本別町議会 令和4年第3回定例会 2022年9月14日
行政のDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進について
2022年9月14日、本別町議会の一般質問で、藤田直美議員が「行政のDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進について」質問し、町長 佐々木基裕、企画振興課長 小川芳幸、副町長 村本信幸が答弁しました。
- 質問者
- 藤田直美 議員
- 答弁者
- 町長 佐々木基裕、企画振興課長 小川芳幸、副町長 村本信幸
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 7番 藤田直美
それでは、議長のお許しをいただきましたので、通告しておりました1問、行政のDX、トランスフォーメーションの推進について、一問一答細目なしで伺います。まず、町民の方も聞き慣れないDX、トランスフォーメーションについて御説明申し上げたいと思います。デジタルトランスフォーメーションのDX、DTではなくDXと標記されるのは、英語圏では交差するという意味を持ち、トランスをXと略すことがあるためと言われています。DXとは、データとデジタル技術によって商品やビジネス、業務、企業文化等、変革を成し遂げるものであり、行政のDXとは、デジタル技術を、データを活用して住民の利便性を向上させ、職員の業務効率化を図り、人的資源を行政サービスのさらなる向上につなげていくことです。質問要旨に入ります。デジタル化推進に当たっては、住民サービスの向上や業務効率化、職員の創造性の向上といった観点で、早期に進められるべきです。新型コロナウイルス感染拡大により、さらに行政手続の簡素化など、業務のスピード感も求められております。令和4年6月、デジタル田園都市国家構想基本方針が閣議決定され、1、デジタル力を活用した地方の社会課題解決。2、ハード・ソフトのデジタル基盤整備。3、デジタル人材の育成・確保。4、誰一人取り残さないための取組の四つを柱として取組を進め、デジタル田園都市国家構想の実現を目指すとしています。自治体のデジタル化を推進するために、国の多額の資金的支援が期待される中、本別町ではどのように進められているのか、行政のデジタル化推進は業務の効率化やコスト削減だけではなく、他町で行なわれている事例を参考にして、様々な困難を抱えている方が住み慣れた地域で生き生きと暮らす有用なツールとして積極的に活用していくべきと思います。各課の横断的な推進体制と人材の確保・育成が重要課題と思いますが、次の3点について伺います。一つ目、デジタル化のこれまでの取組とこれからの課題。二つ目、推進体制について。三つ目、人材の確保・育成についてを伺います。
答弁 町長 佐々木基裕
〔登壇〕藤田議員のデジタルトランスフォーメーションの推進について、お答えをいたします。1点目の、デジタル化のこれまでの取組とこれからの課題についてでありますが、自治体DX推進計画につきましては、令和2年12月に総務省において、行政サービスのデジタル化やデジタルサービスに関する政府の普及方針であります、デジタル・ガバメント実行計画に基づき策定されたもので、自治体が重点的に取り組むべき事項・内容を具体化し、国による支援策等を取りまとめたものであります。また、本年6月に閣議決定されました、デジタル社会の実現に向けた重点計画を踏まえ、改定が行なわれましたDX推進計画では、自治体情報システムの標準化・共通化や行政手続のオンライン化などの重点取組事項を具体的な方策として掲げられました。本町のこれまでの取組といたしましては、令和2年に本町、そして大樹町、訓子府町の3町で組織しました、東北海道自治体クラウド協議会におきまして、自治体情報システムの共同利用により、システムの標準化・共通化による業務の効率化や納付書等の共通様式導入によるコスト削減に取り組みつつ、国が令和7年度までを目標としている、全ての行政機関や地方自治体が共同で行政システムをクラウドサービスとして利用できるようにするガバメントクラウドへの移行、そして活用に向けた検討を進めており、住民情報に関わる20の業務システムについて、国の策定する標準仕様に準拠したシステムへの移行検討を行なってきております。また、DX推進計画で掲げております、特に国民の利便性向上に資する手続、子育てや介護関係など31の手続につきましては、国が管理・運用を行なうシステム、マイナポータルからマイナンバーカードを用いてオンライン手続を可能にするため、本町におきましても、先日の補正予算におきまして可決いただきましたシステム改修費により、国のシステム、マイナポータルと本町のシステムとの接続を行なうためのシステムの改修を進めているところであります。また、デジタルインフラの基盤整備におきましては、本町はこれまで全町的に整備を進め、平成23年6月からサービスを開始しています光ケーブルによりインターネット環境を整備、ほぼ全世帯をカバーしている状況にありまして、リモートワークなどが可能な環境が整っております。今後の課題といたしましては、デジタルインフラの維持やシステムの標準化・共通化、そして行政手続のオンライン化に伴いますハード的な環境整備はもちろんのこと、各担当業務の内容や体制の見直し、オンライン申請による受付業務の進め方など、住民サービスの提供が円滑かつ適切にされることが必要と捉えているところであります。次に、2点目の推進体制と3点目の人材確保・育成についてでありますが、現在、情報部門の担当において、国との窓口となり、デジタル化に必要な環境整備を中心に推進業務を担っているところであります。行政のデジタル化の推進に当たりましては、窓口業務ほか様々な分野における住民サービスの提供を想定しながら、町民の利便性の向上、業務の効率化の双方を鑑みながら、全庁的に取り組まなければならない課題であります。現在、行政改革推進の中で検討しております、ICT等を活用した業務改善や将来を見据えた組織・機構の改革を見据えながら、本町における推進体制を検討しているところでありまして、デジタル化の推進に関する職員研修会も今後、開催を予定しているところであります。これからの社会の変革や多様化する町民ニーズに対応していくためにも、行政のデジタル化は必要不可欠なものと認識しており、専任人材の活用等も視野にいれながら、今後の本町における推進体制の構築を図ってまいりたいと考えておりますので、今後とも御理解を賜りますようお願い申し上げ、答弁とさせていただきます。
再質問 7番 藤田直美
再質問させていただきます。デジタル化のこれまでの取組、これからの課題などもおっしゃられておりましたが、行政のDXを進めるに当たり、やはり地域全体で進めていかなければ、これは実現できないと私は認識しておりまして、まず今推進業務の効率化、窓口業務の検討などもされている、これは本当に今すごく必要なことだと思っております。その中で、業務改革、全庁的に行なわれているということですが、業務の効率化を上げるため、また、この人材育成もそうですが、デジタル人材の確保、自治体情報システムや標準化、共通化が行なわれるに当たり、各課において情報を共有するためのICTリテラシーを身につけることがとても重要で、先ほど研修なども行なわれているということですが、本町職員にはどのような研修を行なって今後の業務に生かしていくのか。また地域、このDXに関しては、行政DXは暮らしのDXにつなげたり、産業につなげるという大きな役割もあります。そういった観点から、今後職員の配置ですとか、先進事例で言いますと担当部局をつくるのか、チームとして若い人材を集めて、そういう対応をするのか、その点について、どのような考えで進められていくのかという点を伺いたいと思います。それと、先進地の事例で見ますと、ハードの部分では高齢者への通信会社と共同しタブレットやスマートフォンの支給などを行なったり、健康状態の管理や安否確認を行なったりという、とても素晴らしい取組をしているところもあったり、ソフト面ですと町民、特に高齢者に対して、利用が困難な高齢者、障がい者に対しての講習会を行なっているところがあります。そういった部分でも、担当部局というのを設置したほうがいいのではと思っておりますが、その点についての見解を伺います。
答弁 企画振興課長 小川芳幸
再質問につきまして、私のほうから答弁させていただきます。まず、一つ目のDXに関する研修の関係でございますが、これからの開催を予定しておりまして、民間のそういったDX推進部門の担当の方をお招きし、研修を予定しているところでございます。担当窓口以外の部分については、なかなか全庁的なこういったデジタル化の意識だとか、今の状況だとか、そういった部分の状況把握というものが、まだまだ不足している部分もあろうかと思いますので、まず、そういった自治体のデジタル化の推進という部分での基本的な部分、また、行政改革の中でも当然ICTを活用とした業務改善といった部分の名目での検討もございますので、そういったところと併せまして、今後本別町が必要とするデジタル化の部分について熟度を高めるといいますか、認識を深めるといったようなところから開始をしたいと考えているところでございます。また、職員の配置等の関係、どのような考えでというところでございますが、基本的にまだ体制がどうだこうだという部分は、先ほど佐々木町長の答弁の中でもありましたけれども、まだ決まっている状況ではございません。現時点において、国が示しております自治体DX、いわゆる行政手続システム、これのいわゆる標準化といいますか国との連動という部分、ここの部分がまず本町としては進めなければならない部分と考えておりますので、この部分については全庁的にそれも関係しますので、実際にシステムが稼働するに当たっては、何らかの形で情報の共有といったものを図っていく必要があるのかなとは考えているところでございます。あと、地域におけるデジタル化の推進という部分でございますが、直接的には自治体DX推進計画とはちょっと離れるところなのかなと思っておりますけれども、町全体のそういったデジタル化の部分につきましては、当然、今これだけスマートフォン等が普及してきているという状況の中で、やはりその時々において使い方、そういった勉強会等もやはり、必要なニーズ等も捉えながら、当然地域全体として、そこは検討していかなければならないことなのかなと思っております。以上です。
再質問 7番 藤田直美
まずは行政手続の簡素化を考えていくということですが、先ほども申しましたように、地域でそういうデジタル化に対しての考えというのが、理解ですね、理解や機器への理解、機器への操作などが深まっていかないと、これは両方を進めていかないと、体制は整備したけれども、町民にとっては何の利便性もないわということになると、大変これは意味がないのかなと思いますし、ハード、ソフト面も含めてもそうですが、2021年、2022年を対象に、国はハードやソフトを含めて総額2,000億円を予算として計上しており、市町村としては1,200億円と出ていますが、まだこれはあまり使われていないということも伺っております。また、この事業を活用してどんどんと、町民がデジタル社会で生き生きと暮らしていけるような取組ということをしていくべきではないのかなと思います。それによって、私が思いますのは、行政は国の標準化に伴って整備されてくると思いますが、町民も、職員もそうですが、なかなかそういうところに追いついていかないのではないかなという懸念を私は思っておりまして、まず、近年このコロナ禍において、高齢者や障がい者の方からスマホの操作の仕方、特に年間かなりの相談を受けたりしています。グーグルのマップが見れないんだとか、LINEを使ってみたいんだとか、ワイヤレスイヤホンを使いたいんだけど、どうやったらいいのかとか、私はずれてはいないと思っているのです。そういうことからデジタル機器やデジタルへの関心とか理解が深まるのではないかと思います。簡単にこういう、本町にはそういう通信会社という会社がありませんので、行政でそういう対応をしながら、高齢者、障がい者、町民全体のデジタル機器への理解を深めるべきではないかなと思いますが、その点についてもう一度伺いたいと思います。
答弁 企画振興課長 小川芳幸
再質問についてでございますが、町民のそういったデジタル機器への対応の部分ということで、本来であればそういった必要なときに使えるといったような状況、環境を持っているということが一番望ましいかと私も思っているところでございます。例えば、御質問の中にございましたデジタル田園都市国家構想のこの中については、やはりデジタルの力を活用して社会の課題に対して対応していくと、地域の実情に応じた課題、例えば行政、住民サービスのほか、健康、医療、教育だったり、そういった分野、テーマごとのそういったデジタル化といったような、推進していくということも一つの方策として、それに対して国の助成もございます。そういったテーマごと、分野ごとで、そういったような形で使える環境といいますか、当然町民の皆さんもそういう使える状況にならなければ、当然そこがうまく機能しないわけですから、そういったところも通じながら今後、今何の事業やるかという部分については特に決まっているところではございませんが、全庁的、各分野において、そういった今後デジタル化の推進というところで、それぞれ検討していくべきなのかなと、その中で町民への利用といった部分についても、周知等含めて検討していく必要があるのかなと考えているところでございます。以上です。
再質問 7番 藤田直美
ただいま答弁をいただきましたが、それを全庁的、町民も含めて進めていくというところですが、まだ全庁的という部分では、組織の改革という部分ではまだ決まっていないということでしたが、コスト削減、デジタル化の推進に当たっては、既存の仕事の進め方や組織体制にとらわれず、新しい本別行政の在り方を構想し、それに向けて改革を推進していくという、ある程度トップダウン的な進め方も必要なのかなと私は感じているところです。窓口業務については早期につくっていただくことを望むところですし、改革を牽引する人材についてですが、このデジタル化を成功させることによるメリット、コスト削減の成果を考えれば、ほかの先進自治体にも見られるように、惜しまず優秀な人材を外部から抜擢するですとか、例えば地域おこし隊などを活用するですとか、ただ業務専門家に頼るのではなく、どんどんそういうふうに進めていくべきだと思いますが、その点についての考えを伺います。
答弁 副町長 村本信幸
それでは、私のほうから組織の在り方、改革についてというところでの答弁をさせていただきます。当初、先ほど町長からの答弁もありましたけれども、現在庁内において、将来を見据えた組織改革、それを今進めております。これは単に行政のDXを進めていく、地方公共団体においてのDX化を進めていくばかりではなくて、今町が抱えています新しい課題、いろいろございますけれども、そういったものに、これから将来に向けて対応していくための組織とはどうあるべきか、そういった視点で今、検討を進めているところであります。そして当然、今藤田議員からもありました、そういった課題もこの中で議論をしながら進めていくというところで今、進めているところでございます。人材の関係でございますけれども、それも当然外部からの登用というのも検討は必要なのかなと考えておりますが、それらについては今後、組織改革の議論を進めていく中で検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いします。
再質問 7番 藤田直美
終わります。─────────────────────────────────────◎散会宣告