上富良野町議会 平成19年第3回定例会 2007年9月26日
(1)広域連合について/(2)吹奏楽コンサートの開催について
2007年9月26日、上富良野町議会の一般質問で、金子益三議員が「広域連合について」「吹奏楽コンサートの開催について」について質問し、町長 尾岸孝雄、教育長 中澤良隆が答弁しました。
- 質問者
- 金子益三 議員
- 答弁者
- 町長 尾岸孝雄、教育長 中澤良隆
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 7番 金子益三
昨日、福田新総理が誕生いたしまして、新しい内閣の組閣も発表されまして、それが発信されたところであります。本総裁選の論点でもありました地方と中央の格差是正に対しましても、大きく関心を持つところであります。三位一体の改革による地方の財源不足が、地方分権となかなかうまくかみ合うことができない中で、地方自治体の役割も大きく姿を変えようとしている現況の中で、よりよい住民生活の向上に向け努力をされている町執行部の皆様に改めて敬意を払うところであります。私も、さきの町議会選挙におきまして、町民の皆様から託されました大きな重責に改めて私に与えられた責務に対しましても、初心忘れることなく取り組んでまいる所存であります。そこで、さきに私も通告させていただきました2項目の4点について、町長並びに教育長に所信をお伺いしたく存じます。1点目の広域連合について平成17年5月に、富良野地方5市町村で行った自治のかたち検討プロジェクトを経て、富良野圏域の今後の進む方向として広域連合が選択され、その八つの専門部会でそれぞれ検討がされていることが中間報告されました。そこで、次のことについて町長にお伺いをいたします。1点目、それぞれの専門部会を広域連合化した場合の住民に対してのメリット及びそれらを行うための基盤整備等を推進する上での課題点、また、問題点には何があるのか。2点目は、広域連合を構成する5市町村のそれぞれに対する役割と、かかる経費の支弁法。また、経費負担はどのような取り決め方をしてまいるのか。3点目、さきの富良野市議会におきまして、富良野市長からは、広域連合は合併のためのステップであるとの発言があり、富良野圏域は一つになることが望ましく、そのことは既に4町村の首長とも合意を得たものであるとの発言がありましたが広域連合を選択するときの話し合いにおいて、そのようなことがあったのかをお伺いいたしたく思います。20年度から取り組んでいくためにも、以上のことについて、これまでの経緯を含め、町長の考え方並びに今後における我が町の取り組み方についての所信をお伺いいたします。続きまして2項目め、吹奏楽のコンサートの開催について教育長にお伺いいたします。先ごろ、上富良野中学校吹奏楽部が35名以下のB編成グループで出場いたしました全道大会において金賞を受賞し、北海道代表校として、金沢で行われる東日本の全国大会の出場が決まったところであります。また、これに並び上富良野小学校のスクールバンドも全道大会に出場し、優秀な成績をおさめたことは、各学校はもとより、町内を挙げて感動と祝福をするところであります。そこで教育長にお伺いいたしますが、今後においても、このすばらしい出来事が我が町の小中学校の気風として、伝統につながるためにもぜひ管内にあってすばらしい演奏を奏でる、旭川商業高等学校の吹奏楽部を呼んで、上富良野中学校、上富良野小学校との合同演奏会を行うべきであると考えます。情緒豊かな子供たちのために、情操教育にも有効なだけでなく、多くの町民にとってもすばらしい音楽に触れる機会になるとも考えられます。近年行っております陸上自衛隊上富良野駐屯地音楽隊との合同演奏会においてもすばらしい成果を上げているので、これらもともに進めていけるようにすると、世代間を越えてすばらしい社会教育の一環とすることもできると考えますが、町として、それらを後援し協力体制を組むべきと考えますが、教育長の所信をお伺いいたします。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
7番金子議員の1項目め広域連合に関する3点の御質問にお答えさせていただきます。本日の議会開会の冒頭で行政報告をさせていただきましたように、広域連合化の具体的議論につきましては、現在も幹事会で協議続行中であります。まだ準備委員会としても多様化した広域行政需要に適― 13 ―切かつ効率的に対応するための方策として、政策的側面も含めて対等協力の姿勢で将来のあるべき姿を形づくっていくわけであります。これらのことから、その一因として、現段階におきまして今後の協議に影響を及ぼすことになるような発言は、私といたしましては避けなければならないと、慎重にならざるを得ないことを前もって御理解を賜りたいと思います。さて、1点目の御質問でありますが、専門委員会での住民に対するメリットや問題点。問題点に関しましては、5市町村が広域連合で行うことによるスケールメリットの効果などが考えられますが、また反面、共同処理となりますことから電算システムなどにつきましても統一化することで効果を上げますが、その点での初期投資を伴うことなどが出てくるわけであります。また、一部事務組合の事務を広域連合で行う場合については、共通する政務、総務、財務、会計、人事、議会、監査などの事務が統合されることによって、事務量の軽減、経費削減といった効果が期待できます。さらに、広域連合は国や北海道の権限委譲の受け皿となることもでき、将来的には住民サービスの提供をも可能になるといった特別地方公共団体としてへの特徴的な側面をもっております。一方で、広域連合には普通地方公共団体である市町村とは違って課税権がないことから、例えば国民健康保険であれば、保険税ではなく保険料となり、広域連合が発行する保険料納付書で納めるといったことが生じてまいります。次に、2点目の御質問につきましても冒頭で申し上げましたとおり、現在も協議中であります。いずれの点についても、5市町村の協議での合意が前提であり、その中で決定していくことになると思いますので、御理解を賜りたいと思います。ただ、負担金の関係につきましては、現行の一部事務組合の場合、それぞれに設立の経過などの要因もあって、横並びに見ると結果的にバランス、ばらばらな基準で各市町村が負担をしている実体にあることから、この際、ある程度平準化するといった議論も出ておりますが、あくまでも5市町村の協議によって負担基準が決定していくことになるものと考えております。次に、3点目の広域連合を選択する話し合いの際、富良野市長の発言に関する御質問にお答えさせていただきます。昨年7月と8月の2回にわたって、富良野広域市町村圏振興協議会委員会において、この圏域の将来の選択肢に対する協議を行いました。その際、富良野圏域5市町村を将来は一つという話は出されましたが、私といたしましてはその場の空気として、遠い将来という意味で認識いたしていたところであり、言われているような合意はなされておりません。また、今後の広域連合に対する町の取り組み方につきましては、今までも申し上げているとおり、広域連合へ移行できるものから順次移行し、将来的にもできる限り経費の効率化に結びつき、行財政改革の効果が上がるような取り組みを進めていきたいと考えておりますので、議員を初め、町民各位の御理解と御協力をお願い申し上げます。
答弁 教育長 中澤良隆(教育長は2008年9月まで)
7番金子議員の2項目めの吹奏楽コンサートの開催に関する御質問にお答えをさせていただきます。去る9月1日に札幌コンサートホールKitaraで開催されました第52回吹奏楽コンクール北海道大会に、上富良野小学校と上富良野中学校がそろって出場を果たしました。その結果、上富良野小学校、上富良野中学校とも金賞、ゴールドを受賞し、しかも、上富良野中学校においては北海道代表として第7回東日本学校吹奏楽大会への出場権を獲得することとなり、両校ともに開校以来の快挙をなし得たところであります。この驚くべき快挙は町民の誇りと名誉でもあり、私たち教育委員会といたしましても大いなる喜びと感動を受けたところであります。心から上富良野小学校と上富良野中学校の吹奏楽部の皆さんに敬意と祝福を申し上げるものであります。さて、旭川商業高等学校を招いて、上富良野中学校、上富良野小学校との合同演奏会を開催してはとの御質問でありますが、旭川商業高等学校の吹奏楽部は1999年の全日本吹奏楽コンクールにおいて金賞を受賞し、本年度も8年ぶりに同コンクールへの出場を果たすなど、高等学校吹奏楽会のリーダー的存在であり、伝統ある吹奏楽部であると承知をいたしているところであります。地元小中学校との調整が整い、旭川商業高等学校との合同演奏会の開催が可能となったときには、教育委員会といたしましても、現在も町民が主体的に進めてきているすぐれたスポーツや音楽、芸術鑑賞の展覧会や講演会、演奏会などの開催同様に、合同演奏会につきましても積極的に協賛、後援するとともに、最大限の協力支援を行うことにより、本町の文化振興に寄与してまいりたいと考えております。
再質問 7番 金子益三
それでは再質問をさせていただきます。まず1項目めの広域連合についてお伺いをさせていただきます。町長おっしゃいますように、スケールメリットは住民に対してあるとお答えいただきましたが、具体的に住民に対してはどのようにそのスケールメリットというのは反映されてよい点が出てくるのかなというのは、ちょっとここからは読み取れないのですが、例えばなのですけれども、例えば消防なんかは、広域化されなければ現状においても救急や災害、火災など、そういったものの対応が悪くなるのかなというところにおいて、ちょっと若干疑問がありますし、今のままでも特に問題はない部分も多いと思うのです。広域化されることによって、例えばそれは富良野圏域全体として救急の配備などに配慮がなされていくとかということまで詰まってるのかどうかちょっとお伺いもしたいと思いますし、ちょっと例を挙げて申しわけないのですけれども、私も懸念している中で特に国保など、国保事業についても若干心配されることはたくさんあるのですけれども、当然ながら答弁の中にもありますように国保税というものから、今度国保料になるということです。町長がおっしゃるとおり、この上富良野町であれば14億円の原資、これが広域化をすることによってより市町村でもって大きな原資として、総体が大きくなって、それが国保会計の潤沢な運営についてできるということであればメリットの一つかもしれませんが、しかし、当然一方で賦課のあり方というものに対しては、市と町村においてはあり方自体が違います。例えば固定資産割が大きかったり、市においては固定資産割のほうが小さくなって、所得割のほうが大きくなったりとかということもあって、4町村であればある程度の類似点があるのかもしれませんが、そのことで、何というのでしょう、大きな壁というのもありましょうし、当然これからの話し合いのことであると町長もおっしゃっていただいたことは、私も承知の上での発言になりますけれども、やはり一番懸念されるのは、これ以上の国保税が国保料に変わった後でも、これらが引き上げになってくるようなことというのはやっぱりあってはならないと思いますし、むしろこの部分というのは平準化を図るための財源を投入してでもある程度現状を維持していかなくてはいけない大きな課題であると考えております。さらに、今後においてなのですけれども、国からの国保、さらには後期高齢者の北海道の連合なども含めたことも絡んでくるのですけれども、国において来年度からの特定健診、また、特定保健指導の成果などというのも、今後の保険の税、また、後期高齢者の税に加算、または減算というふうに、そういう対象になってくることも伝えられております。その中で、御承知のとおり我が町というのは、保健福祉課の取り組み、また、町長の保健福祉の大きな推進によって、この部分においても特定健診の受診率の向上、さらには早世の防止、また、介護も含めた予防について大きく取り組んで成果を上げておりますし、そのことが上富良野町民の1人当たりの年間の医療費というのが北海道の中でも非常に少ない金額という成果も出しているわけであります。このことが広域によって本当に上富良野町民にとってもメリットは出てくるのかなというところがなかなか難しいのではないかなというふうに私も考えておりますし、まずそのことをどうお考えになっているのか。加えて、保険税から保険料に性質が変わってしまうと、いわゆる滞納に対しての時効が5年から2年に変わってしまうことも一つの問題点でありますが、この部分、現行においても上富良野町においては収納対策特別班を組んで、日々努力されている。しかしながら、ここの部分、時効期間が短くなることに対してどういった方策を講じていくかということも、これまた広域全体で考えていかなくてはいけませんし、非常に大きな問題になってくると考えておりますが、その辺も町長どのように対処法を考えておられるのか。さらに、初期投資の部分で町長お話をされて、私も例えばそういったものに関して一つのシステムを構築する上での初期投資というのは当然必要な経費であると考えます。現在行われております他の広域連合においても国保、ある事務事業に関して13人いた職員というのは、広域を組むことによって5人になって、そこで大きな効果を得られましたと言っておりますが、私はこれは本当に、それは大きな中での人件費の軽減につながっているのかなということはちょっと疑問に感じているのです。いわゆる、単なる配置がえにならざるを得ないのではないのかなと考えるわけです。そこにいた職員がやめるわけにはいかないわけですから、例えば、そこの国保会計に携わっていた― 15 ―6人の職員がいた。広域を組むことによって3人になったら3人の首を切るわけにはいかないわけです。どこかには配置をしなければいけない。ということは、自然減ということで対応しなければいけないわけですから、根本的な問題というのは変わっていかないと思いますし、それらに対しても一時しのぎ的な採用調整を図るということだけに関して行えば、将来にわたって5年、10年先においては、そこに人事の空洞化が起きるというひずみが起きる可能性も出てくるわけですから、この部分も安易な人件費削減であったり、事務事業に関してのものというその点だけを見るのではなく、やはり全体の行政を眺めて、この部分を判断していただきたいと思いますが、私はその辺懸念を感じているのですが、その辺は町長はどうお考えになっているかをお聞きしたいと思っております。それから、1項目めの2点目についても、現在検討中であるということを理解した上での発言になりますが、この部分も安易な均等割であったり人口割であったりという、そういった発言も一部から聞こえてくるところもありますが、しっかりとここは5市町村の準備委員会において、慎重に事を運んでいただきたいと思います。また消防の話に戻って申しわけないのですが、富良野消防事務組合、三つの市町村で構成している、現在の負担率は上川南部の消防事務組合等と二つの事務組合が一つになることによって、特定の自治体だけの負担率においてメリットが出てくるというような話し合いだけにおいては、やはり合意形成が難しいのではないかなと考えますが、その辺は町長の考えをお伺いいたしたいと思います。さらに、3点目において伺いますが、富良野圏域が過去において一つの村であり、これは変遷を経て現在の形になり、また、将来はどういった形になるのか変わるのか、戻るのか、こういったところはさまざまな諸事情がかかわりながら行われていくことであり、当然、町長も日ごろおっしゃっておりますが、最も大事なことは、将来富良野圏域がどういう形になるかということは、そこの圏域の住民の意向というのが一番大きく反映されなくてはいけないことでありますし、繰り返しますが、町長は今までもそこを大切にされてこられたものと私も理解しております。御答弁の中にも、遠い将来の過程のことであると。そこに対して合意が、いわゆる富良野としての合意はされていたということに対して否定をされた町長の発言に対しては、私も安堵感を持っているところではありますが、新聞報道にもありましたし、定例議会の答弁という公の場での発言ということもありますので、これはやっぱり圏域の住民感情を逆なでするような発言に対しましては、しっかりと5市町村の準備委員会の場において、このことは確認をしていただきたいと考えておりますので、この辺町長からのお考えを聞かせていただきたいと思います。いずれにいたしましても、広域連合を行うということは、これはあくまでも5市町村が自主自立の道を選んだということで私も判断をさせていただいておりますので、この合併があるという選択は、私はこの広域連合には含まれるべきものではないと考えておりますが、町長はどのようにお考えになっているのかお聞きをいたします。私も、町長同様にこの富良野圏域の広域連合に関しては、破談させるわけにはいきませんが、町長もそのように考えていることは私も同じであります。北海道の広域連合を、行われている広域連合を見ましても規模が違う自治体間で組む広域連合の中においては、特に介護保険や国保の事業ということは、さきに述べましたように複雑な諸問題が山積しているわけですから、順次移行するとのお考えがありますが、私としてははっきりと、できるものをまずしっかりこれを取り組むことを専念にしていただきまして、富良野圏域の広域連合がよりよい形でスタートを切る方向に持っていくべきと私は考えておりますが、町長のお考えをお聞かせ願いたいと思います。続きまして、2項目めの吹奏楽コンサートの開催でありますけれども、教育長も、この上富良野町の子供たちに対しまして賞賛をされ、敬意と祝福を上げられ、また、この企画に対しても御理解をいただけたと思っておりますので、ぜひそういったことなら、具体的にその手法というものを早急に現場に落とし込んでいってあげていただきたいと、また、落とし込む必要があるのではないかなと考えております。当然、文化振興としての社会教育の一環であるわけですから、かかる経費に対してですけれども、どの部分が例えば減免になるのか、また、どこまでが町として手伝えるのかということを、具体的に、明確にそういった実行委員会なりを組む方に伝えてあげたりすることも必要だと思うのです。いわゆる、今実行委員会と申しましたけれども、そういったものをつくることすらわからないPTAの皆様に対しても、例えばなのですけれども、今言うようにPTAの皆さんにも社会教育の一環としてやりましょうということでまず期成会をつくってください。そこで、チケットをあなた達が売るべきです。それらに対してのやり方という、販売のやり方― 16 ―とかそれからかかるもの、また、そういう原資をつくるべき方策というのをしっかりと、手取り足取りというわけではないでしょけれども、教えてあげながら、ある程度教育委員会としても、各学校と調整役を図る、そういういわゆるインキュベーターとしての仕事をするべきだと私は思いますし、やはり事務的な部分というのは事務方のプロであります教育委員会の職員の皆様がある程度の組み立てをしてあげるということが本当の支援であると私は考えますが、教育長おっしゃっていただきました、御答弁にありましたように積極的に協賛、後援をして最大限の協力支援を図るとおっしゃっておりますが、その具体的な方策というものはどのように考えているのかを再質問で伺いたいと思います。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
7番金子議員の再質問にお答えさせていただきます。まず1点目のスケールメリット等々の広域連合における問題でありますけれども、消防と国保を例にとっての御質問でありました。消防につきましては、御案内のとおりそれぞれの自治体消防ごとに広域の支援協定を結んでおりまして、それぞれの自治体に災害の発生した場合においては、互いに協力支援をするという形を整えているところであります。ただ、国におきましては御案内のとおり消防本部の形成というのは、人口30万人に一つという基本を掲げて、国は方向性を定めております。今、北海道はこのことにつきまして、ことしの秋ごろ、そろそろ北海道としての方向性を示してくるであろうというように思いますが、北海道内の協議会の中におきまして道に提示した内容によりますと、私どもが一番心配していたのが、国の基準の30万に一つの消防本部ということになると、この富良野圏域では5万弱でありますから、当然にして消防本部はここではできないということになるわけであります。しからば、どこに消防本部を設置するんだということになりますと、だんだん我々の地域としては、議員が御心配のとおり地域性がどうなるのだというような大きな課題を抱えているわけでありますが、ただいままでの情報によりますと、市町村合併のパターンのように富良野圏域5市町村で一つの消防本部を形成するというような形で、北海道は提示してくるような情報を受けておりますので、そういう観点からすると、今、広域連合で消防一部事務組合二つが一つになるということは、我々としてはその方向性として誤っていないというふうに思っております。ただ、これらのことにつきましては、一番懸念されるのは、それぞれの地域の消防力が低下しないで対応できることということが、やっぱりその地域が抱えている大きな課題であると。私どもといたしましても、上川南部消防事務組合が富良野事務組合と一つになることによって、上富良野地域の消防力が低下するということにつながるような広域連合には決してくみするわけにいかないと。現状のままでいかに維持していけるかということが重要であるというふうに思っておりますのでそういうことの生じないような、これはすべてにおいてでありますけれども、上富良野町民が、上富良野町が現状よりもマイナスになるということについては到底納得でき得ない部分があるわけでありますから、そういった部分を調整させていただきながら連合化を図っていかなければならないというふうに思っているところであります。また、国保の例にとってでありますが、基本的に私どもは国保は一市町村で運営をする、国保と介護は一市町村で運営するということは非常に厳しいと。今、医療制度の中におきましても、非常に厳しい、現状では何とか、我が町は保険税の値上げをしないで維持させていただいておりますけれども、国保会計は非常に現状でも厳しいという状況にあります。そういった観点から、一自治体が国保介護を実施するではなく、これは私どもが要望しているのは、町村会を通じても要望しているのは、国が行うべきであるということを基本に申し出ております。また、ある面では都道府県が実施すべきでないかというようなこともありますが、今回、平成20年から法改正がされまして、後期高齢者につきましてはそれぞれの都道府県において実施をするということで、今、移行するということでありますが、基本的にその移行すると、現状から見ますとそのことが我が町にとって、ではプラスになっているかということになりますと、いろいろな資金投資だとかいろいろなことの中で、やはり財政的負担が出ているというのが現実でありますし、また、議員からお褒めをいただいたわけでありますが、住民の皆さん方の努力によりまして、我が町におきましては、国保につきましても健康管理等々の対応に十分理解をいただきまして、ある程度例えば高齢者医療の全道的な地位、額についても、また、一般医療の対応についても決して悪くはないと。また、保険税の1人当たりの負担額についても、北海道180自治体の中で決して悪い方ではない、高い方ではないというような状況からすると、平均よりもずっと良のところに我が上富良野町は位置づ― 17 ―けさせていただいているということからすると、北海道全体の平均化されるとマイナスになるということは当然であるというふうに認識はいたしております。しかしながら、その現状をこのままずっと維持できるかということになりますと、少子高齢化の中にありまして、これから医療費というのは増大していくと。国も同じでありますが、国保会計におきましても増大する、介護保険につきましても増大するということを考えますと、将来的な観点から考えると、現時点のことばかりは語っておれない課題もあるというようなことを含めながら、十分その対応を図っていかなければならないなというふうに思っているところであります。それらのことを含みながら、やはり何といっても広域連合化をすることによってマイナスになるのではなくて、プラスになるという方向性をいかに5市町村が協議をして、協議を重ねて妥協し合って解決していくかということが重要であるというふうに思っているところであります。そういった中にありまして、一つ一つの課題につきましては、広域連合化がされたときに我が町にとってどうなのか、その対処につきましては十分町としての対応を図っていく上において検討を加えながら協議を重ねていくとともに、今後の町行政の推進をしていかなければならないというふうに思っております。また、職員の数の、数の問題でありますが、御案内のとおり我が町は職員の適正化計画にのっとりまして対応しておりますが、事務事業が、例えばこの事業が広域連合化することによって、職員は今5人でやっているけれども2人でやれるようになったと、3人必要なくなったと、必要なくなったと言ったらちょっと語弊ありますけれども、3人分は事務量としてないというような状況になったときに、議員御質問のようにその職員はすぐ首切るわけにいきませんから、当然でありますが、将来的には採用の対応、新規採用の問題等々も含めながら、例えば定数100名の職員がいるとするならば、3名要らなくなれば基本的には定数は97名で行政執行ができ得るという状況に相なるものと。また、新たな事業展開をするということになると、新たな分野で人員が配置、必要になることによって100名の定数を変えないで、そこで3名浮いた分を新たな事務事業の展開でその職員を活用させるというような手法もありましょうが、基本的には今職員の適正化計画に基づきまして職員の削減を図っているということでありますので、当然にして3名は削減することに相なるということで御理解をいただきたいと思います。次に、負担の割合等々でありますが、2項目めでありますが、議員御質問の、御意見のとおり、当然にしてそれぞれの自治体に適正な負担の割合でなければならないというふうに思っております。さきにもお答えさせていただきましたように、これは今現在、幹事会において十分協議を展開しているところでありまして、今私はこういう考えを持っていますということにはお答えするわけにはいきませんけれども、基本的に、現状よりも、でき得るならば現状の負担よりも、イコールかあるいは軽減できる、それが一自治体がそうなるというのではなくて、全自治体がそのような形に整えるようなものがないのか、そういう方法はないのかということを十分に勘案しながら協議を重ねていきたいというように思っているところであります。最後になりましたけれども、合併を前提とした一部事務組合であるということにつきましては、さきにもお答えさせていただきましたように、決して議事録をどこを拾ってもそういう議決がされた形跡はないし、私としてはそういう気持ちは持っておりません。御案内のとおり、自治のかたち検討プロジェクトの中で、四つの柱を掲げて、この四つのうちそれぞれの5市町村はどの道を選ぶのだというときに、御案内のとおり、ちょっと記憶違いで間違いがあるかもしれませんが、まず1点目としては、富良野市が提案した広域都市構想、それからもう一つは、このままの状態で5市町村でいこう、自立でいくと。それから、広域連合でいくと、合併を進めていくと、この四つの中からどれをそれぞれの自治体が選びますかということで、私どもはこれを持ち帰って町民の皆さん方と議論をし、議員の皆さん方と議論をして、我々上富良野町は広域連合を選びますということで選んでいるわけでありまして、合併をしますという、合併ですということは選んでおりません。ですから、我々としては広域連合進めていくと、このことが自立と含めた、それぞれの自治体の自立をという中にあって、広域連合の道を選んだというので協議が進められてきているということで、私自身は理解をいたしているところでございます。この広域連合の設置に当たりましては、まだまだ議論をし、協議を重ねていかなければならない課題がたくさんあるわけでありますが、私といたしましては、さきにお答えさせていただきましたように、結論から申し上げますならば、できるものから、協議が整うものから広域連合に進めていくべきであると。そして、今現在、我々自治体は負担の割合もすべ― 18 ―てを理解しなければならない。先ほど言いましたように、ちょっと一部事務組合を形成するがために負担割合が決まったかなというような部分は見受けられないわけではありませんが、それはそれぞれの自治体が理解し合って一部事務組合を形成して現在いるわけであります。この事務組合、五つあるわけでありますから、この五つをこのまま五つにしておくのではなくて、もうこれはお互いに理解し合って進むのだと。しからば、この五つの一部事務組合を一つの広域連合になぜできないのかなと、私はこれを一つにしてスタートし、それから重ねてそれぞれの自治体がそれぞれに新たな分野で連合を、広域連合を加えていく部分があるとするならば協議を重ねていくという対応を図っていくべきであるし、また、五つの一部事務組合を一つの広域連合にしたときに、いろいろな負担割合だとか、いろいろな問題だとかというものが、やはり改革できるものがあるとするならば改革に取り組んでいくべきであると。今、一斉に最善の状態にして広域連合に持ち込むということは、時間的に物すごい時間がかかるであろうというふうに思っているところであります。
答弁 教育長 中澤良隆(教育長は2008年9月まで)
7番金子議員の、吹奏楽コンサートの開催についての御質問にお答えをしたいと思います。まず、議員も御承知だと思いますが、平成15年の11月に、旭川商業高等学校の吹奏楽部に来ていただいて、上富良野高校とジョイントを組み、また、上富良野中学校もそこに出場して合同演奏会を、これは、文化祭の第40回という節目の記念事業として御招待を申し上げて、町民に披露していただいたことがございます。そのような経験からすると、非常に、当時も100名近い吹奏楽員が上富良野に来て演奏をしたというようなことで、経費もかなりかかったということをちょっと承知をしているところであります。その中で、その当時は実行委員会ということで、具体的にはそこが中心になって、文化祭実行委員会で開催をしたということであります。今、先ほど御答弁させていただきましたが、自主、芸術鑑賞の機会をたくさんつくろうということで、町では自主企画に対する補助要綱等を設けてございます。それはある基準がございまして、それに基づいて補助をしていく。やはり、一番大切なことは、うちの社会教育の方向性としては、自主的に活動を進めていただいているということが、うちの町の本当に社会教育のすぐれた面かなと。そしてまた、そういう芸術機会の鑑賞、また、スポーツの面でも同じでありますが、そのような機会を住民みずからがつくっていただいているということであります。そんな中で、我々としては、今具体的に、教育委員会が主体的にということではなくて、もし御相談やなんかをしていただいたときにつきましては、当然相談、前にも文化祭やなんかでやっているということも承知をしておりますので、いろいろな資料等もございます。また、向こうの顧問の先生とのつながり等もございますので、そういう相談体制については十分相談については十分相談に乗ってまいりたいというふうに考えているところであります。また、今ちょっと承知をしているのは、上富良野中学校としては、今、東日本大会に向けて練習を日々重ねています。その中で、毎年、上富良野小学校もこの二、三年そうでありますが、上富良野中学校も定期演奏会という形の中で町民の皆さんに公開しながら演奏会を開催しております。そういうもので、ことしは、今、定期演奏会の時期、中学校やなんかは定期演奏会の時期でありますが、今東日本大会に向けて練習もしているということから、時期的なこととか、また、合同演奏会やなんかは本当にできるのか、また、旭川商業高等学校との合同も可能性があるのかというようなことは、今後の動きによってくるのかなとは思いますし、我々としてはそういうお話があれば積極的に支援、後援をしてまいりたいというふうに考えております。
再質問 7番 金子益三
再々をいたします。先ほどの町長の答弁で、非常に消防においてもいろいろ国のシステムが変わりつつある中で、いたし方がない部分もあり、その中において、また上富良野の消防力、また、防災力というのを低下させていかないという強い御意向があったこと、私も理解させていただきます。また、国保の部分においても、非常にこの部分はまだまだ難しい環境整備があるということを理解をさせていただきました。ただ、一つちょっと理解できなかったところでもう一回あわせて質問になるのですけれども、事務事業の簡素化になった場合の、職員のそのときの削減計 画 を 適 正 人 事 に 基 づ き な が ら し て い く と お っしゃったのですけれども、結局この辺というのは、公務員である以上、民間のような形はとれないのですけれども、私は懸念する、いわゆる新採用の部分に関して、今後においてそういったひずみが、その部分においても出てこないのか。3名減らす、例え― 19 ―ば先ほどおっしゃった5人から2人になったことによって3名必要なくなった。それは、下で3名とらなくするというように私も受け取ったわけですが、それが一番今後において懸念されるひずみであったりねじれが出てくるということにつながるのではないかなという懸念がありますので、その辺を、適正人事計画というのも理解できるのですが、どのようにお考えしているのかをお伺いしたいと思いますし、町長が、合併ではなく広域という形でしっかり行っているという御答弁に関しましても、私としても非常に心強く感じるところでございますので、その人事のところに関して1点お伺いしたいということと、広域連合、スケールメリットのことになりますけれども、事務事業の中には必ずしもその公営でなくてはいけないという、公営に頼らなくてもいいということが含まれますよね。その部分に関して、住民にとってなんですけれども、より利便性の高い公共的なサービスの提供が、自治体がすべきか、それか広域連合がすべきか。また、全く別なものがするのが最良の方策ではないのかということが論点になるわけですから、そういった場合は、例えば民間企業やNPOなどにそういう事務事業の一部に関して権限を委託する、委譲するということも、もしかしたら選択の一つにはなるのかなとは考えますが、その部分は町長、スケールメリットのことお伺いして答えられたときに、その部分が出てこなかったのですけれども、その辺はどう考えているのかを再質問させていただくことと、教育長のほうなんですけれども、私の質問の仕方が悪かったのか、文化祭の実行委員会で行われました15年のことも承知しておりますし、現在自主的に上富良野町の各団体が取り組んでいることに対して、町として、また、教育委員会としていろいろサポートされているということを、私も承知していて、非常にその部分はすばらしいことだなと思っているのですが、この私の質問したことに対しては、いわゆるそういう自主的な取り組みのやり方すらわからない部分の人たちに対して、いわゆる町の教育委員会の優秀な社会教育の職員が、今までに関してもそういったことをやってきた経緯があるわけですよね、組み立て方として。そういうものを例えば提案するとか、現在町民のこういう15年に行われたものに対してすばらしい、また、ぜひそういった企画ができないのか。また、加えて今回上富良野小学校が全道で金を取り、そして全国に中学校が行ってる、このチャンスにどうしてできないのかなという声を聞いてるわけです。だけどもやり方がわからない。そこはやはり社会教育のエキスパートとして、職員がこういう提案があるのですよというものを頼ってきたときに具体的な方策があるのかないのかということをちょっと伺ってなかったので、そこの部分を再々質問させていただきたいと思います。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
7番金子議員の再々質問にお答えさせていただきます。まず、職員の定数の問題でありますが、議員御心配のように、過去におきます対応からしますと、職員の削減を大幅に実施させていただきました。組織機構の改革等々を図りながら、また、一部指定管理者制度、あるいは民間委託等々を含めながら、大幅な人員削減を行財政改革という名のもとで実施させていただいてきておりますが、例えば6名の定年退職者を迎えてお見送りしたと。しかし、いろんな面から1名も採用しなかったというような状況が過去において生じております。このことが将来に、議員の御質問にありますように、組織上のひずみが生じてくるという危険性をかんがみまして、町といたしましては今定めております職員の定数削減配置計画におきまして、例えば毎年少なくとも、これは予定として考えているわけでありますが、少なくとも1名の新規採用は続けていかなければいけないなというような認識をいたしているところでありまして、そういうようなひずみの解消につきましては、職員の定数削減を図りながら進めていかなければならないなというふうに思っておりますので、ひとつ御理解を賜っておきたいというふうに思います。それから、次の件で再質問でありますが、これは何も準備委員会の中で議決をされているということではありませんが、私は委員会の中で常に申し上げておりますのは、今、五つの一部事務組合を広域連合化しようとして進めていると。しかし、その中で行政が直やらなければならないのは消防だけである。あとは民間委託なりあるいは民間に委譲するなり、あるいは指定管理者等々で対応できる業務であると。学校給食にしろ環境衛生にしろ、串内牧場にしろ、これ行政が直経営しなければならないというふうな判断は私はしていないと。ですから、これは、例えば串内の場合は、広域連合化に入る前に民間に委譲してはどうかということで先送りしたわけでありますが、交渉しましたけれども、交渉は成立しなかったということであります。私は、当然にして2カ月や3カ月でそんなものは解決するとは思っておりませんので、まずは広域連合化を図って、次の段階としては民間に委譲するなりあるいは指定管理者で持っていくなり、次の対応― 20 ―を図っていくべきであるという考え方は述べさせていただいております。これらがそういうふうにすんなりといくということも、また考えにくいわけでありますが、今後の段階としては、当然にして指定管理者等も含めた中で配慮すべきであるというふうに思っているところでありますので、御理解をいただきたいと思います。
答弁 教育長 中澤良隆(教育長は2008年9月まで)
金子議員の御質問にお答えをしたいと思いますが、もし合同演奏会やなんかのやり方とか、それから組み立て方がわからない。どこに相談に行ったらいいだろうと。当然、社会教育の一環活動でもありますし生涯学習の一環でもあると思います。そのような観点から、ぜひ積極的に我々としても対応を図ってまいりたいと思いますので、もしそういうお話があったり場所がわからなかったら、ぜひ教育委員会のほうにおこしいただければと思います。