上富良野町議会 平成21年第4回定例会 2009年12月15日
非常勤消防団員の年額報酬及び出動手当について
2009年12月15日、上富良野町議会の一般質問で、中村有秀議員が「非常勤消防団員の年額報酬及び出動手当について」質問し、町長 向山富夫、総務課長 服部久和が答弁しました。
- 質問者
- 中村有秀 議員
- 答弁者
- 町長 向山富夫、総務課長 服部久和
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 9番 中村有秀
私は、さきに通告をいたしました一般行政について、1項目2点について質問をいたしたいと思います。非常勤消防団員の年額報酬及び出動手当の関係についてお尋ねをいたしたいと思います。それぞれの市町村の消防署、消防団には積み重ねられた歴史があります。上富良野消防団も私設消防組の創設から、98年の歴史を刻んできております。昭和45年12月1日に上川南部消防事務組合、昭和49年4月1日に富良野地区消防組合が、それぞれ設立をされました。平成20年9月1日に富良野広域連合が設立され、平成21年4月1日から事務事業が開始となり、消防に関する事務も広域連合として推進をしているが、消防団に関する経費については、各市町村の自賄い分となっているが、広域連合の設立目的と同一圏内の消防団のあり方として、年額報酬及び出動手当について、下記について町長の所見をお伺いいたします。1、年額報酬について。富良野広域連合消防団員の定員、任免、服務等に関する条例第9条別表1報酬については、旧富良野地区消防事務組合の富良野消防団、南富良野消防団、占冠消防団の団長年額報酬は13万8,000円で、全道で第5番目でございます。旧上川南部消防事務組合の上富良野消防団、中富良野消防団の団長年額報酬は19万2,000円で、全道で第1番目であり、その差は5万4,000円であります。各階級の年額報酬の差額を見ると、副団長では5万4,000円の差、分団長では2万4,000円の差、副分団長では3万6,000円の差、部長では2万1,600円の差、班長では2万1,600円の差、団員では2万4,000円の差となっております。広域連合設立に際し、旧富良野地区消防組合と旧上川南部消防事務組合の年額報酬がそのまま条例化されたものであるが、上富良野町の団員数と十勝岳関係もあるが、年額報酬が全道で1番高額であり、2番目は士別地方消防事務組合で団長15万6,000 円、副 団長1 2万円 、 分団長9万6,000円、副分団長8万4,000円、部長7万2,000円、班長6万円、団員4万8,000円であり、旧上川南部が突出してることがわかります。また、本年10月に北海道総務部危機対策局防災消防課への照会の非常勤消防団員の報酬についても下記のとおり回答がありました。非常勤消防団員の報酬として、全道では団長は9万766円、最高額が19万2,000円で、これ― 25 ―は上富良野消防団、中富良野消防団であります。最低額 は6 万5,700 円と なっており、平成18年、19年度の交付金の措置額も8万2,500円とい うこ とで、 8万2 ,5 00円が上富良野消防団・中富良野消防団は、19万2,000円というような形で条例化されているわけです。消防団員の年額報酬について、全道的な状況と広域連合の設立目的と同一圏内の消防団員報酬について検討すべきであり、また、自賄いということで平成22年度の広域連合の予算の関係で、条例改正も視野に入れた段階的な削減の考えはないか、お伺いをいたしたいと思います。次に、2点目出動手当についてお伺いをいたします。富良野広域連合の定員、任免、服務等に関する条例第11条別表2費用弁償について、出動種類ごとに出動手当額が定められておりますが、これも旧富良野地区消防組合と旧上川南部消防事務組合の出動手当額等、広域連合として条例化されたわけでございますけれども、火災、風水害の出動では1回4,500円と6,000円で1,500円の差があり、訓練は同額の1日5,000円、警戒では1日4,500円と5,000円で500円の差があります。また、北海道総務部危機対策局防災消防課にこの点も照会したら、下記のとおり回答がありました。非常勤消防団員の出動手当の平均額等を含めて、全道平均で火災では4,596円、最高額は9,000円、最低額は2,000円、そして平成18年度の交付金措置額は7,000円ということになっています。団員の出動手当についても、従来の経過もあり、また各市町村の自賄い分として理解をしているが、団員の年額報酬と同様見直すべきであり、自賄い分の予算と条例改正を検討すべきと考えるが、町長の所見をお伺いいたしたいと思います。以上でございます。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
9番中村議員の非常勤消防団員の年額報酬及び出動手当の御質問にお答えさせていただきます。初めに、議員御質問の消防団員の年額報酬と出動手当の見直しにつきましては、御承知のとおり、町の消防に関する事務が、富良野広域連合の事務となっております。上富良野町は、その構成団体になっておりまして、富良野広域連合は特別地方公共団体であり、その予算と条例の制定・改正は、富良野広域連合長の権限となっていることから、上富良野町長としての答弁には限界がありますので、その点をまず御理解いただいた上で、お答えをさせていただきたいと思います。上富良野町内の消防団員につきましては、それぞれ職業をお持ちの方々が、住民の貴重な生命と財産を守るという重要な任務につかれております。特に、当町におきましては、火山災害など特殊な任務もあり、加えて少数精鋭の団員数で構成していることもあって、ふだんからの訓練はもとより、いざ災害となれば、どんな条件であろうと、また昼夜を問わず自身の仕事を投げ出し、現場へ駆けつけ、危険を顧みず、勇敢にその業務に当たられております。時には全身ずぶ濡れで帰宅することもあり、団員の方々と、それを支える御家族の方々の御苦労に敬意をあらわすものであります。そのような団員の活動によって、町民皆様の日々の安心・安全な暮らしが支えられているわけであります。そこで議員御質問の非常勤消防団員の年額報酬及び出動手当についてでありますが、さきに述べましたように、現在、消防につきましては、富良野地区広域連合の中で運営がなされており、条例改正が伴うことにつきましては、当町議会において意思決定ができない仕組みになっておりますことから、議員御質問にありますような報酬や手当の額については承知はしておりますが、その水準について単純にほかと比較・判断することは、さまざまな背景があることから困難であると理解をしております。ただ、広域連合の中でも報酬・手当の見直しについての課題認識を持っておりまして、加えて構成市町村においても議員御発言のような御意見もあることなどから、私といたしましても広域連合の中で議論を深めていきたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。
質問 9番 中村有秀
町長の言う点もある面で理解をしたいのですけれども、ただ、歴史的な背景を見ますと、昭和56年に消防団創立70周年記念ということでやって、その中で「まとい」という本が発刊されました。それを見ますと明治44年、1911年に消防団というものが、一つは私設の上富良野消防組というような形で、初代組頭が西川さんという方がなって、それ以来、消防組頭、それから警防団長、消防団長という歴史の中で、言うなればボランティア的な形で上富良野消防団の組織・運営がなされて、上富良野は当初の村民、現在の町民等の安心・安全のまちづくりに陰から支えてきていただいたということでは、深甚の敬意を表したいと思っております。ただ、現実の問題として上富良野が火災、それから風水害、十勝岳爆発というようないろいろな背景― 26 ―の中にあって、全道一の19万2,000円というようなことになったように、それぞれ先般の広域連合の議会の中で、南富の酒井議員、私がそれぞれ質問した背景の中には言われております。まず一つお伺いしたいのは、旧上川南部消防事務組合が現在の年額報酬19万2,000円、旧上川南部消防の組合規約を見ると、1カ月1万6,000円となっていますから、12を掛ければ19万2,000円です。それはいつからできたのかということと、それからもう1点は、そのときの地方交付税で措置された金額は幾らなのかお伺いをいたしたいと思います。
質問 9番 中村有秀
それでは、一応、私の聞いた話では平成7年というようなことなのだけれども、これは定かではないのです。19万2,000円の以前の金額と、そのときの地方交付税の措置額、幾らかというのを後ほどお願いをいたしたいと思います。それで、私が今回、上川支庁や道を含めていろいろ調査をした結果、全道一高いということで、全道の第2番目は士別地方消防事務組合で、消防団長は15万6,000円、第3位が上川北部消防事務組合14万4,000円、第4位が大雪消防組合14万円、第5位が富良野地区消防組合で13万8,000円、第6位が上川中部消防組合が13万3,300円、第7位が滝川地区広域消防事務組合10万7,000円、第8位が深川地区消防組合で10万4,20 0円、 第9位 が網 走地区消防組合10万円、第10位が南空知消防組合ということで9万8,000円で、特に上川管内の消防事務組合が、全道規模の42の中では、上位のほうに入っているなという認識をしております。それで現実の問題として、言うなら交付税の措置額が8万2,500円、そうすると当消防団長の報酬が19万2,000円で、交付措置額の8万2,500円の67%増であるのです。これらの関係の要因等も含めて、町長の見解をお伺いしたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
9番中村議員の消防団員の報酬費用に関する御質問についてお答えいたしますが、団長の報酬水準についてのただいまのお尋ねについてでございますが、団長につきましては、地方交付税の算定基礎額といたしまして8万2,500円というふうに数字が示されているところでございますが、報酬についてはそういう数字となっておりますが、逆に今度、出動手当等についても措置額をそのまま適用する計算方法は、現在、そういう計算方法はとられておらないということから、報酬額と手当とのバランスということに対しましては、これはそれぞれの考えお持ちだとおりますけれども、支給されておりますトータル額としては、現在の措置額プラス出動手当と出動回数等を単純に計算した合計額と、現在、報酬は19万2,000円でございますけれども、出動手当等は減額して支給しておりますので、それらの現在給ですね、給と言ったほうがいいのかな。上川南部で押さえております額と比べた場合には、決して高くないというように、個別で報酬だけを比べますと確かに差異がございますけれども、どういう過程を経て19万2,000円になったかということは私も承知しておりませんけれども、トータルとして団長さんの報酬、費用弁償の額として比べた場合、特別、違和感を感じるものではないというふうに理解はしております。
質問 9番 中村有秀
町長の言うこともわかりますけれども、連合議会で能登連合長は、十勝岳の関係の災害等も考慮した形でないかというようなことを言っておりました。したがって、その関係でも私も調査をしてみました。例えば羊蹄山のある羊蹄山ろく消防組合、団長は7万9,200円です。それからもう一つ、雌阿寒岳、釧路北部消防事務組合、これは7万9,000円なのです。それからもう一つ、有珠山のあるところ、西胆振消防組合は7万5,000円、一応うちの隣の美瑛等も含めての大雪消 防組合 、これ は14 万 4,000円なのですね。だから、連合長の言う十勝岳を背景にしたという、活火山があるという関係等は、全道の活火山を控える四つの消防事務組合のあれから言えば、そういう大きな要素はないなと、僕は感じはしていたのです。しかし、町民感情としてはやはり十勝岳がある、一朝有事には守っていただけるという気持ちはあるのが事実です。ただ、現実の問題として19万2,000円と第2番目の士別の15万6,000円という、これだけの格差があるのが町民の中に明らかになったら、一体、町の中で行財政改革といっていろいろな部面で町民に削減されたいろいろなものがあるのに、何でこれがこのままというのは、僕は平成7年からということでお聞きしているから、そのままなっているのかどうかということで、ある面で考えなければならないのではないかというような気がしております。― 27 ―したがって、火山関係では、特に四つの消防、全道の活火山がある消防組合から言えば、大きな要素にはならないけれども、町民感情としては残っているなという認識は持っております。ちなみに上富良野消防団の報酬を富良野消防団、南富良野、占冠、言うなら旧富良野地区消防団の手当に換算して計算してみましたら、一応、上富良野消防団は、条例定数55人で現員54人ということで、団長19万2,000円から計算していきますと、427万2,000円なのですね。これを富良野の関係の手当額で計算していきますと、285万円でいいのですね、その差は142万2,000円なのですね。そういうことで、私は、非常に大きな差がある、同じ圏域の中でという感じ。それからもう一つは、上川南部消防の特に年額報酬の関係では、先ほど申し上げたのは、広域連合が富良野地区1カ所ですけれども、消防事務組合というのは全道で42あります。それから、単独で消防本部を持っているという設置市ですけれども、札幌市の消防団長の手当は8万2,000円、函館市は10万円、旭川市は8万2,500円なのですね。ですから、こういうことからいくと、やはりある面でこれらの関係の調整を図っていかなければならないのでないかなということを感じております。したがって、今度は、広域連合になった段階で消防運営計画ということで、富良野広域連合消防本部で出した数字で、報酬、費用弁償について、以降では当面現状のままでいきましょうと。しかし、中長期計画として統一する必要があるが、調整のための経過措置等を設けるなどの配慮が必要だということを計画書の中で明らかにして、課題としては市町村間の大きな差があるということの認識の中で、中長期計画の中でやはり調整等も経過措置も含めて、配慮が必要ということが言われております。この関係について、町長、どう認識しておられますか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
9番中村議員の御質問にお答えいたします。まず、最初お尋ねありました広域連合長の広域議会での御答弁の中身、とりわけ旧上川南部につきましては、火山防災等の特殊要因もあるということでお答えしたかと思いますが、その言葉の、お答えした中のさらに奥深さというのは私ちょっと思料してございませんので、そのほかに思いを持ってそういう御発言をされたのかなというふうに理解しておりまして、その点については、これ以上のお答えはできかねますので御了承賜りたいと思いますが、次にお尋ねの広域計画の中で課題意識として連合としても持っている、持ち合わせていると、特に報酬額についての差異があるということについては、これは広域の議会の中でも私もお答えさせていただいておりますけれども、広域計画の中で平準化が図れないか、あるいは平準化を図るために課題があるとすれば、それを整理していくべきではないかということで、現場サイドもそういう認識をお互いに共有しておりまして、それについては現実に今後是正をしていくべきなのか、あるいは是正のためにはまず整理をしていかなければならない条件整備もあるのか、そういったことは課題として持っていることは事実でございますので、それはまた、広域議会の議論を通じた中で中村議員のそういう思いに対しては、お答えできる場面もあろうかというふうに考えておりますので、御理解いただきたいと思います。
質問 9番 中村有秀
それでは、先ほどの町長の答弁の中に、「広域連合の中で議論を深めていきたいと考えております」ということのこの真意はどうなのでしょうか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
9番中村議員の御質問にお答えいたします。ただいま申し上げましたとおり、団長の報酬、さらには手当、あるいは団員の方の報酬、団員の方の手当等につきまして、一方の見方としては、いろいろ消防長以下、現場の方々も旧富良野と旧上川南部とで、そういう差異があるというようなことも当然課題として持っているということも実際聞いておりますし、私も連合を預かる一人として、これは圏域の皆さん方に広くその合理性というものをわかっていただくような仕組みの改善が必要であれば、当然、広域計画の中で改善しようということは既にうたわれておりますので、これははっきりとしてテーマになっておりますので、折を見て私の意見も申し上げていこうというふうには考えております。ただ、これが議員の御質問の趣旨に合っているかどうかちょっとわかりませんけれども、構成している自治体、上富良野町で言えば上富良野町の消防団員、団長も含めましてかかわる報酬の総額につきまして、人口等で逆算いたしますと、これはむしろ団長と団員のバランス、これは一概に申し上げれませんけれども、総額で申し上げますと、むしろ低い水準と。要するに少数精鋭で消防団が運営なされているという、そういう側面もあるものですから、今、議員のお尋ねの趣旨に合うかどうは別といたしまして、そういう一面もあるということでお答えさせていただきたいと思います。
質問 9番 中村有秀
平成21年2月と、同じこ― 28 ―としの10月の広域連合議会で、南富の酒井議員と私もこのことで、一応、広域連合長にお尋ねをしております。現実の問題として、広域連合で自賄い部分は、それぞれの市町村で負担をしますよということが、一つ形となって条例化されていると。だから、それはそれぞれの市町村で考えてくださいという発言、それから今の町長の答弁では、広域連合で議論を重ねてくださいと。そうすると、私どもは自賄い部分は上富良野町がすべて負担する部面ですから、そうすると、うちの議会、もしくはうちの財政状況、それから消防団のいろいろなかかわりを含めてどうあるべきかということを論議しなければ、私や渡部さんや議長が広域連合へ行って、条例を引き下げて改善すれと言ったって、上富良野がそうやって予算化して、いいですよと出したものを、ここではできないということになってくるのですよ、現実の問題。それでは上富良野から出ている3名の連合議員は、どういう形で町と議会と話し合っていたのかということになってきますから。だから私はここで言う、今の町長の答弁の広域連合の中で議論を深めていただきたいということは、これはそうではなくて、やはり地元の中でというのはね、町長、能登連合長はこう言っているのですよ。広域連合の消防団の運営方法は自賄いであり、それぞれ構成市町村の財政支出となったり、このことから各市町村の判断によるものと考えているところでありますということで、議事録に載っているのですよ。その点どう考えますか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
9番中村議員の御質問にお答えさせていただきます。広域連合の中で、必ずしも議論を深めることができないというふうに私は理解をしておりませんので、広域連合の中で今示されておりますような課題につきましては十分議論もできますし、また町の例えば議会を通じましても意見の交換というものは、何らできない状況でもないと思います。そういう中から構成しております各自治体での議論、あるいは連合の中ではさらに深く議論をして、それがひいては条例の改正までも及ぶかもしれませんし、ですからそれぞれの議会なり、市町村の議会、あるいは連合としての議会、それぞれに役割が違いますので、課題の認識をしあうことだとか、課題を出し合うとかということは、こういう議会を通じて十分議論もできます。一方、それではそれぞれ構成市町村全部を見渡した広い意味での議論は、それは広域の中でするようになると思いますので、例えばきょう、こういうふうに中村議員と消防の報酬・手当についての議論を踏まえて、当然、連合のほうの議会の理事者として、今度は理事者として考えも述べますし、また、議員におかれましても今度は連合議会議員として意見を述べる機会も十分あると思いますので、それらをうまく組み合わせた中で、そして自賄いの部分について上富良野の議会の皆さん方の理解をいただくようなものに集約はできていくと。ここで決めるわけにもいきませんので、それは御理解いただきたいと思う。そういうふうにお互いの立場で、議論できる機会を通じて議論を重ねる中で、最後は目指すものに私は近づいていくというふうに思いますので、これからもそれぞれの上富良野の議会の中ではこの議会の中として、広域は広域の中として、私は役割を果たしてまいりたいというふうに考えておりますので、ぜひ御理解いただきたいと思います。
質問 9番 中村有秀
僕は、今、当初第1回目の答弁書で、広域連合の中で論議ということは、さっき言ったいろいろな隘路はあるのですよ、現実の問題として。例えば、占冠、南富、富良野からすれば、上富良野が、理事者がそうやって自賄い部分ということで19万2,000円等も含めて、条例に沿ったものを上げてきてあれしたのなら、やはり皆さん方が理解をした形で上がってきているのだろうと。言うなら、条例があるから、改正のない限りそれはそのとおり予算措置はしなければならない現実の問題としては理解ができるのだけれども、富良野、南富、占冠からすれば、それは上富良野十分論議をして、それで改正もなくあれなのだからというようなことの意見が流れているのですよ。できたばかりの広域連合だから、それぞれの町の自主性を尊重するというような意味合いもあるのだけれども、特に酒井議員からは、出動手当の関係等も含めて差があれば、一朝有事の際、一応、消防団の範囲が決められているのですね。上富良野消防団は上富良野町の圏域、中富良野は中富良野と、だから広域連合長はそういうことが決められているから、余り行くことはないけれども、万が一あった場合はということで、片や6,000円もらう、片や4,500円もらうということには、相ならないのではないかという論議の中から出てきて、最終的に能登連合長はこういっているのですよ。検討課題ということで答弁をさせていただいたと、しかし、御指摘のあったそれぞれの首長さんが、この経過なり現状なりをそれぞれの市町村の関係する状況、あるいは議会とも積極的にお話をされる、こういうことが私の言っている検討課題ですというふうに答弁させていただきました。それぞれの― 29 ―市町村の中において、検討をいただきたいということで答弁結んでいるのですよ。だから、そういう姿勢でこの論議を深める。それからもう一つは、西村議長に言ったように、広域連合の予算が来年2月に定例議会がある、その前段で関係する議案をそれぞれ所管の委員会に提示をして検討いただくということになると、このことも論議になるだろうと思いますし、それがすぐ条例改正にはつながらないにしても、そういう方向である面で流れがいくかなと、私は感じてはいるのですけれども、その点、連合長の答弁等含めて、町長の見解を伺いたい。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
9番中村議員の御質問にお答えさせていただきます。それぞれまず冒頭私の思いとなりますが、広域連合というものが実質的にスタートしてまだ日が浅いということを踏まえて、今、こういう大きな課題に対してどういうふうに連合と、それぞれ構成市町村の中で議論の組み立てを進めていくかということは、正直申し上げてまだ成熟しているとは、私はどうも思えないのですよね。消防のみならず牧場の問題も含め、あるいは環境衛生・給食等も含めて、それぞれ恐らく課題をお持ちだと思うのですが、改めて広域の議会のあり方と、それぞれ構成市町村の議会とのかかわり方というものは、こういう機会に改めてクローズアップされると思いますので、恐らく私の推量といたしましては、連合長が以前お答えいたしましたのは、発足して間もないことから、まず発足当初はそれぞれ旧の構成されている団体のルールをそのまま合わせましょうということでスタートしている関係上、多分そういうお答えになっているのではないかなというふうに思います。今後は、そういう中でいずさがあるとすれば、それは改善に向けて、多分、連合長も考えていただけますでしょうし、私も御意見を申し上げようと思っています。そういうことで、連合長のお答えの意味は、そういうことだったのではないかなというふうに考えております。また、今後、こういうような議論の後先の問題が今御指摘されておりますけれども、実は私もこれについてはちょっと同じようないずさを感じておりまして、連合のほうが先に議会が開かれるものですから、副町長にも申し上げているのですが、何らかの形で、うちの町の予算が予算としてある程度固まった段階で、上富良野町の議会の皆さん方に、とりあえず決定は連合といたしましても、こういうような予算のフレームを固めましたというような提示だけでも、せめてさせてもらえる機会をつくりたいなというふうに、これは具体的に今考えておりますので、ぜひそういうプロセスを経て連合のほうにお示しできるようなことを配慮してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りたいと思います。
質問 9番 中村有秀
消防に関しての広域連合の規約の中では、消防本部費は均等割10%、それから標準財政規模割10%、人口割80%ということで本部費はそうなって、それ以外の消防費は当該経費に関する市町村が、その経費の全額を負担するということで、言うなれば自賄いでやるということになる。そうすると、私は、やはり自賄い部分の論議が広域連合議会が始まる前に、今、町長の言うように、ある面で予算的なものが、規模が確定した段階で早めにそういう機会をつくるということでございますので、ぜひお願いをいたしたいと思います。それから、さっきの平成7年以前の関係のやつはわかりましたか。ちょっと質問の関係があるので、わからなければまた、いいです。
答弁 総務課長 服部久和(総務課長は2010年3月まで)
9番中村議員の御質問にお答えいたします。今、報酬が19万2,000円になっているのが平成7年からであります。この当時の交付税措置につき まして は、7 万4,0 00円であります。あと、改正前の額につきましては、18万3,600円が報酬でありまして、それに対する交付税措置につき まして は、7 万3,0 00円となっております。以上であります。
質問 9番 中村有秀
今、総務課長の答弁で、平成7年になったということで、その当時18万3,600円、交付税措置額は7万3,000円。いずれにしても地方交付税の措置額から大幅にふえているのは事実でございますけれども、これはある面でそれぞれの市町村の財政状況から、もう一つは、それぞれ地域の消防団等の組織の長い歴史があるから、これは一概に、本来的にはもうちょっと下げてほしいような気がするけれども、その経過については一応わかりました。それで、先ほど町長が報酬と出動手当で、トータル的にどうだという答弁いただきました。実は私、平成20年の上富良野消防団の出動状況を確認してきました。そうすると、火災ということで出動手当が6,000円、これが80人延べで出動されてい― 30 ―る、それで48万円。それから、風水害、警戒等はありませんでした。それから、訓練、これは出動手当5,000円ですけれども、886人で合計443万円。それから、その他1,700円というのがありますけれども、これは会議等をやったということで、これが延べ179人で30万4,300円。この トー タルが 521 万4 ,300円ということで、一応これは先般、10月に広域連合でやった決算額と同じなのです。それで私は、年額報酬がいかに高いかということを今回町の議会だよりの中に載ってくれば、えらい高いなということが町民の印象受けるのではないかと思う。それで町長の言うトータル的なということを私なりにちょっと試算をしてみました。そうすると、例えば火災6,000円を7,000円、いうなれば交付税措置額でやっていくと80人で56万円、それから訓練等が5,000円を6,000円にして886人いたら531万6,000円、それからその他ということで会議179人で計算すると30万4,300円、その合計が618万300円になります。現在は521万4,300円、これを上げていって、今度は年額報酬を20%ずつカットしてみました。そうすると、19万2,000円が20%カットすれば15万3,600円、これは士別市の15万6,000円に次いで全道で2番目になります。そのトータルを全部計算をしていきますと、試案の年額報酬、現在433万8,000円が341万7,600円になって、そしてそのトータルをことし20年の決算のトータルで言えば955万2,300円。それから、私が今、試案の関係からいけば959万7,900円ということで、約4万5,600円の差があるはずなのです。ですから、できれば近い将来、町長の言うように、トータル的にはなっているけれども、年額報酬が突出しているということであれば、それを圧縮して、そして火災、訓練、その他の関係のあれをある程度アップして、トータルにすれば4万5,600円差しかないですよ。そうすると、一般的になるほどということで、理解のできる数値になるのかなという気がします。それと、訓練の関係で消防に聞いてみましたら、隊員の訓練の出動率は80.54%なのです。たまたまこれは風水害、警戒等がないだけの話で、あればそれはそれなりにふえてはいくと思います。しかし、私は、こういう形である面で、この前の広域連合議会の中でも申し上げた。うちと中富良野が、旧上川南部で同じレベルにあるわけだから、当然、条例も上川南部の旧あれでそのまま上富良野消防団、中富良野消防団ということで、富良野地区消防団と同一圏内で条例が違うわけだから、だから何とかそれを同一にしないまででも、できればそういう努力をするということになると、先ほど町長の言うトータル的というよりも数字的にはトータルだけれども、弁償面ではそう町民は受けないわけだから、だからそういう視野で検討するのもいかがかということで、ちょっと町長の見解をお伺いしたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
9番中村議員の御質問にお答えさせていただきます。まず、私、連合のときのお答えの中でも記憶にありますが、お答えさせていただいておりますけれども、現在の議員、今お尋ねのような報酬と手当とのバランスですね、それが今の水準になったのは平成7年以降ということでございますけれども、いろいろな背景があって今日の報酬水準・手当水準になってきているということをまず基本に押さえているものですから、いろいろな背景があって今日に至ったということを考えれば、それが高いとかあるいは安いとか適正だとか、非常にその判断は難しいなというふうに理解しているのですよ。だからといって総額でそこそこ、ほかの地域とバランスが取れていればいいのかという、これも一概に言えることではありませんので、それらについて恐らくまた現場サイドは現場サイドで、それぞれ構成しております消防団の考え方の相違から、こういう差になってきているのかなというふうに推察できますので、これはまずそういった仕組みから現場にもう1回それぞれ考えを、組み立て方を整理していただくように、きょうのこの議論も当然現場にお伝えいたしますので、そういう中から一つになった組織ですから、町民の皆さん方から、あるいは構成住民の皆さん方から見て妥当な設定のされ方だというふうに理解していただけるような、多分、それは必ずそういう着地点はあると思いますので、ぜひこういう経過は十分お伝えしながら、どちらを上げてどちらを下げてという関係につきましては、私、今どちらがいいのかということまで断言できませんので、そういう課題もあるよと、町民目線で言えばということは、十分現場にも伝えてまいりますし、また理事者の中でもそういう問題意識を、課題意識として押さえていきますので、ぜひこれからも議論をさせていただきたいと思います。以上でございます。
質問 9番 中村有秀
私の一つの試案の関係は、あくまでトータル的でなくて、ある面でそれぞれの全道規模の水準の若干あれはいいけれども、こんな― 31 ―大きな差でないような形ということで考えていただきたいということで出したわけです。したがって、非常に町長も広域連合議会の私の質問に対しては、高いとか低いとかということは言えない。それぞれ背景があるというような理解の示し方はしましたけれども、連合長としてはあくまでも近い将来の課題で検討していくと。その前段で、それぞれの関係市町村がこの論議をしてもらわないことには先に進まないよと。ですから、我々が広域連合議員として3人出ていって、その場で論議する前段で、この町の議会の中でまた理事者の中で十分、そういう論議の積み重ねが必要なのかなというふうな気がいたします。それともう一つは、先ほど80.54%ということで訓練の、それから年額報酬は若干下げても出てくれる人にこたえてやるというのも、皆さん方仕事を持 って いる人 たちだ から 、ある面で7,000円、6,000円というような形のものを若干上積みしてでもやっていくべきでないかというのが、私の基本的な考え方で、あくまでも消防団員の年額報酬をだんと下げる、これで事よしでなくて、その分含めて団員の出動手当の関係も交付基準に沿った形で配慮していただくと。そういう方向を含めて、私の試算では4万5,000円ぐらいの差ですから、それをある程度圧縮、クリアできるというような気もしますので、そういう点で、また事務方と十分検討をしていただきたいと思います。以上でございます。