みんなの議会

清里町議会 平成26年第6回定例会 2014年12月19日

次期町政の担当について

2014年12月19日、清里町議会の一般質問で、勝又武司議員が「次期町政の担当について」質問し、町長 櫛引政明が答弁しました。

質問者
勝又武司 議員
答弁者
町長 櫛引政明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 勝又武司

先に通告しております案件につきまして質問させていただきます。4年前、橋場前町長の勇退を受け町長選に出馬し就任されました櫛引町長におかれましては、残すところ4カ月をもって任期満了となります。町は長引く地域経済の低迷に加え、少子高齢化、社会環境の変化等以前より厳しさを増し、大きな転換期を迎え新しく就任されました櫛引町長には難しい町政運営を強いられることが推測されたわけです。この一期4年間町長は、2つの基本方針と5つの目標に沿って町政を推進し、さまざまな諸課題に積極的に取り組んでこられたことと思います。1点目の質問ですが、あと4カ月ほど任期がございますが、この4年間の目標として掲げてきましたマニフェスト公約の達成検証と町政運営の総括についてお伺いします。2点目ですが、来年4月の統一地方選には町長の改選期を迎えるわけですが、先にも述べましたように厳しく、難しい時代だからこそ多くの町民が不安と期待の中、町の進むべき方向や町長の動向について深い関心を持っていることと思います。そこで次期の町政について担当していく考えがあるかお伺いします。以上2点につきまして、答弁のほどよろしくお願いします。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

それでは、勝又議員の御質問にお答えを申し上げます。次期町政の担当についての件でございますが、私は先ほど申し上げましたように平成23年の統一地方選挙町長に就任をさせていただきました。この4年間、公約に掲げました2つの基本方針とその実現に係る具体的な5つの目標を定めて、基本的には住民参加と協働共創のまちづくり。これを基本としながら、第5次総合計画に掲げました部門ごとの各施策に合わせて、町民の皆さんがこの町に本当に住んでいて良かったなと実感できるまちづくりのために町民の皆さんとともに、そして町職員の皆さんとともに全身全霊を傾注して取り組んできたところでございます。なお、この期間に実施をさせていただきました様々な事業についてもまだまだ不足する面もあろうかと思いますが、大部分は実施をさせていただくことができましたし、各年度また年度末においても緊急経済対策、町内事業者向けのそれぞれの繋ぎ事業についても実施をさせていただくことが出来ました。またそれぞれのハード事業関係、公営住宅の建設、または道路の建設、そして、地上デジタルの切り替えでの難視聴対策。また光岳小学校の屋内運動場やパパスランドの道の駅の改修整備等様々な事業展開をさせていただくことができました。これも一重に議員各位ならびに町民皆さんの御支援と御協力の賜物であります。ここに衷心より厚く御礼を申し上げる次第でございます。またこれら施策や事業効果また福祉の向上と町の発展のために、こうした事業の展開というのは一定の広がりを持って浸透しつつあるものと判断をいたしているところであります。そうした一方で先ほど来ありました本町の唯一の医療機関でありますクリニックきよ里が明年3月末をもって閉院撤退をするとの予期しない事態が発生しました。私としても本当に混迷を極めているというのが実情でありますが、町民の皆さんの健康と安全、安心を確保するために絶対にこの地域から診療所をなくさないとそうした決意のもとにありとあらゆる手段を講じながら医療事業が中断することのないように全力で傾注してまいる所存でありますので本件についての御理解を賜りたいと思います。まだまだ道半ばの感は否めませんが、この間御指導をいただきました多くの皆さんに改めて感謝とお礼を申し上げる次第であります。続いて次期町政を担当する考えはあるのかとの質問でございます。先ほど申し上げましたようにこの4年間時代の潮流が大きく変化する中で住民参加と協働、協創のまちづくりを理念としながら本当に住んでいて良かったと思えるまちづくりを推進するために全力で取り組んできたのが事実でございます。そうした中におきまして、まだまだこれから対応しなければならない大きな課題が出てきていることも事実でございます。特に国におきましてもこないだの総選挙でも争われましたように、アベノミクスの行方もございます。それからまた町、人、仕事の創生の提案しております地方創生の総合戦略の件もあります。そして何よりもその地域TPPの交渉の行方、こうした大きな課題も存在している。どの課題についても町の将来を左右しかねない大きな問題になっていくというふうに理解をいたしております。先ほど申し上げましたクリニックきよ里の件も本当に大きな課題でございます。こうした課題を何としても、次の世代に引き継いでいかなければならないし、しっかりと解決できるものは解決していかなければならないというふうに考えるところでございます。そうした中で、町民皆さんの御理解とご支持、御支援をいただけるものであれば、これら課題を解決するために、そして幸せが実感できる住みよいまちづくりを実現するためにも引き続き町政を担当させていただきたいと思っている次第であります。以上申し上げ、答弁とさせていただきます。

再質問 3番 勝又武司

それでは再質問をさせていただきます。ただいま4年間の総括と次期町長選に向けての決意熱い決意を述べていただきました。町政運営に対する総括につきましては、先の池下議員の質問の中で細かに触れられておりますので、これについては割愛させていただきます。次期も町政を担当するという、櫛引町長の出馬表明ともとれる熱い思いを聞かせていただいたわけですが何点かそのことにつきまして、質問させていただきます。町の将来ビジョン基本方針の中に2つ方針として謳っていますが、考え方をお聞きしたいと思います。全国の市町村のうち約半分が30年後には消滅の危機を迎えるという日本創成会議が発表した長期人口推計が各方面に衝撃を与えていることは、皆さま御承知のことと思います。早急に対策を立てないととんでもないことになるとのショック療法的な意味合いがあるのかもしれません。ちなみに、我が町の人口は15年後、2千200人弱。現在の約半分という推計になっています。少し極端な数字ですが、急激な人口減少時代に突入したことは、現実として受けとめなければなりません。また加えて少子高齢化も大きな問題となっています。そのような中において、町長は清里町の10年そして20年後の将来についてどのようなビジョンを描き、どのようなまちづくりを進めていく考えかお聞きしたいと思います。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

ただいまの御質問にお答えをしたいと思います。人口減少問題、これにつきましては先に増田元総務大臣が民間経営者で組織されております日本創成会議。これが2040年において現在の市町村数が約半分になるだろうという推計をいたしました。推計の中身といたしましては20歳から39歳までの女性がこの2010年から2040年にかけて全国で半分になるという推計を基に今の出生率を計算するという形になっていかざるを得ないんだというのが、この論点にあるのかなというふうに思っておりまして、俗に言う消滅する自治体になってきているのかなと思っております。基本的に衝撃的な発言ではなかったかなと思っておりますし、清里においても、現状としては人口が毎年減りつつあるという状況でありますから、この人口減対策は、国はもちろんでありますが、北海道もそしてこの地域清里も大きな課題として捉えていかなければならないだろうというふうに思っております。ただ私は将来ビジョンの部分も兼ねて話をさせていただきますと清里においては、1次産業、特にその中でも基幹産業としているのは農業であります。この農業というのは、この地がなければ生産の出来ないという地域の産業であります。俗に輸出産業だとか海外とのグローバル化の中でやる産業というのは、どうしても効率性を求めて海外に出向く。要は空洞化という現象が生じてきますが、我が町はそうでは無いというふうに理解をいたしております。この基幹を農業とする限り、我が町は絶対に消滅することは無いという思いでいるところでございます。ただし人口減については、色んな面での対応が必要になってくるだろうと思っておりますし、その前にまず、2025年問題も大きく出てきます。更にそれを1歩進めた2035年、2040年に向けた体制というものも考えていかなければならないと理解をするところでございます。そうした中においても、今日先輩の皆さんがいろいろ繋いで来られましたこの清里町の発展の経緯をしっかりと我々も捉えながら次へ向かった一歩を踏み出していく必要があるというふうに理解をしております。この町の基幹となる産業が生活の拠り所でありますから、ここをしっかりと確保しながら様々な展開をしていかなければなりませんし、これからの重要な課題としてはやはり子育て、教育が大きな課題になってくるだろうと。いずれにしてもこの町をつくっていく力となるのは若い世代でありますし、子供たちであるというふうに理解をいたしております。そうした面においてそこをしっかりと確認をしながら次の対応へと進んでいくということになってこようかと思っておりますので、そういう面において、清里の将来像、子供たちがしっかりと夢や希望を描くことができるまちづくりをしていきたいと思うところであります。以上であります。

再質問 3番 勝又武司

はい。今、町長の方から人口減少問題について、うちの町の基幹産業が農業であるということでどうやったって、ここの土地以外で農業をやるわけにいきませんから、そういう部分で減少というのはある程度のところまでというような部分の話がありました。ただ人口が減少すると、恐らく人口減少と高齢化ということで、これは当然納税にも影響してくるだろうし、町の機能自体が支障をきたし、特に医療や介護、そして社会保障行政サービスの質自体も低下することが予想される訳ですね。そこについては、どのように考えているのかお伺いしたいと思います。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

先ほど申し上げましたように消滅自体にはならないと。ただ人口減少は、やっぱり今の状況の中では、どこかの線では収まってくるかなと思っております。当面の間は、まだ自然減のこともありますので、社会減を含めて減少傾向は少しずつ続いていくだろうし、そうした中での財政運営や事業の展開の関係でありますが、これらの関係につきましても、これからどういうふうに動いていくかが非常に難しい。国の方においても地方創生の交付金制度とかそういうものを今あみ出そうとしておりますし、またそれぞれの町の自主的な財源であります交付税につきまして、どういうような推移を示していくかということの状況にもよって、相当内容的には変化してくるであろうというふうには思っておりますが、いずれにしても、今までも多くの先輩の皆さんがしっかりとした財政運営を築き上げていただいております。当面の間は、そういう部分をしっかりと踏まえながらも健全堅実な財政運営と合わせて、そういう事業展開も進めていきたいというふうに思うところでございます。ただこれから必要になってくるのは、やっぱり雇用との関係が出て、支える側の人方がどんどん減っていきますので、そういう中において支える側をいかに確保していくかという大きな課題が出てくるというふうに思います。それが2040年に向かった最も大きな施策対策のことになってくるではないだろうかという理解をしているところであります。そこに重点的に支援を集中していかなければならない時代が来るというふうに理解をいたしているところであります。以上であります。

再質問 3番 勝又武司

これはちょっと私の参考程度の部分なんですけども、私は人口減少がマイナスの面だけとは限らないと思っている訳です。ただ人口が減るっていうことは、色んな部分に支障を来たすことは確かなんですけど、人口が減っても幸せな暮らしっていうのはどういうものであるかってみんなで考えて支え合っていく。住民にとっては、むしろ豊かで幸せな日々を送れる場になれると思います。そのぐらいの姿勢の中で、人口減少対策をしていっていただきたいなとそのように思う次第でございます。再度町長から住民参加と協働共創の理念という話が出ましたので、まちづくりに対して伺いたいと思います。いろんな取り組みを4年間の中でされてきたわけですが、私が思うのは、他の町がこういうことでやっているから、これで成功したからというような形の人の町の真似事と言ったらおかしいんですけども、これではきっと新規性もなく低迷していくのではないかなと思うんですよね。それで我がまち独自の視点に立ったまちづくりってものを考えていかなくちゃいけない部分だと思います。そのような中でまた先ほど農家の話がありましたけど、田舎の経済っていうのは合理性とかそういうものを考えて、地域社会を今まで築かれてきたわけではないということ気づかなくちゃいけないかなと思います。開拓以来我々、私もそうなんですけど農家の跡取りは、どんなに条件が悪いところに住みついたとしても、これは移動できません。移動することも許されない人たちで地域社会は築かれてきたとそう断言されてもいいんじゃないかなと思います。そしてそこには住民がともに支え合う、これ町長がよく口にされる言葉なんですが、商店街の買い支えっていう言葉がありますけど、ここには支えるという住民の心がないと支えられないんじゃないかなと思います。経済的に裕福になってきたことによって、そういうものが最近すごく希薄になってきて、なかなか支えるっていう行動に移していけなくなってきている気がしますが、そこら辺について、ちょっと町長の見解を伺いたいと思います。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

清里町のまちづくりの将来方向という部分かなと思っておりますけども、今お話がありましたように、町づくりは経済対策だけではないということで、やっぱり人と人との繋がりの中から地域が出来、また町全体がつくられていくということかなと理解をしている次第でもございます。本当に心豊かで人間らしく生きていくというための政策としてどう考えていくか、まちづくりをどう考えていくかというのが、最も大きな課題になって来るだろうというふうに理解をするところであります。従来も本町においては、第5次の基本総合計画を中心としながら、わが町の将来構想も人と自然がともに輝き躍動すると。要は協働共創というのが、その中に秘められているというふうに思っているところでありますので、そういう中で掲げたそれぞれの政策について、1つずつ着実に展開をしていきたいと考えているところでありますし、それを支えていくのが人対人であります。そういう中において、町民の皆さんとそして行政と一体となってまちづくりを展開する。そして住民の皆さんもまちづくりに参加している意識をしっかりと持った中で、進められていくことが最も重要で、ある一部だけが突出することのないように連携を取りながらまちづくりを進めていくというのが基本だというふうに理解をしている次第でもございます。これからの時代、人口は減ってきておりますし、また少子高齢化も進みます。それから、経済もいつになったら回復するのかわからないような状況下にもあります。こんな厳しい環境下ではありますけども、今申し上げましたような内容をしっかりと踏まえながら今後のまちづくりに生かしていきたいというふうに考えるところでありますので、今後ともよろしくお願いを申し上げる次第でございます。

再質問 3番 勝又武司

有難うございます。過日清里セミナーがありました。木村俊昭先生、網走の東京農大の先生です。その言葉の中に、地域を商品価値だけで見いだすのでなく産業、文化、歴史を掘りおこしまちづくりの基礎データに磨きをかけ、発信すると。他の町との違いに価値を生んでいく。どんなまちに住みたいのか、どんなまちを次世代に残したいのかという、自ら知り気付く人を一人二人と増やしていくというような御教示をいただいたわけでございます。そういう中で、町長も人と人との繋がりということをされたわけですけど、町長が公約に掲げました住民参加と協働、共創のまちづくり。これからのまちづくりというのは、行政のお仕着せというかそういうものでは魂の入らないものになっていくと。そういう中で、住民が町長も言われましたけど、自らの手で案を作り、実行母体となって推進することが大事ではないかと思います。これからの行政運営は奇抜で斬新なアイデアも求められると思いますが、その点につきまして町長の考え方をお聞きします。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

これから大きな時代の節目といいますか、潮目といいますか、これが今各地方にも及んできているというふうに理解をするところであります。世界的にはグローバル化が進んできておりますし、一面そうした中でも国の財政問題も大きくクローズアップされていると思います。大変に厳しい時代を迎えているかと思いますが、先ほど申し上げましたように本当に町民の皆さんと行政と一体となって、この町をいかに皆で良くしていくかということを踏まえながら、我々もそういう中の一員としてしっかりと役割を果たしていきたいというふうに考えるところであります。清里町のこれからの未来のために皆で力を合わせた、住みやすい、幸せを実感できるようなまちづくりを進めていければと思っている次第であります。以上であります。

再質問 3番 勝又武司

どうもありがとうございました。あくまでも主役は住民であると思います。行政や各団体がバラバラに動いていても始まらないと。住民と一体感を持って本気になって行動に移す。次代を担う子どもたちが見ていて、1度は外に出ていくかもしれませんが、必ず戻ってきたい町になるのではないかと思います。一つ町長には忍耐と勇気を持って臨み、急がず、焦らず、慌てず、決して近道をしないで、こつこつと町政運営に邁進していていただきたいなと思います。町は一人一人の生きざまの展開であり、人は町の地域の財産であると思います。人口減少や高齢化が進んでも社会の仕組みとか価値観を変えて、必ず明るい明日の清里町が実現できるはずだと思います。まず自分の町をどうしたいか。どんなまちを次世代に残したいかと。是非とも町民と一緒に考えて進んで行っていただきたいとそのように思います。最後に、櫛引町長の次期町政担当に向けての新たな決意に期待を込めて、私の一般質問を終わります。何かありましたらお願いします。

答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)

先ほど来、いろいろ議論をさせていただいているところでありますが、基本的には子供たちや若者がこれからの清里に夢と希望を持っていける。そしてここに住んでいる人が幸せを実感できる、そういうまちづくりのために町政を担わせていただければという思いでございます。町民の皆さんの力と、そして皆さん、議会関係の皆さん、そして職員の皆さんの力を結集しながら次の時代を切り開いていける、その先頭に立てらればという思いでおります。今後ともどうぞよろしくお願いを申し上げたいと思います。

出典:清里町議会 平成26年第6回定例会 2014年12月19日 議事録 PDF(34ページ) 間違いを知らせる