みんなの議会

上富良野町議会 平成15年第4回定例会 2003年12月15日

(1)自衛隊のイラク派遣について/(2)駅前再開発について/(3)機構改革について/(4)産業廃棄物処理施設の建設について/(5)留守家庭児童対策について/(6)学校の修理・修繕について/(7)障害児童対策について/(8)知的障害者等の日常生活の支援について

2003年12月15日、上富良野町議会の一般質問で、米沢義英議員が「自衛隊のイラク派遣について」「駅前再開発について」「機構改革について」「産業廃棄物処理施設の建設について」「留守家庭児童対策について」「学校の修理・修繕について」「障害児童対策について」「知的障害者等の日常生活の支援について」について質問し、町長 尾岸孝雄、教育長 高橋英勝が答弁しました。

質問者
米沢義英 議員
答弁者
町長 尾岸孝雄、教育長 高橋英勝

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 米沢義英

私は、さきに通告してありました8点について質問をいたします。今、政府は、イラク復興法に基づき、イラクに自衛隊を派遣しようとしています。しかし、イラクの現況は日々その事態が悪化し、泥沼化の様相を深めています。また、イラクの米軍の現地の司令官も述べているように、イラク全土が戦闘状態で、イラク― 61 ―を戦闘地域と非戦闘地域に分けることができない状況にあると述べています。また、この11月29日には、日本人外交官2人が殺害されるという痛ましい事件も発生しています。しかも、米英軍のみならず、国連関係者や赤十字国際委員会、民間人まで攻撃の対象になっているというのが実情であります。米英軍の死者は、既に500人近くを数え、11月の死者は80人と開戦後、最悪の事態にまでなっています。このような状況の中で、自衛隊を派遣することになれば、米英軍の戦闘支援と見なされ、自衛隊や日本もその攻撃の対象にされることは明らかです。また、日本には平和憲法9条があり、それにも違反することは明瞭であります。派遣されるこの部隊の中心は、旭川の第2師団を中心とした部隊であり、自衛隊員とその家族を抱える町としても、立場を越えて身の安全を願うことは、共通の願いであります。イラクの事態を打開する道は、米英軍の占領支配をやめ、国連中心の非軍事での復興支援であり、この点からも、今改めて町長の町民に対する健康と安全を守る立場からも、自衛隊の派遣中止を関係機関に対しても要請すべきだと考えますが、この点についての町長の明確な答弁を求めるものであります。次に、駅前再開発についてお伺いいたします。駅前再開発は、閑散とした駅周辺を衰退する商店街などの活性化対策として、計画が進められてきています。確かに、町や商店の活性化を図る、そのための計画や目標を持つということは当然であります。しかし、今この間、町長が述べているように、今、町の財政が将来的にも60億円まで引き下げなければならない。基金を取り崩しても、なおかつ財源の確保が難しい。そういう状況の中で、住民に対しては応分を負担をしてもらう。この間、財政難という理由の中で、住民の願っていた保育所までが民間委託される。今後、しろがね灌排事業、あるいは保健センターの償還、維持管理等の負担、問題等を見れば、難題が山積みであるということは明白であります。そういう事情を考慮すれば、到底、駅前開発というのは、当面中止すべきであると考えますが、その見解を求めます。また同時に、それでも実施するとすれば、その根拠を明確にしていただきたいと考えます。明確な答弁を求めます。次に、機構改革の問題について、お伺いいたします。町は住民のニーズにこたえるため、また、行政の効率化のためという形で、機構改革を進めようとしています。今回の機構改革の中身は、住民からしてみれば、なかなかわかりづらい中身であります。住民にとって大切なのは、今後、住民の暮らし向きは、この機構改革によってどう変わるのか。また、町づくりの方向が、どう前へ進むのかという点であります。その点を考えたときに、なかなかこの説明文においては、その意思や今後の展望が見えないというのが実態であります。ただ、見えるのは財政難、あるいは来年退職者が出るから、不補充しないという状況の中で、この間、一気に機構改革を進めようという中身であります。もう一方で、問われなければならない問題あると思います。この機構改革の中身でも、不自然な点があります。機構改革というのであれば、収入役の廃止や、あるいは課の再編成をもっとすべき課題があるのではないでしょうか。例えば、保健、福祉にかかわるラベンダーハイツの統合、あるいは総務課においても企画調整課を統合するなど、具体的な対策という点では、まだ課題がありますが、この点についても不明瞭であります。今回、統合されようとしている中身においても、産業振興課と商工振興課を統合しようとしています。しかし、私はこの統合によって業務がさらに過大する。道路河川課、上下水道課においてもそうであります。また、教育管理課についてもこれからの社会教育の立場からすれば、きちんとした統合ではなくて、管理をしなければならないという点からも、問題があると考えています。そういう意味では、私は今回の機構改革の中身そのものが、十分理解できない部分がある、こう考えています。今、必要なのは、住民にとって、暮らしや町づくりが、どうこの機構改革によって変わるのかという展望を示すべきだと思いますが、この点についての町長の見解を求めるものであります。次に、産業廃棄物処理建設についてお伺いいたします。近年では、産業廃棄物処理をめぐって、全国的にもその処理対策、あるいは設置した会社が倒産するという状況の中で、処理そのものが不可能になってしまう。また、産廃を残したまま業者がいなくなるという問題の中で、多くの環境破壊、住民にも問題を投げかけるという事態であり、その後始末を、結局今の法律でいえば自治体が処理しなければならないという現状であり、その分、住民の負担も大きく伴う危険性もあるわけであります。そういう状況の中で、十分な町の判断が求められていることは明らかであります。今、上富良野町草分地域において、産業廃棄物処理施設の建設計画が進められようとしています。そういう意味では、この間、上富良野町にもコンクリートの中間処理施設の建設に相まって、住民との間におけるトラブルが発生するという状況がありま― 62 ―した。この中で、行政がどうかかわってきたのかということを振り返ってみた場合に、後手に回り、その対応に問題や課題を残したという状況であり、この業者は、その後もいろいろな問題を残すという状況になってきています。そういうことを考えたときに、今後、町におけるこの種の施設を設置するかどうかということも、行政にとっては判断として問われるものであります。今、進めようとしている業者は、環境アセスメントの調査を事前協議も始めようとしています。来年度をめどに工事の着工を進めようとし、上川支庁においてもその申請を打診しようと、今進めています。いずれにしても、住民の合意がなくては、すべての合意がなくては、建設に着手できるという状況ではありません。確かに許認可は道にありますが、関係する自治体の意見もその許認可に当たって重要視されることは言うまでもありません。そういう意味では、町が将来の上富良野町の環境保全とこの美観を守るためにどういう態度を示すのか。そういう意味では、町の意見というのは促進するのか、後退させるのか。そういう意味では、大切なキーポイントになっています。私は、この間の町づくりを考えたときには、この種の産業廃棄物処理場は要らない、こう考えています。確かに、社会の環境からは、どこかでこの種の対策をとらなければなりませんが、あえて上富良野町でなくても、これはいいわけですから、この点を考えたときに、私は町における今後の対応について、どのようにされるのか、その見解について、お伺いいたします。次に、留守家庭児童対策について、お伺いいたします。西小学校地域から、学校開放後の児童対策の要望が出されてきました。その背景には共働き家庭など、また、農業を担っている家庭など、多くの就労家庭が多いという状況の中で、かぎっ子も非常に多いという特殊な環境があるということが報告されています。そういう現状の中で、今何とかこういう対策を進めてほしいという状況で、関係する団体、PTAも含めて町に要望を出されました。その要望の中で、例えば学年問わず見てくれる五、六十名の規模の放課後対策の施設や午後6時までの預かり保育ができるようなシステム、子育てシステムの体制を整えてほしいという要望が出されています。これは単に、この地域の問題ではなく、町全体に投げかけられた問題であります。これをどのように受けとめられているのか、お伺いしたいと考えています。また、この間、町はこういう要望に対して、どうこたえてきたでありましょうか。保護者の思いとはかけ離れた対策が依然としてまかり通っているというのが実態であります。学校開放後の学童保育においても15人枠という狭い枠を設定して、この要求になかなかこたえようとしない。冬期間においても実態からかけ離れた、解放後は午後4時半までという事態になっているという現状を見たときに今、町は何をしなければならないのか明確であります。今後できるエンゼルプランに基づいた事後対策という形の中で、すぐそこに逃げ込もうとしています。私は、こういう問題というのはエンゼルプランを待つことなく、きっちりと町で状況を見たときに、判断したときにできる問題、たくさんあるのにもかかわらず、しようとしない。ここにこそこういう問題を残す原因があるわけですから、直ちにこの問題に真剣に取り組む、そういう体制が必要だと思いますが、この点についての見解を求めます。次に、学校の修理修繕をお伺いいたします。子供議会においても、学校の修理修繕について多くの要望が出されました。また、トイレ等の修繕、グラウンド等の整備、また、楽器等の整備など、多種多様なものでありました。どれ一つをとっても、子供にとっても大切なことで、子供たちというのは1時間、1秒、大切に育てなければならない、そういう環境にいるわけであります。予算がないというだけで、これをあとに追いやるのではなく、予算がなければ事務事業の見直しを行うと。これを行って、必要な財源をきっちり確保する、メリハリのある財源を打ち出す、これが必要だと考えています。しかしこの間、町はこういう手法ではなく、住民の要求に沿わない財源を打ち出し、保健センターの建設初め、各種の住民負担を新たに押しつける政策を打ち出しました。この間の駅前開発においても、今後どう対処されるのか、問われる問題でありますが、こういったところにこそ、住民の願う予算をきっちりと配分する、これが今、必要だと思いますが、この点についての今後の対応についてお伺いいたします。次に、障害児童対策についてお伺いいたします。今、小学校では、知的、情緒、難聴、多動性、学習障害などなど、多くの問題を抱えた児童が学んでいるという状況があります。いずれの児童も、その特徴もさまざまなで、行動も衝動的に起こるという状況、日常的な生活にもなかなかなじみがないという状況の中で、多くの先生たちが、日常的に学習面においても、生活面においても、個別の指導をされておりますが、しかし1人で3人を受け持つというような事態に、現状あるということを見たときに、1人では到底これをこなすということができないというのが現状であります。― 63 ―そういうような状況の中で、今後、新しく特別教育の支援教育制度が生まれようとしている。この制度は、一般の健常な方と混合で教育をするという中身であります。この点ではいいわけでありますが、しかしその受け皿という点では、十分な体制がとられていない。どうしようとするのかという点でも、不明確が多いという点で、現場の先生たちも困っているという状況であります。いずれにしても、上富良野町において、独自の対策をする必要と同時に、教員の増員、あるいは関係機関においても、対策をとるという働きかけをとるということ、これが望まれていると考えますが、この点についての見解を求めるものであります。次に、障害者の日常生活支援対策について、お伺いいたします。この間、国においては、障害者における障害者の支援制度が実施されました。しかし、各地で問題になっているのは、実施されたけれども、その各自治体に利用できるサービスがないという問題であります。上富良野町においても、そのようなことが起きています。そういった点では、十分に実態を把握し、掌握し、どう改善するのかということが望まれています。例えば、知的障害者等の保護者でつくる会、子供たちに日常生活を楽しんでほしいという思いから、学校の休みに、防災センターで音楽療法士の方を講師に招いて、活動、交流を深めています。そういった意味では、もっと行政の支援体制を臨んでほしいということを述べています。町ではそういう要望のもとで、場所の確保をするという点を主張されたわけでありますが、しかしそれに伴う音楽療法士の先生の配置の問題、予算の問題等、多くの課題を抱えています。そういう意味では、障害支援制度がありながら、その恩恵に預けられていないという現状をしっかり見る必要があります。単に少数だから、これは受けられないというのではなく、こういう人たちが、この制度の恩恵に預かっていないというところをしっかり見て、今後、この教訓をどう生かすのか。また、全面的な支援体制をどう町で整えようとしているのか。これらの点についての明確な答弁を求めるものであります。

答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)

9番米沢議員の御質問にお答えさせていただきます。1点目の自衛隊のイラク派遣について、派遣中止を要請すべきとの御質問でありますが、まず自衛隊のイラク派遣につきましては、国家レベルの問題と考えております。しかしながら、あえて私個人の考え方を言わせていただきますならば、私は今回のイラク派遣につきましては、国際貢献、及びイラクへの人道復興支援活動という観点での派遣と認識していることから、賛同の意を持っているものであります。12月9日には、イラク復興支援特別措置法に基づく自衛隊派遣の基本計画が閣議決定されましたので、自衛隊が駐屯する町の首長として、派遣される隊員の安全確保や国民全体の激励を受けた中で、誇りと名誉を持って、国際貢献できるよう万全な体制を整えることを国に対し強く求めてまいりたいと考えております。そして無事、所期の目的を達成し、帰国することを心から願うものであります。次に、2点目の駅周辺の整備についてですが、議員の御指摘のとおり、町の財政が非常に厳しい状況にあることは、私も十分認識しているところであります。しかしながら、商業関係者皆さんの地域を挙げたさまざまな取り組みが行われているものの、年を追うごとに商店街を含む、市街地中心部での経済活動を初め、町のにぎわいというものが後退の一途をたどっておるところであります。具体事業の着手については、慎重な判断が必要であると考えておりますが、私といたしましては、町の中心を元気にすることが、町全体の活性化につながるものと考えており、その拠点として、駅周辺を整備していきたいという考えに変わりはございません。そういうことで、御理解を願いたいと存じます。次に、3点目の役場の組織改革についてお答えいたします。現在、平成16年4月1日の施行を目標に置いて、本町行政の組織機構改革に着手していることは、既に御説明いたしているところでありますが、過去を振り返ってみますと、国と地方の制度改革や社会環境の変化にあわせて、現在までたびたび行われてきたものであります。今回の組織改革は、平成11年4月以来のものであり、前回と同様に、今回の改革の終点は、行財政改革と一体になって、緊縮する財政状況に即した効率的な行政体制の質的充実を目指すものであります。かつて事務事業の質と効果を高めるために、職員― 64 ―の業務範囲を細分化、専門化する方向で、課や係の分割、新設を推し進めてきた時期もあり、右肩上がりの経済成長と住民ニーズに基づく事務事業の拡大にこたえてまいりました。これを裏打ちしたのは、着実に伸び続けた予算規模と次々と打ち出される補助金等による、国や北海道の支援策でありました。しかしながら今日、国、地方ともに、バブル崩壊以降における類似の経済対策や景気回復に向けた諸施策に伴う歳出の増大、また、大幅な減税の実施、累積する公債残高の影響、経済不況に伴う国税の大幅な減収、少子高齢化の進行に伴う福祉経費の増大など、さまざまな要因により、危機的な財政状況に至りつつあります。我が町においても、この数年、歳入一般財源の減少の一途をたどりつつあり、このような状況のもと、国の構造改革方針に伴う地方財政の縮減が急速に進み、今後の健全財政を揺るがそうとしておるところであります。これらの状況に対応すべく、現在取り組んでいる行財政改革の一環として、行政組織のスリム化と運営の効率化を図ることは、町民が求めている行政課題であるとの認識のもとに、今般の組織機構改革を実行するものでありますが、町民も行政に多種多様なものを求めておりますので、すべてを満たすことは不可能であると考えております。また、今回の改革に当たっては、平成15年度末に定年退職する職員数を、単に減じたものではとの発言する方もありますけれども、これを機に、現実的に対応でき得る分野としての課の数や、効率的、理想的な行政分野の種わけなど、総合的に内部協議を重ねてきた成果であると思っております。今後も継続的に進めていかなければならない職員定数管理や組織機構改革についても、職員の退職と採用、財政規模とそれに見合う行政サービスなど、表裏一体の中で進めていかければならないものと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。また、中期的な財政推計に基づく、本町の適切な一般会計財政規模は、昭和60年代初頭の60億円程度と予測しており、現在の姿で行政運営を目指すとするならば、その財政規模へ転換するための困難と痛みが伴ってくるものと考えております。それを乗り越えていかなければならないと考えておるところであります。このためには、従来の行政手法を全面的に見直す必要があり、さまざまな御意見もあろうと思いますが、新たな改革に向かっては、議員各位初め、町民の皆様にも、今後とも継続的に御協力と御理解をお願いしなければならないと考えております。次に、4点目の産業廃棄物処理施設についての御質問にお答えさせていただきます。本年10月、草分地区に産業廃棄物処理施設として、管理型最終処分場を計画したい旨、関係の事業者が来庁され、事務段階での概略を説明いただいたところであります。その中では、処理対象物につきましては、法に定める産業廃棄物20品目のうち15品目を対象としたいとのことで、申請準備を進めている旨の説明があったところであります。建設計画といたしましては、草分地区に、埋立面積1万2,000平方メートル、埋立容量10万立方メートル、埋立期間5年から7年、主要な施設としては遮水シート、水処理設備などあわせて10件、埋め立て終了後の跡地は緑化し、草地及び林地として復元の計画とされております。町といたしましては、法に定める範囲の住民はもとより、住民会への情報提供を行い、あくまで地域住民の皆さんの意思を最大限にしんしゃくさせていただくことを基本とし、かつ周辺生活環境、水環境や野生動物等への被害を及ぼさない対処や交通対策などを求めつつ、許認可権能を持つ北海道への意見反映を行いたと考えております。次に、8点目になります知的障害者等の日常生活支援に関する御質問にお答えさせていただきます。他の前の部分につきましては、教育長からお答えいたします。議員の御質問の内容につきましては、第2、第4土曜日の月2回、泉栄防災センターの空いている部屋を利用して、母子通園センターひよこ学級を終了をされたお子様の保護者の一部の方々が、自主的な活動として、知的障害などのお子様に対して、音楽療法を取り入れた学習、交流会などを継続的に行っているものであります。このような自主グループの活動については、大いに評価いたすところでありまして、今後も引き続き、活動となる公共施設の無償提供に配慮してまいりたいと考えております。また、その他のグループにおいても、類似する多様な要望や課題等もあろうかと存じますが、十分に御意見をちょうだいしながら、町としてでき得る支援策を図ってまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。

答弁 教育長 高橋英勝(教育長は2004年9月まで)

9番米沢議員の5点目の留守家庭児童対策についての御質問にお答えさせていただきます。初めに、留守家庭児童対策でありますが、昨日も5番小野議員の質問にもお答えいたしましたとおり、本町における現状と課題につきましては、教育委員会といたしましても十分認識しておりますし、また、学校や保護者からの切実な要望についても、重く受けとめているところでございます。― 65 ―今後、町の子供たちの健全育成と子育て支援のために、現在、文部科学省が明年度の大きな目玉事業として計画しております子供の居場所づくり事業や町独自での推進について、関係課とも密接に連携、協力しながら、実施のための計画づくりを行い、その実現に向けて最善の努力をしてまいりたいと考えております。また、ことしの冬休み期間中には、学校週5日制対策として、嘱託1、職員1名を配置しておりますので、試行的に、留守家庭児童対策についての事業を実施するよう計画しておりますので、御理解いただきたいと思います。次に、2点目の学校の修理修繕等についての御質問にお答えいたします。児童生徒が快適な教育環境の中で学習していただくための条件整備を行うのは、設置管理者である町の責務でもあります。また、建物や備品は新築が終わり、使用が開始され、また、備品等についても購入とともに老朽化が始まると言われておりまして、各学校施設や備品についても適時適切な維持管理が必要であると思っておりますし、しかしながら、町の財政事情もありまして、なかなか理論どおり実施できないのが実態であります。先日の第2回子供議会におきましても、各学校の児童の純粋で率直な立場で、学校施設の整備や修繕、また、机、いすの更新やスクールバンドの楽器の充実など、いろいろな要望の発表があり、子供たちの夢や希望を壊さないように、できることは一日でも早く願いをかなえてあげたいとの思いで、誠意を持ってお答えしたところでございます。また、各学校からも教育環境整備につきましては、山積した課題についても要望されているところでもあります。町の財政的事情もありますので、要望されていることをすべて早期に実現することは困難でありますが、児童生徒の安全確保と子供たちより要望をされた緊急を要する事業につきましては、明年度の予算の中で整備を行い、また、多額の費用を要する事業につきましては、年次計画で整備をするよう努力してまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。次に、障害児対策についての御質問にお答えいたします。昨日、村上議員の御質問にもお答えいたしましたように、今日の社会背景的問題や家庭環境等のいろいろな要因により、本町においても特別支援の対象となる児童生徒がふえておりますし、また、障害の程度も複雑化してきている状況にあります。現在、本町の特別支援児に対する教育につきましては、町で一部情緒障害児の指導体制の支援をしている東中小学校を除いては、国の配置基準により、児童生徒の指導を行っているのが現状であります。しかし現実には、昨日、村上議員にもお答えいたしましたとおり、障害の程度も複雑化し、教職員一人が児童一人を指導しなければならないといった重い障害児がふえ、国の基準による教職員だけでは、ほかの障害児の適正な指導ができないばかりか、児童の安全確保すらできないといった、重大で深刻な悩みを各学校で抱えております。また、障害児童のみならず、幼児の言語障害児も年々ふえ、現在12名がことばの教室に通っておりますが、この対応につきましても、町の嘱託職員1名で、その重責を担っていただいており、明年度も対象がふえますので、今後の指導体制の充実も大きな課題であると思っております。学校の責任者である学校長からも、いろいろと現場で抱えている課題の対応について心を熱くして、特別支援児に対しての指導体制の充実について、国や道に依存するのではなく、町の障害児を持つ児童のために、町の施策として意を注いでほしいと再三要望を受けているところでもあります。教育委員会といたしましても、特別支援児の学校現場での悩みや課題については、その実態を各学校長から聞き、理解しながらも、町の財政的事情もありまして、意を満たすことができないでおります。しかし、学校での特別な教育的支援を必要とする児童の在籍者も多く、また、程度の重い障害児も抱えているといった実態であり、明年度以降もふえる傾向にありますので、各学校の実態を踏まえ、その指導体制の条件整備について、校長先生などの意見も聞きながら、明年度より指導体制の充実を図るよう、現在、町理事者と協議を進めているところであります。特別支援児対策については、今後も前向きに取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。

質問 9番 米沢義英

まず、イラクの派遣についてお伺いいたします。確かに、国の制度上という問題もあります。しかし一方で上富良野町からも、日刊富良野の報道では20名の方が派遣をされるというような話も出ております。そういう意味では、私はこの問題については立場を越えて、このイラクに対する危険な紛争地域に隊員を送り出したくないというのは、多くの隊員の家族やすべての多くの人たちの願いだというふうに考えています。そういう意味では、安全の確保がされるという答弁がされておりますが、しかし新聞等でも御存じのように、万が一相手側から武力攻― 66 ―撃を受けた場合に、それに対処する、そういう措置まで考えているということでありますから、決して身の安全が確保されるという点では、そうならないという実態があるわけです。この点は、町長どのように考えているのか。そうであるならば、おのずと国のためということはあるでしょう。任務ということもあるでしょう。しかし、それを越えた中で町の隊員の家族を預かる、やっぱり長としてこれを阻止するというのは当たり前のことだと思いますが、これをなぜ拒否されるのか、もう一度お伺いしたいというふうに思います。次に、駅前再開発の問題について、お伺いいたします。なぜ推進するのかということでは、町長の答弁で商店街の活性化、要望はあるからということの答えだけであります。しかしそこには、町全体の財政計画や振興計画等が当然あるわけです。そういう意味では、この間、町長も答弁で述べているように非常に財政は厳しいと。人件費の削減やもろもろの削減を行っても、なおかつ厳しいのだという状況が、みずから述べておきながら、それをさらに厳しさを増すように要望があるからというだけでこの駅前開発をするということであれば、町長の言っていることに私は矛盾があるというふうに考えておりますが、この駅前開発にかかわる、総計では約30億円ぐらいかかると。補助等の予算がついても、かなりな持ち出し等があるということは、もう御承知のとおりであります。なぜ、あえてそういう状況にあるにもかかわらず、この過大な投資をして進めようとしているのか。やはり、ソフトの面での企業支援、あるいは空き地、空き店舗対策を利用しながら、そこに人を呼び込むというこういう対策も、やはり一つのにぎわいや、町の活性化を図るという点でも、効果的な策だというふうに私は考えています。私が町長の立場でありましたら、こういう立場から商店街の皆さん方も、財政の事情も話して、十分な論議も含めた中で、将来の町づくりの展望を示すということが今問われています。ただ単に、要求があるからというだけでは、それは財政の方向、住民をさらに負担を新しい方向に追いやる大きな問題点が私はあると思います。そういう意味ではもう一度その財政問題も含めて、本当にこれをやれる財源の裏打ちがあるのかということも含めて、お伺いしたいというふうに思います。次に、機構改革の問題についてお伺いいたします。住民のニーズを、また、財政の効率化ということを全面的に打ち出してきました。ここで問題なのは、この間、スタッフ制も一部導入したけれども、必ずしもそれは成果として上がっていないということが言われています。そこには、情報の提供や課長の采配が、いわゆる町づくりに対して大きなウエートを占めているのだと。その采配がまずいのだということが書かれています。私は、そういうこともあるかもしれません。しかし、私は一番この町づくりで何か欠けているのかと思ったときに、町長自体のリーダーシップがやはり発揮されていないという問題なのです。こういう統括をする場合は、そこにトップに立つ町長が町づくりや住民、あるいは職員の気質も含めて掌握できるような能力と知識と、そういうものが度量として持ち合わせているかどうかという点であります。そういう意味では、前後しますが、駅前開発やこの間の財政運営見ても、均一の財政運営を図ろうとする余り、重点を忘れた町づくりを進めてきていると。私は、こういう状況の中で、本当に職員の能力を発揮できるような、町長のそういった手腕を職員側が受けとめているのかということになれば、私はまだまだ隔たりがあると。やはり先進地の自治体の状況を見ましたら、トップに立つ自治体の長さんがどういう町づくりに対する考え方を持っているのか。それがそのまま活力として、職員の方に乗り移る。確かにいろいろな問題があったとしても、そういう形態になっているわけです。そういうものがない中で、単にスタッフ制導入という形の中での行政改革や、あるいは機構改革やったとしても、また、オウム返しになる部分というのはあります。文字どおり職員の気質や町長みずからの志気の高揚をしない限りは、この住民との関係でも新しい町づくりや機構改革の意義すら失われるというのが、実態であります。そういう意味では、そういう町づくりの展望も含めて、なかなか明確な答弁がなされていないと思いますが、この点どうなのか。それと、機構改革ということで言うのであれば、部制もとりながら、きちんとした体制づくりをやるのが私はよりこのスタッフ制もしかりかと思いますが、よりメリハリがあってわかりやすいと。今回の調整役についても、課長、主幹という形の中で、そこにリーダーになる方をつくるということですから、それを統括するということであれば、部長制やあるいはそれを管轄する課の課長との連絡調整機能をきっちり持った中で、こういう組織機構を維持しない限りは、何ら改善する方向は見当たらないと。また、この統廃合の問題でも、産業振興ということで、商工観光、まちづくりを一くくりにする。課制においてもそうです。教育委員会においても、そうです。そういう意味では、確かに事務量が減った― 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―からやるということでありますが、やはり多様な細かい要求もあり、結局、係が担当しなければならないという専門的な要素を抱える部署もたくさんあるわけです。そういう意味では、私は現行の体制を多少見直しながら、部制もとりながら、そういった方向での位置づけの方がよりわかりやすいし、調整機能をさらに高めるという点でのこの努力をやらない限りは改善できないと思いますが、この点についての、機構改革についてのもう一度明確な答弁を求めます。次に、産業廃棄物の処理の問題ですが、重要な点というのは、町は今後、道の許認可事項で意見を反映するだけのことだというような考えがあるかと思います。第一番目には、やはり住民の関係する方々のすべての同意がなければ、これは容認できないということがあると思いますが、これは実態そうなのか。一人でも反対すれば、この建設は進まないというふうに聞いておりますが、どうでしょうか。それと、もう一つお伺いしたいのは、この業者は今の火山灰等における採取もやっております。地域で何が起こっているかというと、火山灰採取に当たってのその後の処理がまずいために、道路にトラックからついてきたあの砂をまき散らす、あるいは水がたまってそれが流れ出すという問題も起こしているわけであります。さらに、今回の申請に当たっては19項目ですか、申請が出ておりますが、この中には、いわゆる木くず含めた植物性の残渣、プラスチック、いわゆる有害等と見られるたくさんの廃材も処理したいということの問題の申請が上がってきています。この処理に当たっては、当然、末代にわたって水を維持管理するということになるわけですから、当然、地元の方に聞いても、この企業は果たして将来にわたって維持管理できる能力があるのかという疑問も聞いて歩きましたら、率直に投げかけられています。将来、上富良野町としては、観光の町、景観を損なわない、そういう町づくりをするということでありますから、こういう立場からも、私は町の意見というのは、先ほども言いましたが、その反映される大切なキーワード、ポイントになっております。これを進めるかどうかということにもなる重要な判断が求められるときもあります。そういう意味では、もう環境アセスメントの調査が始まって、この実施計画でいけば来年の10月ころに、順調にいった話でありますが、建設に着工したいと。そうなれば、事前に上川支庁から意見が求められてくるのも、恐らく3月か4月になろうかと思います。その後、工事閲覧、縦覧という形の中で告知されて、これが通れば着工という段取りになりますから、そういう意味では町の考え方によっては、これは大きく左右される問題であり、私は今後、この問題に対する町の対応、そしてこういうトラブルがある、もう既に起きているこういう業者に対して、本当に信頼性があるのかどうなのかという点も含めてお伺いしたいというふうに考えています。次に、留守家庭児問題についてお伺いいたします。財政問題もあって、今後、十分努力するということの答弁があります。このアンケートの中にも述べられているのは、下校時、家庭に保護者がいますかという問題で、ほとんどが、半数近くがいないというアンケート、もしくはどこで子供さんが過ごしているのかということについても、おおむねわかっているけれども、その遊ぶ場所がやはりどんどん移るので掌握しづらいという、こういう意見も述べられています。また、友達の場所で遊んでいるという意見もあります。当然そうなれば親御さんがいませんから、いろいろなことが想定されます。しかし、子供さんですから、いろいろなことが想定されます。また、やっぱり放課後、お子さんの過ごす時間帯に不安を感じますかという点でも、4割が不安だという問題を抱え、それに対処する形で延長保育や児童館、また、勉強を見てくれる、そういう指導員をきっちり配置してほしいと。今の指導体制では不十分だと、こういうはっきり述べているわけであります。そういう意味では、待ったなしの財政難という理由もあるかもしれませんが、子供にとっては待ったなしの、いわゆる限界と思うのかどうなのかと。これがあるのだろうと思いますが、今後の対応も含めて、この感想も含めて、御存じだと思いますが、もう一度答弁願いたいと思います。学校の修理修繕については、計画的にということでありますが、多額の費用を要する部分については、年次計画に基づいてということでありますが、どういう計画が教育委員会として持っておられるのか、お伺いしたいというふうに思います。そういう意味では、予算の使い道という点では、重要な時期に差しかかってきております。どこに重点的に配分するのかという点が、これから一層求められるわけでありますから、住民のソフトの面での要求を大切にするということが今言われて、この点からも、こういう子育てや修繕の部分における対策が必要だと思いますが、この点についてお伺いいたします。障害児童対策の問題でありますが、もう御存じのように、今、こういう子供さんを3人抱えているという先生の実態を見ました。ひどいものです。すさ― 68 ―まじいものです。本当に生活していく上で、本当にあれだけ厳しい指導が求められるのかというぐらいに、子供さんとの関係、1人の動く多動症の子供を抱え、また、いろいろな表情をする子供を抱えて、1人で2人を見ているという実態が、生々しい現場を見れば一層明らかになります。そういう意味では、こういうところにこそ予算配分をふやすという政策をとる。来年度からも今、町長のところに保護者からも要望があったかと思いますが、特殊教育という形の中で制度が変わって、一般の健常者と同じ教育の中で受けなければならない。しかし、その環境整備はおくれているという状況で、一体どうなるのかと言われています。そういう意味では、こういうお母さん、お父さん、そして現場の、教育長もおっしゃいましたが、きっちり聞いて、どういうような指導体制が上富良野町にとってよいのかという点で、もう一度十分吟味して、その対策を講ずる必要があると思いますが、この点についても、財政を考慮する余りにただやったというような、その位置づけではなくて、やる以上はとことんやるというところの姿勢を見せていただきたいと思いますが、この点についてお伺いいたします。次に、知的障害の日常生活の支援の問題でありますが、日常生活における支援制度があります。これは、そういう子供たちを持つ家族や本人の日常生活を支援する、そういう立場からの支援制度であります。全国的には、こういう制度の不備が今新たに指摘されています。上富良野町でも、こういうお母さんたちの要望を聞きましたら、デイサービスが欲しい、お年寄りと同じようにヘルパーさんを派遣してほしい、こういう切実な要求がたくさんあるわけです。実際、こういう問題が届けられているのかということになれば、よくわからないという状況ではないかというふうに思いますが、こういう実態も含めて御存じなのか。また、この土日という形の中で、土曜日に防災センターで音楽療法士をみずから招いて、交流会や学習会をしてくる。そういう親たちの心や悩み、普段はこういう子供たちを連れて学校へ行く。本当にその苦労たるものは、本当に涙ぐましいぐらいの努力で、本当にそれでも大変な生活を送っているわけです。そのための支援制度をなぜ上富良野町では生かされていないのかという素朴な疑問が出てきます。そういう意味では、ただ担当課のところに行ったら、少人数だから大きな人とグループ分けしてみた場合に、少人数のところに支援策をとると、これは不公平だと言われたというのです。私はこれ聞いて、びっくりしたのです。こういう障害の方というのは、そんなに多くいるはずがないのです。そういう人たちをなぜそういう言葉でけちらすような、そういう行政の指導ができるのかと。私は、この子育ての問題でも一貫して問題だと思っているのは、町のそういう縦割りの行政なのです、これこそ。まさにトップがこういう姿勢であるから下まで全部移っていくという問題があるのではないかと、私はそう考えるわけです。そういう意味では、本当に生きた行政、日ごろから言う血のつながった対話の行政ということを町長言っているわけですから、このことがなかなか末端まで伝わっていないということが、この一つを見ても明らかになっているわけですよ。そういう意味では、きちんとした体制をとって、即実態も踏まえて、どういう実態になっているのか。この点についても即対策をとっていただきたいと思いますが、これらの点についての見解を求めます。

答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)

9番米沢議員の再質問に、お答えさせていただきます。何かどうも歯車があわないような気がするわけでありますが、まず自衛官のイラク派遣の問題でありますが、この件につきましては、先ほどお答えさせていただきましたように、議員とは考え方が全く違うのかなというような気がいたします。国家レベルのこととはいっても、議員のおっしゃるように我が駐屯地に隊員がいると。その隊員が議員がおっしゃるように、私も富良野新聞を見せていただきましたが、20名近くの方が参加するということを目の当たりにすると、先ほどお答えしたように、国はこのことに対する責任を持っていただかなければならないというふうに思っておるところであります。しかしながら国が定めて、これの派遣を決めたわけでありますから、当然にして自衛官の方々も、それを誇りと名誉をもって参加するわけであります。ある新聞に載っておるわけでありますが、自衛官の生の声を聞きたいということで、自衛官に記事を取 り に 行 っ た 記 者 の メ モ で あ り ま す け れ ど も 、「我々は任務上、職業上、おれは行くと。でも、部屋でがんがん暖房をたいて、車を乗り回している人が、どうして平気で反対、反対と言えるのだろうか」という自衛官のコメントであります。また、「危険だぞと。そんなところへどうして行くのだ」と言われて、「おれがイラクで死んだら、あんたおれを責めるか」と記者に問いただしたと。そういう認識で自分の職務を神聖なものと考えながら、国の誇りと名誉をもって参加しようとする自衛官に対して、私は国民として、その決定までのプロセスについては賛成、反対といういろいろな意見が― 69 ―あって私はいいと思います。反対は反対でいい、賛成は賛成でいいと。その議論は大いに尽くすべきだというふうに認識しますが、いざ国の決定を見て、その方向が定まった段階においては、やはり国民こぞって派遣される隊員の安全をいかにすべきかということを十二分に考えて、誇りを持って参加する自衛官に対して、我々は何をしなければならないのかということをいま一度考えなければならんのでないのかなと。私は、参加する自衛官に対して、本当に敬意と感謝を申し上げるとともに、どうかひとつ無事に任務を終えて、所期の目的を達成して帰国してくれと、心から願って見送ってやりたいというふうに思うところでありまして、このことにつきましては議員とは考え方が異なるなというふうに思いますけれども、私の個人的な考え方としてはそうであるということで、御理解をいただきたいというように思います。次に、駅前開発の問題でありますけれども、議員おっしゃるように、財政的に非常に厳しい中で、総合計画の中では約20億円の事業計画を計上しております。しかし、先ほど議員の質問にありましたように、その計画は先送りしなければならない部分もあるのだと。財政的に、予測以上に厳しくなるということで、議員が御心配されておるように、私自身も、これを実施するという決断は、今なお財政的な対応ができ得ないために決断をしておりません。ですから、御案内のとおり実施計画の中にも載せておりません。今年度の実施計画、16、17、18、この年度の実施計画の中にも私は載せることはでき得ないというふうに思っております。議員の御質問では、今もう始まるかのような話でありますけれども、私はそういう状況になればいいなと思いますけれども、今のところ、これを載せれない状況にあるということは、財政的な中で議員と同じ考え方であります。これをもし、実施計画3カ年、ローリングの実施計画の中に載せたときは、その財源措置等々につきまして、議員の御質問に対してお答えいたしていきたいというふうに思いますが、今のところまだ、皆様方に御提示申し上げるような段階でないということで、御理解をいただきたいと思います。次に、機構改革であります。町長、お前のリーダーシップがならんぞと。町長としての認識がないぞと。また、それだけの知識も知恵もないぞいう御指摘的を受けました。私は私なりに町長として、行政のかじ取り役として、全力で対応をしておるところでありますが、その姿が見えないと言われることについては、議員から見れば見えないのかなと思いますけれども、リーダーシップをとるということは確かに重要であります。就任当時の職員の方々は、町長がこれをすれと言えばすると。それに枝葉をつけ、根を生やすことは職員としてできるという話を聞いたことがありますが、私はそういうようなトップダウンで物事を進めるということではなくて、やはり職員みんなの声、町民みんなの声を結集して、物事を進めていく、行政を推進していくということを基本に置きながら、独裁的なトップダウンでものを指示することについては、今日まで差し控えてきております。私は、シャワー効果で物事を進めるよりも噴水効果で、下から盛り上がった噴水効果で物事が進められていくことが、これからの時代に即した運営の方法であると。しかし、その中で決まれば、リーダーシップをとって、先頭に立って、実現に向かって邁進するということは、私の責務であるというふうに認識しております。そういう中にありまして、機構改革、部長制を引いた方がいいという御発言でありました。私どももこの部長制については、既に議員の皆さん方にも報告させていただいておりますように、何度も内部検討をさせていただきながら、行財政改革推進懇話会等々の町民の皆さん方の意見を聞きながら、今日まで来たところでありますが、部制を引くということは、今の縦割り行政の中で、屋根の上に屋根をふく、屋上の上に屋上を重ねるというような状況に相なるというようなことと、これから先、職員の定数を大幅な削減をしていかなければいかんと。今までも、削減をしてまいりました。定年退職、中途退職者の不補充、補充をしないで今日まで参りました。これからも採用については控えていかなければいかんという、職員の人員が減ってくる中で、指揮命令を出す管理部門ばかりをふやすことは、私は相ならんというようなことから、部長制につきましては内部協議の中においても、見直さなければならない課題として押さえておりますので、議員との考え方の違いを御理解いただきたいなと思います。今回改革する、この組織機構につきましても、組織機構をいかにつくり上げても、それを生かすか、死なすかは、やはりそれを組織の中で動く職員の考え一つであります。私は常に申し上げておるのは、意識改革をして、その組織の中で、この組織をどう変えたのかのということを十分認識しながら、職員が意識改革をしていただくことをお願いいたしておるところでありますので、ひとつ今後とも、この組織の中で御理解をいただきたいというふうに思います。次に、産廃問題であります。― 70 ―これは、議員と同じ認識を持っております。我が上富良野町、ごみ捨て場にはなりたくないと。これは議員と同じ考えであるということについては、この点につきましては同じ考えでありますが、草分地区のある住民の方が、私にこう話したことがあります。なぜ、おれたちの地区にこんなものばかり来るのよ。こんなものばかり来るのだろうと。産廃処理場、医療機器焼却施設、町の施設までおれたちの方へ来たわというような話を聞いたことがありますが、やはり地域の皆さん方も、このことについては快く思っていないということは十分認識いたしております。しかし、法治国家でありますから、法律に従って対応される部分についてはどうしようもないといえば語弊がありますけれども、何としても法律で定められた、議員が御質問にありましたように500メートル以内の住民が1人でも反対あれば、これは許認可権者としての北海道も安易に許可をすることは相ならんだろうと。そして、町が意見書を添えて出せば、どうなのかなということを考えますと、地域の皆さん方の御判断を、何としても地域全体の声としてまとめていただければ、私としてはそれに対する意見書の添付は大きな力になるなというように認識いたしているところであります。次に、最後の部分、前段の部分につきましては教育長からお答えさせますが、知的障害者の支援につきましては、先ほどもお答えさせていただきましたように、そういうような実情で答えられたということをお聞きしますと、まことに残念な認識を持った職員がいるのかなと。今後、十分肝に銘じて、指導をしていきたいというように思っておるところであります。そしてまた、子育て支援につきましては、非常に重要な課題でもあり、また、この種、障害者の皆さん方の部分につきましての支援策につきましては、議員からも御指摘あるように、我が町の対応につきましては十分にやっているつもりではありますが、老人福祉と比較しますと、やはりいささかこの種の障害者支援については、また、子育て支援については、不十分なところがあるのかなというような気をいたしておるところでありまして、議員反対しております組織機構改革の中で、4月以降、子育て支援班を設置して、専門にそこで対処させるような組織づくりをしているところでございまして、より一層、子育て支援全般にわたる、障害者も含めた全般にわたる支援対策を進めていきたいというように思いますので、御理解をいただきたいと思います。

答弁 教育長 高橋英勝(教育長は2004年9月まで)

9番米沢議員の再質問に、お答えしたいと思いますけれども、まず1点目の留守家庭の児童の問題ですけれども、これは私の方からもお答えいたしましたように、本当に保護者の皆さんたちが、本当に安全、それから安心という面での切実な要望については、私も十分理解しておりますし、また、学校現場もその課題について直視して、何とかしないとならないということで、本当に心を熱くして、私たちともども共有しながら、今その改善策について対応を図っております。本当に今、現実的に見ますと、生活レベル、それから核家族、いろいろな要因がありまして、現実的には共働きしなければ、やはり生活レベルが低下する。そしてまた、核家族で児童を見る人がいないということの実態は十分把握しております。そんなことで、町で全部、これは学校に依存するといっても、学校の先生の域を越えて、私たちがべき論で現場に押しつけるわけにはいきません。そんなことで、子供の居場所づくりといういい目玉事業が文部科学省で来年からやるそうですから、私たちもいち早く手を挙げて、少しでも、完全ということにはならないかもしれませんけれども、とにかくお母さんたちが、保護者の皆さんが、学校現場が、本当に上富良野町の子育て、そういった児童に対して、気持ちが一生懸命やっているという姿をぜひ見せるように、さらなる努力をしてまいりたいと思っております。それから2点目の学校の教育、環境整備なのですけれども、私もいい学校で、いい先生に、いい教育をしてもらいたいという、保護者の切実な、素朴な願いを持っていると思っております。その中で、教育環境の整備というのは、私たちの持つ大きな責務だと思っています。ただ、先ほど議員からも言ったように、ソフトとハード、どっちを力を入れるのだと。私は、今の段階では、こういう困窮した財政事情では、きのうもお答えいたしましたけれども、机とかいすとか学校の修理や何かを、あとからでも手つけれる部分があるのかなと。でも今、子供たちが成長過程で人間形成を培う上で必要な部分については、やっぱり要望はしていかなければならんということで、メリハリのきいた予算要求をしないと、財政も町も大変なのだろうなということを認識しておりまして、私はソフトの方に重点を置きたいということで考えておりますし、また、子供議会から言われた、本当に純粋で子供たちが切実な、本当に悩みも持っております。私も教育の担当をしておりまして、教育に夢とロマンと希望がなかったら、この仕事というのは魅力ないなと思っていますので、そういう面ではいいことについては、本当に要望や言葉で知識で論議することは簡単です。ですけれども、響きのいい論議で終わらすのでなくて、一つでも実― 71 ―行できる道を歩むということでさらに努力していきたいということで、御理解をいただきたいと思います。それから障害児対策、本当に私も6年、この職の重責を携わらせていただきまして、今こんなに直面して、現場が困っているということは、もう本当に切実、私だけでなくて学校現場が本当に国の配置基準で、与えられた先生の中で対応できない実態も私も直視しております。それで、私の方で心配しているのは、行政というのは結果責任で、結果があれば対応はするのでしょうけれども、今本当に障害児や何かで、子供の安全確保という面では、もし何かあったら大変だなと、そういう実態があります。そんなことで今、それらについては校長会も先日、町理事者と会って、その切実な現実の課題について、町長にも御理解いただくようにということでお話をさせていただいておりますので、そういう面では教育全般にわたってですけれども、いずれにいたしましても家庭、地域、社会が同じ課題について共有しながら、それをどうやって解決するかが大切かということを認識しておりますので、今いろいろな面で御質疑もありました件につきましては、私たちも立場として、教育委員会として、その責務ということで最大の努力をしていきたいということで、御理解を賜りたいと思います。

質問 9番 米沢義英

駅前開発についてお伺いいたしますが、当面の間は実施計画も載っていないという形の中で、財政もこの間かなり将来的に厳しいということの中で、当面は凍結するという形で受けとめてよろしいのか。それとも、財政が好転した場合ということにも一方では受けとめられますが、当面、いわゆる凍結の方向でローリングには載っていませんから、凍結云々かんぬんにはならないかとは思いますが、見合わすと、当分の間、そういう解釈でよろしいのか、お伺いいたします。あとは、産業廃棄物の問題で言えば、すべての地権者、いわゆる関係する方の同意がなければだめだという答弁であります。これは、そのとおりであります。一番、地元の方も心配されているのは、やはり産廃における、いわゆる企業倒産という形で全国で起きております。そういう心配もあると。今でも、もう絶対同意はしないという方も、実際聞きましたらおります。そういう意味では、町としてもそういう意見を反映するという方向での町づくりの一環としても大切なことだと思いますし、そういう動きがあれば、町としても確認の上でお伺いいたしますが、それなりの意見を道にも反映したいというふうな答弁にも聞き取られたのですけれども、その点はどうなのか。業者のいろいろな、これ間接的な話ですからどこまでそうなのかわかりませんが、業者の方が町に行ったらこれはいい事業だと。雇用も生まれるというような話もしたというような、これうわさですから信憑性がちょっとあるかどうかは問題ありますが、流れてきています。現に、住民の方がこういう状態にあって、まだ具体的な話が進められていないという状況の中で、そういうものが仮にあったとしたら困る話ですから、町の対応としても、やっぱり厳正に、公平で、やはりこの問題に対処していただけるかどうか。この点について、最後にお伺いしたいと思います。

答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)

9番米沢議員の再々質問にお答えさせていただきます。駅前再開発につきましては、凍結とかというのではなくて、第4次総合計画の中では位置づけされておりますよと。しかし、実施計画に盛り込むための財政的な対処ができ得ていないというのが状況でありますので、今後、この財政的な対応ができるようになれば、また、議会とも協議をさせていただきながら、実施計画の中に取り込んでいきたいというように思いますが、当分の間は、財政状況を見きわめている中では難しい問題であるというふうに認識いたしております。次に、産廃問題でありますけれども、何度も申し上げておりますように、花人街道、国道沿いからよく見える場所でもありますので、これらの部分を十分しんしゃくしながら、地域住民の皆さん方の声を聞いて、私は自治体は地域住民の側に立って、対応を進めていくということは従前と変わりはなく、今後も進めてまいりたいというふうに思っておるところであります。そういうような観点から、業者に対しましては法で定めたエリア内の住民ばかりでなくて、地区全体の住民の意向を確認するようにということで、お話を申し上げているところでありますので、そういったことも含めながら、今後、町としては地域住民の側に立った対処を進めていくということで、御理解を賜りたいと思います。

出典:上富良野町議会 平成15年第4回定例会 2003年12月15日 議事録 PDF(66ページ) 間違いを知らせる