本別町議会 平成27年第1回定例会 2015年3月10日
日中に保留をいたしました1問について
2015年3月10日、本別町議会の一般質問で、高橋利勝議員が「日中に保留をいたしました1問について」質問し、町長 髙橋正夫、教育長 中野博文が答弁しました。
- 質問者
- 高橋利勝 議員
- 答弁者
- 町長 髙橋正夫、教育長 中野博文
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 高橋利勝
日中に保留をいたしました1問について、質問をさせていただきます。戦後70年を迎えてということであります。ことしは、戦後70年になります。本別町においても、昭和20年7月15日に空襲を受けてから70年になります。そこで以下、3点についてお伺いをいたします。まず、1点目でありますけれども、本別町は今申し上げましたように、昭和20年7月15日に空襲を受け、40名の町民の皆さんの尊い命が奪われ、町の中心街の3分の2が焼け野原となりました。町民憲章にあるように、この戦禍の焼土から立ち上がって今日があります。しかし、現在も世界各地で紛争があり、空爆によって私たちの先人が経験したように一般住民の命が奪われ、無残な壊れた建物を見るにつけ心が痛みます。改めて、本別空襲の悲惨さを受け継いできた町として、70年を節目に平和を願って町内外にメッセージを送るべきと思いますが、どのように考えるかお伺いをいたします。2点目でありますけれども、ただいま申し上げましたように、ことしは戦後70年、本別空襲から70年ということで歴史民俗資料館では広島原爆記念館から展示品を借りて特別展を開催すると聞いています。町内外に積極的にPRをして多くの方々に来場してもらうべきと思いますが、この点についてもどのように考えるかお伺いします。3点目でありますが、本別空襲を伝えてきた歴史を振り返ってみますと、その集大成として広く本別空襲が昭和58年7月15日に発行されました。改めて読んでみますと、被害に遭った方々の遺族、関係者の無念さが痛切に感じられます。また、編集に携わった方々から本別の戦災を風化させることなく、後世に伝えるよう強く訴えられています。これらの思いを受けて歴史民俗資料館は毎年、7月15日、本別空襲を伝えるとして企画展を開催しています。同時に、小中学生を対象にして、歴史民俗資料館友の会の会員の皆さんが語り部となり、空襲の体験を伝えています。本別空襲を伝えていくためには、世代を超えた取り組みが望まれています。空襲体験の世代から小中学校の世代までの中から選択をして、それぞれの世代を一堂に会したフォーラムを実施するべきと思いますが、どのように考えられるか、以上、3点についてお伺いいたします。
答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)
髙橋利勝議員の戦後70年を迎えての質問の答弁をさせていただきます。1点目の町内外に向けたメッセージについてでありますが、これらは今までも多くの取り組みをさせていただいて、特に平和の大切さ、そして子供たちの未来に向かってのこの歴史をしっかりと我々の世代が語り継ぎながら、またその世界の平和に貢献できる、そのような教育などなど含めて講演会だとか、また展示会だとか、それぞれ多くの取り組みをしてきたところでもありますし、また特に資料館中心に我が町の7月15日展などを含めて、ずっとシリーズ的に特別展を実施をさせていただきながら、知覧の特攻、または沖縄の戦災の語り部などなど含めても本当に多くの取り組みをさせていただいて、この平和に対する思いというものを特に共有していく、そんな大きなメッセージを出してきたというふうに思っています。今、御質問の部分につきましては、この御質問の3点も含めてことしも70年という節目の年ではあります、また特にそういう意味も含めて大きな取り組みにしていきたいなというふうに考えております。その中で、特に御質問ありましたように、ことしの7月15日展は広島の平和記念館から資料展示をお借りをして、原爆の恐ろしさなど、特に戦争のない平和な世界の大切さ、これを特別展という形で開催をしていきたいと、このように考えて、企画をさせていただいているところであります。内容につきましては、原爆投下の現場に残された生活用品、また遺族の方から寄贈された衣類などの資料、さらにまた広島、長崎の原爆写真パネル、そして本別空襲の資料もあわせて展示をさせていただくことになっています。期間につきましては、7月10日ごろから8月16日までの予定で、被曝の資料の展示は十勝では初めてでありまして、特に道内でも札幌以外では初めてという開催となるために、さまざまなメディアを活用し、また協力もいただいて、より積極的なPRをして町内においても関係団体や他の機関と連携を図りながら、大勢の来館をいただきたいというふうに考えているところであります。3点目の御質問ですが、本別空襲を伝えていくためにほんべつ学びの日祈り風事業として、これまでも空襲体験者によります語り部の会や資料館友の会の皆さん方に御協力いただいて、座談会、研究者によります講演会、また平和の集いなどを開催し、7月15日展を通して命の大切さや平和の大切さを訴えてきたところであります。ことしは講演会、朗読会、語り部の会や座談会などの公開、対象をまた拡大をさせていただきながら、世代を超えた展開を考えていきたいというふうに思います。いずれにいたしましても、70年を経過する中で、ともすれば風化しがちなこの平和の大切さですが、空襲を受けてあれだけの被害を出した我が町としては、この平和の大切さ、これからもずっとずっと語り継いでいくために、継承するためにもしっかりとしたことしも取り組みをさせていただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げて、答弁とさせていただきます。
再質問 9番 高橋利勝
再質問させていただきます。まず、1点目でありますけれども、本別町は毎年7月15日に戦没者、戦死者の追悼式を行っているわけですが、この7月15日に私は先ほども申し上げましたように本別空襲を受けた痛い体験を持つ町として、今、世界で紛争があり、空爆におびえている一般住民や子供の人たちを考えると、やはり平和を願う気持ちでぜひ7月15日にマスコミなどを介して、本別町としてそういったメッセージを送るというようなことができないのかどうか、まず1点お伺いをいたします。3点目でございますけれども、今、言いましたようにそれぞれ取り組みが行なわれるということになりますが、先ほど言いましたように今、本別歴史民俗資料館友の会の会員の方にそれぞれ語り部をしていただいていますが、現在、語り部をしていただいてる経験者も戦後70年ということもあって、80歳を超えるような状況になってまいりまして、なかなか経験者が語るということは今後、厳しくなってくるというふうに思っています。そういう意味では、その語り部を、あるいは先ほどありました記録、本別空襲を読んで、本別空襲について受けとめたその後の世代といいますか、今後は経験はしていなくても本別空襲のお話を聞いたり、本を読んだりしてみずから町民として学んだことをそれぞれの世代から世代へと引き継いでいかなければならない、そういう状況に私はなってくるのだろうと思っています。先日、本別町でコンサートを開いたオペラ歌手、ソプラノ歌手、川口さんは10年振りで故郷での歌声をコンサートを開いていただきましたが、そのときに東日本大震災の応援歌である花は咲くを歌って、その後のコメントとして本別空襲のことを学んだ当時のことを思い出して歌いましたというコメントがございました。改めてこのコメントを読んで、大変、感銘をしたと同時に、そのときの話では子供のときに聞いたときはそういうことがあったのだというようなことで受けとめていたけれども、この川口さんがいろいろ成長して、経験するにしたがって、この本別空襲の意味というのがわかってきたというようなことを言っていたそうでございます。そういう意味では、今日まで本の発行や歴史民俗資料館の企画展など、あるいは語り部の会などを通じて多くの子供たちの皆さんに本別空襲を伝えてまいりましたから、そういった本別空襲のお話を聞いて、今、成長した人たちがどんな思いを持っているのか、そして今、現実に聞いている子供たちがどんな思いを持っているのか、そういった世代をつなぐようなフォーラムといいますか、講演会、座談会というのが先ほどありましたから、そういうようなことも含めて検討してみてはどうかと思うのですが、以上、2点についてお伺いします。
答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)
先ほども答弁させていただきましたけれども、特に70年という節目でもありますし、そういう面では、この風化させない、またしっかりとこの平和の大切さ、この空襲を受けた本別町から発信をしていくということで今までも趣旨の取り組みを進めていますから、それはそのとおりこれからもずっと続けさせていただきたい。ただ、節目ですから、そういう意味では戦後70年、おかげさまでDVDで今までの語り部の皆さんだとか、それぞれこの平和にまつわる、また空襲の歴史、史実を語りつなぐ面では大事な部分をDVDにしっかりと残して、それを後世に伝える大きな資料にしていきたいということですが、それをちょうどそのような話が本町から発信をしていくことによって、マスコミに取り上げられて、それを聞いて本州の90歳を過ぎた人たちが本別の貴重な戦時中の8ミリビデオがあると、それも自分が持っていても、もうこれ以上、活用の仕方がないので、ぜひふるさと本別でそれをまたよみがえらせてほしいし、それをまた伝えてほしいなどというよう資料の実は提供のお話も聞かれ、いろいろな方面に向かってその反響もありますし、特に空襲で亡くなられた方、また特攻の皆さん方のパネル写真展などしたときは、本当に遠くからその同期の兵役に行かれた方が来られて、本当にそのパネルの前でぬかずきながら本当に涙を流しながら、その懺悔をしていたという姿もあってもそういう人たちもたくさん、たくさんつながっているということもありますから、そのようなことも大事にしながら、ことしは答弁させていただきましたように講演会から朗読会、それにまた座談会など含めて、しっかりとこのことも全て公開させていただきなから、幅広くして、多くの人たちにその発信ができるように、また御来場いただけるような、この7月15日展を含めてしっかりと、この取り組みをしていきたいなと思いますし、ただ、7月15日を合わせてメッセージを発するかどうかというのは、7月15日にこだわることなく、この大事な年にそのような大きな節目としての本町の取り組みなど含めた、平和に向かってのこのメッセージはしっかりと出していきたいなと思っておりますので、また議員も大変、御協力、御支援いただいておりますので、また改めてこの大きな取り組みが目白押しでありますが、ぜひまた御協力もいただきますようにお願いを申し上げて、答弁とさせていただきたいと思います。以上であります。
再質問 9番 高橋利勝
3点目でありますけれども、先ほどから申し上げていましたように、この本別空襲をこれから世代を超えて伝えていくという意味では、私は今まではどちらかというと経験者の人が、語り部がいて、それを子供の時代に聞いて受けとめていくという、そういった流れといいますか、そういった取り組みできているのだろうと思いますが、先ほど言いましたようにこの間、取り組んできたそういった子供たちが成長をして、今、本当に本別空襲についてやはりどう思っているのかということは、これはやはり本別空襲を伝えてきた人たちにとっても大変、知りたいことではありますから、やはりその辺のそういった人たちも含めて、やはり何らかの形で、それは歴史民族資料館の取り組みとなるのかもしれませんが、そういうような方向で検討していくべきではないかと思うのですが、その点についてもう一度お伺いします。
答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)
御質問のとおりだというふうに思っていまして、やはり直接、その世代、世代、年代の方々につないでいかなければ、これは途中で途絶えてしまうということでありますから、それを伝えるためにも貴重な資料として、しっかりとして残しながら、また必要なそういう世代の思いだとか、その取り組み、考え方など含めてしっかりと、またこの認識を共有しながら、それぞれの世代につないでいくと、これは恒久的にその平和を求めながら、世界に貢献できるような人材の育成も含めて努めていくような取り組みは我が町からしていかなければならないと思っておりますので、その中でこのような取り組みをいろいろ含めてことしは考えていくと。先日、本別中学校の1万人の卒業生を出す記念の講演会によみうりテレビの特別解説員の岩田公雄さんが来ていただきました。彼は本当に、もちろんよみうりテレビに入社されてから被災の現場だとか、またテロの現状だとか、また大きな大きな原発の事故の問題などなど含めて本当に世界を駆けめぐっているということでありますから、その分が人材もいろいろな面で本別町出身の方の、また本別を知っている方もおられますので、そういう人材の方々と幅広く、また世界的な情動だとか、そういうもの含めてしっかりと本別から大きな発信ができるように、また大きな取り組みもできるようにも幅広く取り組んでいきたいなというふうに思っております。特に、そういう世代の方が今、本当にしっかりと頑張っていかなければ子供たちの未来に幸せな未来を築くということは非常に厳しい時代になっておりますので、そのようなことを含めて我々の責任として世代の、やはり役割としてそのことをしっかり伝えていく手段をとっていきたいなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。以上、答弁とします。
答弁 教育長 中野博文(教育長は2018年3月まで)
座談会のフォーラムの件について、ちょっとお答えをさせていただきたいなと思います。以前、資料館友の会の方々で座談会を開催をしていただいて、それを記録に残していただいています。先ほど町長、御答弁してございますけれども、本年70年を機にその座談会をちょっと拡大をさせていただいて、資料館友の会の皆さん、あるいは語り部の皆さん、そして今、高橋議員御質問にあった小学生、中学生、高校生、20代、30代、各世代の方に加わっていただいて座談会を公開で、これはもう資料館友の会の皆さんの御協力をいただいて実施をしたいというふうに今、考えてございます。また、その実施に当たっては友の会の皆さんに御相談をしながら実施をしたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
再質問 9番 高橋利勝
終わります。