清里町議会 平成20年第4回定例会 2008年6月19日
清里高校を地域キャンパス校とする公立高校配置計画案について
2008年6月19日、清里町議会の一般質問で、田中誠議員が「清里高校を地域キャンパス校とする公立高校配置計画案について」質問し、教育長が答弁しました。
- 質問者
- 田中誠 議員
- 答弁者
- 教育長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 田中誠
先に通告したとおり、清里高校を地域キャンパス校とする公立高校配置計画案について、3項目に分けてお伺いをしたいと思います。清里高校の生徒確保・存続対策については、私も一般質問で17年、18年と今年の3月と、3回ほど教育長、町長の考えをお聞きしてきたところでありますけれども、6月4日の新聞報道では、地域キャンパス校として19年度、興部高校に導入するとしていたが、今回新たに、同年度から常呂と清里高校も採用を示されました。清里高校の存続を願っていた町民も、一応安堵されていることと思うわけであります。16年度から実施されました清里高校の総合支援対策事業、また、清里高校間口対策検討協議会、全町民の署名活動、北海道への要請活動、町長、教育長が先頭に立ち実施されて来たわけであります。また、清里高校は地元に密着した高校として、更には清里高校自体の内部評価、また外部評価、自己評価、その他にも色んな高校独自の努力がされまして、他の学校に先立ちまして色々と改革を進めて努力されて来たと聞いております。そういった結果が、地域に必要と認められ、今回、網走南ヶ丘高校をセンタ-校とするキャンパス校として指名されたのではないかと思うわけであります。しかし、少子化の波に乗って、中卒者の減少、我町にとっても避けられない深刻な問題であります。そこで今回、私も含めて町民の皆様に、誤解のないように正しく認識していただくと言う意味においても、あえて、地域キャンパス校について、教育長にお伺いをしたいと思います。1点目でありますけれども、公立高校配置計画案により、平成21年度から清里高校を地域キャンパス校とする計画案が示されましたが、その具体的な内容と今後のスケジュール等についてお伺いをしたいと思います。2点目でありますけれども、地域キャンパス校となった場合のセンター校との連携について、または、教員数や授業内容の変更などについて、この事についてもお伺いをしたいと思います。3点目、現在の清里高校総合支援対策事業の今後のあり方について、お伺いしたいと思います。この支援対策事業については、3月の一般質問でもお伺いをしたわけでありますけれども、このキャンパス校になった場合の今後の考え方、これについても、あればお伺いしたいと思います。以上、3点について教育長の考えをお伺い、また、最近の情報などについてもお伺いしたいと思います。
答弁 教育長(教育長は2010年12月まで)
ただ今ご質問ありました、清里高校を地域キャンパス校とする公立高校配置計画案について、ご答弁申し上げたいと存じます。1点目の、清里高校の地域キャンパス校化の具体的な内容と今後のスケジュール等についてでありますが、北海道教育委員会は、毎年、向こう3年間の道内公立高校学校の配置計画を発表しておりますが、去る6月3日に、平成21年度から平成23年度までの配置計画案が発表されました。今回の配置計画案では、道内で2校のキャンパス校化が公表されたところであります。清里高校が網走南ヶ丘高校をセンター校とするキャンパス校に、常呂高校が北見北斗高校をセンター校とするキャンパス校となる案でございます。ご承知のことと存じますが、北海道教育委員会は、平成18年8月に新たな高校教育に関する指針を発表いたしましたが、その中で、再編整備の進め方として、1学年2学級以下の高校については、原則として再編整備を進めるとしております。ただし、地理的状況から再編が困難であり、かつ地元からの進学率が高い場合には地域キャンパス校化を図るとしております。このことは、1学年2学級以下の高校は、原則として再編整備の対象とであり、募集停止の可能性がありますが、地理的状況等から再編が困難であり、地元からの進学率が高い高校については、キャンパス校に指定をし、存続させるということでありますので、清里高校が地域キャンパス校に指定されたということは、清里高校は存続すると理解をしております。しかしながら、地域キャンパス校でありましても、1学年の生徒数が20名未満となった場合は再編整備の対象となりますので、今後とも、清里高校への進学について町民皆さんのご理解を賜わりたいと存じます。今後のスケジュールにつきましては、7月中に、各地域の学校関係者、行政関係者を対象とした、配置計画案に対する地区別検討協議会が開催され、9月には、配置計画が決定されることとなっております。その後、キャンパス校、センター校の職員によります協議会が設立され、出張授業、遠隔授業など、支援のあり方について検討されることとなっています。以後、生徒募集関係、入学試験等については通常のスケジュールと同じと考えております。2点目の、地域キャンパス校となった場合のセンター校との連携、教職員数や授業の内容についてでありますが、キャンパス校とセンター校の関係につきましては、キャンパス校となりましても、校長先生、教頭先生も配置されますし、入学試験は独自の試験であり、単位の認定につきましてもキャンパス校の校長先生が認定いたします。また、毎年度作成されます、学校経営方針、教育課程の編成、学校行事等につきましても、センター校の方針に関係なく、キャンパス校独自に計画を作成することとなります。したがって、キャンパス校となりましても、従来と何ら変わるものではなく、本校・分校の関係ではないということをご理解頂きたいと存じます。教職員数についてでありますが、平成20年度の清里高校の校長先生、教頭先生を除く一般教諭は14名でありますが、全学年1クラスとなりますと、現在の基準では教員の数は9名となります。教員数が減少することから、授業内容に変更はありませんが、習熟度別の少人数指導、選択教科これらが限られる等の問題が生じることから、センター校より、出張授業、通信機器を使った遠隔授業等の支援を受けることとなります。現在のところ、支援についての詳細な情報はない訳でありますが、近々、キャンパス校化される清里高校、常呂高校を対象とした道教委の説明会も実施されるとお聞きしておりますので、徐々に全体像が分かってくると思いますが、清里高校の現役の生徒や保護者、今後、清里高校に進学を希望する中学生等に不安を感じさせない様、的確な情報提供に心がけて参る所存でございます。3点目の、現在の清里高校総合支援対策事業の今後のあり方についてでありますが、清里高校総合支援対策事業につきましては、要項に基づきまして2間口維持のため、通学交通費、制服、教科書購入費等について、購入費等に対する補助、更には、進路指導対策に係る経費、高体連等の参加経費について支援を行って参りました。この程の配置計画案により、清里高校は1間口のキャンパス校となりますことから、現行制度について見直しを行わなければならないと考えておりますが、現在の1年生、2年生につきましては、卒業まで現行の制度の対象となります。キャンパス校化にあたっては、進路指導対策や教育指導の充実等について、清里高校とも協議をしなければなりませんが、清里町としてどのような支援が可能なのか、関係機関、議会、所管委員会等とも協議を申し上げたいと考えておりますので、ご理解を賜わりたいと存じます。以上答弁とさせていただきます。
質問 5番 田中誠
ただ今、教育長の方からの答弁をいただきまして、私が心配をしていた事もさることながら、従来どおりの教育がなされると。そう言った答弁であった訳でありますけれども、町民はキャンパス校をよく理解されていない部分が多いと思いまして、網走南ヶ丘高校の分校というような感じを受けたり、また、従来どおりの教育が本当にできるのかと。まして、清里高校独自の従来からの特色ある教育ができるのかと、そういった色々な心配があると思うわけであります。また、今、6月でありまして、9月には最終決定ということで、その後協議ということでありますけれども、なかなか期間もあるようで、募集も今年の暮れには始まるということで。その間に、短い期間で住民に誤解のないような説明をしていただき、そして、1人でも多くの卒業生が地元高校に進学していただくと、そういう強い意識、私も含め町民皆さんも思っていると考えておりますが、これから誤解のない説明、その募集、そういった事をどのような方法でなされて行くのか、それらの考えがあればお聞きしたいと思います。
答弁 教育長(教育長は2010年12月まで)
ただ今の、キャンパス校の町民への説明の関係でございます。ただ今の田中議員のご質問のとおり、教育委員会といたしましても、今までは2間口維持というようなことで活動を進めて参りました関係もございまして、キャンパス校について町民の方にご説明を申し上げるということは無かったわけでございます。今回、キャンパス校となりましたので、このキャンパス校の中身、今申し上げましたように、清里高校の独自性、これは十分確保されるというような事を、町民の皆様にご理解をいただかなければならないと思っております。そのような関係から、高校の校長先生、それからPTA会長さん方ともお会いしまして、高校のほうでもお話していただくと。また、中学校のほうはこれから進路指導の説明等もございますので、中学校に在籍の保護者の方、こういう方には学校を通じてご連絡を申し上げたいと思っています。また、一般町民の方には、広報等を通じてこの周知をして行きたいと考えております。なお、清里高校のほうでは、キャンパス校化の報道がなされた後、各保護者の方には、文章でキャンパス校の細部について配布をされたというような事でございます。以上でございます。
質問 5番 田中誠
今、教育長の答弁から周知を徹底していくと、そういう答弁であったわけでありますけれども、私のほうからも、高校、そして保護者、また、関係機関と十分検討協議をして、誤解を招かない様な報告をぜひお願いしたいと、このように思うわけであります。キャンパス校の数がまだ少ない訳でありますけれども、教育長の考えとして、キャンパス校となった場合の長所・短所、メリット・デメリット、これについて分かりやすく、もし、あればお聞きしたいと思います。
答弁 教育長(教育長は2010年12月まで)
キャンパス校となった場合の、メリット・デメリットと言うことでございますが、先ほど申し上げたように、まず1番は、1学年1学級になってしまうと全体で3学級ということになりますと、教職員の数が9名に減ってしまうと。これが1番問題でありまして、今までも習熟度別の少人数指導、それから選択教科も進路指導に合わせて持って行けましたけれども、なにぶん先生の数が少ないわけですから、高校はご承知のとおり専門の教科を持ってやっていると。で、これがなかなかできなくなる。こうなりますと、1学年1間口の学校でも、キャンパス校に指定されていない学校もありますけれども、そのような学校はその中でやって行かなければならないと。ただ、センター校とキャンパス校という事になりますと、センター校から支援を受けられると。だいたい今言われておりますのは、出張授業。これにつきましては、週8時間センター校から先生が来て授業を教えてくれるというような事になっております。また、通信機器を使った遠隔授業、これらの詳細が分からないのですけれども、どの程度やっていただけるかというのは、今後の清里高校と網走南ヶ丘、センター校とキャンパス校との話し合いの中で、どのようにやって行くのかというような事でございますけども。一部聞くところでは、今も進路指導に清里高校はたいへん力を入れている訳でございますけれども、授業以外の放課後、早朝の授業というのもございます。網走南ヶ丘高校のほうでも、そういう授業をやっているようでございますので、補習の授業を遠隔授業で一緒に受けることもできると言うようなこと。それから、北海道には北海道研修センターですとか、理科研修センターですとか色々な研修センターもありますけども、そういうような所から色々な情報を、そういう機器を使って情報を得られるというような事になっております。これは、資料を見ますと、この12月くらいから3月ぐらいまでに一式が全部揃えられる、新たに揃えられるという風に聞いておりますので、遠隔用のそういった物を使って幅広い授業もできるのかなというふうに感じております。1番は、やはり先生の数が少なくなるとどうしても限られた授業しかできなくなると。そこで、なんとか応援ですとか、そういう物でできるという部分が1番メリットかなという風に思っております。以上でございます。
質問 5番 田中誠
本当に、非常に教職員の数が減るということ、非常に残念なわけでありますけども、これも減ることによって、町の経済効果も落ちる、こういった事もある訳でございまして。その補習授業といいますか、南校での通信機器を使った授業が受けられる、そういった部分では宜しいのかなと、このように考えるわけであります。先ほど、教育長の答弁の中にもあったわけですけども、20名を切ると募集停止の対象になると、これも、私も昨年厚真町に行った時に、厚真高校の問題でお聞きしたわけですけども、そういった中で、やはり今後少子化と言うことで、中卒者も40名代が続いて、その後、30名代になって行くと。そういう厳しい状態の中での生徒確保、これは従来どおり力を入れて、欠かせない問題だとこのように思うわけであります。そういった中で、今まで間口対策検討員会、支援事業等がなされて来たわけでありますけども、教育長として、今後更に、どういった支援策、そういう事が必要なのか、もし考えがあればお聞きしたいと思います。
答弁 教育長(教育長は2010年12月まで)
生徒確保に係る支援でございますけれども、先ほどちょっと申し上げましたけれども、キャンパス校として学校が残るということは、その地理的状況等から通学が困難なことと、もう1点、地元からの進学率というのがあります。地元からの進学率というのは、道教委のほうで言っているのは、2分の1以上と言うことでございます。この2分の1以上というのは、清里中学校を卒業した子どもの2分の1以上が地元の高校へ行くということです。ですから、極端に言って、清里高校に今年30名入りました、その内の20名が清里中学校から行きました。2分の1を超えているのではないかと言うけれども、こうはならないんです。あくまでも、清里高校が、たとえば50人卒業生がいて、25人以上行かなければ50パーセントは見ないというような事でございます。ですから、生徒確保も今までと違って、地元の子どもさん達が地元の学校に行っていただけなければ、このキャンパス校ということも無くなってくるという部分も出てきます。それと、もう1点、今どのような支援が必要かというようなお話しがございました。清里高校さんは、たいへん、校長先生以下先生方のご努力によりまして、進路指導においてすばらしい実績を残していただいております。そのために、早朝の補習学習、夜間の学習、休みの時の合宿学習、こういうような取組みを先生方が一体となってやっていただいたわけでございます。やはり高校の魅力は、高校を卒業しての進路指導だと私どもは考えております。高校さんが、そういう一生懸命な取組みをしておりますので、われわれとしても、キャンパス校となりましても、今まで同様、この清里高校の進路指導に対する取組み、それから、全体の生徒の授業の底上げ、こういうことに今後も力を用いていただきたいと思っております。そのために、町としてどのような支援ができるのか、今後検討させていただきたいと思います。その部分につきましては、また高校さんのほうとも、それらの進路指導の方針ですとか、全体の授業の底上げの関係ですとか、そういうものを色々お話しをしながら、また、所管委員会等にもお話しをしながら進めて行きたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
質問 5番 田中誠
私も、教育長の考えとまったく同じなわけでありまして、先ほども申し上げたわけでありますけども、期間も余裕があるわけでもないわけで、今後、定数確保、来年度の定数確保に向けて、誤解のない理解を町民にいただき、そしてまた町民全力を上げて、この清里高校の存続に向けて努力をしていただくと、そういう事を、教育長、町長筆頭に努力をしていただきたいと、このように思うわけでございます。そういった事をお願い申し上げまして、最後に教育長の考えがあればお聞きして、私の質問を終わらしていただきたいと思います。
答弁 教育長(教育長は2010年12月まで)
このキャンパス校につきましては、この20年度に全道で7校の学校が指定されて、スタートして2ヶ月が過ぎたわけでございます。この7校につきまして、今、資料を頂いて、どのような出張授業のやり方ですとか、遠隔授業というようなことをお聞き申し上げているところですが、まだ、なにぶんスタートして2ヶ月という月日なものですから、実際に今年スタートした学校からもキャンパス校としてこうですよ、という資料がなかな来ないというのが実情でございまして、本来でありましたら、そういう細かな資料を持って町民の皆様にご説明できれば1番宜しいかなという風に考えておりますが、私どもも、道の実際の説明で言っているのと、実際の学校でやっているのとでは、また、違う部分が出て来ると思いますので、何とか、そういう部分の資料を少しでも多く集めまして、町民の皆さん、学校の関係者の皆さんに、十分、情報を提供するような方法をとって行きたいという風に思っておりますので、そのような事でご理解を賜わりたいと存じます。
質問 5番 田中誠
そういったことで、早急に方針を定めまして、そして、早急に行動を起こされるよう、要望を申し上げまして、私の一般質問を終わります。