みんなの議会

本別町議会 平成26年第4回定例会 2014年12月10日

主要作物の出来秋と来年の対応について

2014年12月10日、本別町議会の一般質問で、大住啓一議員が「主要作物の出来秋と来年の対応について」質問し、町長 髙橋正夫、農林課長 工藤朗が答弁しました。

質問者
大住啓一 議員
答弁者
町長 髙橋正夫、農林課長 工藤朗

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 大住啓一

それでは、3問目の、主要作物の出来秋と来年の対応について質問いたします。本町の主要作物は、ビート、小麦、豆類、ジャガイモの4品ですが、ことしの作柄はどうでしたでしょうか。さらに、農家戸数の減少が進む中、来年の営農を考えたとき、酪農、畜産を含めた施策が必要になると思いますが、考え方を伺います。なお、今議会においての農業関係の質問は、前段に篠原議員、私の後に阿保議員、矢部議員と続きますので、重複しないようにはいたしますけれども、重複した際には御容赦をお願い申し上げます。本町の農業は、約1万1,000ヘクタールの耕作地を有し、主要作物4品での輪作体系を確立させ、管内有数の畑作地帯となっております。しかし、近年の農家戸数の減少によって、将来、耕作地としての維持が難しい状況が懸念されます。本町発展の礎をつくっていただいた先人の労に報いるためにも、基盤整備事業や耕畜連携の推進、さらには、年が明けてからの営農計画に合わせたビートの作付面積の増を目指すために、てん菜作付振興透排水性改善事業のさらなる充実を図ることなど、施策の展開が必要と考えますが、町長の見解を伺います。

答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)

大住議員の3問目、本町主要作物の出来秋と来年の対応についての質問の答弁をさせていただきます。まず、本年度における畑作4品の作柄でありますが、各作物とも遅滞及び個人差は若干ありますけれども、小麦については品質、収量とも平年を下回るという残念な結果になったわけでありますが、バレイショ、豆類については平年作を確保、また、てん菜につきましては、現時点では収量が昨年を若干下回っておりますが、糖度は平年を上回っているものと報告を受けているところであります。農家戸数につきましては、平成12年には437戸であったわけでありますが、平成25年度では310戸まで減少している現状であります。経営の耕地面積は1戸当たり30ヘクタールであったものが、5年後には、この推移でいきますと41ヘクタール程度になるというふうに予想しているところですが、積極的な拡大志向により耕作地が不足気味である地帯と、逆にこれ以上、もう地帯で抱えきれないというような、そういう地帯も出てくるのではないかというふうに危惧をしているところであります。このことは、行政と農業関係団体で組織をしております本別町農業再生協議会の部会であります農地対策部会もありますことから、地元の集約を含め、連携をとり、議論を進めているところであります。基盤整備につきましては、畑地帯総合整備事業の進捗率は約60パーセントでありますが、早期の事業完了を、国、道にさらに要請をしていくところであります。耕畜連携についてでありますけれども、地域内での堆肥の利用など、農家間の連携と強化を期待しているところでありますし、本年度におけるビートの作付面積1,300ヘクタールということでありますが、本町の作付表はもともとは1,500ヘクタール以上でありますので、ここ数年、ずっと減少を続けている中で、何とかこの減少に歯どめをかけようということで、それぞれ農業団体とも協議をする、また、それぞれ製糖工場とも協議する中で、作付を維持、向上させるために、25年度から実施しておりますてん菜作付振興透排水性の改善事業を、また今後とも新年度の予算についても予算計上して、作付面積の確保に努めてまいりたいと考えているところであります。また、本町を含める3市5町で構成し、また、加盟自治体68自治体に及ぶ北海道てん菜振興自治体連絡協議会を立ち上げて、今まで交付単価、これは6,400円から、改正で7,260円まで上げていただきまして、また、基準糖度が17.1パーセントと、今までのマックスの数字で基準糖度が設定されていましたけれども、これを近年の温暖化、また、気象の変化によって、この糖度はとてもクリアできるような状況でないという現状を含めて、この糖度基準の引き下げを要請してまいりました。結果として、17.1パーセントから16.3パーセントの見直しを国に決断いただきながら、本年度においては、この制度見直しの中で作付をして、収穫がありました。久し振りに農家経済の中で、ビートの作付に対する貢献度というのが非常に高いということのことしの結果もあったところでもあります。いずれにいたしましても、本町農業におけるてん菜につきましては、輪作体系を維持するのに重要な作物でありますし、また、製糖工場を抱えて、本町経済に大変重要な工場でありますし、また、これは裾野の広い産業でありますことから、これらのてん菜作付面積確保に向けては、関係機関と十分に連携をとりながら、今後とも推進を図っていきたいなというふうに思っています。以上申し上げて、答弁とさせていただきます。

質問 4番 大住啓一

ただいま町長のほうから細かく説明といいますか答弁がございました。小麦から始まりましてビートまで、ことしは答弁にもありましたように、基準糖度が国の政策によりまして下がったことによってクリアしている分がかなりの部分ということでございます。その部分についての農家所得の増は期待されるところでございますけれども、豆類の価格と申しますか、それが私ども聞き及んでいるところによりますと、60キロ当たり、1俵当たり、価格がそんなに高くないというような話も聞いてございます。町長がふだんからよくお話しされるように、基幹産業の農業が云々ということで、先頭を走っていただいていますので、このまちの経済云々についても、当然、農業のこの秋の収穫、収量によって、次の年の税収等々にも影響してくる部分があろうかと思います。それらを考えたときに、農業施策というのは、基本的に相当重要な案件になるのは、私が言うまでもないことは理解していただけると思っております。先ほどの質問でもありましたとおり、てん菜の作付面積増ということで、基準糖度が下がったということから、昨年並みの1,300ヘクタール云々という部分についてはいいところいっているのかなと思います。それと、先ほど難しい名前で申しました、てん菜作付振興透排水性云々という事業、俗にサブソイラという事業でございますが、これは年間どのぐらいの面積をやってきているのか。これは輪作体系等々もありますので、その年、その年によってばらつきがあろうと思いますが、その辺、もし承知しているのであればお知らせいただきたいと。それと、先ほど申しましたように、豆類が、わかりやすく言いますと、小豆が1万4,000円を切ってきているときでございますので、それらに対して、行政で1俵当たりどうのこうのということではございませんけれども、JAとお話している中で、何かいいアイデアがあれば、この場でお知らせいただきたいということでございます。それと、この時期、担当課から財政当局に向けて、年明けに来年度の予算が上がっていくということで認識してございますが、農業予算につきましては、10年前、平成16年度予算になりますか、これは6億4,000万円ほどありました。そのときの町の予算が、当初予算ですが、一般会計が81億円ちょっとということでございます。7.9パーセントぐらいの割合かなと思うのですが、昨年は農業予算4億1,000万円程度で、これは63億円ぐらいですから、6.5パーセントぐらいかなと。一概にお金の部分では言えませんけれども、過去においては1割超えの10億円、12億円というような農業予算規模で予算をつくってきた経緯があります。その辺の考え方、来年に向けての考え方をお知らせいただきたい。それと、先ほどもお話出たかもしれませんが、ビートの作況でございますが、ことし、私どもが道路を通って見かけたときに、異様にビートの葉っぱが黄色くなっておりました。これは専門的に話を聞きますと、西部萎黄病といいまして、アメリカのほうの西部地区ですから、ロサンゼルスとか、そっちの西海岸のほうになるかと思うのですが、その界隈からの云々ということでの話でございます。光合成ができないということでございまして、糖分が上がらないというような病気だそうでございますが、この辺も今回の作況に影響があったのか。町には、畜産、酪農含めて、林業も含めて、営農指導対策協議会というような組織もありますので、こういう技術的なことも含めて、各農家の皆さんへの協議といいますか、お話といいますか、その辺をどのように考えているのか、お聞かせいただきたいと思います。

答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)

かなり幅広い質問になりましたけれども、特に豆類については、これはJAとの話し合いということですが、昨年の政策懇談会をやったとき、私もずっと、本別町も畑作4品になりましたから、野菜の加工も全部なくなりました。ナガイモも大根もゴボウも、そういうのは全部なくなりました。夏場、特に臨時パートの人を含めたり、相当数の雇用の場もありました。全部そういう施設がなくなりました。ゴボウの刻みも、開発センターでやったのも全部なくなりました。勢い、畑作4品だけです。これでTPPなどなど含めても、直撃を一番受けるのは本別町の農業だと。それよりも、若い世代含めて、少しでも希望を持ったり、加工したり、そういう農産物を含めて、4品プラス1品、2品、少しずつそういう方向にもいかないかという話をずっとさせていただきましたけれども、昨年の懇談会のときにはっきり言いましたのも、今のこの状況で新しいものをつくるということにはなかなかならないと。うちは畑作4品でしっかりやっていきたいということと、明確なお話をいただきましたので、それはそれで方針ですから、しっかり頑張って、畑作4品をさらに充実させていくという、そういう方向でいきましょうと。ただ、各農家個々で、それぞれ意欲のある人、また、未来に向かっていろいろ研究したいとかという人は、それでまた、それは私どももしっかり受けとめて、その売り先を含めたり、加工も含めてまた支援していく、こういうことになっていますから、そんな中で、当然、今の豆類の話になりますと、相場ものですから、当然、値段の上がり下がりがあるのです。これは一定程度にするということは、国の政策の所得補償しかないわけでありまして、これも何回か今まで議会でも質問があったり答弁しておったのですが、相場ものについては、やっぱりこれは営農設計の中でしっかりやっていただかなければ、これは我々が介入してどうこうするというわけにいきませんから、高く売れたらどうするのだと、極端にはそんな議論にもなりますから、でもやっぱりそういう作物だということも含めてやっていかなければなりませんが、ことし、聞いたところによりますと、水田地帯の豆をつくっているところがかなり豊作気味だったと。そういうことを含めて、相場がかなり落ちているということがあるのですが、そんな状況でありますから、そういう相場である作物もありますから、本町古来の作物ですから、含めて、できれば安定的な高収益につながるような作物のあり方も必要でないかなというふうに思い続けていますが、今、現状はそういうような、私は畑を持っていませんので、いつも言いますが、それ以上はどうしようもありませんし、また、そういうような関係の中で、しっかりとまたそれの必要な対策をとっていくということでありますから、豆類の価格についてはそのようなことであります。ビートの質問でありますが、サブソイラの面積というのは、畑作4品ですから、4年の輪作体系ということで協議してやりました。これは労働力の提供だとか、種の提供だとか、いろいろなことを計画して協議したのですが、最終的には、やっぱり基盤だと。先ほど申し上げた、基盤が大事だということで、透水性を高めるためにサブソイラを入れてしっかりと暗渠に届く、そういう基盤整備をしようということで、ビートをつくった面積を対象にしていくということですから、4年たてば全部行き渡るという形の中でありますから、基本的にはビートの作付したところをやる、その面積についてやるということになっておりますので、数字で言えば1,300ヘクタールなら1,300ヘクタール、こういう形になりますので、御理解いただきたいと思っています。また、農業予算ですけれども、これもずっとしばらく質問いただいているところですが、その年、その年の事業計画によるのです。施設をつくればどんと上がりますし、施設がない年は、そういう補助事業だとか何とかがありますから、特に財政がこうなりましたから、私どもが90億円、100億円の一般会計でやっている時代から、今、60億円ですから、それだけの財政の中で、それでもどう農業政策の予算を落とさないかということになると、あとは国、北海道を含めた補助事業をしっかりととって、そしてその中で地元の負担を少なくしながら大きな仕事をやろうということで、今、畑総も含めて、仙美里地区、勇足地区、本別、全地区やっている。さらにまた、無水地帯をなくそうということで、美蘭別地区の営農用水も、これも17億円と言われたのが、今、25億円の計画でやっていくということですから、それを念頭にすると、町の負担から出すものについては相当少なくするように、担当職員含めて努力していますから、予算上はそのような金額になりますけれども、事業自体はかなり大きな事業もやっているところであります。これが、例えばイモの倉庫ができるだとか、また、小麦だとか豆の選別所ができるとなると、また10数億円だとか、どんと跳ね上がりますから、そのとき、そのときの事業の内容によって予算が上下するということでありますので、ここら辺もそういうことで、特に農業政策の中で必要と思われる分についての要請には、それは削減するということも一切ありませんし、しっかりと要望に応えた予算づけはしているということも御理解いただきたいと思います。特に病気の関係ですけれども、てん菜西部萎黄病という名前だそうですけれども、秋口遅くなってあの色になると、糖度が上がったなという認識なのですが、あれが夏ごろになると、やっぱり病気なものですから、光合成ができなくて糖分が下がるのですね。下がるどころか、本当に商品にならないようなことにもなりかねないところでありますから、褐斑病だとかいろいろなものを経験し、見ましたけれども、萎黄病というのは初めて見ました。それが病気だということは、糖業も含めて話をしましたけれども、北海道糖業の分については被害はそれほど大きくなかったと。ホクレンだとか日甜についてはかなり大きかったのです。それはなぜかという話をちょっと協議したのですが、それは、アブラムシみたいなのですね、原因は。全部が全部解明されたわけでないですが、アブラムシがどうしてこうなるかというと、種を植えたときに、その種についているやつが冬を越すと、それがハウスの中で動き出す、それが畑に植えたときに、そこからくっついて畑に出ていくと、このようなことが原因でなっているそうで、今までのしばれの強い時代だと、そういうものも全部淘汰されてなかったのだと思うのです。でも、そういう温暖化の流れも含めてなのか、実態はわからないと言いながらも、そういうようなアブラムシ系の病気が出てきたということですが、これは糖業も、それからメーカーも含めて、かなり深刻に受けとめていますので、種の工夫から含めてしっかり対応するということにしていまして、これも国にも要請をして、原因究明だとか、もともと質問にあったように、アメリカ西部のほうから発生したということでありますから、それで西部萎黄病という名前がついているというか、そういうことでありますので、それが日本に入ってきているということなので、これは早期のうちに対策を講じなければ、せっかくのてん菜の作付が十分な努力が実らないということになりますから、これらも含めて対応していくということであります。技術的なことについては、それぞれの機関の中でしっかり対応していくということでありますので、以上申し上げながら、私どもも心配の向きはどんどん御相談をしたり、研究機関なりにお話をさせていただきながら、安心して作付のできる体制に持っていきたいなと思っています。以上申し上げて、答弁とします。

質問 4番 大住啓一

西部萎黄病についての町長のお答えで、関係機関に云々ということで、よろしいのでないかと思いますが、答弁にもありましたとおり、十勝管内での東部地区についてはそんなにそんなに被害がないということは、私もそれは認識してございます。ただ、こういうものについては、次の年への対策等もございますので、これは極めて私ども素人よりも、技術系的な話になりますので、昔でいう普及所だとか、その辺の方々との協議にもなろうと思います。道農政部の出先の方との協議にもなろうかと思いますし、情報を持っている製糖工場等々とのお話にもなろうかと思います。いずれにしても、皆さん、農業者の方が、ビートの面積をふやしてつくっていただいたとしても、病気云々となれば、これはなかなか収穫まで持っていくのが難しい状況になります。町長おっしゃるように、ことしの豆の作柄でいいますと、作がよすぎて価格が上がらないというのは、これは相場ものですから、これはいたし方ないということは、これは行政として当然のことだと思いますが、病気だとかそういうものについての対応といいますか、それらについては、やはり行政としてのある程度の後押しといいますか、指導といいますか、そういうものがあってしかるべきだと思います。予算の話でございますが、10年前、20年前は、基盤整備等々、農道等も含めて、相当大きな事業展開をしていた経緯もございますので、一般会計に農林水産予算の割合というのは1割超え等々も確かにあったように私ども認識してございます。ただ、国の事業、北海道の事業ばかりでなくて、町長も今答弁にありますとおり、町独自で行える部分も確かにございますし、町長のほうでも今お話ありましたとおり、野菜だとか、そういうものについても4品以外のものの試験的栽培等々も行っているようでございます。それらについても、農協との兼ね合いになるでしょうけれども、農業者の方々の協力もいただいた中で、将来、展望の持てる作物もないわけではないと思いますので、その辺を進めていくべきでないかなと思います。ただ、農業に関係する人たちのお話で、聞きますと、どうしても農業予算、これは基幹産業ということも含めて、昔は一般会計に占める率が多かったのかなというようなお話もあります。町の財政も、私どもも理解しておりますように、そんなにそんなにあれもこれもということではないのは認識してございますけれども、何とか農業者の方々、町長の冒頭の答弁にありましたように、300戸を切ってくるかというような農家戸数でございます。1万1,000町歩を、300戸切ってきまして、150戸になりますと、農家1戸が100町歩の耕作地をということは、これは全く不可能な話でございますので、何とかその辺も含めて、後段の農業関係の質問もございますでしょうが、その辺も含めて町長の見解を求めるものでございます。

答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)

予算の推移については、せっかくだから担当課長のほうからちょっと答弁させますけれども、いつも申し上げているのですが、農業政策、私どもも本当に大事なことですから、ああもしてほしい、こうもしてほしい、特に十勝管内では、正直言って、余りこういうことを言うのはどうかと思うけれども、負けたくないと。とにかく本別町は1番でいたいと、こういつも思って、それぞれいろいろな懇談をしたりしますが、ただ、残念なことに、私どもが畑を持っているわけでないし、動物を飼っているわけではないですから、なかなかそれはできない。それは本当に現場の皆さんや農業団体が本当にその気になって一緒に頑張ってくれなければだめだ。でも現状、家族経営なども含めると、そこはなかなか行き着かないと、こういうのも現状なのです。ですから、畑作4品と言いながらも、これだけ大型機械化で、畑作4品をつくるというのも、それは輪作体系だからつくらなければならないけれども、これでも目一杯家族でやっていると。そういう現状を見たときに、私どもが言っているようなことにはなかなか行き着かないなというのも、これも現実にあるのです、片面で。一番それを感じたのは、実は薬草をつくらないかという話があって、これは将来的にきちっとした、売り先もきちっとしたところですから、言ってみれば中国から日本へ、日本の中で北海道、その中で本別という話だから、これはいち早くということで、実は農家回りしました。とにかく5反歩ずつ貸してほしというような話をしました。そうしたら、そのときに、その5反歩をどうするのだという話をある農家からされたときに、5反歩ぐらいなら何とかなると私ども思ったけれども、我々家族で、今これだけ、40町歩、30町歩を超える営農をしていたら、手作業で、5反歩であろうが、そんなことは到底無理だぞという話をいただいたときに、知っているようで、なるほどなと。現実は本当にそうはいかないなと。それだったら、これは別な組織をつくって、受け皿をつくって、またそういうものを推進するということと、また、大規模でなくても、小規模でも営農してやっていけるような、そういう農業形態だとか、そういうことも含めて求めている人も、家族もいますので、そういうことも含めていこうと。ただ、今のままでがーっといって、そのほかにまた広げろというのは、これは到底無理だなということは、懇談の中でも、また、農家の皆さん方の声の中でも肌で感じました。そういうことで、今質問がありますように、これからの作物は、新しくまたそういう付加価値を高める、そういう新しい農産物をつくるとなると、やっぱりそれなりの体制もとりながら、そしてまた、既存のものでも協力していただけるものなどなど含めて、その方向性をしっかりと定めながらやっていかなければならないなと。ただ言えることは、現状のままでは、本当に農業は、御案内のとおり、どんどんどんどん高齢化含めて離農していくと。離農した後の農地が、これが本当に耕作放棄地になりかねないというような実態もあってはまずいので、そういうところも含めて、しっかりとこれからの若い世代が本当に本別で営農できるような、そういう意欲を持てるような、そういう農業基盤の体制をつくっていかなければならないなと、こう思っておりますので、これも含めて、本当に農協の政策懇談の中も含めてしっかりと協議させていただいて、まずはそのことを将来目標として、戦略として持って、ビートならビート、300なら300、絶対減らない、1,500なら1,500つくると。そして小麦でも豆でも、そういう戦略目標、農家がやるのだから、そこは言えないということでなくて、本別の農業の目標として、戦略としてやると。そして乳量はこれは絶対確保すると、そういうような具体的な戦略もつくって、しっかり対応していくということであります。そんなことを含めて、今一番厳しい状況に差しかかっている状況でありますけれども、逆に困難なときをチャンスととらえて、そういうことで、また作付の転換なり、また意識の変革も含めて対応してまいりたいなと思っています。以上であります。

答弁 農林課長 工藤朗(農林課長は2016年3月まで)

私のほうから、先ほど町長のほうから概略といいましょうか、農業関連予算で説明があったと思いますが、詳細についてちょっと御説明させていただきます。先ほど町長のほうからも、大型プロジェクトが入った時代といいましょうか、その部分につきましては、町の予算の13.9パーセント、約14パーセントぐらいが農業予算というようなことで計上されております。最近は、平成20年で10パーセント、それ以降は約5パーセントから6パーセントというような形の中で推移をしております。それと、この一般会計の予算の中には、議員御存じのように、畑総事業の中のパワーアップ事業ということで、農業者の負担を20パーセントから7.5パーセントに減らすという、受益の方の負担軽減対策ということで、畑総事業につきましては総額22億4,600万円程度を計画しているところでございますが、町が負担するパワーアップ事業につきましては、1億1,500万円程度を町のほうの予算を投入する予定になっております。ということで、一般会計の中には、総額の部分だとか、あらわれていない部分もございますので、その部分をカウントすると、農業予算につきましては、相当大きなとまでは言えませんが、近隣町村に比べても遜色のない、それなりの予算を計上させていただいているというふうに考えているところでございます。以上です。

質問 4番 大住啓一

担当課長にも答弁いただきまして、非常に町長の答弁とあわせて、展望の持てる内容かなと思っております。ほぼ最後の質問になろうかと思いますが、年が明けますと、冒頭の質問でも申しましたように、営農計画が始まりますし、各農家さんのほうでの、集落的にやっているのでしょうか、農協主体の懇談会等々も開かれるような、毎年の行事予定になっているかと思います。それらを踏まえた中で、一番私どもが期待をしているといいますか、町長もおっしゃったように、この一、二年が、本別町農業の本当に方向転換していかなければならない時期に来ているというのは、皆さんが認識しているところではないかなと思っております。何を言いたいかといいますと、やはり本別町で農業団体の一番の最たる農業協同組合とタイアップしていただいた中で、行政として独自の色を出した中での農業政策の転換が必要でないかと思っております。課長のほうから答弁ありましたように、パワーアップ事業等々も非常に農業者にとってはメリットのある事業かと思いますが、それはそれとして実りあるものだと思いますが、農業協同組合との密なる連携をもって、町独自の予算の展開もある意味必要な時期に来ているのではないかと思っておりますし、決算委員会でもお話が出ています、農業振興基金等々の活用も含めて、これはある時期まで来ないと使えないとか云々という形もありますでしょうが、それらを含めて、JAとの協力体制も、最後、町長の考え方を確認したいと思います。

答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)

いつも申し上げていますし、先ほども言いましたけれども、農業政策含めて、本当にほかのまちに負けたくないという気持ちでやっていますから、私から細かく言えませんけれども、十勝管内でも、比べることでないけれども、それぞれまた基盤も違うから。でも、農業に対する町の予算づけの中では、農業者の方もそうですし、農業団体もそうですけれども、いやいや町の予算では少ないし、これは困ったなということは私は絶対ないと思っていますから、そのぐらいの自信を持って、ちゃんと協議をして、必要な予算はちゃんとつけさせていただく。ただ、全部が全部、潤沢に予算があるわけでないですから、その中でも、ほかは我慢しても農業政策だとか子供の政策についてはしっかりやっている、そのことだけは絶対私は自信を持ってやっているつもりでありますし、そういう体制を役場の庁内も含めて、農業団体ともしっかり協議して、そういう予算づけをしているということは、これは間違いないことだというふうに思っています。そして、あと申し上げるのは、私も20数年来、農協の総代会から総会から出させていただいていますが、1回でいいからこういう話をぜひしてほしいなと思うのです。議会でも何回か言いましたけれども、何回も言うのですが、私ども、本当に自分たちで圃場を持っているわけでないし、家畜を飼っているわけでない。だから、やるのは農家の人の意欲だし、その意欲をかき立てるのは、もちろんJAの組織だし、我々のやっぱり応援だというふうに思っていますから、その現場が、それぞれの事情でなかなかそこまで行き着かない。でも戦略目標として、これはこうだという農業団体の強い指導だとか営農計画だとかがあれば、そこでいけるというふうに私は思っていますから、そのことも含めて、意識を持っていただきながら、本当にこれから頑張る世代の人たちがここで営農し続けるという体制は、これは私どもも本当に遠慮しないで、JAの常勤含めて、幹部の職員の皆さん方とも、また農業者ともしっかり話して、やれるものはしっかりやろうと。方向転換するならしようという意識を持ちながらしっかりやっていく。そうでなければ、この地帯でのその辺はなかなかできていかないというふうに思っていますので、その辺を含めてしっかり対応していきます。以上であります。

質問 4番 大住啓一

終わります。

出典:本別町議会 平成26年第4回定例会 2014年12月10日 議事録 PDF(73ページ) 間違いを知らせる