上富良野町議会 平成15年第4回定例会 2003年12月15日
(1)(仮称)ビジネスパートナー事業補助について/(2)職員住居手当について
2003年12月15日、上富良野町議会の一般質問で、金子益三議員が「(仮称)ビジネスパートナー事業補助について」「職員住居手当について」について質問し、町長 尾岸孝雄が答弁しました。
- 質問者
- 金子益三 議員
- 答弁者
- 町長 尾岸孝雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 12番 金子益三
私は、さきに通告してあります2点について質問をいたします。1点目でございます。仮称、ビジネスパートナー事業補助についてでございます。― 72 ―午前中の同僚議員の質問におきまして、上富良野町の基幹産業の一つであります農業の後継者の問題におきましては、るる必要性について、御意見、御指摘があったと思われます。その上におきまして、現在、当町で行われております農林業費のアグリパートナー事業補助では、農林業に従事する若手後継者の花嫁対策、及び花嫁に来た方との懇談を目的とした集いのみに補助が行われている現状でございます。今後は、上富良野町内にあります商工業者の後継者にも同様の花嫁対策を中心とした(仮称ビジネスパートナー事業補助)が必要と考えますが、町長の所信をお伺いしたく思います。2点目の職員住居手当についてでございます。過般、人事院のマイナス勧告に伴い、公務員の給料は1.07%の削減となり、当町の職員の給与も1.1%のマイナスの勧告に相なりまして、職員の生活に直接のダメージがあると考えておりますが、一方でまた、厳しい行財政に伴い、この痛み分けをすることも余儀なくされております。また、その上で、現在町から職員に支給されている各種手当の中の住宅手当について、今後は町内業者で施工された家屋と町外ハウスメーカー等で施工された家屋については、その支給額に何らかの差を生じて支給すべきであると考えますが、町長のお考えをお伺いしたく思います。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
12番金子議員の御質問にお答えさせていただきたいと思います。まず、新聞の報道などで御承知かと思いますけれども、富良野地区アグリパートナー協議会が30周年を迎えたこの間、300組に近い縁結びをしたとの報道があったところでありますが、町の最近の状況では、その数が少なくなっておる現状であります。上富良野町の特性と申しますか、婚姻適齢の男性が女性と比べて500人程度多いこと。近年、女性の自立志向などから、結婚相手を求める環境は農業、商工業を問わず、容易でないことと認識いたしているところであります。加えて、なかなか回復しない景気や大型店舗の出店による経営への影響も大きく、こうした状況になっている要素でないかと考えられます。町といたしましては、商工会の地域振興事業の一つとして、同じ状況にあると思われる沿線商工会にも呼びかけを行うなどをして、みずから自主的に出会いの場や縁結びの機会をつくっていただくことがよいのではないかと考えておりますので、御理解を願いたいと思います。次に、2点目の職員手当についての御質問でありますけれども、御質問の住居手当は、あくまでも職員の住宅取得に際し、以後の生計費の圧迫を緩和する目的で制度化されておるところであります。職員個々の事情を考慮することは、現実的でないことから、一定の額を支給する内容となっております。御質問のような外部の経済的要因をもって、額に差をつけて支給することは、地方公務員法第13条に規定される平等取り扱いの原則に抵触することから、法的にもできないものでありますので、御理解を賜りたいと思います。
再質問 12番 金子益三
再質問をいたします。まず、1点目の仮称ビジネスパートナーの件でございますが、現在、上富良野町の商工会青年部は、賛助会員も含めまして約40名の会員が在籍しております。その中において、独身の会員は現在13名いるというのが現状であります。加えて、40歳以上で退部されたOBの中の独身の後継者を加えますと、その数はさらに膨大な数に上ることとなっております。町長おっしゃられるように、みずから主体的に民間企業が行うお見合いパーティー等に参加をしていることは現状ではございますが、実際に中身を見てみますと、そちらに集う女性の方の結婚の条件というのは、現状、公務員ばかりを希望しておりまして、我々のような地方商工業の後継ぎという者は、なかなか優先度が低いのが現状であります。こうした実情を踏まえると、もっと全国規模の花嫁募集のイベント等を行い、富良野地方及びこの上富良野町にお嫁に来るメリットを広く知らしめたり、全国版の女性誌、結婚紹介雑誌等の写真掲載を現状の農業後継者だけに限らず、町長がおっしゃっておられます上富良野町の産業の3本の柱の一つでもあります我々商工業の若手後継者にも、同様に使える補助金の内容に改定する必要があるのではないかと考え、申し上げます。すなわち、商工業の後継者に配偶者ができるということは、その子供も含め、この上富良野町に根づく定着者がふえることということにもなります。町長が平素からおっしゃられている自主自立できる自治体、今回の第27次地方制度調査会の最終答申の基礎的自治体の人口枠1万人を確保するためにも、大事な要因にもつながると考えます。今後、ますます厳しくなる町の行財政の中ではありますが、目先のことだけを考えるのではなく10年、20年の先を考えた上富良野町のあり方を考えるときに、その後継者に対する結婚奨励資金等(ビジネスパートナー補助事業)の意義の大きさははかり知れないと― 73 ―考えます。また、先ほどおっしゃっられた富良野地方アグリパートナー補助事業とこの町アグリパートナー補助事業は、二つの違う性質があることから、せめても町のアグリパートナー事業のお見合いパーティーとサマーフェスティバル等のことについては、我々商工業者も仲間に入れていただき、後継者の家族との集いも、同じ商工業、農業の枠を越えたくくりにしていただきたいと考えます。2点目の住居手当の方でございますが、現在、法的なものから、住居手当に格差をつけられないのであれば、せめて町内業者が施工された方に上乗せをする手当ということはいかがでございましょうか。一方で、別な角度から見ますと、現在の町職員の住居手当の水準を確保し続けていけるのか、否か。また、これが削減の方向にあるならば、せっかく持ち家制を図っていることに、ブレーキがかかる懸念が考えられます。町職員におかれましても、この町に定着して、少しでも町のためにと考えていることへの意欲減退になると予測されます。そこで、上富良野の業者により施工された家屋は、現在、時限立法で行われている商業振興条例のように、幾分かの補助、助成があるならば、積極的に、その町内業者を選択する一つの要因にもつながると思います。毎年減っていく町の歳入の部分の町民税の減少の歯どめにもなり、そして町内業者の育成にもつながると考えられます。現在、公共事業も削減され、せっかく工事がある中にも、ランク等の問題があって参入できず、みすみす町外の業者に仕事を渡してしまう、厳しい町内の工業者の育成にも波及するということで大変重要なことであると考えますが、いかがでございましょうか。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
12番金子議員の再質問にお答えさせていただきます。まず、ビジネスパートナーの件でありますが、先ほどもアグリパートナーの御質問の中でもお答えさせていただきましたように、農業者の後継者の花嫁対策、これも非常に大変であるということと同じように今、議員から御発言ございましたように、商業者の後継者の方々も同じであると。私も商工業からの出でありますので、実態、あの人はまだ結婚できないでいるなとか、農業者の方よりも商業者の方々の方、指数えてわかる、よくわかっておるわけでありまして、これら対策については、何としてもやはり考えていかなければならないという御心配の議員の御質問によく理解をするわけでありますが、これを今ひとつ、先ほども申し上げましたように、上富良野町だけでなく、その沿線の中でひとつ組織立てができ得ないのかと。町が事業主体になって、これを対応するということには100%なり得ないというふうに思いますので、今このアグリパートナーにつきましては、農業委員会が中心となって、対応をしていただいておりますし、これにつきましては、先ほどお答えさせていただきましたように、経費につきましては農業協同組合と町との経費の中で対応をしております。また、町のアグリパートナーの要員につきましては、町がお願いした職員という形になって、対応をしているわけでありますから、そういうようなことで商工会、あるいは沿線の商工会等々で、あるいは青年部等々でそういった組織をつくり上げていただきながら、そういう事業に対する支援策について、町としてできる限りの支援を進めていくという、その状況に応じては考えられ得るものというように思います。御案内のとおり、第4次総合計画の目標人口、最終年度の平成20年度には1万2,500人の目標人口を掲げておるわけでありますが、そのためには毎年80名からの若者を定住させないと、最終年度の平成20年度で目標の1万2,500人を確保できないというのがシミュレーションになっておるわけですから、そのためにも農業後継者、そして商工業の後継者が定住していただくという方向に努力していくということにつきましては、議員と同じような考えを持っておりますので、御理解を賜りたいと。それから住居手当につきましては、これは例えば減らすことも差をつけること、ふやすことも差をつけることということでありますから、基本的に法に触れるというようなことから、その対応はでき得ないというように思っております。また、住居手当の額の、ずっと対応でき得るのかというお話でありますが、これにつきましては住居手当も見直しを図るべきという御意見も承っておるところでありまして、町といたしましては、議員御発言にありましたように、このことによって自己の住宅を建てていただく。建てていただくことによって、固定資産税は応分にいただくわけでありますから、それ相応の対応ができるというふうに認識いたしておりますけれども、ただ今日の財政状況からするならば、あらゆる分野で聖域なく見直しをしなければならないときが来るだろうと。ここにも手をつけるときが生ずるかもしれないというようなことで御理解を賜りたいと。地域業者の対応につきましては、また別な観点からの対応等々も含めて、今後の課題として研究してまいりたいというように思いますので御理解を賜り― 74 ―たいと思います。
再質問 12番 金子益三
先ほどのアグリパートナー、及び仮称ビジネスパートナーの件でございますが、本当に町にとって宝でもあります後継者、そしてその花嫁問題については、早急な対策をお願いしたく思います。また、加えまして、来てもらうだけが大事なことではなく、来ていただいた花嫁さん及びその後継者の配偶者のその後の対応というのも、町にとってその後の残念な結果にならないような横の連携を取りあうべく活動をしていただける補助をお願いしたいと思います。現在の商工会の現状においては、我々の仲間の青年部も含めた中で、子供の夏休みも返上、土日も返上して、町のイベント等、町おこしに参画しているのが現状でございます。活発な町づくり活動というのは、町の宝でもある人口の削減のストップにもなるということで、その役目は非常に大きなものであると思います。現状、家族親睦等々の費用すら、すべてその自主財源で賄っているのが現状でありまして、それらに若干の大事な大事な配偶者と家族との交流を図る補助等々がありましたらば、そこらに回している自主財源等々もほかのもっとより有効な研修等の方に回すこともできることも御配慮を願いたいと思います。また、先ほど2点目の住居手当についてでございますが、そういった法的な部分に触れるということも重々理解はしておりますが、やはり現状、本当に厳しい商工業者の身にもなって考えていただきたく思いまして、いわゆる農業だけが地産地消でないということも十分理解していただきたく思います。以上です。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
12番金子議員の再々質問にお答えさせていただきます。町といたしましても、基本的に農業後継者だけが町の住民ではありません。ただし、基幹産業という位置づけの中で、農業後継者も重要でありますし、商工業の従事者につきましても町としての重要な部分でございますので、その対応につきましては、先ほどもお話申し上げましたように、ひとつ町としてでき得る限りの支援策を考えたいというように思いますので、組織づくりについて、ひとつ青年部が中心となって努力をいただければというふうに思うところであります。また、地域商工業の活性化の問題等々に含めましては、今後も重要な課題でありますので、行政としての対応につきましても、より一層精査しながらの支援の充実を図っていきたいというように思いますので、御理解を賜りたいと思います。