みんなの議会

上富良野町議会 平成16年第2回定例会 2004年6月21日

(1)「新行財政改革基本方針」の取り組みについて/(2)町民農園の充実を

2004年6月21日、上富良野町議会の一般質問で、岩田浩志議員が「「新行財政改革基本方針」の取り組みについて」「町民農園の充実を」について質問し、町長 尾岸孝雄、企画財政課長 田浦孝道が答弁しました。

質問者
岩田浩志 議員
答弁者
町長 尾岸孝雄、企画財政課長 田浦孝道

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 岩田浩志

私は、さきに通告してありました2項目について、町長に御質問をしたいと思います。1項目めの新行財政改革基本方針の取り組みについてということで、さきにいただいた新行財政改革基本方針(自立に向けた上富良野町再生プラン)と題して、16年4月の資料として出されました。この中でも提案されておりますが、以前から町長は、5年後の財政規模は60億円にしなければならないと言われておりましたが、この資料の中でも、17年度には8億5,000万円にも及ぶ歳入の減、それに伴い3億6,000万円のマイナスが見込まれております。このような状況の中、早急にさらなる削減策が求められます。そこで、町長は、みずからの削減策をどのようにお考えかをお伺いしたいと思います。2項目めに、町民農園の充実をということで、昨年度より、町民農園が富原の野菜育苗センターのところに開設されたことは大変評価するところでありますけれども、立地条件としては、決して望ましいとは言えません。農地の利用は、さまざまな制約の中、現在の場所に至っているとのことですが、今後に向けて、市街地近郊の農業者の御理解、御協力を求めて、せっかく日本一空気のおいしいところと認定されたのですから、せめて雄峰十勝岳が眺められ、おいしい空気を味わえる、だれもが私もこんな場所で野菜を育ててみたいと思える、この町にふさわしい町民農園の開設を検討すべきではと思いますが、町長のお考えをお伺いいたします。以上、2項目についてよろしくお願いいたします。

答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)

7番岩田議員の2点の御質問にお答えさせていただきたいと思います。まず、1点目の新行財政改革基本方針に基づくみずからの削減策についての御質問でありますが、御承知のように、さきに示した中期財政見込みでは、今後大変厳しい財政状況を予測しているところでありまして、持続可能で安定した財政構造を確立していくことを大きな目標の一つとして、新行財政改革基本計画をまとめたところでございます。― 28 ―今年度上期には、この基本方針に基づきます具体的な実践項目などを示す行財政改革実施計画を、町民皆様と協働で策定してまいりたいと考えているところであります。基本方針には、行財政改革の取り組みの柱として、まちづくりの基本原則の確立、行政内部改革の徹底、住民との協働による改革の徹底の3本を提起しているところでありますが、御質問のみずからの削減策については、行政内部改革の徹底の中で、その具現化を果たしていかなければならないと考えております。少なからず町民の皆様にも痛みの伴う改革を提示した以上、町民との信頼関係を強化し、改革の実効性を高めていくためにも、行政内部で完結するべき課題については、優先的に取り組んでいくことが重要であるというふうに考えております。私自身、組織のトップとして、職員に範を示すとともに、改革の先頭に立ち、その牽引力を発揮してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。次に、2点目の町民農園の充実についてお答えさせていただきます。町民農園につきましては、町民の余暇の増大や価値観の多様化に伴い、農業者以外の人々の中に、野菜等を栽培し、自然に触れ合いたいという要請が高まってきているところであります。このようなことから、町民みずから作物のまきつけ、作物管理、収穫までを体験することにより、食料農業に対する理解を深め、地産地消の意識を高めていくために、平成15年度より町民農園を開設し、利用者から好評をいただいております。御質問のように、農地につきましては法でさまざまな規制がなされておりますが、地方公共団体、農業協同組合が行う農地の貸し付けでは、1区画10アール未満、営利目的で農作物栽培を行わないなど、一定の条件のもとで町民農園を開設しているところであります。町民農園の設置場所の御提言をいただいたところでありますが、議員のおっしゃるような理想とする立地条件のかなうところを、いざ私の頭の中で選定するとなると、なかなか難しさを感じておるところでございまして、できれば具体的な御提言をいただければというふうにも思うところであります。町といたしましては、現在農園を開設しておりますので、利用者などの意見を十二分にお聞きしながら、場所の変更も含めて、今後の課題として検討をしてまいりたいというふうに思いますので、御理解を賜りたいと思います。

再質問 7番 岩田浩志

ただいまの町長の御答弁に対し、再質問させていただきます。まず、1点目の行財政改革における町長みずからの削減策をお伺いいたしましたが、私の質問の説明が不十分だったせいか、私が望むような答弁が得られませんでしたので、再質問で確認をしたいと思います。町長は、3月の予算特別委員会の折、また、本日も先ほど聖域なき改革を行うと、こういうことをおっしゃっておられましたが、4月、また5月を過ぎ、6月に入っても具体的な改革案が見受けられませんので、今回御質問させていただきました。町長のこれまでの言動を拝見しておりますと、みずからの部分においては、大変消極的に見受けられます。身の回りのことを守ろう、守ろうとする余り、財政の厳しさ、それから大変さがなかなか町民には伝わっておりません。町長として一番大切なことは、町民の信頼を得るということと思いますが、この町は、思っていた以上に町民と行政の温度差を強く感じるところです。このような状況では、町長、それから職員が一丸となって自分たちのことを保護するのだというように町民の目からは映ってしようがありません。その結果が、町民アンケートの数や、また、今月9日、11日に行われた町民トークの出席者の数が物語っていると思われます。そこで、町長は、私はアンケートも町民トークも行ったと。参加者の数が少ないのは、町民の意識の低下だと、このように考えておられるのか。そのような方法ではうまくいかないと考えるのか、まず、この1点をお聞きしたいと思います。続きまして、昨年12月、南富良野町を訪れた際、池部町長とお話しする機会を得て、私は初対面でしたが、町長のお話の中で、来年から私の給料を2割削減すると。そして、申しわけないけれども、職員の給料も1割削減させてもらうと。このとき同席していた職員は、初めて聞かされた話に驚いておりましたが、その際、またごみの件を伺いましたら、我が町も無料でやっているのだと。ただ、しかし、大型ごみは町民の理解を求めて有料化にさせてほしいと、このように申しておりました。現在、これらはすべて実行され、大型ごみにおいては、当町で受け入れを行っておるものと思われます。その後、町職員や町民から不満が出ませんでしたかと職員の方にお聞きしましたら、そのことによって、職員も町がなくなったら困るのだということで危機感も増し、町民からの不満もほとんど出なかったそうです。― 29 ―そういった町長の潔さは、職員初め町民の心を動かすものと思われます。幾ら予算が5億、10億減ったからと町民に訴えても、伝わるものではありません。町長の態度一つで、そうか、町長がそこまでやるのだったら、私たちも幾らか担おうかという気持ちになるのではないかと考えます。また、最近町長も御自身で通勤されているようですが、こういったことが一番町民が求めていることではないでしょうか。財政的には数十万のことかもしれませんけれども、こういったことが一番町民にわかりやすく、財政が厳しいということを伝える一歩ではないかと思われます。また、もう一歩工夫していただければ、町民に愛を振りまいて歩いていただければ、なお一層町民に伝わるのではないでしょうか。我が町においても、町長というのは、職員初め約1万2,700名の町民の親なのですから、親らしく、子供たちに我慢を強いる前に、みずから思い切った削減案を提示すべきと考えますが、この点について、先ほどの御答弁の中にも、職員に範を示してとありましたので、具体的に、いつからどのように範を示されるのかも含めて、みずからの削減策をお伺いいたします。続きまして、2点目の町民農園の件ですが、農と食を結ぶ上で大変重要な部分かと思います。作物を育てる喜び、また、収穫の喜び、また、難しさや苦労など、利用者にとっては生きがいの場となっております。そこで、利用者の苦労、例えば、それぞれの作物に対しての肥料の種類だとか量、また、病害虫防除の農薬の種類だとか、結構わからないことを抱えています。利用者と農業者を交え、簡単なQ&A的な部分で利用者の疑問を解決し、豊かな利用を図っていくべきと考えます。こうすることにより、利用者と農業者をつなぐかけ橋となると考えます。この件については、町長も深く御理解をされているようですので、早急に来年度に向けて場所の選択、検証に当たっていただきたいと考えます。町長から場所の提言をとのことですが、要請があれば、協力したいと思います。以上です。

答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)

7番岩田議員の再質問にお答えさせていただきます。まず、行財政改革におきます町長みずからの削減策ということでありますが、さきにも行政報告でもさせていただきましたように、2回の行財政改革におきましては、それぞれに改革効果をあらわしてきておるところでありますが、実質的に町民の皆様方の部分につきましては、ごみの有料化等々の御負担をいただいておりますけれども、実質的な率からするならば、5.6%近くが住民の御負担と。実質的には21%相当ということでありますけれども、これらの削減とともに、9,120万円の新規事業と拡大事業の対応を図っているというようなことや、ごみの有料化の中には4,570万円の有料化手数料収入が見込まれておりますけれども、そのうちの1,830万円近くは町外の自治体からの負担の部分というようなことで、それらのものを勘案いたしますと、基本的には6%ぐらいと。残りが内部改革で対応してきているということでございます。それだけ私としては内部で対応し、住民にのみ負担を強いてきているという認識は持っておりませんし、また、町長報酬、特別職の報酬等々につきましても、私就任以来2回の減額をさせていただいております。ただ、池部町長の減額の時期と私の減額の時期が一緒でないということでありまして、基本的には議員の皆さん方の報酬の減額は据え置きながら、私ども特別職、常勤特別職だけの減額も進めさせていただき、そしてまた先般は、議員の皆さん方とともに減額をさせていただいたと。このことにつきましては、今後の新行財政改革の方向性を踏まえながら、次年度に向けて、また報酬審議会の招集をして、私ども特別職の報酬がいかにあるべきかを審議会に諮問をしていきたいというふうにも考えているところでありまして、みずからの削減というものについても対処していきたいというふうに思っております。また、議員から御発言ございました私の送迎の部分につきましては、数十万円の削減になるだろうということでありますが、基本的には燃料代だけの削減でございまして、私どもの内部の状況からすると、四、五万円の年間削減に相なるのかなと。送迎をしても、人件費等々は変わりませんし、車の償却も変わりませんし、車のかかる経費は燃料代だけというような状況でありますので、年間総計、試算いたしましても、大体3キロ、往復で3キロぐらいと、2回往復で7キロぐらいという試算をいたしまして、基本的には365日ではございませんので、大体220日ぐらいというような状況でございますから、それらを勘案して燃料単価を掛けますと、四、五万円ぐらいというような節減ということでありますが、これらにつきましても、今、議員から御質問にありましたように、それらの姿勢を見せるということが私は重要だというふうに認識いたしておりますので、町民の皆さん方にそれらの対応を図るとともに、さきの村上議員からも御質問ありましたように、行政内部の情報というものを十二分に住民― 30 ―に開示していくということが、やはり住民に町政の関心を持っていただく、そういう手法をとるということが大切であるというふうに認識しております。さきに今まで執り行ってまいりましたまちづくりトーク等々への参加の少なさ、あるいはいろいろな行政に対する対応の住民の皆様方の参加の少なさということにつきましては、従前の行政情報を十分に住民に開示していなかったゆえの、やはり町政に対する住民の関心度の低さということが大きな問題であるというふうに思っておりますので、今までの行政情報の開示が十分であったかどうかということは、私はまだまだ不十分であると。村上議員の御質問にお答えさせていただきましたように、今後、すべての行政情報をいかに住民に知らしめるかと、知っていただくかと、そのことによって、住民は町政に対する関心を持っていただけるようになるというふうに思っておりますので、今の参加していただく方々の少なさというものは、やはり行政みずからに責任があるというふうに私は認識いたしておりますので、これからの行政情報の開示につきましては、十分対応していかなければならない。そして、その中で、行財政改革の実施計画を、先ほどもお話し申し上げましたように、町民会議等々の御意見等を承りながら、上期以内に何とか策定し、来年度予算編成に対応でき得るような体制を整えていきたいというふうに思っておりますし、内部的な改革につきましては、みずから私も率先して対処していかなければならないというふうに考えておるところでございますので、御理解を賜りたいと思います。また、町民農園の問題でありますが、今現在、大体20区画を予定して対処しているところでありますけれども、昨年度は、それに対して12区画と。今年度は4区画ふえまして16区画というようなことで、まだ4区画部分は残るところでございますが、面積を拡大して、20区画分を16区画で配分しながら、14人の方々に利用していただいております。今、議員から御質問がございますように、基本的に農業経験のない人たちが対応するということでありますから、いろいろな点で未知の世界でございます。そういったものを、いかに農業者の実態を理解していただくかということになりますと、それらの説明というものも十分大切であるというふうに思っておりますので、現状におきましては、農業研修施設等々も中にありますので、そういったところとのJAさんとの調整等々も含めながら、今後、その利用者と農業との関連についても十分配慮していきたいと。それから、また、これからにつきましては、私といたしましては、行政が主体になって町民農園をつくるのではなくて、農業者みずからが、ひとつ農業経営の一方法として、これらのことを考えていく。例えば深山峠の方法で、ジャガイモ1坪運動等々の対応等もやっておりますし、よその町村でも、農家の皆さん方がそれらの対応をやっていると。それらに対して、行政がいかに支援していくかということを十分今後そういった面を含めて検討をしていかなければならないのかなというふうに、議員の御質問から感じ取ったところでございますので、今後またいろいろな面で御意見を承りながら対処していきたいというふうに思っておりますので、御理解を賜りたいと思います。

再質問 7番 岩田浩志

まず、1点目の町民トークの件でありますけれども、これは、確かになかなか集めるというのは大変なのですけれども、まず一つお願いなのですけれども、これは住民会の懇談会においても同じことが言えると思うのですけれども、なかなか10数名の、町長初め10数名の職員出席され、集めたところ、10数名だよと。こういったことが各地域においてもたくさんあります。そういったところで、果たして町民の中から意見が出るのでしょうか。できることであれば、町長、それから職員1人にメモする職員程度、二、三名でぜひ臨んでいただきたいなと。こうすることによって、町民の方からも、愚痴も含めて言いたいことが出てくるし、それを町長も聞くことができると。そういったところに本当の真実が眠っていると思われます。ですから、本当に、できれば地域の懇談会あたりはネクタイを外し、上着を脱いでいって、ひざを崩して町民の意見を聞いていただきたいなと、このように思います。それから、2点目の件ですが、財政的には四、五万の削減にしかなっていないよと。ただ、この点においても、町長の御返答の中に、そういった姿を示すのだと、こういう力強い御意見がありましたので、今後ともぜひそういう形で臨んでいただきたいなと、こういうことで再質問を終わらせていただきます。以上。

答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)

7番岩田議員の再々質問にお答えさせていただきます。まちづくりトーク等々で、住民懇談会等々で、参― 31 ―加する方々の発言ということでありますが、まちづくりトークでは、参加者少ないわけでありますが、意欲ある方々の参加者であると。すべての方々が発言をしていただくと。その点につきましては、参加していただいた方の参加の発言状況というのは、私は本当にありがたいことだなと思っておりますが、今、議員からお話ありましたように、堅苦しさを外した中での自由な意見の交換ができるという手法等々も含めながら、今後の対応を図っていかなければならないなというふうに思っておりますし、すべてにおきまして、この行財政改革、これから平成20年までの間に24億円の改革をしなければならないわけでありますが、これらの部分につきましては、私の今の規模の行政組織規模の大きさを、バブル期以前のものに縮小していくという私の務めだというふうに認識いたしておりますが、このことは非常に厳しいわけでありまして、これは住民の町民の皆さん方の理解を得なければ達成でき得ないということでありますから、それぞれに、今後私を含め、職員を含めて、今後対応につきましては、十分な姿勢を示しつつ、住民の理解を得るように努めていきたいというふうに思っておりますので、御理解を賜りたいと思います。

答弁 企画財政課長 田浦孝道(企画財政課長は2005年9月まで)

17番西村議員の白銀荘と、それから日の出パークゴルフ場の起債償還の関係御質問ございましたので、お答えさせていただきたいと思います。白銀荘の整備に関係する起債償還につきましては、16年度で7,700万円程度であります。17年度につきましては6,300万円程度でございまして、18年度に至りますと4,100万円程度で完済の予定となってございます。それと、もう1本、日の出パークゴルフ場の関係につきましては、御案内のとおり、ここ最近元金の償還が始まった段階でございまして、16年度におきましては、約950万円程度の償還額になってございます。それと17年度におきましては、2,100万円程度になりまして、18年度に至りますと、約2,350万程度で、以後推移していくような状況になっているところでございます。以上でございます。

出典:上富良野町議会 平成16年第2回定例会 2004年6月21日 議事録 PDF(27ページ) 間違いを知らせる