清里町議会 平成19年第3回定例会 2007年6月20日
学校給食における食物アレルギー児への対応について
2007年6月20日、清里町議会の一般質問で、中西安次議員が「学校給食における食物アレルギー児への対応について」質問し、教育長 荻野美樹が答弁しました。
- 質問者
- 中西安次 議員
- 答弁者
- 教育長 荻野美樹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 8番 中西安次
通告に従いまして一般質問させていただきます。このたびの改選期にあたり英断と勇気を奮い4期目に挑戦され、見事に当選され、4たびのたいへん厳しい時代の町政執行にあたられます橋場町長さんに対しまして、敬意と祝意を申し上げますとともに、私、一議員と致しまして、町長が町政の基本方針としてかかげられております豊かなふるさと、みんなの力で住民参加と協働のまちづくり案に賛同を決意したところでございます。また、荻野教育長におかれましても、昨年再任され、2期目を迎え、私どもと同じ新しい年にむけての教育行政執行方針での力強い所信表明演説をお聞きし感銘を受けた次第でございます。さて、私も5期目議会議員として立起をさせていただき、遊説の先々で町民の方々から財政問題、町村合併問題、医療福祉問題等問われ、特に、今回、印象的であります学校教育問題ですが、小学校の統廃合を含む清里町の将来を担う子どもたち、児童生徒への関心が深く、心配事が多かったように思う訳であります。少子高齢化が止めどなく進む我が町としても、現在生まれ育っている児童生徒が健やかに、のびのびと育ってもらうためにどんな些細なことにも目を配り、気配りしていかなければならないと思うわけであります。時代の流れと言いましょうか、変化と言いましょうか、昔はあまり聞き慣れてはいなかったアレルギーという言葉ですが、アレルギー問題が取りざたされて久しくなり、特に、学校給食時に受ける食物アレルギー児童への対応について、2点ほど教育長の所信をお伺い致したいと思うわけであります。子どもたちを育てていく中で、教育、体育、食育とありますが、この食育の中で子どもたちによりよいすばらしい食べ物として、有機野菜、無農薬食物等数を掲げると限りがなく、いろいろな体によいものを食べさせる傾向にありますが、子どもたち生徒が潜在的に受け入れられない食物があるかのように聞いているところでございます。これは、ものの好き嫌いではなく身体が受けつけないとのことでございます。たとえば、卵がだめ、そばがだめ、大豆がだめ、鯖がだめとか数多くの種類があろうかと思うわけでありますが、第1点目といたしまして、学校給食時におけるアレルギーを持つ児童生徒への実態についてお伺いを致したいと思うわけであります。第2点目と致しまして、この、食物アレルギー児童への学校給食時の対応としては近隣町村では十数年前より対応してきていると聞いておりますが、我が町において、なぜ対応していなかったか。また、それにはたくさんの理由があろうかと思うわけではありますし、できなかった理由をお聞かせいただきたいと思います。また、別な方法で対応してきているのであれば、それもお聞かせいただきたいと思います。現在のままでよいということにはならないと思いますが、今後の対応策についてお伺いを致したいと思います。
答弁 教育長 荻野美樹(教育長は2010年9月まで)
只今ご質問のありました、学校給食における食物アレルギー児への対応についてお答え申し上げたいと思います。まず一点目の食物アレルギーを持つ児童生徒の実態についてでありますが、学校給食につきましては、現在やまと幼稚園、保育所が4箇所、小学校が5校、そして中学校につきまして1日約600食の給食を提供しております。食物アレルギーにつきましては、年度当初に保育所、また、各学校などを通じて保護者から報告を受け、それぞれ対応を行っているところであります。アレルギー食品につきましては、牛乳、そば、卵など8品目について対象者の報告を受けておりまして、やまと幼稚園、清里保育所、清里小学校、光岳小学校、清里中学校に対象者がおります。対象人員につきましては、牛乳が18名、そばが5名、小麦粉2名、糖質、この糖質といいますのは菓子パンの糖分がだめという対象者、それから甲殻類、これは、カニですとかエビなど殻の固いもの、それから乳製品、卵の4食品がそれぞれ1名との報告を受けております。このように受けておりますが、重複して対象になっている園児、児童もおりますので、実人員につきましては23名となっております。2点目の現在の対応方法と今後の対応策についてでありますが、現在行っております対応は、アレルギー対象者のほとんどを占める牛乳につきましては、対象者への牛乳提供を行わず、半年ごとに牛乳代金部分につきまして給食費を還付しております。5名いるそばアレルギー対象者につきましては、代替食であるうどんを提供しております。その他につきましては、それぞれ弁当持参、対象食品の除去、代替品など、家庭、保育所、幼稚園等での対応を行っているところでございます。今後の対応についてでありますが、現在におきましても、幼稚園、保育所、学校、保護者に対しましては、具材等の詳細を記入した毎月の献立表を配布しており、幼稚園、保育所、学校、保護者は、給食の食材に児童生徒のアレルギー対象物が含まれているかどうか判断できる状況となっております。学校給食における一般的なアレルギー対策につきましては、一つとして、本町が実施しております献立表に使用食品を表示する。2つ目として牛乳の提供停止など原因となる食材の除去。3点目としましては、そばをうどんに替えるなどの別メニューでの対応。4点目として弁当の持参。これらがありますが、今後とも学校、保護者との連携をとりながら適切な対応を行って、安全で安心な学校給食の提供を行って参りたいと考えております。以上答弁とさせていただきます。
質問 8番 中西安次
まったく対応していなかったということではなくて、ほとんどの事を対応しているように思う訳でありますけれども、対応の中でも1、2点ほどお聞きをしたいのですが、ご承知の通り、昨年、調理部門と配送業務を給食のよりよいサービスのために専門業者に業務委託をされたということで、サービス向上が図られているかと思うわけでありますけれども、この中でもアレルギー児童への対策はより密接な連携をとっておられるかと思いますけれど、委託業者との料金設定だとかは心配がないのかというのが第1点。それからもう1点は、代替食品を提供しているのはよいのですが、今お聞きしますと、弁当を持参しているということで、弁当に対しての料金等はどのようになっているのかお聞きしたいのと、牛乳については半年に1度還付していると、1食当たりの給食費が中学生がいくらになっているのか、小学生のもお聞きをしたいと思っております。
答弁 教育長 荻野美樹(教育長は2010年9月まで)
1点目の委託業者との関係でございますけれども、料金の関係につきましては代替食品を提供するなり、ほかのものを提供しても全体の予算の中でやって行きますので、直接委託業者に特別な問題をかける部分はないかと思います。また、料金につきましても、ご承知の通り給食費として保護者の方々から頂いている金額を充てているわけでございまして、直接委託料との兼ね合いは出てこないと考えております。代替の関係でございますけれども、弁当持参というのは、小麦粉がだめという方がいらっしゃいまして、このような方は、たとえば、主食のうどんはだめですが、その場合に、おにぎりやお米を持ってきて、副食についてはふつうに食べられるということがございます。それから、たとえば卵がだめ、乳製品がだめということで、その時のごはんは何でもないですが、乳製品が摂れないという時には、ご家庭のほうで、お母さんがお食事というか、おかずを作って持たして頂くというようなことで、まるっきり弁当というのは、ほとんどないかと思います。そのようなことで、数が数ですから給食費の還付は、5日以上連続して給食を欠食した場合には還付をするという事を給食運営協議会で決めた経緯がございます。単品も他の場合も、たとえば風邪で1日、2日休みましたよ、という場合は給食費の還付はしないという同じ扱いでございますので、月に数回お弁当を持ってきても還付はいたしません、とご了解を頂いているところでございます。それから3点目の給食費でございますけれども、小学生が210円、中学生が240円となっております。以上でございます。
質問 8番 中西安次
給食費など分かったわけなんですけれども、代替食品を与えることとか、おにぎりなど弁当を持ってくる場合も、栄養価ですとか、カロリーですとかも代替品できちんとされていると思いますが、今後もたくさんのアレルギー児童が増えてくるかと思います。そういう場合につきましても、カロリー計算だとかについても、給食運営協議会等とも、充分、話合いをする予定があるのか。それから、隣の町では14、5年前から対応をやっておられるという、そういう所に職員が視察に行かれたりして、それと、給食運営委員の方々も、そういうところの視察をして、どのような方法でやられているのか、視察研修等も必要でなかろうかと思いますけれども、そのようなお考えも、あるのかないのかをお聞かせをいただきたいと思います。
答弁 教育長 荻野美樹(教育長は2010年9月まで)
運営協議会の関係と視察の関係でございますけれど、今までも、献立に関わる栄養士は、アレルギー食品だけではなく、給食全体について、他の町村に視察研修に行くですとか、そのようなこともやっていますので、研修の一環としてアレルギーも、ということで今までも進んできておりますし、今後もそのような形で進んで行きたいと思っております。それからもう1点、代替食品を作るにあたっての問題点は、だめな食品を完全隔離した状態で調理をしなければならないというようなことで、そうなりますと、調理場等の問題からですね、それを完全隔離して、1食2食を別な方法で作るというのは、現状の本町の共同調理場方式では非常に難しい部分がありますので、ご父母の方ともお話しながら、そのような食材の時には、何とかお弁当を、ご飯だけ、時にはおかずを作って頂くというようなことでお話して、現在も進めていますし、今後につきましても、保護者の方とも、そして学校とも協議をしながら進めて参りたいと思っておりますのでご理解を賜りたいと存じます。
質問 8番 中西安次
今のところ、調理等でも、そんなに種類がないからいいのかもしれませんが、これが数が増えて、たとえば、おそらく配送で遠くは緑まで持って行く訳ですけれども、それには、当然一緒に入れられないから別の食缶に入れて持っていくだろうと思いますけれど、物理的というか物品面でもたいへんな時期も来ようかと思いますけれども、そのようなことも含めて今後検討する余地があるのであれば、保護者が対応するのがいいのか、対応していただけるのであれば還付する料金設定に今後、問題が出てこないのか、適切であるのか、たとえば連続する5日以上だけの適用、半年間の期間を置いての牛乳代還付で、今までにまったく問題がなかったのかもお聞きしたいと思います。
答弁 教育長 荻野美樹(教育長は2010年9月まで)
今の還付の関係でございますけれど、これにつきましては、給食運営協議会、これは学校の先生、それから各学校のPTAの方々が代表となって、その中で決めておりまして、給食費取扱要綱の第8条に給食費の減額等がございます。その場合につきましては、今、申し上げましたように連続して5日以上、たとえば病気で連続5日以上入院した場合には給食費を還付しますということ、それから牛乳だけは単独で毎日出るものでございますから、出さない場合は還付をします、と決めてございます。他の部分については、今のところ、個別にそのものだけを引き出して還付するということは難しいということで、それらは対象にしないということになっております。給食運営協議会の中にも各学校のPTA代表の方、いろいろな方が入っておりますので、要綱が不備であれば変えることはやぶさかではございませんけれど、運営協議会とも協議をしながら進めてまいりたいと思っております。尚、今まで、この5日間という規定をお話申し上げてご理解を頂いておりますので、特別トラブルになったことは現在までございません。
質問 8番 中西安次
はい。分かりました。この児童の給食アレルギー問題ですけれども、たまたま、アレルギーで死に至る場合も聞いておりますので、児童生徒が、一人でも多く、安心で楽しく給食の時間を過ごせるように、事故のないように切に願いまして私の質問を終わりたいと思います。