みんなの議会

清里町議会 平成27年第5回定例会 2015年6月23日

15年目を迎えた花と緑の事業。その検証結果と将来像は。

2015年6月23日、清里町議会の一般質問で、河口高議員が「15年目を迎えた花と緑の事業。その検証結果と将来像は。」について質問し、町長 櫛引政明が答弁しました。

質問者
河口高 議員
答弁者
町長 櫛引政明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 河口高

質問の前に、新人の私に大切な一般質問の機会をいただいたこと、先輩議員にまず感謝を申し上げます。それでは町長に質問いたします。花と緑の事業について。まずこの事業は15年目を迎え、本事業が前期、中期、後期いろいろな説明があったと思っております。この事業に対して、検証と結果についてお聞かせください。また今後におけるこの事業の将来像と計画についてお尋ねしたいと思います。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

ただいまの河口議員の御質問にお答えを申し上げたいというふうに思います。花と緑の事業の関係でございますが、本事業については、ご案内のように第4次の清里町総合計画と現行の第5次の清里町総合計画の重点プロジェクト事業として位置づけられたものであり、且つ、行政と住民とのパートナーシップ事業として自治会の皆さんを初め関係機関、団体の皆さんで構成をされております。花と緑と交流のまちづくりの委員会が中心となって、この事業を取り組んできたという経過がございます。ですからこの事業については、平成13年に正式にスタートされたという事で、今御案内のように、今年で15年目を迎えるという経過の中にあります。この事業、最初から行政と町民みなさんとの重点事業であり、パートナーシップ事業としての取り組みでありますから、町民あげてのシンボル的なまちづくり活動運動としての事業というふうに位置づけがされております。そうしたことから平成4年に農林水産省が実施いたしました、全国農村景観。先ほどの執行方針の中でも申し上げましたが、その中の清里町は100選の町に選ばれ、その中でも特に優れた20選の町として選定がなされたところであります。これを1つの契機としながら、翌年平成5年からは道道摩周湖斜里線の上斜里地域側に、地域の人方の御協力の中で、コスモスロードの事業がスタートをいたしました。併せてJA女性部の皆さん方が家の周りだとかその周辺にフラワーロードという形の中でさまざまな花を植えていただいた。こういうような展開がされたところであります。また商店街の近代化事業に取り組んでいたということで、その完成に併せて広くなった歩道をいかに活用しながら、多くのお客さんに清里町に来てもらえるそういう対策として何かみんなで取り組めるものはないだろうかという模索もあり、商店街のガーデニングと言いますか、花壇や植栽の導入をしていくと。今までもそれぞれの家庭の庭園づくりだとかガーデニングに取り組んでいただいた部分を総体で取りまとめをしながら体系をつけていったと言うのが、この事業のスタートではないかなというふうに理解をしているところでございます。皆さん方はじめての取り組みということで、これに関わるいろんなガーデニングの講習、研修事業も並行して実施させていただきました。いろんな花を選ぶにしてもどういう花をどういうふうに組み合わせていったら良いのかというようなところからスタートをしまして、1年目では主に市街地の商店街を中心とする大きなプランター設置させていただきながら、夏は花と緑の事業、そして冬はイルミネーション事業というようなことで、少しでも賑わいを持たせたいという思いでスタートをしたわけでありますし、そのためには自分たちが負担ばっかりではなかなか続かないだろうというようなことで、花であれば皆さん方も愛でながら、楽しみながら花づくりをやりながら、そしてよそから来た人もそれを見てきれいな町だねと言っていただきながら、且つそこでジュースの1本でも2本でも買っていただければありがたいと思います。またこの事業が継続されたことによって各行政視察もかなりきておりますし、それ以外の団体や機関からも多くの方々が清里町の花づくりと言いますか、花と緑を活用しながら住民運動をどう組み立ててきたのかというようなことでの視察をたくさんいただいたところであります。そうした具体的な視察をいただきながら、さらに皆さんとも協議をしながら、この事業の発展をさせてきたというのが実情でございます。こんな取り組みの中で、主に事業の総体としての枠組みはしてありますけれども、これはあくまでもそれぞれの町民の皆さんや、またそれぞれのお店の個店の方々の自主的自発的な参加というものでありますから、決して強制的に進めたとかそういうことでなくて、そういう中で1つの機運の盛り上がりと、今まで続けてきた花いっぱい運動の調和を取れた事業としての推進がなされてきたものだというふうに思っております。そういう事業のおかげで平成14年には北海道の北のまちづくり北海道知事賞を受賞させていただきましたし、その次の年は全国花のまちづくり大賞、要は花のまちづくり日本一ということでの表彰もいただきました。また18年には、ちょうど自治法の施行との絡みがありまして、過疎地域自立の優良地域としての表彰もいただきました。また併せて19年には総理大臣表彰ということで緑化事業の関係で、これも単純に花がきれいで花のきれいなまちづくりという花の評価ではなくて、住民活動としてこういう活動を展開したまちづくりに対する表彰ということでの評価をいただいたところでございます。このような評価と清里の場合は先ほども言いましたように、農村景観100選でありますから、もともと農業者の生活の生産の営みの中から出てきた、このすばらしい田園景観をバックグランドとしながら、この町そのものが庭園のような美しいまちとしての評価をいただいているということについては、大きな成果があったものと評価をするところでありまして、第4次の総合計画スタートの時からそして中間見直しの5年後の中間見直し、そしてさらには第5次の総合計画のスタートにあたっても、この事業は年々重点事業として引き継がれてきたという経過があるところでありますし、また併せてこれらの事業展開と清里町自体も景観法に基づいて景観行政団体に平成17年に指定をいただきました。これは北海道でも2番目に指定をいただいたことでありまして、今までそれぞれ行政もそうですが、町民の皆さん方が取り組んできて頂いた、この景観づくり活動とそれをさらに発展をさせていこうという中での取り組みであったわけであります。また国の方でも、景観法が平成16年に制定がされておりました。各町の取り組みがそれに基づいてされてきております。わが町においても平成20年に景観条例制定がされております。この景観条例の目的でありますけれども、このいろんな景観づくりの施策を総合的かつ計画的に実証をしながら愛着の持てる魅力あるまちづくりに寄与するために人と自然が共生する美しい郷土を次世代に継承することを目的としながら、この条例を定めるというふうになっているところであります。それぞれの地域の責務や町の責務、業界の責務、いろんな責務もありますけども、それに対して景観づくりを良好な環境を守りつくり育てていくと。これが目的の中で推進がされてきているということであります。その中の大きな目標の1つとして景観計画の策定というのがございます。わが町がこの景観条例を制定するに併せて町としても既に町民の皆さんに平成20年の段階で配付をさせていただいています清里町景観計画に基づいて、今はその事業を花緑事業とあわせて進めているのが実状であります。花緑事業については、ある程度ガーデニングだとか花づくりだとか個別的な対応がありますが、景観計画の中は、これを全体、全町の課題として捉えているということでございます。それに基づいて私が提唱しております、庭園のまちづくりそのものの構想が、この景観計画の中から発生をしてきているということでありますから、今後の対応の中でもそういうような考え方に基づいて進めていきたいというふうに思っております。2点目に御質問をいただいております、今後における事業の将来像と計画という関係につきまして、今申し上げた内容でのスタートを切っているわけでありますが、この協働の事業。これは単に事業という捉え方より、まちづくり活動ということで、今までもまちづくり推進協議会の皆さんが行政区から自治会に改正をしながら、そして清里町の新生活運動の取り組み、または福祉活動の取り組み、ごみの減量化の取り組み、これを住民活動として育ててきた、その上に立ったこの景観づくりであり、花と緑のまちづくりの活動であるというふうな理解をいただければ幸いかなというふうに思っておりますし、それをさらに法的な根拠のもとに条例制定をしながら、景観計画を策定し、そしてさらには庭園のまちづくり構想へと繋いでいる事業であるということについても御理解いただければ幸いというふうに思う次第でございます。以上申し上げまして、1回目の答弁とさせていただきます。

質問 3番 河口高

ありがとうございました。まさにこの事業4次から5次総合計画への最重点プログラムの筆頭に掲げられております。これはまさしく始まった時、平成4年、5年、そして平成7年の町の近代化。私はそこから、この事業が関わっていると思っております。まさしくまちづくりの形態が変化した事業だという認識をしております。平成7年商店街が整備され、その後コミットそして学習センターが整備されます。まさに行政指導の下、インフラ整備型のまちづくりがされ、すばらしい町や下水道、道路そして建物、斜里岳の裾の尾が広がる観光地を周辺に持った日本一のまちづくりがここで出来たんだろうと思っております。この事業の始まりがまさしくテーマ型まちづくりへの転換期だったと。今まで建物、インフラ整備をしてきた中で、住民参加のもとのまちづくりがこの時点で始まったものと認識しております。当初始まった事業は、花と緑が前期かなと私は認識いたします。中期からここに交流事業が加わってきたと思っております。まさにこの時、平成19年の内閣総理大臣賞受賞。これはまさに町民にいただいた最大の勲章だろうと思っています。この事業を通して町民とまち、行政共に、このまちづくりに加わった最も教科書に載るようなまちづくりだと認識しております。ただこれが15年目を迎えております。非常に大切なこの事業、これは継続していただきたいことなんですが、今、町民が思っている花と緑事業の思いと行政の謳われている内容とちょっと温度差があるかなという感覚を持っております。まさに花と緑。綺麗に見せる事業は大切でございます。そして町民一体となり、この町に足を運んで欲しい。そして住んで欲しいが目指す目的だろうと思います。6月21日の道新の記事で、道内のちょっと暮らし10年目の記事です。7割以上が60代以上。シーズンステイが44%、地域移住は21%、観光16%、移住探し14%であります。町長はちょっと暮らし10年目の記事の中から、どのように思っているかをお聞きしたいと思います。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

ただ今御質問いただきました件でありますけれども、この花と緑の交流のまちづくり事業ということで、15年という1つの大きな節目を迎えているところでもあります。その間においても、社会情勢というのは変わりつつありますから、今の決まっている枠組みだけで取り組むと言うことでは無いだろうと。これからいろんな部分で発展させるための色んな手段を講じていかなければならないだろうし、今御指摘をいただきましたように、この行政主導型というよりもパートナーシップとして、ともにまちづくりに参加をいただきながら、協働共生のまちづくりを進めていくと、本来のこの事業の取り組みの原点があるというふうには思っているところでありまして、そうした中においても、これからそういう方向性を確認しながら、よりブラッシュアップができるような事業としての取りまとめをしていければなというふうに思っておりますし、当然町内の14の関係機関や団体の方々が、このまちづくりの委員会に参加をしていただいておりますので、その委員会とも十分に協議をしながら決して無理無く、持続的に事業を続けていくことが一番大事なわけでありますから、継続は力なりであると私は思っておりますので、そういうような対応をしていきたいなというふうに思っております。またちょっと暮らしの関係、移住定住との絡みがあろうかと思いますが、おかげ様でこのちょっと暮らし、清里は極めて順調に今のところ推移をさせていただいているというふうに思っております。26年のデータでいけば、63名の方がちょっと暮らしの関係で清里に来ていただいておりますし、延べで61日間という実績を持っているところであります。これも単に清里をどこかで知って、ぽっと来たということも大事なことでありますけども、やはりこういうきれいなまちづくりをやっている雄大なよそでは見られない景観がありますよ。そして清里の場合は、周りに国立公園が取り巻いているという、本当に条件の良いことには陰りが無いだろうと思うほど、すばらしい地理的な部分もあります。そういうところをしっかりと調べた中で、清里町に来てくれているんだろうと。ですから、そういう条件下にあるということを我々もしっかり認識をしていきながら、その中でいかに交流、または移住に繋いでいける活動をあわせて展開をしていく必要があるだろうというふうに思っております。その中の1つとして、観光地ではない体験型のいろんな部分でのまちづくりをこの花と緑の中で、町民あげて取り組んできているんだという解釈の中で進めていかなければという思いでいるところでございます。先ほど御質問の中でちょっと町民の考えとの間で温度差が出てきているんではないだろうかと、こういうような御指摘をいただいたところであります。一部の方々からは毎年の作業で少し疲れてきたなとかそういう話も現実問題として私も耳にしているところでありますから、決して負担にならないようなやり方っていうのは絶対あるというふうに理解をしているところでありますので、こうしたまちづくり運動として安定的に継続して、繋げていけるように皆で知恵を出していきたいというふうに考えるところであります。以上申し上げ、答弁とさせていただきます。

質問 3番 河口高

今、町民一体となって、まさしく花と緑。綺麗に見せる事業。ただしここに来ていただいた方、定住、移住、そしてその延長線上に消費の受け皿がなくては何もならない。なんとしても町の顔である町民の期待する商店街がやはり必要なんだろうと思います。この事業の延長線上に、やっぱり重要なことは、やはり商店街になります。是非この商店街の中での花と緑の事業が1つのツールだと思っております。この花と緑はあくまでもツールの一環であって、このツールは15年目を迎えたときに、幾ら磨いてもやはり少し陳腐化してくる部分があるのかなと。これは町長の気持ちと住民との若干の温度差が出てきていることだと私は認識しております。町長も44年ぶりの注目された選挙、私も何も無いところからの選挙でした。まさしく今、町民と共に次の世代を動かすために花と緑、これも大事なテーマですが、また改めて挑戦という旗を振っていただきたいというのが私の意見でございます。今、町民が求められているのはあくまでも賑わいと豊かさ。これは町政執行方針の中にもたくさん書かれております。行き着くところは、賑わいと豊かさと住んで良かった満足感と書かれてありました。第5次総合計画にもこの内容が書かれていると私は見ております。是非私ども町民がイメージできる夢、希望。文字では無くて何をイメージするかということを、もう少し具体的に発信が必要かなと私は思っています。コミュニケーションとは心と心を合わせることでありますが、言語で7%、言葉で38%、直接お話しすること55%。まさしくこの選挙の中で、私も町長も一番感じたことだと思います。伝わることはまさしくその場で会うことです。お話すること、町政執行方針、広報、これ文字で伝えても、町民には7%しか伝わらないんだという現実があります。この辺をさらに進めていただきたいと思っております。最後にもう1点すぐにできることだと思いますが、コミットのウインドウであります。ここに平成19年内閣総理大臣賞を受賞が掲げられております。町民みんなにいただいた、すばらしい賞ですがもう8年がたっております。今ここに必要なことは、新しくなった焼酎であったり、虹色うどん、その他町民が商品開発された商品の情報発信のウインドウになってほしいと私は思っております。是非この辺を検討していただき、早急にここの場所は町民や来られた方、信号で止まった時に、振り向いた時に、ここの町のお土産、商品って何だろうというのが分かる。そういうウインドウにしていただきたいと思っております。また、花と緑と交流の事業が、さらに発展して商店街の振興が必要になりますので、是非この辺、私も一緒に汗を流したいと思います。是非、この辺の検討をよろしくお願いしたく一般質問を終わらしていただきます。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

長年にわたって、町民の皆さんと一緒に取り組んできた花と緑と交流まちづくり事業であります。先ほども言いましたようにまちづくりの事業というのは、単に行政そして町民の皆さんとの事業、単独の事業ではなくて、1つの住民活動としての事業としての取り組みであったと言うことでありました。基本的にはそれぞれの職域や職場のこともありますけども、全体としてこういう美しいまちにしていこうという町民の気持ちの現れではないかというふうに理解をしている次第でもあります。しかしながら15年という一つの事業経過を経てきたわけでありまして、それなりの一定の成果は出てはきているというふうには理解をしているところでありますが、さらに、先ほど申し上げましたように本町の景観条例に基づく景観計画。そしてさらに全体のまちづくりの構想としてまとめたのが、庭園のまちづくり構想であります。それらを総体的に推し進める中で、今回の私の執行方針の中にも提案をさせていただいております。全国の日本で最も美しい村連合。これは全国でまだ30数市町村しか加入されておりません。加入するのには相当な高いハードルがあることも事実であります。北海道では3箇所ということであります。やっぱりそういうところに入り、この組織というのは、世界の組織の日本支部でありますから。そういう世界へ繋がっていく、本当にこの町はそれに値するだけの町だという評価を得るために、私はなんとか加入に向かった努力をしていきたい。そしてその中で、みんなが共有する目標として、清里町はそういうすばらしい町なんだということを自慢できる、誇れる。それが1つのまちづくりの原動力になっているんではないかいう思いをいたしております。ただこれは、河口議員さんからありましたように執行方針の中で述べただけ、文章にして書いただけではなかなか浸透していかないというのも事実かと思います。私はこの実現に向けて、それぞれ各地域において、町民の皆さんと積極的な懇談を重ねながら、そういう方向性を探っていきたいということで、この4年間の中で何とかしてその方向性を求めていく考え方でいる次第でございます。また、今御指摘をいただきましたように、コミットの大きな窓ガラスへは、その当時総理大臣賞をもらったときのやつがそのままになっているのも、これも御指摘のとおりでございます。もう年数も相当数経過したということでありまして、その時期に最もタイムリーな広告宣伝をしていくというのが、もちろん当たり前のことでありますんで、これについても、商工会の方とも十分連携をとりながら、対応について進めてまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解を賜りたいというふうに思います。

質問 3番 河口高

はい、ありがとうございました。

出典:清里町議会 平成27年第5回定例会 2015年6月23日 議事録 PDF(12ページ) 間違いを知らせる