みんなの議会

上富良野町議会 平成28年第4回定例会 2016年12月14日

(1)医療福祉施設の一体化整備について/(2)富良野線の維持存続について/(3)国保税の引き下げについて/(4)中学生までの医療費の無料化について/(5)中学生の指定ジャージの無償給付について

2016年12月14日、上富良野町議会の一般質問で、米沢義英議員が「医療福祉施設の一体化整備について」「富良野線の維持存続について」「国保税の引き下げについて」「中学生までの医療費の無料化について」「中学生の指定ジャージの無償給付について」について質問し、町長 向山富夫、教育長 服部久和、町民生活課長 鈴木真弓が答弁しました。

質問者
米沢義英 議員
答弁者
町長 向山富夫、教育長 服部久和、町民生活課長 鈴木真弓

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 11番 米沢義英

私は、さきに通告してありました点について、町長及び教育長に質問いたします。第1点目は、医療福祉施設の一体化整備についてお伺いいたします。北海道新聞の報道では、町長の3期目の重点施策として、まちにおける課題への取り組みについての取材の中で、町立病院、特別養護老人ホーム、病院の老人保健施設の一体的な構想のあり方があるという方向性を示しました。この点についてお伺いいた― 59 ―します。今後、消防施行令の一部改正に伴い、病院は、面積にかかわることなく、スプリンクラーの設置が義務づけられ、猶予期間として平成37年6月までとなっています。この点について、どのように対応されるのか、お伺いいたします。病院には、入院者がおりますので、安全が第一であり、早急な対策が求められると思いますので、見解についてお伺いいたします。二つ目には、町立病院の改築をし、病棟、老人保健施設、特別養護老人ホーム等の一体的な複合的な機能を持ち合わせた施設として、今後、整備をしようとしているのか、その構想があればお伺いいたします。三つ目には、町立病院の改築となれば、当然、時間も必要となります。また、同時に、用地や財源の確保に対応した検討委員会の設置も必要となると考えています。さらに、ラベンダーハイツ等の今後の維持管理等がどうなるかということも懸念されます。どちらにしても、多くの問題、課題を含んでいる以上、この点について、今後の町長の見解、対応についてお伺いいたします。二つ目には、富良野線の維持存続についてお伺いいたします。JR北海道では、赤字経営が続く状況の中では、今後、路線の維持存続が困難だと表明し、10路線13区間については廃止、あるいは上下分離方式という案を打ち出しました。その中には富良野線も対象となっていることが明らかになりました。しかし、今、この富良野線においても、多くの方が利用するというのが実態であります。車社会という現状の中で、列車に乗る方が少なくなったとはいえ、通勤、通学、通院などで利用されている方がまだいます。また、近年では、海外からの観光客も田園風景を楽しみながら列車を利用するという方もふえるという状況の中で、大切な基幹的な路線であり、仮に廃止ともなれば、北海道や地域経済、住民にも大きな影響を及ぼすことは明らかであります。富良野線の維持存続は困難との発表に、多くの自治体関係者や住民が不安に感じるのも当然ではないでしょうか。JR北海道においては、路線維持のために、この間、どのような経営努力をされてきたのか、こういった点でも情報の公開が極めて不鮮明であり、当然、住民にとっても納得できる説明がされていないという思いはあるのではないでしょうか。このことを訴えて、次の点について質問いたします。富良野線は、住民や関係自治体にとって、なくてはならない交通機関であり、まちは路線維持存続ののために、各自治体や国、北海道などの関係機関との連携が一層必要になると考えていますが、町長はどのようにお考えなのか、お伺いいたします。二つ目には、JR北海道からの路線維持のための具体的な計画案、素案らしきものが上富良野町に示されているのか、この点についてお伺いいたします。次に、国保税の引き下げについてお伺いいたします。上富良野町の国民健康保険の加入状況は、平成27年度で1,656世帯、2,958人となっています。この加入者の多くは、所得の少ない世帯であると同時に、多くの自営業者が含まれるという状況であります。国はその状況を踏まえて、低所得者に対する軽減措置として、市町村に財政支援を実施するということを決め、もう既に国保支援金が交付されるという状況になっています。国保支援金は、2015年度で、国において1,700億円、2016年度においてもほぼ同額が措置されたと聞いています。また同時に、上富良野町には約2,600万円が2年間にわたって交付されているという実績があります。その活用方法としては、国民健康保険税の引き下げに活用してもいいという文書があります。まちにおいては、その支援金を活用して、高いと言われる国民健康保険税の引き下げを直ちに実施すべきと考えますが、この点についての町長の答弁を求めます。次に、中学校までの医療費の無料化について伺います。上富良野町においては、生活困窮者を対象にした医療費の無料化枠の拡大を実施、きのう、条例が提案され、可決されました。施策の一環として大切であると考えます。しかし、子育て中のお父さんやお母さん方からは、医療費の無料化を中学校まで拡大できないのかという声のほうが要望多数という状況であります。ある方は、子どもが体調を悪くし、すぐ病院に行き、そして検査をしなければならない。また同時に、薬などをもらうと1万円を超えてしまう。ある方は、子どもが体調が悪くなって、費用負担のことを考えるときに、受診を控えようと思うけれども、そうもいかない。子どもの体調のことを多くの人たちが負担で悩むという現状はあります。子育て中のお母さんは、多くの費用負担に悩まされている現状― 60 ―です。今、上富良野町に求められているのは、こういったところに対してきっちり支援することではないでしょうか。また、費用負担が軽減されれば、1人でも子どもを多く産みたいという声も、さまざまな声があります。これは決してわがまま、勝手なことと言い切ることはできないのではないでしょうか。自然なことであり、当然なことではないでしょうか。日本国憲法第25条では、健康で文化的な最低限の生活を営む権利がうたわれています。中学生までの医療費の無料化拡大をすれば、生活が大変な世帯にもその恩恵かあるわけですから、この点を十分考慮して、今後、どのようにされるのか、まちの見解についてお伺いいたします。次に、中学生の指定ジャージの無償給付についてお伺いいたします。私はこの間、中学生の指定ジャージの無償給付について質問してきました。しかし、就学援助の拡充や、部活動など、スクールバス運用の拡充を行っている、現在は考えていないという教育長の答弁であります。今、一部の自治体では、指定ジャージを入学のお祝いとして給付する、あるいは、教育費の保護者負担軽減のために、給食費や進学するための学費の給付制度を設けるなど、多様な保護者の負担軽減策をとるという状況になっています。今、多くのまち、自治体でも、貧困問題が盛んに叫ばれるようになり、こういった点でも、負担軽減というのは当然ではないでしょうか。日本国憲法第26条には、教育を受ける権利及び義務教育の無償化がうたわれています。このことを考えれば、十分検討に値するものだと私は考えます。以上のことを述べて、町長及び教育長の見解を求めます。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

11番米沢議員の御質問にお答えさせていただきます。まず1項目めの、医療福祉施設の一体化整備に関する3点の御質問にお答えさせていただきます。1点目のスプリンクラーの設置についてでありますが、平成25年の福岡市の診療所火災で、死者10名、負傷者5名と、多くの死傷者が発生しましたことから、平成28年4月から、スプリンクラーを入院機能のある病院及び診療所に、原則として延べ面積に関係なく設置が義務づけられました。スプリンクラーの設置につきましては、既存の病院などは平成37年6月まで適用を猶予されておりますが、現在の町立病院への設置につきましては、病院の全体に設置する必要がありますことから、その工事費用について、おおむね2億円弱が見込まれていることとあわせ、工事期間も約6カ月を要し、診療、入院と、全てにわたり支障を来たし、病院運営に大きな影響が生じることが想定されております。御承知のとおり、町立病院は昭和54年12月に建設され、築37年を経過していることから、老朽化に加えて、病室やトイレ、外来診療室の中待ち合いの配置など、現状では患者さんのプライバシー保護の対策も十分ではなく、快適な医療環境が確保されていない状況にあり、これらのことを踏まえますと、現在の町立病院へのスプリンクラー設置は無理があるものと認識をしております。次に、2点目の町立病院の改築と、3点目のラベンダーハイツの維持管理の御質問につきましては、関連がありますことから、一括してお答えさせていただきます。町立病院は、外来部門と一般病床44床と、医療機関併設型の介護療養型老人保健施設28床を病院と一体で運営しており、ラベンダーハイツは入所者50名、デイサービス25名、ショートステイ10名の規模で運営をしております。ラベンダーハイツは昭和59年建設で、築32年を経過しており、市街地からも遠く、町立病院との距離も2キロあり、また、個室化等の整備も行っておりません。医療施設と福祉施設の一体的な整備に関しましては、大きく2点について、十分な検討が必要ととらえておりまして、1点目といたしまして、ハード面におきましては、現在はラベンダーハイツ入所者の定期の診察の健康管理については町立病院の医師が出向いており、また、急変時の救急車の利用など、搬送の時間的なロスについてもネックとなっております。これらの不安除去等も必要と思われます。また、医療施設と福祉施設の併設につきましては、同一建物内では、並列型、積層型、混在型、また、同一施設内では、分棟型、併設型などがあり、機能的な施設配置が期待できるものであります。2点目は、ソフト面における人的資源の有効活用であります。将来、町立病院の医師や看護師、医療技術者などのマンパワーが、町内全体にとりまして重要な医療資源となることが想定されますことから、医療と福祉の一体的な整備を図ることにより、医療従事者と福祉従事者の連携も強化されまして、マンパワーの活用や、患者さんや入所者へのサービスの向上も図られるものと思われます。これらのことにより、町立病院の診療体制や病床数などの規模につきましては、平成27年7月に北― 61 ―海道が定めました北海道地域医療構想策定方針の動向を見極め、また、ラベンダーハイツの規模や配置などにつきましても、今後、総合的見地から検討を行い、平成31年からの第6次上富良野町総合計画において位置づけが必要と考えているところであります。いずれにいたしましても、本構想の具体化に向けましては、議員御質問にありますように、用地、財源等、多くの課題を内包しており、検討委員会等の設置も当然必要になってくるものと推察しております。なお、ラベンダーハイツの今後の維持管理に関しましても、現状分析を含め、安定的な経営が図れるよう、一定の方向性を探ってまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、2項目めの、JR富良野線の維持存続に関する2点の御質問についてでありますが、関連がありますので、一括してお答えさせていただきます。議員御発言のとおり、JR北海道が単独では維持することが困難な線区として発表した10路線13区間に富良野線が含まれておりますが、富良野線は、通勤、通学、通院など、多くの地域住民に利用されている生活路線として、また、ノロッコ号の運行など、多くの観光客にも利用されている地域振興路線として、いずれも大変重要な路線であり、将来も含め、廃止などは全く考えられないものと受けとめております。JR北海道からは、7月29日に発表した持続可能な交通体系のあり方、また、11月18日に発表した単独では維持困難な線区について、当町へ概要説明がありましたが、内容的には、具体的な計画や方法などについては白紙であり、今後、関係自治体等と協議をさせていただきたいとのことでありました。私といたしましては、そもそもJR問題は、北海道全体の公共交通ネットワークのあり方について議論されることが前提であるべきと理解しておりまして、現段階において、一自治体として個別の協議に応ずる考えは持ち合わせていないところであります。北海道におきましても、北海道全体の課題として検討チームが設置されており、今後の推移を見守ってまいりたいと考えておりますので、現時点で今後の対応について町民の皆様へ情報提供する状況でないことを御理解賜りたいと存じます。次に、3項目めの、国保税の引き下げに関する御質問にお答えさせていただきます。国から交付されます保険基盤安定負担金は、保険税負担能力の低い低所得者層の加入割合が高い国民健康保険者に対し、保険税軽減相当額について公費で補てんする制度であり、国保税の引き下げを目的としたものではないことを御理解賜りたいと存じます。本制度に基づきまして、まちにおきましても、今年度、1,532人の低所得者に対しまして、保険税の2割、5割、7割軽減を実施し、総額7,504万円を軽減させていただいたところであります。次に、4項目めの、中学生までの医療費の無料化に関する御質問にお答えさせていただきます。中学生までの医療費の無料化につきましては、本定例会において、乳幼児等の医療費助成に関する条例の一部改正について上程させていただいておりますが、まちといたしましては、子育て世帯における低所得者世帯に対して支援するため、平成29年4月から、市町村民税所得割非課税世帯に対し、中学生までの通院、入院に係る医療費について、全額助成を行うよう改正いたしました。本制度は、子どもの成長過程において、所得状況などの家庭環境により、子どもの疾病の早期発見、早期治療に支障を来すことのないよう、医療費負担の軽減を図り、子どもの健康づくりと子育て支援を拡充させていくものであります。御質問の、中学生までの全ての子どもの医療費無料化につきましては、これまでも申し上げておりますが、統計的にも中学生からの医療費は急激に低下している状況にあります。しかし、その中でも、特に支援が必要な子どもに対しましては、各種公的制度等で補完されておりますことから、まちといたしましては、健康づくり推進のまちとして、子どもたちの健康増進を図るため、子育てステージの各分野において、必要に応じた切れ目のない支援策を講じることが重要と考えておりますことから、中学生までの全ての子どもの医療費無料化につきましては想定していないことを御理解を賜りたいと存じます。

答弁 教育長 服部久和(教育長は2022年3月まで)

11番米沢議員の5項目めの、中学生の指定ジャージの無償給付に関する御質問にお答えいたします。学校での教育活動に要する費用のうち、学習指導上で授業などに用いる教材で、個人に帰属する経費につきましては、保護者に負担を求めているところであります。経済的理由によって就学困難と認められる児童生徒に対しましては、新入学学用品、進級時学用品、学校給食費の援助のほか、平成24年度から、PTA会費、生徒会費、クラブ活動費を就学援助の対象に加え、支援の拡大を行うとともに、昨年度からは― 62 ―中体連の大会以外の部活動にもスクールバスの利用範囲を広げ、保護者負担全般の中で軽減を図ってきているところでございます。今後におきましても、現在の支援策を継続しながら、保護者の教材費などの経済的負担軽減について、研究、検討をしてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。

質問 11番 米沢義英

質問いたします。医療、福祉の一体化整備についてお伺いいたします。まず1点目には、町立病院へのスプリンクラーの設置の件についてお伺いいたします。平成37年の6月までという形で設置の猶予期間があるということを述べられております。義務化になったかというふうに思います。ただ、この答弁書によりますと、現在、工期等、入院されている方のことを考えた場合に、大きな支障があるという形で、難しいという形になっております。そうしますと、このまま放置されるのかということが問題になるかというふうに思いますが、この点はどのようにお考えなのか、お伺いいたします。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

11番米沢議員の、病院のスプリンクラー設置に関します御質問にお答えさせていただきます。議員からただいま御発言ございましたように、診療、入院を維持したまま、現在の施設を維持したままの中で、スプリンクラーの設置工事を仮に実施いたすと想定しますと、全館にわたるものですから、入院体制、あるいは診療体制に非常に支障を来して、それがひいては病院経営にも大きな影響を及ぼすというようなことで、なかなか現在の病院の施設の中に追加工事をするというのは難しいのではないかなというような意味でございます。

質問 11番 米沢義英

そうしますと、このままいくということで、特にこの点になりますと、義務づけられているけれども、それはやらないということになれば、どうなのですか、反することになると思うのですが、そこら辺は問題があると考えますが、お伺いいたします。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

11番米沢議員の御質問にお答えいたしますが、義務化されたものを逃れるというような想定は毛頭ございませんので、当然、安全策を講じる、どういう方法をもって講じるかということの検討になろうかと思います。

質問 11番 米沢義英

そうしますと、恐らくそこまでは考えていらっしゃらないのかなという、この答弁を読みますと思うのですが、具体的にもしも仮にスプリンクラーを設置しないとした場合の安全策というのはどういうふうに位置づけになっておりますか。一般的な防災マニュアルに基づいた、それではなくて、きちっと具体的な対策をとれるような、そういった個別の対策というのも当然必要になるかというふうに思いますが、その点はどうでしょうか。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

11番米沢議員の御質問にお答えいたしますが、現在の施設をそのまま病院として存続させる、利用していくということになりますと、当然、心配事がどうであれ、設置を免れるものではございませんので、現在の病院の施設を維持した中でスプリンクラーを設置するということは非常に投資効率、投資行政効果を考えると、非常に難しいというような意味で御理解いただきたいと思います。

質問 11番 米沢義英

私が聞いているのは、投資効果云々ではなくて、それにかわるようなきちっとした安全対策がとられるのかということを聞いているのですよ。そこをお伺いいたします。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

11番米沢議員の御質問にお答えいたしますが、私のお答えしている意味をそのまま受け取っていただければよろしいかと思いますが、37年6月まで猶予されておりますスプリンクラーの設置を、現在の病院をそのまま生かしていくということにおいては、これは、もしそういう前提を持つとすれば、スプリンクラーは設置することになります。しかし、そういう形が、果たして将来を考えてみたときにどうかということも一方では私の中にあるということでございます。

質問 11番 米沢義英

そうしますと、一体的な取り組みという形の中で、平成31年から6次の上富良野町総合計画における位置づけが、一体的な整備構想の取り組みを実施するとすれば、位置づけることが必要だというふうに書かれております。そうしますと、書かれているだけで、やるともやらないともいうふうな表現にはとられないのですが、これはきちっと位置づけるという形で受けとめていいのですか。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

11番米沢議員の御質問にお答えさせていただきます。方向づけを、今後、第6次総合計画の中で位置づけ、方向づけをしていきたいということでございますので、今の現時点において、どちらに方向を決めたということは申し上げる段階でないということを御理解いただきたいと思います。

質問 11番 米沢義英

全体の文章を読みますと、こういうことは考えているけれども、きっちりと私の頭の中にはそれらしきものはあるけれども、きっちり決めることはできないということなのですね、これ、そういうことですね。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

11番米沢議員の御質問にお答えいたしますが、さまざまな検討要素が、私の思い、一存で進むものではありませんし、そういったさまざまな御意見、御議論を経た中で、こういった行政施策というのは定められていくものでございまして、私としての思いはあったにいたしましても、それは今ここで申し上げて、そういうふうに理解されることによる誤解を招くようなことは申し上げられませんので、現段階では、先ほど申し上げましたように、私の思いとしては持っているものはありましても、多くの要素を加味した中で方向づけをさせていただきたいということでございます。

質問 11番 米沢義英

トップの方の意見というのは重みがあります。恐らくここの中でいろいろな検討をして位置づけるという方向で、もう既に検討委員会だとかいろいろ立ち上げて、進めましょうという形になれば、一般的な今までの動きを見ていれば、そういう方向で職員の方も持てる力を発揮できるのだというふうに思います。そこで町長がぐらりぐらりぐらり、どっちでもない、こっちでもないということで言っていれば、どっちつかずで、結局何もなさずに終わってしまうという形になるというのが一番問題なのですよ、町長。トップだから、その責任のもとで、しっかりとした指示を出せば、そういう方向に動くのではないですか、職員の方も。だから、そうなると、このスプリンクラーに対するかわりの安全対策も持ち得ていないということであれば、何をやるのかということで、はっきり私は理解できないのですが、この点、きちっと表明できますか、位置づけるという形で。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

11番米沢議員の御質問にお答えいたしますが、認識の持ち方の根本的な部分がどうも違いかあるようでございますので、堂々巡りのお答えは避けたいと思いますので、これまで申し上げてきたとおりでございます。

質問 11番 米沢義英

何回言っても、なかなか町長、理解されないので、私は、少なくとも町長ということであれば、それだけの認識を持っておられて、一定の思慮深く物事を判断して、こういった一体的な構想というのを、あのインタビューに答えたのだと私は思っているのです。今、話を聞いたら、思っているだけ、具体的な話については、いろいろな関係があるから、私としてはなかなか表明できる立場ではないというようなことであれば、ただインタビューに答えて、思いだけで突っ走ってしまうということになるのかなというふうに私は思うのですけれども、そんな無責任なインタビューに対する答えというのもないですし、また、将来にわたってまちをつくる責任者としての病院経営のあり方や安全を確保する点で、非常に不見識なことではないかなというふうに思うのですが、この点、確認しておきます。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

11番米沢議員の御質問にお答えいたしますが、報道の一断面をとらえて、それについて私がさらにそれにつけ加えて説明をするというような性格のものと、報道というものは一部分である場合もあるでしょうし、あるいは報道側の思いも含まれる場合もあるでしょうし、それをこの議場で議論するというようなことは、私としては生産性のある議論ではないというふうに理解しているところでございます。

質問 11番 米沢義英

町民の人たちは、思いだけだとか、思いは大切だと思います。先ほど同僚の議員も言われたように、夢だとかそういうのは非常に大切だと思います。しかし、町長になれば、その夢のほかに、具体的に何をするのかということを、やっぱり道筋をつけて、初めて認められるのではないかなというふうに思います。この点、時間もありませんので、何回も繰り返しませんが、余り構想的なものというのは持ち得ていないということでよくわかりましたので、ただ、このスプリンクラーの設置義務があるということを考えれば、それなりの安全の担保というものがなければならないということを訴えておきたいと思います。次に、富良野線の維持存続についてお伺いいたします。富良野線の維持存続については、多くの住民が不安に感じています。なぜかというと、この間、JR北海道に至っては、日高線の復旧工事が全然進まな― 64 ―かったという問題や、また、JR北海道、分割民営化になったときに、基金という形の中で、その運用益から赤字分を補てんするという仕組みがとられました。しかし、金利の低下などによって、なかなか運用益が上がらないという形になってきています。もう一つは、この間、JRはいろいろな形で努力して、経営のための赤字を出さない努力をしてきたと言っていますが、町民や住民、道民にとっては、どう努力してきたのかということも一切わからないわけです。情報の公開がないわけです。分割民営化後、住民に負担をかけていないのかということであれば、当初の路線から大幅にもう既に線路が減ってきていますから、そういった点でも十分住民に負担を押しつけて、バス路線への転換という形。そういう状況の中で、やはり問われているのは、住民にわからない中で、一方的な赤字だから廃止するというところが、やっぱり私、問題だというふうに思います。そこで、きょう、北海道新聞を読んでいましたら、12日の富良野市の市議会で、単独では維持が困難と伝えられたJR富良野線に関して、沿線自治体と協議を始めたところでありますという形で、能登市長が答弁しているわけですけれども、この点は、そういう方向で今いっているという形で確認してよろしいですか。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

11番米沢議員の、JR問題に関します御質問にお答えさせていただきますが、きょう現在、JRの存続に対します協議等についての富良野市さんからの打診なり動きというものは、現在のところ一切ございません。

質問 11番 米沢義英

そうすると、この新聞報道、能登市長が答弁したことについては、こういうことはないということで、もう一度確認いたします。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

私のところにはそういった問い掛けはございません。

質問 11番 米沢義英

それはそれとして、どちらにしても、関係機関や沿線で、やっぱり連絡協議会等、つくるかどうかは別としても、この問題にしっかりと向き合う環境をつくることが必要だというふうに思いますけれども、この点についてはそういう方向で今後検討されようとしますか。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

まだまだ判断するには十分な情報もいただいておりませんし、北海道からの考え方もお聞きしておりませんので、今ここで断定的に申し上げる段階ではない。ただ、私の思いとして、JRをオール北海道として交通、鉄路の維持というのは、これは共通の願いでございますので、その点だけは申し上げておきたいというふうに思っております。

質問 11番 米沢義英

どちらにしても、ある程度方向性が打ち出されました、それが確実なものかどうかという点で、私もよくわからないところがあります。いずれにしても、廃止か、あるいは上下分離方式という形の方向では進んでいくのだろうというふうに思っています。そこで、そういう状況で進むということを想定しながら、いろいろな対応が求められているのだろうと思います。それは、国、道に対してのやっぱり支援策、あるいは自治体に存続を求められた場合、どうするのかということも含めた協議機関設置というのは、今後、見据えた中で想定されるものだというふうに思いますが、今後の動向いかんによって、今、わからないということで否定するのではなくて、そういう方法もあるのではないかというところの見解についてお伺いいたします。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

11番米沢議員の、JR問題に関します御質問にお答えさせていただきますが、現在、むしろ米沢議員のほうが情報をお持ちのようでございまして、私、それだけの情報を持ち合わせておりませんので、今後どういう展開になるか、今、北海道のほうからきちっと考えが私どものほうにいずれ示されてくるのかなというような状況にありますので、むしろ米沢議員のほうが情報をいっぱいお持ちのように、今承ったところでございます。

質問 11番 米沢義英

いずれにしても、町長、この答弁の中にも書かれているように、基幹路線としてきっちり位置づけられて、多様な観光客もノロッコ号等に多く利用されていると。通勤、通院の方もいらっしゃるということで、これの負担が重くかかるということになれば、やっぱり地方自治体の運営も思うようにいかなくなるという課題もあります。やはり根本的には、こういった赤字路線を生み出した新幹線等の延伸等が、やっぱり大きな負担に、JR北海道の負担になってきておりますので、そういうものも含めて、JR北海道の責任、国、道の責任、費用負担、今後のあり方、やっぱりそういうものを積極的に行政としても訴えていく必要があ― 65 ―るのではないかというふうに考えておりますので、この点、そういった認識を町長が持っていらっしゃるということで確認したいと思いますが、よろしいですか。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

11番米沢議員の御質問にお答えいたしますが、基本的な考えというのは、冒頭の答弁でお答えさせていただいたとおりでございます。やはり住民生活、あるいは観光、産業振興等を考えますと、やはり特にJR富良野線の存続は抜きには考えられませんので、この点は崩すことなく、これからもしお話し合いの場だとか、あるいは協議の場が設けられたときには、しっかりと述べさせていただきたいと思います。あわせて、先ほども触れさせていただきましたが、こと富良野線だけが残ればいいというものでございませんで、これは函館から根室、稚内まで、全てオール北海道でネットワークというものが構築されて、初めて価値が生まれてくるものでありますので、そういう観点から私も臨んでまいりたいと考えております。

質問 11番 米沢義英

JR北海道は、この鉄路が公共交通機関の役割を担っているというところが非常に薄いということで、いろいろな検討委員会の中でも指摘されたという報道が耳に入ってきております。私も、別に特にこの富良野線だけを存続しろということではなくて、全体に物流、流通にかかわる、非常に経済にとっても大きな打撃を与えるものですから、オール北海道にかかわるやっぱり振興策や、あるいは地域自治体の振興策を考える必要があるというふうに思っています。そのことを述べて、次、国民健康保険税の引き下げの問題についてお伺いいたします。答弁の中では、1,532人の低所得者に保険税の2割、5割、7割軽減をしているという形の、実施しているのだということで答弁されております。総額7,504万円ですかね、という形になっております。お伺いしたいのは、国が示した国民健康保険税の財政支援の拡充についてというところの文書があります。そうしますと、この横出しになっている部分、これが拡充部分として、今回、財政支援として、全ての自治体に来ているのだろうというふうに思います。ですから、私は、こういうお金があるとすれば、これを活用して、負担軽減につなげる、これが必要だということを言っているのです。まちの答弁では、確かに7割、5割、2割軽減に充てています。しかし、この充て方が問題なのです。交付金、いわゆる一般財源、国からのいろいろな支援金を充てて、負担軽減に従来どおり充てています。その上に、今回は約2,600万円来ているわけですから、その部分を負担軽減に充てれば、さらに引き下げることが可能なのですよということで、国もそういう方向性を示しています。ですから、私は、そういう財源を一般会計のかわりに、いわゆる持ち出しが減っているということです、要するに。ですから、軽減は名目上はなっています。しかし、実質、なっているのかということになれば、なっていないというのが現状かというふうに思いますが、このことを考えたときに、私は、きっちりと引き下げの方向に回すべきだというふうに考えています。例えば上富良野町の所得階層別の世帯を見た場合に、8割以上が、やはり200万円以下の世帯で占められるという形で、約1,215名ぐらいの世帯の方が、平成27年度の決算では、そういう所得の少ない世帯で占められているという状況です。そのことを考えたときに、年金、わずか月額3万円で生活している人、4万円で生活している人たちがたくさんいるわけです。やはりそういうことを考えたときに、こういうお金を活用して、実質、軽減に結びつける、これが今、行政の仕事だというふうに思いますが、この点はそのようにお考えになりませんか。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

11番米沢議員の御質問にお答えさせていただきますが、多分、議員がお話しされておりますのは、保険者等への支援に充てる基盤安定負担金のことをお話しされているのかなというふうに思っておりますが、これらにつきましては、きちっと使途が、私ども国保を運営する保険者への支援分、さらには保険料の軽減者に対する補てん分、そういうような中で、ルールに基づいて使途を明確にしているところでございまして、平たく申し上げて、一般財源のような使い方で使えるような、そういう支援金というものは交付されている状況にないというふうに理解をしておりますので、少し押さえ方が違っているのかなというような印象を持っているところでございます。

質問 11番 米沢義英

どちらにしても、そういうお金が来ているということは明らかなので、決算を見ても、15、16と2,600万円来ていますから、その分を十分活用すべきだというふうに思います。この点、何回言っても、嫌だ、嫌だということで、一般会計からの繰り入れもしていません。大雪、旭川だとか美瑛だとか、広域連合でつくってい― 66 ―るところがあるのですが、こういうお金を使って、負担軽減を実際にやっている自治体が、数はそう多くありませんけれども、あります。そのことを考えたときに、やっぱりトップである町長の決断一つで、一般会計からの繰り入れも合わせながら、軽減ができるということを示しているのだろうというふうに思いますが、確認しておきます。

答弁 町民生活課長 鈴木真弓(町民生活課長は2018年3月まで)

11番米沢議員の、基盤安定負担金の仕組みについての御質問にお答えいたします。実は米沢議員から御質問いただいております、保険税の引き下げに使えるという御質問をいただいておりますが、この保険基盤安定負担金というのは、あくまでも低所得者対策にかかわる国民健康保険税にかかわる軽減を目的として自治体に交付されております。内訳としましては、議員発議のとおり、保険者支援分と保険料軽減分と分かれており、保険者支援分については、当町におきまして2,828万8,000円、今年度予算で特別会計にまちから繰り入れをさせていただいています。なお、保険料軽減分につきましても4,675万2,000円、町長が先ほど答弁を申し上げましたとおり、合計、合わせまして7,504万円を、実は特別会計のほうに繰り入れをさせていただいております。その内訳としましては、国の財源、道の財源、まちも4分の1、公費補てんということで、財源を繰り出しし、特別会計に補てんさせていただき、なおかつ、それを低所得者の1,532人について軽減をさせていただいたところでございます。以上です。

質問 11番 米沢義英

いずれにしても、軽減対策を速やかにやっていただきたいというふうに思っていますので、ぜひよろしくお願いいたします。次、無料化についてお伺いいたします。医療費の無料化であります。これは何回も質問しておりますけれども、なかなか首を縦に振らないという状況であります。先ほどの中でも、お母さん方は中学校までの医療費無料化をぜひ実現してほしいという形の声が上がっております。まちはトータルでやっているから、子育て支援というのはそれに特化することはできないということで、今回、こういう形になりました。しかし、1人でも、子育て、やっぱりこういう費用負担の軽減制度があれば、子どもを産みたいという方もたくさんいらっしゃいますし、私はもっと、ただ自分たちの思いだけではなくて、こういう人たちのやっぱり積極的な声を聞いて、負担軽減に生かす必要があるというふうに思いますし、また、そうすれば、別に低所得者対策という形でしなくても、そういう人たちも全て網羅できる、こういった制度が中学校まで拡充されれば、あるいは小学校まで、通院、入院も拡充されれば、そういうことの恩恵が等しく受けられるのではないかなというふうに思います。先ほども言いましたが、憲法の中でも、国民は等しく必要最小限の生活を営める権利を受けることができるのだということを考えれば、こういう形の中でこそきっちりとした制度を、他の予防対策、子育て支援とあわせて、その一つの中にきっちりと位置づけることが必要だというふうに思います。この点、確認しておきます。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

11番米沢議員の御質問にお答えさせていただきます。何度もこの件に関しましてはお答えさせていただいておりますが、同じ繰り返しになりますけれども、私といたしましては、やはりまち全体の行政運営を考えるときに、やはり適正な負担のもとに、広く町民の皆さんが等しく公平感を持って行政サービスが受けられる仕組みというのは、これは崩すわけにはまいりません。そういった意味で、負担が可能なところはそれぞれ負担をし、支え合いながら、他の行政サービスもなるべく公平に行き渡るように、そして、しかも、やはり負担することが困難だ、あるいは非常に御苦労されているという部分については、これまでも申し上げておりますように、しっかりと状況を把握して、支えていくということが行政運営の大前提だというふうに私は考えておりますので、そういったことをトータルで組み立てているということで、御理解を賜りたいと存じます。

質問 11番 米沢義英

段階的に小学校まで引き上げる用意はありますか。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

そういうことが可能かどうか、まだまだ検討を加える必要があると思いますので、今ここで即答する状況ではございません。

質問 11番 米沢義英

いつも歯切れの悪い答弁で、非常に困っているわけで、ぜひいろいろな形の中で、しっかりとまちの中を歩いていただいて、どういう思いで生活しているのかということをぜひ聞いていただきたいと思います。次に、中学校の指定ジャージの問題ですが、前回も教材費の経済的負担軽減、研究、検討してまいり― 67 ―ますというようなニュアンスのことを言われたかなというふうに思いますが、私は、この問題に対しても、確かにこの間、入学、進級など、就学援助に対するPTAとかクラブ活動費の支援強化されてきました。また、スクールバス等の利用拡充もされてきました。また同時に、一方で、こういった指定ジャージに対する負担に対して、やっぱり保護者負担、教材負担の軽減の一環として、今回、自治体で進められている自治体がありますので、上富良野町としても、やはりこういったところに対する支援の強化というのが、今これだけ、他のものだけではなくて、新たにつけ加えることが必要だと思いますが、この点、今後どのように検討されるのか、お伺いいたします。

答弁 教育長 服部久和(教育長は2022年3月まで)

11番米沢議員の御質問にお答えいたします。この件については、議員のほうからも言われていましたけれども、何度も質問していただいて、何度も同じようなお答えをしているところでございます。その意味では、もう少し前向きなことが言えたらいいなというふうな部分もありますけれども、原則論がございます。公費負担、私費負担の原則、これは法律で、先ほど議員のほうからも言われておりましたけれども、義務教育の無償化という中で、しっかりと今までの歴史を積み重ねている状況であります。また、教育費の中のパイというのが、予算の枠というものはおおむね決まっております。どちらかを上げればどちらかを減額しなければならない、スクラップ・アンド・ビルドという言葉がありますけれども、一定の予算が決められている中で、いろいろな施策を新たに打っていくということは、どこか減らさなければならなし、まち全体で見れば、パイが決まっていますので、出れば、どこか減らすと、そういう形で予算が成り立っている。国の経済が非常にいい状態であって、ばんばん伸びているときであれば、いろいろな施策展開はきっと可能だなと思います。無償のジャージの給付について、だめだということは申し上げません。低減をできるということは非常に重要なことだなというふうにとらえておりますが、そういうもろもろの事情があると。予算、こちらをふやせば減るという部分で、そういう部分も、どれが一番今求められているものかというものをしっかりと見極めながら、教育費の中で必要と思われる分に重点を置く形で、保護者の負担の低減を図っていけるような対応を今後も続けていきたいと思いますし、さらに研究して、検討してまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。

質問 11番 米沢義英

ぜひ研究、検討をしてください。機械的な話ではなくて、やはり本当に子どもたちがこの上富良野の中で成長できるような、そういう教育環境であったり、町政の運営であったりということが、今、非常に生活困窮する中で、求められていますので、その点、訴えて、終わりたいと思います。

出典:上富良野町議会 平成28年第4回定例会 2016年12月14日 議事録 PDF(66ページ) 間違いを知らせる