本別町議会 平成29年第4回定例会 2017年12月12日
障がい者グループホーム
2017年12月12日、本別町議会の一般質問で、藤田直美議員が「障がい者グループホーム」について質問し、町長 髙橋正夫、保健福祉課長 飯山明美が答弁しました。
- 質問者
- 藤田直美 議員
- 答弁者
- 町長 髙橋正夫、保健福祉課長 飯山明美
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 藤田直美
議長のお許しをいただきましたので、通告書に基づき、次の1問を質問させていただきます。私からは、障がい者のグループホームについて伺います。平成25年4月1日、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援すための法律、障害者総合支援法が施行されました。地域社会への共生の実現に向けて支援するもので、障害者自立支援法を改正したものです。障がい者を施設から地域へ、入院から地域へ、学校から地域へと移行を目指す施策です。障がい者が住みなれた地域で安心して生活していくには、自立を促す日中の活動の場や、生活の拠点となる住まいの場の確保が必要となります。親なき後の住まいの場として、グループホームは重要性を増していると思いますが、施設整備について、本別町の考えを伺います。高齢の親御さんからは、病気やけがで入院、認知症になり施設入所となったときなど、残された子供はどうなるのだろうと考えている方が多いようです。また、本別町にグループホームがあれば、他町から呼び戻したいと考えている方、障がい児を持つお母さんたちからも、将来、自分の死んだ後、安心して預けられるグループホームはあるだろうかと、皆さん一同に心配をしています。障がいがある子を持つ同じ親として、その気持ちは痛いほど理解できます。一つ目に、本別町の障がい者グループホームの現状と今後の課題について伺います。二つ目に、チャレンジド・ネットワークに加盟している法人や団体の中で、グループホームの創設を考えている方がいると聞いています。ですが、土地の価格が高いなど、場所の問題や、運営上の財政面の問題が大きく、先送りしたようですし、また、断念した例もあります。特に重度の方が住むグループホームでは、夜間に世話人を配置するなど、支援体制をとるほか、中古住宅の改修には細々な規定があり、スプリンクラー設置などの施設の改修に莫大な費用がかかります。整備にかかる費用など、本別町で何年もかけて障がい者にかかわり、これから創設を考えている方たちの後押しをする考えはないか、伺います。三つ目に、障がい者が地域の中で自立した生活を送るためには、地域住民の理解を得ることが重要です。事業者と地域住民のかけ橋となり、社会的障壁を取り除くため、グループホームの必要性など、周知、啓発活動により一層支援していくべきです。取り組みを伺います。
答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)
〔登壇〕藤田議員の障がい者グループホームについての御質問に答弁をさせていただきます。まず、1点目の本別町の障がい者のグループホームの現状と課題ということでありますが、現状につきましては、本年の12月1日現在のグループホーム利用は、十勝管内の事業所、町外から本別へという、今御質問ありましたけれども、そのとおりでありまして、現状は全員が町外の施設に、グループホーム含めて施設のお世話になっています。これはずっと今までと同じですが、ここにきて、それぞれ第4期の障がい福祉計画で、29年度末の整備目標ですけれども、町外で16人、町内で16人の32人となっていますが、ことしの6月に、本町で初めて4人の定員のグループホームが開設されて、また、12月中には2カ所目のグループホームが、4人の定員ですが、これが開設される予定となっております。今年度中に計画のある16人分のうちの8人分が確保されるということでありますが、これから発足する予定ということで、課題ということにまだなっていませんが、それぞれ設置するまでの状況などを含めて報告させていただきたいと思いますが、まず、今年、障がいのある方へのアンケートの調査をしました。将来の暮らし方として、自宅以外で暮らしたいという方が14人おりまして、うち3人がグループホームを希望しているところです。しかし、希望される方が即入居につながるかというと、まだまだ親御さんがいるということなどを含めて、その状況も含めて、希望はするけれども、即入所ということにまだなっていないということもつけ加えさせていただきたいと思います。今後は、体験の場をつくるなど、周知や円滑な利用の支援の検討も必要であるというふうに考えておりますので、今後の基盤の整備につきましては、利用者のニーズも見きわめながら、現在策定中の第5期の障がい福祉計画の中でお示しをしたいと思っています。2点目の、グループホーム整備に係る補助についてですが、民間事業者から開設に向けて相談があった場合、これは国の社会福祉施設整備の補助金の活用を紹介するわけですが、この補助金は、創設もしくは大規模改修、スプリンクラーの設備の整備、防犯対策の強化に係る整備などが主な補助内容でありまして、補助率は国が2分の1、4分の1が北海道、事業所がそれぞれ4分の1ということで、申請においては、事業開始の予定から2年前にこれらの申請の補助協議の開始が必要であるということでありますので、急にというか、時間のないところで補助申請をしても、これは該当にならないということでありますので、長期的視野に立った整備計画が必要となりますので、町としては、補助金交付は今行っておりませんが、事業所が資金を調達しているのが今の現状であります。3点目ですが、地域住民へのグループホームの周知、啓発の支援の取り組みについてですが、町といたしましては、障がい者週間記念事業などを通じて、広く地域の方々の理解を得るために、またそれぞれ取り組みを進めています。特に自立支援協議会の事業所部会では、利用の意向がある御家族への学習の開催などを行ってきているところです。障がいのある方が地域の中で安心して暮らすためには、地域の方々の理解と協力がやっぱり何よりも必要だということでありますので、事業者みずからがそれぞれの事業所を知ってもらうために、より理解を得る、協力体制を構築する、開かれた施設運営をするということが求められているというふうに考えています。町といたしましては、事業所に運営推進会議の設置を呼びかけながら、事業所、地域住民、行政が一体となった、開かれた事業所運営を支援しているところであります。以上申し上げて、答弁とさせていただきます。
再質問 2番 藤田直美
再質問させていただきます。平成29年10月時点での本別町の資料によると、介護度4以上、重度と呼ばれる障がいを持たれていて、本別町にグループホームの施設がないことから、本別町以外の市町村で居住を受けている、施設入所で36人、共同生活援助、グループホームだとは思いますが、16人、療養介護で7人、生活介護が26人、合計85人となっております。また、本別町の就労継続支援事業所A型、B型で就労している方は合わせて30人いると資料の中ではなっていたと思うのですが、先ほど町長がおっしゃられていましたアンケートの中では、自宅以外で現在生活したいと言われている方が3名というふうに聞いておりますが、重度の方は本人が意思を示すことができない重度の子供もいます。また、医療介護も必要な子は、遠くの施設に今行っているような状態ですし、また、就労支援A型、B型で就労している方の中には、自立して暮らしている方もいるとは思いますが、まだまだ地域で当たり前の生活を望んでいる、または必要としている障がいのある方や家族はまだたくさん、アンケート結果にかかわらず、いらっしゃると思っております。また、その受け皿も本当に足りないのではないかというふうに思っております。先ほどの補助金の関係ですけれども、現在、NPO法人が12月から、このたび開設となった、現在、上本別で障がい児、者の日中一時支援をしているNPO法人インクルードで運営しているグループホームぽのぽのという所が始めることとなりました。また、その創設にあたっては大変苦労しておりまして、その事業所の方は、幼児から、小学生のときから支えてきた子供たちを、大人になっても障がいを理由に生まれ育ったまちを離れることがないようにという熱い思いで、やさしく、温かく、ぬくもりのある生活の場所を提供するという理念として奮闘されてきました。また、そういう情報も事業所には入っていなかったのかというふうにも思いますし、これから創設する方たちにはそういう情報を知っていただいて、現在、チャレンジド・ネットワークに加盟している団体の中でも、ゆくゆくはやりたいのだと、将来、利用者の方も信頼できる施設に子供を預けたいと思いを持っていらっしゃる方もいらっしゃいますので、ぜひそういう事業所や団体の方たちの後押しをしていただきたいと思います。また、土地の利用などで購入が難しいということを多く聞きます。空き家の再利用など、空き家対策を絡めた社会資源の活用はどうでしょうか。その点についても伺いたいと思います。もう1点は、障がいのある人もない人も安心して地域で暮らしていくために、また、地域の方に理解していただくためには、開設に至るまで、行政からの指摘、指導など、助言をしていただけないのかと、とても必要性があると感じました。その点についても伺いたいと思います。
答弁 保健福祉課長 飯山明美(保健福祉課長は2021年3月まで)
藤田議員の御質問にお答えしたいと思います。まず、障がいのある方の現状の部分なのですけれども、人数としては八十何名、施設におられる方がいるということだったと思いますが、一応このアンケートに関しましては、3年に1回の計画策定時に皆さんにとっていただいております。その中で、やっぱりそのとき、そのときの状況で、今使いたいとおっしゃる方の人数は変わってくるのかなというふうに思っております。その辺の状況を見きわめながら、施設整備も少しずつ少しずつ状況に応じて進めていきたいというのが担当のほうの考えです。また、開設にあたっての支援という部分では、一応町内の事業者さん、あるいは町外も含めてですけれども、本別町でこういった障がいの事業をやりたいという場合には、一応相談窓口が当ケアセンターのほうになっておりますので、そこに御相談をいただいて、その中で、例えば国の補助金ですとか、やりたい希望に応じた物件ですとか、土地ですとか、いろいろな相談にはこれまでも応じてきていると思いますし、今後も同じように支援をしていきたいというふうに思っております。空き家との関連という部分でも、その辺のところにつきましては、そういう物件があるかどうかということと、開設したいと思っている方のニーズというか、これぐらいの規模でというところのマッチングが非常に重要になってくるのではないかというふうに思いますが、そういう御相談があった場合には、当ケアセンターのほうで関係部局とも連携を図りながら情報提供はしていきたいというふうに考えております。以上です。
再質問 2番 藤田直美
今回のグループホームぽのぽのの開設に至るまでの過程では、地域の方々への理解を求める働きかけが不十分であり、もっと時間をかけて理解を求めていくべきだったなというふうには思っております。それは本当に事業所の責任だと思っております。これから事業所として責任を持って地域住民の方々の理解を深めるためには、地域の方々と話し合いを持たれると思うのですが、行政からも地域に出向いて、その説明会などに参加していただき、グループホーム利用者の障がいの特性や、地域の中で事業所ができること、やらなければならないことなどの説明のサポートをする考えはないかを伺います。
答弁 保健福祉課長 飯山明美(保健福祉課長は2021年3月まで)
高齢者にしましても障がいの方にしましても、やはり自分の地域にそういう施設ができるという場合には、少なからずそこに住んでおられる方は、皆さん、どういうものができるのだろうということで、いろいろな、ある意味、ちょっと不審な部分もあったりとか、心配な部分、いろいろな思いを抱えて、地域側では見ているのかなというふうに思います。理解をしていただくための活動というのは非常に、今後、その事業所がそこでずっと運営をしていく上でも、最初が本当に大事なのではないかというふうに考えております。今回、御相談のあった事業所につきましても、御相談のあった段階から、地域での、例えば自治会長さんへの相談ですとか、地域に御挨拶に行く必要性ですとか、そういうことについてはいろいろとアドバイスもさせていただいた経過があります。今後、聞いているところでは、地域の説明会を行っていくということでありますけれども、まず一義的には、そこで開設をされる事業者さんが、やはりどういうものなのかということを地域の皆さんに直接お伝えするのが一番大事なのではないかというふうに思います。そこで話し合いの中でいろいろな課題ですとか、調整がつかなかったですとか、いろいろな問題が発生したときには、その調整も含めて、行政のほうでも関わらせていただくことが必要かなというふうに考えているところです。以上です。
再質問 2番 藤田直美
行政が入ることで住民の方々は安心感を感じると思いますし、また、信頼できる事業所であるかどうかを見きわめることにもなると思いますので、その点については進めていただきたいと、そのように協力していっていただきたいと思っております。最後に、先週の土曜日、12月9日に行われました障がい者記念事業では、未来に向けてともに生きるまちをテーマに行われました。その中で、チャレンジド・ネットワークに加盟している団体の活動報告のDVD上映など、障がい者が生き生きと活動している姿にとても感動いたしました。たくさんの方に支えられて無事終了となりましたが、特に職員の方々による創作劇、共生、ともに生きる、差別解消にかかわる題材の上映をしていただき、大変すばらしいものをつくっていただきました。今後もチャレンジド・ネットワークの加盟団体については支援の輪が広がっていくことを強く望みますし、引き続き行政のほうもいろいろな面で協力をしていただくことを望みますが、その点についての考えを伺います。
答弁 保健福祉課長 飯山明美(保健福祉課長は2021年3月まで)
行政のサポートの部分ですけれども、私どもといたしましては、今、開設されている事業所さんにお願いしているのは、法的な義務はないのですけれども、介護保険のほうでいえば地域密着型の運営推進会議、事業者さんと地域の皆さん、そして一部行政も入って、事業所を知ってもらう活動ですとか、地域との交流事業ですとか、いろいろなものを展開していくというようなことを、障がいの事業者さんにもやっていただけないかということでお願いをしてきているところです。地域の中で認知度を高めて、円滑な運営ができるようにというふうなサポートとしては行政としてもやっていきたいというふうに考えております。以上です。
再質問 2番 藤田直美
終わります。─────────────────────────────────────◎散会宣告