みんなの議会

本別町議会 平成30年第1回定例会 2018年3月13日

都市計画区域内の用途地域指定について

2018年3月13日、本別町議会の一般質問で、阿保静夫議員が「都市計画区域内の用途地域指定について」質問し、町長 髙橋正夫、建設水道課長 大槻康有が答弁しました。

質問者
阿保静夫 議員
答弁者
町長 髙橋正夫、建設水道課長 大槻康有

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 10番 阿保静夫

〔登壇〕それでは、議長のお許しがありました。3問中、住宅リフォームの関連の質問は、この場での質問を保留し、残りの2問について一般質問を行います。まず、一つ目ですが、都市計画区域内の用途地域指定について伺います。町が指定する都市計画区域内の用途地域指定の農地は、農業振興地域の指定を外され、農地関連の補助事業が受けられなくなったり、農業者にとって大きな負担が生じる例もあります。今後の用途地域指定について見解を伺います。昭和47年にスタートした本別町都市計画区域の用途地域に指定されている農地は、農業振興地域の指定から外れ、国、道の補助事業を受けることができなくなります。このことは、農地を所有する農業者と十分な話し合いがなされ、理解を得なければならないことだと考えます。一つ目ですが、昭和47年の用途地域指定の、これまで3回の変更が行われていると聞きます。今後の見直し、変更を行う場合、農業者と十分な話し合い、理解を得ることが必要だと考えますが、見解を伺います。二つ目ですが、先般御説明いただいた本別町住宅政策推進計画における今後の人口予測、公営住宅等の活用方針などの観点では、現在413戸の公営住宅に対して、計画では380戸ということで、33戸の減というような計画が示されましたが、用途地域指定は、そういう観点からも見直されるべきというふうに考えますが、見解を伺います。つけ加えますと、住宅用地というようなことで、この用途地域が指定されたりするということですので、住宅なり公営住宅の建設予定が、計画がマイナスという形で示されているわけで、当然用途地域の変更もあり得るのではないかという観点から、このように伺いたいと思います。よろしくお願いします。

答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)

〔登壇〕阿保議員の1問目ですが、都市計画区域内の用途地域指定について答弁をさせていただきます。まず、1点目の用途地域の変更を行う場合に、農業者と十分な話し合いにより理解を得ることが必要だということでありますけれども、都市計画用途地域指定につきましては、昭和43年に、現行の都市計画法が制定されまして以来、適切な市街地の土地利用を図るために、各用途地域において、建築物の用途整備も行い、また、住居環境の保護や商業、工業などの利便の増進を図るために指定してきたということでありまして、本別町では、御質問のとおり昭和47年5月に用途指定をしておりまして、指定地におきましては、公聴会を開いて住民の皆様から意見を募りながら、理解を得て指定してきたところであります。また、用途の変更につきましては、昭和52年、平成6年、平成27年と、これまで3回の変更を行ってきておりますが、用途の種類の変更時においては、住民の皆様と意見交換は行ってきているところです。ただし、平成4年の都市計画法の改正によりまして、各市町村への都市計画のマスタープランの策定が義務づけられまして、マスタープランの中では、土地利用の方針も位置づけられておりまして、都市計画の用途地域の変更においても、変更の内容を盛り込むことが必要となってきました。平成15年のマスタープランの策定時におきましては、住民へのパブリックコメントなどで意見を募ってきているところです。今後も都市計画用途変更におきましては、都市計画マスタープランとあわせて、地域住民の皆様の意見を募りながら、理解を得てまいりたいというふうに考えております。2点目の用途地域の指定は、見直されるべきとの考え方についてですが、用途地域の指定の見直しにつきましては、本別町で策定しています本別町のマスタープランと、北海道で策定しています本別町都市計画マスタープランとの整合性を図りながら進めることとなっておりまして、平成22年度に定期見直しを行ってきました。この次は平成32年度の見直しに向けて、本別町と北海道で策定しておりますマスタープランの定期の見直しを進めることとなっておりまして、今後の人口減少に伴う第7次総合計画や本別町の住宅政策推進計画などによりまして、平成32年度以降の市街地の住宅地や商業地、工業地の土地利用を位置づけまして、市街地にあっての農地にも農業との調整を図りながら、用途地域の適切性を勘案した見直しを進めてまいります。以上、都市計画区域での用途地域指定についての答弁とさせていただきます。

質問 10番 阿保静夫

先ほど簡単に触れましたけれども、御承知のとおり、農業振興地域の指定が外れると、農業以外に活用することが一応見込まれるというような形、住宅というお話があったとおりだと思います。それともう一つは、農業や農地関連の補助事業が非常に受けられなくなるという、農業振興という立場からいうと真逆の形になるということなのですけれども。それからもう1点は、私も調べてびっくりしたのが、課税の計算の基礎が、農業振興地域から外れると、いわゆる宅地並み課税が適用されるそうなのです。それで、特に、例を上げますと、私は、父が亡くなって、父の農地を生前贈与から相続という形ですが、御承知のように農振に全部掛っていますので、基礎控除が3,000万円あるのです、初めて知りましたけれども、はっきり言ってほとんどかからない状態になりました。面積も少なかったので。ただ、基礎控除は3,000万円ということになっているようですけれども、基礎控除後の金額が結構、宅地並みで計算されると桁が二つくらい違うのです。億単位。一つだけ例を引っ張ってきましたけれども、1億円を超えて2億円という税率は40パーセントだそうです。ですから、そこから差し引きされるのが1,700万円で、この例でいくと相続税は2,300万円から6,300万円という金額になります。これは、先ほど町長のお話の中で、地権者とか住民といろいろ話をしながら計画を決めてきたということは、そのとおりだと思いますけれども、なかなかここまで話が至っていないのではないかという気はするのです。それから、昭和47年から町の用途地域指定が始まっているわけですけれども、農業にすると、代が一つか二つくらいかわるくらい、現時点で来ているので、今後のことを考えると、ずっと農業をこの地域でやりたいということであれば、それが将来的に、今言ったような大きな負担が生じる可能性もあるということも含めて、相談のテーブルに乗せていかないと、ひょっとしたら大変なことが起こるのではないかというふうに感じております。問題は、用途指定地域に指定された農地に、このようなことが起こるということが、農地を使用する農家の方、そして用途地域を設定する町との間で十分な協議がされるべきではないかということです。町としても、都市計画を立てて将来のまちづくりを進めなくてはならないことは十分理解をしているわけですけれども、その計画で線引きされる農地の所有者が、図らずも大きな負担を強いられるということになっては、何のための都市計画かということになるわけです。これまで3回の見直しがされ、平成32年に向けて再度見直しがされるということですので、この点は非常に農業者との十分な協議が行われるべきだというふうに思いますし、先ほど②で申し上げたとおり、公営住宅のデータなのですが、将来的には、計画では33戸減ということで計画がされているわけですから、人口減ということも当然計画の中で示されていますけれども、そういうような意味から言っても、今までの用途地域指定はやっぱり見直されるべきではないかなというふうに思うわけで、その点について見解を伺いたいと思います。

答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)

用途地域の指定は、47年から始まって、おおよそ10年ごとぐらいに3回見直していますから、見直すときも町が単独でやるということではありませんから、もちろん北海道の計画、マスタープラン、本別町のマスタープランも含めて、そのためには土地の所有者含めて、どのような用途にしていくかということは、十分それは相談、協議をされているということです。ですから、逆に私どもが経験したのは、国道ですとか町道の一定面積は農振から外すということもあったのですが、逆に補助事業が入らなくなるから農振に戻してほしいというような協議もありましたし、そこは柔軟に用途に合わせて、地権者のそれぞれ経営形態だとか事業の形態によって変わる。例えばインターに近いところの人だったら、いろいろな可能性があるので、ここは農振を外してほしいとか、そういうことも常に見直しにあわせて協議をさせていただいていますから、今の課税の対象になると、面積も含めて、用途変更になると、農地と宅地並み課税になると大幅に違うわけですから、それは十分に理解をしてやらないと、万が一相続なんかになったときに大変なことになるという。これは都会ばかりでなくて、私どもの町でもそういうことは起き得るということだと思うのです。ですから、そこは、例えば事業をやりたくて、農地でありながら事業をやりたくて、そこを外すときに、そういうことも含めて、きちっと協議するとか、また逆に、宅地なり雑種地、いろいろな工業用地含めて、それを農業に戻すときも、逆にこういうことでほかのものの制約がありますとか、そういうことを含めて、きちっと用途に合わせた将来設計ができるように、しっかり協議してから用途変更をしていくということに、さらにまた、ここは明確にしていかなければならないかなというふうに思うのです。そういうことを含めて、今、御質問いただいたことは、よく私どもも理解をしていると思いますので、それはそのようにしっかりと適切に、それぞれせっかく用途を見直して迷惑かかる、また、失敗したなということにならないように対応していきたいというふうに思います。

質問 10番 阿保静夫

答弁の中でいろいろ触れられて、理解をしたところです。町長おっしゃったように、本別町が計画を立てて道に持っていって、道の承認を受けて確定するような形だというふうに理解していますし、そもそもの計画のもとは、地権者などの意見も十分聞いて、線引きなり色分けしてきたということですから、農業情勢とか、それから人口とか、いろいろな変動要素があって、地元がそれを一番最初に察知するわけですから、平成32年に向けての改正なり見直しの中では、十分そういうことが生かされるべきだというふうに思っていますけれども、道としても、町村の計画を尊重するというか優先するというか、やはり地元の計画というのが一番現実に即しているというふうに思うのですけれども、なかなかそういう変更というのが難しいという話も聞いた記憶があるのですけれども、いずれにしても、地元の実態をきちんと伝えると。そして地権者の話を十分に聞くということがすごく必要なことだというふうに思いますけれども、平成32年に向けての見直しが、大きくあるかどうかは別としても、そういう道との関係も含めて、どういう方針で臨んでいくのか伺いたいと思います。

答弁 建設水道課長 大槻康有(建設水道課長は2020年3月まで)

阿保議員の質問にお答えをさせていただきます。この件に関しましては、平成32年のマスタープラン、道のマスタープランの改正に向けて、本別町とも抱き合わせでやっていきましょうということで、いろいろ見直しを今かけてきております。中身としては、やはり半世紀、昭和47年に設定されている用途でございます。約50年までいきませんけれども、それの中で、今後の市街地としてどうすればいいのだろうという話し合いも、何回か協議をさせていただいております。ただ、もともと住宅地としてつけている用途、市街地ですから、そういうところがありますので、今後の住宅地だとか都市施設、下水道だとか街路とかも現在入っている部分の農地もございますので、そういう部分も含めて、今後どうしていこうかという部分を検討していこうと。ただ、農業のほうとも協議をしながらということでございますので、本当にそこの農地が住宅地として必要なのかどうか、そういう部分も含めながら検討していきましょうということに、今、道との協議にはなっております。

質問 10番 阿保静夫

今回いろいろ調べている中で、先ほども申し上げたとおり、宅地並み課税ですから、とりわけ相続税は、さっき言ったような大きな数字になるようです。ですから、ただ、相続税は、御承知のとおり町に入る税金ではないです。国税です。ですから、今後、見直しの協議や何かのときに、対象になる農業者などと、その辺の話もしないと、それは農業者本人の問題といえば問題なのですけれども、ふだんから相続税のことを余り考えて農家は多分、私もそうですけれども、やっていないのです。ただ、やっぱり町がそういう色分けや線引きをすることによって、そういう現象も起き得るということは、お互いに知らなければならないことだと思うのです。財布の中身のことですから、個々の問題ではなくて一般論として、農振のことで言えば、いろいろなものを建てられますということもあります、裏腹の関係ですから、そういう一面もあるけれども、仮に相続が発生した場合は、宅地並み課税ということもあり得るということで、昔、よく生産緑地なんていう話もあったのですけれども、すごく遠い話だと思っていたのですけれども、実際に町が用途地域指定のときに、そういう部分にかかわってくるという点では、話し合いの中で、そういう要素も十分に入れながら、お互いに納得できるような見直しをかけていくべきだと思うのですけれども、その点についてはいかがでしょうか。

答弁 建設水道課長 大槻康有(建設水道課長は2020年3月まで)

阿保議員の2回目の質問でございますけれども、国税の話でございますけれども、我々は国税のことは詳しくございませんけれども、用途設定時におきましては、その件に関しては、地域の方からのお話も当然なかったと思われておりますので、その後に、世代交代で相続だとかが出てきた件のときにも、我々にも特にそういう御相談もなかったのです。ただ、今、阿保議員が言われるように、今、現状で国税の中身で負担がかかるというのが明白に出てきている部分も含めまして、今後は、そういう部分の情報を聞き入れながら、あくまでも町の都市計画は、税とかという問題ではないのですけれども、市街地の形成をどう守っていくかということが大前提でございますので、その辺は情報としていただきながら、また、いろいろな部分、地域とお話をしながら、当然変更をかける分に関しては、先ほどもお話ししましたように、地域にお話をするということでございますので、変更のときには協議させていただきたいというふうに考えております。

質問 10番 阿保静夫

それでは、次に行きます。二つ目の質問です。共同合葬墓の必要性はということで伺います。近年、町営墓地に墓を所有している町外の方々から、草刈りなどの依頼があったり墓の撤去などがふえてきているとのことです。民間のお寺では、共同の合葬墓を新設するところもありますが、町として検討する時期が来ているのではと考えますが、伺います。以前もほかの議員より質問がありましたが、町営の共同合葬墓、あるいは合同塚の建設の必要性が高まっているのではないかというふうに話があって、私もそういうふうに思います。最近、町外他市町村に住む方からの、町霊園内にあるその方の家のお墓の草取りの依頼や、お墓そのものの撤去がふえてきているということです。美里別東下の本別霊園では、昨年は四、五件の町外の方からの草取りの依頼、または墓そのものの撤去も四、五件あったというふうに聞いております。草取りの対応は、本別町高齢者就労センターに依頼があり、対応したとのことです。都会ではかなり深刻な問題になっているそうですが、管内においても民間のお寺で共同墓、永代供養墓を宗旨、宗派に関係なく対応するなどの動きがあります。私が現実に聞いている声としては、一つには、本別を離れてしまうのでお墓の維持管理ができない。または、子どもたちにその負担を残したくないので永代供養やお墓の撤去を考えているなどです。町としては、それぞれの事例の現状をどのように捉えていますか。そして、町としてもこのような共同合葬墓の設置を考える時期になっているのではないかというふうに思いますけれども、見解を伺います。

答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)

阿保議員の2問目の御質問の共同合葬墓の御質問ですが、これも平成27年の2回定例会に一般質問をいただきまして、合同納骨塚の整備についてという内容で質問をいただいた経過がありますが、少子化だとか核家族化の進展で、また、お墓の維持管理に不安を持たれているという部分については、全国的に合同納骨塚が今注目されて、最近では帯広市もこれに対応するということで、今、北海道では札幌、小樽、北見、さらに、今申し上げた帯広市が2,000体規模の納骨塚が中島霊園内で供用されているということでありますが、帯広市にお聞きしますと、直近で、市民からの申請があったのは427件、市外の在住者からの申請が68件で、合計495件とのことでしたが、通常、自治体が設置する合同納骨塚は、一般的には、利用に係る費用は安価でありますけれども、複数人の遺骨を骨つぼから出した状態で、まとめて埋葬するということでありますから、二度とこれは、1回埋葬すると取り出すことはできないということがありまして、公営のために、また、宗教的な儀式というか、行為はしないということでありますから、このような扱いについて、いろいろまた御遺族の判断もあるのかなというような気がしていますが、ただ、本町においても少子高齢化が進むという中では、高齢の御夫婦で、子どもが遠隔地にいてなかなかお参りにも、それぞれお墓の清掃にも来られないという方がふえてきているということは間違いないことでありまして、町外に移り住んだ方から、高齢によってお墓参り、草取りができないとか、また、墓所の返還がふえてきているということも事実でありまして、内容といたしましては、平成28年度ですけれども、本別墓所が14件、本別霊園が4件、平成29年、昨年ですが、本別墓所で16件、本別霊園で2件で、その後は、居住地の霊園だとか納骨堂への移しかえをされているということであります。住民のニーズを把握することはなかなか難しいところがありますが、平成27年度に御質問いただいた以降、現在に至るまで、実は合同の町有合葬墓設置の要望は、お話としてはまだ承ったことがありませんが、このような状況の中では、共同がいいのかどうか、それらについても検討しなければならないというふうに、私どもも内部の職員の担当を含めて実はお話しさせていただいています。今後、町民の皆さんの要望が高まるということは否定もできませんので、ニーズももう少し見きわめながら、これについてはいろいろ考えていかなければならないのかなというふうに思っています。大分前になりますけれども、先輩の議員からも、気楽にお参りしたり、お墓の管理がしっかりできるという町で、本別が全国に注目されるような取り組みをしたらどうだという、そういう話も以前にもいただきましたし、27年には高橋議員のほうからの一般質問がありましたから、そういうこともずっとあるのですが、それも世の中の今の人口減少含めて、都市と地方での少子化の中で、対応しなければならない時代になってくるのだろうなというふうに私どもも思っております。私どもも、人ごとではないかもしれませんから、近くに子どもたちがたくさんいるとかなんとかということではありませんので、そうなると、今の家族は、子どもたちに迷惑をかけないというようなことが一番先に、そういう思いというのがありまして、それであれば永代供養だとかなんとかと、そういうことも含めていろいろ、皆さん今いろいろ考えていかなければならないということがありますので、そんな話もありますから、もう少しニーズも含めて、把握させていただきながら、必要であれば、そのときにまた、どういう方式がいいのか含めて検討させていただきたいと思いますが、実はこの質問が出ると思ってはいませんでしたけれども、その前に、ふるさと納税などなどの対応を含めて、こういう方式も全国に呼びかけて、本別ならではの埋葬の仕方だとか、いろいろ考えるところもあるなという話も実は内部で協議をされたということもあります。そんなことを含めて、本当に将来大事な場面にきっとなってくるのかなと思いますから、もう少し検討させていただきながら判断をさせていただきたいなと思います。以上申し上げて、答弁といたします。

質問 10番 阿保静夫

ただいま答弁いただきましたとおりだというふうに思っておりますけれども、私も今回質問をするに当たって、とりあえず全道の状況を、私のできる範囲なのですけれども、いろいろ調べました。先ほど町長、札幌市を初め幾つかの市の名前を挙げましたけれども、市が先に、帯広市も含めて全道的に進んでいます。町長が言った以外では、例えば北見市なんかもそうですし、函館市もそうですし、旭川市もそうです。まず、市が先行しているということと。苫小牧はこれからだったというふうに思うのですけれども、先ほどの町長のお話の中では、住民ニーズをつかむという点では、苫小牧はかなり詳しいアンケートをとりました。インターネットで見られる範囲で言うと、多分あれは10ページくらいになるアンケートです。この町に住む住まい方を問うのと同時に、お墓の問題について、どういう意向があるかということをかなり詳しくアンケートをとって、市民が見てもわかりやすいように円グラフでやっているということです。その中身を見ますと、苫小牧市のアンケートの結果で、回収率はちょっと調べてきませんでした。回収率は見ませんでしたけれども、十五、六パーセントから20パーセントくらいが合葬墓を求めているという苫小牧のアンケート結果でした。圧倒的なのは、地元に墓があるから合葬は特に必要性は感じていないのが6割から7割くらい、66パーセントありました。何を言いたいかというと、住民ニーズをつかむという点では、こういう具体的な方法もあるということを言いたかったのです。先ほど名前が出たので言いますけれども、高橋利勝議員に対する、同様の質問の中身だったと思いますが、答弁のときにも、ニーズがあるかどうかというのはもちろん基本です。だから、それは町として、この分野というのは、町としてなかなかつかみにくい分野だと思っています。非常にソフトな部分かなと思うのですけれども、だけれども、先ほど町長おっしゃったように、ふるさと納税の取り組みの中で、全国に今つながりがありますよね、七千何百万円になるというつながりがある中で、本別ではそういう人も合葬墓なり合同塚なりで受け入れると。例えばの話ですけれども、その時期は桜とか本別のツツジがきれいですとか、そんなことも含めて、ある意味人口対策というか、まちづくりというか、そういう一環としても、ただお墓のことだけに小さく考えるのではなくて、町を全国に知らしめていくというか、それは多分人口対策にもつながっていくように思うのです。ですから、そういうちょっと緩やかで広い観点で合同塚や合葬墓のことを、御苦労でしょうけれども、取り組む時期に来ているのではないかな。私も今回の質問をするに当たって、個々の希望を聞きそびれております。現象としては、さっき町長からもおっしゃったような数字で、墓の撤収なんかもあるというのは数字としてはつかんでおりますけれども、なぜという部分がつかめておりません。そういう意味では、苫小牧のようなアンケートというのは一つの方法論ではないかなということで、申し上げたいのは、住民ニーズ、あるいはお墓の利用者のニーズをつかむという意味では、何らかの具体的な方法がそろそろ始まってもいいのではないかというふうに思うのですけれども、その点について再度伺いたいと思います。

答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)

気持ちとしては、先ほど触れましたけれども、自分たちもかかわるというか、対象になる得ることですから、それは本当にみんな同じような年代の方が集まれば、そういう話も出ることももちろんありますから、それはそうだなというふうに思うのですが、ただ、現実にそれをどうやっていくかということは非常に難しいなということなのです。先ほども少し言いましたけれども、職員との意見交換とか協議した中もそこなのです。例えば納骨、要するにお堂をつくるのか、昔の無縁仏のような形で塔をつくるのか、今のような樹木葬でやるのか、うちには海がありませんからそれは別ですけれども、そういうことも含めて、どういう方法ができるのだろうと。そういうことも含めて、それもただ納骨するとか、お墓対策とかだけでなくて、今、阿保議員の御質問のとおり、本別町を知っていただくとか、本別の町おこしだとか、そういうことを含めて、本別にそういう依頼をすれば末代安心して、それはきちっと対応できるということを含めて、それが結果としてふるさと納税の、本別に思いを寄せていただく人たちだとか、またこれからそういうことで本別とかかわりを持っていただくとか、そういうことも含めてやろうと。もっと言えば、ほかでやっていないこと。これならなと思えるようなことが何かできないだろうかと。こんな話も今、実はさせていただいておりますから、本当に具体的にはまだ全然方向性も何もわからないですけれども、でも、どういう方法かは別にしても、本当にそういうことをしっかり取り組んでいく必要はあるということで、今、協議がちょうど始まったところでありますから。特に今、苫小牧の例を出していただきましたけれども、地元にいる方はやっぱり地元の、先祖から含めて大事にしているお墓がありますから、そこはそんなにアンケートをとってもニーズは高くないのだろうと思いますけれども、離れた人だとか、家族がいなくなった人だとかというのは、それは間違いなくそういうことがなければならないだろうというふうに思います。それは、本町の各お寺様方とか宗教の関係者も含めて、そういうこともいろいろ意見も聞かせていただきながら、どういう方法がいいのか、できる方法も含めて、いろいろ協議を、また、検討をさせていただきたいなというふうに思います。そういうことが具体的になれば、私どもだけでなくて、それぞれ宗教関係、わかりやすく言うとお寺とか、現在、善意でお守りしていただいている宗教関係の人たちもしっかり協力していただけるような方法も含めて、何か方法論として考えていきたいと思います。以上です。

質問 10番 阿保静夫

行政としては、非常にいずいというか、取り組みづらい部分はあると思うのです。すごいソフトな部分というか、精神論的な、宗教観とかがあるけれども、ただ、道東は結構町で多いのです。幾つかありますけれども、道東のほうの町で結構あります。美幌なんかもそうなのです。美幌もスタートしたりしているし、小清水なんかもやっているのです。それで、その中で、一番最初にうたっているのは、今、町長おっしゃったような、いわゆる人口動態とか、少子化の問題というのが一番最初にもちろん掲げられているのですが、自治体がやるということは、もう一つの問題は、安価というか、そんなに所得が多くなくても対応できるというのが、自治体のある意味責務だと思います。私も菩提寺は町内にあるのですけれども、そこは永代供養をやってくれるところです。ほかのお寺のことはよくわかりませんけれども、それはお金も結構かかる話なので、なかなか難しいところもあるなと思っていますので、自治体がそういう関係に乗り出すということは、所得が少ない方でも一定の、精神面になるのかもしれないけれども、永代供養ができるということが大事なことだと思うし、合同塚の場合は、要するに骨をばらまいて入れるということですから、後で回収ということは不可能ということが前提になっていますけれども、中には、記帳というか、石碑に刻むのに、それは別料金で、それはそんなにすごい金額ではないのですけれども、そういうことで対応している自治体もあるのです。ですから、今スタートに着こうとしているところだというふうに理解しますけれども、もう先進例はいっぱい出てきていますので、本別らしさ、それから先ほど町長がおっしゃったような、ふるさと納税とも絡めるような、そういうことを必要としている人たちが安心して納骨できるというか、委ねられるようなものを、この本別町につくるということはすごい大事なことではないかなというふうに思っているわけです。そういう点からも、ぜひ所得の少ない人なんかは、やっぱり自治体としてやるべき部分ではないかなと私は思うのですけれども、その点だけ再度伺いたいと思います。

答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)

やりますというのも難しいし、やらないというのも、これも、そんなことにもならないし、本当にどうすれば、どういう方向が一番いいのかということが、まだまだ先が見えないというか、結論が見えない中ですから、やらなければならなくなるだろうなということは間違いなく思っていますし、やるほうが大事だなということは十分理解していますので、その方法論について、どういうぐあいにやったら、安心して納骨をしていただけたり、その後のかかわりも含めて、きちっと連携がとれるというか、対処ができるかということも含めて、十分に考えていかなければならないのかなというふうに思っています。そういう意味では、大変今、終活とかいろいろ含めて、大きな問題となっているこういう事例ですから、そのことも含めて、中途半端なことではなくて、本別ならではだねと思えるような方向も含めて、十分に検討しながら進めていきたいなと思います。以上です。

質問 10番 阿保静夫

終わります。

出典:本別町議会 平成30年第1回定例会 2018年3月13日 議事録 PDF(84ページ) 間違いを知らせる