みんなの議会

訓子府町議会 平成17年第1回定例会 2005年3月15日

ふるさと銀河線の存続問題について

2005年3月15日、訓子府町議会の一般質問で、田中與士信議員が「ふるさと銀河線の存続問題について」質問し、町長 深見定雄が答弁しました。

質問者
田中與士信 議員
答弁者
町長 深見定雄

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 田中與士信

ふるさと銀河線の存続問題が、今月の21日って言いましたか、確か関係者協議会が開かれると。それで結論が出るんでないかというのが、大方の見方と言いますか、そのような状況になっているというふうに伺ってます。今になって、銀河線を存続してほしいというようなことで、いろいろな声も出ていますし、それから、町長も常々おっしゃっておられるように、高齢化社会での交通弱者対策、あるいは環境問題、それから長い鉄道の鉄路としての存続の歴史。これらを考えると、もうちょっと考える期間があってもいいのではないのかなというような、私がそんなふうに考えてるんですけれども、それについて所見を伺いたい。それから銀河線存続に向けた、先ほど申しあげましたようにいろいろな動きが出てます。なかなか鉄路の採算だけでは、今の状況で言いますと、運営することが困難だと。そういう状況の中で、地域の振興とあわせて銀河線を残そうという着想と言いますか、それらがいろいろあるわけですけれども、陸別町長がこの存続に向けて行った発言や身近なところでは、訓子府の東幸町の及川さんが地元の農産物の利用、あるいは販売などと絡めた銀河線の利用による存続、あるいは全国の住民からお金を集めて、そのお金を必要なところに1%のほどの金利でその貸し付けると。それによってその利益で赤字を少しでも埋めてくというようなコミュニティ・ファンド構想などいろいろ出てるんですけれども、いずれにしても、特徴は運営採算の分野だけでない違った観点からの、あるいは視点からの着想だということで、可能性があるんでないかと思うんですけれども、そういう点で言いますと、これらの構想と言いますか、着想をどのように評価するか伺いたい。それから先ほどちょっと伺ったんですけれども、ふるさと銀河線存続に向けて資本参加してもいいというような話もあるというふうに伺ってます。これはどの程度具体的で、そんな話がどんなふうになってるのかちょっとわかりませんけれども、そういうこともあるんだということを前提に、ぜひ急ぐべきでないと私は考えてるんですけれども、それについて所見を伺いたい。

答弁 町長 深見定雄(町長は2007年3月まで)

ただいまふるさと銀河線の存続問題について、2点のお尋ねをいただきました。まず、1点目の環境問題や交通弱者対策等踏まえると結論を急ぐべきでないのではとのお尋ねでありますが、議員ご指摘のとおり、長い鉄道の歴史や環境問題のほか、生徒やお年寄りなどの通学・通院の交通機関であること。さらには、廃止の場合のまちづくりそのものへの影響を考えたとき、可能なものであるならば、残したいという気持ちは私自身も強く思っております。しかしながら、行政報告や小林議員の一般質問の中でもお答えしましたとおり、第3セクター鉄道であることと、確実に発生する赤字を誰が埋めるかという現実を考えたときには、結論の先送りはすべきでないと考えております。次に、2点目の個人、団体から出されている各種提案に対する評価につきましては、それぞれふるさと銀河線をなんとしても残したいという真剣な思いからの提言であり、感謝しておりますし、その実現性について真摯に検証しなければならないと考えております。なお、陸別町長からの提案につきましては、行政報告しましたとおり、現在もともとの提案者である民間会社の経営者に対し、疑問点を紹介している段階でありますのでお答えはできませんが、今までいただいた提言については、法的問題がないか、沿線市町が財政的に耐えうるものか、さらには実行した結果、万一大きな損失が生じた場合には単なる責任問題では済みませんので、それなりの確実があるかについて検討しております。また提言の中には、銀河線というよりもまちづくりの構想として興味のあるものもございますが、これについては民間が主体となり、検討が進められていると聞いておりますので注目をしております。以上、ふるさと銀河線の存続問題ついてお答えをさせていただきましたが、いずれにしても、今月中には存廃の結論が出されることになっておりますことをご理解いただきたいと存じます。

質問 1番 田中與士信

今の沿線自治体のどうも動向をお伺いしますと、この後の関係者協議会で結論を出すというのが、どうもその一つの空気になっているというような状況だそうでして、そういう点から言いますと、銀河線の中でも比較的利用客の多い訓子府町長がどう考えるかということが、場合によったら検討する期間を若干延ばす可能性を持っているんでないかと。そういう点からお伺いたいんですけれども、先ほどのお話もありましたけれども検討すると。少なくとも、私たちでは今まで見ることのできなかった、その地域資源としてと言いますか、そういう着想とすれば非常に評価が高いと。そんなことも含めて、検討できるような期間がもうちょっとほしいんではないかと。そういうことから言いますと、そういう役割をぜひ訓子府町長がやってもらいたいなと。それこそ期待してるんですけれども、その期間は今の状態で言いますと、17年中は鉄路そのものは残るわけですから少なくとも3月でなくて、もうちょっとせめて秋ぐらいまでに、十分検討や周りの意見も聞く、そういう状況にしてほしいなと。資源として評価している人は、簡単とたぶん廃線にならないだろうと思ってはいたと思うんですよね。そういう中で、残すためにはいろいろ努力をしてくれたり、場合によっては力になるよというケースもあるわけですから、そういう期待をぜひ担っていただきたいなと思うんですけれども伺いたい。

答弁 町長 深見定雄(町長は2007年3月まで)

今お話がございましたように、銀河線の存続問題につきましては、私も本当に同じ考え方で、できるものであれば本当にこのままずっと残していっていただきたいという思いも山々でございますし、それから関係者協議会の席の中でも申し上げましたが、やはりこれから先進国の一国として、わが国も環境問題というものを真剣に考えていかなければならない時代。そう考えたときに、例えばオーストラリアでも昨年の春アデレートからダーウィンまで2,250キロの大陸縦断鉄道が開設したということ等も含めて、私はぜひこの鉄路は残すべきだという今まで主張を提言してまいりました。しかし、ご案内のとおり、こういう話を申し上げましても、北海道知事は「無い袖は振れない」ということで、道は全くこれを支援する考え方は持っていない。現実に今、当初100万人ほどの利用があったこの鉄路が、今その利用者その半分を切っている。50万人を切っている状況にあっても、なおかつ、赤字額はだいたい当時と変わらないぐらいの額に抑えているということは、会社としてはそれなりの今まで経営努力をしてきたと、そのように思っております。今、50万人を割っている利用者なわけですね。当初100万人ぐらいありましたけども、それでも赤字幅としてはほとんど当初と変わらないぐらいの赤字幅に抑えているということでございます。今これを埋める基金がなくなってきておりますが、この後、このまま運行を継続して、その赤字を誰が穴埋めするんだということになると、これは本当に道にも「無い袖振れない」と言われてしまえば、私どもとしては対応のしようがないというのが、現実の問題なわけです。そうしたこと等を考えれば、やはりこの鉄路の撤去。もし、この鉄道を廃線にした場合に、いろいろとこれからまたお金がかかりますし、それから存続するとしても、鉄路の取り替えとか、それから橋梁のまた新しくつくらなければならないだとか、車両の更新とか、そういったものでまた莫大な費用を要するという現実を考えたときに、私は本当に自分の気持ちに反すると言いますか、そういうことにはなるんですけれども、本当に苦肉・苦渋の選択にはなりますけれども、やむを得ないのかなと。本当に残念ですけども、そんな思いでございます。本当にこれ以上のことは申し上げられないんですが、なんとかひとつご理解をいただければと思いますのでよろしくお願いいたします。

出典:訓子府町議会 平成17年第1回定例会 2005年3月15日 議事録 PDF(25ページ) 間違いを知らせる