本別町議会 平成27年第2回定例会 2015年6月9日
特別支援学校高等部と誘致の考え方について
2015年6月9日、本別町議会の一般質問で、篠原義彦議員が「特別支援学校高等部と誘致の考え方について」質問し、教育長 中野博文、町長 髙橋正夫が答弁しました。
- 質問者
- 篠原義彦 議員
- 答弁者
- 教育長 中野博文、町長 髙橋正夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 篠原義彦
議長の許可をいただきましたので、質問をさせていただきます。特別支援学校高等部と誘致の考え方について伺います。本別町においても数多くの知的障がいのある子どもたちが生活している状況です。これからの子どもたちの生活向上のためにも一日も早い支援学校の配置が望まれることから、現状について伺いたいと思います。本年1月に北海道に対し7,750筆の署名を添えて本町への高等支援学校の配置など、十勝東北部地域の特別支援教育の充実を求める要望を行ったことは、多くの町民の皆さんが知るところです。この7,750筆の署名運動は、本町にあるそらの会という障がい者のお母さん方、お父さん方でつくる会でございますけれども、この署名運動は昨年の7月から仕事の合間に町内外を駆け巡り7,750筆の署名を集めた経緯です。本町の人口に匹敵する署名があったことを踏まえ、強く関係機関に要望すべきと思いますが、教育長の考え方を伺いたいと思います。
答弁 教育長 中野博文(教育長は2018年3月まで)
特別支援学校高等部の誘致につきまして、御答弁をさせていただきます。まずは、誘致活動に至りました経過についてでありますが、一昨年の平成25年9月初旬に北海道教育委員会が十勝管内におきまして、特別支援学級の中学校卒業生が増加傾向にありますことから、管内小中学校の廃校施設などを活用した特別支援学校の設置を検討している旨の情報を入手したことから、平成26年3月に閉校が確定しておりました仙美里中学校の校舎を活用しまして、特別支援学校の誘致を計画し、いち早く申し入れをするため、関係書類などの事前準備を進めておりましたところ、同月の9月30日に十勝教育局から正式に各町村において候補となる施設があれば希望を上げてほしいという旨の通知がありましたので、早速、北海道教育委員会に出向きまして、本町に特別支援学校を設置していただくよう要請を行っております。その後におきましても、特別支援教育を支える会や町議会の皆さん、商工会、社会福祉協議会、仙美里地区自治会などの関係機関の御支援をいただきながら、その誘致実現に向けまして、積極的な活動を展開してまいりましたが、最終的に北海道教育委員会は昨年の9月2日、公共交通機関の利便性を理由に新得高等学校に特別支援学級2間口の開設が決まったところであります。この決定はまことに残念な結果でありますが、特別支援教育を必要とするお子さんの中学校卒業後におけます進路先や就職先の確保など、将来ある子どもたちの社会参加に向けました専門的な教育を受ける場を広げるため、地域における特別支援教育の環境整備をさらに充実していただくよう、今後も引き続き北海道教育委員会に要請してまいる所存であります。また、御質問にありましたように、そらの会の皆さんにおかれましても、特別支援教育の充実を求める署名活動を昨年7月から実施されておりまして、本年1月19日に同会の代表者の3名の皆さんと髙橋町長と私が同行いたしまして、北海道教育委員会教育長と北海道知事に7,750筆の署名を添えて本町への特別支援学校の設置など、十勝東北部地域の特別支援教育の充実を求める要望を行ったところであります。いずれにいたしましても、特別支援教育を必要とする児童生徒一人一人が将来の目標を持ち学びたい内容を身近な地域で学習体験できることは、大変、重要なことでありますし、それぞれの個性やニーズに対応することも必要でありますことから、関係機関と連携しながら要望活動を含め、総合的な特別支援教育のさらなる充実に努めてまいる所存でございますので、御理解をいただきますよお願いを申し上げ、御答弁とさせていただきます。
再質問 3番 篠原義彦
再質問をさせていただきます。今、教育長のお話の中に仙美里中学校の跡地利用ということでございましたけれども、私はあそこの跡地利用よりも、この教育のほうが大事ではないかなと。場所については後からついてくる問題だと思っております。それで7,750筆の中に2,000以上が町外の池田町、足寄町、浦幌町、陸別町からの署名がございます。その署名の内容は本別町に支援学校をつくりたいということで2,000以上の署名をもらっております。先ほど教育長の話の中では、新得にできたのは特別支援学級であって、学校ではないと思うのです。その辺もう一度お話を聞きたいと思いますので、よろしくお願いします。
答弁 教育長 中野博文(教育長は2018年3月まで)
先ほどあくまでも経過についてお話をさせていただきました。釈迦に説法かもしれませんが、この広い十勝の中で特別支援学校は南部に中札内高等養護学校がございます。また、北部は新得高校に来年の4月に特別支援学級、昨日の新聞報道では当初、中札内高等養護分校と言っていましたが、新聞では本校という言い方をしております。北部には、その新得高校に特別支援学級2間口を開設するということでございます。今、この本当に広い十勝の中で空白の地域は西部と東北部であります。私もスタートは仙美里中学校の跡地の活用ということで始めましたが、その後、そらの会の皆さんと一緒に札幌のほうに行かせていただきましたときには、そのことも含めて、仙美里の中学校も含めて東北部にぜひ設置をしたいという思いで一緒に行かせていただいたということであります。特に今、本別の児童特別支援教育を必要とするお子さんは中札内に4名、寄宿舎に入っており学んでいます。中札内高等養護の幕別分校に4名が本町から路線バスで通学しています。帯広高等養護には1名の生徒さんが、帯広市に居住して学んでいるということでありまして、大変御不便をかけているということでありますから、そういうことを解消するためにもぜひ本町、あるいは東北部にそういう高等学校、新得は知的学級でありますけれども、その知的学級も含めて誘致をできればなということで活動していますが、特別支援教育というのは小中学校には知的学級、あるいは情緒学級、言語学級、虚弱学級、いろいろ個性がそれぞれ違うお子さんが学んでいただいています。ニーズも当然、一人一人違うのでありますが、高等部の知的学級を設けたといっても、これは全て一挙に解決するということではありませんから、私どもはあくまでも特別支援教育の充実ということを考えながら、道教委にも要望していきたいと言っておりますし、今後もそういう要請をしてまいりたいというふうに考えているところであります。
再質問 3番 篠原義彦
活動の内容につきましては重々わかりましたけれども、本別の小中学校全体見ますと、特別支援をする先生方が全校配置されて、非常に恵まれた小学校、中学校だと思っております。ただ、やはり親にしてみれば、それ以上の教育を受けさせたいと思うのと、やはり少しでもやはり将来、社会に出て自立できる、100パーセントいかなくても、何十パーセントでもやはりそのことが満たされればということでお母様方、一生懸命やっていると思います。本町だけでなくて、やはり近隣町村の教育長とも連携とって東北部にやはりできる、つくっていただきたいということを強く要望するのですけれども、その方向性についてさらなる教育長の考え方を伺いたいと思います。
答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)
申しわけございません、私のほうから少し質問させていただきますが、この高等養護学校を本別町に誘致をしたいということの始まりは、先ほど教育長答弁ありましたけれども、実は中札内高等養護学校が1カ所あるのですが、ここは定員が大体いっぱいになって、何とか分校をつくりたいという話が実はあったのです。それが3年前で、これは私どもの自治体も町村会も全く知らないところで道教委がいきなり幕別高校となったのです。幕別高校になったということは、幕別高校、本当に幕別はどうなのと話したら、そういうきちんとした手続きがないままに、言ってみれば頭ごなしにぼんと来たということになって、非常に手続き上、問題があったなと、こんなことでそれでは問題だろうと。北海道教育委員会や北海道だけが別に苦労することないから、町村をしっかりと役割を担うので、町村にしっかりとその情報をいただいて、全体でそれを考えていきましょうと、大事な子どもの教育だからと。元気のいい子どもはどこへ行っても頑張れるかもしれないけれども、やはり手を差し伸べたり、光を当てなければならない子どもたちは特に地域が大事にして、しっかり育てる環境をつくりましょうということを含めて提案させていただいて、それで実は町村会で空き教室の活用できるところはないかということの実はオーダーがあったのです。それが、この新しく設ける4間口の特別支援教室をつくりたいと、4間口なのです、1間口といったら8名なのです、定員が、それ4間口ですから、手を挙げたのは当初、音更、それと上士幌、大樹と本別と、こういうことなのです。上士幌は居辺のところですから、小さい学校でしたから余り該当にならなかったのですが、音更もいろいろ検討したのですけれども、最終的に手をさげたと。大樹は尾田という地区でしたから、あったのですが仙美里は私どもは要請されたときには、仙美里の校舎だけでは教室が足りないかもしれないと、こういう話が実はあって、相当、担当のほうと詰めて私どもは建築課の職員まで相当、設計上もいろいろ考えてやっていました。当初、仙美里の現校舎で教室が足りなかったら建てるよと、足し増しするよと、そして子どもたちが住む通学路ってできないのだから、こういう遠いところ、だから寄宿舎もつくるよと、そして職員住宅もあるし、足りなかったらつくると、そしてバスも走らせますと、近隣。きょう、そらの会が頑張って署名していただいたのに、例えば上浦幌から士幌から上士幌、足寄から陸別含めて、この圏域はバスで走ります。この向こうは、幕別が分校としてありますから、この東北部、特にこちらのほうは空白地帯ですから、御質問にありますように子どもたちがやはり少子化といいながらも、障がいを持たれた子どもたちのその人数は減ることはないと、徐々にふえてきているという状況ですから、何とか学びの場を確保してあげたいと、こういう願いでそらの会の皆さん頑張って、署名してくれて、本町のみならず頑張ってくれました。結果として、これだけの署名が集まりましたから、その思いを報告しました。これ以上の条件はないというだけの条件はつきました。とにかく、足りなかったら学校建てるよ、寄宿舎もしっかり建てるよ、バスで送迎全部しますよ、そして教職員の住むところの確保、これ以上ないです。担当は行き来、これは大体、本別には決まりだなという話いただきました。でも、私どもは今までの経過がありますから、そういう公募をしても、うがった見方かもしれないですけれども、新得ありきでやっているのではないですか、これははっきり言いましたから何回も、この答弁が教育長しましたように、商工会から農協から全部、支える会から仙美里自治体の会長さん方まで、一堂に会して、関係機関が道教委に要請に行きました。そのときも、新得にこだわるのであったら、新得も必要です、西部しかないですから、そこはそうしたら例えば2間口でしましょうよと、東北部2間口にしましょうと本別で、二つずつ分けたらいいです。それでも、どうしても新得にこだわりがあるから、新得3間口にしてもいいと、本別1間口でもいいから、とにかく特別支援学校つくってほしいと、そういう願いでも相当妥協しながらもその提案をさせていただきましたけれども、そして9月に、今言った学校が、町村が手を挙げました、10月になってもそのほか挙がりませんでした、11月なっても挙がりませんでした、12月になって挙がらない、普通ここで終わりなのです。大体、挙がってこない。新得はうちはあげませんと、普通高校あるから、ここをなくす、そこにつくる、これはやはり受け入れられないから頑張ると、こういうことだったのですが、最終的に1月になってから手を挙げるようになったと。そこまで実は内情は引っ張ってきて新得に決めたということですから、私どもは非常に憤慨をしました、正直言って。そんな理不尽な決め方あるのですかと、こういうことがありました。でも、それは決定ですから。それぞれ財源とかいろいろなことありましたら、それはそれで決まったら尊重しなければなりません。でも、決まったにしても、それはしかるべき時期にきちっとした形で発表してください。そういうことを含めて、その決まる前にそらの会の皆さんと、本当に異例ですよ教育長も立ち会っていただいて、要請いただいて、それから知事にまできちんと面会させていただいてお願いしました。知事のほうからもしっかり本別の皆さんの思いをしっかり受けとめて対応してくださいと、こういう話も言っておりましたから、道教委としてもその後は、もう最終的には新得に、今は2間口ということで決めました。中札内の分校でなくて単独校ということをしましたから、これは4間口にするんだと思いますが、それから普通学校はなしです、あそこは、募集停止ですから。ということで行くということですから、私どもはまさか本別高校はバーターするわけありませんから、そんなことでありませんから、それで場所ありきでなくて、場所は道教委から指名された学校の廃校の跡ということですから、そのことですから場所は。だから。私もそれは別に私どもこだわっているのでありませんから、その後道教委も心配をいただいて、さらに保健福祉部も心配いただいて、本別町に何かやれることはないかということを一生懸命検討していただいているというのは事実でありますから、それら含めて教育長が答弁したように、これは今の仙美里中学校の跡地という部分についてのこだわりなく、それは、道教委で、そのしばりをとってくれるのだったら、しっかりと御質問にもありますように特別支援教育が絶対必要なので、高等の。そのことを求めてこれからもそのことを手を緩めずに、署名をいただいたこの東北部というのは大事なところですから、ここの中に絶対的に将来、ここに、やはり近いところに学びの場をつくるというのは大事ですから、そのことはいささかもぶれずにこれからもしつかり要請を続けていって、何とか位置づけができるように頑張りたいなと思っていますし、そのために私どもも総合計画でも、また今回の地方創生もそうですが、その学びの後、学ぶ場所と学んだ後の働く場、そしてついの住みかで一生住めるところ、そういうところをしっかりとまちづくりの中にきちっと位置づけながら、この特別支援教育、そしてまた障がいを持たれた方が共に教育を受けながらしっかり頑張っていける将来の本別で住んで、元気に過ごしていただけるまちづくりをしようと、こういうことの計画を一連の事務として進めてまいりますので、ぜひ御理解いただきながら、残念ながら今回の道教委の提案の分については新得に決定ということでありますが、それは新得の部分ですから、こっちのほうはまだそういう、まだまだこれからも中札内高等養護学校も含めて、定員がいっぱいだということでありますので、しっかりがんばっていきたいなと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。以上です。
再質問 3番 篠原義彦
最後に町長に聞こうと思いましたけれども、その前に詳しく希望のあるお話をいただきましてありがとうございます。やはり、これは余り時間の置けない問題だと思うのです。それで、5月29日に勝毎の新聞の中に高校の特別支援学級の充実という、道教委が検討委員会設置していますよね、これらにやはり強く町長と教育長と先頭になって、私たちも一生懸命応援していますし、頑張っていただけるかどうか、最後に一言ずつお願いします。
答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)
道教委は教育長からの答弁ありましたように、札幌出向けば必ず顔出しておりますし、ああいう世界というのは御承知かもしれませんが、やはり昔で言うと名刺の数で物事も決まるという時代もあったのですが、今はそんな時代ではないですが、やはり顔出す、出さない含めて、懇談の多いだとか、それは人のやることですから、そういうことは当然、多いということでありますから、それは私どももそういうところは気も抜かずにしっかり対応してきていますし、今度、就任した教育長もよく私どもの旧知の仲でありますし、また知事サイドも副知事も含めて、非常にこの問題については本別に対する思いというのはしっかり持っていただいておりますので、本当に御質問のように、本当、私どもできるだけ早くこれはしなければならないことですから、現に子どもたちも通っていますし、今、通っている子どもたちの親御さんからも、この問題については少しでも早い時期にというお話もいただいておりますので、そらの会のお母さん方もそうですけれども、非常に熱心に頑張っていただいていますから、それは私どもの障害教育含めてしっかり取り組んでいくことは、本来いささかもぶれることなく、全力でこれは私どものこの今までの生き方も含めて、このことについてはより力を入れて頑張っていきたいなと思いますので、また応援もいただければと思います。以上でございます。
答弁 教育長 中野博文(教育長は2018年3月まで)
町長のお考え方と全く同じなのでありますが、私も篠原議員が先ほど申していましたとおり、検討委員会、道教委で設置されました。今、具体的な部分でも要請している部分がございます。いわゆる、特別支援教育の充実を求めるということでのお願いをしている部分がありますが、先ほどもおっしゃいましたとおり、高等部の設置もそうですし、いろいろな子どもさんがいますから、そういう子どもさんに対して一挙にはなかなかそのニーズに応えることはできませんので、1人でも、2人でもそのニーズに応えるように最大限の努力をしてまいりたいというふうに思っていますので、御理解をいただきいたと思います。
再質問 3番 篠原義彦
終わります。