上富良野町議会 平成27年第3回定例会 2015年9月28日
(1)上富良野町手話条例制定について/(2)AETの複数名配置を
2015年9月28日、上富良野町議会の一般質問で、金子益三議員が「上富良野町手話条例制定について」「AETの複数名配置を」について質問し、町長 向山富夫、教育長 服部久和が答弁しました。
- 質問者
- 金子益三 議員
- 答弁者
- 町長 向山富夫、教育長 服部久和
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 金子益三
おはようございます。さて、私は、さきに通告をさせていただきました2項目につきまして、町長及び教育長にその所信をお伺いするところでございます。初めに、上富良野町手話条例制定について、町長にお伺いをいたします。言語は、お互いの感情を分かち合い、知識を蓄え、文化を創造する上で必要不可欠なものであります。手話は、音声言語である日本語と異なる言語であり、手、指や体の動き、表情を使って視覚的に表現する言語であります。聾啞者は、物事を考え、コミュニケーションを図り、お互いの気持ちを理解し合うために、また、知識を蓄え、文化を創造するために必要な言語として、手話を大切に育んできたところであります。しかしながら、これまで手話が言語として認められてこなかったことや、手話を使用することができる環境が整えてこられなかったことなどから、聾啞者は必要な情報を得ることも、コミュニケーションをとることもできず、多くの不便や不安を感じながら暮らしてきておりました。こうした中で、障がい者の権利に関する条約や障害者基本法において、手話は言語として位置づけられてきたところであります。手話に関する理解の広がりをいまだ感じる状況に至っていないことも鑑みますと、手話が言語であるとの認識に基づき、手話の理解と広がりを持って、地域で支え合い、手話を使って安心して暮らせる町を目指すためにも、早急に条例を制定する必要があると考えるところでございますが、この点いかがでございましょうか。続きまして、2項目め、AETの複数名の配置について、教育長にお伺いをいたします。文部科学省は、平成28年、小中高の学習指導要領全面改訂する方針を固めました。内容につきましては、小学校からの英語教育を強化するとともに、日本人としての主体性を図る国語や歴史教育を充実するとの旨であります。今後、文部科学省で検討を重ね、平成32年度の完全実施を目指す方向であり、急速に進むグローバル化に対応し、国際社会でも活躍できるために、小学校英語教育を5年生から3年生に前倒しをするなど、英語教育改革実施計画が発表されたことに伴いまして、学習指導要領の全面改訂が必要と判断されたところであります。内容の具体性につきましては、小学校3年生から4年生では週に一、二時間、5年生から6年生では、週3時間程度実施を行い、中学校では、授業を原則英語で行い、高校では、発表や討論を通じ、より高度な英語力を身につけさせるとあります。これらの状況を鑑みまして、上富良野町におきましても、平成4年からAETをカナダから招聘して、ネーチャーイングリッシュを幼少期から学び、英語力の向上を行っているところでございます。平成4年から現在に至るまでさまざまなAETや、さらには教育委員会、そして教育現場の努力によって、英語が好きで、大きな英語力を身につけた児童生徒が本町にもたくさんいるところでございます。今後において、学習指導要領の全面改訂に基づき、我が町特有の英語教育を伸ばす方策として、このAETを現在の1名から複数名を招聘し、それぞれを小学校担当、中学校担当として、我が町の児童生徒が他の町よりもより多くの時間、そして内容が充実した英語教育を受けることができるように、現在の1名から、少なくとも2名以上の配置をすることが望ましいと考えますが、この点についてお尋ねします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
6番金子議員の1項目めの上富良野町手話条例に関する御質問にお答えさせていただきます。道内におけます手話条例の制定の状況につきましては、石狩市、新得町、鹿追町及び名寄市の4市町で手話条例が制定されているところであります。石狩市におきましては、平成24年の全道聾啞者大会の開催地となったことを契機として、また、新得町におきましては、聴覚障がい者の施設が町内に立地しており、聴覚障がい者に対する福祉事業が町民一体でつくり上げられていることが素地にあり、それぞれ条例制定に至ったとお聞きしているところであります。また、北海道におきましては、知事が6月定例道議会で手話を言語として認め、使用しやすい環境整備を目指す手話言語条例の制定を検討する意向を表明したところでありますが、障害基本法第3条におきましても、手話は言語として明記されているところであります。現在、当町におきましては、聴覚障がい者に対する事業として、富良野圏域の連携によります意思疎通支援事業、手話奉仕員養成事業等を地域生活支援― 14 ―事業として実施をしているところであります。今後におきましても、日常生活において、意思疎通に支障や不自由を感じることがないよう対応していくことが重要と捉えており、引き続き富良野圏域で行っている意思疎通支援事業や手話奉仕員養成事業等の充実を図ってまいります。また、庁舎窓口等には、手話の指文字表を配置しており、今後は、町講演会等での手話通訳士の配置など、手話普及のため、広く町民の皆さんに、手話についての理解を深めていただけるよう取り組んでまいります。御質問の条例制定につきましては、その意義は理解できますことから、今後、多様な御意見を賜りながら、必要性について検討してまいりたいと思いますので、御理解を賜りたいと存じます。
答弁 教育長 服部久和(教育長は2022年3月まで)
6番金子議員の2項目めのAETの複数配置に関する御質問にお答えいたします。当町は、国際化の進展が進む中にあって、昭和60年、カナダ国カムローズ市との友好都市提携を締結し、人的交流などの国際交流を進めてまいりました。この中で、平成4年から、友好都市カムローズ市出身者を初め、1名のAETを招聘し、町内の各小中学校のほか、幼稚園や保育所などで多くの子どもたちと触れ合うなど、英語による活動を通じ、国際感覚を育てるとともに、コミュニケーションを能力を高める活動を行ってまいりました。小学校における外国語活動は、平成20年3月に告示されました小学校学習指導要領において新たに創設されました。町内の各小学校におきましては、この学習指導要領に基づき、平成23年度から5年生と6年生が、英語による外国語活動の中で、AETが担任の教員とともに指導を行っており、学校によっては、1年生から簡単な英単語の発音などの学習活動を同様に行っております。また、本年8月からは、AETの勤務場所を町教育委員会から上富良野中学校に移し、児童生徒とのかかわりの機会が多くなるようにしたところであります。現在、国においては、東京オリンピックを迎える2020年を見据え、グローバル化に対応した英語教育を行うため、小・中・高一貫した新学習指導要領の改訂に向けた作業が進められており、小学校は3年生から外国語活動を開始し、音声になれ親しませながら、コミュニケーション能力の素地を養うとともに、言葉への関心を高める。小学校高学年では、身近なことについて、基本的な表現によって、聞く、話すことなどに加え、読む、書くの態度の育成を含めた、コミュニケーション能力の基礎を養う教科として行う。中学校では、身近な話題についての理解や表現、簡単な情報交換ができるコミュニケーション能力を養うとともに、文法、訳読に偏ることなく、互いの考えや気持ちを英語で伝え合うコミュニケーション能力の養成を充実することなどが検討されているところであります。このように、英語活動の時間数の増加や英語で話す授業など、国際共通語である英語力の向上が求められており、コミュニケーション機会がふえる中で、AETの果たす役割がますます重要になるものと考えております。また、このたび策定いたしました上富良野町教育大綱におきましても、外国語教育の充実を重点施策に掲げ、グローバルな感覚を育成するため、AETや友好都市提携、交流などにより、外国語、外国理解の教育を進めることとしております。教育大綱策定協議の中で、AETの複数配置の方向性は共有されていることから、現在、小学校への増員配置に向け、受け入れ態勢などについて具体的な検討を進めている状況にあり、今後、これらも踏まえ、方向づけを詰めてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。
再質問 6番 金子益三
それでは、1点目の手話条例につきまして、再質問させていただきたいと思います。先般、9月22日に、ちょうどまさしく鳥取県米子市で全国の聾啞者大会が開かれまして、その場におきましても、佳子様が聾啞者の前で手話を御披露されて、御挨拶をされたというふうに、非常に昨今、障がい者の、特に聴覚障がい者のところに対しまして、非常に全国でも注目されているところでございます。先ほどの答弁の中にもありましたように、道内においても既に4カ所、この条例が制定されております。― 15 ―この条例制定に関しましては、全国では13の都道府県、福島県の郡山市、そして埼玉県では朝霞市、山梨県は市川三郷町、三重県においては松阪市、奈良県は大和郡山市、京都府は城陽市、それから兵庫県は三木市、明石市、神戸市、篠山市と加東市、山口県では萩市、そして佐賀県は、嬉野市というところで条例が制定されているところでありますし、県単位では、群馬県、神奈川県、鳥取県、この3県が、既に県としての条例が定まっているところとお聞きしております。このような状況において、やはり北海道まだまだ進んでいない中において、この上川管内、名寄市が先進的なことをされているというふうにお聞きしておりますが。まず1点、先ほど答弁の中にもありました条例の制定について、意義が非常に理解できるということから、今後、多様な意見を賜って、必要性について検討していきたいというふうに考えておりますが、これらの条例の制定について、いつぐらいを考えていらっしゃるのかということで、まず1点お伺いしたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
6番金子議員の手話条例の制定についての御質問にお答えさせていただきます。冒頭のお答えで申し上げましたように、条例制定についての意義は、重複いたしますけれども、非常に意義のあることだという理解は議員と同様でございますが、冒頭のお答えでも申し上げましたけれども、私といたしましては、確かに条例制定も一方では必要であろうかと思いますが、今、上富良野町におきまして、そういった聴覚障がい等で、いろいろな場面で御不便を感じたり、御不自由を感じたりしている方々がおられるというような状況の中から、それらをまず解消することが、今、私がなすべき一番の責務であろう。そういった中から、町民の中でのそういう機運を醸成していく中で、条例制定のバックボーンと申しましょうか、そういう環境整備が整うことを見きわめて、ある程度そういった感触を得た中で、条例制定に結びつけていくのが望ましいのかなというふうに考えておりまして、その時期がいつかということは、今、断定的に申し上げることはできませんが、いずれにいたしましても、ちゅうちょする必要もございませんので、そういうような環境整備に向けまして、そういったことがほぼ整ってきたなと体感できるような状況になりましたら、制定するようなことが望ましいのではないかと考えておりますので、御理解賜りたいと存じます。
再質問 6番 金子益三
町長と考えは本当に同じところにあります。機運といいましょうか、そういったものが、どちらかというと本州、特に関西のほうは非常に機運が高くて、西高東低といいましょうか、九州、四国は若干薄いのですが、本町におきましても、昨年の6月定例会におきまして、これらの手話条例に関する意見書というのを国に提出をさせていただきましたが、実は、昨年度、2014年3月20日に、石川県が県全体として、100%の各自治体から議会を通じて意見書が出されまして、この9月16日に、茨城県が県全体としてまとまって、実は42都道府県で、意見採択率が実に99.6%というふうな数字が出ておりまして、残念ながら北海道が、9月9日に陸別町が提案をしたということで、41番目に、オール北海道として、国に意見書というものを採択したところであります。実に47都道府県のうち42がもう既にそういった形で、この条例をぜひ国に挙げていきたい。それから、この法律の整備を図っていってほしいということの機運が非常に高まっているところでございます。実は、この週末、先週におきまして、いわゆる胆振日高地区の、道内におけます北海道手話サークル連絡協議会というところで会議が開催されまして、既に胆振地区、日高地区におきまして、この4月にも制定するという市町村が既にあらわれている現状にあります。ぜひ富良野圏域の中におきましても、圏域として手話を取り組む、それから支援をする事業というものを行っているところでありますが、町長が日ごろ申し述べられております、隅々まで光が当たる政策のその一環の中でも、ぜひそういったノーマライゼーションを進めていく、その基盤をつくるといった意味からも、私としては、早目な、先んじた政策をとっていくほうがよろしいかと思いますが、この点いかがでしょうか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
6番金子議員の手話条例制定についての御質問にお答えさせていただきます。国あるいは県単位の動きについては、お話聞かせていただきまして、なるほど北海道は少し前へ出ていないのかなという実感を持ったところでございます。冒頭お答えさせていただきましたように、北海道においても手話条例の制定が必要だということを知事が表明している状況でございますが、なるべく北海道が先んじて動いていただくことを希望するわけでございますが、とりわけ、今、御質問の中にもあ― 16 ―りましたように、町内でお住まいの皆さん方が、そういうハンデを乗り越えて、快適に暮らしていけるような環境づくり、これも一方で非常に私は大事なことだと思っております。他方、これから上富良野のさまざまな皆さん方の議論の中で、上富良野の将来像というものを常に問答していきますけれども、特にここ近年、全国から、あるいは世界から観光客をお迎えして、そういう活性化を図っていこうということも共有できておりますので、そういう中で、非常にそういうことで、安心しておいでいただけますよということをアピールする材料、材料と申しますとちょっと失礼ですが、そういうことでもアピールできることにもなりますので、ぜひそういった観点からも判断いたしまして、先ほど申し上げましたように、しっかりとバックボーンが整いつつあるなと判断できたときには、積極的に発言してまいりたいと思いますので、御理解を賜りたいと存じます。
再質問 6番 金子益三
まさに今、町長おっしゃられたとおりだと思います。やはり条例を制定することによって、急速に、例えば手話を使える方が倍増するとかと、そういうことではないということも私も重々理解はしているところでございますが、やはり何かしら、そういう規範になるものを制定することにより、町民の皆さん、お子様からお年寄りにかけて、そういう気持ちになるといったところが非常に大きな効果がある。さらには、そういった実際に障害を持って暮らしている方が、やっぱりこの町で住んでいてよかった。安心してこれからも住み続けることができるという、その安心感といいましょうか、その支えにもなると思います。障がい者センターの所長様のお言葉をおかりしますと、いわゆる相手に対する、理解する気持ちというのが最も大事であるということであるそうです。障がいを持たれている方は、全国で788万人の方がいらっしゃって、そのうち雇用対策の対象というのは、わずか324万人の方だといういうふうに言われております。今までの障害者法につきましては、障がい者の方に対する、いわゆる配慮というところと、負担のバランスが、どちらかというと負担のほうが重かったというところがあったのですが、ちょうど来年から障害者差別解消法がスタートするということに際しまして、これからは、そういった方に対する合理的配慮というものが非常に必要な社会になっていくというふうに捉えておりますので、そのような背景から、やはりこの美しい富良野盆地の、その母村として、やはりリーダーシップをぜひ町長にとっていただきながら、本当にお年寄りからお子様、そして障がいのあるなしにかかわらず、全ての町民の方が、この上富良野町を本当にふるさととして、いい町に住みたい、住み続けたいという意味からも、その気持ちの部分のところが非常に大きくなると思うので、いかがでしょうか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
6番金子議員の御質問にお答えさせていただきます。思いは共有できているなというふうに感じております。いずれにいたしましても、本当にお互いが、町民全ての皆さん方が、あるいは上富良野町においでいただく全ての方々が、本当に安心だということを実感していただけるような、まず仕組みをつくりながら、あわせてこういった規範づくりも大事でございますので、それはどちらに力を入れるということではなくて、同時進行できるように、これからも意を用いてまいりたいと思いますので、御理解を賜りたいと存じます。
再質問 6番 金子益三
ちょうど手元に第2期の上富良野町障害者計画並びに第3期の障害者福祉計画がありますが、この44ページの中にも、いわゆる地域生活支援事業の必須事業の中に、コミュニケーション支援事業ということで、聴覚障がい者と、その他、意思疎通を仲介するために、手話通訳や要約筆記者の派遣などを行うという事業がありまして、これを読むと、46ページ以降にもあるように、実際の課題としても、富良野圏域で進めているのではありますが、やはり高度な技術を要するということ。それから、育成のところで、専門性のところで、なかなか欠いているという現状が見受けられます。これは、もちろん人口的なものもあるのかもしれませんが、やはり掘り下げていく上においても、何かしらそういったものが規範としてあると、意識を高めていただく町民の方、また、地域の方というものの新たな掘り起こしにつながりまして、ちょうど平成32年度までの計画の中であるうちの、非常に今、現段階、早い段階で進んでいる事業の中で、既に現状の問題点、課題が浮き彫りになっているところでもございますし、また、これが直接の引き金となって、物事を解決できる全てとは思いませんが、やはり何らかの手助け、一助になればということから、実際にこの町に住んでいらっしゃる聴覚障がい者の方も、一日も早い条例の制定が望ましいという声も私も聞いておりますので、ぜひ、特に予算が大きくかかったり、また、今後において大きな投資が必要となるということでもございませんし、情― 17 ―操の部分に非常に訴えかけるところが大きく、また、効果の高いものと考えますので、再度その考え方についてお伺いをいたします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
6番金子議員の手話条例の制定についての御質問にお答えさせていただきますが、まず、条例制定以前に、町内の手話サークルの皆さん方とコミュニケーション十分とれているというふうに理解しております。そういった方々の意向も十分お聞きした上で、タイミングを逸しないように、こういった規範条例も備えていこうというような思いを持って取り組んでまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。
再質問 6番 金子益三
まさにそのタイミングというものを、ぜひ町長の御判断で、よろしくお願いしたいと思います。続きまして、教育長に御質問させていただきましたAETの複数配置ということでございます。改めて申しますと、AETに限らず、ALTでも、それはいいのかなというふうに私も考えるところでございます。何も絶対英語にこだわるということではなく、やはり子どもたち、そして、子どもたちのみならず、多くの町民が、そういう異文化、またいろいろな方と触れ合う機会というものが、まずもって大事なことと考えますが、この点いかがでしょうか。
答弁 教育長 服部久和(教育長は2022年3月まで)
6番金子議員の御質問にお答えしたいと思います。まず、先ほどもお話しいたしましたけれども、グローバル化という部分に対応するために、英語教育を進めていくというのが今の国の考え方であります。御質問でありますけれども、英語教育にかかわらず、外国文化をいろいろと理解していくという部分につきましては、我が町も富良野圏域の中で、観光地として、グローバル化というのを肌で日々感じている部分であります。その中で考えますと、英語だけではなく、その他の言語についても理解を進めるということは重要ですし、中心には、やはり英語ということになりますけれども、英語圏だけではない方も視野に入れた、外国理解の教育、あわせて外国語の教育が今後必要なのかなというふうに考えているところであります。以上です。
再質問 6番 金子益三
まさしく同じです。考えを共有できているということで、まず安心させていただきました。その中というか、それを踏まえた上で、改めて英語の部分について、大事にしていきたいというところから再質問させていただくのですが、学習指導要領に基づくところに、そこにとらわれるということではなく、やはり今後の上富良野町の、いわゆる教育大綱、策定されました大綱の中にもありますように、いかに子どもたちが、そういった英語になれ親しんで、それらを通用する英語として自分のものにできるか。いわゆるグラマーであったり、文法のみ、受験英語と言いましようか、我々が詰め込まれたところではなく、実際に自分が外国に行く、もしくは外国人の方と直面したときに、日常英会話できる、もしくは向こうの質問に対して答えられる。そう い っ た も の を 習 得 す る た め に 、 い わ ゆ る ネ ーチャーなイングリッシュというものが非常にこれから大事となっていくというふうに考えますが、この点はいかがでしょうか。
答弁 教育長 服部久和(教育長は2022年3月まで)
6番金子議員の御質問にお答えしたいと思います。恥ずかしい話ですけれども、私たち、私の年代では、英語が非常に大切だというふうに教えながら、十分な英会話、外国人を見ますと、どちらかというと伏し目がちになってしまうというのが実態であります。そのようなことにならないように、積極的に外国人とコミュニケーションが図れるということが、英語を通してコミュニケーションを図ることが重要かなというふうに考えております。そのためには、今、先ほどお話ししているのは、義務教育、また、高校教育、指導要領については、そういう部分の書き方でありますけれども、もっと下の年代からいかなければならないというのは、幼稚園、保育所を中心とする、幼い時期から雰囲気になれていくということが重要だと思っております。上富良野の現状を見ますと、今、外国人といっても、英語圏からの外国人は数少ない状態にあります。なかなかそれでは、実際にコミュニケーションを図る上で、すぐ積極的に行けるかというと、そういうことでは決してないわけでして、周りがそういう環境であれば自然に身につくものです。できればそういう環境をつくっていきたいなというのが考え方でありますけれども、お金もかかりますし、そこには人数的な制限は当然あるかと思いますけれども、そういう中でいろいろな取り組みを進めていきたいなというふうに考えているところでございます。
再質問 6番 金子益三
まさに教育長、今おっしゃ― 18 ―られたとおり、非常に日本人は、外国の方と接することがなかなかなかったといいましょうか、非常にその機会が少ないせいで、ある統計によりますと、日本の女性ファッション雑誌の表紙は、普通であれば自国の民族衣装を着たり、自国の、いわゆる容姿の美しい女性を表紙に持っていくというのが非常に常な、これが諸外国においては多いのですが、最近でこそ日本人の女性が表紙に使われていますけれども、常に欧米の、特に白色人種の女性の方というのを、いわゆるファッションリーダーとして捉えるという、そういう統計があったのです。そういうのもあって、実は、TOEICで600点を超える、そういう数値を持っている方でも、実際に外国の方と対面してしまうとしどろもどろになってしまうというか、あれほど流暢に英語をしゃべれる人でも、いわゆる外国人の方に対するストレスといいましょうか、アレルギーを持っているという。先ほど教育長がまさに、自分たちの年代というのはどうしても外国の方と直面すると伏し目がちになってしまうという、そういう統計がある調査において数字化されているというのがあるのです。ですから、私はまさしくそういうところだと思うのですけれども、本当に幼少期、そして学童期、また、もうちょっと成人になったときに、日常の中に常に外国の方が、これは欧米の方だけではなく、本当にアジアの方でもよろしいのですけれども、そういった方と日常に言葉のやりとり、また、会話の意思疎通というものをしていると、やはりその現場になったときにも普通なるというふうなことが考えられるのです。そういう意味からも、より多くの時間、より多くの機会で、外国の方と接することができるまちづくりというのが非常に大切だと。御答弁の中にも、大綱でも、そういった環境が整えばぜひやりたいというふうにも書いてありますが、こういったものを本当に子どものころからの、三つ子の魂百までではないですけれども、きっかけづくりというのは、できれば上富良野町、これからも他を抜いたグローバル化に進む、町の政策として進めていただきたいのですけれども、この辺はいかがでしょうか。
答弁 教育長 服部久和(教育長は2022年3月まで)
6番金子議員の御質問にお答えしたいと思います。議員おっしゃるとおり、グローバルな感覚を育てていくには、小さいころからその環境になれていくというのが非常に重要なことだと思っております。義務教育は、点数をつけていく部分がありますけれども、その前段の部分で、いかに小さな子どもたちがその環境になれていくか、そういう土壌をつくっていくことが重要だと思っております。学校教育のみならず、社会教育の部分での外国理解に対する教育というのが、義務教育、社会教育両面で進めていく必要があるのかなと、そんなふうに日々感じているところであります。具体的に今どういう対策を考えているのだという部分でいいますと、即具体的に言える部分はないわけでありますけれども、例えば英会話教室、社会教育でやっておりますけれども、親子英語教室だとか、そういう形態に変えて、小さなお子さんも参加できるような形態だとか、そういう部分で今後検討していきたいなというふうに考えているところでございます。以上です
再質問 6番 金子益三
社会教育の部分の活用、そして学校教育、本当にリンクさせていくこと、私も大切だというふうに感じます。今まさしく教育長おっしゃっていただいた、社会教育の中の英会話教室、こういったものも、転勤されていかれた自衛隊の幹部の隊長さんが過去にこう言われた、「本当に上富良野、すばらしい町ですね」と、「こんなに我々が気軽に、しかも無料で英会話を学ぶ機会があるなんていうのは本当にすばらしい町ですよ」と言って、この町から転勤されていった幹部の方を今思い出したのですけれども、そういったもの、本当に大事だと思います。まして、今ここに住んでいる子どもたちのグローバル化ということも大切ですけれども、富良野圏域、非常に観光地でございます。今、国が進めている海外からのインバウンドを伸ばしていくためにも、やはり大勢の観光客、今はバスで来てどんどんと置いていくのではなく、個人で旅行される、特に東アジアからの方がいらっしゃるのですけれども、その方はかなり英語はしゃべられるのです。残念ながら受け皿の、こちらにいる観光地のほうで、英語がなかなか難しいのですね。ゼロではないのですけれども、非常に限られた中で、単純に、「駅に向かうのはどちらですか」というところでも答えられない。ちょっと話それますけれども、世界遺産に登録する、四国のお遍路さんの話があったのですけれども、あれも、やはり受け皿というものが非常に日本はなかなかできていないのです。ですから、北海道、特に富良野地域は、そういった外国からのインバウンドも非常に多いので、そういった方の対応のためにも、そういう英語がしゃべれる環境、素材というのを養う必要がありますので、私は非常に大切なことだと思います。― 19 ―御答弁の中にも、本当に大事なことであり、大綱でも、複数名をぜひ配置したい。それから英語教育を厚くしていきたいということで、思いは同じであるところを本当に理解させていただいております。最後になりますけれども、教育は、国家百年の計でありますし、ちょっと古い話ですけれども、長岡藩士の小林虎三郎さんが言った、米百俵の精神ではないですけれども、やはり子どもたちにそういった教育の機会を与えてあげる。そういったことによって、この町のいわゆる資質を底上げを行うというためにも、お金がないからできないとかというのではなく、何とかそこは捻出をしていきながら、上富良野町の特色ある英語教育のまちづくりを進めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 教育長 服部久和(教育長は2022年3月まで)
6番金子議員の御質問にお答えしたいと思います。お金の話は余りするなということのようですけれども、お金の話も考えながら、より効果的な教育ができるように、引き続き努力をしていきたいなというふうに考えておりますので、御理解いただきたいと思います。