等については大よそ4,000万円弱、そして、これは平成15年と平成18年ですから単純な比較はできないのですけれども、投資的な経費でいうと平成18年度は例えば相内線の整備や、あるいは緑丘の水道整備等がございましたから、年度によって膨らむことがございますけども、いずれにしても投資的な経費については、ほぼ平成15年度、平成18年度で見ますと幾分この間の推計では上がっていると。しかし、基金で申しますと、あの推計では平成22年度という話をしていましたけれども、幾分一定の条件下で平成24年度までの基金を何とかもつのではないかという推計結果だったと。考えてみますと、そうすると人件費と扶助費と交際費でいう借金の返済については、そんなに大きくは変わらないし、ある意味では決まった。そして、財政力指数でいきますと、非常に硬直化してきているということも事実でございますから、相当考えていきますと、今後投資的な事業をどこまで縮減できるのか、はたまた、人件費等に手を付けるのかというそういう決断をこれから私は求められていくというのが、平成20年度以降のいよいよ厳しい財政のどう切り盛りしていくかということが迫られていく。そのために平成19年度は財政分析を行い、同時に今企画財政課に指示しておりますけれども、本当に自治体としてやらなければならない仕事から、これだけは住民の人にお願いしてはいいのではないだろうかという5段階まで含めて、その分析を各課ごとにあげていただきながら、今議員がおっしゃったように政策の効率的な運用というものをあらためて提案していかなければならない時期に来ているではないかと。もちろん交付税が全国的な規模で申しますと、平成13年度比で行きますと大体35%減までだったらやっていけるというお話もございますけども、まだその点では具体的な検討を私の町はこれからしていかなければならないということがございますから、職員あげてこれらの今プールの例や公園の例を出していただきましたけども、現実的なさらに削減していくということを検討の段階に入っていくということが、私は平成19年度から平成20年度にかけてという大きな柱ではないのかと。そのために、財政状況を町民の皆様に知っていただきたいということも含めて、今年の冬に町民も含めた財政分析を、学習の場を提案させていただくというのが私の政策でございます。ただし、その段に至ってもう1つは雇用の確保や別の議員からも出ていますけれども、福祉のどこまでやっぱり町がちゃんとした考え方を持つのかということは、当然何でも切ればいいという問題ではないですので、その点では中身の問題を出てくるといふに私は思います。一般的には、自立の行財政運営に全国の自治体の町村会等では、こういう言葉が言われています。1つは、MVPというふうに言われています。1つは、Mはミッションであります。自治体としての役割は一体何なのだと。2点目は、ビジョンであります。将来をどうするのだと。3点目は、プランであります。それに住民がどう参加して、住民との協働をどうしていくのか、さらには財政の効率的な運用をどうするのかということが今問われている。それぞれの自治体に問われているというのが状況でございますので、詳しくはちょっと時間の関係で述べられませんけどもご理解を賜りたいと思います。

質問 7番 佐藤静基

状況と取り組みについてはよく理解できますけれども、以前にも申し上げましたけれども、町民は町の財政が大変だということは十分、中身は別として理解されていると思います。そこで財政の取り組みについては、できるだけ早い時期にやらないといよいよ詰まってからでは、いわゆる病気の治療と同じで早めの治療が楽で痛みが少ないわけですから、そのことも町民は十分覚悟しておりますので、新町長になられまして、一つ町民のかなりの方が大胆な行政を期待している面が私はあると思っていますので、この辺を一つ小出しにしないで、できれば事業の大きな見直しをメインに上げますと、また町民も将来の展望が具体的に見えてくるという感じがすると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。次に、2点目に入りますけれども、訓子府のいわゆる箱物は私は総体的には余り気味だと思っております。建物は余り気味だと思っております。しかし、現状では造ったときの目的やら利用条件などがありまして、空いていてもなかなか思うように利用されないものも多いと私は思っております。例えば、今年度耐震診断が行われます訓子府小学校の校舎は、現状の校舎の規模は最大収容児童の現在は30%しか使っておりません。これは800人ぐらい私は入るというふうに思っていますから、今260人ですか、30%弱の利用率であると思います。これはある町のことですけれど、どういう状況なのか私が詳しくは覚えておりませんけれども、空き教室を利用しての老人の集会場の利用、また幼稚園として活用して、教育の面でも多くの相乗効果を上げていると聞いております。これらは町が何らかの権限を求めることにより、今後、町として必要としている幼稚園としての利用の可能性が出てくるのではないか。詳しい移譲の条件は私はわかりませんけれども、権限移譲の許可は多岐に及ぶと、市町村の要望に応じて行うのだと、こういう新聞だったと思いますが、あるいはそういう関係する本であったかわかりませんけれども、そういうようなことで各市町村が積極的に権限を要求していくと。これは先ほどの答弁の中に財源のことがあったり、いろいろ難しいことがあるでしょうけれども、例えば訓子府の場合を例に取りましたけれども、こういうような利用の方法というのは分権の中では不可能なことなのか、この辺をちょっと伺いたいと思います。

答弁 企画財政課業務監 森谷清和(企画財政課業務監は2011年6月まで)

ただいま、小学校の空き教室を利用した他の目的利用に使えないかということですが、このことと権限移譲のほうが一緒ということではないかなというふうに思います。ただ、学校の空き教室と、ただいまお話ありましたように老人福祉施設あるいは他の施設に転用することについては、それほど難しい手続きを要しないで空き教室等を活用することは可能だと思います。

答弁 教育長 小野茂(教育長は2007年9月まで)

ただいま、具体的に小学校の空き教室と、それの再活用というようなことでのご質問だったことと思いますが、今現在、確かに1学年1学級、または2学級の今そういう規模で運営しているわけでございますけども、たまたま総合的な学習の時間だとか、いろいろの特殊な授業等もございますので、今現在は遊んでいる教室はないというふうなことでご理解をいただきたいと思います。それと、あとただいまの佐藤議員が申されました幼稚園の絡みだとか、老人福祉施設、これらにつきましては、今高校問題等も含めて総体的な中でうちの内部では今検討しておりますので、今後またさらに詰めていって、我々は何もしてないということではございませんので、そこら辺は十分、ただ、町づくりというのはただ削ればいい、それだけでは町になっていきませんので、やはりそこら辺を総体的なバランス等を考えた中で考えられていくことが必要かなと。今ご質問いただいたことにつきましては、内部的にも検討しているということで、今後どういうふうに発展していくか、そんなことも含めてご理解をいただきたいなと思っております。

質問 7番 佐藤静基

非常に期待をしていたとおりの答弁をいただきまして、非常に嬉しいわけでして、今最初に申し上げましたように、自律の町というのは総合的なバランスの中で立っているわけですから、お金をかけないでいかに町をうまく運営するかということになりますと、以前、最初に出た経費削減の中でも聖域を持たない削減を見直していくのだと、そういうことがありましたので、ただいま教育長の答弁の中にも総体的なバランスの中で内部で検討しているということでありますので、これ以上を人口が減るのか、構成が変わるのかわかりませんけれども、今後とも十分そのことに注視していただきたいというふうに思います。次に、3点目に入りますが、広域連合についてであります。これは先ほども答弁いただきましたけれども、それぞれの町の個性や事情もありまして、一様にできることではないのが当然でありますけれども、先の2町の合併協議会の経過では、かなりの部分で2町が1つになることによって、将来的に多くの成果が上げられる、そういう試算が出ていたと私はたまたま傍聴していて感じました。その後、合併断念のあとで、両町長は「今後さらに厳しさが増すであろう両町の財政運営の中で、今まで以上に連携を密にして、共に町の発展に協力していこう」と、こういうことでありましたけれども、その後2年が経過いたしました。内部的には、事務的にはいろいろと共通のものがやっているという答弁でしたけれども、私の目には両町の事業の中で、広域連合に対する接点が見えてこない。広域事業は小規模な町が自立するためには、これはもう欠くことのできない大事な選択肢の一つであると考えます。現状、近隣の町、私たちの町もそうですけれども、例えば牧場の運営などは今の畜産農家の現状と将来を考えますと、できるだけ早い時期の統合が必要だと考えます。ぜひ、農協も含めて、関係機関と可能かどうなのかと。そういう検討にもっと進めていただきたい。これも赤字の少ないうちに、牧場事業の安定した運営に私は早く着手すべきと考えますが、町の外交マンとしての町長の考え方をあらためて伺いたいと。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

置戸町と本町の合併の経過の中で、両町長が一緒にやれるものは一緒にやっていくという中で、法定協議会の合併協議会を平成17年3月25日に廃止をした歴史的な経過がございます。それから大よそ2年経って、今広域連合の可能性というのは一体どうなのだということでございます。全道的には北海道の後期高齢者の医療広域連合を含めて、今道内には10の広域連合がございます。管内では、今残念ながら1つもないという状況でございますが、今西紋地区の広域連合が具体的になりつつあります。これは雄武町・興部町・西興部村・滝上町の4町村でございますけれども、新たに平成20年度の立ち上げを目指しているという、これは正式ではございませんけども、私が調べた状況ではそういうことになっていると。中身的にいうと、国民健康保険、介護保険、それから病院経営、そして、これは話題だと思いますけれども、教育委員会の広域化ということでございます。これらを含めてできるところからやっていこうということで、今日は雄武町の町長の当選のニュースが報道されておりましたけども、管内ではこの西紋地区のうんぬんということが具体的に今なっているようでございますけれども、残念ながらこの2年を経過して今私どもの町で言いますと、置戸町、訓子府町、ちょっと離れますけれども美幌町、津別町等については、そういう具体的な話はしていないという状況でございますけれども、合併が進んだことによりまして町村会も再編成に今なってきてございます。あらためて、10月に斜網地区の中に私どもも、すなわち小清水町や清里町や美幌町、津別町も含めたその中に町長が入って一緒に協議を、これは合併とかそういうことではなくて広域的な連携を含めて研修活動等をしていこうという機運がやっと出てまいりましたので、今後、広域連合等につきましては、さらに果たして私どもの町が広域連携あるいは連合をすることによって、例えば国保会計等が住民の皆様にとってのサービスや財政的に縮減できるのかどうかということも含めたこれから検討が必要だろうと。その点でいうと私が先ほど冒頭申しましたように、第3の選択肢としての広域連合というのは全く無視するのではなくて、これから検討していかなければならないということでございますけども、非常に今地理的な条件からしても厳しい状況であることを理解いただきたいと思います。なお、牧場についてはちょっと具体的なのは今検討してはいませんけども、担当課長のほうでJAを中心にしたそういう今検討等があれば説明させますので。

答弁 農林商工課長 山内啓伸(農林商工課長は2009年3月まで)

牧場についてですけども、ただいまJAのほうで保育育成センターという構想がございまして、それは全面的に北見市、置戸町、訓子府町の牧場活用しながら、そういう構想が今進んでいるところでございます。それでその中で、具体的に保育センターが北見市、そして、育成については置戸町でやるというような形で今話が進められておりますので、夏季放牧につきましてはかなり現時点では訓子府の牛は訓子府、北見の牛は北見というような言い方をしていますけども、これからおそらく農家の方々のその横もちのことを考えますと、おそらく相当流動化するような形で話が調整されていくのではないかなというふうに考えておりますので、これからはおそらくその広域的な連携というのはやらざるを得なくなる、進まざるを得なくなるというふうに認識しています。

質問 7番 佐藤静基

広域連合につきましては、相手があることと言いながら、町の姿勢としては私は絶えずそういうアンテナを上げて、ぜひそうするという姿勢がないと、そういう対応をせざるを得なくなるというのではなくて、私はこれはやっぱりどこの町も共通しているわけですから、たまたま牧場の場合は財源を崩しながら今のままでいきますと10年ぐらいは赤字を埋めていくだけの基金はあるようですけれども、基金はいろいろ使い方もあるわけですし、私は訓子府町は広域なり、ほかの地区と共同してやると、そういう姿勢をやっぱり常に示すべきだと思うのです。なかなかやっぱりほかの町の事情ばかり考えていたのではこれは進みませんから、今農協でもいろいろとその畜産農家の厳しい中で事業を軽減しようとしているときですから、できればそれに行政としても積極的に参加をして訓子府の酪農を考える。こういう対応でなくて取り組んでいくと。そういうものを全体としてやる。そういう町のイメージを私は出したほうがいいと思うのです。以上、いろいろ雑ぱくな質問になりましたけれども、平成20年度の事業と予算については菊池町長が中心となって実践に進むわけですので、以上、私のほうから注文と言いますか、こういうことを取り組んでほしいということを申し上げまして質問を終わります。

出典:訓子府町議会 平成19年第3回定例会 2007年9月19日 議事録 PDF(18ページ) 間違いを知らせる