清里町議会 平成20年第2回定例会 2008年3月9日
(1)斜里郡3町終末処理事業組合施設の老朽化の対応策について/(2)ニュージーランド・モトエカ町との人材交流について
2008年3月9日、清里町議会の一般質問で、澤田伸幸議員が「斜里郡3町終末処理事業組合施設の老朽化の対応策について」「ニュージーランド・モトエカ町との人材交流について」について質問し、町長 橋場博、教育長、教育長 荻野美樹が答弁しました。
- 質問者
- 澤田伸幸 議員
- 答弁者
- 町長 橋場博、教育長、教育長 荻野美樹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 澤田伸幸
通告に従いまして2点について質問をしたいと思います。まず1点目は、斜里郡3町終末処理事業組合施設の老朽化の対応策について、2点目はニュージーランド・モトエカ町との人材交流について、お伺いをしたいと思います。まず1点目の斜里郡3町終末処理事業組合施設の老朽化に伴い、今後の対応策についてでありますが、当組合施設の運営は直営により昭和45年12月1日、斜里郡3町広域事業としてはじまり、多くの関係機関、関係者のご尽力により運営されておりますが、すでに37年の月日が経過し、その後、廃棄法の改正により浄化槽汚泥の受け入れが必要となり、施設の老朽化もあり平成10年に施設の増設を行い、この部分を民間委託で行っていると聞いております。今後も民間委託の導入を進め経費の節減を図っていくとのことでありますが、現在、終末処理場に対する町の負担額はいくらぐらいなのか。現在、し尿、浄化槽汚泥を合わせて何キログラムの実績で処理されているのか。その内、し尿と浄化槽の汚泥の割合はどのくらいなのか。既存の施設の老朽化が進み、今後、3町それぞれ下水道への利用が増加し、今後ますます3町終末処理事業の処理量の減少、処理単価の上昇につながることが想定されます。そこで、下水道、し尿、浄化槽汚泥の下水道終末処理場投下による一元化事業を考えては、と思いますが、その可能性についてお伺いしたいと思います。2点目のニュージーランド・モトエカ町との人材交流についてのお伺いについてでありますが、本町では、早くから町民に広い視野と豊かな国際感覚を身に付けてもらうことが重要であるとの観点から、国際交流と国際理解教育を積極的に推進してきました。そういった長い間の事業継続が実を結び、人材の育成や民間レベルでの交流、美しいまちづくりにも繋がっており、この事業が果たしてきた役割は大きく、私も一定の評価を致しているところであります。さて、先日、平成20年度教育行政執行方針の説明が教育長からなされ、長年英語講師を務められてきた現講師が今回、退職され、引き続きモトエカ町出身の新講師を採用し、町内各学校での国際理解教育、英語指導助手や一般社会人を対象にした社会教育活動に活躍して頂くとの説明がありました。このことは、長年交流してきた国の町民であるということで、たいへん、親しみを覚えるものであり、活躍を大いに期待しているところであります。さて、具体的なことを伺いますが、新しい講師も含め、今までの英語講師の選任については、どの様な基準なり条件を付して行っているのか、まず、お伺いしたいと思います。以上について、お伺い致します。
答弁 町長 橋場博(町長は2011年3月まで)
澤田議員の質問にお答え致します。斜里郡3町終末処理事業組合施設の老朽化の対応策についてであります。斜里郡3町終末処理事業組合の施設は、昭和45年の供用開始で、ほぼ40年近く経過している訳であります。また、処理している物が物だけにふつうの施設よりも傷み方が早い様でありまして、これまでも平成9年から10年に大規模改修をやっておりますし、また、平成15年度の第1浄化槽の改修工事等を経まして今日に至っている訳であります。清里町としましては、以前より終末処理事業組合に当該施設そのものの改修につきまして、機能強化の時期および方法、事業量、運営等の早期検討の申し入れを致しているところであります。それと平行しながら清里町の農業集落排水施設の機能強化対策についても検討することと致しているところであります。ご質問にありました清里町の負担でありますが、19年度2千448万9千円を斜里郡3町終末処理事業組合に負担を致しております。なお、18年は2千492万円であります。ちなみに3町全体で申し上げますと19年は1億3千91万9千円、18年は1億2千691万1千円掛かっております。その内、先ほど申し上げた金額が清里町の負担分ということであります。量を申し上げますと、し尿で全体量を申し上げますと、18年3千448キロリットル、浄化槽で2千620キロリットル、合わせて6千68キロリットルになります。そこで、清里町の分を申し上げますと処理量はし尿で448キロリットル、浄化槽で627キロリットル、合わせて1千115キロリットル、こういうことになります。斜里郡終末処理事業組合全体の率からいくと18.4パーセントということになります。以上申し上げて答弁と致します。
答弁 教育長(教育長は2010年12月まで)
ご質問ありましたニュージーランド・モトエカ町との人材交流について、ご答弁申し上げたいと思います。ご質問にありました英語講師の選任基準でありますが、英語講師の招へい事業につきましては、昭和62年度に開始した事業でありまして、小学校、中学校、高校において国際理解教育、英語教科指導、これを行っております。現在まで5名の講師を雇用して参りましたが、当初の3人目までは自治体国際化協会による講師派遣制度によるものでありましたが、4人目以降につきましては、町単独の招聘による雇用体型となっております。町単独による講師招聘にあたっては、日本語の基本的な会話等を理解していることや清里町のことを知り理解していることが掲げられます。現講師の山崎メラニーさんについては、高校生の時に留学生として清里町に滞在の経験があり、前講師が退任の際にモトエカ関係者から推薦がありましたので、採用した経過がございます。以上、答弁とさせて頂きます。
質問 4番 澤田伸幸
最初の質問でございますが、3町終末処理事業組合の議会にも終末議員として意見として提案させてもらいましたが、2月の議運の今金町研修の際、そこで同じような広域化で事業を行っていて、し尿の収集も少なくなってきたということで、ミックス事業ということで、し尿と浄化槽汚泥と下水道の処理を1ヶ所に投入できないかということで、21年から始まって22年供用開始をするという話しを聞きましたし、以前にも担当課長にも質問をしたことはありますが、3町の広域ということでございますので、1町だけでやるということにはならないことなので、今後、終末処理場の一部老朽化も含めて3町で協議してやっていかなければならないことだと思いますし、それに対して各町の処理量によって違いますので、我が町独自でも建設費・維持管理費を考えて、今金町で計画しているし尿を下水処理場に投入するというミックス事業はコストの低減が図られるのではないかと思いますので、ぜひ、検討して頂きたい事項だと思いますので、その辺も勘案して答弁願いたいと思います。
答弁 町長 橋場博(町長は2011年3月まで)
お答え申し上げたいと思います。ご質問の中にありましたミックス事業の関係でありますが、今金町、管内では美幌・津別・置戸・北見、こういったところが汚水処理施設共同整備事業、いわゆるミックス事業を実施致しているようでありますが、町では本年度、北海道土地連によります清里地区機能強化事前調査、こういうことをしなければならないことになっておりまして、この中で十分検討して参りたいと思っております。先に澤田議員も3町終末処理事業組合でご質問頂きましたが、3町終末処理事業組合では、既存の組合施設の機能強化対策につきましては、民間委託期間である3年の間に検討協議するということにしている訳であります。この中で、考え方および事業費等が提出されたならば、機能強化対策に掛かる事業費と比較検討しながら今後のし尿処理方式、農業集落排水事業の整備、その他費用対効果も含めながら、従前の広域化方式でいくのか、自前の施設整備で行くのか、慎重に判断をして参りたいと思っているところであります。
質問 4番 澤田伸幸
町長が申しているように機能強化ということで、土地連の事業も勘案し、今後、費用対効果も考えて進めていくということでございますので、3町で協議しながら町民の負担軽減につながる対策で進めて頂きたいと思います。次に2点目のモトエカ町との人材交流についてでございますが、先ほど選任の基準等をお伺いしました。モトエカ町とは切っても切れない縁ということで、人材も豊富で清里と深い繋がりがあるということで、今後とも人材的には宜しいのではないかと思います。英語講師については、町内各学校での国際理解教育や英語教育、一般成人の英会話講座の講師等を務められているのは知っていますが、その他活動されている講座、教室等があれば、どの様なものがあったか、お聞かせ頂きたいと思います。
答弁 教育長(教育長は2010年12月まで)
ただ今議員から申されましたように、各学校での国際理解教育、英語教科指導、一般成人の英会話、本務以外のプライベートでの活動につきましては本人の裁量に任せておりますが、町民の方々の仕事にかかわる翻訳ですとか地域活動への参加、あるいはスポーツを通じた交流を行っている様でございます。この様に英語講師招へい事業は、国際理解教育、英語教科指導が主目的でありますが、芸術、スポーツ、文化、これらに幅広く活用されることを願っているところでございます。
質問 4番 澤田伸幸
ニュージーランドから来られている講師の方は、アウトドアだとかが非常に進んでいる様なので、積極的に町民との繋がりだとか色んなかたちで協力、指導されていることは確かでございますし、どの程度がよいという目安がないわけですが、町民の要望等も聞いて今後とも進めて頂きたいと思います。次に、ニュージーランドはご存じの通り酪農王国であり、家庭でも日常的に畜産物の加工が行われ、食卓にも上がっているものと思われますが、乳製品や食肉の加工に関しては、日本より長い歴史と伝統があり、モトエカ町も間違いなく先進地であり、乳製品や食肉の加工に精通した人が多いのではないかと推測しますが、一方、本町では、乳製品や食肉の加工に関しての指導者がほとんどいなく、パパスランドの食肉加工器具は一応揃ってはいますが、あまり使われていないというのが現状ではないかと思います。そこで、英語講師を選任する場合、そういった技術を持った人を選任してもらい、本務の合間を利用して、町民に加工技術を指導してもらえば、非常に多面的に活躍頂けるのではないかと思いますが、新たな英語講師の選任にあたりそういったことは可能なのかどうかお伺いしたいと思います。
答弁 教育長 荻野美樹(教育長は2010年9月まで)
食肉加工ということでございますが、英語講師の本来業務以外での食肉加工技術を持った講師の雇用ということでございますが、現在は大学出の日本語の専攻ですとか日本への留学経験があるとかで語学を中心とした講師の選定ポイントと言いますか、そういうことで講師を選定しているところでございます。雇用した英語講師がたまたまそういう技術を持っているということであれば、本来業務以外の支障のない部分で活用することは可能であるとは思いますが、現段階、英語講師でございますので、語学の部分、この部分を重点的に選考基準に致すということになりますと、なかなかこういう技術を持った人となると難しいと考えております。
質問 4番 澤田伸幸
大学を出てその様な技術を持ったスーパーマンの様な人はなかなかいないと思いますが、来年度で、モトエカ町との交流訪問団が行ってちょうど20年になると思いますが、自前で物を造ったり、当時20年前と比べて観光だとか産業がさかんになったと聞いていますので、今後、英語講師以外に交流を深めて技術者の養成を進めてもらうような方策はないものか、もし所見があれば伺いたいと思います。
答弁 教育長(教育長は2010年12月まで)
教育委員会が担当している部分につきましては、英語講師の派遣交流、中高校生の派遣交流ということでございまして、加工技術を持った人の人的交流となるとまた別な分野で考える事項かなぁと思います。たとえば産業振興で考える部分かなぁと思いますので、教育委員会としてはそこまでは考えたことはございません。今後、機会があればそういうお話もお聞かせ頂きながらどの様な方法があるのかお聞かせ頂きたいと思います。
答弁 町長 橋場博(町長は2011年3月まで)
ニュージーランドとは多くの方々が訪問し深い繋がりがある訳でありますが、乳製品それぞれさかんな地域であると認識致しております。ただ、施設整備といいますか、飲用牛乳、チーズを造る、こういったことをする場合は、それぞれ法律の規定に基づきまして施設構造の承認を受けなければならない問題がありますし、ご承知の通り牛乳については、ホクレンから買い戻しをしなければならないという問題があるわけであります。それと、先ほどパパスランドの話しもありましたけれども、パパスランドは農畜産物加工の試験研究施設でありまして、製造販売、お金を頂くということになりますと営業行為が伴いますので、施設の整備そのものを抜本的に見直しをしていかなければなりませんし、また、営業許可の申請とかいろいろ難しい問題が派生してくる訳であります。しかし、多くの町民の皆さんがそういうことを望まれるのであれば、これから大局的な立場に立って、どういう姿でいくのか考えるのも一つの道かなぁと、この様に思っております。
質問 4番 澤田伸幸
モトエカ町のこととはずれますけれど、町長の答弁のことにつきまして、今後、地場産品で清里町にはよいものがたくさんありますので、営業許可を取れる施設にしていってもらって英語講師が技術を持っていればよいなぁということだったのですが、技術者を求めて営業許可なり色んな物の開発、販売ができるような方向に進めてもらいたいという希望がございますので、その辺も踏まえて意見がありましたらお聞きしたいと思います。
答弁 町長 橋場博(町長は2011年3月まで)
農畜産物の技術習得は大事なことだと思っております。国内の企業あるいは試験研究機関、管内にもありますが、自営でも活躍されている方もおりますが、そうした技術者の指導者を受けるために実習することも町として可能な訳であります。また、必要に応じて現在進めております特産品の開発事業、こういった関連も踏まえながら関係機関と連携することは可能でありますので、必要に応じて検討して参りたいと考えているところであります。
質問 4番 澤田伸幸
分かりましたので、宜しくお願いしたいと思います。教育長には今後とも英語講師の選任にあたっては優秀な清里にとって皆さんが英語に深く親しめるようなよい人材を確保して頂き、強いて言えば 技術も持った人材を確保できればなおよいかなぁと思いますので、今後とも便宜を図って頂きたいと思います。以上で終わります。