上富良野町議会 令和2年第2回定例会 2020年6月24日
(1)新型コロナウイルス感染症対策について/(2)マイナンバーカードの申請・取得について
2020年6月24日、上富良野町議会の一般質問で、荒生博一議員が「新型コロナウイルス感染症対策について」「マイナンバーカードの申請・取得について」について質問し、町長 向山富夫、総務課長 宮下正美、副町長 石田昭彦、町民生活課長 星野耕司が答弁しました。
- 質問者
- 荒生博一 議員
- 答弁者
- 町長 向山富夫、総務課長 宮下正美、副町長 石田昭彦、町民生活課長 星野耕司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 8番 荒生博一
私は、さきに通告しております2項目6点について、向山町長にお伺いいたします。まず1項目め、新型コロナウイルス感染症対策について。新型コロナウイルス感染症は、今も世界各地で感染が拡大しており、昨日、6月23日現在、世界188か国の感染者数は900万6,000人となっており、死者数は46万9,000人であります。また、日本国内では感染者数が1万7,968名、そして死者数が955名となっており、依然として猛威を振るっており、世界経済・日本経済の様々な産業分野に影響を及ぼし、赤字に転落する企業が相次ぎ、コロナ禍による未曾有の危機に陥っている。この間、国においては新型コロナウイルス感染症の影響を受けた企業や個人に対し、「持続化給付金」や「特別定額給付金」の支給など、様々な支援策を行ってきている。町においても、「つなぎ資金」のあっせんや「中小企業経営継続奨励金交付事業」として奨励助成金の給付や、外出自粛要請などで生活のリズムが大きく変わった家庭での生活の一助としての「おうちでグルメ上富良野」、そしてかみふらのプレミアム付き商品券事業など緊急経済対策を行ってきている。このコロナウイルス感染症は、終息時期も不明であるとともに、全国的な第2波・第3波も予想されていることから、今後においてもさらなる新型コロナウイルス感染症に係る様々な支援策や対策を講じる必要があると考えます。そこで以下、3点について、向山町長に所信をお伺いいたします。1点目、これまで実施してきた国からの特別定額給付金事業と町独自の緊急経済対策など、現在継続されている事業も含め、事業実施後の効果や課題、問題点、反省点など、町長はどのように分析しているか、お伺いいたします。2点目、町では、これまでの間、町民の痛みに寄り添った中で、経営環境対応特別融資資金利子等補給、中小企業経営継続奨励助成金の交付、おうちでグルメ上富良野事業、かみふらのプレミアム付き商品券事業などを実施してきている。今、多くの町民の皆さんから、生活持続のため、さらなる支援策が強く求められているが、今後、町長はどのような具体的支援策を考えているか、その内容をお伺いいたします。3点目、先般、上富良野町への国からの第1次新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金額が8,900万円と示された。町では4月から6月までの間3回の臨時会を開会し、補正予算を組み、地方創生臨時交付金の充当と一般財源を合わせ、事業費総額約1億2,000万円規模の経済支援策を行ってきている。今後においても、大胆な経済支援対策を行うためには財源確保が課題になると考えます。この非常事態に対応するため、国からの交付金頼りだけでなく、既に議決されている令和2年度予算の中で、後年に送っていい不要不急な予算はないか見直し、コロナ対策の財源にすべきと考えるが、町長の財源確保についての考えをお伺いいたします。続きまして、2項目め、マイナンバーカードの申請・取得について。「マイナンバー通知カード」は、すべての国民に、その人のマイナンバーを通知することを目的として、政府が送付した紙のカードであり、一方の「マイナンバーカード」は、顔写真つき、ICチップ搭載のプラスティックのカードのことである。20 1 6 年 1 月 に 交 付 が ス タ ー ト し た 「 マ イ ナ ンバーカード」は、自主的に交付の手続が必要となり、通常は「マイナンバー通知カード」さえあれば、日常生活において困ることがほとんどないため、手間をかけてつくる必然性を感じていない人が多数を占めており、交付開始後4年経過した2020年4月1日時点での日本全国における交付率は僅か16%にとどまっております。しかしながら、今般、「マイナンバー通知カード」が5月に廃止となり、さらには新型コロナウイルスの経済対策として、政府が全国民を対象に実施した一律10万円の給付「特別定額給付金」においては、「マイナンバーカード」を利用し申請を行う「オンライン申請」により、郵送より早く受け取れるメリットから、「マイナンバーカード」の申請件数が急増している。今後、様々な利活用で身近になるであろう「マイナンバーカード」の申請・取得について、これからの町の対応策や周知などについて、以下3点に関し、町長にお伺いいたします。1点目、当町におけるマイナンバーカードの交付状況に関して、現在の普及率と今後の目標普及率について、町の考えをお伺いいたします。2点目、令和2年9月からマイナンバーカードを取得し、マイキーIDを設定された方を対象に、― 14 ―キャッシュレス決済でチャージや買物をするとマイナポイントが付与されるサービスが開始されると聞き及んでいます。総務省が行う「マイナポイントによる消費活性化策」について、早期に町民周知が必要と考えますが、町の対応策についてお伺いいたします。3点目、マイナポイントをもらうためには、まずマイナンバーカードが必要であります。できるだけ早くマイナンバーカードを取得していただいて、マイナポイントを有効活用していただくためには、今後スムーズな窓口対応が求められます。現在、申請者に対しての窓口でのサポートはどのように行われているのか、具体的なサポート内容についてお伺いいたします。なお、最後に、今定例会に先立ち、村上議長から、一般質問の円滑な質疑がなされるよう議員各位にフェースシールドが1枚ずつ配られました。御配慮に感謝し、私の一般質問とさせていただきます。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
8番荒生議員の2項目の御質問にお答えさせていただきます。まず、1項目めの新型コロナウイルス感染症対策に関する3点の御質問にお答えいたします。先週19日から、全国的に移動制限自粛が緩和され、徐々にではありますが「新しい生活スタイル」基本とする日常生活や経済活動の再生が進むことを期待するものですが、先の見通しもつかず、何としても一日も早い終息を願ってやまないところであります。まず1点目の国の特別定額給付金事業につきましては、さきの行政報告でも述べさせていただきましたが、6月22日現在で4,769世帯、金額にいたしまして9億7,090万円の振込を完了しております。臨時給付金事業につきましては、全ての国民が対象であることや、金額の大きさなどについても、これまでに経験のない規模であり、今後はそれぞれの生活実態に応じ、活用されていくものと思いますので、生活支援や地域経済の回復につながることを期待するものであります。なお、特別定額給付金制度に関する問題については、国の制度でもあり、これについて私が感想を述べる立場にないことを御理解いただきたいと思います。次に、町独自の緊急経済対策についてでありますが、利子及び保証料の全額を町が負担する特別融資につきましては39件、融資額にして9,970万円、事業の継続を奨励する助成金交付事業につきましては153件、3,260万円の認定、あるいは交付の決定をしたところであります。このたびの新型コロナウイルス感染症対策に伴い、国や道の緊急事態宣言によって、より高い感染予防対策が求められ、本町の飲食、宿泊業及びサービス業等を中心に大きな影響を受ける中、国の持続化給付金や道の休業協力支援金などと併せ、町においても独自の支援を行ってまいりましたが、当面の資金繰りをはじめ、経営継続や営業再開に寄与できたものと思っております。さらに、6月から実施しております「おうちでグルメ事業」や7月から予定をしている「プレミアム付き商品券発行事業」など、これらの消費喚起対策も含め、一連の緊急経済対策につきましては現在進行中であり、事業効果等は、現状においてはまだ検証できる状況にはなく、今後、事業の進捗に併せ、必要な検証検討を加えながら、今後想定される追加的な対策や支援策に反映させていきたいと考えております。次に、2点目の新型コロナウイルス感染症に関するさらなる支援策についての御質問でありますが、現在、観光分野での支援策といたしまして、国においては「GO TOキャンペーン」、北海道におきましては「観光誘客促進道民割引事業」、いわゆる「道民割」の実施が予定されているところであります。「GO TOキャンペーン」につきましては、当初の開始時期より遅れる状況となっておりますが、これらの事業と有機的に効果が得られるよう、観光分野での町独自の支援について、関係団体と協議を進めているところでありまして、早期に事業化を図ってまいります。また、国の2次補正による臨時交付金については、実施計画の策定が必要となってくるものと思われ、これに併せて、新たな支援策についても検討してまいります。次に、3点目の感染症対策の財源確保における予算の見直しに関する御質問でありますが、議員も御承知のとおり、予算につきましては、限られた財源で最大限の効果が得られるよう御決定いただいたものでありますので、今年度に限らず、不要不急に当たる事業はないものと理解しており、これらの予算執行を着実に進めていくことが町の活性化につながるとともに、私の責務と捉えているところであります。しかしながら、今回の新型コロナウイルス感染症により、予定していた事業が実施できないなどの事由により予算の執行自体が見込まれないものにつきましては、減額補正を行い、今後の感染症対策の状況によっては、追加対策や支援策が必要となることも想定されますので、国・道の動向を見極め、財源― 15 ―確保に努めてまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、マイナンバーカードに関する3点の御質問にお答えさせていただきます。まず1点目のマイナンバーカードの普及率等についての御質問でありますが、令和2年5月末現在、交付枚数は2,450枚、普及率は23.4%となっております。なお、申請者数では3,021人、申請率28.8%で、全道2番目の申請率となっており、今年度末の普及率につきましては、35%を目標としているところであります。次に、2点目のマイナポイントによる消費活性化策の周知に関する御質問でありますが、当該事業の周知につきましては、窓口でマイナンバーカード交付時にリーフレットを配付するとともに、広報誌2月25日号で手続方法についてお知らせしたところであります。なお、7月からはマイナポイントの予約が開始されることから、防災無線や広報誌でさらに周知を図り、マイナンバーカードの取得及びマイナポイントの利用促進に努めてまいります。最後に、3点目のマイナンバーカードの申請に伴う窓口サポートに関する御質問でありますが、前段申し上げましたように、マイナンバーカードの交付の際に、マイナポイントに関するリーフレットをお渡しし、説明するとともに、マイナポイントの予約についても、マイキーID設定支援実施自治体として端末機も窓口に設置し、利用促進が図られるよう対応させていただいております。また、予約方法が分からないなど設定方法に不安がある方に対しましては、職員が設定の支援を行っており、これまで17件の設定のお手伝いをさせていただいており、引き続きサポートの充実に努めてまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。
質問 8番 荒生博一
まず、これまでの間、町が行っておりました中小企業経営継続奨励金交付事業をはじめ、金融機関のつなぎ資金のあっせん、それから「おうちでグルメ」、上富良野事業に関しましては、ただいま継続中の事業でありますけれども、一定程度この間の町の施策に関しましては、スピード感やタイミング等は、私も理解しているところでは本当にすばらしいタイミングをもって、真に困った事業者に対してスピード感を持った対応がなされていると一定程度評価させていただきます。しかしながら、非常に残念だったのは、国からの特別定額給付金を受けての町の対応であります。今回、向山町長の答弁書におきましては、「特別定額給付金制度に関する課題などについては、国の制度であり、それについて私が感想を述べる立場にないことを御理解いただきたい」と申し述べていますが、そもそも、この事業を振り返っていただきますと、今回4月20日に閣議決定された特別定額給付金事業はあくまでも制度設計は国であります。そして最後に、いわゆる経費負担が伴いますので、経費分の支給も国です。しかしながら、この前後の間の8割は、実施主体が自治体であり市区町村であります。そこでの認識の違いからもお伺いさせていただきますが、今回の特別定額給付金の支給時期が適当であったかどうか、町長にお伺いいたします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
8番荒生議員の国におきます特別定額給付金事業に対します御質問にお答えさせていただきます。私ども町といたしましては、この事業が閣議決定され、あるいは補正予算等の審議が国において行われておりましたが、基本的には国の補正予算が成立することを待って仕事をすることが大前提というふうに捉えておりまして、その間、様々情報収集もさせていただいております。そういった経過を取りまして、5月1日に専決を行いまして事業に着手したところでございます。この早い遅いについてのそれぞれ思いはございましょうが、私といたしましては、やはり事の性格上、しっかりと個人情報も多く含まれておりますことから、確実に町民の方に届くように、また間違いを起こさないようにということで、郵送の方法等も含めて検討した結果の返しとなったとことでございますので、御理解を賜りたいと存じます。
質問 8番 荒生博一
ただいまの答弁ですと、支給時期は適当であったということで理解させていただいてよろしいでしょうか。まず、この定額給付金が閣議決定された後、総務省では、メディアにこのように配信しております。人口が少ない自治体であればあるほど、この支給時期は早期に行われるであろうという文言がただいまの総務省のホームページにも記載されておりまして、これを受けて、いろいろこの間、例えば4月30日にメディアで、最速の自治体である東川町の例が取られますけれども、ここまでのことは望みません。行政は事務方のプロであるということを理解すると、2009年に、実は麻生政権時代に一度特別給付金事業は実施しておりますので、そのとき11年に遡りますと、例えば現職員の方でもそういった経験値がある方もいらっしゃったと思います。そし― 16 ―て、先ほど町長は、事前に様々な情報をということにおいては、いわゆる町民の方に記入していただきますひな形というのは、おおよそこんなものであろうというのは、優に想像ができたはずです。また、さらに追加いたしますと、何がその給付金事業に調達すべきものかというのは、あからさまに分かったはずです。5月連休以降、私個人の話になりますけれども、ふじスーパーで買物をしたり、信金でお金を下ろしたり、様々なシチュエーションでいろいろな町民の方にお会いする機会がありました。町民の方の声を代弁いたします。まず、連休明け早々は「荒生議員、うちの町、10万円いつ入るのだろうね」。私にお答えは、当然行政を信じておりますので、「きっと上富良野も、間もなく直に入ることでしょう」というお答えしかできませんでした。しかしながら、5月15日、先般行われました上富良野町臨時会において、この声を代弁したつもりとして担当所管課長のほうに「なぜ当町の給付実施時期が遅れているのか」という質問をさせていただきましたところ、所管課長の答弁は、「郵送に必要な窓空き封筒の調達が遅れたため、支給実施が遅れている」という答弁でしたけれども、もう一度この窓空き封筒の調達に時間がかかった流れといいますか、その辺のほうを担当所管課長に確認させていただいていいですか。
答弁 総務課長 宮下正美(総務課長は2022年3月まで)
8番荒生委員からありました特別定額給付金に関します申請の物品の発注の流れということでございますが、基本的には専決処分をしていただいた以降に発注をしております。ただ、準備自体は、既に予算つく前から発注の準備は進めてございましたが、契約としましては補正予算が通ってからの契約ということでお願いをして、結果、納入業者から納入時期のお知らせをいただいた中でいきますと、23日に発送をさせていただいて、翌日に基本全世帯に郵便局のほうで配達をいただいたところでございます。以上です。
質問 8番 荒生博一
では、流れについて確認させていただきます。その専決の後、最終的な手配をされたということですが、今回、ファーストタッチとして、担当業者に納期が5月23日になりますと言われたときに、一度電話を切って、部署内でこれでは困っている町民の方々に1日も早く給付が望まれている中、遅過ぎるという判断は下さなかったのでしょうか。
答弁 副町長 石田昭彦(副町長は2021年9月まで)
8番荒生議員の再質問にお答えさせていただきますが、今、総務課長がお答えしたように、私どもも定額給付金を一日も早く町民の皆さんにお届けできる方法はいいことでありますので、そういう形で対応していきたいということでありまして、議員もおっしゃったように、閣議決定されたのは4月20日であります。総務課長のほうからは私のほうにも4月23日の時点で国のほうについては一日も早い給付を望んでいるので、窓空き封筒と、前回の麻生政権のときも同様でありますけれども、交付等の間違いが起きないように窓空き封筒をしっかり確保して、それで対応していきたいということで、予算についてはまだ国も確定していないし、うちの予算も確定できていないけれども、事前にお声かけさせてもらってよろしいかというような説明があって、私のほうもそういう消耗品等については、規定の予算もあることだから、それは振替もできるので、そういうことで声をかけておこうと。正式な発注については、当然予算が確保されてからということになりますので、国の予算が4月30日に通って、私どもは5月1日に専決処分を経て予算決定したということでありまして、今、議員がおっしゃったように、4月20日前後の時点であれば、5月の後半には小さな自治体では給付が始められるように、5月中には何とか給付を始めたいというふうな国の報道もありましたので、私どもは5月20日以降に、それらを用意するのに1か月ぐらいの時間が必要だということで業者に言われておりましたので、5月の後半には何とかそういうことにつなげられるのではないのかなということで思っていたところであります。
質問 8番 荒生博一
副町長に、それではお伺いいたします。今回、納期が5月23日になることをよしとしたのは、副町長ですか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
荒生議員の御質問にお答えさせていただきます。そういう経過報告を私は常に受けておりまして、最終的に了と決定をしたのは私でございまして、私の責任として、そういった運びになるということを了承したところでございます。
質問 8番 荒生博一
真に町民の傷みに寄り添うということは、一日も早期な支給を待って、この10万円という案が国において定められたとき、例え― 17 ―ばこういった方もいたでしょう。その10万円の給付を待ち、初めて家賃が払える方もいたかもしれません。また、その10万円が入ったら、お米を買おうとか、様々な予定というものをされた中で、町民の方は一日も早い給付を願っていたはずです。沿線の自治体の例を挙げます。富良野市は5月15日通知、22日に振込完了、封筒においてはA4の大の封筒でございます。隣町の中富良野町、これも一切窓空き封筒ではなく、中の窓なし封筒です。なぜ窓空き封筒にこだわったのですか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
8番荒生議員の御質問にお答えさせていただきます。これまでの答弁で申し上げておりますが、まず、こういった個人情報が中に書き込まれております類いの書類につきましては、まず間違いを起こすことは取り返しのつかないことになるということを非常に私といたしましては重要視いたしました。そういった観点から、窓空き封筒による配送がそういった誤りを防ぐ非常に有効な手段だというような説明を受けまして、私も納得したところでございまして、5月23日に発送させていただくようなこととなった次第でございます。なお、一方、ネットによります申請は既に5月11日から開始をしておりますので、そういった対応も同時に進めているということで御理解賜りたいと存じます。
質問 8番 荒生博一
確かにオンライン申請は11日に申請を受付を開始し、20日前後に支給されていることは十分承知しております。しかしながら、当町、先月末現在5,311世帯ありますけれども、そのオンラインの申請というのは、たった数割にすぎないです。ほとんどの方が郵送の申請で今回の給付金を受けていらっしゃるのは事実です。まず、本当に残念なのは、町長の判断により、実際に町民の方が支給時期が遅れたというのは、もう町民に対しては不利益を及ぼしたということ、いわゆる迷惑をかけたということになりますので、私でしたら、今回の経緯を優に反省をいただいて、皆様に遅れたことを申し訳ないという思いでしっかりとした説明責任が必要だと思うのですけれども、この件に関してはいかがですか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
8番荒生議員の御質問にお答えさせていただきます。支給時期の申請受付の早い遅いについては、給付を待たれている町民の皆様方からすれば、一日も早い給付を望まれることは、これは重々承知もしておりますし理解もできます。一方、私ども行政の手続を預かる側といたしましては、やはり確実性、あるいは先ほどから申し上げております間違いを起こさないような、あるいは一方、課長からもお答えさせていただいておりますが、物理的に私どもが求めております封筒等の調達に一定程度時間を要するというような様々な要点が絡み合っての今回の申請受付となったところでございまして、さらに、早めるような手法を講じる要素がゼロだったかと申しますと、それは可能性を探り、反省する必要はあると思いますが、いずれにいたしましても、私といたしましては経験のないことでございまして、そういったことを総合的に勘案いたしまして今回の経過に至ったということでございまして、生かせることについては、今後の行政運営の中でしっかりと生かしてまいりたいと考えておりますので、それが町民に対しまして期待に応えていくことというふうに理解しておりますので、御理解賜りたいと存じます。
質問 8番 荒生博一
早期支給は、可能性はあったということをおっしゃいますね。上富良野町職員100名、今日、事務方がおります。世帯数5,311人においては、1人の職員が50件の宛名を手書きで書いたとしても、多分3日間ほどで優にこの郵送手続というのは賄えると思います。可能性があったとかではなくて、やればよかったのです。一切、町長からは反省、それから町民の皆様に対しての謝罪の気持ち等が感じられないのですけれども、本当に反省していらっしゃいますか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
8番荒生議員の御質問にお答えさせていただきます。私どもといたしましては、最善を尽くしたというふうに理解をしておりまして、早い遅いの判断はそれぞれ感ずるところは多少違いもあろうかと思いますが、私どもといたしましては、繰り返しますが、最善を尽くして手続をさせていただいたということでございまして、それを、仮に今後こういうような状況があるとすれば、今回の経験をしっかりと生かした対応というものを次に生かしていくことは必要であろうということで、それは反省点として謙虚に受け止めたいというふうに理解をしているところでございます。
質問 8番 荒生博一
本当に、富良野市よりも人口がないうちの町が、富良野よりも2週間遅れたという事実をしっかりと受け止めていただき、次にも― 18 ―しこのような事業があった場合、今度はぜひ逆転してみせてください。続きまして、次の質問に入らせていただきます。今回、令和2年度の議決予算に関して、一度立ち止まり、不要不急な事業がないか検証する必要があるかという質問に対しての御答弁が、「予算につきましては、限られた財源で最大限の効果が得られるように御決定いただいたものでありますので、今年度に限らず、不要不急に当たる事業はないものと理解しており、これらの予算執行を着実に進めていくことが町の活性化につながるとともに、私の責務と捉えております」。では、先進自治体の例を挙げます。神奈川県茅ヶ崎市です。既に議決された予算の後、4月6日に国が発令いたしました緊急事態宣言の後、すぐに行政間特別プロジェクトチームを立ち上げて、このような政策パッケージを制作しております。新型コロナウイルス感染症対策政策パッケージ、大まかには四つ中身があるのですけれども、一番私が取上げたいのは、今後も市税等の減収に備え、当初予算を大胆に見直し、不要不急な事業については予算を凍結する。そして凍結した予算の一部は必ずや市民の安全・安心につながるものであり、そして緊急経済・対策であるとか、市民のセーフティネットというところに重きを置き、堅持をした上で大胆な見直しを行っております。私、正常な自治体というのは、このように一定程度意見がまとまり、こうすべきだと考えているのですけれども、これは私の思い違いですか。
答弁 副町長 石田昭彦(副町長は2021年9月まで)
8番荒生議員の御質問にお答えいたします。荒生議員が正常か不正常かということについては、答弁は差し控えさせていただきたいと思いますが、茅ヶ崎市の事例が正しいのか正しくないか、これについても、それは茅ヶ崎市の考え方でございましょうし、茅ヶ崎市で御議決いただいた予算の中に不要不急の事業があったとすれば、そういう判断をされたのだというふうに思いますが、私どもにつきましては、お認めいただいた予算の中に不要不急のものはないというふうに判断をしているところであります。
質問 8番 荒生博一
これも5月15日に同じように、石田副町長から不要不急な事業はないと。確かに、3月19日の時点です。これは、私ども議会としても、今回令和2年の予算に関しては議決しておりますので、それはその時点では不要不急な事業はないというのは当然のことであります。しかし、今は平時だと思われているのですか。緊急時ですよ。戦時下とも言われています。まず、その辺の認識の違いをどう捉えていますか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
8番荒生議員の御質問にお答えさせていただきます。現在どういうふうに捉えているかということにつきましては、平常時ではないというような認識でいることは申し上げておきたいと思いますが、予算の捉え方につきましては、先ほど副町長からもお答えさせていただきましたが、粛々と予算を執行していくことが町民みんなの総意の結果だというふうに私は理解しているところでございます。
質問 8番 荒生博一
お認めいただいた予算を粛々と執行する。確かに行政の仕事は執行することに尽きると思います。でも、町長の認識は、平時ではないということですけれども、有事の時点では、三つのステップしかありませんよ。まず、何事もない平時、それから緊急時、そして今回のコロナウイルスであれば、終息を迎えて初めて回復時ということで、三つのステージしかありません。今は平時ではないということは、非常時ですよね。そして、それに関連してお伺いしますけれども、御答弁の中に、「お認めいただいた予算の中に予算執行を着実に進めていくことが町の活性化につながる」ということでの御答弁でしたけれども、あまり例を挙げたくないですが、今回の議決予算の中には、向山町長が使用する公用車1号車の更新事業が予算立てされておりました。確かに3月当時、乗っている年数であるとか走行距離、そういったところを総合的に判断したら更新は必要だということで私どもも議決しております。ただし、こういった非常時、そして町長車の更新が町の活性化につながりますか。非常に残念ですけれども、このコロナ禍の中、4月16日に予定どおり粛々と予算執行を行うための入札行為を行っておりまして、納車時期も8月21日に決定をしております。残念ながら、この場でそれを差止めることができない無力な自分に非常に情けない思いはありますけれども、こういったところは不要、もしくは不急、すなわち後年に回していい予算かと思いますけれども、ここまで言って、町長車の購入が町の活性化につながりますか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
8番荒生議員の御質問にお答えさせていただきます。― 19 ―個々の事業についてのコメントは差し控えさせていただきますが、いずれにいたしましても、慎重に皆さん方と議論を重ねた中で組立てた予算編成でございまして、私どもとしては、一つ一つに意義があり、それなりの町民の皆さん方の行政執行に応えていくことに直結するというふうに考えております。様々な事業が町の経済の活性化であったり、あるいはそれらに関連いたします生活の安定だとか、そういったことに広く町民生活全体に影響を大なり小なり及ぼすものでございまして、先ほど他の自治体の例も御紹介いただきましたけれども、国も含めて、北海道も含めて、多くの自治体が既定予算については粛々と執行しているというふうに私どもは捉えておりまして、私どもの選択も間違っているものではないというふうに理解をしているところでございます。
質問 8番 荒生博一
全国的なほかの自治体もこのように、冒頭、町長が町政報告をされた中で、今般のコロナウイルス対策に関して、15回検討会議を行っております。その中で、不要不急事業の見直しや、そういった事業を洗い出しましょうとか、そういった声は職員内ではなかったのですか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
8番荒生議員の御質問にお答えさせていただきますが、予算についてそういう捉え方で検証したというような経過はございません。
質問 8番 荒生博一
もう本当に、平時ではないけれども、非常時ではないという認識ですので、これ以上言ってもかみ合わないと思いますので、次の質問に移りたいと思います。次に、マイナンバーカード申請・取得についての再質問をさせていただきます。昨年6月にデジタル・ガバメント閣僚会議が行われ、その中の議事録を拝見させていただきますと、令和4年度末には国民の多くがマイナンバーカードを所有しているということを前提に諸事業であるとか各市区町村への経済的な支援等々必要なものをこの2年間で行うという指針が示されております。現在、6月1日時点でのマイナンバーカードの交付枚数は人口に対して16.8%です。北海道では14.3%、当町では22.7%となっており、この間の努力は、本当に数字に表れたものとして、当町の普及率向上には大変御努力を認めさせていただくところでございます。先ほどの答弁書には、町の令和2年度末の目標は普及率35%ということで示されておりますが、さきに申し上げたデジタル・ガバメント閣僚会議での国の捉え方は、後の令和4年の末までにほとんどの国民が所有している。このほとんどというのは、数字的に町ではどの程度と理解されていますか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
8番荒生議員のマイナンバーカードに対します御質問にお答えさせていただきます。マイナンバーカードの普及率の捉え方については、また普及の在り方については、昨日のニュースでも報道されておりましたように、免許証に代わるものにしたりなど、非常に流動的に国は捉えております。私どもは規定の利用形態の範疇において将来の普及率を一定程度見込んでいるところでございまして、このように国が日替わり的に様々な活用にマイナンバーカード、あるいはこの間報道のありましたように預貯金のひもつきに使うとかというようなことは、私ども30%少々を今後の普及率と見込んだような段階には、まだ報道もされておりませんし、こういうふうに目まぐるしく変わる中での普及率の想定というのは非常に難しいと。今までの経過の延長上を捉えているところでございますので、御理解いただきたいと存じます。
質問 8番 荒生博一
私の情報では、今後の国の目標数値に関しましては、令和2年末には約50%を目指したい。そして令和3年末には70%程度、令和4年末にほとんどの国民がということですので、当然目標数値はこのようになるのが十分理解できます。当町においては、まず、マイナンバーカードの申請・取得は現在大変込み合っているということで、1か月程度申請にかかるということも聞き及んでいます。また、その次のステップであるマイキーIDの設定、これはマイナポイントの予約の件ですが、この申込み期限が8月末ということで、しっかりと期日も決まっております。このステップを確実に踏まなければ、その後、いわゆるマイナポイントを利用してキャッシュレスで入金や買物をすると、1人当たり最大5,000円分のポイントが国から付与されることを目指しているということもありますので、国も限られた予算の範囲内で行う事業ということですから、過去に周知をされた広報においては、本年度2月25日発行の広報に、多分スペースでいうと6分の1ぐらいの枠の中でマイナポイントの付与に関してさらりと述べておりますけれども、やはりこういった各ステップ― 20 ―にあります間、期限がそれぞれ定められておりますので、早期周知が広報等でも必要かと思いますが、その周知方法は、何か現在お考えですか。
答弁 町民生活課長 星野耕司(町民生活課長は2022年3月まで)
8番荒生議員の御質問にお答えします。まず、マイナポイントの申込み期限につきましては8月末となっておりますが、この間、2月に広報で一度周知しております。そのほかに、あさって発行される6月25日の広報かみふらのにおいて、マイナンバーカードの取得ということで、マイナポイントが5,000ポイントもらえるということで、マイキーIDの設定の方法を記載したチラシと、マイキーIDの設定をするためにはマイナンバーカードがなければできませんので、そちらのほうの周知を行うということで、一応チラシのほうをあさって折り込むことになっていますので、御理解賜りたいと思います。
質問 8番 荒生博一
さらなる普及率の向上に向けては、ただ庁舎内で申請者を待つばかりではなく、日常時に、例えば役場の職員のほうが企業等々に出向いてPR、普及啓発を行うなどというのも、他の自治体では先進例としてございます。今後そういった出前講座ということではないですけれども、周知に関しての説明等々、一歩、庁舎から踏み出すような考えというのは検討されていますか。
答弁 副町長 石田昭彦(副町長は2021年9月まで)
8番荒生議員の御質問にお答えいたしますが、基本的に、マイナンバーカードにつきましては、国の施策で、国においてもこれを国民に普及しようということで、保険証と一体化したい、今日の新聞報道等では免許証とも一体化したいというような、また、先ほど町長も答弁しましたが、それぞれの個人の口座とひもつきにしたいというようなことで、何とか普及を進めていこうということであります。そのようなことで、本町においては、マイナンバーカード取得の方はコンビニで住民票等の交付もできるような対応もして、その普及については一定程度制度化に努めているところでありますが、ただ、このカードにつきましては、国において個人情報を管理されることに対して別の思いを持っている国民の方もたくさんいらっしゃいますので、町がぜひ作りなさい、ぜひ作りなさいというようなことというのは、これは一つ考え方が別にある方もたくさんいらっしゃいますので、制度についてはしっかりと周知をしていくということは大切なことかなというふうに理解をしております。
質問 8番 荒生博一
では、来庁される方が申請を希望したり、また既にカードをお持ちの方で、いわゆるマイナポイントの予約、サポート実績も、先ほどの答弁書では17件ぐらいあるということで、今後もさらなる窓口のサービス対応として、例えば先進の自治体であれば、職員のスマートフォンを利用して、マイナンバーの申請に関してですけれども、顔写真を撮ってさしあげるなどというサービスをやっている自治体も結構あります。そのようなサポートの考えというのはどうでしょうか。
答弁 町民生活課長 星野耕司(町民生活課長は2022年3月まで)
8番荒生議員の御質問にお答えします。マイナンバーカードの取得につきましては、紛失などでマイナンバーカードの再交付申請を申し出た際には、希望する申請者に対しましては無料で写真を撮影するなど、その場で申請できるようなサポートを今後進めていきたいと考えております。以上です。
質問 8番 荒生博一
それでは、そのような対応をなされるということで、国の事業であり、町が積極的にという御答弁がありましたので、とにかく来庁され、その意思を示された町民の方に対しては、しっかりと今述べられました写真等のサービスも含めて、できる限りのサポートをお願いし、質問を終わらせていただきます。答弁は結構です。