広尾町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月9日
(1)第2期広尾町総合戦略について/(2)教育に関する奨学金制度について
2020年3月9日、広尾町議会の一般質問で、小田雅二議員が「第2期広尾町総合戦略について」「教育に関する奨学金制度について」について質問し、町長 村瀨、教育長 菅原が答弁しました。
- 質問者
- 小田雅二 議員
- 答弁者
- 町長 村瀨、教育長 菅原
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです
この議員がこの登壇で質問した件は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。
質問 10番 小田雅二
まず最初に、第2期の広尾町総合戦略についてお聞きします。具体的に、4つの項目、5つに分けて聞きたいと思います。第3章の政策分野1の「新たな雇用の創出」の基本目標として新規起業件数を設定していますが、その根拠について伺いたいと思います。1期目の、いわゆる前回の5年間の計画には、このようにあります。「新規就業数を5年間で 100人増やします」、そして「まちのしごとづくりに貢献した企業を5年間で 10 社増やします」。それが今回の数値目標では「新規起業件数を5年間で 15 件増やします」、そして「まちの雇用創出に貢献する企業・事業所を5年間で 20 社増やします」というふうにあって、何か脈絡というか、ちょっと変遷しているような格好なのですけれども、この辺についてきちっとお答えをいただきたいと思います。それと、この広尾町総合戦略の2点目なのですけれども、政策分野の4で「まちの魅力を発信する」、基本目標として大丸山森林公園の年間来場者数を設定していますが、その根拠について伺いたいのですが、数値目標としては、前回の1期目には「人口の社会減を5年後にマイナス 35 人にします」とありましたけれども、実際には何人になったのかがないので、この項目が消えています。そしてまた、違う形で「5年後(令和6年度)の大丸山森林公園への来場者数を年間 30,000 人にします」といきなり出てきていますが、こういうふうに形を変えて出てきているのはなぜかということと、なぜ書き方などが変わってくるのかということをちょっと聞きたいと思います。3つ目は、第4章第1節の施策③で「広尾の食資源、森林資源」の開発と伝承のところですが、6次産業の会社設立及びCLTの工場誘致とありますが、この辺の具体的な展望についてもお聞きしたいと思います。そして、4つ目は、第4節の施策のKPIにおいて、給食用食材を提供した東京都の学校数の目標値が平成 30 年度の1校から令和6年度には 10 校というふうに増えていますが、これはなぜ増えたのか。そして、計画ですけれども、金額的に幾らぐらいになるのかということもお聞きしたいと思います。そして、最後には、SDGsの町としての位置づけは具体的にどのように考えればいいのかを聞きたいと思います。2番目の質問は、教育に関する奨学金制度について質問させていただきます。教育そのものの重要性については論をまたないわけですが、教育関係に携わる教育委員会、各学校、そして父兄の方々の日頃の様々な活動に対しては敬意を表するところであります。質問に入る前に、イギリスでの 1997 年から 2007 年までの 10 年間首相であったトニー・ブレア氏、ブレア首相の教育についての演説や思いについて、例として少しだけ述べさせていただきたいと思います。ブレア首相は、就任演説の中で国の最優先課題に教育政策を持ってきた初めての首相と言われています。このように言っております。「国にとって一番大事な政策は、教育、教育、そして教育だ」というふうに非常に有名な発言があります。そしてまた、このようにも言っています。「7歳の子どもの読書量が 20 年後のイギリスの存在価値を決める」とまで言いました。このとき、イギリスの教育水準は世界で 35 位でありました。かつては、イギリスは大英帝国と呼ばれ、日本も同様に大日本帝国でありましたけれども、世界のトップリーダーでもあった時代がイギリスにはありました。しかし、ブレア首相は、次のように言っています。「国にとって人材こそが最大の財産である」。私も、この人材育成のためには、各国が経済的にも過度な競争や紛争に明け暮れることなく、一人一人の多様性を認め合い、自由と平和の中で差別や偏見をなくすための教育こそが私たちが求めるべきものと思います。その基盤の上に立って、さらなる教育を志向する意欲ある若者たちへの教育機会の提供をすべきであります。しかし、ご存じのとおり、経済格差あるいは子どもの貧困という現在の経済的状況が進学や就学への道を閉ざしている場合が多々あります。これを解決するために様々な奨学金制度がありますが、広尾町としても「広尾の子どもは広尾で育てる」ということから、育てた後は一歩進んで次のステップへを容易にする奨学金の創設を検討すべきだと思います。そのことについてお聞かせください。以上です。
答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)
小田議員の質問にお答えをさせていただきます。第2期の広尾町総合戦略についてであります。議員のほうから、第1期と第2期のつくりについて違う点を指摘されたところであります。第1期を検証し、そして、到達できなかった部分についてどういう問題点があったのか、その辺について検証して、第1期と2期のそれぞれ目標の定め方を変更しているところでありますので、ご理解をいただければと思っております。1点目の新規起業件数を5年間で 15 件増やすという目標でありますけれども、総合戦略では人口の社会減を緩和するために、第1期から一貫して新たな仕事をつくるというのが大きな目標であります。平成 27 年度に創設いたしました広尾町起業家等支援事業補助金を活用して、平成 31 年度までの5年間で 13 件の新規起業が実現しております。目標値の根拠としては、過去5年間の実績を踏まえまして、年間3件程度の起業を創出したいという考えであります。次に、2点目の大丸山森林公園の来場者数を3万人にしたいという目標であります。これも地方創生の取組の大きな柱として、交流人口や関係人口の拡大が挙げられております。広尾町への人の流れを拡大するため、多様な移住体験事業、新しい観光産業の創出、多彩な地域交流といった施策を戦略に挙げているところであります。町外から広尾町を訪れる人は、高い確率でサンタランドの聖地であります大丸山森林公園を訪れるものと思われているところであります。広尾町への人の流れを把握する指標として、より実数に近い人数を計測している大丸山森林公園の来場者数を目標数値として設定したものであります。次に、3点目の第6次産業の会社設立と集成材CLTの工場誘致についてであります。第6次まちづくり推進総合計画の策定過程におきまして、広尾町産の生乳を原料とした乳製品を加工販売する取組を進めてはどうかという町民からの意見を受けまして、それを実現する手法として、第6次産業の会社設立を支援するという文言を盛り込んだところであります。木材につきましては、かねてから直交集成板であるCLTの製造工場を十勝港へ誘致する要望活動を展開してきたところでありまして、その取組をさらに推進する狙いもありまして、本戦略に掲載したところであります。4点目の給食用食材を提供する東京都の小中学校の目標値についてであります。東京都荒川区の尾久西小学校とのホームステイ交流をきっかけに、荒川区全域の小中学校に給食用食材を納入する東京の業者とのつながりができたところであります。荒川区の尾久西小学校以外の小中学校にも給食用食材として広尾町産の水産物や農畜産物を使ってもらうための取組を、今、進めているところであります。平成 30 年度の基準値は尾久西小学校1校でありましたけれども、令和元年度に1校増えて提供する学校は2校となったところであります。荒川区では、北海道など他の地域の食材を取り寄せて給食として提供する食育推進給食という取組を行っているところであります。広尾町産の食材を荒川区内の小中学生に食べてもらう取組の輪をさらに広げていきたいと考えているところであります。目標値を 10 校とした考え方でありますけれども、荒川区には小学校が 24 校、中学校が 10 校ありまして、合計で 34 校の小中学校があります。今後におきましても、5年後には 10 校程度、荒川区全体で3分の1程度の学校に食材の活用をしていただくことを目指していきたいとするものであります。5点目のSDGsの町としての位置づけであります。今回の第2期総合戦略の策定に際しまして、国が示したまち・ひと・しごと創生戦略 2019 という方針に、新たな視点としてSDGsを原動力とした地方創生という視点が盛り込まれました。これを受けて、本町におきましても、総合戦略に掲げた政策や施策とSDGsとの関係性を掲載したものであります。第2期総合戦略に掲げた主な事業や取組の実行がSDGsへの貢献にもつながるものが多くありまして、地方創生を推進することで、地球規模の課題にも対応し、町全体で持続可能なまちづくりを進める機運を高めることができればと考えているところであります。以上、答弁とさせていただきます。
答弁 教育長 菅原(教育長は2023年12月まで)
小田議員の質問にお答えをさせていただきます。本町では、これまで子どもたちに対し、様々な就学支援の施策を展開しております。特に中高生に対しては資格検定料補助、高校生に対しては下宿費等の補助、通学費助成、予備校講習料助成など、保護者の負担軽減に努めているところでございます。ご質問は、高校、大学、専門学校等への進学に対する奨学金制度の創設をすべきとのことだと考えております。本町では、昨年4月に町立国保病院が独立行政法人に移行し、次世代の医療スタッフを育てるため、看護師を目指す広尾高校生に対し、東都大学への推薦枠と奨学金制度が創設をされております。また、日本学生支援機構の奨学金をはじめ、あしなが育英会など各団体や各大学等で行っている奨学金制度もございます。広尾町を離れ高等教育へ挑む子どもたちへの支援と考えられ、本町への将来にわたる投資とも思われますが、この制度に対する緊急度を勘案しなければならないと思っております。現時点で制度を創設する考えはございませんが、広尾町の子どもたちに対し、今現在何が必要なのか、また、何をすべきか総合的に検討する必要があると考えております。以上、答弁とさせていただきます。
質問 10番 小田雅二
1校から 10 校への食材の提供についてですけれども、まず聞きたいのは、実際にこれ費用的にはどのくらいを想定して、いつから、2、3年後と言いましたか。来年からというか、今期からですかね。
答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)
今年から2校に増やしておりまして、随時計画に沿って、向こうの受入れ体制もありますから、徐々に増やしていければというふうに思っています。費用については細かい試算はしておりませんけれども、1校当たり 10 万円から 15 万円程度で、今、試算をしているところであります。
質問 10番 小田雅二
これはどうしても広尾町が負担して渡さなければいけないものなのですかね。それとも何か、言葉は悪いけれども、見返りというか、単に広尾町の産品の宣伝だとか何だかんだ言われても、実際に数値的に私は見えないと思うのですけれども、その辺教えてください。
答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)
この取組につきましては、今までは、当初は広尾町の負担で広尾町の海産物ですとか農畜産物をPRするために提供していました。でも、今後の取組といたしましては、広尾町の負担、それから相手方の負担、概略ですけれども、30%程度広尾町の負担、70%を相手方の負担で、今、進めようと思っているところであります。
質問 10番 小田雅二
そうすると、原価分で提供するという格好になりますかね。本来的に、食べるのは全部あっちなのだから全部あっち側が払うべきだと私は思うのですけれども、その辺についてどのように解釈していますか。
答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)
先ほど申し上げましたけれども、本町の食材のPR、これも一つの方針として掲げているところでありまして、あわせて、最初は我々の負担でありましたけれども、向こう側もやはり広尾町の地域の食育という関係で取組を進めてもらっていまして、負担をするということでございまして、当面はやはりより多くのところの学校にまずは使っていただく、そういうことでこの負担割合も進めさせていただければと思っております。
質問 10番 小田雅二
ちょっと金額的に今しっかり聞くのを忘れたのですけれども、そうすると1校当たり 10 万円、一つの学校に 10 万円ぐらいと言いましたか。それが3割こっちが払うのだから、3割だから3万円掛ける 10 校で 30 万円ぐらいということですかね。そんな細かい数字はあれですけれども、大体の予算の感覚で。
答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)
R1の実績であります。総体にかかったお金は 21 万円であります。広尾町の負担が6万 6,000 円、相手方の負担が 14 万 4,000 円であります。
質問 10番 小田雅二
1つ目は終わりまして、次に教育に関する件ですけれども、この制度そのものについての質問は、これちょっと議長に聞きたいのですけれども、質問は教育長が答弁されていますけれども、実際に具体的に費用とかそういう面になると町長の出番だと思うのですけれども、私は先にお渡ししてある通告書には教育長でいいのではないかというふうに議会側と相談して教育長と書きましたけれども、質問の内容から見て町長も答えるべきだという判断があったとしたら、それは今この時点で、通告自体は、質問の通告はしたけれども、いわゆる回答者、答弁者のところにも教育長と書きましたけれども、その辺については今いきなり町長からも私の2番目の質問に対してお答えしてもらえるのかどうか、その辺教えていただきたいと思います。
質問 10番 小田雅二
通行内容に従ってですね。誰に……
質問 10番 小田雅二
内容と質問の相手というのは、それも通告内容に含まれますか。
質問 10番 小田雅二
それでは、奨学金の新しい制度についての考えを聞かせていただきたいと思いますが、そうすると教育長との一本勝負となります。それで、私は、いろんな就学援助とか、そういうのをいろいろおっしゃいましたけれども、言われたように、もちろん高校あるいはその上の大学のほうへの、あるいは専門学校に向けての進学を希望する人たちが能力があれば援助、支援すべきだと思うのですけれども、緊急性の話をされましたけれども、もうとっくに緊急性はスタートしていると思うのです。この場でお子さんを外に出して教育を受けさせたりしたことがある人にとっては、大体にして家賃というか、アパート代から何からスタートして、すごい金額がかかっています。それで、教育に関して費用というのは、ますます可処分所得からこの分についての、教育関係に出している金額というのはすごく多くなってきて、大変な状況で、そして、かつ奨学金の返済も非常に滞ったりしているという、こういう社会状況の中で広尾町は、例えば先ほどの農山漁村の関係で多額の金額を出したりしている。私がここで言うのは、間違ってほしくないのだけれども、幾ら項目が違う、あるいは科目が違うといったとしても実際に、そしてまた、幾らふるさと納税のお金を使おうが、一度広尾町の財政の中で得た金額は広尾町の分として使えるわけだから、もしできるのであれば、項目を変えて、ふるさと納税のこの部分でこの荒川区の関係の分をこの奨学金なりに変えて、広尾町の子どもたちの教育にしっかりと援助するということを私はもちろん提案したいのだけれども、その辺についてやはりもう少し町としても実態を見て、そして荒川区に対してもう2年で終了しようとか、どこかで期限があるわけです。ところが、広尾町の場合は、子どもたちにとっては、毎年1学年ずつ上がって進学あるいは就学する格好になるわけですから、その辺についてあまりにも広尾町は、はっきり言うと遅い。町民に対して、あるいは町の子どもたちに対して、ほかの地域のこの荒川区のお子さんたちに対して、幾ら目的が違うと言いながら、実際にその金額を削ればそれだけ広尾町に、広尾町の子どもたちにヘルプできるわけでしょう。どうしてそういうことができないのか、そのことをちょっと教えてください。
質問 10番 小田雅二
それはいいですか、そうしたら。
質問 10番 小田雅二
いいえ。
質問 10番 小田雅二
はい。
質問 10番 小田雅二
いやいや、ですから……
質問 10番 小田雅二
通告内容は予算にも関わってきます。