清里町議会 平成28年第2回定例会 2016年6月21日
(1)良好な教育環境について/(2)地域振興対策について
2016年6月21日、清里町議会の一般質問で、前中康男議員が「良好な教育環境について」「地域振興対策について」について質問し、教育長 岸本幸雄、町長 櫛引政明が答弁しました。
- 質問者
- 前中康男 議員
- 答弁者
- 教育長 岸本幸雄、町長 櫛引政明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 前中康男
さきに通告しました良好な教育環境の整備について、2点ほど教育長に質問させていただきます。また関連性がありますので、緑小学校閉校後の緑地域の振興対策について、町長の方から所見を伺います。今、教育を取り巻く環境は、少子高齢化による児童数の減少、社会構造の変化に伴い、国際化とグローバル化への対応そして急速な情報化の波が進んでいます。それらに対応するために、教育現場では幼児教育から小学校、中学校、高校と本町は一貫性を持った教育行政を常に取り組んでいるのかなと思っております。先の清里町教育推進計画で、28年度から32年までの5カ年の計画が答申されたところでございます。そのような中、先日6月13日、総務文教委員会で山村留学を受け入れしている緑小学校が、平成30年3月の閉校そして清里小学校と統合への要請申し入れの報告がされました。そして翌日の新聞報道にもなり町民にも周知されることになっております。これまでの緑町小学校の閉校への決定までの経過をまず教育長よりご説明願います。2点目として小規模学校への今後のあり方として、今まで緑小学校と光岳小学校の2校連携の複式授業交流または学校行事交流を実施していたのですが、今後、光岳小学校1校になります。そのような中、清里町教育推進計画の中にある良好な教育環境の整備で学校規模の適正化が謳われておりますが、今後の光岳小学校のあり方をどのように考え検討されるのか。この2点について教育長より御答弁をお願いいたします。次に町長への質問になりますが、緑小学校の閉校の要請を受け、地域の意向を尊重し、今後協議を進めると新聞報道がされました。そして緑小学校が今まで緑地域において各種の催しなどで中心となり、地域振興を担い、活動されていたことに町民誰もが理解をしているところでございます。22年間にわたり山村留学の受け入れ学校としてその取り組み、そして本町にこの取り組みから移住された方々も多数おられます。また緑の冬の時期には、冬まつりと称しキャンドルを作ったり、また春には緑フェスティバルでは、クマゲラ太鼓の演技、そして運動会では緑の方々が大勢参加し、運動会に花を添えていると話を聞いております。また、夏は子供たちを交えての納涼盆踊り大会など、常に主役は子どもたちでありました。そして緑地区自治会全員がPTA会員である。要するに自治会費を納めながら、その一部分を緑小学校のPTAに会費として納めている、そのような特色のある学校運営でもありました。その学校が閉校の決定をPTA総会で決めたことは大変苦渋の選択だったと思います。閉校にともない責任を持った地域振興対策を早急に構築しなければならないと考えます。緑地域の自然環境、四季を利用した中の取り組み、あるいは緑地域に住んでいる人たちの絆を今まで以上に高めるような支援を構築しなければならないのでないかと私自身も思います。町がどのように今後検討しているのか、町長の所見をまずお伺いしたいと思いますので、ご答弁のほどよろしくお願いいたします。
答弁 教育長 岸本幸雄(教育長は2023年3月まで)
ただいま前中議員より御質問のございました良好な教育環境の整備について、緑町小学校の閉校について並びに小規模校の今後のあり方について、私の方から答弁をさせていただきます。まず、1点目の緑町小学校の閉校についてでございます。緑町小学校につきましては、大正10年開設以来、輝かしい伝統と校風のもと、多くの卒業生を輩出するとともに、地域の拠り所として発展し、長い歴史を刻んでまいりました。また、この間、時代の推移とともに過疎化が進む中、児童数の確保と地域の活性化を図るため、平成5年に緑地域山村留学推進協議会が発足し、平成6年より山村留学制度を開始し、現在に至っております。緑町小学校は、緑地域・PTAの皆さんの変わらない教育に対する熱意に支えられ、まさに地域の学校として地域と共に歩んでまいりました。しかし、地元児童数の減少や山村留学についても年々希望者が減るなか、新たな募集を行わないこととされ、今後も児童数の増加が見込めず、教職員数の減少等、学校運営が厳しくなることが予想されるため、緑町小学校の保護者と、これから緑町小学校に入学予定の子どもを持つ保護者で構成する学校を考える会が組織され、昨年6月から学校の存続についての話し合いが二十数回行われております。その間、緑地域山村留学推進協議会、自治会役員など地域との協議も進められ、先月の5月27日に臨時PTA総会が開催されております。緑町小学校は、全戸、全世帯がPTAに加入されており、臨時総会の中で、閉校年度は平成29年度、統合先は清里小学校という要望事項を決定されたということであります。その後、6月14日の北海道新聞でも報道されておりますが、緑町自治会長、緑町小学校PTA正副会長、緑町小学校校長が6月13日に役場に来られ、町並びに教育委員会に対して、臨時総会での決定事項である平成30年3月の閉校と清里小学校への統合を要望する申し入れが行われたところであります。町・教育委員会としましては、地域全体としての決定事項であり、この要望を重く受け止めております。今後は、総合教育会議及び教育委員会議において、要望事項について協議をしてまいりますが、地域において熟議を重ねた上での決定事項でありますので、地域の意向を最大限尊重して参りたいと考えております。次に、2点目の小規模校の今後のあり方についてでございます。ご質問のとおり、緑町小学校が地域の要望どおり閉校・統合となりますと、複式校である小規模校は光岳小学校1校となります。小規模校は、一般論ではありますが、少人数ゆえ人間関係において切磋琢磨や協調性、社会性、連体制を養う機会が少ないと言われております。しかし、一方では異年齢の交流や児童一人ひとりに目が届きやすく、きめ細かな指導が行いやすい等のメリットもあります。特に光岳小学校においては、地域、PTAの協力のもと特色ある教育活動が今まで行われてきているところでございます。本町におきましては、人口の減少や少子化に伴い、児童・生徒の減少が進行したことなどから、平成23年度から新栄・江南両小学校が清里小学校に統合となりました。光岳小学校におきましても、これまで同様の地域の特色を活かした中、清里小学校、中学校、高校とも連携を行いながら、小規模校のメリットを活かし教育を推進してまいる所存であります。また、現在光岳小学校におきまして地域のPTA、これから入学を予定しているお子様の保護者の皆様にアンケート調査を実施しているところであります。これにつきましては、今後の学校のあり方につきまして、当初PTA役員と協議をしたところでございますけれども、その中におきまして、PTAの中では、今後の学校の方向性について判断することは難しいというご意見を頂いております。このことから、先ほど申し上げましたPTA並びにこれから入学予定のお子様をお持ちの保護者を対象にアンケート調査を行い、速やかに地域の方々に考えをお伺いした中で、今後教育委員会として、地域との話し合いをして参りたいと考えているところでございます。いずれにいたしましても緑町小学校平成29年度末まで学校が存続しているわけでございます。これまでどおり地域の特色を生かした少人数教育をしっかりと行ってまいりたい。そして光岳小学校におきましても緑町小学校並びに他校とも交流をしながら少人数教育のメリットを生かした教育を推進してまいりたいというふうに考えているところでございます。以上1回目の答弁とさせていただきます。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
それでは前中議員よりいただきました、地域振興対策閉校後の緑地域の振興対策について町としてどのように進めていくのかということでございます。これについて御答弁を申し上げたいと存じますが、まず、清里町の人口の推移と緑地域の現状について申し上げますが、清里町の人口は、昭和35年の1万1千12人をピークに、以降今日まで減少が続いており、現在は4千243人と、ピーク時の役40%、つまり60%の減少となっております。また、緑地域は、昭和35年のピーク時で、清泉地区、青葉地区を含めますと、世帯数が444世帯、人口では2千123人を有しておりましたが、それ以後は、緑地域の経済産業の核として発展してきた林産企業が相次いで閉鎖・廃業、また、国有林経営の合理化と整理に伴う営林署事業所の廃止、更には、国鉄・緑駅の無人化などにより、緑地域の人口の減少による過疎化と高齢化が急速に進展し、現在では、90世帯、198人となり、うち、65歳の高齢者は113人、高齢化率では57.1%の状況になっております。こうした中にあって、緑地域では、今日まで緑市街地の賑わいや活性化を図るため、様々な取り組みを住民の皆様が主体となって実施されてきております。平成の初めには、「いんでないかいみどり」が立ち上がり、オリジナリティーあふれる看板を設置されるなど、緑市街地の環境整備等に取組まれておりますし、また平成24年度には、みどり元気会が設立され、市街地を中心に雪明りのイベントを開催するなど、地域ぐるみで活性化を図るための各種の事業を展開されております。また、本年度で28回目を迎えたみどりのフェスティバルも緑自治会を始めとする地域の人々の主体的な取組みのおかげで、今では緑地域には、なくてはならないイベントの一つとして定着しているところであります。そして、何よりも、昨年で 22周年を迎えました、地域ぐるみでの山村留学制度の取組は、関東方面を中心に多くの子供たちを地域に呼び込み、教育と地域コミュ二ティの新たな取組として、地域の活性化に多大なるご貢献を頂いたところであります。こうした経過の中ではありますが、ご案内のようにPTA臨時総会において、緑町小学校は、平成30年3月をもって閉校とし、清里小学校への統合を要望する申入れがあったところであります。これまで長年にわたり地域のコミュニティの核となっていた小学校が閉校されることが、緑地域全体の活力低下に繋がっていくのではないかという主旨のご質問でありますが、緑地域における現在までの少子高齢化や人口減少の厳しい現実を踏まえた時に、さらに小学校の閉校が加わることで、過疎化・高齢化の速度が一段と増すことが懸念されるところでありますが、総合計画の後期 5 ヶ年計画やまち・ひと・しごと地方創生総合戦略などの計画を基に、極めて難しい課題ではありますが、緑地域の特性を生かした活性化・振興方策について、今後において地域の皆さんとの連携のもと、十分に検討・協議を進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。以上申し上げ答弁とさせていただきます。
質問 4番 前中康男
それでは3点ほどの答弁もいただきまして、まずは教育長の方に冒頭の2点について再答弁という形で答弁願いたいと思います。度重なる20数回ほど、地域の中で協議されて、それ以上にかなりの回数を協議していたのかなと思うわけであります。その中でやはり今思えば23年新栄小学校、そして江南小学校が統廃合という形で本町の学校清里小学校、そして光岳小学校そして緑小学校という形に23年4月から動いてきております。そのような中、光岳小学校が複式学級という形で緑と合同の複式学級を始まったのは、この時かなと思っております。それまでは複式学級の連携はその当時まだされてはいませんでした。今、そういうような中で学校、緑小学校の閉校が決まった段階の中で当時と言いますか、教育委員会が清里小学校の統廃合という部分の中で緑小学校を光岳小学校の統合も考えたのかどうかその点ちょっと御質問したいと思うんですけど。
答弁 教育長 岸本幸雄(教育長は2023年3月まで)
緑地域におきましては今回先ほど申し上げました、昨年来、学校を考える会で協議がされた結果ということでございますけれども、地域におきましては、従来より山村留学を始める段階からこういった学校のあり方について、長年にわたって協議をされてきた今回の結論というふうにこちらとしても捉えているところでございます。また複式校の連携につきましても、平成23年までは江南、新栄がございましたので、江南、新栄と緑という中での連携をいろいろとしていたということでその後、光岳と緑が交流連携をしながら教育を進めてきたというところにございます。そういった中でただいまの前中議員から御質問の通り、まず光岳小学校への統合について検討がなされたのかどうかということでございますけれども、実は平成13年の段階で清里町立小学校の複式校解消にかかる基本方針というものが教育委員会の方で定められてございまして、児童数が1つの学校で、20名以下で3学級以下となり、今後児童数及び学級数の増加が見込めないというなった場合につきましては統合複式校解消のための検討行うということで、その当時13年におきましては統合後の学区を清里小学校と光岳小学校とするというような方針もあったところでございます。この緑町小学校からの地域からの要望に際しましては、この方針の考え方も尊重しつつ教育委員会としても協議をしていくわけでございますけども、現実的には光岳小学校へ統合いたしましても、複式の解消にはつながらないというのが実態でございます。そういったこともございまして、地域におきましても、事前にこういった論議もされたということでございますが、光岳小学校ではなく、清里小学校への統合を要望されているということでございますので、その分十分意を踏まえながら検討してまいりたいというふうに考えております。以上でございます。
質問 4番 前中康男
教育長から御説明がありましたとおり、平成13年清里町立小学校複式校を解消する基本方針というのが制定されております。その中で複式校の解消における学区の定義といいますか、そういうものが条文としてあるんですけども、たまたま緑へき地保育所が平成18年閉所になりまして、当時光岳小学校も児童数の減少があるという中で学校行事の中で、今も続いてはいますけども札弦保育所との合同運動会と合同の学芸会を開催しようという運びになりました。当時やはりそういう調整の中で複式校の解消に向けての取り組みとの中で学校あるいはPTAなどがたぶんそういう方向で開催し連携をとる。確かにその中で、またいろんな動きが出まして子供たち同士の少年団活動で野球を一緒に部員として加入し両学校の交互交流、あるいはバレーボールも同じようにお互いの学校の保護者、あるいは先生なりの連携をとってそういう形で何とかならないのかなぁという思いの中で、学校運営をされていたのかと思います。そうは言いましてもやはり少子高齢化の中でPTAあるいは今のこういう実態の中では、なかなか難しい部分が多々あったのかなと思っております。折しもその23年3月をもって、本町における新栄、江南が閉校になったわけですけども、これも先ほど教育長から話が出ました平成13年の複式校を解消する基本方針の中の動きとしての考えで処理したのかどうか、当時の話ですからちょっと解りませんけどもその辺はどう捉えればよいのか、ちょっとお願いしたいんですけど。
答弁 教育長 岸本幸雄(教育長は2023年3月まで)
この13年の基本方針につきましての御質問ということでございますが、議員おっしゃるとおり、緑へき地保育所が、札弦の保育所に統合になるといったことで合同での運動会、光岳小学校と保育所の合同運動会、さらには少年団活動野球バレーも一緒にされているというような流れの中で光岳小学校との統合というところができないのかどうかというところも確かにあるということでございますけども、先ほども申し上げましたとおり、現在の光岳小学校の児童数が12名という状況でございまして、緑町小学校が現在6名という中で統合した中でも、その解消には至らないということから、この方針につきましては、現実的にこれを踏襲して実施していくということは難しいんじゃないかというふうに考えております。
質問 4番 前中康男
最後答弁漏れなんですけど、新栄・江南小学校の閉校時もこの基本方針を尊重しつつ、閉校後の学区という考えで進めたのかどうかを、お聞きしたいんです。
答弁 教育長 岸本幸雄(教育長は2023年3月まで)
江南、新栄につきましては地域的なところ、距離的なところからいきますと。当然清里小学校への通学というのが効率的ということになってまいりますので、ここにおきましては13年の方針というのは光岳小学校の2校といった複式校の解消の考え方でございますので、距離的な部分を勘案しますと新栄、江南につきましては清里小学校への統合ということに至ったというふうなことでございます。
質問 4番 前中康男
考え方的には、通学時間あるいは通学距離という形で校区という判断をされているのかなと思っております。そういった中で緑小学校においては複式校の解消にはならないというような今の答弁でございまして、私自身もやはり複式校の解消にはならない中での統廃合という形で緑のPTAの皆様方の判断はしっかりと受けなければならないのかなと思っております。教育長からの答弁の中にありましたけども、その通学時間という問題で、緑で今後清里小学校に通う段階での通学支援という中で、これから検討課題になるかと思いますけども、実際問題、緑札弦スクールバスの運行は通学支援という形で路線バス2便のスクールバス1便そして江南上斜里に対してはスクールバスの3便という中で、今取り進んでいるのかなと思いますけども、この通学時間という中で緑の低学年の通学時間、かなり身体的影響が心配されるんですけども。その辺について教育委員会の御配慮というか、そういうのも今後議論されるかと思うんですけども、それについての説明なり考えがあればお聞かせ願いたいと思います。
答弁 教育長 岸本幸雄(教育長は2023年3月まで)
統合後の通学の関係でございます。この関係につきましては、先ほどお話ししたとおり現在、緑地域学校PTAから要望が上がってきたという段階でございます。今後総合教育会議並びに教育委員会会議において、今後の統合についての決定ということも含めて、協議をしていくところでございます。通学統合した後の通学の関係につきましては、当然児童のそういった体調ですとかそういった教育面配慮いたしまして検討していかなければならない事項というふうにとらえておりますけども、まず基本現状として先ほど議員もお話しされておりました緑方面には路線バスが2路線とあと1路線の中学校のスクールバス運行という形になってございます。平成23年に新栄、江南が閉校した折にも中学校のスクールバスの運行に合わせしまして、小学校の子どもたちもそのバスに乗ることが出来ますよということでの措置をし、現在も制度が続いているわけでございます。まずはその制度を踏まえ、基本といたしまして、今後少しでも通学に支障が出ないようなそういった形を検討してまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
質問 4番 前中康男
低学年の家庭の中で学校の身支度という時間も含めると、子どもを起こしてある程度身支度してバス停まで出さなければならないっていう実態。そこは町内でもかなり距離的ハンデがありますんで、そういった部分でそのスクールバスの運行は、今後の話ですけども重々に配慮してとり進める。これはやはり、教育現場としては責務かなと思いますので、そこらへんは精力的に検討いただければなと思っております。また同じように帰りの話もやはりどうなんでしょう。学童保育の利用も今後考えられるのかなと思いますけども。その辺もやはり考慮すると。また、この中学校に合わせたスクールバス体制の中でこの運行が可能かどうか、そこら辺もやはり教育委員会あるいは総合教育会議の中で検討していかなければならないのかなと思っております。次に小規模学校の今後のあり方ということで光岳小学校の今後のあり方、先ほど教育長から答弁がございまして、現PTA役員そしてこれから就学する児童を抱えた保護者に対してのアンケート調査等々を実施し、またこれからまた回を重ねながらどういう方向性をするのか導き出したいという答弁がございました。その導き方の中で先ほども平成13年度のその複式校における統廃合の考え方。これ平成20年3月の定例会にも同じような質疑がされております。当時畠山議員が質問しているんですけども、児童数減少による小学校統合の考え方はという中で、当時の町長は教育委員会の委員会の判断を尊重する。また、教育長もこの基本的な複式校を解消する基本方針により検討するという答弁がございました。最初の質疑からの流れによりますと、どうもこの基本方針が形骸化されているのかなと思うんですけども。この点について教育長はどうお考えなのか、まずお聞きしたいんですけど。
答弁 教育長 岸本幸雄(教育長は2023年3月まで)
まず通学支援の関係で、帰りの便そして学童保育ということで、そういった対応についてもすべて今回の件に関しまして見直した中で、支援できるように検討協議をさせていただきたいというふうに考えてございます。それから13年度の方針の関係でございますけれども、平成20年3月の定例議会におきまして、当時畠山議員からの児童数減少による小学校の統合の考え方ということでの中で先ほど議員おっしゃったように答弁がなされているところでございます。当然教育委員会としていたしましては、その都度、町、町長と協議を重ねながら教育委員会が窓口になりまして、今後のあり方等につきましては検討を進めてまいりますけれども、これからの小学校教育を行うにあたりまして、どういった形が一番適正なのかということを十分に踏まえ、地域とも協議をしながら一番今後に望ましい形を進めてまいりたいというふうに考えておりますので、今後につきましてはそういった観点でこの13年度の方針はございますけれども、より教育効果が出る形を図って参りたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいというふうに思います。
質問 4番 前中康男
よりよい教育環境を求めるということで、私も重々理解しますし、複式校の解消についての基本方針を社会情勢、少子高齢化の中でどこかでは英断をもって判断しなければならないのかなと。そのことも重々私自身も理解します。今後の光岳小学校のあり方と言いますか、方向性の中でやはりいろんな選択肢現状の中であると思います。例えば少人数学級のメリットを最大限利用するきめ細やかな一人学習そして先ほど教育長からも答弁がありました異年齢との交流も確かにあります。しかし、それに伴いデメリットがある実態もあります。その中ではコミュニケーションがなかなかとれない。あるいは協調性あるいは社会性、連帯性もなかなか少ない。複式の中ではとれないっていう実態もあります。またあるいは競争心も失う機会があることも考えられます。ある現実の話なんですけども、複式学級ではありますけども現実1人になった学級もあります。その中に理科の教科書でしたか、話を聞くと教科書の中に、皆さんで協議してまとめましょうという文言があったらしいんです。ところがその中でそのお子さんは皆って誰と話せばいいのって。やはり惑いがあるそういうような話を聞くと、やはり、子供は子供なりに大変悩んでいる。そういうような実態も話を聞いた中では、今後十分考慮する検討の中であるのかなと私は思っております。そんな中、少人数学級という中である市町村あるいは北見管内であれば、北見において若松小学校でしたか。特認区を選択しているという地区も市町村もあります。郡部においては今金町。ここも通学特区という形で選択しているところもございます。ただこの今金町、やはり昨年度の特区認定でしたけども本当に少ない中でデメリットメリットの中では課題もあるという話も聞いております。そういう1つの選択肢。そしてもう1つは清里小学校への統廃合も学区申請だとかいろんな形で学区変更が可能になったという部分もございまして、その中における学校現場におけるその学校運営の中で就学児童の確定ができない部分で、そうなると学校の先生あるいは職員の配置もままならない。こういう実態も現実にあるのかな。あるいはもう1つの選択肢として現状のままで光岳小学校を存続する。それはそれなりの地域の下支えがあってこそできるんですけども光岳小学校の場合には、地域PTAという形はとっておりません。従来であれば、少年団活動が大変盛んでその地域の人達が学校に出向いて少年団活動して運営していた時代がありましたけども、その少年団部員数も減った中で、活動もままなっておりません。その逆で、現状の中では清小に通っているお子さんがバレーをするために光岳に来る、そういう形も現実起こっているのもあります。そういった3つ方向性をあげましたけども、そういう広義な方向性の中でやはりここはトップである教育長、あるいはその町長にもお願いしたいんですけども、やはり最終的な方向づけをどこかの時点では英断しなければならないのかなと思っております。そういった意味で今の話を聞きながら教育長どのように考えておられるか、御答弁願えればと思います。
答弁 教育長 岸本幸雄(教育長は2023年3月まで)
光岳小学校の今後の関係でございますけども、実を申し上げますと昨年12月の段階で、先ほど議員おっしゃったとおり今年度、入学予定のお子さんをお持ちの方から校区変更についての相談がございました。そんな中で昨年12月、光岳小PTAとこれから入学予定のお子さんをお持ちの保護者にお集まりいただきまして、いろんな学校制度、人数がどうなるとこうなりますというようなことで、説明会を行った上でいろいろと意見交換をさせていただいた経緯がございます。その中でもいろいろと御意見をいただく中、将来的には統合すべきですとかあるいは存続してほしいという。議員がおっしゃったように特認校制度等の学校選択制を導入すべきだというようなさまざまな意見があったところでございます。そんなことを踏まえまして、今回改めてアンケート調査を実施し、地域の保護者の方の考えをお伺いしていきたいということで、実施をしているところでございます。今後そのアンケート調査の結果を踏まえて町とも協議をしながら教育委員会としてもどういった形が良いのかというところを検討してまいりたいというふうに考えております。特認校制度等につきましてですけれども、学校選択制制度の中の1つの方法でございまして、学校選択制度、選択制につきましては全く市町村内の複数校関係なくどこにでも好きな学校を選べるという制度でこの特認校制度につきましては、小規模校が同じ市町村内の他の校区からの子どもを受け入れるだけの制度という捉えでございます。そういったことも踏まえて、いろんな制度がございますので、これも地域の保護者の方ともそういった制度についてもお話をしながら、今後早急に今後の学校のあり方、進めてまいりたいというふうに考えておりますので、またその状況につきましても、その都度教育委員会議、または議会にも報告をしながら進めてまいりたいというふうに考えているところでございますので、ご理解をいただきたいというふうに思います。
質問 4番 前中康男
今後光岳小学校のあり方について、PTAあるいは従来どおりの地域からの要望あるいは公正の意見といいますか。まとまった意見を持ち上げて行政の中でお願いするという形ではなくて、やはりある程度の行政主導の中で検討するなり、今おられるPTAの役員の中にも本当にPTA戸数が少なくなってきて、この判断を私たちの中で決断するのは大変重い。そしてその判断を皆さんに説明するとなると地域PTAとなりますと自治区だけでも6つあります。そういうような実態戸数にしてもやはり200戸の形成合意をするにはなかなか難しいのかなと。確かに今、光岳小学校で置かれている地域の中では学校だより全戸配布しています。校区の中では。でそんな中で学校の状況などは、つぶさに情報は伝達しているんですけども、なかなか閉校だとか統廃合だとか、選択制だとかそういう話はなかなか地域住民の中では出てきていないのも実態であります。そういった中でここは行政の中での高度な判断になりますけども、政治としての判断。これを私は強く今後求めなければならないのかなと思っておりますんで、この辺は重々理解しながら執行されることを願っております。最後の質問になりますけども、緑小学校についての閉校後の地域振興について。町長の方から答弁いただきたいと思います。質疑の中で緑小学校、そして地域の結びつき、町長の答弁の中にもありましたように本当にすばらしいものがあったと。その中でいろんな形で子供が主役であったということは答弁ありました。ある緑の人っていうか話を聞いた中でやはり先ほど51%の高齢化率ですか。やはり人がいないんだと。極端な話、花壇を管理するのにも、お年寄りで農繁期になればやはり農家の方々はなかなかままならない。あるいは緑の湯も、そういった部分で山村は受け入れがなくなると、そこで働いているいろんな部分の仕事がまた無い。無いというか供給できないっていう部分があるといったような部分で財政的支援でなくて人的支援は何とかという声もやはり聞こえてきました。そういった部分で輝いた小さな集落でありますけども、自然豊かで、そしてスキー場も本当に年々スキー人口が増えた中で活用されているという実態があります。やはりスキー場もひとつの地域振興策かなと思っております。そんな中で、スキー場を核にしたあの地域の活用シーズンを通した中で政策展開していただければなと思うんですけども。すぐにという話ではございませんけども。緑スキー場における設備という形で圧雪車の提案がございますけども、これをまた1つ地域振興の中の1つの施策の中の展開策として、今まで以上に持っていければと思いますんで、町長もそれに付随した中で小さなアイデアでもいいですけども、その辺を絡めて御答弁お願いしたいと。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
緑地域の具体的な地域活性化策の取り組みの方向性ということでありますが、今お話ありましたように、緑地域には本町で唯一の緑スキー場が設置をされておりまして、冬期間の学校教育におけるスキー授業を中心としながら町民のスポーツ、そしてまた娯楽施設として、今後とも地域振興策の一環を兼ねた中での可能な限りの継続運営をしてまいりたいというふうに考えているところであります。これに関係する予算についてもご提案を計上させていただきたいと考えているところでありますし、また緑の湯につきましても地域の方々が運営の受け皿としてヴェルデという会社の設立をいただきました。平成26年から指定管理者として管理運営をいただいているところでございまして、地域の方々の健康増進はもちろんでありますが、コミュニティの場または憩いの場として大いに利活用をいただいているわけでありますし、また、この緑地域だけでなくて札弦や清里地域からもまたは町外からも多くの皆さんのご利用をいただいているところでございまして、一面地域からの人の流入を促している施設としても大いに期待をしているところでございます。こういうような資源とあわせまして、緑地域には今回も小学校の課題はありますが、仮に今の形の中で順調に推移しますと30年3月で閉校に学校自体がなるわけでありまして、これの閉校後の活用の問題もございます。また緑駅前の緑地広場もございます。さらにはそこを活用したパークゴルフ場そして旧の緑の保育所の建物も用地も十分にありますし、さらにその周辺に市街地で緑の町有地がかなりの面積で保有をいたしているところでもあります。このように緑では豊富な地域資源がございますので、これらの資源をそして緑としての特色をどうこれから生かしていくのか。それをどう地域の活性化につないでいくのかということを地域の方々と十分に検討協議を加えながら議論を進めていきたいというふうに考えております。特にそうした中で一番課題になってくるのは先ほどちょっと数字的にありましたが、高齢化率は57.1%です。ほぼ60%に近い高齢化率ですから。これから高齢者の方は、先ほどの話ではありませんが、どんどん歳が増していくということになりますので、実態問題としての人的な部分での対応はどうとっていくかというのが非常に難しいところかなというふうに思っております。そういう部分も含めながら、まちづくりの活性化計画のプランをつくる事業だとか、そういうやつも国の方で用意されたものがあります。特に清里の場合は山村振興また過疎地域でありますからそうした法律に基づくプランづくりの事業も今はそういう計画に乗っていけば100%補助というのを仕組みもありますんで、そういうものも導入を視野に入れながら地域の方々と議論ができればなというふうに思っておりますし、そうなってくれば、人的な部分としても極端に言えば、地域づくり協力隊を導入しながら一緒になってやってくだとか、いろいろな方策をその中でとっていくことができるだろうというふうに思っておりますので、そこら辺も踏まえながら、まずは地域の方々がここに向かって立ち上がっていけるかというような部分を含めて、行政としても最大のバックアップをしながら進めていければと考えておりますので、ご理解を賜りたいというふうに思います。
質問 4番 前中康男
ちょっと数字的に間違えまして大変すいません。57%でしたか。そういった意味で高齢化率っていう部分ではかなり進んでいて、人的支援をやはり担保しなければならない。今後いろんな施策の中でまた出てくるだろうとは思うんですけども、早くから別荘地として移住定住ではないですけども、そういう府県からの方々が来られる。そして山村留学という形の中でも同じように府県の人たちが当町にやってきて、緑の地に1年間、2年間という中で交流をそういう下地があると僕は思っているんです。ただやはり住むところという問題も同じように空き家対策ではないですけども、今後考える部分かなと。閉校後の教員住宅の問題をどう利活用するかというのも踏み込んだ話ですけども、いろんな中で考えなければならないのかなと思っておりますけども、そのへん原課の中で重々考えながら今進めているのかなと思います。そういった部分の住環境をどういう形で自然にあった住環境っていうのもありますし、やはり山菜取りだかとか、本町は観光でいくと言いながらも観光の入り口はどうも緑が本当の入り口かなと私も思っているんですけども。観光も絡めた中で、緑地域を推進するって話ですけども、何か考えがあれば町長の方からも1つ提案していただけばと思うんですけど。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
緑の活性化でありますが、先ほどお話がありましたように緑地域は、旧営林署跡地でありましたけども、そこが企業の方がお買いになられて分譲地としての販売を古くに行っております。現在もその分譲地には一定の定住者が移住されてきている。そしてその中にはオーベルジュの住留というと言うホテル経営されている方がおりますから、そうした部分を捉えながら、やはりそういう考えも一定の方向性としてはあるのかな。つまりは町有地がかなりの面積、今の公営住宅周辺に存在をいたします。これからの新しい人方をどういうふうにそういうところに呼び込んでいくかというような形の中では、分譲住宅団地の整備等も含めていろんな手法が考えていけるのかなというふうにも思っているところでございますし、特に緑は緑の特異的な部分として、やはり山菜を中心とするいろんな資源もございますんで、どういうふうな形で組み合わせをしながら、そしてまた一定の起業家ができなければ、今日の質問にもありましたように、人だけ呼んできても高齢化の人方でいっぱいになってしまうということもありますから、そこで生活できる土壌をしっかりと作り上げていかなければならんだろうというふうにも思っておりますので、そこら辺も含めて地域の方々ともしっかりと連携をとりたい。そして一定の方向性が出た段階では国の先ほど言いました支援事業等もありますので、議会、所管の委員会とも十分に相談をさせていただきタイミングを失しないように振興策についても検討を加えて参りたいと考えておりますのでご理解を賜りたいというふうに思います。以上であります。
質問 4番 前中康男
たまたまちょっと緑のスキー場を眺めていたら登り口の花が咲いていたんですね。ちょっと訪ねるとその緑の会の方々が自分たちボランティアなんですけども棚を集めて2年ぐらいに始まったんだと。この一面を登り口の花畑にして夏場はリフトにあがってそういうようなのをやりたいんだという話を聞いて、やはり緑の人たちはすごいなという部分を思いました。最後になりますけども、28年度町政執行方針の中に、これからの未来を担う子供たちのために子ども子育て基金を創設し、安心して子育てできる環境づくりのための子育て支援。そして教育を通じての人材育成のための教育支援を重点施策として掲げている町長には、より一層の充実した教育環境づくりのために整備していただきたいと思っております。丁寧な説明責任と政治的な判断で一人一人の子どもに寄り添った教育行政を今後期待したいと思います。私は常々清里町の教育環境は農業が主たる産業であるために畑を耕し、そこに種をまき、雨の日も晴れの日も天候に左右されながら、毎日こつこつ育って、最後には豊作の実をつけることを願うのですが、やはり清里町の教育環境も同じように地域の育てる力で子供が誕生した時から良好な教育環境の中で次の世代を担う子どもたちの輩出の使命を持って、町は取り組まなければならないと考えます。そのためにも今後の学校のあり方とそれを取り巻く地域の振興策を町が責任を持って判断し、丁寧な説明の上で執行されることを願います。これをもって私の一般質問とさせていただきます。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
次代を担う子どもたちがすくすくと成長をされて、そして将来の清里を担っていただくとそういう夢と希望を掲げながら、そしてまた今回の緑小学校の閉校は地域全体の活力の低下につながらないようにそんな思いを込めて地域、そして行政一体となった中で、物事を取り組み進めてまいりたいというふうに考えておりますので、今後とも子ども子育て、そして教育環境また地域の振興対策に対しまして格別なるご支援ご協力を賜りますようよろしくお願いを申し上げ、答弁とさせていただきます。