みんなの議会

上富良野町議会 平成17年第4回定例会 2005年12月20日

(1)各種情報に対する取扱いとセキュリティー対応について/(2)行き過ぎた性教育、ジェンダーフリー教育について/(3)防犯上からも上富良野小学校校舎の早期建替えについて

2005年12月20日、上富良野町議会の一般質問で、金子益三議員が「各種情報に対する取扱いとセキュリティー対応について」「行き過ぎた性教育、ジェンダーフリー教育について」「防犯上からも上富良野小学校校舎の早期建替えについて」について質問し、町長 尾岸孝雄、教育長 中澤良隆が答弁しました。

質問者
金子益三 議員
答弁者
町長 尾岸孝雄、教育長 中澤良隆

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 12番 金子益三

私は、先に通告してあります3点の項目につきまして、町長及び教育長に所見を求めるものでございます。初めに、1点目、各種情報に対する取り扱いとセキュリティー対応についてお伺いいたします。現在、行政で取り扱う各種情報は、その守秘義務については言うに及ばず、それに付随するデータ類の重要性についても、取り扱いについては非常に慎重に対応すべきである。しかし、最近は、北海道庁ですら重要データが職員のミスにより庁外に流出するといった事件が起き、さらに最近では、日本航空の職員による空港の暗証番号までが流出するという事件までが社会問題として起こっております。これらに関するすべてかかわっているものがウィニーと呼ばれるファイル供用ソフトによるものであります。当然役場内にあるパソコンについては、それらのファイル供用ソフトはインストールされていないと認識しておりますが、例えば残業などで個人のパソコンに一たんデータを持ち込む作業が行う場合などがあった場合、万が一そのデータが流出されることがあってはならないと考えます。それらの予防策はどのように図っているのかをお伺いいたします。加えて、現在、役場庁舎内でLANを組み、イン― 22 ―タ ー ネ ッ ト に 接 続 し て い る パ ソ コ ン の セ キ ュ リティーソフトの導入状態と、その更新状態についても万全な対応を図っているのか、お伺いいたします。2点目でございます。行き過ぎた性教育、ジェンダーフリー教育についてお伺いいたします。近年、児童生徒への性教育のあり方について、大きく世論も疑問を感じている状況の中、当町の現状について教育委員会としてどのような認識があるのか、お伺いいたします。北海道では昨年、ピルの利用小冊子と男性用の避妊具を下校中の女子生徒に配布するという事実がありましたが、当町においてはどのように認識をしていたのか。また、現在行われている性教育のあり方は、性交渉や避妊の方法などに指導の中心を置いているのが現状であり、さらには人工中絶すら容認するような内容の副読本までもが配付されている現状にあります。しかし、残念ながら、ほとんどの保護者にはその実態を知らされていないということも、また現状であります。本来、性教育は、道徳とモラル、心の問題から指導すべきであると考え、生徒に対して、ハウツー本として、性交渉、避妊をすることが女性を守るといった自由な性交渉を助長する指導は今すぐ改めて、児童生徒の健全な性に対する道徳である知識教育に当町はすべきであり、また、そのことをもっと保護者が同じ目線で話し合えるように情報の公開に徹底を図るべきと思うが、どのような方策を講じるのか、お伺いいたします。また、加えまして、当町においてのジェンダーフリー教育の実態はどのようになっているのか、また、教育関係機関のジェンダーフリーに対しての認識はどのようになっているのかを、お伺いいたします。3点目、防犯上からも上富良野小学校校舎の早期建てかえについてお伺いいたします。児童の安心した教育環境のためにも、上富良野小学校校舎の現在の建築様式は極めて危険があるものと考えられます。児童に対する安全性、また、部外の侵入者などの防犯の観点からも、早急に建てかえをするべきと考えますが、どのような考え方があるのかお伺いいたします。児童のかけがえのない生命などを考慮したとき、予算措置は最優先事項と考えますが、いかがお考えか。加えまして、昨年私が質問いたしました、保護者の携帯電話にメール等で不審者などの情報を即時に配信できるシステムの早期導入に対して、検討するとお答えがありましたが、その後どのような状況になっているのか、進捗状況をお知らせしてほしいと思います。

答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)

12番金子議員の御質問にお答えさせていただきます。行政事務において多様な住民情報や行政情報を処理しており、近年の技術の進歩によりさまざまな電子システムとして稼働・運用しているところであります。こ の 電 子 シ ス テ ム に お い て は パ ー ソ ナ ル コ ンピューターを端末としてネットワークを構成し、大量のデータを共有、かつ短時間に処理することによって、大幅に事務能率の改善を図ってきておりますが、この利便性は反面として危険性をはらむものとなっております。このような環境の中で、本町においては計画的にコンピューターや周辺機器を整備し、現在では情報管理上、事務系職員には1人1台以上を備えている中で、住民情報システムを中心とした住民情報系ネットワークや、平成15年度に整備した行政イントラネット、総合行政ネットワークを運用しております。運用においては、平成13年10月に定めた電子情報セキュリティーポリシーにより、情報機器の電子情報の運用管理基準に基づき、パソコンの持ち出し及び持ち込み禁止など、障害の予防とセキュリティーの確保に万全を期しているところであります。また、セキュリティー対策や情報の安全管理を目的に、ネットワーク分離と情報隔離のため、1人二、三台を管理、使用している職員もいることから、本年度更新導入を進めている総合行政システムにおいては、新セキュリティー技術によるネットワーク統合と機器の集約化を図ることになっております。インターネット接合点にはファイヤーウォールを設置し、さらに、内部接合点にはできる限りルーターを設置することにより、不正アクセスを防御することとともに、コンピューターウイルスなどの不正プログラムに対しては、ネットワークに接続する全コンピューターにサーバー管理型の対策ソフトを導入し、パターンデータを常時、強制更新方式で管理している状況にございます。しかし、昨年、町のホームページが改ざんされると い う 攻 撃 を 受 け た こ と か ら 、 一 層 の セ キ ュ リティー強度を上げる対策を講じ、現在運用しているところであります。なお、イントラネットには公共端末や、東中地区小中学校のパソコンも接続していることから、有害― 23 ―サイトや悪質サイトに対するフィルタリングも行っております。これらの諸対策は外部からの脅威に対するものであり、万全のものとは思っておりませんので、職員個々のポリシー向上と新たな脅威への取り組みを引き続き継続してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。後ほどの次の課題につきましては、教育長から答弁をいたします。

答弁 教育長 中澤良隆(教育長は2008年9月まで)

12番金子議員の2項目めの、学校教育における性教育とジェンダーフリー教育についての御質問にお答えをさせていただきます。近年、さまざまな性情報がはんらんするなど、児童生徒を取り巻く環境が複雑化、多様化する中で、児童生徒が正しい性知識を持ち、みずからの行動をきちんと判断できる力をはぐくむことが強く求められております。本町の性教育につきましては、各小中学校において、各教科、道徳、総合学習などの教育活動全体を通して性教育を進めているところでありますが、この推進に当たりましては、それぞれの児童生徒の発達段階や状況に応じて取り組んでいくことが重要と考えております。このため、各学校では学習指導要領に基づいた中で、子供たちが自他の命について真剣に考え、健康に生きるための態度を身につけることをねらいとして、児童生徒の発達段階や状況に十分配慮した中で教材、副読本等の活用を行い、性教育を進めてきているところであります。また、保護者等への情報提供は学校だよりや学級通信等において周知がなされていると承知をしておりますが、今後においてもさらに効果的な情報提供を行うよう指導徹底してまいりたいと考えております。次に、性差、いわゆる男性、女性の違いを否定するジェンダーフリー教育についてでありますが、現在、一部には男女の違いを一切排除しようという意味で使われるなど、さまざまな受け取り方があると考えております。教育委員会といたしましては、男女共同参画社会とは、性別にかかわりなく、その個性と能力を十分に発揮することができる社会のことであり、男らしさや女らしさを否定しているものではないと認識をしているところであります。また、本町での実態としては、出席簿が男女混合のあいうえお順や、座席も混合という状況はありますが、どこの学校においても、特別行き過ぎた性差を否定するような活動の実態はないということで御理解を賜りたいと思います。次に、3点目、上小校舎の早期建てかえについての御質問にお答えさせていただきます。最近、安全、安心と考えられていたこの日本において、毎日、毎週、小学生にかかわる殺人事件が発生しています。教育にかかわる私といたしましても、このような事件の発生を大変憂いているところであります。さて、現在の上富良野小学校の校舎は、1線及び2線校舎は昭和35、36年に、そして第3線校舎は昭和45年と46年に建設されたものであり、当時は学校に外部からの侵入者によって子供たちに危害を加えるなどとは想定していない校舎であり、現在のように安全、安心が崩壊した時代においては、非常に安全管理が行いづらい校舎のつくりであると考えています。現在の上富良野小学校の校舎は、確かに子供たちの安全を確保する上からも早急に改築することが最善の方法であるとは思いますが、今のところ、第4次総合計画において改築等の計画はなく、次期の総合計画に位置づけられていかなければならないものと考えております。仮に新築校舎の建設が決定したといたしましても、実現までには相当の年数がかかることから、当面、現在の校舎の中で児童の安全を守るためのあらゆる対策を講じていかなければならないと考えております。その一つとして、防犯カメラの設置や1線校舎と2、3線校舎玄関のオートロック方式の導入などを検討し、実現に向け努力してまいりたいと考えているところであります。また、携帯電話によるネットワークシステムにつきましては、犯罪の抑止や災害時において大きな効果があると認識をしております。現在、本町においても、一部の学校においてネットワークシステムの導入を検討していますので、教育委員会としても実現に支援していきたいと考えております。

再質問 12番 金子益三

再質問いたします。まず、1点目でございますが、細かいコンピューター用語というのは、ここでは無意味なので、私はそれは割愛いたしますが、一番質問したことで答えられてないのでがっかりしたのは、私は個人のパソコンを持ち込めとか、それからパソコンを持ち出すことがだめと言っているのではないのです。そんなことは当たり前なのですよ。そうではなくて、データを、例えばフロッピーですとか、CD-R、それからDVD-RW、もしくはUSB端子、それを落― 24 ―とし込んで、それを家にある個人のパソコンに持っていくことがだめだという、そういうマニュアルがあるのかないのか、もしくは、あったときのその対応をどうされているかという、それを聞きたかったのですよね。また、セキュリティーに対して万全であるが、それが必ずしも万全でないという認識を持たれていることは非常にすばらしいことであります。ゾンビパソコンといって、外部から不法にアクセスできるそういうソフト、バックドアーと呼ばれるそういうソフトを勝手につけられて、知らないうちにどんどんどんどんデータが出ていってしまうという非常に恐ろしいことも現状で起きているのがこのネット社会でありますので、それらに対しても随時監視の目を光らせていっていただきたいと思っております。最近非常に社会問題になりました、みずほ証券と東証のやりとりというのは、最近マスコミで公表されましたけれども、あれもなぜああいうふうになったかというと、対応マニュアルがなかったのですね。あそこで人が、株の話はいいです、とにかくやりとりをした中で、早急にストップをかけられる対応策をきっちりつくっておかないと、万が一上富良野の重要な個人データが外部に漏れたときに、それをすぐネットを切断できるような、そういう対応マニュアルを作成してあるのかどうか、それをお伺いしたいと思います。加えて、やはり個々の職員のモラルというものももちろん大事ではありますが、今現在、一つのホストコンピューターから端末のパソコンがどのような操作をしているのかというのが一目瞭然で行えるソフトというのも簡単にございます。それらを管理職であるとか専門職であるという人が、きちっと自分の今各課がどのような体制でパソコンが稼働しているのかというものをしっかり監視する必要もあると思いますので、それらの導入もぜひ図っていただくべき項目であると思います。ネット社会というのは、スピードと、それから情報の大きさというのが非常に利点ではありますが、それがもろ刃の剣にもなっておりますので、それらの予防策というものも、きちっと初めのうちから策定しておいていただきたいと思います。2点目の性教育問題についてであります。初めに、まずきちっと断っておかなくてはいけませんが、私、性教育をやめろと言っていることではありません。ただ、ちょっと答弁が残念だったなと思うのは、児童生徒の発育段階や状況に応じて取り組んでいくことが重要であると。それが学習指導要領に基づいて、生徒の発育段階や状況に十分配慮した中で教材や副読本を使っていると、こう答弁されているのですが、その内容が、私は、今余りにも行き過ぎているのではないですかと、だからおかしいのですよということを言っているのですよ。ですから、実際に、私、中学生の父兄の方にも聞いてみました。親御さんからこのような性教育が行われているという状況が全く耳に届いていないということが非常に現状であるのですよ。また、ある親御さんからは、余りにも過激過ぎて、正直、親としても戸惑っていると、いい加減にしてくれないかという、そういう意見だってあるのですよ。例えば、今の性教育というのは、はっきり申しまして、性器性行為教育であります。それは現在、性交渉というものに対して、もしくは外性器の呼称を教えるということが余りにも中心になっているのですよ。そのことによって、いたずらに児童生徒が外性器に興味を持ち合って、これが甚だしいことなのですけれども、友人同士見せ合って、色の違いをその場でやったということまで私は保護者から教えられているのですよ。そういった現状というのが、これは国が決めている学習指導要領の中にあるから、いいというのではなく、やはり上富良野というこの我々の町では、きちっとそういうことがいいか悪いか議論ができるベースになくてはならないと思うのですよ。幸いにして、その生徒の親御さんというのが、非常に良識ある父兄であったということと、親子のきずながきちっと常日ごろから図られていたということもありまして、その後の心のケア等がされたということも報告で受けておりますので安心しておりますが、その父兄の皆さんからも、やはり行き過ぎているのではないでしょうかと、そういうことがあるのですよ。先ほど言いました副読本、実際に昨年度、「ラブ&ボディBOOK」といって、全国に130万の中学校に副読本が配られているのですよ。その内容というのは非常におかしい内容なのですよね。人工中絶すら容認する内容がここに書かれているのですよ。いいですか。日本では、中絶することが許されている。日本のお医者さんの人工中絶の技術は信頼できるけれども云々。また、ピルは、男の子に頼らず、女の子が自分で避妊できる最大のメリット、世界じゅうで広く使われている薬だよ、云々とあります。これが、文部科学省が、これはおかしいと、回収しなさいといって、回収されたのが3万5,000部だけですよ。そういったものがこの上富良野の中においても把握されていたのかどうかということが、やはり一番の問題であると思います。ある事例を挙げますと、私の友人の息子さんが、保健体育の時間にテストの時間に、いわゆる男性と― 25 ―女性の外性器の名前を空欄を埋めなさいと。その生徒は女性器の名称を恥ずかしくて書けなかったというのですよ。そしたら当然バツですよね。これは強要ですよ、そういった今の性教育のあり方というのは、ハウツー物というものでは困るのですよ。私が一番強く言いたいのは、もっともっと心の教育をするように、道徳であり、それからコモンセンスというものをきっちり持っていかないと、本当に恐ろしいことにつながっていくということですよ。現在、性教育が行われているこの性教育というのは、非常に唯物論的な教育が行われているのですよ。いいですか、教師用の指導書類には、愛がなければ性交渉をしてはいけないという考えを押しつけてはいけないという、そういう指導書があるわけですよ。こんなことは許されるわけではないですよね。自由な性交渉を容認するという、そういった教えにもつながることであると私は非常に恐れております。昨年度の警視庁の調べで、こういった数字があります。日本の中高生の68%ですよ、約7割の子供たちが、見知らぬ人と性交渉するのは本人の自由であると、そう答えているのですよ。また、厚生労働省の調べでは、19歳の女性が、13人に1人が、今、性病にかかっているという事実があるわけですよ。これは先進国で最悪の数字なのです。その最悪の日本の一番悪い数字なのが北海道だということを御存じでしたか。離婚率であり、人工中絶率であり、性感染症にかかっているというのが、一番悪いのが北海道なのですよ。こういったものをきちっと見据えた中で、上富良野町においても、当町においても、そういうハウツー物ではなく、もっともっと大事なものなのだ、女性の体というのは将来母になって、神聖な母体になるという、そういったことをもっともっと強く教えていく。また、さらには、性病の恐ろしさですとか、それによって将来大変なことにつながっていくのだという、そういうところを中心にした教育に変えていく、そういう必要があると思います。現在、国の中央教育審議会等々でも、健やかな体をはぐくむ教育のあり方に関する専門部会においても、性教育については、高校生以下の性行為は容認しないと、そういうことを前提に今後の指導を進めていくということがされておりますので、ぜひ上富良野もそういったことをきちっと先駆けてやっていくことが大事だと。また、そのことがきちっと父兄の皆さんと共感でき、共有できる情報にしていっていただきたい。例えばPTAの会議などというものは、昼間の忙しいときに、お父さんお母さんが働いているときに、その時間を組むというのではなく、土曜日ですとか、例えば夜ですとか、そういった時間にきちっといろいろなことを話し合えて、学校と地域と地域社会、そしてPTA、親御さんが、今、教育現場でどのようなことが行われているのか、どのような問題があるのかということをきちっと話し合える、そういった社会にしていかなくてはいけないと思っております。ジェンダーフリーに関しては、ちょっと難しいもの が あ り ま す の で 、 ジ ェ ン ダ ー イ コ ー ル ソ サ エティーということを、男女共同参画社会というふうに和訳がされておる現状にはありますが、私は、これも性教育と同じで、男女が平等であり、そして、女性が社会に進出していくということは非常に望ましいことであって、多いにこれは推進していただきたいと思いますが、一部には、このジェンダーフリー的な考えというのが、先ほど行われました家族の崩壊等々にもつながる要因であるという実態も認識しておいていただきたく思います。いずれにしましても、これらのことというのは、きちっと教育委員会も認識をしていただきながら、はれものにさわるということではなく、やはり将来のこの上富良野町の大切な宝であります、子供たちというのは。その子供たちの教育をきちっとしていただく。そしてまた、根幹であるところの性教育というものを心の教育、徳育、道徳の教育、コモンセンスをきっとしたものであるべき姿であると考えておりますが、それらがちょっとこの答弁書からは酌み取れなかったものですので、それらの対応をどのようにするのか、具体的な方策を教えていただきたいと思います。3点目についてでございますが、何とも残念な御答弁でありまして、いいですか、児童の生命の安全というのは、一番優先的に考えたときに、予算が云々ですとか、第4次総合計画が云々などと言ってられますか。もし、何かあったらどうするのですか。いいですか、さくで囲って児童や生徒以外の、もしくは学校関係者以外は入れない、こんな状態で教育を行っていかなければならないというのは非常に寂しいことでありますよ。しかし、これは都会であれ田舎であれ、子供を取り巻く環境がこういうふうに変わってきているのだというのは、これはもう受け入れざるを得ない現状になっているわけですよね。職員室がある1線校舎が、宮町の2丁目側を向いております。5年生の教室というのは、宮町の1丁目側を向いている1線校舎なわけですよ。その間に2線校舎が挟まって、それを迷路のように入り組んだ通路でつながっているのですよね。こんなものを、さらに空き教室が今あ― 26 ―いているわけですよ、どんどんどんどんと。そういった中において、どうやって子供たちの安全が大丈夫だと言えるのですか。また、もっと過激な言い方をさせていただきましたらば、万が一あって、これは絶対あってはならないことですが、児童に万が一のことがあったときに、だれが責任とるのですか。もしくは責任とった人が、謝ることによって戻ってくるものはあるのですか。私はそれを強く言いたいのですよ。そういったことを考えたら、まず最初に、最優先的事項として考えなくてはいけないのが子供の安全であり、それら安全、安心を取り巻く、そういった建築上というのが、極端な話、お金で解決できる話なのですね。ですから、そのことをもう少しきちっと理事者は考えていただきたいと思います。また、登下校、それから学校周辺など、ここは危ないなと思われるようなところは、生徒みずから、いわゆるハザードマップを作成させるべきなのですよ。それらを、子供たちがここが危ないね、先生も、ここは危ないね、暗いね、ここにはだれかが隠れていそうだね、そういったものを自分たちで壁新聞のようにしてつくって、マップをつくらせて、それらを全町に配付するべきなのですよ。それが抑止力であり、それが地域が見守る子供たちの安心、安全につながることですから、ぜひこういったことは早急にやるべきだと考えます。また、先ほどの携帯電話のメーリングのネットワーク構築するとおっしゃっておりますが、これは一体いつ具体的にやられるのか。また、オートロックの問題もそうですよね。上富良野町内にある幼稚園では自費を投じまして、すぐオートロックの施設を導入しております。なぜ町が、行政がやると、検討して具体的に実現できるとか、このタイムラグが生じるのですか。こんなものはすぐやるべきですよ。そういったことも関しまして、いつやるのかという具体的な日にちを教えていただきたいと思います。

答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)

12番金子議員の再質問に対して、まず1点目の質問にお答えさせていただきます。議員から御意見のございましたパソコンのセキュリティー対策につきましては、議員の御質問にありました各種の点につきましては、規定の中で対応を図っているところでありますが、これらの規定があるからといって安心できるものではなくて、あとは職員のモラルの問題等々も含めながら、また、加えて職員の指導を図るとともに、管理体制を十分図ってまいりたいなというふうに思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。

答弁 教育長 中澤良隆(教育長は2008年9月まで)

金子議員の再質問、行き過ぎた性教育とジェンダーフリーということで、まずはお答えをさせていただきたいと思います。義務教育におきましては、学習指導要領に基づいた中で、性に関する教育がいろいろな教科において行われているところであります。例えば、理科なんかであれば、生命の誕生、雄しべと雌しべとか、そういうような観点、また、社会科やなんかであれば男女平等の理念、また、保健体育におきましては男女の体の違いと、そういうようなことから、また、道徳とか学級活動においても、そのような男女の違いとか、お互いの人権を尊重するような教育が行われてきているところで、まさに、金子議員からおっしゃられます心の問題から発生した中で指導をしてきているところであります。また、北海道において非常に10代の中絶率とか、またHIVへの感染率が非常に高いということが、我々も感じておりますが、その中で、やはりそういうことがないようにしていくためにも、性教育というのが学校教育の中で行われるべきであると考えていますし、行き過ぎのないような中で行われるべきとも考えているところであります。また、ジェンダーフリーについてでありますが、これにつきましては、女性、男性というような性別の役割ではなくて、この男女共同参画社会の中で趣旨にのっとって、その個性と能力を十分発揮するというような観点で行われるべきというふうに考えているところであります。次に、上富良野小学校の建設にかかわってのお話でありますが、当然我々も子供の安全、安心をどう守っていくかというようなことで、常々、教育委員会、また校長会等とも意見を交わし、その対策を講じてきているところであります。上富良野小学校におきましては、先ほども話しましたように、非常に校舎のつくりが、今管理しづらい状況となっておることから、子供たちが登下校した後には、2線、3線校舎については施錠し、1線校舎も生徒を通用門については施錠をしているところであります。1線校舎の職員玄関のみをあけてい― 27 ―るというようなことで、これも、あいていたら、入ってきたらどうするのだという御指摘も当然ありましょう。そういうことから、やはり今先ほど申しましたように、防犯カメラの設置、それからオートロック等について、早急に検討をしていきたいというふうに考えていますし、防犯カメラについては国の方も助成制度なんかも設けるということも新聞報道等に載っておりましたので、我々もそういうことに素早く反応した中で対応を図っていければなというふうに考えているところであります。また、子供の安全、安心の指導につきましては、先ほど、ハザードマップではありませんが、危険の地域というようなこともありましたが、今、学校を通じて、どこが危険、危ないか、そして、そういうような地図をつくろうと、それから、きょう、ちょうど議会に来るときに報告を受けたところでありますが、どこからひとりで家まで、複数で登下校することになっていますが、どこからひとりになるのかというようなことで、上小、西小なんかも含め調査をしておりました。上小では約100名の人が、どこからかひとりになる。それから西小学校も、四十数名がそういう状況になるということであります。ただ、この場合、ではだれが本当に子供たちを見守るのかということも非常に大切でありまして、学校だけではできません。やっぱり保護者、それから地域やなんかの連携が必要だというふうに考えておりますし、また、我々もそのような観点で地域へも働きかけを行っていきたいというふうに考えているところであります。4点目に、携帯のシステムの関係でありますが、これにつきましては、今、保護者からアンケートをとって、ある程度保護者の方は了解してくれています。ただ、その中で、やはり相手のメールやなんかを聞きますので、情報管理が大切だなということもあって、今、詰めを行っているところであります。ある学校においては、今年度末には実施できる見込みとなっているところであります。以上であります。

再質問 12番 金子益三

1点目のセキュリティーについては、すばらしく対応されていると認識させていただきましたので、引き続き努力していただきたいと思っております。性教育、ジェンダーフリーというのは非常に根の深いものでありまして、いわゆる歴史的な過去をたどれば長いということも、私、重々理解できますし、また、教育長がおっしゃるように、学習指導要領に基づいて、さまざまな科目、教育現場においてされているということも理解できますが、やはりもっと現状というものを教育のトップとしては、現場をもう少しきちっと洗って、何が問題であるのか、そして今後、上富良野においてどのように取り組んでいかなければならないかという方策なり施策をきちっと示していただかねば、やはり我々、次の世代を担う子供たちの親として、責任ある世代として、そのことというのは、きちっとしていただきたいと思います。先ほど教育長がおっしゃいましたHIVの感染に対する、そのためにいろいろな知識を教えなくてはいけないのだということを言及されておりましたが、現状、こういったHIV及び男性避妊具の使い方の指導について、先進国であるアメリカも、これは使い方を教えるというのではなく、10年間、医学、心理学、行動科学、哲学、宗教学といった幅広い分野からそれらのことを教えているわけですよ。日本では、安易に学校でそういった避妊具を配るだけなのですよ。ということは、避妊具を配れば自由に性交渉をしてもいいと言っていることと同じなのですよね。そういったことをきちっと、教育の現場で今何が行われているかということを、正面から向き合ってとらえていただかなくてはいけないと思います。アメリカの例ばかりで申しわけないのですけれども、カリフォルニア州のある町では、1年間に147人の女子生徒が妊娠をしていたということがあったのですけれども、人格的性教育の指導を行ったところ、何と1年間で20人という数字に激減したということもあるのですよ。ある大学では54%の女子学生が、安易な性交渉を誘われたときに、きちっと断り方に対するマニュアルということまで教えて、極めて驚異的な数字に縮減を図ったということもあるわけですよ。また、一方、ウガンダという国は、1991年にHIVの感染者が21%まで達したのですよ。それで、時の大統領が結婚まで性交渉を我慢しなさいという、性技術教育を禁止して人格尊重の教育をしたところ、1991年から1995年までの間に、60%まで及んでいた婚前交渉を23%まで、女の子は53%から13%まで減ったという、こういう具体的な数字まであるわけですよね。これは何を物語っているかということは、やはり性行為のそういう技術教育に中心を置いたとしても、そういったことはとめられないのですよ。ですから、先ほども言っているように、やはりそういったことというのは大事なことであり、また、母体のためにも非常に大事にしなくてはいけない。心の問題、そして技術的なことではなく、もっともっと慎重にしていきな― 28 ―さいという教育を、ぜひ、この性感染症が世界で最悪の北海道から、この上富良野町というのがそういうパイオニアとして、先駆者として、そういった教育を取り組んでいけるような方策というのが一番大事でないかと私は考えておりますし、ぜひそのような方策をきちっと調べた上で、教育指導要領に基づくだけではなく、この教育現場でやっていただきたいと思います。3点目の学校の建てかえに関しては、さまざまな方策をとられているようでありますが、基本的には、お金がないの言葉では片づけないで、早急な根本的な問題解決への早期実現に向けて行っていただく必要があると私は考えますが、つけ焼き刃的な防犯カメラやオートロックのようなものではなく、もっともっと根本を考えた政策を織り込んでいかなくてはいけないと考えますが、どのようにお考えでいらっしゃいますか、再々質問とさせていただきます。

答弁 教育長 中澤良隆(教育長は2008年9月まで)

12番金子議員の再々質問にお答えをさせていただきます。まず、性教育に関することでありますが、児童生徒が正しい性知識を持って、みずからの行動をきちんと判断できる力をはぐくんでいく、このことは大切だというふうに感じているところであります。学校での状況について把握できていないぞということの御指摘を賜りました。今後は十分把握に努めていきたいと思っていますが、これからは、性教育につきまして、学校また保護者、それから世界の動きというようなことも勉強させていただきながら、性教育に取り組んでまいりたいというふうに考えております。2点目の上富良野小学校に関することでありますが、先ほども話しましたように、第4次総合計画には今のところ計画はされていません。それで、第5次になろうかと思っておりますが、第5次にしましても、本当に建てかえなり修繕なりということを決定して、それが実現するまでには時間がかかると。その間どうやって学校現場を守っていくかということが私に課せられた使命ということで、これから意を注いでまいりたいと考えています。

出典:上富良野町議会 平成17年第4回定例会 2005年12月20日 議事録 PDF(29ページ) 間違いを知らせる