上富良野町議会 平成19年第1回定例会 2007年3月8日
(1)入札制度について/(2)出産祝い金の支給と中学3年生までに医療費の無料化について/(3)緊急通報システムの利用者負担について/(4)非営利法人への支援策について/(5)産業廃棄物最終処理業リ・ステーションの産廃処理許可取り消しについて/(6)児童生徒へのいじめアンケート調査結果について
2007年3月8日、上富良野町議会の一般質問で、米沢義英議員が「入札制度について」「出産祝い金の支給と中学3年生までに医療費の無料化について」「緊急通報システムの利用者負担について」「非営利法人への支援策について」「産業廃棄物最終処理業リ・ステーションの産廃処理許可取り消しについて」「児童生徒へのいじめアンケート調査結果について」について質問し、町長 尾岸孝雄、教育長 中澤良隆が答弁しました。
- 質問者
- 米沢義英 議員
- 答弁者
- 町長 尾岸孝雄、教育長 中澤良隆
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 6 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 9番 米沢義英
私は、さきに通告してありました点について、町長及び教育長に質問いたします。1点目については、入札制度の問題についてお伺いいたします。近ごろでは、公共事業の発注と落札を巡り、談合が起きるという状況になってきています。つい最近の新聞報道でも、福島県、和歌山県、宮崎県など官制談合が起きるという状況の中で、それを受けて、国等においては談合防止策の一環として、全市町村で一般競争入札を含めた談合防止策の素案の要旨を発表し、それを示しました。その背景には、この間、入札適正化に基づいた実態調査を行ったところ、一般競争入札を実施している市町村の数は、昨― 76 ―年の4月時点でも全体で47%だったという報告がされました。また、談合防止策には多数が参加できるという状況の中で、一般競争入札を有効とするという判断のもとで、今回、国等においては一般競争入札を実施するという方向を打ち出したと報道されています。また、この点では透明性を高め、むだをなくする手段としては一層の改善策が求められるということは言うまでもありません。そこでお伺いしたいのは、総務省や国土交通省が示した談合防止策の素案の内容について、どういう内容が提示されたのか、詳細がわかれば詳しい内容について報告いただきたいというふうに考えています。また、公共事業発注のすべてを一般競争入札ということになれば、その弊害も出てくるものと考えています。一つには、中小業者が受注機会を失うという問題。逆に、低廉な価格で入札するということになった場合、余りにもコスト軽減という形の中で、雇用者の労務費が切りつめられるという問題など、多くの問題を抱えております。いずれにしても、町においてもその情報をもとに、国の支援をもとに、今後この一般競争入札のあり方を検討するものと考えますが、これらの点を踏まえて、町においては今後どのような対応をされるのか、お伺いしたいと思います。次に、出産祝い金、あるいは中学生の医療費の無料化問題についてお伺いいたします。今、国内においても、上富良野町においても、少子高齢化という状況の中にあります。なかなか子供を産まないという背景には、経済的な理由、あるいは労働条件の完備が不十分という問題などなど、多くの要件が子育てに障害になっているということが言われています。そういう状況の中で、子供を産みたくても産めないというような状況があります。町においては、次世代育成支援行動計画に基づいた子育て支援の取り組みがなされております。しかし、まだまだその実効性を見ますと十分とは言えません。また同時に、今多くの自治体では、少しでも多くの若い人たちの定住策の一環として、子育てに対する支援制度の強化に乗り出している自治体も、最近では数多く見られるようになってきてます。上富良野町の子育て支援のアンケートの結果を見ても、子供、子育てに対する不安は何かという設問に対する回答に、多くは費用がかさむなどなどの点が挙げられております。今、上富良野町においても、現在の町の人口を維持するためにも、また、若い世代の定住策を進めるためにも、町独自の出産祝い金や、あるいは中学3年生までにおける医療費の無料化制度を具体的に拡充し行うなど、こういった子育て支援の具体的な対策が求められているのではないでしょうか。次にお伺いしたいのは、緊急通報システムの利用者負担の問題についてお伺いいたします。町では、緊急通報システムを利用している世帯に対して、受益者負担を理由とした利用料を求めるという方針を打ち出しました。今、高齢者は医療費負担率の引き上げ、老齢者年金控除の廃止などなどによって、経済的な負担が増しているという状況にあります。負担率の内容を見たところ、所得の少ない人ほどその負担率が多くなるという仕組みであり、まさに公平どころか不均衡を助長するという内容になっております。そういう意味では、直ちにこのような不公平なあり方をやめ、安心して高齢者の方々が緊急通報システムを使える、そういった政策を行うべきだと考えておりますが、この点について町長の見解を求めます。次に、非営利法人への支援についてお伺いいたします。町には、非営利法人タンポポの会があります。この法人の目標は、地域に根ざした運営をいつも心がけているということであります。最近では、託老所の運営やあるいは地域講座を開くなど、その活動の幅を広げるという状況であります。また、上富良野町の福祉政策の一翼を担う貴重な存在に今育ちつつあります。各自治体においても、それぞれ支援の政策、財政的な支援、人的な支援、情報の提供など、さまざまな支援を行っております。上富良野町にも、この間、財政的な支援はなくなりましたが、多少なりともいろいろな情報提供もされているかと思いますが、しかし、これらの非営利法人がこれから上富良野町における福祉の担い手であるということになれば、きっちりとしたこの位置づけの中で今後ともこの支援策の強化と充実というのは、何よりもなされなければならないと考えますが、この点についての町の考え方についてお伺いいたします。次に、産業廃棄物処理業リ・ステーションの産廃処理許可取り消し問題についてお伺いいたします。産業廃棄物処理業リ・ステーションが富良野市において産業廃棄物を不法に投棄したということが報道され、産廃処理に関する許可を取り消されているという状況にあります。上富良野町の里仁地域においては、同業者が所有する産業廃棄物処理施設があり、地域の住民の方々の声では、今後この施設が管理されないまま放置されるのではないかという心配の声が、懸念が多く出― 77 ―されるという状況になっております。今、町においても、今後この業者に対する対応、また施設管理に対する対応という点でどのように対処されるのか、この点についてもお伺いいたします。次に、児童生徒のいじめアンケートの調査結果についてお伺いいたします。昨年の定例議会での質問においても、教育長は、いじめがあるが解決の方向に向かっていると答弁しておりました。また、いじめについては、小さな変化やサインに細心の注意を払いながら、いじめ根絶に向けた早期発見、早期解決に取り組みたいと述べていました。また、いじめのアンケート結果については、2月ごろ公表されるとし、さらにその結果に基づき今後の教育の指導に生かしていきたいという答弁でありました。そこでお伺いいたしたいのは、昨年実施されたアンケートの調査結果の内容はどのような内容だったのか。その結果に基づいた教育委員会としてのいじめの問題に対して、どのように取り組み対処されるのか、この点について教育長の答弁を求めます。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
9番米沢議員の御質問にお答えいたします。まず、1項目めの入札制度に関する御質問にお答えさせていただきます。昨今、公共工事をめぐる入札談合事件が相次いで発生している状況から、議員の御発言のとおり、総務省、国土交通省と8自治体でつくる地方自治体の入札契約適正化連絡会議において、一般競争入札の導入拡大について検討が重ねられ、このほど最終報告がまとめられたところであります。その内容は、すべての地方公共団体において、一般競争入札を導入することとなっており、直ちに導入が困難な市町村においても、当面1年以内に取り組み方針を定め、それをもとに条件整備を行い、速やかな実施を求めているものであります。あわせて、談合防止に一定の効果があるとして、電子入札システムの導入が盛り込まれております。さらに、総合評価方式の導入や不法行為者へのペナルティーの強化のほか、地方公共団体に対する支援方策などが報告書のまとめとなっているところであります。入札契約の適正化はきわめて重要な課題であり、本町においても平成19年度から一定の改善策を講ずることとしておりますが、一般競争入札の導入については、緊急の課題として検討を進めなければならないと考えております。私といたしましては、地域の雇用や経済振興についても重要な課題でありますので、広く納税者の皆様の理解が得られるような競争の結果として、地元の業者が落札し、適正履行がなされることが理想の姿と思うところでありますが、今後の法令等の改正内容や北海道等の動向を十分に見きわめつつ、町としての一般競争入札導入における対象事案の選定方策や地域要件の選定のあり方など制度研究に努めてまいりますので、御理解をいただきたいと存じます。次に、2項目めの出産祝い金の支給と医療費の無料化についての御質問でありますが、まず出産祝い金については、健康保険法により出産育児一時金として一律に定められており、その支給額は昨年10月に30万円から35万円に引き上げられておりますので、町が独自で出産祝い金を出す考えはございません。また、中学3年生まで医療費を無料化してはとのことにつきましても、現行制度より負担割合の見直し方針が定められており、さらに上富良野町乳幼児の医療費助成に関する条例に基づき、自己負担に対する助成をしておりますので、無料化の拡大の考え方は持っておりませんので、御理解を願いたいと思います。3項目めの緊急通報システムに関しての御質問でありますが、平成19年度からこれまでの事業主体を緊急時の対応等を除き、上川南部消防事務組合から町に移管し、保健福祉課が主管として実施する予定であります。御承知のとおり、在宅福祉関係ほか、町が提供いたしております各種行政サービスにつきましては、それぞれに行政費用を投入し、可能な限り低廉な提供を心がけてまいりました。緊急通報システムサービスの提供につきましても、各種の費用を要しつつ、今日まで無料提供を行ってまいりましたが、サービス提供は将来にわたって安定的に維持する上からも、所得に応じた応分の御負担をいただくことにより、その制度維持を図ることが必要と考え、有料化しようとするものであります。なお、策定に関しましては、緊急対応に支障が生じないように、毎年実施いたします端末機器の保守点検費用相当額を対象として策定するものでありますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。次に、4項目めの非営利法人に対する支援についてでありますが、社会全般にわたって行政ではカバーし得ない部分に、民間の皆様が持つ多様な能力や人材を駆使いただく形で非営利法人に住民サービ― 78 ―スを担っていただいている事例が数多く報道されております。本町におきましても、御発言のように、タンポポの会が福祉関係に御活躍いただいておりますことに、敬意と感謝を申し上げているところであります。当該団体に対しましては、法人発足段階に運営の安定までの間を基本として財政的支援を行ってまいりました。現時点では、各種事業運営に発生する各種の課題につきまして、その都度の協議の中でその支援を考え、法人運営に対する支援を行っておりますことから、今後とも事案に応じた支援対応を考慮してまいります。次に、5項目めの産業廃棄物処理業者の許可取り消しに関してお答えいたします。産業廃棄物処理業者である有限会社リ・ステーションは、昨年、汚泥を不法投棄したことにより欠格要件に該当するため、平成19年1月30日付で許可を取り消されたところであります。このようなことから、町では今後の懸念される覆土処理と景観、水質などの問題について、認可権者であります上川支庁と協議を行ったところ、先日2月22日、処理業者より周辺地域の生活環境の保全上支障が生じないよう対応をする旨の計画書が町に提出されましたので、早速、里仁住民会長に対しその旨を報告したところであります。町としては、今後とも地域と連携を図り、生活の安全に支障が生じないよう努めてまいりますので、御理解をお願いいたします。
答弁 教育長 中澤良隆(教育長は2008年9月まで)
米沢議員、6項目め、いじめ調査の結果と今後の対応についての御質問でありますが、このいじめ調査の結果内容につきましては、さきの議員にお答えしたとおり、小学生51人、中学生6人の総数57人であります。また、調査の速報を受けて、現在もいじめられているとの回答があった件につきましては、早速学校長に対し実態把握に努め、きめ細かな対応を図るよう指示したところであります。さらに、3月5日付で全道ベースに発表された中間報告と、3月下旬に発表予定の最終報告を今後のいじめ対策を参考にし、まずは子供たちに最も身近な存在である家庭、そして学校との連携のもと、子供の悩みを親身に受けとめ、子供の発する危険信号を敏感に感知するよう努めていくことが重要であると考えております。教育委員会といたしましても、いじめ問題は昨今における最大の教育課題の一つであるとの認識のもと、家庭、学校、地域が力を合わせて、いじめのない学校づくりに取り組んでまいります。
質問 9番 米沢義英
質問いたします。入札制度の問題で質問いたします。町には、入札適正化法に基づいた透明性の確保という形の中で、この間、その検討にも入られてきておりました。この適正化法の中では、談合をなくすという形の中で、その行政がかかわる1年間の工事発注の見通しと、また入札制度、この電子制度、あるいはシステムの導入や、あるいはそれにかかわる第三者の入札に対する監視委員会の設置等など、こういった中では盛り込まれてきております。そういうものも含めて、今回新たにそれを具体的に指導されたという中身と同時に、さらにつけ加えられた部分が相当数出てきたものと考えております。そこで、心配される基本点は何かということで簡単に触れましたが、中小業者がこの一般競争入札によってはじき出されるのではないかという問題です。それと、この間の国が行った直轄工事でも、一般競争入札による弊害というのが出てきております。それは50%ぐらいで落札するという状況の中で、果たして完成した工事が行えるかどうかという問題、あるいは労務費が切り詰められて、やはり相当労務単価に影響を及ぼしているという問題等が、大まかに言えばこういった問題等が浮かび上がってきたということも国会の調査でも明らかになってきております。上富良野町にも中小の業者がおります。そういう意味では、この答弁書の中では、今後の動向を見ながら、その地域要件や制度の検討を十分したいということの方向性は書かれておりますが、基本はあくまでも地域の雇用や経済振興に障害にならないというような方向での一般競争入札のあり方、地域の雇用の拡大、経済の活性化につながるということを基本とした入札制度というのを、ここでは基本として町もそういうことを感じ、そういうことを進めたいというような方向でこの文書を書かれたと思うのですが、その点は間違いないのかどうなのか、この点をお伺いしておきたいと思います。この間、18年度の建設工事、総括表の中にも平成17年度の入札執行分では、落札率が98.3%と、18年度については未執行分あるいは事前公表分という形の中で、それぞれ落札率がどうだったのかということが表示されておりますが、比較的総体的に高いという状況の中での落札状況であります。いずれにしても、透明性を図りながら、地域経済― 79 ―にも中小業者にも考慮できたこの一般競争入札のあり方を研究すべきだと思いますが、この点、もう一度確認の上答弁をお願いしたいと思います。次、出産祝い金等の問題、あるいは医療費の無料化の拡充の問題についてお伺いいたします。今、他の市町村でも国の制度や道の制度にとらわれることなく、独自の子育て支援策というのを進めていました。上富良野町でも多く対話をした中では、やはり小学校の4年生、少なくとも小学校の6年生ぐらいまでは比較的体力もなくて、病気にかかり、医療にかかるという形が多いと。そういう中で、現行の制度でも、改変のときに問題にしましたけれども、所得制限があるという問題があります。そういう意味で、この中学校における医療費の無料化制度を、小学6年生、あるいは小学4年生ぐらいまで町の制度として拡充する。それが、やはり上富良野町に住んでよかったと、上富良野町に行けばこういう制度があるという形の中で、そこに住みたいという方が出てこないとも限りません。そういう意味では、そういうことも含めて、この出産祝い制度についても、町の将来の定住化対策の一環としても、できないというのではなくて、その制度としてそういうものもにらみ合わせて移行させ充実させる時期にかかっているのではないかというふうに思いますが、この点もう一度町長の答弁を求めておきたいというふうに思います。次、緊急通報システムの問題についてお伺いいたします。町の計画では、階層別の第7段階までこの利用者に負担を求めるという形になっております。その点検料についてのみだという形の報告であります。この第1段階の階層といえば、生活保護者、老齢福祉年金の世帯、第2、第3段階、第4段階においても、所得の少ないこういう世帯で、この上富良野町の世帯構成を見ればはっきりしております。その内訳では、249名に対して220名が所得が少ない、こういう世帯で占めているという実態が資料でもあります。そこで、生活保護に対してもこれを求めるという形になっているかと思いますが、これちょっとどうなのか問題だと思いますが、求めないのかどうなのか、その点ちょっと確認をしたいのと、同時に、やはり所得の少ない世帯になればなるほど負担率がふえるということは明らかであります。今、この老齢者控除の年金だとか廃止だとか見直しによって、相当な負担を今高齢者の方も強いられているという状況になってきております。そういう意味では、この間、町長は町長車を買ったと何回もしつこく言いますが、そういう予算があれば、私はこういったところにその予算を回すとかをすれば、そういった部分の痛みを少しでも和らげるという方向の対策というのは、今町においても求められていると思います。町は、常日ごろ受益者負担という形で、国の示す内規によって、行政改革の一環として公平な負担を求めるという形の中で、重々にこういった政策は求めるのです。だけども、引き下げるだとか拡充せよといったら、なかなか二の足を踏んでそういった方向性を示さないというのが町だと思うのです。これで町の優良自治体ということで表彰されるということは、私はどうかなというふうな感じも考えているわけですが、そういうことも含めて、本来の自治体のあり方という点でどんどん遠のいてしまうという状況がありますが、やはりもう一度これは見直して廃止すべきだと。生活保護者や老齢年金、福祉年金、低所得者に対して、あるいはこういった部分に対しても、やっぱり負担を求めるべきではないというふうに思いますけれども、こういった問題について、町長、どのようにお考えなのか。負担についても、負担率についてもどういうふうにお考えなのか、お伺いいたします。次に、非営利法人の問題についてでありますが、この点については確認のためお伺いいたします。この間、町として、このタンポポの会を立ち上げる以上は何かしらの補助金等がありました。しかし、この財政的な運営を見ますと、かなり会員、あるいは賛助会員という状況の中で、相当財政運営的にも苦労しているという話であります。その中でも、私たちが聞きましたら、営利を目的にしているのではないと、利益を上げることではないんだと。この上富良野町の中で一人でも多くの方にこのタンポポの会のやってることを理解してもらって、もしくは今後、上富良野町の中でそういう団体がどんどん出てくることを願ってこういう会の運営をしているんだと。だから、精神的にも人的にも財政的にも、やはりいろいろな情報の提供においてもそういった支援を引き続きぜひやってほしいんだというところの話であります。そういう意味では、今後とも町においては、そういう話があった場合にはその都度対応していただけるということで再確認したいと思いますが、この点は間違いないのかどうなのかお伺いいたします。次に産業廃棄物のリ・ステーションの問題であります。これは、新聞でもこの1月31日に報道されまして、昨年の5月下旬にこの産廃処理の許可を受けて、そういうことをやったという形で発覚しました。産業廃棄物処理にかかわる許可は5年間再取得できないということの報道であります。― 80 ―そこでお伺いしたいのは、答弁の中にも処理業者より周辺地域の生活の環境保全、支障がないような対応の旨の計画が出されたということでありますが、どういう内容の計画なのか、その詳細な計画書があればぜひ提出していただきたいと思います。そして、二つ目には、この公害防止協定の覚書等については、当然町が必要に応じてその排出の処理や環境についてどうなのかという形で、立ち入りもできるという旨の協定が結ばれてきております。そういう意味で、積極的にこういうものも生かしながら、町独自でも地域住民が不安のないような、各種の検査を行えるような、そういうような体制も当然とるべきだというふうに思いますが、また町も、業者が出してきた環境保全の計画書に安住するのではなくて、町独自でも能動的な思考の中で立ち入って、環境保全のためのきちっとした対策を講ずるべきだというふうに思います。そして、今後、業者においても、地域住民とのかかわりの中で、きっちりと住民との対話も設けた中で、今後どう業者として対応するのかというような、やっぱり情報の交換がきるような体制づくりもきちっと協定の中でさらに結んで、不安を与えないような、そういうことを行政としても率先して行って指導し、また行うべきだということを言うべきだと思いますが、この点について町としてはどのように対処されようとしているのか、お伺いいたします。次に、いじめ問題についてお伺いいたします。いじめ問題についてはあったということであります。そこでお伺いしたいのは、教員のアンケートも同時に実施したかと思います。新聞報道等では、46%の回収の中で先生がいじめを認識したと。だけど、そのうちの1割がいじめの対応ができなかったというような報道がされております。いずれにしても、このいじめの定義というのは、本当にこれがいじめだという定義はありません。相手がいじめだと思ったときには、もうそれはいじめの範疇に入ります。そういうことをもとに、ただ学校、家庭教育で力を合わせてというだけではなくて、具体的に教育委員会としてはどのようなことを、今後、家庭、学校、地域との連携の中でされようとしているのか、その方針はお持ちなのかどうなのか。まだでしたら、これからまた最終的な報告というのがあるという形でありますから、その点今後どういうふうに対応されるのか。また、上富良野町における教員アンケートの結果というのは、どういうようなものだったのか、これらの点についてきちっとした答弁を求めておきたいというふうに思います。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
9番米沢議員の再質問にお答えさせていただきます。まず最初に入札制度の件でありますが、基本的に先ほどお答えさせていただきましたように、一般競争入札を導入するんだと。それを導入できない自治体にあっては、少なくとも1年以内に対処しなさいということであります。私といたしましては、議員が懸念されておりますように、一般競争入札をするということは、地域の大きな課題があるわけでありまして、では、即そのとおりにするということにはなかなか難しく思っておりますが、かといって、やはりこの入札制度につきましては、適化法等々との法律的な部分もありますし、そういう観点からして、公平性・公明性、そして競争性が働いていく制度にしなければならないと。しかし、そのためには一般競争入札しかないんだということに相なりますと、地域の振興に大きな懸念をせざるを得ないということでありますので、そういったことを十分見きわめながら対象事業の枠の中で、地域要件の選定だとか、いろいろな部分を十分に告知しながら、この制度の持つ公明性・競争性を発揮できる制度を見きわめていきたいというふうに思っております。しかし、なかなかこれは難しいということでありますので、私の本音から申し上げますと、議員の質問の中にもありました落札率の問題、我が町の落札率がこのような数値になっているということについては、これは競争性がないからだということでなるわけでありまして、そういう観点からするならば、納税をする町民の皆さん方に本当に理解していただける制度をどのように構築していくかと。そのことにつきましては、どうしても公明性・競争性を発揮させる制度を考えなければならないと。しかし、そればかりを思うと地域の振興につながっていかないという部分もありますので、今一生懸命頭を悩ましているところでありますが、最大限、そういった課題を克服できる入札制度をつくり上げていきたいと思っていますので、ひとつ御理解を賜りたいと思います。次に、出産祝い金及び医療費の無料化の問題でありますが、今この問題につきましては、議員とどうしても歯車が合わないわけでありますけれども、私といたしましても、これらの制度の充実を図ることによって少子化対策の対応を改善する一助になるということにきましては十分認識をいたしているところでありまして、これらの部分についても、今の我が町の状況を見きわめながら対応を図っていきたいというように思っているところであります。今現在、我が町におきましては、全道で有数の特― 81 ―殊出生率の1.85を確保している状況にありますので、これもやはり子育て支援制度がある面では充実しているからという数値にもつながってまいりますので、北海道の1.13という数値と比較すると、相当の高率で子育て対策が充実されているという認識を持っていることも含めて御理解をいただきたいと思います。次に、緊急通報システムについて、第一段階から有料化するということは厳しいという御指摘でありますが、ある面におきましてはそういった負担が出てくるということは、負担する方々にとりましてはそういう認識も持たれるのは当然であるかなというふうに認識いたします。しかし、これは多額の料金をいただくということではありませんので、わずかといったら語弊がありますから訂正させていただきますけれども、応分の御負担をいただく。それを年間に対応して、あるいは月額に対応してもそう大きな額ではありません。しかしながら、これらの対応につきましては、軽減措置あるいは減免措置等々がございますので、そういった事情を十二分に斟酌しながらこの対応を進めていきたいというふうに思っております。今、日本の国におきます収入に対する負担率が39.7%と、対前年度よりも0.5%多くなったというような数値を報道で記憶しているところでありますが、収入における約40%は負担の額になるというような状況なようで、国民全体、またそういった負担が高騰・多額化していくということでありますけれども、これらにつきましては現財政状況を踏まえた中で十分配慮をしながら、まちづくりの対応と財政運営を進めていきたいというように思っておりますので、御理解を賜りたいと思います。次に、非営利法人の関連でありますが、議員から御質問にありましたように、先ほどお答えさせていただきましたように、それぞれの事案ごとにそれぞれの対応で取り進めさせていただきたいというふうに思っておりますし、この非営利法人でありますタンポポの会が地域に大きな貢献をしていただいているということは、さきにお答えさせていただきましたように、私も十分認識をいたしておりますので、この組織がより充実していくように、私どもも行政として対応・支援をしていかなければならないと思いますし、また同じような非営利法人が立ち上がることを大いに期待をいたしておりますし、そういった新たな非営利法人が立ち上がる場合におきましては、タンポポの会と同じように発足に対しての支援等々の対応をも十分見きわめていきたいというように思っておりますので、御理解を賜りたいと思います。最後に、産廃の処理でありますが、このことにつきましては、先にお答えさせていただきましたように、業者からもその処理の計画について報告がなされたところでありますが、その計画というのは、基本的には安定型の法律に従った廃止基準に基づくものでありまして、これらの項目につきましては10項目あるわけでありますが、これらに対する措置をするということで計画書を提出されております。その計画どおり履行するかどうかということについての監視については、議員がお考えのとおり、地域住民の皆さん方に不安を与えないように、地域住民とともに十分に私どもも協定書に右倣えした対応の中で処理し、また提出していただいた計画書どおり対処していただけるように十分監視をしていかなければならないし、業者に対するそれらの申し出等も含めながら、また加えて、権限者に対しても許可をした責任を果たしていただくように対応していかなければならないというふうに思っておりますので、御理解を賜りたいと思います。
答弁 教育長 中澤良隆(教育長は2008年9月まで)
9番米沢議員の再質問にお答えをさせていただきます。いじめに関することでありますが、2点の御質問をいただきました。教員のアンケートの結果、本町においてはどうであったかという件がありましたが、先日新聞報道されましたのは中間報告ということで、全道一圏の統計数字が新聞によって公表されたということで、本町の方にまだその結果について、上富良野町においての結果はこうであったというようなことはまだ来ていないということで、まずは御理解をいただいておきたいと思います。それから、では、いじめ対策としてどうしていくのかということのお尋ねであります。まず、このいじめというのは、子供たちと接する学校において行われるということがまず一番の前提なのかなというふうに考えています。その間、当町における学校でもそうでありますが、やはり子供と教員との相談体制、しっかりと個別に向き合った中で子供たちの日ごろの悩みやを把握する、そういうところからいじめの発見だとか、いじめの防止につながっていくというふうに考えているところでありますし、また、そのほかでは、やはり学校内で発生をいたしますので、ただ、当然先生たちがいないところで起きうることが多いと考えられます。それは休み時間とか、お昼休みとか、そういうことでありますので、今、教員はできる限りそういう時間も子供たちと触れ合う時間帯をつくっていくということが学校等では必要なんだろうと思っているところで― 82 ―あります。また、やはり担任の先生だけで対応するということは非常に大変だというふうに感じております。それは、やはり校長初め教頭、主任等を含めて、学校ぐるみで対応すると。また、家庭でそういう気づきがあった場合については、やはり学校に積極的に御相談いただいて、双方で解決を図っていくということが必要だと思っています。また、教育委員会の役割といたしましては、このいじめ問題の重要性というものを住民等にも十分周知していくことが大切だというふうに思っています。そういうことから、周知啓発を図っていくとともに、学校などへの指導体制、指導助言にも努めてまいりたいと思っていますし、当然学校だけでは対応できない課題等も出てくるかと思います。そういうときにつきましては、教育委員会としても前面に出て課題解決に当たっていきたいというふうに考えているところであります。以上であります。
質問 9番 米沢義英
入札制度については、非常に今後要件等が示される部分で、不透明な部分とかあると思います。しかし、仮にそういう場合であって、限られた同ランクの業種同士を競い合わすだとか、あるいは地元要件を必要最小限拡大した解釈になり得るかどうかわかりませんが、地元の貢献度も含めた中でのそういったきめ細かな具体的な検討が加えられる余地があれば、そういったものも含めて、この一般競争入札に耐えられるような、そういった条件整備というものも地方自治体の中で求められてきてるというふうに思いますが、その点もう一度、制度の見えない中で答弁の仕方がないかというふうに思いますが、もう一度確認をしておきたいと思います。次に、子供の支援については、確かに子育ての出産率、出生率、高いと言われていますが、自衛隊が駐屯しているということもありまして、これが逆に減ればぐっと下がるのではないかなと思いますが、いずれにしても、町長、一言簡潔にお答えしていただければと思いますが、こういう方向でそういう効果もあるんだということを言ってるのであれば、ぜひ検討を加えていただける余地があるのかどうなのか、この点確認しておきたいと思います。通報システムの問題については、町長は段階的な軽減対策があるということでおっしゃっていましたが、その段階というよりは、これがそういう段階の範疇でありまして、ここで言えば生活保護世帯からも取るよう、第一段階階層ではなっているのですが、そこはどういうふうになるのかお伺いしたいのと、あなた方が言う受益者負担で、相当数負担がかかるということが大変だということであれば、例えば第1、第2段階を、これを無料にするだとか、これやっても40万円です。生活保護世帯や老齢福祉年金の第1段階のこの階層、これをとっても5世帯で収入額1万円です。こういった部分をあなた方が70%から100%ぐらい歩み寄ったとしても、そういうことやれるのでないですか、軽減するということであれば。この階層、本当に老齢基礎年金の世帯といえば本当にわずかな年金です。1万円や2万円のそういったところです。第2段階層についてもそうです。第3段階層についてもそうなんです。そういうところに年間4,000円、3,000円ということの話が出てきましたけれども、今、本当にどういう生活をしてるのかというのを町長聞いたことはありますか。ないと思いますけれども、本当に食費を削って、電気も節約して、ストーブの燃料を節約して、頼れないから自力で何とか生活するんだと。そこでいろいろな医療費が重なってら大変何だという話で、そういったところに年間3,000円くらいだからいいのでないかというふうに思っていないのかもしれませんが、本当にそういった生活者に負担を求めるというところに大きな問題があると思います。ましてや、生活保護世帯や老齢福祉年金の世帯に対しても負担を求めるという、本当に冷たい話だと思うのですが、この点、町長、37万円の世界でいけばやはり軽減できるのではないのですか。この点もう一度確認しておきたいと思います。町長、どういうふうに考えておられるのかお伺いしておきたいと思います。次、リ・ステーションの問題でありますが、ぜひ詳細な計画書があれば次回にも提出していただきたいというふうに思います。この点、お約束できるのかちょっと答弁願いたいのと、もう一つは、やはりこの実効性を高めるために、契約書だけではなくて、町も必要な立ち入りを今後行って、水質検査等やその他のいろいろ検査をやれるような制度をつくっておかないと、いつどうなるかわからないということであれば、こういう世の中ですから、業績が不振で倒産ということも考えられます。そういう業者ではないと思いますが、そういうことも含めて、町みずからもきっちりとした紛争に当たっての住民との摩擦を極力少なくするために、検査体制を踏み込んで町もやるだとか、そういう体制の充実こそがこういうものに対する必要最小限の対処の仕方だと思いますので、この点もう一度確認しておきたいというふうに思います。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
9番米沢議員の再々質問にお答えさせていただきます。― 83 ―まず、入札制度につきましては、議員が御懸念のように、私自身はこの制度というのは大きな課題として認識いたしておりまして、どのような対応したら最もベターなのかということで苦慮しているわけでありますが、議員から御発言にありますように、地元要件だとかいろいろな部分も導入しながら、地域業者の育成も含めて地域の活性化に対応していかなければならないというふうに思っているところでございます。ただ、これらにつきましても、やはり業者の皆さん方の意識改革も必要かなというような認識を持っているところでありまして、さきにお答えさせていただきましたように、議員からの御質問にもありましたが、落札率が低率で、本当に十分な工事ができるのか心配するような落札率ではなくて、逆にもう100%に近い落札率であるというあたりが、これが住民感情として税金を納める住民が、そこらあたりもどのように理解してもらえるのかというようなことも含めながら、この制度の競争性と公平性、そして公明性をどう対処していくかということを十分検討しながら取り進めさせていただきたいというふうに思っております。それから、子育て対応につきましては、御案内のとおり1.85の特殊出生率の状況ですということにつきましては、御質問にありましたように自衛隊がいるということも一要因であるというふうに認識をいたしております。これらにつきましても、これから少子高齢化対策として、国を挙げてこの対応を図ろうとしているわけでありまして、御案内のとおり国の人口そのものが、国民の数がだんだん減ってくると。国が成り立たなくなるわけでありますから、何としてもこの少子化対策を推進するというのは、国の大きな課題の一つでありますので、私どもも地域にあって子育てのしやすい子育て環境の整備を充実させながら、この対応を十二分に見きわめていきながら、支援策を有効に取り組んでまいりたいというふうに思っているところであります。また、緊急通報システムの分につきましては、これから御提案させていただいているところでございますが、これらにつきましても実施の段階でいろいろ議員が御心配のような課題というものもあるものというふうに私自身も認識をいたしておりますので、そういった部分を含めて実施した段階で、いろいろな課題につきましても、それらの課題の是正を図る、または軽減措置を図る、いろいろな対応をしながらこの運営を進めていくというふうに思っておりますので、御理解を賜りたいと思います。最後に産廃問題でありますが、これは先ほどもお答えさせていただきましたように、行政も監視体制を十二分に見きわめながら、業者が出してまいりました処理計画書のとおり対処するように十分監視をし、地域住民の皆さん方の不安を解消するように努めていきたいというふうに思っております。これらの跡地利用計画書、廃止基準に基づく閉鎖後の管理計画書につきましては、2月22日に提出されたものでありまして、まだ所管委員会の方にも御報告をしておりませんけれども、今後所管委員会を通じながら、議員協議会を通じて、また議員の皆さん方にも必要とするならば、議長からの申し出がありますれば、この利用計画書を全議員の皆さん方に配付することもやぶさかでないというふうに思っております。要は地域住民が不安を感じないように、私どもも地域住民とともに監視を十二分に果たしていきたいというふうに思いますし、またいろいろな大きな課題につきましては、許可をした北海道に対する申し出も十分図っていきたいというふうに思っていますので、御理解をいただきたいと思います。