上富良野町議会 令和6年第3回定例会 2024年9月12日
泥流地帯映画化プロジェクトについて
2024年9月12日、上富良野町議会の一般質問で、荒生博一議員が「泥流地帯映画化プロジェクトについて」質問し、町長 斉藤繁が答弁しました。
- 質問者
- 荒生博一 議員
- 答弁者
- 町長 斉藤繁
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 荒生博一
私は、さきに通告しております、1項目、泥流地帯映画化プロジェクトについて、4点、斉藤町長にお伺いいたします。平成30年1月19日に、「泥流地帯映画化を進める会」が設立され、この9月で7年8か月が経過いたします。一昨年、2社目のZipang社との契約が失敗に終わり、昨年5月に再スタートを切ったこのプロジェクトは、映画製作実行委員会を立ち上げるため、1,000万円の費用を投じ企画書を作成し、この春から鋭意映画製作実行委員会立ち上げのためのスポンサー企業との交渉を行ってきました。先般、行われた全員協議会でも、6月以降の活動の御報告がなされ、残念ながらその努力は現在にはまだ実っておらず、現在においても、スポンサー企業の決定には至っておらず、足踏みをしている状態が続いていると聞き及んでおります。斉藤町長は、1社目、2社目は、前町長との契約 で あ り 、 3 社 目 か ら 、 初 め て 私 自 身 が 契 約 を行ったので、必ずや映画化実現に向け努力してまいりたいとのことでありましたが、斉藤町長の任期がいよいよ残り3か月となった今、そして、当初目標としていた十勝岳噴火から100年の節目となる2026年の映画公開に向けては、タイムリ ミ ッ ト が 迫 っ て い る と 考 え 、 以 下 4 点 に つ いて、町長にお伺いいたします。1点目、これまでの間に支出した、泥流地帯映画化プロジェクトの事業費総額についてお伺いいたします。2点目、新型コロナウイルス感染症流行以前、会員・寄附者の皆様に向け、ニュースレターなどで情報提供をしてきたと記憶しておりますが、昨今、そのようなものを目にすることがありませんが、現在の進捗について定期的に情報発信を行っているのかお伺いいたします。3点目、この事業におきましては、映画化を進める会とともに連携を取り進めていくとのことでありましたが、昨年5月以降、これまでの間、どの よ う に 連 携 を 図 っ て き た の か お 伺 い い た し ます。4点目、このまま制作実行委員会が立ち上がらないとすれば、いつをめどに事業継続、もしくは中止の判断をするのかお伺いいたします。以上です。
答弁 町長 斉藤繁
2番荒生議員の泥流地帯映画化プロジェクトについての4点の御質問にお― 64 ―答えいたします。まず、1点目のこれまでプロジェクトに関する事業に要した費用の総額についてでありますが、令和5年度末現在において、映画化を進める会による機運醸成活動等に507万7,000円、CG映像制作や映画企画制作に係る費用1,990万円を合わせて2,497万7,000円となっています。次に、2点目の寄附者への情報発信についてでありますが、これまで進捗をお知らせできていなかった点を真摯に受け止め、令和5年度に映画企画に着手した内容については、既にお知らせをいたしました。今後は、製作委員会の組成時など、進捗状況に応じて随時お知らせする予定としております。次に、3点目の映画化を進める会との連携についてでありますが、町内外での映画化機運の醸成と維持のため、記念グッズの企画・制作・配布等によるPR活動や、三浦綾子記念文学館との連携事業における積極的な協力など、多岐にわたる連携を図っています。また、映画企画制作においては、郷土史に関する情報提供や資料収集など、必要に応じて御協力をいただいています。次に、4点目の事業継続もしくは中止の判断についてでありますが、現状、交渉ごとにつき、逐一つまびらかに公表することはかないませんが、製作委員会の立ち上げに向け、製作幹事となる事業 者 の 選 定 と 折 衝 を 進 め て い る と こ ろ で あ り ます。町 と し て 、 映 画 化 実 現 に 向 け 交 渉 に 挑 ん で おり、現段階で具体的な期限を設けて中止判断を明言することはできません。しかし、それが無期限に引き延ばされるものではないことは承知しているところであり、しかるべきときに、しかるべき判 断 を さ せ て い た だ き た い と 考 え て お り ま す ので、御理解を賜りたいと存じます。
質問 2番 荒生博一
昨日も同様の質問がありました関係で、昨日来の御答弁を受け、まず1点確認させていただきます。これまでの町側の発信は、最終的な映画公開の目途を、十勝岳噴火100年の節目に合わせて、2026年全国放映、この考えがまず変わらないのか確認させていただきます。
答弁 町長 斉藤繁
2番荒生議員の御質問にお答えしたいと思います。2026年を目標に、今までもやってきましたし、タイムリミットぎりぎりですが、今のところも2026年を目標に頑張っております。以上です。
質問 2番 荒生博一
続 き ま す 。 ま た 、 こ の間 、 町 長 は 、 や は り 映 画 化 プ ロ ジ ェ ク ト 発 足 以降、三浦文学のこの大作に対しては、やはり全国の映画の上映が基本となり、さらに予算規模としては2億円ぐらいはやはり見なければいけないだろうということで、次に確認させていただきます点は、この2億円、これまで同様、基本は企業版ふるさと納税を活用し、2億円を上限にこの公開を 目 指 し 、 さ ら に 、 今 申 し 上 げ ま し た 内 容 を 基に、取りあえず2026年、2億円、一般財源は用いず、基本企業版ふるさと納税、この考えが変わらないか確認させていただきます。
答弁 町長 斉藤繁
2番荒生議員の御質問にお答えしたいと思います。劇場での上映というのは、目標といいますか、これは著作権者とのやり取りの中で、自主制作映画ではなくて、ある程度クオリティーを保つために、ロードショーですか、興行映画ですね、映画館で上映する、配給会社が上映する映画ということで進めておりますので、この条件は変わらないところです。あと、2億円というのは、2億円を目標にふるさと納税を集めるということで、それを集まった分だけ、2億円を目標に皆さんから寄附金を集めますが、2億円ありきではなく2億円目標で、2億円に達しなかったらそれだけですし、2億円を超えた場合は、集まった分を提供しますということで、これも変わっていないところです。以上です。
質問 2番 荒生博一
では、今確認させていただきました内容は、基本的にはスタンスは変わらないということで、確認させていただきました。昨日の同僚議員の質問の答弁の中に、現在、邦画、特に映画上映においては、アニメがどうしても主流であり、また昨今若い方、どうしても劇場に足を運んでということがないという、非常に苦戦を強いられるということの分析を、答弁として述べられております。また、私が考えるに、映画製作は、つくるだけではなく、最終的に要はオンスクリーン、興行して初めて完結ということで理解しておりますが、この間7年8か月、1社目、2社目、現在3社目になりますけれども、やはりもし作品に興行収入が見越せたりとか、これはぜ― 65 ―ひ と い う こ と で あ れ ば 、 私 は も う と っ く の と うに 、 要 は 製 作 の 中 心 に な っ て く だ さ る 、 ス ポ ンサーの企業が見つかると思うのですが、町長はこれまで、残念ながら製作実行委員会の立ち上げに向けたスポンサー企業に至らなかった原因というのは、どのように分析されていますか、確認します。
答弁 町長 斉藤繁
2番荒生議員の御質問にお答えしたいと思います。幹事会社の名乗りが上がってこなかった原因というのは、これというのがあるというか、いろいろな要素があると思います。ただ一つ、興行収入というのは、映画そのもので見た場合、興行収入というのがもうかる、もうからないというのは、最初我々も非常に心配していたのですが、実は何社か企業を当たっていると、実は興行収入が全てではないというのが分かりまして、我々、集まったお金を提供して、足りない分は企業がもちろん出すのですが、もうかる、もうからない以前に、映 画 に 対 し て 企 業 が ど う い う メ リ ッ ト が あ る のか。例えば、同じお金を使うなら、CMも相当数億円というお金がかかりますので、CMと映画とどちらが企業PRに対して有効なのか。CMのほかにも今でしたらネットの広告とかいろいろありますので、そういう興行収入のプラス・マイナスだけではなくて、いろいろなライバルがいるのだなというのが勉強させていただきまして、なかなか映画の内容、興行収入だけではなくて、今の社会に合わせたいろいろな要素があって、なかなか幹事会社に名乗りを上げてくれる人がいないのだなと感じております。以上です。
質問 2番 荒生博一
CMなど様々なライバルがいるということですけれども、基本、映画ができました、それで、興行しますということが決まる前提として、やはり放映をしてくださる映画館並びに、要は公開に際しては、そこでも審査があります。どんなにいい映画ができたからオンスクリーンを目指すといっても、扱ってくれるかという、さらにその次のステップがありますので、今の町長の御答弁ですと、その前段の企業のPRの手法に関して御答弁をいただいたということで認識していますが、実際、映画は企画ができて、製作をし、そして、その次の制作、漢字が違う制作ですけれども、そこにおいては、ロケハンや、また実際のキャスティングを行って、映画が完成したら、次は興行という、様々過程を経て一本の映画ができるということは、1年半前の私の質問でも長くお話しさせていただきましたので、ある程度の御理解はいただいていると思っています。今の議論に関しては、ちょっと筋が違うのかなということで、私の質問に対しては、敵はCMとかネット配信とかということではありません。そこだけは御理解いただきたいと思います。そこで続きます。今回の御答弁の中で、しかるべきときにしかるべき判断をさせていただきたいと考えているということで、何せ7年8か月という長い期間を要していますので、無期限に引き延ばされるものではないということは承知しているという御答弁をいただいております。町長の考えるその期限というのはいつでしょうか。
答弁 町長 斉藤繁
2番荒生議員の御質問にお答えしたいと思います。期限を今は考えてございません。今は令和6年度の予算、まさに執行中でありまして、令和6年度の予算は、我々が映画化について、皆さんにお諮りして、お許しを得て、許可を得て、お認めいただいて、現在進んでいる最中ですので、その最中にやめる時期云々、考えているかどうかも含めて言及することは考えてはいません。ただ、答弁させてもらったとおり、無期限にこれがずっと延長していくのか、それは自分の中でもないと思いますが、令和6年度中においては、与えられた任務、半年過ぎましたが、残り半年ありますので、それを皆さんのお許しを得て認めてもらった予算、これを精いっぱい執行していくということが、私に与えられた任務であると。それを完遂することが、もちろん幹事会社が見つかれば、もちろん大成功なのですが、それをするということしか念頭にはないと申し上げたいと思います。以上です。
質問 2番 荒生博一
私 た ち も 議 決 機 関 と して、今般令和6年度予算の提案を、理事者部局のほうでされたときには、私は1年半前、長い質問で、やはり映画は素人が扱うものではないということで、一旦反対しました。しかしながら、昨年5月以降、考えを改め、現在は応援の立場で質問をさせていただいております。しかしながら、やはり夢を見るということは非常に大切であり、いいことだと思います。しかし、一方で、現実、足元を御覧いただきますと、当町においても様々な事業執行に伴い、決して潤沢な予算があるわけではありません。一方、企業版ふるさと納税を頂き― 66 ―ながら、一般財源を用いないということは、スタン ス と し て 十 分 理 解 は し て い ま す 。 し か し な がら、どこかで目を覚まさなければ、現実を見ていただかなければならないということで、ただいま期間のほうの確認をさせていただきました。町長おっしゃるとおり、令和6年度、年度中においては、鋭意引き続き映画製作会社、いわゆる、そういったスポンサー企業の候補、何とかお話をつけた中で、映画実現を目指すということで、もう一度確認させていただきます。
答弁 町長 斉藤繁
2番荒生議員の御質問にお答えせていただきたいと思います。荒生議員おっしゃるとおり、令和6年、今年度中は鋭意その方向で努力していきたい。ぜひ成就するように、私自身も努力してまいりたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。以上です。
質問 2番 荒生博一
最後の質問とさせていただきます。これまで本当に事業着手したときには、ニュースレターでいろいろな情報発信が、我々の手元にも届いていたときがございました。これはコロナ以前の話です。それを受けて、例えば私たち2年に一回先進市町村行政調査ということで、道外の視 察 研 修 に 行 か せ て い た だ い て お り ま し た 折 には、当然そういったニュースレターを持って訪れたまちの方々に、今上富良野町はこういった事業を 目 標 に し て 、 一 生 懸 命 ま ち の P R を し て い ます。ぜひ映画、オンスクリーンが決定の暁には御覧になってくださいという挨拶も、いつの間にかコロナ禍を経て、私たち昨年視察のほうに行かせて い た だ き ま し た け れ ど も 、 本 当 に 決 定 事 項 がずっとフリーズしているような状態ですので、胸を張って、ぜひ当町が企画した映画を見てくれということを言えない。非常に私たち立場的にも苦しいです。また一方、まちを振り返りますと、色あせたのぼりですとか、ポスターは昨年刷新いただいて、うちの温泉にも飾ってあります。本当に文言を見ると、まだやっているのだなということで、それを受けた町民の方は一定程度の理解をしていると思いますけれども、まだまだ町民の方に情報発信というのが、私は足りないと思います。今後、そのしかるべき判断をするときには、当然執行者として町長の判断が最優先になりますけれども、ぜひ、この後まちの皆さんの意見も取り入れた中で、令和6年度中の現在のこの事業の遂行に関しては、我々立場的にも何ももう申し上げることはございません。7年度の予算を査定、組む そ の 中 で 、 も し そ の 映 画 の 事 業 自 体 に 何 か ボリューム感がある変化要素があった場合、その前段は、ぜひ町民の皆様にもう一度、是非を問うていただきたい。そして、しかるべき判断の材料の一つとして、我々議会からの声だけではなく、ぜひ町民の皆様の声を酌み取った中で、御判断いただければなという思いがあります。決して応援していないわけではありません。最後、斉藤町長の強い気持ちを聞いて、一般質問を終えます。以上です
答弁 町長 斉藤繁
2番荒生議員の御質問にお答えしたいと思います。映画化の進捗状況は、おかげさまで企画書はできて一区切りといいますか、これからは要するに幹事会社になってくれる人を一つ一つ当たっていくだけなのですが、ですので、なかなか町民の方とかほかの方には見えづらい部分が、表面上の動きはありませんので、できた企画書を持って営業に行くという形で分かりづらい点もあろうかと思いますが、この辺も含めて、町民の方には、町外の方も含めて、十分PR、今何やってどうなのかという近況なども情報発信にはこれからも努めていきたいと思います。また、今後につきましても、もちろん理事者である私が決定権があるといえばありますが、その前に、応援してくれている映画をつくる会のメンバーの皆様もそうですし、それ以外の町民の方、そして寄附を頂いた方もそうですので、それらの方の意見を無視をしたり、御意向を全く毀損したりすることはなく、責任を持って今後も進めていきたいと考えておりますので、御理解を賜わりたいと思います。以上です