みんなの議会

本別町議会 平成28年第3回定例会 2016年9月13日

本別町の胃がん予防

2016年9月13日、本別町議会の一般質問で、藤田直美議員が「本別町の胃がん予防」について質問し、町長 髙橋正夫、保健福祉課長 村本信幸が答弁しました。

質問者
藤田直美 議員
答弁者
町長 髙橋正夫、保健福祉課長 村本信幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 藤田直美

1問目終わらせていただきます。2問目の質問に入らせていただきます。本別町の胃がん予防について質問いたします。発表されている機関によっては数パーセントのずれはありますが、日本人の胃がんの98パーセントはヘリコバクターピロリ菌が原因とされています。ピロリ菌保菌検査が若い人の間で広がってきております。中高生にピロリ菌検査を行っている自治体は、道内でも年々ふえ、平成27年度は14市町以上になり、平成28年度はさらにふえていると思われます。中高生のピロリ菌感染率は約5パーセントと言われており、検査で見つかった生徒が除菌すると胃がんや胃や十二指腸の潰瘍になるリスクが大幅に減少することとなります。大人のピロリ菌をめぐる状況は平成25年2月から検査と除菌治療が健康保険を使って受けられるようになりました。現在、約150万人が受けていて、これが10年間続けば年間5万人いる胃がん死亡者が約3万人に減るとの予測もあります。平成27年3月の定例会において一般質問を行っていますが、再度、以下について伺います。一つ目に、中高生を対象にピロリ菌検査を行い、陽性者には早期除菌治療を進めるべき考えますが。二つ目に、専門的な方を招いて町民向けの医療講演会を開く考えはないか、または学校保健師やPTA、生徒に医療講演会を聞く機会を、以上2点について伺います。

答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)

〔登壇〕藤田議員の本別町の胃がん予防についての質問の答弁をさせていただきますが、今、御質問ありましたように以前にも質問をいただきました。実に難しい質問だなと思っていますけれども、難しいというのは御質問ありましたように中高生でピロリ菌の検査をすると、ピロリ菌の発症率というのは変ですけれども、率が非常にまだ中高生は低いのですね。低いところで、それはもちろん低いから有効でないということではないのですけれども、それをやっているのは今、道内で17自治体です、検討しているのも少しありますけれども、35歳でやっているのが本別町と音更町、ここが35歳で実施しているのですが、ピロリ菌は年齢を重ねることによってだんだんピロリ菌の保菌率というのですか、これが非常に高くなって、やはり60を過ぎるとかなりピロリ菌というのは影響を与えるということなのですが、ただ、中高生で実施したときに、例えばピロリ菌の治療が必要だよということになると、内視鏡検査だとか、いろいろな検査が不随してくるのです。御承知のことと思いますが、そのことがその中高生のピロリ菌検査のときに、逆にリスクとしてならないのかなと、こういうことも含めて実は大変、庁内でも協議をしているところなのですが、それで本町は35歳以上の町民の皆さんに町民ドックで受けていただくことに今しているのですが、さらに今年度については40歳以上の方々を対象にして集団健診として町で実施をしている子宮がん、乳がん、大腸がん、肺がん検診のときにあわせて便検査によるピロリ菌の抗体検査も新たに導入したところです。御質問のピロリ菌の検査に関しましては、厚生労働省のがん検査のあり方研究会、これは平成27年9月に出した中間報告なのですが、現時点では死亡率減少への効果があることを示す根拠や証拠の検証の結果がないために、さらなる検証が必要であるとされておりまして、除菌の効果についてもさらなる知見の収集が必要であると報告されています。御質問にありますように10代から感染した人にアプローチすることによって、その後の胃がんの発症を抑制する効果が高いという意見も承知をしておりますけれども、ピロリ菌の感染は50代以上で高いこと、また胃がんのリスク要因としてはピロリ菌以外にも塩分の取り過ぎだとか、喫煙だとか、過剰な飲酒やストレスなど、これらも環境の要因にかかわってくるということに大きく考えられているところです。ピロリ菌が陽性だった場合については、内視鏡検査を経て、また除菌の治療となりますけれども、その後も胃がんのリスクがあることには変わりありませんので、引き続き定期的な内視鏡検査によりますがん検診を受けなければ病気の予防にはならないということでありますから、中高年から検査を受けて、早い段階で陽性者を発見した場合についても、その後も継続して健康管理を行っていく必要がありますので、今後のがん検診のあり方研究会における議論だとか、既に実施している市町村の状況を踏まえて慎重に検討してまいりたいと考えるのですが、このピロリ菌の検査をするときには中高生のみならず、やはり保護者だとか、親御さんの理解もいただいて検診をするということがやはり必要だというふうに思うのです。ですから、中高生についてそれぞれ将来の食生活の改善だとか、そういうピロリ菌を多く発症しないだとか、保菌しないところの必要性というのは十分に私どもも理解をしますから、そういう意味についてはこの検査をするかしないかも含めて、やはりPTA、保護者の皆さん方の理解を第一にいただかなければ、なかなか進まないことではないかと思いますので、そこをまず、そういう親御さんたちの御理解も得た中で、その中高生のどの時点にするか、また別ですけれども、そういうしっかりとした検査ができるかできないか十分に検討していくということのほうが、まず第一ではないかなというふうに考えております。御質問の2点目でありますけれども、医療講演会ということでありますけれども今後も健康管理センター便りだとか、また情報提供、関係機関とも連携しながら適切な保健指導に一層努めていくことにさせていただきたいと思いますし、効果的な予防対策もしっかり取り組んでまいりたいと考えております。また、学校における取り組みに対しましては、学校の保健指導の範囲で行うべきものと考えていますので御理解をいただきたいなというふうに思っています。いずれにしても大事なことでありますので、この検診がしっかりとスムーズに受け入れられるような条件というのですか、それを整えていくことをまず優先に考えながら、まだどこの時点で取り組むかは別ですけれども、そういうような条件が整えば有効な方法を考えていきたいなというふうに考えておりますので、まず申し上げて答弁とさせていただきたいと思います。

再質問 2番 藤田直美

再質問させていただきます。ピロリ菌のほとんどが幼少期に感染して、持続性感染という長い時間をかけて徐々に胃をあらし、胃炎や胃がんを引き起こすため、なるべく若い時期に除菌治療することで胃がんなどの病気を予防する効果があると考えられております。検査を実施しているところでは除菌治療にほとんど成功していると聞きますし、感染者数は減ってはいるものの、中学生は約5パーセントいると言われているのは、決して少なくはないと私は思っております。また、現在、本別町が行っている胃がん検診ではペプシノーゲン検査は胃がんを早期に発見するための胃がんの前がん病変である萎縮性胃炎の度合いを示す検査で、国立がんセンターと現行研究センター、予防研究グループのヘリコバクターピロリ菌感染と胃がんの罹患との関係、ペプシノーゲンとの組み合わせによるリスクという研究結果によると、ヘリコバクターピロリ菌の陰性者を基準とした陽性者の胃がんリスクは萎縮性胃炎で、ヘリコバクターピロリ菌が陽性の場合はリスクが10倍になるという研究が発表されております。あくまでも胃がんにならないための予防という観点から検査、除菌、治療の必要性を説明しております。また、ステージによって違いますが、胃がんの治療にかかる費用は平均で1人103万円かかる試算が出ております。仮に、除菌治療により胃がんのリスクが大幅に減り、胃がん患者が1人減ったとします。保菌検査、中学生二、三年生を対象とした場合、その陽性者が5パーセントとして除菌検査を行った場合、かかる費用は尿検査、呼気検査、除菌治療で尿検査の場合は700円掛ける、本別町の中学校二、三年生で113人おりますので7万9,100円、呼気検査、除菌治療で約6,000円掛ける5パーセントで6人いるとして3万6,000円、合計で11万5,000円、検査、除菌治療にかかります。1人がん治療にかかる費用103万円からピロリ菌検査除菌治療にかかる費用を引くと91万4,900円と、これは医療費の大幅な削減になると思いますが、本別町の考えを伺います。

答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)

金額も細かくいただいてありがとうございました。もちろん金額のこともあるけれども、この中高生のときに除菌がということで、本当に医学的検証で有効であるとなれば、それは健康第一ですから取り組むことは何のやぶさかでもないのです。時々話題に出るのが昔のギョウ虫検査ってありましたよね。ギョウ虫検査になると便を持ってきて検査するのですけれども、それがそのギョウ虫がいるとなったら、またいろいろなリスクがあったり何かしたりするわけですから、このピロリ菌についてもそういうことを含めて、町でこういう取り組むよということが、先ほど申し上げましたように保護者の皆さん方含めてちゃんと理解をいただけるということがまずなければなかなか子供たちにそれを受けなさいよということになっていかないのではないだろうかと、このことが一番心配するのです。ですから、このことがしっかりとまず理解をいただくようなことになれば、それは有効にそのピロリ菌検査もいろいろな検査の方法ありますけれども、それは取り組んでいけるのではないだろうかと。ただそれは、小学校6年でするか、中学校3年生でするか、高校生でするかは別にしても、それぐらい毎年同じことをやらなくていいわけですから、節目節目でその新入学生になるのか、卒業のときになるのか含めて対応すれば、それはきちっと結果で出ることですから、それは非常に御提案のとおり進めることについては何もやぶさかではないのですけれども、その環境をどうつくっていくかということについて、少し検討しながら進めていければなというふうに思いますが、また何かいい方法がありましたら教えていただきたいと。冗談でいつも言っているのですけれども、これは冗談でなく本当の話なのですけれども、我が町の明治乳業で画期的にLG21というのができたのですよね。これ、テレビでも検査なんかも出ましたけど、ピロリ菌がガラス張りの中にいると、そこにLG21の菌を入れるとばあっと浸食して一気にピロリ菌が消えていくと、こういうことになって。だから学校給食の中にもヨーグルトを出したらいいのではないかというような、そんなことも勝手に思いながら言ったことがあるのですが、そういうことも含めてありますけれども、ただ本当に除菌が確実に進んで、それが子供たちの検査の過程においてリスクも余りかからないということであれば、その方向に向かって検討していくということも十分に私のほうも考えていきたいと思いますし、もう一度言いますが、それにつけても保護者の皆さん方の御理解をいただく、その方法をまずとりながら、理解いただければそういう方法も十分に検討していきたいと、こう思いますので、以上を申し上げて答弁とさせていただきたいと思います。

再々質問 2番 藤田直美

再々質問をさせていただきます。前回質問したときもLG21の宣伝を含めた御答弁がありましたが、あわせて除菌治療、検査、また食生活の改善も含めてあわせてすると、より予防になるのかなと思っております。また、親御さんを含めた生徒に向けてですけれども、理解を深める、勉強する機会というのをつくっていただけるととてもいいのかなと思っています。専門的な方を招いて、やはりこういうことがあるという、学習する機会をつくっていただけると、特に学校保健師の方もとてもいい検査だと言われている人もいますし、また帯広は任意で受け入れするということも決まっているということなので、どんな方法でもいいのでまず勉強する機会というのをつくっていただけたらというふうに思いますが、その考えを伺います。

答弁 保健福祉課長 村本信幸(保健福祉課長は2017年10月まで)

藤田議員の御質問にお答えをいたします。まず、今、前段で食生活の改善、そういったお話もいただきました。今、健康管理センターのほうでもがんの予防対策の一環として食生活の面ですとか、そういったことはしっかり取り組んでいきたいということで当然、考えておりますし、2点目のほうの勉強する機会は研修会ですとか、講演会、そういった部分ですけれども、実際、中高生にピロリ菌の検査を入れた自治体等の状況を見ますと、まずそういったものを機会としながら保護者の方への説明会、そういったものを開催をして取り組んでいっているという事例もお伺いしておりますので、この辺はちょっと検討させていただきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。

再々質問 2番 藤田直美

終わります。

出典:本別町議会 平成28年第3回定例会 2016年9月13日 議事録 PDF(58ページ) 間違いを知らせる