清里町議会 平成22年第10回定例会 2010年12月21日
(1)第4次清里町総合計画の総括について/(2)次期町政の担当について
2010年12月21日、清里町議会の一般質問で、中西安次議員が「第4次清里町総合計画の総括について」「次期町政の担当について」について質問し、町長 橋場博が答弁しました。
- 質問者
- 中西安次 議員
- 答弁者
- 町長 橋場博
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 8番 中西安次
通告に従いまして、ご質問をさせて頂きます。橋場町長は、町長として初就任以来、4期16年間町政の舵取り役として来られた。特にこの間の大きな事業でありました、第4次清里町総合計画の執行でありますが、執行に当たり、大きな6つの項目のテーマを上げられておりますので、テーマごとにお話をさせて頂きます。大きな目標の1として、自然とともに生き、より質の高い快適生活ができるまち。1つ目として、均衡のとれた土地利用の推進。町営住宅、公共事業用地の先行取得事業。2つ目として、下水道の整備。下水道札弦地区の供用開始、平成13年4月から。3つ目として、上水道の整備。水道メーター器更新事業(毎年)。4つ目として、生活環境保全の充実。清掃センター改造事業、平成13年12月から平成14年11月。リサイクルセンターストックヤード増設事業、ごみ処理の有料化、平成17年によるごみの減量化を図る事業。最終処分場増設事業、平成21年完成。5つ目として、安全な生活の確保。高規格救急車更新事業、平成21年。大きな目標の2つ目として、思いやりの心と、健やかな心身を育む保健福祉のまち。1つ目として、保健活動の充実。各検診事業の推進。2つ目として、社会福祉の充実。清里保育所内に子育て支援センターの設置、平成18年から。乳幼児医療扶助、平成20年から小学校卒業までに拡充されている。3つ目として、国保・年金の充実。国民健康保険事業の推進。大きな目標の3つ目として、住む人、行き交う人にやさしい環境のまち。1つ目として、国際交流の推進。2つ目として、地域間交流の推進。埼玉県鶴ヶ島市等との交流事業、ふるさと会活動含む。3つ目として、地域イベントの充実。ふるさと産業まつり等の充実。4つ目として、定住の促進。公営住宅ストック計画による事業の推進、定住促進分譲地整備事業、定住・移住促進対策の推進。5つ目として、にぎわいと交流のまちづくり事業。花と緑と交流のまちづくり事業。6つ目として、交通体系の確立。市街地近代化事業と道道整備事業との一体的な整備。その他、町道の整備。大きな目標の4つ目として、活力に溢れ、豊かな地域を創る産業のまち。1つ目として、農業の振興。穀類等乾燥調製貯蔵施設、神威地区に平成19年、21年。国営事業の継続、道営事業の継続。2つ目として、林業の振興。民有林、町有林の造林事業。3つ目として、商工業の振興。商工振興事業の推進、農商観工等異業種連携事業、平成21年度より。4つ目として、観光の振興。緑清荘の整備事業、平成21年度から。その他、パパスランド、緑の湯、パークゴルフ場、オートキャンプ場、裏摩周、さくらの滝、神の子池、レストハウスなど。大きな目標の5つ目として、心豊かに生きるための、学びや生きがいを創るまち。1つ目として、学校教育の振興。耐震診断事業の推進。2つ目として、社会教育の振興。ふるさと創生中高校生海外派遣研修事業の推進、一般町民海外派遣研修事業、平成20年から参加者企画提案型の事業へ。郷土資料館の建設事業、トレーニングセンター改修事業。大きな目標の6つ目として、参加と協働で築く、ふれあいのまち。1つ目として、行政運営の充実。職員研修事業、総合庁舎改修事業、平成21年度から。2つ目として、財政運営の充実。経理システム導入事業。3つ目として、広報・広聴活動の充実。4つ目として、広域行政の推進。5つ目として、コミュニティ活動の推進。町民会館の建設事業、平成21年度から。6つ目として、情報化の推進。行政事務システム化整備事業、地域情報化推進事業。以上、これらを達成に向けて、計画的に町政運営を行って来たかと思います。しかしながら、今日までの国主導による三位一体の改革に伴う行財政構造改革や、地方分権、さらには少子高齢化、国際化、情報化の急速な進展や、農産物市場開放など清里町を取巻く社会情勢は、大きく変化し町民の生活、産業、教育、経済活動など様々な分野において、大きな変革を迎えた時代ではなかったかと思う訳であります。また、このためにこのような内外の情勢の変化や地域現状に的確に対応し、豊かで潤いのある地域社会を築くことを目指し、第4次清里町総合計画の全体の見直しを行った中、後期5ヵ年計画を樹立し、住民参加と協働によるそれぞれの町なり市とは合併せず、自立の町づくりを推進して来たかと思う訳であります。町を歩けば花と出会い、花と語れば優しくなれる、花と緑と交流の町づくり。花の町づくり日本一の町清里町ということで、平成15年度第13回全国花の町づくりコンクール、花の町づくり大賞市町村部門、農林水産大臣賞を受賞。平成18年度全国過疎地域自立活性化優良事例表彰総務大臣賞を受賞。平成19年緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰。平成19年地方自治法施行60周年記念総務大臣表彰受賞など、このような表彰をはじめ、日本一、世界一を目指し、多くの事業を手掛けられ、清里町発展のために大変な努力をされ、熱い真心の情熱を持って、町のために町民のために頑張って来られておりますことは、私は高く評価いたします。私も、平成3年に議会に席を置かせてもらい、約20年になる訳ですが、橋場町長も平成3年には副町長、当時の助役として就任され、バブルの崩壊が始まり、モノから心への時代に入り、「緑の大地とふれあいの町」をキャッチフレーズに第3次清里町総合計画がスタートし、10年後の平成13年、世界経済不況の中、自主自立、住民参加と協働での、「人と自然がともに輝き、躍動するまち」を目指し、グランドデザインがスタートして、10年が過ぎ、次の新しい第5次清里町総合計画が20年の世を経て、町長の手元で出来上がり30年目に向けてのスタート地点に立ったかと思う訳であります。激動の20年間、走り続け、大変お疲れではなかろうかと思いますが、未知の世界ではありますが、清里町の行く末を左右する大変な時期だと思います。清里町の2世紀、114年目に向けて、自らも汗をかき、リーダーシップを発揮される考えがおありかどうか、お伺いをしたいと思います。
答弁 町長 橋場博(町長は2011年3月まで)
ご質問頂きましたので、お答えを申し上げたいと思います。まず第1点目の、第4次清里町総合計画の関係について、お答えをいたします。ご質問ございましたように、この計画につきましては平成13年から平成22年までの10年間を計画期間とし、清里町の将来像を「人と自然がともに輝き躍動するまち」と定め、そうした将来像を達成するために、6項目にわたる基本目標と施策の大綱を明らかにし、かつ、それぞれの目標を達成するため、項目ごとの基本方向と具体的な主要施策に基づき、計画に掲げた理想とする町づくりのために、全力を傾注し、積極果敢に取り組んで参りました。この間の10年は、国の指導による平成の大合併が強力に推進されまして、本計画のスタートの年であります平成13年には、全国で3,232あった市町村が、現在では1,727の市町村となり、実に5割近い市町村が減少いたした訳であります。清里町もそうした流れの中にあって、1市4町1村での法定合併協議会の設置請求に係る住民発議が提出され、また、地縁的・経済的な結びつきの強い斜里郡3町での合併協議準備会での議論が進められるなど、町の将来に関わる極めて重要な判断を求められた期間でもありました。また、一方では、地方分権の名の基に、三位一体の改革が推進され、地方交付税と税財源の地方への移譲見直しが行われましたが、地方交付税の配分が税財源の移譲に先行して行われたことにより、地方財政は極度の財源不足に陥り、財政が破綻する市町村が出現するなど厳しい財政環境下での期間でもあった訳であります。また、本町の基幹産業の一つであります農業にあっては、従来の作物ごとの価格支持政策が見直され、品目横断的経営安定政策として、更には、戸別所得補償政策へと目まぐるしく変更となっておりますし、ガット・ウルグアイランドに端を発した、自由貿易交渉がWTO交渉、FTAの二国間交渉、そしてEPA、TPP交渉へと場を移し、予断を許さない状況となっております。交渉内容によっては大規模畑作、酪農経営を主体とする本町の農業はもちろんでありますが、地域関連産業にも極めて大きな影響を受けることは明白であり、地域の存亡に関わる極めて重要な課題となっております。このように考えますと、この第4次清里町総合計画期間の10年間は、まさに激動の10年でありました。そうした中にありまして、第4次清里町総合計画の各主要施策の推進につきましては、健全財政を堅持しつつ、全ての項目にわたり計画どおりに推進されてきており、その成果が着実に発現されているところであります。特に、斜里郡3町及び網走市、大空町を含めた、2万8千ヘクタールに及ぶ全国一の受益規模を誇る、小清水地区国営畑地帯総合土地改良事業は、昭和51年の工事着工以来、事業工期の長期化と国内外の農業情勢の影響などにより、数度にわたる事業計画の変更が行われ、実に、着工より33年の歳月を経て、平成19年度に全ての事業が完了したところであります。本事業を推進されました受益農業者を始め、国・道並びに事業に関係されました多くの皆様のご努力に対し深甚なる敬意を表するものであります。しかし、本事業は平成10年までは進捗率が極めて緩慢であり、最終完了がいつの時点なるか予測のつかない状況でありましたが、事業効果の早期発現へと国の方針が変更となり、完了までの数年間に集中的に事業が展開されたものであります。結果としては、それにより地元事業負担金の償還が速まることとなり、それら負担金の償還対策が緊急する課題となったところであります。そうしたことから、完了後における事業償還金につきましては、後年度負担の軽減対策を最重要課題として、議会でのご理解を頂く中、それまで積み上げてきた償還基金、一部過疎債における地財措置と合わせ、受益者負担金に最も有利な支援対策が講じられたこともあり、35億円近い受益者負担金及び行政負担金を、平成19年・20年の2ヵ年で繰上償還をさせて頂き、財政規律の確保に努めたところであります。その他、特筆的なものといたしましては、平成12年度の介護保険制度の導入に合わせて、町民の健康づくりと高齢者福祉の総合的な施設として、保健・医療・福祉機能を集約した保健福祉総合センターを設置したところであり、長寿社会を迎えた今日、「保健福祉のまちづくり」の拠点施設として、それぞれの機能が充分に発揮され、充実した利活用が図られているところであります。また、第4次清里町総合計画では、「住民参加と協働のまちづくり」を具体的に推進するため、住民と行政とのパートナーシップ事業としてスタートした「花と緑と交流のまちづくり事業」は新しい町づくりの方向性と可能性を、大きく進展させる成果を上げることができたものと考えております。合わせて、自立の道を選択し、平成17年より5年計画としてスタートした「清里町自立計画」につきましては、「自助・共助・公助」の補完性の原則による「住民と行政との役割分担」を基本理念とした中、行政組織・機構の見直しを始めとする8項目の行財政改革と、「清里まるごと元気ブランド化事業」「清里いきいき安全安心まちづくり事業」を中心とする、町づくり重点事業を推進してきたところであります。このように、本計画におきましては、概ね全ての計画を実施することができ、平成20年を持って終了となりましたが、計画期間中に生じた新たな課題や残された課題解決のため、平成23年度までを期間とする「第2期の自立計画」を推進中であり、順調に推移をしているところであります。これも、ひとえに議員各位並びに町民皆様のご支援・ご指導・ご理解の賜物と衷心より感謝とお礼を申し上げる次第でございます。第4次総合計画の期間中に変更となり、また、新たに生じた課題等につきましては、平成23年より平成32年までの10年間を計画期間とする、第5次清里町総合計画がスタートいたしますので、新たな視点での推進を望むものであります。次に、2点目の次期町政の担当についてでありますが、平成7年5月に就任以来、15年を経過し、来年4月末の任期満了まで残すところあと4ヶ月少々となりました。その間、議員各位をはじめ、多くの町民皆さんのご支援ご理解ご協力を頂きましたことに、心から厚くお礼を申し上げる次第であります。さて、次期町政の担当についてでありますが、私は明年4月末の任期満了をもって退任し、次期以降につきましては、新しい人にお願いしたいと考えております。以上申し上げ、答弁に代えさせて頂きます。
質問 8番 中西安次
只今の答弁の中で、次期町政に向けては退任というような言葉でございました。激動する清里町の舵取り役としてご苦労されました、橋場町長に感謝とお礼を申し上げますと共に、また豊富な経験と実績をお持ちになられる町長のお考えを大所高所から、清里町発展のためにご指導頂ければと思います。大変、有難うございました。私の質問は終わりとします。