みんなの議会

本別町議会 平成26年第4回定例会 2014年12月10日

第6期の介護保険事業計画策定に当たって

2014年12月10日、本別町議会の一般質問で、高橋利勝議員が「第6期の介護保険事業計画策定に当たって」について質問し、町長 髙橋正夫が答弁しました。

質問者
高橋利勝 議員
答弁者
町長 髙橋正夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 高橋利勝

議長の許可をいただきましたので、通告をいたしました1問について質問をさせていただきます。第6期介護保険事業計画の策定に当たってでございますが、本年度は第6期介護保険事業計画の策定の年であり、平成27年度からの介護保険事業の見直しが行われていると思います。また、さきの定例会でも質問いたしましたが、介護保険法が改正され、制度の見直しが行われています。今回の計画に当たって、政府の方針としては、団塊の世代が65歳を終える第6期の計画は、団塊の世代が75歳を迎える2025年を見据えた上での計画の策定を行うよう求めています。そこで、以下、3点についてお伺いします。1点目でございますが、第5期計画の中では、第6期の期間まで、被保険者数の推計、認定者の推計が掲載されています。平成25年度の決算資料によりますと、高齢化率は36.4パーセント、要介護者認定率17.1パーセントとなっています。改めて第6期の計画策定に当たって、高齢化率、認定率の推計値はどのようになると考えているのか、まずお伺いします。次に、2点目でありますが、介護保険事業計画策定に当たって、町民の皆さんが関心を持っていることの一つは、介護保険料が幾らになるかということだと思います。第1号被保険者の保険料基準額は、全国的に見ても引き上げなければならない状況にありますが、本町の第6期の計画では、保険料基準額についてどのように現在考えておられるか、伺います。また、介護保険料は所得段階別保険料となっており、保険料段階の設定は原則6段階ですが、被保険者の負担能力に応じて、よりきめ細かな保険料段階を設定できるよう、保険者の裁量により、課税分の細分化による多段階化、7段階以上の認定が可能となっております。本町においては、第5期の計画で、負担能力に応じた負担をするため、第3段階においては、公的年金収入と合計所得額120万円以下の場合は新たな所得段階を設け、保険料の引き下げを行っています。また、第4期において設けられた特例第4段階を継続しているわけでございますが、第6期においてはどのように考えておられるのか、お伺いをいたします。3点目でありますけれども、平成27年度の介護保険制度の見直しによって、一定以上所得者の利用者負担の見直しにより、個人負担が2割となる方がいます。ただし、月額に上限がありますから、全ての人が倍の負担となるわけではありませんが、2点目の質問にありましたように、例えば所得段階別保険料での軽減措置を考えるなど、軽減措置を考える必要はないのかどうか。以上、3点についてお伺いいたします。

答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)

〔登壇〕高橋利勝議員の第6期の介護保険事業計画策定に当たってについての御質問に答弁をさせていただきます。まず最初に、介護保険事業計画策定に当たりましては、保険料算定の基礎となります介護給付費の見込み、保険料負担割合の検討などを勘案して計画の策定を進めることとなり、現在、そのための作業を鋭意進めているところであります。まず、質問の1点目の、第6期の介護保険事業計画の高齢化率、認定率の推計につきましてですが、介護保険事業計画では、10月末を基準日として、人口や高齢化率などの推計値を示しております。また、高齢者人口は、団塊の世代と言われます年代が平成24年から65歳に到達し始めて、今後3年間で毎年平均150人が65歳に達するという推計であります。平成29年をピークに増加が見込まれるところでありますが、高齢化率は平成26年10月末の実績値が36.3パーセントで、平成29年には39.7パーセントと推計をしています。認定率ですが、後期高齢者と言われる75歳以上が90パーセントを占めておりまして、平成26年9月末の実績値は17.4パーセントで、この年代は今後も増加傾向を示しております。平成29年には18パーセントを超えると推計をして、高齢化率、認定率とも増加が見込まれるところでございます。2点目の、第1号被保険者の保険料の基準額についてですが、本町における介護保険給付費について申し上げます。23年度の給付費は7億1,600万円、24年度は7億7,900万円、そして25年度ですが、8億300万円と、給付費が年々増加をしております。今後も高齢者や後期高齢者人口の推移などから、給付の増加が見込まれるわけでありまして、さらに、第1号被保険者の保険料は負担率が21パーセントから22パーセントに引き上げられることとなりますから、本町でも国の推計と同様の傾向にあると考えておりまして、現在の基準の保険料月額の4,370円からは、給付費の伸びなどを推計しますと、引き上げが必要と考えているところであります。また、第6期の計画の第1号被保険者の保険料の段階等の設定ですが、今回の改正では、国の基準の保険料の段階が6段階から9段階に見直され、第1段階から第4段階を軽減分、第5段階を基準、そして第6段階から第9段階を課税層に設定され、より負担能力に合わせた所得段階区分になることと、低所得者層に対する軽減強化の取り組みといたしましては、負担率の軽減措置が行われることになっております。本町では、既に国の新基準の多段階設定のほかに、保険料率の弾力化も行っているところでありまして、現行の所得段階区分と考えておりますが、今後、介護報酬改正や地域支援事業費の限度額、さらに保険料の算出に係る補正係数などはこれから国から示されますので、これらを踏まえて判断をさせていただきたいと考えているところであります。3点目の、利用者の2割負担についての御質問ですが、今後も高齢化の進展に伴いまして介護費用が増大していく中で、制度の持続性を高めるため、これまで一律1割に据え置いた利用者負担については、負担能力のある方には2割負担をしていただく必要があるというふうに改正が行われるというところであります。2割負担とする新基準につきましては、単身世帯の場合で合計所得金額が160万円、年金収入のみで年280万円以上となっておりまして、今回の改正では、基準に該当する方が一律2割負担ではなくて、合計所得金額が160万円以上あって、年金収入と他の合計所得金額が単身で280万円、2人以上世帯で346万円未満の場合は1割負担になり、また、1カ月間に支払った利用者の負担額が一定の上限を超えた額は、これまでどおり高額介護サービス費として、その超えた分が申請により払い戻しされる制度も従来どおり適用されるところであります。改正の基本的な考え方といたしましては、現役世代、40歳から65歳ですが、これらの負担を抑えること、また、高齢者世代の公平化を図ることとされておりまして、今後、制度への理解を求めながらとり進めていくことが必要であると考えています。来年3月の計画策定に当たりましては、これから健康長寿のまちづくり会議において素案を示し、審議をいただき、地域説明会も予定しておりますので、計画の概要や今後の方向性を町民の皆様にお示しをし、町民の皆様からの御意見を反映していきたいというふうに考えております。以上、答弁とさせていただきます。

再質問 9番 高橋利勝

再質問をさせていただきます。まず1点目でありますけれども、平成29年に向けて、それぞれ高齢化率、介護認定率というのが上昇するということでございますが、特に高齢化率につきましては、この推計というか、実績も見てみますと、高齢者の人数がそう極端にふえているわけではないのです。やっぱり一方で分母の人口減というようなこともあって、高齢化率というのは上がっていくのだろうと思うのですが、特に既に推計値と実績も含めて出されていますけれども、これから介護保険の議論をしていく上で、75歳以上の高齢化率というのが、大変私は重要だというふうに思っています。従来から言われていますように、75歳以上になる、あるいはきょうのラジオでも言っていましたが、85歳以上になると4人に1人が認知症になるとか、介護度が重度になってくるという意味からも、先ほど言いましたように、介護給付費がふえるとか、そういう状況になってくるわけですけれども、その辺の75歳以上の推計率というのがもしわかればお聞きしたいのと、この推計率が上がることによって、介護度が重度になっていくことをどういうふうに受けとめているのか。さらには、認知症の発症について、今現状、どのように受けとめているのかをまずお伺いをしたいと思います。2点目、3点目ですが、基本的な考え方としては、高齢者の方は多くの方が年金収入なわけです。それで、既に言われていましたように、一方で年金の引き下げがある中で、今の答弁にもありましたが、介護保険料が引き上げられる。さらには、一応負担能力がある云々といいましても、個人負担が2割ということで、単純に言えば、先ほど言ったように上限がありますから、そう多額にはなりませんけれども、人によっては今まで払っていた倍を払わなければならないという、そういうような状況になっていくということを考えますと、この介護保険に対する高齢者の皆さんの生活が厳しいという状況からすると、どうなっていくのかなという思いがあるわけですが、2点目の、当然、介護保険制度が今言われたような制度になっていますから、給付費とか個人負担費とか、個人負担の引き上げがあるようですが、そういったことを換算して保険料を決めるというのは当然のことなのですが、ただ、気になることが、一時的に介護保険料が安くなったこともありますが、それ以降は常に介護保険料が上がっている。さらには、個人負担が、3番目にあるように、ふえていくということの一方で、収入の年金そのものが下がっている。そういうようなことを考えると、先ほども言いましたように、高齢者の生活が非常に厳しくなるのではないか。また、介護保険を受ける場合に、介護保険料なり個人負担がなかなか思うように払えないということで、介護控えなどが起こるのではないかというような、そういう思いもあるわけですけれども、2番のそういった思いを含めていくと、保険料の所得別である程度もう少し突っ込んだ話というのを検討はできないのかどうか、その辺についてお伺いをしたいと思います。と申しますのは、この段階というのは、それぞれ所得に応じてあるわけですけれども、この所得の段階というのは、それぞれの自治体である程度、190万円以上とか、80万円以上とか、そういうふうに決定できるのかどうか。あくまでも段階が多くても基準があって、その基準に合わせてやらなければいけないのかどうかということもありますから、その辺も含めて、軽減のあり方というものをもう一度お伺いをしたいと思います。

答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)

後期高齢者と言われる75歳以上の推計でありますが、先ほども言いましたけれども、26年の高齢化率が36.3パーセント、2,822人なのですが、そのうちの75歳以上は1,523人。27年、来年の10月末の予想でありますけれども、37.5パーセントの高齢化率で、2,852人のうち、余り変わらないのですが、そのうちの1,525人が75歳以上。28年が38.6パーセントで、2,872人のうち1,531人。29年の10月末では39.7パーセントで、2,882人のうちの後期高齢者が1,548人ということで、微増でありますけれども、右肩上がりで上がっていくということであります。そんな中で、やっぱり一番心配されるのは保険料の問題だと思うのですが、今御質問ありましたように、この介護保険制度というのは、スタート時から、第2の国保にさせないということで、国もきちっと基準を決めて、わかりやすく言えば一般会計から持ち出しはしないということで、あくまでも基金、借り入れなどなどの方法で、あくまでも独立した給付の中での介護保険料ということになるものですから、段階別というのは、先ほど申し上げたとおりでありまして、6段階から9段階にするのですけれども、どこかを軽減すると、わかりやすく言えば、一つの風船の中にあるようなものですから、どこかをぐっと引っ込めると、ほかがぐっと膨らむということですから、誰かがもし軽減になるとしたら、誰かが、どこかの層で負担をしなければならないということで、トータルでそういうことなのですから、横から、外部から資金を投入するということになる制度でないものですから、そうなります。そう言いながらも、介護保険というのは実に使い勝手がいいものですから、いろいろなものがその中に、介護保険に包括される。ですから、この介護保険そのものは、スタートして、本当に支える保険としては、制度としてはかなり認知をされる制度なのですが、そこにいろいろなものが入ってくるものですから、これを継続できるかというところが今一番心配なのです。ですから、サービスがどんどんどんどん拡大をしていく。拡大すればするほど保険料が高くなるというのは、これは当たり前のことなのですが、ですから、うちのまちは保険料高いよねとか、あそこは安いよねとか、前回の基準のときもそうだったのですが、北海道で6,000円になったところが1カ所とか何とかというのがありましたけれども、何回も言いますけれども、本当にサービスが行き届けば行き届くほど保険料が高くなるという制度ですから、これは本当に自治体でどうこうするという段階のものではやっぱりないということなのですけれども、かといって、国の中でもということなのですけれども、国としてもそこら辺についてはまだまだ明確な方針といいますか、この介護保険を継続するためにどういうような方式をとったらいいのかということが余り明確にされていないということでありまして、今、御質問ありますように、そういうことで年金は毎年下がっている、着実に下がっていっていますから、年金は。そしてまた、こういう地方の賃金もそうですよね。民間も公共もそうですけれども、賃金もどんどん下がっていっている。この中で、保険料だけがこういうぐあいに上がっていくということですから、非常に暮らしとしても大変なことになりますし、また、賃金だとか年金は、それだけで暮らしになりませんから、もちろん日常の暮らしから、医療費からいろいろ含めてたくさんあるわけです。また、現役世代は教育から含めて、それこそ子育て、たくさんのもちろん生活する上での費用。そういった実態の中ですから、非常に私どもも、介護保険を担う自治体の役割としては非常に頭の痛い状況にあります。かといって、頑張っていただいた世代の方々が安心して暮らすためには絶対に欠かすことのできない制度ですから、何としても継続していきたい。継続するためには、やはり本当に無理のない負担でなければ、これは継続していけないということですから、ここら辺について、本当にこの見直しを含めて、国として継続できる、また持続できる制度にするために、しっかりと要請をしていくということの行動を今一生懸命しているところでありますが、これからの計画については、本当に非常に厳しい計画になっていくのだろうなというふうに思っております。大体このようなことで申し上げて、これを踏まえて、今、計画の策定を進めているところであります。以上であります。

再質問 9番 高橋利勝

今言われているように、制度の問題があって、一方で高齢者の厳しいそういう状況があるにもかかわらず、なかなかそういった保険料とか、そういうことでは対応できないということでありますから、それはそれとして、ぜひ国の制度の議論の中で、ぜひ報告というか意見を述べていただきたいと思いますけれども、できればそういったことで、今、答弁にもありましたように、高齢者の方は大変厳しい状況になるわけですから、介護保険全体で取り組む中で、それは事業を含めて、その中で、やはり高齢者の人が、今言われているように、少しでも安心してこのまちで暮らせるような配慮について、それらも検討していくべきだと思うのですが、その点についてもう一度お伺いします。

答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)

国も今、先ほど答弁したような中で、保険料がどんどん高額になっていくと、そういうことを含めて、国が示してきたのは、要支援1、2、3は介護保険から抜いて、別に自治体が責任を持って別メニューでやりなさいと、こういうことなのです。結局は自治体に丸投げしてくるのです。でも、国としての姿勢はそういう姿勢ですから、そして、特別養護老人ホームは介護度3以下はだめですよと、それ以上でなければだめと、こういう基準ですから、これが本当に福祉でもないし介護でもないし、安心して暮らせる国づくりということでは決してないのですけれども、でもそれを投げてしまうという言い方はあれですけれども、丸投げというような形になって、自治体に任せますよと。自治体に任すのはいいのだけれども、任すだけの財源などはどうするのですか。手ぶらではできませんからね。特に本当に地方に来れば来るほど、住みなれたところで住み続けたいという、そういう願いの方が多いですから、それを支える担い手も必要ですし、そのためには、やっぱり一定の規模の財源というのは必要になってくるのですが、これらもなりません。だから今、私どもも声高に、それぞれのいろいろな研究会だとか、また、全国的な組織の中で言っているのは、まずこのことをしっかりと国が責任持って、地方自治体が運営できるような、そういう財源政策も含めてしっかりやると。あとは人材の育成だとか、そのようなこと。受けるのはもちろん自治体で、それはしっかりと地域の暮らしのために頑張ると、こういうことでありますから、御質問ありますように、これは保険料も特養も3以上なければだめだなどということでなくて、それぞれ生活実態だとか、それこそ暮らしの実態でいろいろなケースがあるわけですから、そういうところも少しでも幅広く認めてもらえるような、そういう方法を今やっていますし、また、最適な裁量は、やっぱり自治体に、保険者に任せてもらわなければならないということでありますから、その暮らしがわかるのは、やっぱりその地域の関係しているところが一番実態がわかるわけですから、そういう実態も含めて、しっかり国には要請していくということでありまして、それでなければ地域での暮らしは成り立たないということですから、そんなことを含めて、大変この介護保険、本当に使い勝手のいい制度ということでスタートしましたけれども、逆にそれが今、弊害になって、大変保険料を含めて苦悩するというような状況でありますから、決してこれが途中で破綻したり継続不可能などということにならないように、しっかり地域の福祉を支えるために、この制度がきちっと継続できるように全力を尽くして、我々も要請活動をしながら国に求めていく、そして地域でしっかりと支えていくと、こういう態勢をつくりたいと思います。以上であります。

再質問 9番 高橋利勝

終わります。

出典:本別町議会 平成26年第4回定例会 2014年12月10日 議事録 PDF(48ページ) 間違いを知らせる