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上富良野町議会 平成14年第4回定例会 2002年12月15日

(1)雇用対策について/(2)農村集落排水事業について/(3)水洗化に伴う合併浄化槽について/(4)特殊学級について

2002年12月15日、上富良野町議会の一般質問で、岩崎治男議員が「雇用対策について」「農村集落排水事業について」「水洗化に伴う合併浄化槽について」「特殊学級について」について質問し、町長 尾岸孝雄、教育長 高橋英勝、商工観光まちづくり課長 垣脇和幸、町民生活課長 米田末範が答弁しました。

質問者
岩崎治男 議員
答弁者
町長 尾岸孝雄、教育長 高橋英勝、商工観光まちづくり課長 垣脇和幸、町民生活課長 米田末範

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 岩崎治男

通告のとおり、4項目について質問いたします。まず、雇用対策について。日本経済の現状を象徴するかのように、建設業のみならず、あらゆる業界で大型倒産が続いております。国は構造改革の旗印のもと、公共事業10%削減、よって本道にとっては致命的な打撃であり、今のところ明るい兆しは望めない状況にあるのであります。さらに、失業率が5.6%と今後アップが予想されております。本道の建設関係での従業員はおよそ30万人以上、10%削減となれば北海道の経済成長率で1%弱の低下、約2万人もの雇用に影響が出るものというのが大勢の見方であります。そこで、我が国を見ますと、公共事業も年々減少し、先が見えない状況と思われるのであります。上富良野町の建設関係での働いている従業員は、土木、建築、水道など合わせると550から600名と推定されております。また、農村地域においては、先の見えない農業経営に見切りをつけ、離農に踏み切る農家が増大、ことしの春には富良野沿線で約8戸、上富良野町では28戸前後の農業者が転職を決断したと聞いております。自衛隊定年退職者の再就職は極めて良好に推移していると伺っておりますが、今後は厳しさが増してくるものと思われます。9月に解禁されました高校の新規学卒者の就職戦線は、過去最低と言われた昨年よりさらに悪化し、ハローワーク富良野出張所管内の10月現在の就職内定率は3割にも達していないと伺っております。このような中、働きたくても地元では雇用の場がないのであります。こういった雇用の場を町が促進するために雇用対策室、または雇用対策係の設置が必要と思われますが、町長はどのように考えておられるか、見解をお伺いいたします。2点目、農村集落排水事業についてであります。農村のし尿処理の水洗化と雑排水の処理に伴う集落排水事業は、上富良野町において実施可能かどうか。可能とするならば、どのような進め方をするのか、その内容についてお伺いをいたします。3項目、さきの質問に関連いたしますけれども、水洗化に伴う合併浄化槽について。上富良野町市街地においては、下水道の完備、し尿処理場の拡充、改修により、事業所や各家庭の水洗化が進み、快適な家庭環境が整えられているところであり、農村部を中心とする地域にありましては水洗化はこれからであり、早急な事業展開が望まれるところであります。そのためには合併浄化槽が必要であります。町は平成15年度より実施とのことでありましたが、どのような計画をされているのか質問をいたします。次に、特殊学級についてであります。ことしに入り、遠山敦子文部科学大臣がみずから「学びのすすめ」と題するアピールを発表して以来、文部科学省は「ゆとり教育」から「学力向上」へと転換を進めてきているようでございます。学力向上の施策としてモデル校を2倍の1,700校にふやし、小中学校で放課後の補習を試験的に導入したりするなど、総合的な対策をしているようであります。今回は、教育課程の中で特殊学級の上富良野町内の小中学校での学習内容についてお尋ねをいたします。なお、就学指導委員会についても、お伺いをいたします。以上。

答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)

9番岩崎議員の御質問にお答えさせていただきます。まず、1点目の雇用対策についてでありますが、日本経済の長引く景気低迷により、生産活動や民間需要の冷え込みなどから、厳しい雇用、失業情勢が続いているところであります。国の本年10月の労働力調査による失業状況は、完全失業者数が362万人で、前年同月に比べて10万人の増加をし、19カ月間連続の増加となり、完全失業率は5.5%と、平成13年12月と並んで過去最高となっております。国においては不良債権処理や公共事業費削減などの構造改革が進められており、これが本格化すると、議員の質問にありました道内企業や雇用面への影響が懸念され、特に建設業や関連産業を中心に大きな影響を及ぼすことが危惧されておるところであります。本町の建設業における就業者数は平成12年の国勢調査による607人で、全就業者数の8.6%を占めており、平成7年に比べ10人減少しております。一方、本町の基幹産業である農業においては、後継者不足や労働力不足などから、農家戸数が年々減少する傾向が続いており、町の平成14年の農業の概要では農家戸数が482戸となって、前年度比と比較し16戸減少しております。こうした中で、北海道においては雇用を取り巻く厳しい現状に対処するために、平成14年3月に地域雇用創出方策を策定し、地域における建設業就業者の雇用の受け皿の一つとして、建設業と1次産業との連携を検討し、今後必要とされる支援策とともに建設業などのソフトランディングを図るための新分野進出、多角化の取り組み事例をまとめました。その中で本町の建設業者が行っている旅館、美術館、地ビールレストラン、土産物店の多角化経営の取り組み事例が紹介されており、シーズン中の雇用は全施設で約50名を数えて、雇用の場の創出に大きく貢献をいたしているところであります。町においても、これらの取り組みに対しては企業振興措置条例を適用することにより、新規の雇用に対する補助や借入資金の利子助成、固定資産税の優遇処置を講じておりますので、引き続きこれらの取り組みを広く奨励し、雇用の場の確保に努めてまいります。高校の新規学卒者の就職については、先日富良野市内の高校2校と上富良野高校に出向き、就職状況の聞き取りを行ったところ、内定率は全体で約60%、そのうち上富良野高校の内定率は約50%で、依然として厳しい状況が続いておりますが、上富良野高校では教育委員会の就職支援専門員とともに就職先の新規開拓と進路指導に努めているところであります。しかし、近年の就職の特徴として、就職も進学も希望しない生徒もふえている実態があるため、上富良野高校では入学時から進路指導を重点課題として取り組んでいるところであります。そこで、御質問にあります雇用の場を促進するための雇用対策室、または雇用対策係の設置についてでありますが、現在は商工観光まちづくり課の商工係が窓口としてその役割を担っており、現段階では新たな組織を設置する考えはございません。これからも現状の厳しい雇用情勢を踏まえながら、商工観光まちづくり課を中心とする全組織的な取り組みの中で対応してまいりたいと思いますので、御理解を願いたいと思います。次に、2番目の農村集落排水事業についての御質問にお答えいたします。農業集落排水施設の整備は、農業用排水の水質保全、農村の生活環境の改善を図るために、農業集落におけるし尿、生活排水等を処理することで、生産性の高い農業の実現と活力ある農村社会の形成に資することを目的といたしております。町においては、御質問のように農村地域における生活環境の改善を図る一環として、し尿の処理、生活排水等の処理の農村集落排水事業での実施を検討してまいりました。仮に120人程度の処理対象人口を設定した場合に、建設費用で約2億4,000万円、維持管理費で年間約150万円程度見込まれます。しかし、これを1人当たりにいたしますと建設費用で約200万円、維持管理費用で年間1万3,000円かかることになり、投資額が極めて多額となりますので、現在の町の財政状況や費用対効果を考えた場合、農業集落排水事業での実施は困難と考え、合併浄化槽で実施するよう整備計画を立てているところであります。次に、3番目の合併浄化槽に関する質問でありますが、農村地域の水洗化整備については、さきの御質問でもお答えいたしましたとおり、農村集落排水事業での整備では多額の財政投資がかかることから、比較上も低い事業費でおさまる合併浄化槽で整備をすることが得策であると考えております。とりわけ点在住宅対応に効果を発揮することや、機能的にも農村集落排水と同様に地域環境を守ることなど、住宅環境の整備上も有効であることから、公共下水道の普及とも相まって、富良野圏域市町村においても導入が進んでいるところであります。なお、この合併浄化槽による場合は、5人槽1基当たりの建築費用が約130万円程度、維持管理費で年間3万円程度が見込まれるところであります。本町におきましても、農業者のアンケート調査から、約240戸の水洗化希望があり、当該事業の具体化が望まれております。したがいまして、総合計画実施計画におきましても平成15年度を始期として位置づけし、関係事業採択に向け関係行政庁への手続を進めているところであります。現在、平成15年度からの事業実施に向け、具体的な整備計画手順や受益者の負担割合などについて検討を進めている状況であります。新年度予算提案をもって計画内容を明らかにしてまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。

答弁 教育長 高橋英勝(教育長は2004年9月まで)

9番岩崎議員の4点目の特殊学級についての御質問にお答えいたします。最初に、小中学校での特殊学級の学習内容についてでありますが、現在町内小中学校には知的障害学級、情緒障害学級に区分し、合わせて5学級7名の児童・生徒が学んでいるところでございます。その内訳でありますが、上富良野小学校に知的障害が1学級3名、情緒障害が1学級1名で、2名の教職員が指導に当たっているところでございます。上富良野西小学校には知的障害が1学級1名、情緒障害が1学級1名で、2名の教員が指導に当たっております。上富良野中学校においては、知的障害が1学級1名で、1名の教員が指導に当たっているところでございます。特殊学級の学習内容につきましては、基礎的な学習指導に当たり、個々の能力に応じたカリキュラムを組み、適切な教育ができるよう、日々の指導に当たっているところでございます。また、言語に障害のある児童の言葉の発達を正常にするために、言語障害通級指導教室、通称「ことばの教室」と呼んでおりますが、上富良野小学校に設置し、他校の児童及び幼児の通級と合わせて39名の子供たちが現在ことばの教室に通っております。このことばの教室の指導には、児童には2名の上小の教員が当たっており、幼児の指導には町の嘱託職員1名がその任務を担当しているところでございます。ことばの教室では正しい話し言葉を身につけ、心身ともに健やかに育っていくように指導に当たっているところでございます。次に、就学指導委員会ですが、上富良野町就学指導委員会規則によりまして、心身に障害を持つ児童・生徒の教育について調査及び審議を行うことを目的として設置されております。委員には関係教育機関、関係行政機関、学識経験者で構成され、現在は14名を委嘱しており、2年間の任期となっております。就学指導委員会での審議内容は、養護学校、盲学校、聾学校への入学に係る審議や、小中学校における特殊学級への入級についての審議を中心に活動を行っており、年1回程度開催しているところでございます。平成13年度開催の就学指導委員会では、新入学児童・生徒関係で5件、言語障害児関係で38件、特殊学級在籍児童関係で6件の合わせて49件についての審議を行い、その判定結果を教育委員会に報告いただき、その結果に基づきまして、保護者の理解を得ながら、円滑な就学事務に努めているところでございます。今後も各学校における障害児学級においては、児童の障害の状況に応じたきめ細かい指導が行えるよう、家庭や関係機関との連携をより一層密にし、効果的な指導に努めるとともに、施設の改善計画と指導体制の確立を図り、一人一人の発達を促す特殊教育の充実に努めてまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。

再質問 9番 岩崎治男

再質問をいたします。雇用対策についてでありますけれども、町長は、現在商工観光まちづくり課の商工係が窓口としてその役割を担っているということでありましたが、この商工係の中での雇用対策についてどのような取り組みをされているのか、お伺いをいたします。農村集落は経費がかかり過ぎるので、合併浄化槽の方でやりたいというお話でございました。合併浄化槽設置計画について再質問をいたします。新年度予算提案をもって計画内容を明らかにするとのことでありましたが、受益者は実施に当たっての心構えが必要なわけでありまして、そこでお聞きいたしますが、実施に当たっては事業費の負担割合であります。合併浄化槽1基当たり建設費用が約130万円程度のことでありましたが、見込みで結構ですが、国や道の補助率、町また個人の負担について再度質問をいたします。なお、実施に当たりましては、何年間の計画で1年間に何個程度の設置計画を持たれているのか、それから設置をする利益者といいますか、家庭が、完了時に自己負担が一遍に全額支払いと言われても、ちょっと多額の設置費用ですので一遍に支払えないと。そういった場合の救援策についてもお伺いをいたします。特殊学級についてでありますけれども、東中小学校の特殊授業につきましては、9月議会におきましてその予算の計上と教員の採用が提案されまして、ゆとりある授業が行われていることは町や教育委員会の配慮と思われるところであります。今後におきましても、予算の確立と教員の配置を願うところであり、この件についての答弁を求めるものであります。

答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)

9番岩崎議員の再質問にお答えさせていただきます。まず、雇用対策でありますが、今現在商工観光まちづくり課の商工係がどのような事業をやっているかということにつきましては、基本的には情報の収集等々でございます。それらの情報を収集し、対応をしているというのが現状であるということで御理解を賜りたいと存じます。それから、合併浄化槽の問題でありますが、基本的に私の考え方の基本は、公共下水道実施に伴う個々のと、合併浄化槽を設置する受益者と、両受益者との公平であるべき対応を図っていきたいというふうに思っておるところでありまして、他の細部につきましては担当所管の方からお答えさせていただきます。

答弁 商工観光まちづくり課長 垣脇和幸

9番岩崎議員の商工観光まちづくり課の商工係の業務内容でございますけれども、先ほど町長からも御説明いたしましたとおり、情報等の提供・収集でございまして、ハローワークとの連携、それから職業訓練所におけます運営の支援、それから国が行っております緊急雇用対策等の取りまとめ等にかかわっておるところでございます。以上であります。

答弁 町民生活課長 米田末範(町民生活課長は2004年3月まで)

合併浄化槽にかかわりましての御質問でございますが、現在の制度上の中で申し上げますと、それぞれ国・道の基準額の設定の仕方が違ってございまして、補助額につきましては、額で申し上げますと、国費は11万8,000円、道費では12万5,000円というのが、1基5人槽当たりに対応のものでございます。制度上で申し上げますと、同じく12万5,000円が町のいわゆる3分の1程度の補助率という形でございます。先ほど町長からもお答えを申し上げました、町の中におきます下水道等の整合性につきましてとらえていかざるを得ないというところがございますので、なお検討を続けさせていただいてございまして、整合性の保てる町の負担分というものを整備していきたいという考え方を持ってございます。さらに、事業の年数の関連でございますが、現在のところ1年に対応しようとするものは大体5人槽で30基を基本といたしまして、おおむね10年程度の継続を進めていく考え方でございますが、これらにつきましてもあくまで受益を希望される方々との調整も必要でございますので、現段階ではそれらを総合計画の中で整備をさせていただいてございますが、さらに精度を高めていかなければならないというふうにとらえているところであります。以上であります。

答弁 教育長 高橋英勝(教育長は2004年9月まで)

9番岩崎議員の再質問にお答えいたしたいと思いますけれども、東中の特殊学級の設置なのですけれども、今3、4年生が複式教育の中で先生に御苦労いただいていたのですけれども、これ一方的に私たちが特殊学級をつくってそこに入れということの強制力はできませんので、今まで3、4年生まで普通学級でやっていたのですけれども、先生の御理解、それから保護者の御理解、私たちも先生たちの希望に沿って、保護者の希望に沿って、今道教委の道の教育局に対して専任職員の配置をしていただくように要請してございまして、内諾を得ておりますので、来年の4月からは特殊学級を設置し、1名の先生をいただけるように今準備を進めているということで御理解をいただきたいと思います。

答弁 町民生活課長 米田末範(町民生活課長は2004年3月まで)

大変失礼をいたしました。最後のお支払いの関連ということで御質問ございました。これにつきましては、下水道で設定いたしてございますのが、貸付制度等もあるわけでございますが、これ下水道でもその整備にかかわりましては、補助金を利用するか、もしくは貸付金を利用するかということによって分かれていくわけでございますが、現実に現在貸し付けに対応いたしましては非常に金利が安くなってございまして、これ年度が長くなること等の対応から利用は今のところ余りないという、ほとんどないという状況でございます。補助金での町の負担というものをどの位置どりまでするかということによって変わってくるのではないかなというふうに思ってございます。それら、例えば今申し上げましたのは、基本にかかわりますいわゆる浄化槽の設置にかかわりまして、先ほど申し上げましたおおむね5人槽当たりが130万円ぐらいの設定でございます。ただ、当然にして改造等ございますので、改造を要する方々に対しましては、町の下水道と整合性を保ちながら進めていくということを基本に考えていきたいというふうに考えてございます。以上であります。

再質問 9番 岩崎治男

雇用対策でありますけれども、雇用の相談、また雇用を促進するためにより明白な表示ができるように、役場の玄関窓口にお聞きして、商工観光まちづくり課でしたか、そちらの商工係が雇用をやっているのですよというのは、我々は説明を受けましてわかりますけれども、町民に位置をわかりやすくするためには、雇用係、または雇用対策室なりを表示されることが望ましいのでないかというふうに考えますので、もう一度答弁をお聞かせ願いたいと思います。それから、合併浄化槽の助成事業の補助金等、救援策の資金借り入れですけれども、それを併用して活用することができるのかどうか、その辺についてお伺いをしたいと思います。それから、近隣町村においては、今の説明では3分の1程度ということでありましたけれども、より高い補助率のほとんどは向こうが持つというような部分もありますので、より一層のそういった補助率の高い対応をお願いするところであります。

答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)

9番岩崎議員の再々質問にお答えさせていただきます。まず、雇用対策関係の問題でありますが、商工観光まちづくり課の商工係の業務の中に、玄関の各課、係の説明の中に、雇用関係については商工係というのが記入されておりますが、たくさんの課と係がございまして、余り大きく雇用のところだけぱっと目立つようにはできませんけれども、今玄関にありますあれらにつきましても、住民の皆さん方が見やすい手法等々も今後考えてまいりたいというふうに思います。それから、合併浄化槽の助成対応でありますが、これは助成金の対応を図るか、貸付金に対する利子補てんを図るか、このどちらか一方の選択制であるということで御理解をいただきたいと思います。

出典:上富良野町議会 平成14年第4回定例会 2002年12月15日 議事録 PDF(25ページ) 間違いを知らせる