訓子府町議会 平成17年第4回定例会 2005年12月21日
登下校時における児童生徒の安全確保
2005年12月21日、訓子府町議会の一般質問で、小林一甫議員が「登下校時における児童生徒の安全確保」について質問し、教育長 小野茂、管理課長 平塚晴康が答弁しました。
- 質問者
- 小林一甫 議員
- 答弁者
- 教育長 小野茂、管理課長 平塚晴康
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 12番 小林一甫
登下校時における児童生徒の安全確保についてということであります。最近、特に低年齢の児童生徒に対しての犯罪が多発しておりますが、本町の子供たちに対し指導はどのようにしているのか。防災と防犯を併せた考え方の中でお伺いをいたしたい。大きく1点目としてあげてありますけれども、委員会の中でもう一方がこの部分で質問をするということでありましたので、私はあとのほうだったということだったものですから、ここで大まかな質問の内容になっておりますけれども、中身は少し深く再質問の中でもやらせていただきたいと思います。防犯、防災の指導は際限のないものであると認識しておりますが、今の犯罪は常識では考えられないことが多発しており、学校関係者だけでは対応が難しいと思います。本年は雪の量も例年より多く、災害の心配も出てきておりますが、通学路の確保はどのように考えているのか、防犯の指導も含めてお伺いをいたしたいと思います。
答弁 教育長 小野茂(教育長は2007年9月まで)
ただいま、小林議員から「登下校時における児童生徒の安全確保」に関連し、お尋ねのありましたことについてお答えさせていただきます。この度、広島県と栃木県で下校途中の児童が殺害されるという誠に痛ましい事件が発生したことに強い衝撃を感じているところであり、このことは私ども教育に関わるものとして重く受け止めているところでございます。また、近隣市町でも不審者による声かけなどが発生していることから、町内各学校におきましては、日頃から子供たちの安全確保に向けて積極的に取り組んでいるところであり、特に登下校時の安全対策につきましても、「できる限り登下校は複数で」「決められた通学路を通る」など、安全確認指導の徹底や「子ども110番の家」の周知徹底、「危険箇所マップの作成」による注意を喚起するなど、安全意識の向上に努めているところでありますのでご理解願います。なお、議員から学校関係者だけでの対応は難しいとのお話がありましたが、私どもとしましても、学校関係者だけでの安全確保は限界があると認識しており、このことから先日、不審者から児童生徒の安全を守る緊急アピールとして、「不審者から子どもを守ろう!」を全戸配布させていただき、家庭での指導や地域の皆様へのご協力をお願いしたところであります。また、9月に自主防犯パトロール隊が日出町内会を中心に設立されましたが、このような組織が全町的に結成され、犯罪の抑止及び意識の高揚が図られ、子供たちの安全を地域全体で守る体制づくりが必要であると考えております。次に、通学路の確保についてでありますが、降雪期に入り、雪の影響により通学に支障を及ぼすこともありますが、従来から学校・施設車両課とも連携し、安全性に配慮しながら対応しているところであり、歩道やスクールバス停留所の除雪につきましても、地域の皆さんのご協力をいただいているところでありますが、引き続き安全な通学路の確保に努めてまいりますのでご理解賜りたいと存じます。いずれにいたしましても、子供たちが安全・安心に通学できるよう、学校・家庭・地域・警察等関係機関との連携・協力体制を一層強化し、子供たちの安全確保に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りますようよろしくお願いいたします。
質問 12番 小林一甫
ただいま教育長のほうから、登下校における児童生徒の安全確保についてご答弁がございました。若干、再質問をさせていただきたいと思います。現在スクールバスの路線については、安全が確保されているというようなことであろうと思います。しかしながら、町の中の子供たち、それから町から少し離れてスクールバスに乗れない子供たちがおります。そうした中で、その町から外れて、今スクールバスに乗れない子供たちを犯罪から守るというような観点からバスに同乗できないのか。その辺お伺いをいたしたいと思います。
答弁 管理課長 平塚晴康(管理課長は2009年3月まで)
ただいまスクールバスに乗れない方をスクールバスに乗れるようにということの話でございましたけども、現在スクールバスにつきましては、4台運行してございます。そのバスにつきましても、乗車定員それぞれ違うわけでございますけども、現在小学校は2.5キロ、中学校は4キロが運行基準ということになっております。そういったことから、現在のそのスクールバスの状況を総体的にみましても、そのバスによっては満杯、座席の乗車人数が同数もしくはそれに近いほどの数ということになってございまして、これが距離を短くするということになりますと立ち席ということもございまして、安全性で確保ができないということもございまして、現状では非常に難しい状況ということでご理解をいただきたいと思います。
答弁 教育長 小野茂(教育長は2007年9月まで)
私からも関連しましてお答えさせていただきたいと思いますが、小林議員も本日の新聞報道等でもご覧になっているかと思いますが、政府は昨日、犯罪対策閣僚会議が開催されまして、その中で国として来年度以降の考え方の対応になろうかと思いますけども、路線バスの路線変更や停留所以外での乗り降りを認めて、スクールバスとして登下校に利用させることも念頭において、規制緩和を考えているというふうなこともございますが、いずれにいたしましても、ただいま課長から答弁ありましたように、今の実際の現状でのスクールバスの乗車ということにつきましては、いろいろと難しい課題があろうかと思いますので、ご理解を賜りたいと思います。
質問 12番 小林一甫
ただいまスクールバスの関係でお答えいただいたわけでありますけれども、例えば1台増車することによっての経費がどのぐらいかかるのか。また、その1台増車することによって子供たちの安全が守られるのであれば、むしろそのほうの部分の効果と言いますか、安全性が高められるのではなかろうかというような感じを持っておりますけれども、今の財政の中ではそれが無理だというような判断をしていいのか、そこまで考えているのか。もう一度お伺いをしたいと思います。
答弁 教育長 小野茂(教育長は2007年9月まで)
ただいまのご質問でございますけども、バス1台購入すると、大小あろうかと思いますけども、私の記憶では今現在運行しているバスにつきましては、1台だいたい3,000万円ちょっとしているはずです。それで、あと運行経費と言いますか、実際に今民間委託をして運行業務をお願いをしているわけでございますけども、これにつきましても4台で、委託料がだいたい900万円ぐらいかかっておりますので、運行する運転業務に係わる経費で見ても240、50万円かかるのかなと。毎年かかるのでないかと。これに、さらに燃料・維持管理費がかかろうかと思います。このようなご提言でございますけども、現在私どもこの子供たちの登下校に係わる安全確保策といたしましては、当然学校、または保護者、それから警察と関係機関の協力をいただくのはもとよりでございますけども、それだけでは対応がしきれないというふうなことを、今後より一層、地域又町民の底力をお借りいたしまして、そこら辺の体制づくり、安心・安全なまちづくりに向けての考え方も基本にしまして、対応してきたいなと考えているところございますのでご理解を賜りたいと思います。
質問 12番 小林一甫
増車は無理だというようなことであります。購入が3,000万円ということでありますけれども、現在ある業者の方のところには、スクールバスとして使用できるようなバスが何台もあると、道路を通るたびに感じておりますけれども、その辺も含めて、民間に委託できないのかどうか。その辺ができるのであれば、私はそのほうがよろしいのかなというような感じを持っております。それと安全性の部分で、やはり専門の業者委託しなければだめだというようなことも中にはあるのかわかりませんけれども、そういう部分も合わせて検討された経過があるのかどうかも、もう一度お伺いをしたいと思います。
答弁 教育長 小野茂(教育長は2007年9月まで)
先ほど答弁させていただきましたのは、スクールバスとしてということでございますので、スクールバスにつきましては、今現在うちでは小学生の人は2.5キロ以上、または中学生は4キロということで、これにつきましても、これ以上距離を短くするということになりましたら、たぶん今後協議も必要かと思いますけども、スクールバスの購入補助金等は対象にならないのではないかというふうなことで想定されます。それと民間のバスを借り上げして対応するというふうな、そういう考えはないのかということでございますが、先ほど申し上げましたように、もっと学校はもとより私どもも何かありましたらすぐに街頭でのパトロール等いろいろ考えて、今までも対応をしてきたところでございますけども、これにつきましては先ほども申しあげましたように、やはり学校・保護者、または地域の方の力をお借りしまして、なんとか子供たちを町ぐるみで守っていこうというふうな気運づくりと、そういう体制づくりが大切ではなかろうかなと思っているところでございます。なお、そういう委託をかけるような検討はしたことがあるかというふうなことでございますが、これにつきましては、現在私どもとしては具体的な検討等はしておりません。ただ、先ほども申しあげましたように、国の方向といたしましては平成18年度の予算内示の中でも、子供の安全確保というふうなことで大きく取り上げているようでございますので、そこら辺の動向等も見極めながら、うちの今の厳しい財政状況の中で、そういうことが考えられるのかどうか含めて検討していきたいというふうに考えております。しつこいようでございますけども、このような厳しい財政状況の中で、私どもとしてはやはり行政ができること、また民間と地域の方と行政が一体となってできること、また地域の保護者の皆さんが中心となってできること、これらの役割分担というのをもう少し詰めて考えていく必要があるのかなと。そこら辺も含めて、今後検討をさせていただきたいというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
質問 12番 小林一甫
次に、登下校時の対応ということで、家庭からバス停まで、またバス停から家庭までの子供たちの安全確保と言いますか、その部分についてお伺いしたいのでけれども、例えば学校、今なら午後4時過ぎますと暗くなりますので、その時点でバス停まで家の方が迎えに来られているのか。バス停からは勝手に家まで帰るというふうなことになっているのか、その辺ちょっとお伺いをしたいと思います。
答弁 管理課長 平塚晴康(管理課長は2009年3月まで)
今の家庭からバス停、それからバス停から家庭ということのお話ですけども、これにつきましては正直実態把握しておりませんけども、今のこの時期につきましては、学校のほうでも暗くなるということで指導もしているということをお聞きしていますけども、いずれにしても子供が暗いときに一人で歩くということのないように、保護者につきましてもバス停まで迎えに来ていただけるように、今後も対応してまいりたいというふうに考えてございます。
質問 12番 小林一甫
わかりました。次に、先ほど教育長から答弁の中でありましたけれども、安全確保対策を強化するということで、来年度に向けてスクールガードを2倍の2,400人にするというようなことが報道されておりましたけれども、具体的な中身はどういうのなのか。また、対象として当町も入っているのか、その辺お伺いをしたいと思います。
答弁 管理課長 平塚晴康(管理課長は2009年3月まで)
ただいま、ご質問ございましたスクールガードの具体的な内容、それから対象が本町も対象になっているかというお尋ねでございますけども、これにつきましては、私どもも新聞報道で周知している中身しかわかっておりません。そういったことで、まだこれから具体的になった段階で本町のほうにも流れてきますし、これらの規模もとらえるというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
質問 12番 小林一甫
スクールガードの部分につきましては、2,400人ということですから、学校の数からいうと微々たるものであると思いますけれども、新聞報道の中では10校に1人ということでありますけれども、今の学校の数からいうと非常にこれは少ないのかなというような感じを思っております。できれば管内で何名かの方がおられて、学校安全のために指導等もきちっとやっていただけるような組織づくりができれば、一番やはりいいのかなというような感じを持っております。そうした中で、子供たちが少しでも安心して登下校できるような、そういう体制づくりをつくるのが町の役目であり、教育委員会の役目であると思いますので、その辺心してお願いをするところであります。最後になりますけれども、あくまでも子供たちの安全を考えて、町をはじめとする学校PTA、警察等の連携を密にしていただいて、今後の対応をお願いしたいと思います。最後に何か教育長として、子供たちの安全に対して心に決めていることがございましたら最後にお伺いして、一般質問を終わらせていただきたいと思います。
答弁 教育長 小野茂(教育長は2007年9月まで)
この問題につきましては、非常に私どもも心を痛めている問題でございまして、議員の思いと同じでございまして、子供たちの健やかな成長と登下校時はもちろん日常生活の中でも安心・安全の確保前提に学校・保護者・警察、また私ども行政と関係機関が連携を取りながら進めていくのが当然でございますが、特にこれからお願いしたいのは温かく町民みんなで子供たちを守っていこうとする地域の力と言いますか、地域の底力をより一層お借りしながら一体となって対応をしていくことが何よりも大切なのかなと考えているところでございますので、議員の皆さんはもちろん町民の皆さんの深いご理解とご指導等を賜りたくよろしくお願いしたいというふうに考えております。どうぞよろしくお願いします。