本別町議会 平成28年第1回定例会 2016年3月8日
本別高校支援のあり方につきまして
2016年3月8日、本別町議会の一般質問で、阿保静夫議員が「本別高校支援のあり方につきまして」について質問し、教育長 中野博文が答弁しました。
- 質問者
- 阿保静夫 議員
- 答弁者
- 教育長 中野博文
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 10番 阿保静夫
それでは、午前中に保留しました本別高校支援のあり方はということで一般質問を行います。本年、本別高校入学希望者の減少が伝えられております。2月24日現在で新聞発表されました本別高校の本年度というか、今回の入学希望者は31名、倍率でいうと0.4倍、昨年は0.6倍ということですので、恐らく48名の希望があったかというふうに思いますので、非常に減少が大きいというふうに思います。町として、希望者増につながる本別高校支援のあり方の今後について見解を伺っていきたいというふうに思います。私初め、ここにいる多くの皆さんの母校でもある本別高校ですけれども、今回、私は大きな危機感を感じてこの質問を行います。先ほど申し上げたように、本年の本別高校への出願者数が31人と昨年を大きく下回りました。町として、通学、制服、部活、学力などの分野に本別高校の教育を考える会を通して支援をしているところですが、なかなかその思うのところの結果、入学者の増という結果がなかなか出ないということを言わざるを得ません。今、改めて本別高校への支援のあり方について検討すべきと考えます。一つ目ですが、本別高校は文武両道、郡部の進学校という伝統があったと考えておりますが、この分野での支援のあり方について見解を伺います。二つ目ですが、管内普通科高校への各自治体の支援の取り組みで、参考にすべきものはないか見解を伺います。特に、進学を中心に位置づけているような例はないかどうか伺います。三つ目ですが、高校存続の運動は引き続き強力に進める必要があると考えます。本別高校の教育を考える会を中心に、小中高関係者のみならず、町民の皆さんの大きな支援の輪を広げることが今、喫緊の課題だと考えますが、見解を伺います。
答弁 教育長 中野博文(教育長は2018年3月まで)
〔登壇〕阿保議員の本別高校支援のあり方につきましての御質問に御答弁を申し上げます。1点目の本別高校が文武両道、郡部におきます進学校であることに関する御質問でございますが、管内におきましては本別高校は文武両道、郡部におけます進学校としての位置づけがなされているところでございます。本別高校の教育を考える会におきましては、この特色がさらに進展するよう外部指導者の活用を初めといたしまして、文化、スポーツの各部への支援、学習面におきましては資格検定、模擬試験受講料の助成や主要科目の学習補助教材を提供するなど、学力向上のための各種支援策を講じてきたところでございます。また、本別高校におきましても独自の取り組みといたしまして、放課後や長期休業中を活用いたしました学習サポートの実施や個別指導など、進路に対応いたしましたきめ細やかな取り組みを実践していくところでございます。今後におきましても、本別高校の教育を考える会におきましてアンケート調査を実施するなどいたしまして、生徒及び保護者、高校の意向を反映しながら支援を継続してまいる所存でございます。次に、2点目の各自治体の支援策で参考にすべきものは何かとの御質問でございますが、本町の支援策につきましては本別高校を考える会といたしましても管内及び管外の情報収集に努めながら、参考にすべき点は既に支援策として講じてきているところでございますし、本町ならではの策も取り入れながら、現時点では本別高校の実情にふさわしい支援となっていくというふうに思っているところでございます。なお、他の町村において進学にかかわる支援という部分については、本町は先ほど申し上げましたが放課後の学習サポート、あるいは夏休み、冬休みの学習サポート等で行う教材の購入とか、そういった部分で支援をさせていただいておりますが、ほとんどはそういう進学の支援についてはおおよそ本町と同じような支援をしているところがほとんどというふうに考えてございます。今後におきましても、引き続き他の自治体の支援策につきまして情報収集に努め、本町独自の新たな支援策も含めまして、適切に実施してまいる所存でございます。3点目の高校存続運動を町全体に広げるべきとの御質問でございますが、本別高校の活動を知っていただき、身近な存在として感じていただくために、本別高校の教育を考える会におけるPR活動の強化や新たに本年は町民集会の開催をするなど、小中学校や各関係機関とも連携、協力しながらあらゆる広報を用いまして情報発信と啓発活動を実施してまいりたいと考えてございます。以上を申し上げまして御答弁とさせていただきます。
質問 10番 阿保静夫
それぞれについて答弁をいただいたところですが、一つさらに伺いたいのは、考える会が中心になってさまざまな活動、あるいは道教委への要請行動など、これまで取り組んでいただいていると、それぞれ職業を持ちながら、しかも平日にそういうことをしなければならないということだと思いますので、非常な苦労をかけているというふうに私は思っています。PTA会長なども含んで考える会が構成されているというふうに認識しております。私が問いたいのは、それでは教育委員会として一定の方向性とか、指針を示すとか、町の姿勢ということがどうなのだろうということが多くの人に聞いたわけではありませんけれども、そういう意見もちらほらと聞こえるのも事実です。実態としてどうかということはもちろん、私自身はわからないのですけれども、よく教育長などがお話するときに、もちろん町としては中学校までの義務性の部分をきちんとしなければならないという立場だと、それは十二分にわかっておりますが、高校の課題というのはもう私が言うまでもなく、そういう人たちがこれから行く学校の話ですから、そこの行き場所がなくなるとか、遠くになってしまうというようなことは、これはやはり大変な問題で、所管が義務性といっても、それとはまた別な意味で子どもたちの今後の進路を考えていくという点では、やはり大いにかかわるべきだと私は思うのです。法的にそこまでは町として口出せないとか、そういうのはあると思います。あると思いますが、それはそういうことですから考える会というところにお願いをしながら、いろいろなことを支援をしていくという形だというふうに理解しているわけですけれども、今、先ほど申し上げたように今度は教育委員会の制度も変わりまして、町長もかかわるということですから、町の政治行政としてこの部分をやはりしっかりと位置づける必要があるのではないかなと私は思うのです。そういうことのまず議論をどのような形で進めているのか、大いにかかわってほしいという観点で物を申してるわけですけれども、その辺について考え方を伺いたいというふうに思います。それから質問項目でいうと2番目になるかと思いますが、それぞれの子どもたちの考え方は今、入っている子どもたちの考え方はいろいろだと思います。この前、卒業式の後のロングホームルーム参加させていただいたのですけれども、いろいろな理由で本別高校に入っていると、皆さんが最後に口をそろえて言ったのは本当にこの高校に来てよかったということをみんな言っていました。それはそれでいいと思うのです。ただ、もう一つの考え、親という立場でいうとやはり学力をより一層向上させるような、そういう取り組みも今ももちろん、先ほどおっしゃったように考える会を通じて支援をしているということは十分に理解をしておりますが、さらにという意味ではそこの部分が結構、違いが出てきている部分ではないかなと私は認識しているのです。ですから、もちろんいろいろなやり方があります、もちろん来ている高校生の皆さんがみんなが進学ということではもちろんないわけで、専門学校も含めていろいろな進路を考えていらっしゃると、それはわかるのですけれども、ただ、やはり進学という面も大いに力を入れるということも保護者としての一つの希望というか、願いというか、要求だというふうに私は思うのです。たくさんの人に聞いたわけではないので、そういう意見もあるということで押さえていただきたいのですけれども、そういうことからいうと先ほどほかの町と比べて同じような取り組みをしていますということで、本別としては決して遜色はないということだというふうに思うのですけれども、例えば夏や冬休みの学習についても、もう一工夫とか二工夫という中で、これは全く私の私感ですけれども、私自身、予備校に通った経験もあるので、そういう専門家、校外専門家を招いての集中講座とか、例えばの例ですけれども、それがいいか悪いか私ちょっとわかりませんけれども、そういうようなことも一つの本校の特色としてやってはどうかというような話を考える会とともに検討していくということは、一例としてあってもいいのではないかなというふうに思っておりますので、その学習面というか、進学をもう少し前面に出したような位置づけの取り組みということが考えられないのだろうかと、町教委としてそういう部分を進学を位置づけるというような考え方というのはどうなのだろうということを再度、伺いたいと思います。三つ目の町民の皆さんとともに、ここまでくると存続ということも含めてだと思うのですが運動を強めていく必要があるというふうに思いますし、今年度の教育執行方針にも2クラスということはかなり厳しいというような趣旨で書かれていますけれども、本当に高校存続まで考えるような話になりつつあるというふうに私自身は先ほど申し上げたように危機感を持っています。ですから、本別町には本別高校を卒業された方がかなり多くいらっしゃるとは思うのですけれども、そういう人たちと本当に手をつないで、力を合わせてそういう存続も含めた運動を盛り上げていくべきだというふうに思いますし、先ほどそういう町民集会を予定しているということなので、それはその一つとして非常に歓迎したいと思いますし、もう20年近く前になりますけれども、小学校のPTAの役員のときには小学校と中学校のPTAの皆さんと協力して全町的にたしかあれは存続ということの署名運動をやって、本当に私は本別高校出身ではないのだけれども、地元の高校なくなったら困るよねというような人も含めて協力をいただいたという経過がありまして、それが今、必要かどうかというのはちょっと私は今、判断はできないけれども、そういうような形で町民の皆さんと力を合わせていくというような考え方が必要だというふうに私は思うのですけれども、以上、3点について再度伺いたいと思います。
答弁 教育長 中野博文(教育長は2018年3月まで)
3点あったかと思いますが、まず1点目のもっと教育委員会として高校にかかわるべきではないかという御質問かと思いますが、私ども例えば校長会に小中学校の校長、それと高校の校長、毎月例会していますが、必ず高校という中では情報交換をさせていただいております。また、教頭会も同じであります。数年前から高校とも高校の存続等については要望を聞きながら高校の支援について、高校が何を求めているかという、そのお話も十分聞きながら助成をさせていただいているところでございます。ことしは特に危機感を私も感じておりますので、高校の校長含めて小中学校の校長、それときのうは高校の教頭と小中学校の教頭と高校にかかわる情報交換をさせていただいてございます。したがいまして、本町にとっては高校は決して私どもと関係ないということではございません。小中学生が進学、進路として本別高校がなくなると、本当の本町の教育が根幹から崩れてしまうというようなことになりますから、これは是が非でも守らなければならないということで、今までも考えてやってまいりましたし、特に28年度においては相当、緻密な進学卒業者を確保するためには年間、スケジュールをきちっと立てて、緻密に行わないと難しくなってしまうなということで、昨日話し合いをしてございます。年間の毎月の行う具体的な策も昨日、委員会として示めさせていただいて、学校側で当然、小学校も中学校も高校も教育課程の中で進めてまいりますから、なかなか忙しいというのはありますが、そんなことも言ってられませんので、ぜひ協力をしていただきたいということでお話をさせていただいてございます。したがいまして、私どももこれまで以上に高校とも大いにかかわって来年、何とか2間口を確保したいというふうに考えてございます。2点目の進学を前面に打ち出してというお話でございますが、今、ちょっと御質問にはなかったかもしれませんが、ちょっと高校も相当頑張っていますので、ちょっと紹介をさせていただきたいなと思います。学習サポートを放課後に一、二年生については週3回、それと3年生は週に5回、学年ごとに言いますと年間に1年生は23日、2年生は28日、3年生は70日間、実施しております。夏休み、冬休みは9日間、学習サポートを行ってございます。これは1日、びっちりではありませんが、半日以上かけて行っているということでございます。このように、これはほかの高校には負けないものの学習サポートというふうに考えてございます。今、現状はそういうことになっています。今後、本町は先ほど申し上げましたとおり、十勝管内では進学校ということで、これは道教委のそうやって位置づけしていただいていますから、これはこうやったいいよという押しつけるわけにはまいりませんけれども、十分、高校と協議をしながら、特色でありますから、その特色をさらに伸びるようなことで私どもも、十分、話をしながら進めてまいりたいなというふうに思ってございます。3点目でございますが、町民の皆様と力を合わせてというようなお話でございましたけれども、ぜひ町民の皆さんにも一層の御支援をお願いしたいなというふうに思ってございます。そこで、早い段階、時期に町民集会を開きたいというふうに考えてございます。本別高校卒業された方、あるいは同窓会でございますし、そういう方々ももちろんでございますが、町民挙げて、町民全体で本別高校を守っていかないと中卒者がどんどん減少していくのは間違いないところでありますから、そういった部分では議員の皆さんももちろんでございますけれども、ぜひ町民の皆さんの御支援いただくようにお願いをしたいなと思っています。町民集会のお話をさせてもらいましたけれども、同時に今、考えている中で町民の皆さんに、名称はちょっと別にしても、本別高校応援隊というようなものを組織したいなということも考えてございます。中身については、これから既にいろいろなことは考えているのですが、さらに考えながら町議会の議員の皆さんにもぜひ参画をしていただければなというふうに思ってございます。以上、御答弁とさせていただきます。
質問 10番 阿保静夫
前向きな取り組みをされていくというふうに受け取りましたけれども、先ほど申し上げたようにこれまで教育を考える会に非常に御苦労をいただいてきたというふうに認識しておりますし、決して丸投げではないと思うのですけれども、行政としていろいろなデリケートなこともありまして、表だってかかわれないという表現が正しいのでしょうか。そういうこともあったのかなというふうには想像はしていますけれども、ここに来て、やはりそれはもう先ほど教育長おっしゃったように本町に住む小中学生の課題なのだと、問題なのだという立場で多いにかかわっていくべきだと思いますし、それは先ほどの中でそういう決意だというふうに受けとめたのですけれども、ぜひそのことを今まで以上に強める必要があるというふうに思いますので、再度、そこを改めて伺いたいということと、もう一つ、これから町民集会も含めて考える会も含めて考えることだと思いますけれども、簡単に言うと本別高校を前面に押し出すような、言葉が適切ではないのですけれども外に向かって示せるような、そういうキャッチフレーズというのもちょっとそういう意味で言っているつもりはないのですけれども、こういう高校です、こういう高校を目指していますみたいな、そういうことも今後の町民の皆さんとの集会の中で、集会も含めて考えていくべきだと。要するに特色ある本別高校なのだと、こういう特色があるのだというようなことを外に向かって大いに言っていけるような、そういうことも含めて、そこのリーダーシップはぜひ教育委員会がとって、働きかけていくと、案を出していくというようなことも含めて今、私が話を聞いた町民の皆さんはそういうことも一つ考えて、要望したいというような話もしておりましたので、そのことも含めて考え方を伺いたいということと、最後にこれは私が考えているのですが、丸々高校は残りそうだと、丸々高校は厳しいのではないかという、いわゆる郡部の高校に対する言い方がありますけれども、私自身それは間違いだと思います。そこに子どもたちがいる限りは、その高校、学校は必要なのです。だから、あっち残ってこっちは厳しいとか、こっちは残るけれども、あっちはだめだろうとかと、そういう運動ではだめだと思うのです。ですから、ぜひそこに子どもたちがいる限りは必要な高校は残すのだとそれは十勝全体でそういう意味では手を組んでいけるということだと私は思いますので、町長も含めてそういう立場で今後の運動を進めるべきだと私は思うのですけれども、その点について伺いたいと思います。
答弁 教育長 中野博文(教育長は2018年3月まで)
3点あったかと思います。1点目、もっともっと高校にかかわっていくべきではないかという御質問でございますが、私どもある意味、昨年までは正直申し上げまして、教育という理念というものがあったとしたら、それをちょっと余りにも尊重したかなというふうに反省といいますか、そういう思いもございます。こういう危機的な状況になりますと、そんなことも言ってられませんから、小中学校含めて大いにかかわっていかなければならないということで、既に校長、教頭、管理職にはお話をさせていただいているところでございます。したがいまして、これから先に当たっても大いにかかわっていきたいと考えてございます。2点目の本別高校の特色等を考えながら、町外にアピールできるような、例えばキャッチフレーズ等を考えたらどうかという点につきましては考える会の皆様と、あるいは高校、小中学校の先生方とも研究し、考えてまいりたいというふうに思います。3点目の高校は今やもう98パーセント以上が中卒者進学しているのです。その進学率からいきますと、もう中学校と同じように考え方であるべきではないかというよな議論もなされているように聞いてございます。それが圧倒的な意見ということではないかもしれませんが、そういう意味では、たしかに都市部においては4学級以上、いわゆるどういう視点で考えているかといいますと、進学という面で考えて、4学級以上なければなかなかという意見があると。そういうところから指針が出てきているということも大きな理由かなと思いますけれども、私ども郡部においては、もちろん進学、本別高校頑張っています、進学大事です、就職も大事です。しかし、一番大事なのは学校教育、義務教育の中で高校の教育がどうあるべきかというのは郡部においては知育、徳育、体育の部分が大切だろうというふうに思っていますから、そういった意味では地元の高校に家から通うということは、とても大切なことだというふうに思っておりますので、今の郡部、このままいきます50パーセントが廃止になってしまうという状況でありますから、そういうことではなく、ぜひ全町がスクラムを組んで残していくべきというふうに私は考えているところでございます。以上です。
質問 10番 阿保静夫
終わります。