訓子府町議会 平成17年第3回定例会 2005年9月14日
町内の住宅事情と対策について
2005年9月14日、訓子府町議会の一般質問で、上原豊茂議員が「町内の住宅事情と対策について」質問し、町長 深見定雄、建設課長 竹村治実、助役 宮川伊三男が答弁しました。
- 質問者
- 上原豊茂 議員
- 答弁者
- 町長 深見定雄、建設課長 竹村治実、助役 宮川伊三男
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 上原豊茂
2点目の町内住宅事情と対策についてであります。ご承知のように、核家族化など社会的事情が大きく変化してまいりまして、町内で生活をしたいという思いがあっても、住宅の確保ができないんだという声がときどき町民の中から聞かされます。当然、結婚ですとか、子育て、それらの節目の中で適当な住まいを探しているという状況がありますし、単身赴任者の中で、我々は北見から今は通勤しているけれども、わざわざ北見まで通うというのが大変なんだと。可能であればより近い場所に住宅確保ができればと。そういう考えはないのかというような訴えもございました。それらを考えますと、町として自立していくという中で、大きな課題が人口確保であります。これらを考えますと、町の発展も含めて、ぜひ訓子府で住んでいただきたい、住んでいただけるような条件整備が必要でないかというふうに思うわけであります。これらの住宅不足という状況の中で、当然町財政ひっ迫しておりますから、町として独自で住宅をどんどんどんどん確保していくということも大変かと思いますけれども、何らかの手立てを加えながらこれらの要望に応えていく必要があるのではないかというふうに思っております。そういう意味で、公営住宅等も含めた受入れ可能な住宅数というのが町内でどの程度あるのか。また、住居希望をしている人たちがどの程度いるのかと。そういう調査を実施することが必要でないかと思いますけれども、これらについての考えをお聞かせいただきたい。また、住宅不足という実態に対して、民間による個人住宅建設という状況も目にするところでありますけれども、先ほども申し上げましたように、自治体として財政難ということを考えますと、これらの対策としては民間の力を借りるということが、町として考えた対策を打つ必要があるのではないかと考えるわけですけども、これらについての町長の考えをお聞かせいただきたい。
答弁 町長 深見定雄(町長は2007年3月まで)
ただいま、「町内の住宅事情と対策について」ご質問をいただきました。公営住宅の整備につきましては、建替えを基本といたしまして、訓子府町再生プロジェクト推進計画及び末広団地建替え計画に基づいて整備を推進しているところでございます。訓子府町再生プロジェクト推進計画につきましては、策定後13年が経過しており、計画の見直し時期にきております。また、末広団地の建替え計画につきましても、平成18年度をもって中央部分の建替えが完了いたしますことから、今後の住宅行政のあり方について、民間住宅を含め民間資本の活用も検討することを考えております。また、町が所有する貸家全てを対象とし、それぞれの住宅を評価し、活用方法の検討を行うことを併せて考えているところでございます。本町の賃貸住宅につきましては、民間を含め決して多い数ではございません。今後につきましては、町の財政状況及び民間資本の活用を含めまして、計画を策定し、推進する所存でございますのでご理解をいただきたいと思います。
質問 9番 上原豊茂
ただいまの回答の中に、決して住宅事情は良くないという、こういうとらえ方でいいのかと思いますけれども、多くはないというお答えでした。当然、その裏には不足しているということがついて周るわけですけれども、何らかの人生の節目の中で、住宅を探しているそのときに、そのタイミングで住宅提供ができなければ、当然そこには住まないで近隣に、より便利なところにという方向に人が流れるのではないかというふうに考えるわけです。これらを考えますと、当然それらを考えている住民がどの程度いるのかと。先ほどお話もありましたように、住宅事情をしっかりと認識した中で、どうすればそれが解決できるのか。それらについての対策を練っていくのが、自治体として当然なことであるというふうに思うわけであります。当然、今までも住宅相談等が担当窓口にあったかと思います。相談を受けた側として、今町内における住宅事情の課題は何なのか、相談する側の問題点も含めて、もしあれば課題としてあげていただければと思いますけれども。
答弁 建設課長 竹村治実(建設課長は2009年3月まで)
今現在、町で所有している住宅につきまして、公営住宅、それと特定公共賃貸住宅、それと町営の住宅がございます。公営住宅につきましては、低所得者でしかも家賃の負担が難しい、結果的に住宅に困っている方を対象として、住宅を提供するというのが公営住宅の趣旨でございます。それと特定公共賃貸住宅につきましては、中堅所得ファミリーの世帯の単身、または世帯が必要とするゆとりのある良質な賃貸住宅の供給を目的としております。それで現在公営住宅につきましては、63棟ありまして250戸ございます。うち建替えを現在進めていますので、政策的に22戸が政策空家ということで行っております。公営住宅につきましては、そのような特定の方を入居するというのは、趣旨からするとちょっと難しいかなというふうに考えます。それと特定の公共賃貸住宅につきましては、現在の単身者向けで3棟36戸、それと世帯向けで2棟8戸ございます。これにつきましては、現在ほとんど空きのないような状態でございます。そういうふうなことで、今後、もしそういうふうな形を受け入れすると、こういうふうな特定の公共住宅という形になると思いますけども、これにつきましては、公営住宅が補助率2分の1に対しまして、特定の公共賃貸住宅については、補助率3分の1と非常に補助が厳しい内容となっております。今後、来年以降の計画というふうな形になりますけども、それに向けて、特定公共住宅を増やしていくかということにつきましては、今後の計画になるかなというふうに考えております。以上でございます
質問 9番 上原豊茂
特定住宅等については3分の1の補助ということで、非常に厳しいということでありますけれども、先ほどの回答の中にもありましたように、民間の資本も活用しながら考えていきたいということであります。これらについてはどういう状況、補助率が3分の1、2分の1問わずにぜひ早期な動きを取る必要があるのではないかと。早くしないと、どんどん人口が減っていくわけです。それを我々が、指をくわえて見ているということにはならないのではないかというふうに考えるわけですから、そういう点では、ぜひそれらについての対応を早期にしてもらいたいと思いますし、それを具体的に先ほどありました回答の中での民間資本を活用してという考え方についてでありますけれども、具体的な取り組みについて計画があるのかないのか、その辺をお聞かせいただきたいと思います。
答弁 建設課長 竹村治実(建設課長は2009年3月まで)
具体的などういうふうな形で、民間の活力を導入していくかというふうな今のところの計画というのはございません。ただ、今後計画を策定していく中では、その民間の力を借りたということも十分検討して、なおかつ最大のやっぱり問題というのは、受け皿がどうかということも一つ出てくると思います。民間の受け皿がそういうふうな形で、町の考え方と合うかということも出てくると思いますので、その分につきましても、今後の計画の中で検討していくような形になると思います。以上です。
質問 9番 上原豊茂
民間との調整については、これは首長の政策的なものが大きく影響してくると思いますので、ぜひ積極的に、今までの実績を踏まえた政策的な対応をしていただきたいというふうに思います。それと、昨今サラリーマンの住宅事情のみならず、農村においても現実に何人かの後継者が公営住宅を活用しているというように聞いておりますけれども、実際に高齢化社会を迎えて3世代、4世代が同居するというのは、非常に難しいことが多いというのは皆さんも認識されているところでないかと思いますけれども、そういうようなことも踏まえて、結婚と同時に家を出て、しばらくの間、公営住宅等に住みたいという後継者が多いというふうに認識しているところであります。これらについては、農家だから土地が広いのだから建てればいいだろうというふうにお考えの方もいらっしゃるかと思いますけれども、農家経済の実態もご承知のとおりであります。そうそう簡単に住宅1戸足増しするというようなことにもならないかと思いますし、また農村の後継者のパートナーも、現実には農村生活を知らないという方も多々あろうかと思います。これらのことを考えますと、当然ある意味では、これは非常に難しいかもしれませんけれども、1棟の中に数戸が入って、それがその農業後継者を対象にした旨であり、その中で農村生活に対するコミュニティーをきちっと起こしていくとか、農村という生活に飛び込んだ悩み等も含めて解消していけれるような、そういう体勢づくりも考えていく必要があるのではないか。現実に訓子府に住宅がなければ、北見からという後継者もいるわけですから、それらを考えますと、ぜひ訓子府の町で住んで訓子府の町で働いてもらうということを基本に考えると、これらに対する対策も必要かと思いますけれども、この辺についてのお考えをお聞かせいただきたいと思います。
答弁 町長 深見定雄(町長は2007年3月まで)
ただいま、上原議員の方から大変参考になるご意見も聞かせいただきました。今お話のございましたこと等も十分にこれから考慮させて、参考にさせていただきながら、これからの住宅対策、またこれが住宅対策と一口に言いますけれども、これは強いていえば町の発展にもつながってくることでございますので、住みよいまちづくりを今私どもはずっと継続してやってきているわけですが、そうしたことを考えたときに、これらの対策というのも非常に大事な分野でございますので、積極的にこれらの対策をこれから検討していきたいと思いますので、ご理解をいただきたいと思います。
質問 9番 上原豊茂
非常に前向きな夢のある回答をいただきました。大変期待をしているところであります。この問題について、最後の提案と言いますか、私が感じた部分についての提案をしたいと思います。一人暮らしの老人は家庭が結構あるわけではあります。その中で、たまたまお年寄りの方と話している中で、「これは自分の持ち家だけれども、連れ添えもいなくなって一人で暮らしている」と。非常に掃除も含めて負担が重いんだという話がございました。「でも、私ここで生活をしたい。この町で生活をしたいんだ」と。ここで生活するための手立てはないだろうかというような話もございました。そんなことをして考えて、今の若者の住宅不足ということも考えますと、この辺を線で結べないかと。要するに、前日の老人福祉施設の関係等もありましたけれども、それらを整備することによりまして、このその持ち家等を担保に老後の生活を保証すると。これらを若者の住宅不足というところを補う、そういう手立てを考えていく。これは行政が窓口になるというのは、非常に難しいかと思いますけれども、それを仲介する何らかの対策、組織づくりをすることも大きな人口確保の手立ての一つでないかというふうに考えますので、これも含めてぜひ前向きな対策を取っていただきたいというふうに思います。それについて、もし何かあればお聞かせいただきたいのですけども。
答弁 助役 宮川伊三男
ただいま非常に貴重なご意見をいただきました。今後、公共住宅の公営住宅等の整備にあたって、そのことも参考にさせていただきながら、今後、冒頭の町長の答弁で申し上げましたように、住宅整備つきましては、今後計画を進めてまいりますので、その折りの参考にさせていただきたいとそのように思ってございます。
質問 9番 上原豊茂
非常に夢のある前向きな、何回も言いますけども、ご回答をいただきました。ぜひ、それらについて期待をしているところであるますし、こういう話の中で若者も、先明るさを感じるのではないかと思いますので、ぜひ、現実のものとしてその約束を果たしていただきたいというふうに思うわけであります。