みんなの議会

上富良野町議会 平成15年第4回定例会 2003年12月15日

(1)合併課題について/(2)パークゴルフ場周辺整備について

2003年12月15日、上富良野町議会の一般質問で、清水茂雄議員が「合併課題について」「パークゴルフ場周辺整備について」について質問し、町長 尾岸孝雄が答弁しました。

質問者
清水茂雄 議員
答弁者
町長 尾岸孝雄

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 清水茂雄

私は、さきほどに通告してあります2点について町長の考えをただしたいと思います。いずれも再三論議された課題でありますので、要点を絞り、簡潔に質問をさせていただきますが、町長におかれましては住民が納得できる、率直に明快なる答弁をいただきたいと思います。初めに、17年3月31日をめどに、全道各地で急進模索されている合併についての課題について伺いますが、上富良野町は合併を模索するのか、単独行政の道を選ぶのか、全町民が心配し、事あるごとに話題となり、理事者はどのように考えているのか、議会はどのような方向で動いているのか、私自身の考えはと問われ、答えに窮している現状にあります。いずれにしても、決断をしなければならない時期が来ているのでないかと思われますが、現在の非常に厳しい地方自治体行財政の中で、町の将来を見据えた上で、町長はどのような対応で乗り切る考えでおられるのか、真意を伺いたいと思います。2点目に、パークゴルフ場に至る路線整備について伺いますが、町長は6月の定例会において、財政措置をしながら、早急に対処していきたいと答えたが、現在の交通事情から見て16年度事業計画の中で予算措置を行い、整備すべきであると考えます。整備課題として、西1線北27号の踏切を含む変則交差点の改良、基線北27号交差点の信号機設置、27号及び基線道路の歩道を含む路線改良などなどが挙げられるが、安全対策上、いかなる対応を図る考えか。住民の生活路線としても、最も重要な路線であり、決断を持って対応をすべきであります。この点についての所信を伺いたいと思います。以上です。

答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)

1番清水議員の御質問に、お答えさせていただきます。まず、1点目の合併課題でありますが、現在、富良野圏域5市町村の枠組みによる合併協議につきましては、中富良野町が離脱により中止され、さらに5市町村での広域連合準備室についても11月29日に開催の5市町村長会議におきまして、当分の間凍結するに至ったところであります。このことから、上富良野町におきましては、当面は自主自立の道を歩んでいかなければならない現状と考えております。さきの議員の質問にもお答えさせていただきましたように、上富良野町の財政見込みにつきましては、平成20年度には一般会計財政規模の合計が約59億円に推計したところであります。今まで以上に事務事業を取捨選択するとともに、各種公共事業の削減、また、受益と負担の関係を見直すなど、財政規模に見合った行政サービスのあり方などをも再構築しなければならない、厳しい行財政運営に対応していかなければならないと考えているところあります。現在、美瑛町との間で自主自立のための行財政の研究を進めるべく、美瑛町、上富良野町行財政研究会において、今後の人口推移の予測や自立のための財政運営のあり方を初め、自立に向けてどうあるべきかの協議を進めているところであります。また、この研究の成果につきましては、町民の皆様方が将来とも自立で行くべきか、また、合併の方向を模索しなければならないのかの判断材料となるものと考えておりますので、その成果を町民の皆様に情報提供をするよう努めてまいります。次に、パークゴルフ周辺整備に関する御質問に、お答えさせていただきます。まず、御質問の第1点目、西1線北27号の踏切を含む交差点の改良についてでありますが、この路線の交通量もふえ、踏切内の狭隘による交通事故の発生が憂慮されることから、議員から再三にわたり早急整備への御熱心な御要望をいただいているところであります。― 58 ―しかし、さきにもお答えさせていただいておりますように、当該改良に必要な用地は農地となっており、営農に意欲を持っておられる地権者においては、耕作地を割くことについて、強く反対の意思表示をして、本意を促すことは極めて難しい状況にありますことから、ある程度の時期をおいた中で、再度のお願いをし、理解を得られるよう努めてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。2点目の基線北27号の信号機の設置ということでございますが、この区域においてはパークゴルフ場の利用等から、車両通行の増加対策などとして、交差点対策の路面表示や注意看板等の設置をし、安全啓発に対処しているところであります。今後も信号機の設置については、その実現がかなうように引き続き公安委員会に強く要望をしてまいりますので、御理解を賜りたいと思います。3点目の北27号道路、及び基線道路を含む路線につきましては、近年の交通量からしても2次改良の必要性を感じておりますが、一応の道路整備を完了していることから、現在の第4次総合計画におきます実施計画においては、位置づけしておりません。したがって、今後の整備計画の中で位置づけを検討しなければならないと考えておりますが、現在の財政状況からして、早急な整備は極めて難しい状況にありますので、当分の間、一部改良を進めながら、安全対策を図ってまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。

再質問 1番 清水茂雄

再質問をさせていただきます。まず初めに、合併問題について伺いますが、5市町村の枠組みの中でとか、広域連合がどうとか、住民の皆さんが注視しているようなことを聞いているのではありません。合併にしても、単独にしても、他のケースを考え、行動をしたのか、そこを聞きたいのです。町長は、上富良野町は当面、自主自立の道を歩んでいかなければならない現状と考えていると答えたが、しからば5年後には、町財政は現在の3分の1以下に落ち込む逼迫した財政実情の中で、思い切った大なたをふるい、行財政改革を断行しなければならないと考えるが、町長はいかような施策をもって対応をする考えか、詳細に伺いたいと思います。次に、パークゴルフ場周辺整備について伺いますが、中でも特に3点目に重要を置いてお伺いいたします。この課題については、パークゴルフ場建設以前から、27号道路脇に建設するのであれば、現在でも最も交通量の多い路線であり、建設により交通量、及び人の出入りが増大して非常に危険であり、住民生活の安全を守る上から当然に歩道の設置が必要不可欠であり、並行して建設すべきであると提言して以来、再三にわたり周辺整備について要望をしているが、6月には早急に対処と答えた。今回は、第4次総合計画実施計画に位置づけしていない。今後の整備計画の中で、位置づけを検討しなければならないと考えています。現在の財政事情から、早急な整備は難しい。どうも語尾が濁る。このような答弁では住民は納得できませんよ。この課題についての現在の状況は、建設以前から、どなたが考えても当然にわかりきったことであり、当時の施策のあり方に疑問を付すとともに、このような人命にかかわる重大な課題をいまだに解決されない町長の政治姿勢にも課題があるのでないですか。一部改良を進め、安全対策を図ると答えたが、一部改良でどのような安全対策を図るのか。歩道整備建設事業の位置づけはいつなのか。以上について、漠然とした答弁でなく、誠意を持って詳細にお答えいただきたいと思います。以上です。

答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)

1番清水議員の再質問に、お答えさせていただきます。どの案件も的確にお答えさせていただいたつもりであります。まず、市町村合併でありますけれども、今まで何をしていたかと。このことについては、先ほどお答えさせていただいたように、広域5市町村の中で合併研究会をつくり、検討をしてきたよと。それで合併協議会を設立しようと向かったけれども、中富良野町さんの離脱によって、合併協議会が設立できなかったよと。今現在、南富良野町と占冠村は協議会をつくって鋭意、合併協議を進めていますと。上富良野町、中富良野、富良野市は、今早急に何らかの今後の行政運営について協議を進めたいという提案をさせていただいて、過般11月29日、了承をいただいていると。これから、どういう形になるのか、1市2町で会議がも持たれるということでありますが、その先行きは全く不透明であると。また、自立するための勉強につきましては、先ほど来、お答えさせていただいていますように、美瑛町との研究会をつくったぞということで御説明をさせていただいております。そういう結果であるということをまず御認識いただきたいなと思います。それから財政運営につきましても、先ほどもお答えさせていただきましたように、非常に厳しいと。今後、議員のおっしゃる3分の1までには落ち込ま― 59 ―ないでありましょうけれども、現在の規模からすると大きく落ち込む。59億円相当の財政規模になるのではないかというような予測が出ていると。そのためには、事務事業の取捨選択を強く対応せねばいかんだろうし、また、公共事業等の削減、受益と負担の関係を見直すと。同じことをまた読むわけでありますけれども、そういうようなことでお答えさせていただいているというふうに思っておるところでありますが、今後の財政運営については非常に厳しいと。これは住民の皆さん方にも、御理解を賜らなければならないなというように思うところであります。何度も申し上げておりますが、第27次地方制度審議会におきまして、規模的なことにつきましては1万人という、一つの目安が提示されたと。我が町においては、規模的な部分においては基礎自治体として認められたのかなと、認められるのかなというように思っておりますが、あとの大きな課題は財政運営だと。この財政運営をどうするかと。今、三位一体の改革でやや見えかかっては来ておりますけれども、先行きまだまだ見えない部分があると。これらの部分を見きわめながら、財政運営を忌憚のない対応を進めていかければならないというふうに認識いたしておりますので、御理解をいただきたいと思います。次に、パークゴルフ場周辺の件でありますけれども、私は6月にお答えしたのは、交通安全対策については、即対応をするように努力すると。歩道の設置につきましては、今と同じようなお答えをさせていただいております。ただ、議員が疑問に思いますように、私自身も疑問に思うのは、27号西道路はあれだけ整備がされたと。しかし、日の出公園に向かう27号の東道路が、道道の、旧国道から整備が行き届いていなかったということにつきましては、私としても町づくり、交通網の整備ということの観点からすると、疑問に感ずるところでありますが、今の財政状況からして、27号道路の整備につきましては、今総合計画の中でも位置づけされていないと。非常に予算措置が厳しいと。位置づけされておる事業も、さきにお答えさせていただいたように、先送りしなければならない事業がたくさんあると。そういう中にありまして、なかなか27号道路の道路改良については、全面的な改良につきましては、厳しい状況にある。しかし、交通安全対策は十二分に対処しなければならないと。今後も、27号基線の信号機の設置につきましては、今まで同様に公安委員会に対し、強く要望をしてまいりたいと。また、踏切につきましても、地権者の理解を得るように努めながら、今現在JRが示した構造を別な手法で対応できないか。JRとの調整をも今進め始めたところでありますが、なかなか道路構造上、JRさんも非常に厳しい考えを持っておりますし、道路構造上もそれに見合った改善を図らなければならないということで、厳しい状況にありますけれども、当初、皆さん方にお示し申し上げましたような対応でない手法がとれないかということも含めて今、両面から検討をしているという段階であるということで、御理解いただきたいと。また、基線道路の歩道につきましては、もう既に1次改良が施されております。あと部分的に改修がある部分につきましては改修をしながら、歩道の通行が障害とならないように対処したいというふうに思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。

再質問 1番 清水茂雄

どうも町長、答弁聞いておりますと、どうも判然としない気持ちなのですがね。なかなか納得のできる御答弁がいただけないということで、さきの議員の質問の中でも、財政問題等でそうしたあれなのかというようなこともありましたけれども。まず、再々質問の第1ですが、合併問題について、もう既に町長の腹の中では、上富良野町はこの方向で行くのだぞというようなものができ上がっているのではないかなと、時期的に見て思うのですがね。そうした中で単独で行くのなら単独で行く。私、合併に別に賛成していません。できれば単独で行くべきかなと、やっていけるのであれば思っております。そうしたことで、どうですかね、町長。ちょっと腹を割って、私の腹の中では、もう単独で行くのだぞという考えでいるというような御答弁がいただけないものなのですかね。どうも、いつまでも判然としなくて。それから、先ほどの他のケースを考えないのかというような質問もさせていただきましたけれども、例えば仮に申し上げますと、これは仮ですよ、仮にね。中富良野町と合併するとか、また、美瑛その他との合併の方向を考えるとか、そういうようなことは考えてはいらっしゃらないのですか。そうしたことを私は実は期待していたのですけれども、それはともかくとして、この合併問題については、本当の町長の腹の中をお聞きしたいと思います。それから、パークゴルフ場周辺の整備につきましては、町長どうなのですかね、これ。27号の歩道の建設は考えられないですか。もうこれは随分長いことを、何回も質問をさせていただいているのですが、これはひとつ町長、あそこの27号、土日あた― 60 ―りの人の出入りが激しいときに、あそこに1日ひとつ町長出向いて、ごらんになったらよくわかると思うのですよ。大変な車の量と人の数です。もしか、そんなことがあってもらっては困りますけれども、事故があったらどうしますか。町で責任とれますか。交通事故は法を守れば起きないというような御答弁を前にされたことがありますけれども、私はそんな問題でないと思うのです。この点について、歩道の整備を早急に、私はやっていただきたい。特に、最初に申し上げたように16年度予算に組み込んで、建設を考えていただきたいと思います。以上の点について、いま一度、御答弁をお願いしたいと思います。

答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)

1番清水議員の再々質問にお答えさせていただきます。まず、市町村合併について、町長の腹の中を言えやということでありますが、議員が町民に聞かれて答えに屈するというのと同じ以上に、私の腹の中といったら、上富良野町の将来を考えた中でどうあるべきかということは、自主自立の道を歩んで、住民に対してどういう町づくりを示せるのか。そういうことが一番大切でありまして、今なお、私としての結論は出ていないと。一つには、先ほど来言っておりますように、規模的には基礎自治体としての、言うならば認証を得たなと。しかし財政運営上、先ほど来、議員が道路を直せ、あれもせいと言っていますけれども、そういう財源が全くなくなってきている厳しい財政運営をどうしていくのか。その中で、行政サービスも相当変わってくるだろうと。受益者負担の原則といっても、住民がどこまで負担を背負えるのかということを考えたときに、自立の道というものも厳しいと。しかし、合併の道を選んだら、では楽なのかというと、やはり合併をしても地域過疎の問題を考えると、我が上富良野町のこの106年の歴史を考えると、合併の道を選んで過疎になっていく、辺地になっていく、そういう姿を想像すると、また安易に合併の道を選ぶべきでないというような気持ちを持っておるということで、まずこのことの最終決定をするのは住民でありますけれども、住民の代表であります議員さん皆さん方が結論を出すことであります。私はただこう思うよということをお話しすることしかないと。私には、決める権限は全くないと。そういう観点から、町長はどう思うかという御質問をいただくわけでありますけれども、そういうことであればあるほど、右か左かを決断することには、なかなか安易に決断をし、公表をすることは、表に出すことは安易なものでないという御理解をいただきたいなというふうに思いますし、合併の手法として、中富良野町ともあるのではないかと、美瑛町ともあるのではないかと。合併する、しないは別としても、合併したらどうなるかという勉強をするためには、研究するためには、相手の自治体を選ぶ必要はないと、私は思っております。ですから、ともに上富良野町と合併について勉強しようやという自治体があるとするならば、私はともにあなたと合併した場合にはどうなるのかという研究は、私は大いにすべきであると。だが、今のところその相手がいないと、そういう実情であると。私は相手がおれば、議会の皆さん方に御説明を申し上げ、御理解をいただいて、勉強は大いにすべきだと思っております。する、しないは別としてというように思っています。それから、パークゴルフ場の周辺整備でありますが、議員御発言のように、来年度予算でつけれということでありますが、今、来年度予算を編成するに当たって大きななたを振るわなければならないと。今年度、15年度予算編成に当たりまして、15、16、17年の3カ年間の実施計画を、財政見通しを含めて、議員の皆さん方に御提示申し上げました。しかし、その16年度の実施計画では、わずかの財源不足である予定でありましたけれども、国の状況は大きく様変わりした中で、先ほど来、行政報告でもさせていただきましたように、次年度予算編成に当たりましては8%の削減をしなければいけない。4億600万円の削減をしなければいけない。しかし、各所管から予算要求が出てきたのが、それの倍に及ぶような数字であるというようなことも聞いております。そういう中にあって、国や道の補助金をもらわないで、単独で町の財源だけで、道路を改修するということは100%不可能であると。そういう実情を、現状を御認識いただいて、交通事故防止の対策につきましては、最善の努力をしてまいりたいというように思いますが、道路改修につきましては、今厳しい状況であるということを認識いただきたいと思います。

出典:上富良野町議会 平成15年第4回定例会 2003年12月15日 議事録 PDF(63ページ) 間違いを知らせる