本別町議会 令和4年第2回定例会 2022年6月16日
悲しむ町民、切られた義経の里御所周囲のすももの木
2022年6月16日、本別町議会の一般質問で、梅村智秀議員が「悲しむ町民、切られた義経の里御所周囲のすももの木」について質問し、町長 佐々木基裕、企画振興課長 小川芳幸が答弁しました。
- 質問者
- 梅村智秀 議員
- 答弁者
- 町長 佐々木基裕、企画振興課長 小川芳幸
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 3番 梅村智秀
それでは、2問目を終わりまして、3問目に移らせていただきます。3問目でございます。こちらにつきましては、一問一答、細目方式を採用せず、執り行なわせていただきます。悲しむ町民、切られた義経の里御所周囲のすももの木。義経の里御所周囲のすももの木、32本が伐木、伐根された。自然を楽しむ御所の宿泊者への影響が懸念され、本別公園周辺を散策する町民から悲嘆の声が上がっている。これまでの対応について、事実と所信をただす。義経の里御所周囲には32本のすももの木が植えられており、可憐な花や漂う香りは、宿泊者や周辺を散策する町民を楽しませていた。スモモの実をジャムなどに加工したり、小枝は染料に利用するなど、自然の恵による実用的な側面もある一方で、スモモの実を採る町民を迷惑に感じる御所の利用者がおり、苦情が寄せられた事実もある。これらを背景に、御所の周囲に植えられたすももの木を全て切り倒すことは極めて乱暴で、その対応を知った町民からは悲嘆の声が上がっている。今後、本別公園や周辺整備を行なうに当たり、風光明媚な自然に囲まれた好環境を生かした上で、町にお越しいただく方々や居住する町民が自然を愛し、慈しめるよう対話を重ね、笑顔を生み出す必要があるが、見解を伺う。
答弁 町長 佐々木基裕
〔登壇〕梅村議員の悲しむ町民、切られた義経の里御所周辺のすももの木について答弁させていただきます。現在、本別公園内で運営しております義経の里御所は、ビーフハウス横の通路から山側への園路づたいに5棟設置しておりまして、令和3年度は1,100人を超える利用があり、その多くが町外からの観光客であります。すももの木の伐採の経過でございますが、御所の人気の理由の一つとして、本別公園内におきまして、人の出入りが少ない静寂に包まれた癒しの空間であることが挙げられ、特に夏の繁忙期には非常に人気の高い宿泊施設となっております。しかしながら、昨今、御所周辺に植栽されているすももの木に関わり、宿泊利用者からの苦情が寄せられるようになりました。一つ目といたしまして、時期になりますと、熟した果実が相当数園路に落下、その果実を車が踏むことにより車両が汚れるといった内容で、衛生管理面の対応を求めるもので、さらにスズメバチによる被害も危惧されているところであります。二つ目は、御所の宿泊利用者以外の方による果実採取の行為に対しての内容であり、早朝より木を揺すって採取されている方もいらっしゃるということで、宿泊利用者の安心確保の対応を求めるものでありました。果実採取の行為につきましては、注意喚起の看板を設置するなどの対策をしてきておりますが、その効果は少なく、時期になると採取行為が行なわれていたようであります。こういったことから、御所施設管理上の観点と利用者の安心・安全を確保する観点から、園路沿いに植えられている74本のすももの木のうち、施設運営上影響があると思われる、主に建物に近いすももの木32本について、昨年の12月に伐採し、残り42本については、現状のまま管理していくこととしたところであります。今後、御所周辺の環境整備につきましては、樹種の選定を含めた計画的な植栽を検討するとともに、町民皆さんや観光客が安心・安全に楽しんでいただけますよう取り組んでまいりたいと存じますので、御理解を賜りますようお願い申し上げ、答弁とさせていただきます。
質問 3番 梅村智秀
それでは、改めてお伺いをいたします。まず、苦情が寄せられたということでございますが、こちら、苦情の件数というものについて、どの程度のものであったのか、お伺いをいたします。また、御所が人気の理由といたしまして、人の出入りが少ない静寂に包まれた空間であるというところでございますが、主に町外から利用される方々のこうした理由、こちらについてどのように把握されたのか、また、この理由を述べられる方々の割合というものについてお伺いをいたします。また、こちらにつきまして、具体的に挙げられました車のタイヤが汚れるという件でございますが、こちらについては、公園、御所の維持管理の問題ではないのかなというふうに考えるところだったのですが、こちらについて、実態として維持管理が及ばない、もしくは何らかの理由等で清掃等ができなかったというような事情等があるのか、お伺いをいたします。また、蜂についてでございますが、私も御所を利用したことがございまして、蜂用であったかどうかは定かではございませんが、いわゆる防虫スプレーのようなものが常駐してあったと記憶しているところでございます。これが、スズメバチ被害というものが、例えば近隣について巣があったりとか、そうしたスプレーとか、一般的な対策等では対応が不可能なレベルのスズメバチ被害ないし苦情というものが寄せられていたのか、事実をお伺いいたします。また、早朝からスモモを採りに来る、採取に来るという方々がいらっしゃるということでございましたが、注意喚起の看板を立てられたということでございますが、こちらの回数と内容等についてお伺いをいたします。先ほど御所の人気の部分につきまして、人の出入りが少なく静寂に包まれた空間だと、こちらについても、当然そのようなことを理由とされて利用される、または再利用、リピーターと呼ばれる方々もいらっしゃるだろうと私も感じるところでございますが、例えば季節によって、自然を楽しむ、静かな空間ということだけではなくて、果樹採取を行なうとか、採取した果樹を利用するとか、そうした自然を楽しむ、新しい御所での楽しみ方、過ごし方というものの提案ができるのではないのかなと感じたところでございます。通告書にも記載してございますが、ジャムづくりや枝染め、体験型の宿泊というものを本別公園の新しい楽しみ方というものに提案していくことができるのではないのかなと。公園の遊具等、お金をかけて整備をしていくばかりではなくて、こうした本別らしさといいますか、こうした取組等ということについて、新たなものを創出することできていくのではないのかなと考えるところでございますが、見解をお伺いいたします。
答弁 企画振興課長 小川芳幸
私のほうから、ただいまの再質問につきましての答弁をさせていただきます。まず、苦情の件数ということでございますが、これは聞き取りによるものですので、はっきりとした数字ということとはならないかもしれませんですが、ここ数年、三、四年の間ということになろうかと思いますが、毎年2件から3件程度の苦情、御意見があるということで、これにつきましては、義経の館でチェックイン・チェックアウトの手続を取りますが、その際に直接職員に言われているというところでございます。また、静寂といった空間が癒しの空間だったという部分につきましては、割合的には把握はこれしておりませんけれども、やはり泊まった方の感想、朝になって大変すがすがしかっただとか、そういった日常的な会話の中で、義経の館のチェックアウトの際とかに話を聞かれているといったようなところの部分でございます。また、車のタイヤ等汚れるといった部分、維持管理の部分ということでございますが、スモモの時期になりますと、落下するのが不規則といいますか、自然落下は不規則な部分がございますので、きれいにしたとしても、その後またすぐに落ちてくると。時期になるとその間隔が当然短くなってくるわけで、そういった部分で、やはり管理がし切れないといったような状況があったという部分でございます。また、蜂の部分でございますが、御所の部分では、直接的には蜂の巣があったといったようなことではなくて、アスレチックのほうのところに蜂の巣が実際にあっただとか、それを対応したといったところは、1年に1回ぐらいどこかここかでありまして、そういったことも懸念されているという部分でございます。また、注意喚起の部分でございますが、看板につきましては、A3サイズの大きさで、迷惑しています。果実採取禁止といったような文面におきまして、園路沿い5か所について設置をしていたところでございまして、設置時期につきましては、昨年は7月の下旬から10月の上旬まで注意喚起の看板を設置させていただいたところでございます。また、新しい提案といいますか、自然を楽しむという部分でございますけれども、今回、管理上やはり必要な部分ということで伐採をさせていただきまして、残りまだ半数以上が、その奥の園路沿いに木が植えてありますので、そういった部分を含めまして、果物、スモモがまだ採取できるという状況はまだまだありますので、そういったことも今後提案もできていけるのかなと考えているところでございます。以上です。
質問 3番 梅村智秀
ただいまの御答弁からでございますが、まず、蜂の件でございます。こちらについては、御答弁からは、アスレチックのほうにスズメバチの巣が見受けられるというところから、このすももの木、御所の周囲のすももの木とは直接関係がないのかなと受け取ったところでございますが、そのような理解でよろしいのか。また、苦情があったということでございますが、苦情の件数も、令和3年度、約1,100名の利用者のうち二、三件ということで、0.2%から0.3%程度、1%未満の苦情の件数であったというところでよろしいのか、お伺いをいたします。また、人の出入りが少なく静寂に包まれた空間というところが、御所が人気の理由とされたものについても、いわゆる感覚的なものであって、特段エビデンスというものがしっかりとないということでよろしいのか、お伺いをいたします。続きまして、車のタイヤが汚れるという件でございますが、当然時期が来れば、規則的に果樹が落下してくるわけではなく、時間等を問わないということについては、当然私も理解ができるところでございます。ここは一つの考え方といいますか、手法の問題になってくるのかなと思いますけれども、立て看板で禁止というものを通知するのではなく、これは例えばでございますよ、私であったならばというところでございますが、果樹の採取をお願いするけれども、一緒に例えばお片づけもお願いするとか、立て看板で、事前に採取したい方は申し出るようにとか、何かやりようというものがなかったのかなと考えるところでございます。74本中32本を、周囲のものを全て、私も現地確認してございますが、御所の周りのもの全てと言ってもよろしいのかなと思いますが、なぜ1%未満の苦情で、全ての御所の周りの木を切ってしまう、その必要性があったのか、そこがちょっと理解ができない。例えば一部間引くとか、何かやり方というものがなかったのか、改めて、全て32本を切る、切らなければならなかった理由というものについてお伺いをいたします。
答弁 企画振興課長 小川芳幸
まず、蜂の部分でございますが、直接御所のところに蜂の巣があったといったような事例ではありませんが、当然甘い匂いを発するものでございますので、そういった蜂も近づいてくるといったようなことも懸念がされていたというような部分がございますし、私も今思い出しましたけれども、利用者の方から、スズメバチがすごく飛散しているといったようなことも、利用者から直接お聞きしているところもありましたので、こういった部分も踏まえてといったような内容でございます。また、静寂に包まれた癒しの空間といったようなところでございますが、当然感覚的なものもあろうかと思いますけれども、実際に泊まられた方からもスタッフ、そういった御意見等も実際に聞いているといったようなところも踏まえての、そういう表現をさせていただいているところでございますし、苦情の件数等につきましても、1,100人中、年間二、三件といったようなところで、そういう認識でいるところでございます。また、タイヤの汚れの部分でございますが、やはりその時期になりますと、かなりの量が落ちますので、そういった部分では、清掃といいますか、やり切れないといったところが一番多かったという部分がありますし、こういった部分、全体を考慮した中で、このすももの木の伐採に関しましては、宿泊者、早朝から例えば軽トラックで、ブルーシートを敷いて木を揺するだとか、そういった行為も、やはり一部の方かもしれませんけれども、そういったことが実際に起き得るといったようなことを想定しますと、やはり関係する木については伐採が必要なのかな、それが一番効果的な対処方法になるのかなというふうに判断したところで、今回のこういった対応をさせていただいたというところでございます。以上です。
質問 3番 梅村智秀
ただいま御答弁にあったように、ごく一部の方かもしれないけれど、全てを切ってしまうこと、周囲のもの全てを切ってしまうのが効果的な対処方法だったというような御見解のようでございますが、そこはやっぱり町長が常々掲げていらっしゃる対話や笑顔というワードがあるわけですから、ここでどうやったら町民の方々と、いわゆる協働、共に働くという意味での協働ができるかとか、何か有効な活用をして、新しい本別公園や御所での過ごし方というものを提案できないかとか、まさにここでこそ対話というものをして、ワークショップ等を講じてやっていくべきではなかったのかなというところでございます。なぜここで対話なくして、私は極めて乱暴な対応であるなと考えるところでございます。当然のことながら、苦情が1,100人中二、三件ということであれば、数だけ見れば少ないというふうになりますけれども、思っているけれども言えない方というのも当然いらっしゃると察するところでございますが、あまりにも多数の方々が苦情等を申し述べたという事実もない中で、極めて乱暴な対応ではなかったのかなと。対話というものを重視している町長らしくないと感じたところでございますが、その辺の御見解についてお伺いをいたします。
答弁 町長 佐々木基裕
質問に答弁をさせていただきます。このすももの木の件でございますが、毎年二、三件程度の苦情が寄せられているところは間違いない事実でございます。1,100人のうち二、三人というわけではございませんと私は思ってございます。すももの木があることによるアンケート調査を行なった上での二、三件ではありませんので、苦情としての、実際の苦情が二、三件、数件毎年入っているというところでございますので、議員もおっしゃるとおり、もしかしたら発言をされないで本別町を離れていった方もその中には、そのほかにはいるのかなという察しもしているところでございます。いずれにいたしましても、職員のお話を聞きながら、最終的に私が判断させていただきましたが、先ほども答弁申し上げましたとおり、ここの公園のすももの木全てを切ったわけではございません。支障がある部分を切ったものでありまして、梅村議員も見たということでありますので、あの上側から静山研修センターのほうに抜ける道、そこについては1本も切っておりませんので、そういうところで町民の皆さんがスモモを採っていただければという判断をしたところでございまして、乱暴な取決めということでは私は決して思ってはございません。わざわざ本別にお越しいただいて、観光客が来ることは、経済的とか活性化にもつながることでありまして、大変ありがたいことと思ってございますし、おもてなしの配慮も十分する必要があろうかと思いますので、その辺も考慮いたしまして、このような結果とさせていただきました。以上、答弁とさせていただきます。
質問 3番 梅村智秀
御答弁から74本中切ったすももの木は32本で、残り42本が御所の周囲から、静山研修センターとかテニスコートのほうの通路のほう、こちらのほうに植えられているというところでございます。こちらについては、まだ時期が到来していないということから、私自身きちんとした確認ができていない中での発言となりますが、耳にしているお声の中では、こちらに残っているすももの木のいわゆる実が、いわゆる採取に値しない、いわゆる甘みがないとか、ジャム等の加工等に適していないという趣旨だと認識しておりますが、そうしたお声もあるということでございます。私も見たところ、一見したところ、素人の目でございますが、やはり枯れているように見受けられるような木もございましたし、そうした町民の方々の声というものも、あながち、確認できていないとはいえ、事実とみなしてもよろしいのではないのかなと思うところでございました。半分以上の木が残っていれば、誰も、いわゆる悲嘆の声というものを上げることはないのではないかというような御趣旨の御答弁でございましたが、こちらについて、やはり町民の方々がこれまでのように楽しむことができないというような御趣旨でございましたので、今後、それらの調査ないし、また、町長から御答弁あったとおり、本別公園周辺等に計画的な植栽等を行なっていく。町長は、今年度の事業の中でも本別公園の整備というものも上げられておりますし、当然のことながら自然を愛し、慈しむ、また、それらの公園の整備や運営については、町民の方々とも対話を重ねていって、笑顔を見ていきたいと、このようなお考えをお持ちだと考えているところでございますので、今後については、新たなそうした町民憩いの場を設けるとか、繰り返しになりますが、残されたすももの木の手入れといいますか、整備をしていくとか、そういったところについて私は必要があると考えるところでございます。改めて町長の御見解をお伺いいたすところでございます。
答弁 町長 佐々木基裕
再度答弁をさせていただきます。残りの42本につきましては、先ほども答弁させていただきましたが、現状のまましっかりと管理をさせていただくというところでございます。また、樹木等につきましては、実は令和4年度の予算査定時におきまして、本別公園内にある樹木、それはツツジとかいろいろありますが、そこのツツジの植え換えとか、それからほかの樹木の植栽等々について、各課から予算査定時に上がってきました。私といたしましては、本別公園の整備は、一体性をもってやらなければだめだという判断の下、令和4年度につきましては、そのツツジの植え換え、それから他の樹木の植栽、その分についてはストップをさせていただきました。やはり景観上から見て、どの位置にどの樹木を植えるのか、そして今のツツジがあの位置でいいのか、それをトータル的に考え、そして景観がさらに増すような、そういう本別公園につくり上げていきたいという思いでありますので、今後におきましても町民の皆さんの御意見をしっかりと賜りながら、本別公園の整備に向けて業務を進めてまいりたいと考えているところでございます。以上をもって、答弁とさせていただきます。
質問 3番 梅村智秀
ただいま町長より、本別公園の植栽についてのお考えを示されたところでございますが、これらデザイン等をしていくに当たって、デザイナーとか造園業の方もしくは樹医、樹木のお医者とか、そういった専門家等に判断を仰いだり見解を求めたりされるお考えがあるのか。また、御答弁から、改めてそうした植栽をして整備していくに当たっては、町民の皆様と改めて対話の機会、そういったものを設けるお考えはあるのか、最後にお伺いいたします。
答弁 町長 佐々木基裕
デザイナーにおける専門家の活用等のお話でございますが、町内にも専任の方がおりますので、その人方の御意見も頂戴しながらしっかりとやってまいりたいと考えているところでございます。いずれにしても、対話をしながらということでございますが、実は春先に町民の皆さんとの行政懇談会を予定し、広報にも周知させていただいたところでございますが、このコロナの状況により、仕方なく今延期をしてございます。今後、コロナの状況を見計らって、再度、町民懇談会を開催してまいる予定でおりますので、そういった際につきましては、町民の皆さんに広く周知をし、そして多くの方々の声を少しでも多く頂戴いたしますよう取り計らってまいりたいと考えておりますので、御理解願い、答弁とさせていただきます。
質問 3番 梅村智秀
終わります。─────────────────────────────────────◎散会宣告